JPS6211758A - ふつ素樹脂組成物 - Google Patents
ふつ素樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6211758A JPS6211758A JP15062885A JP15062885A JPS6211758A JP S6211758 A JPS6211758 A JP S6211758A JP 15062885 A JP15062885 A JP 15062885A JP 15062885 A JP15062885 A JP 15062885A JP S6211758 A JPS6211758 A JP S6211758A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tetrafluoroethylene
- copolymer
- chlorotrifluoroethylene
- vinylidene fluoride
- propylene
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、ふ)素樹脂組成物、特に押出加工時にダイス
かすやツブ等を発生しないふっ素樹脂組成物に間するも
のである。
かすやツブ等を発生しないふっ素樹脂組成物に間するも
のである。
[従来の技術]
テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体は、高
度の熱安定性、絶縁性、耐薬品性、難燃性を有する含ふ
っ素エラストマとして知られている。かかる共重合体を
導体又は電線コア外周に被覆後、放射線M射等により架
橋処理を施すことにより優れた特性の電線・ケーブルを
得ることが可能であり、またフィルムやチューブへの適
用も考えられる。
度の熱安定性、絶縁性、耐薬品性、難燃性を有する含ふ
っ素エラストマとして知られている。かかる共重合体を
導体又は電線コア外周に被覆後、放射線M射等により架
橋処理を施すことにより優れた特性の電線・ケーブルを
得ることが可能であり、またフィルムやチューブへの適
用も考えられる。
しかるに、一般に電子線等による照射架橋処理は、押出
成形直後連続的に行われることはまれであり、通常は−
Hドラムに巻き取っておき、適当なときに架橋処理が行
われる。
成形直後連続的に行われることはまれであり、通常は−
Hドラムに巻き取っておき、適当なときに架橋処理が行
われる。
しかし、テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合
体は結晶を持たないため、ドラムに巻き取った際変形あ
るいは相互粘着を生じてしまい、実質的に照射架橋する
ことは困難な状況にあった。
体は結晶を持たないため、ドラムに巻き取った際変形あ
るいは相互粘着を生じてしまい、実質的に照射架橋する
ことは困難な状況にあった。
架橋前の変形や相互粘着を防止するために結晶性のふっ
素樹脂をブレンドすることが検討されてきている。
素樹脂をブレンドすることが検討されてきている。
テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体とブレ
ンド可能なふっ素樹脂としては、エチレン−テトラフル
オロエチレン共重合体、ポリぶつ化ビニリデン等があげ
られる。
ンド可能なふっ素樹脂としては、エチレン−テトラフル
オロエチレン共重合体、ポリぶつ化ビニリデン等があげ
られる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体は
結晶融点が250℃を越えるため、架橋形成剤が押出時
に分解又は反応し、発泡が生じた・すして押出外観を著
しく損なうという問題がある。
結晶融点が250℃を越えるため、架橋形成剤が押出時
に分解又は反応し、発泡が生じた・すして押出外観を著
しく損なうという問題がある。
ポリぶつ化ビニリデンにはこのような問題はないが、テ
トラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体との相溶
性が十分でないため押出時に激しいダイスかすを生じ、
電線被覆やチューブ等の製造が実質的に困難な状況にあ
った。
トラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体との相溶
性が十分でないため押出時に激しいダイスかすを生じ、
電線被覆やチューブ等の製造が実質的に困難な状況にあ
った。
・本発明は上記に基いてなされたものであって、押出時
にツブやダイスかすを生じないふっ素樹脂組成物の提供
を目的とするものである。
にツブやダイスかすを生じないふっ素樹脂組成物の提供
を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明のふっ素樹脂組成物は、(a)テトラフルオロエ
チレン−プロピレン系共重合体と(b)クロロトリフル
オロエチレンを2〜30モル%含むクロロトリフルオロ
エチレン−ふっ化ビニリデン共重合体を(a) /(b
)の重量比で90/ 10〜10/ 90の範囲で含有
する混合物100重量部に対して、架橋形成剤を0.5
重量部以上含有することを特徴とするものである。
チレン−プロピレン系共重合体と(b)クロロトリフル
オロエチレンを2〜30モル%含むクロロトリフルオロ
エチレン−ふっ化ビニリデン共重合体を(a) /(b
)の重量比で90/ 10〜10/ 90の範囲で含有
する混合物100重量部に対して、架橋形成剤を0.5
重量部以上含有することを特徴とするものである。
