JPS6215250A - 放射線照射架橋可能なふつ素樹脂組成物 - Google Patents
放射線照射架橋可能なふつ素樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6215250A JPS6215250A JP15439285A JP15439285A JPS6215250A JP S6215250 A JPS6215250 A JP S6215250A JP 15439285 A JP15439285 A JP 15439285A JP 15439285 A JP15439285 A JP 15439285A JP S6215250 A JPS6215250 A JP S6215250A
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- JP
- Japan
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- ethylene
- crosslinking agent
- copolymer
- weight
- parts
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高温雰囲気下における機械的特性に優れたふ
っ素樹脂架橋成形体を得ることができる電子線等の放射
線の照射によって架橋可能なふっ素樹脂組成物に関する
ものである。
っ素樹脂架橋成形体を得ることができる電子線等の放射
線の照射によって架橋可能なふっ素樹脂組成物に関する
ものである。
[従来の技術]
工≠レンーフルオロオレフィン共重合体は、一般にふっ
素樹脂の中でも特に機械的性質や加工性に優れ、また電
気的特性、耐薬品性およU耐熱性にも優れており、バラ
ンスのとれた材料である。
素樹脂の中でも特に機械的性質や加工性に優れ、また電
気的特性、耐薬品性およU耐熱性にも優れており、バラ
ンスのとれた材料である。
このため、電線被覆材料をはじめ、フィルムやチューブ
に成形して各種分野に使用されている。
に成形して各種分野に使用されている。
しかしながら、融点を越えるような高温雰囲気におかれ
た場合、外力により変形してしまい、高温での使用には
限界があった。
た場合、外力により変形してしまい、高温での使用には
限界があった。
これを改善するため、電子線等の放射線を照射して架橋
することが知られているが、放射線の照射により架橋と
崩壊が同時に進行し、十分な架橋効率を達成できない。
することが知られているが、放射線の照射により架橋と
崩壊が同時に進行し、十分な架橋効率を達成できない。
従って、アリル型化合物のような架橋促進剤を添加して
架橋効率を向上することが試みられているが、単に架橋
促進剤を添加して押出成形すると、高温での押出のため
架橋促進剤の分解および局所的な凝集等により、架橋促
進剤とふっ素樹脂とが反応を起し、成形品の外観が荒れ
、良好な製品を得られないという問題がある。
架橋効率を向上することが試みられているが、単に架橋
促進剤を添加して押出成形すると、高温での押出のため
架橋促進剤の分解および局所的な凝集等により、架橋促
進剤とふっ素樹脂とが反応を起し、成形品の外観が荒れ
、良好な製品を得られないという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点コ
本発明は上記に基いてなされたものであり、良好な外観
を有する成形品を得ることが可能であり、しかも高温雰
囲気下における機械的特性に優れた成形品を得られる含
ふっ素樹脂組成物の提供を目的とするものである。
を有する成形品を得ることが可能であり、しかも高温雰
囲気下における機械的特性に優れた成形品を得られる含
ふっ素樹脂組成物の提供を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明のふっ素樹脂組成物は、エチレン−フルオロオレ
フィン共重合体100重量部に対して、三塩基性硫酸鉛
、一酸化鉛、四三酸化鉛から選ばれた少なくとも一種を
0.1〜30重量部、架橋形成剤を0.5重量部以上含
有することを特徴とするものである。
フィン共重合体100重量部に対して、三塩基性硫酸鉛
、一酸化鉛、四三酸化鉛から選ばれた少なくとも一種を
0.1〜30重量部、架橋形成剤を0.5重量部以上含
有することを特徴とするものである。
本発明において、エチレン−フルオロオレフィン共重合
体としては、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合
体あるいはエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重
合体といったものがあげられ、これらは単独でもあるい
は2種以」−混合しでも使用可能である。
体としては、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合
体あるいはエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重
合体といったものがあげられ、これらは単独でもあるい
は2種以」−混合しでも使用可能である。
三塩基性硫酸鉛、一酸化鉛、四三酸化鉛はエチレン−フ
ルオロオレフィン共重合体と架橋形成剤との化学反応を
抑制する働きがあり、これらは単独使用又は2種以上の
併用が可能である。
ルオロオレフィン共重合体と架橋形成剤との化学反応を
抑制する働きがあり、これらは単独使用又は2種以上の
併用が可能である。
添加量はエチレン−フルオロオレフィン共重合体100
重量部に対して0.1〜30重量部とする必要があり、
0.1重量部未満ては上記の化学反応を抑制する働きが
十分でないことから外観を改善できず、30重量部を越
えるとこれら添加剤自身の凝集によりツブを発生しやす
くなる。0.5〜lO重量部の範囲が好ましい。
重量部に対して0.1〜30重量部とする必要があり、
0.1重量部未満ては上記の化学反応を抑制する働きが
十分でないことから外観を改善できず、30重量部を越
えるとこれら添加剤自身の凝集によりツブを発生しやす
くなる。0.5〜lO重量部の範囲が好ましい。
架橋形成剤としてはアリル型化合物(アリル基を含有す
る化合物)があげられ、トリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、
トリアリルトリメゼート、テトラアリルピロメリテート
といったものがあげられる。
る化合物)があげられ、トリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、
トリアリルトリメゼート、テトラアリルピロメリテート
といったものがあげられる。
架橋形成剤は、エチレン−テトラ゛ノル第1:lエチレ
ン共