本発明において、(a)成分のテトラフルオロエチレン
−プロピレン系共重合体としては、主成分のテトラフル
オロエチレンとプロピレンに加えて、これらと共重合可
能な成分、例えばエチレン、ブテン−1、イソブチン、
アクリル酸およびそのアルキルエステル、ぶつ化ビニル
、ぶつ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン、クロロ
エチルビニルエーテル、グリシジルビニルエーテル、ク
ロロトリフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル等を適当に含有せしめたものであってもよい
。
−プロピレン系共重合体としては、主成分のテトラフル
オロエチレンとプロピレンに加えて、これらと共重合可
能な成分、例えばエチレン、ブテン−1、イソブチン、
アクリル酸およびそのアルキルエステル、ぶつ化ビニル
、ぶつ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン、クロロ
エチルビニルエーテル、グリシジルビニルエーテル、ク
ロロトリフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル等を適当に含有せしめたものであってもよい
。
かかる共重合体において、テトラブルオaエチレン/ブ
aピレンの含有モル比としては9515〜30/70、
特に90/10〜45/ 55の範囲から選定すること
が耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加え
られる主成分以外の成分の含有量としては、通常50モ
ル%以下、特に30モル%以下の範囲から選定すること
が好ましい。
aピレンの含有モル比としては9515〜30/70、
特に90/10〜45/ 55の範囲から選定すること
が耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加え
られる主成分以外の成分の含有量としては、通常50モ
ル%以下、特に30モル%以下の範囲から選定すること
が好ましい。
(b)成分としてのりaaトリフルオロエチレン−ふっ
化ビニリデン共重合体は、クロロトリフルオロエチレン
の含有量が2〜30モル%のものを使用する必要があり
、2モル%未満ではテトラフルオロエチレン−プロピレ
ン共重合体との相溶性が十分でなく、その結果押出時に
ダイスかすが発生し、30モル%を越えるとクロロトリ
フルオロエチレン−ふっ化ビニリデン共重合体の結晶量
が大幅に減少して架橋前の成形品の粘着や変形を防止す
る効果がなくなってしまうからである。
化ビニリデン共重合体は、クロロトリフルオロエチレン
の含有量が2〜30モル%のものを使用する必要があり
、2モル%未満ではテトラフルオロエチレン−プロピレ
ン共重合体との相溶性が十分でなく、その結果押出時に
ダイスかすが発生し、30モル%を越えるとクロロトリ
フルオロエチレン−ふっ化ビニリデン共重合体の結晶量
が大幅に減少して架橋前の成形品の粘着や変形を防止す
る効果がなくなってしまうからである。
(a)成分と(b)成分とは、(a) /(b)の重量
比で90/10〜10/90の範囲とする必要があり、
(b)成分が10重量%未未満は粘着や変形を防止する
効果が少なく、90重量%を越えると(a)成分が本来
有している優れた熱安定性が損なわれてしまうことにな
る。
比で90/10〜10/90の範囲とする必要があり、
(b)成分が10重量%未未満は粘着や変形を防止する
効果が少なく、90重量%を越えると(a)成分が本来
有している優れた熱安定性が損なわれてしまうことにな
る。
架橋形成剤としては、アクリレート系に属する1、6−
ヘキサンジオールアクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、トリメチミールプロパントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
、ペンタエリスリトールトリアクリレート、熱的に安定
なトリアジン環を有するトリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレートなどがあげられる。
ヘキサンジオールアクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、トリメチミールプロパントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
、ペンタエリスリトールトリアクリレート、熱的に安定
なトリアジン環を有するトリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレートなどがあげられる。
架橋形成剤は、(a)と(b)の混合物100重量部に
対して0.5重ffi部以上含有せしめる必要があり、
これ未満では十分な架橋を達成できない。
対して0.5重ffi部以上含有せしめる必要があり、
これ未満では十分な架橋を達成できない。
本発明においては上記成分以外に適宜無機充填剤、着色
剤等を添加しても差し支えない。
剤等を添加しても差し支えない。
[実施例]
第1表の各例に示す配合割合に従って各種成分を80℃
に設定した8インチロールを用いて混練して均一に混合
した。次にこれを粉砕機で1mmm息角に粉砕後、ダイ
ス=ヘッド=シリンダー1=200℃(比較例3では2
80℃)、シリンダー2= 150℃(比較例3では2
00℃)に設定した40m/m押出機(L/D=22)
により、外径1.6mmのスズメッキ銅撚線外周に0.
51の厚さに押出被覆し、ドラムに巻き取った。
に設定した8インチロールを用いて混練して均一に混合
した。次にこれを粉砕機で1mmm息角に粉砕後、ダイ
ス=ヘッド=シリンダー1=200℃(比較例3では2
80℃)、シリンダー2= 150℃(比較例3では2
00℃)に設定した40m/m押出機(L/D=22)
により、外径1.6mmのスズメッキ銅撚線外周に0.
51の厚さに押出被覆し、ドラムに巻き取った。
続いて20Mradの電離性放射線を照射することによ
り架橋した。
り架橋した。
押出被覆時のダイスかすと表面ツブの発生の有無、ドラ
ムに巻き取った後の電線の変形の程度と表面キズの有無
について評価した結果を第1表の下欄に示す。
ムに巻き取った後の電線の変形の程度と表面キズの有無
について評価した結果を第1表の下欄に示す。
第1表からも明らかな通り、本発明の範囲にある実施例
1〜4ではいずれの特性も優れたものであった。
1〜4ではいずれの特性も優れたものであった。
比較例1はテトラフルオロエチレン−プロピレン系共重
合体単独の場合、比較例4はクロロトリフルオロエチレ
ン−ふっ化ビニリデン共重合体のブレンド量が本発明に
規定値に満たない場合であり、いずれもドラム巻き取り
後の変形や粘着が大きい。
合体単独の場合、比較例4はクロロトリフルオロエチレ
ン−ふっ化ビニリデン共重合体のブレンド量が本発明に
規定値に満たない場合であり、いずれもドラム巻き取り
後の変形や粘着が大きい。
比較例2はぶつ化ビニリデン樹脂を使用した場合であり
、押出時にダイスかすの発生が激しく、電線表面にかな
りのキズを生じた。比較例3はエチレン−テトラフルオ
ロエチレン共重合体を使用した場合であり、押出加工温
度を280℃と高温にしなければならず、架橋形成剤で
あるトリアリルイソシアヌレートが反応してダイスかす
を発生し、また表面にはツブが生じた。
、押出時にダイスかすの発生が激しく、電線表面にかな
りのキズを生じた。比較例3はエチレン−テトラフルオ
ロエチレン共重合体を使用した場合であり、押出加工温
度を280℃と高温にしなければならず、架橋形成剤で
あるトリアリルイソシアヌレートが反応してダイスかす
を発生し、また表面にはツブが生じた。
[発明の効果]
以上説明してきたとおり、本発明は、テトラフルオロエ
チレン−プロピレン系共重合体とクロロトリフルオロエ
チレン−ふっ化ビニリデン共重合体との混合物を含有す
るふっ素樹脂組成物を提供するものであり、押出時にお
けるダイスかすの発生およびツブの発生を防止すること
が可能になる。
チレン−プロピレン系共重合体とクロロトリフルオロエ
チレン−ふっ化ビニリデン共重合体との混合物を含有す
るふっ素樹脂組成物を提供するものであり、押出時にお
けるダイスかすの発生およびツブの発生を防止すること
が可能になる。
Claims (1)
- (1)(a)テトラフルオロエチレン−プロピレン系共
重合体と(b)クロロトリフルオロエチレンを2〜30
モル%含むクロロトリフルオロエチレン−ふっ化ビニリ
デン共重合体を(a)/(b)の重量比で90/10〜
10/90の範囲で含有する混合物100重量部に対し
て、架橋形成剤を0.5重量部以上含有することを特徴
とするふっ素樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15062885A JPS6211758A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | ふつ素樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15062885A JPS6211758A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | ふつ素樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211758A true JPS6211758A (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=15501012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15062885A Pending JPS6211758A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | ふつ素樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6211758A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6156847A (en) * | 1995-10-05 | 2000-12-05 | Solvay (Societe Anonyme) | Crosslinkable vinylidene fluoride polymer composition, process for crosslinking the composition and shaped articles |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055050A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-29 | イー・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニー | 過酸化物加硫可能なフッ素ゴム組成物 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP15062885A patent/JPS6211758A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055050A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-29 | イー・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニー | 過酸化物加硫可能なフッ素ゴム組成物 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6156847A (en) * | 1995-10-05 | 2000-12-05 | Solvay (Societe Anonyme) | Crosslinkable vinylidene fluoride polymer composition, process for crosslinking the composition and shaped articles |
US6476142B1 (en) | 1995-10-05 | 2002-11-05 | Solvay (Societe Anonyme) | Crosslinkable vinylidene fluoride polymer composition, process for crosslinking the composition and shaped articles |
US6825244B2 (en) | 1995-10-05 | 2004-11-30 | Solvay S.A. | Crosslinkable vinylidene fluoride polymer composition, process for crosslinking the composition and shaped articles |
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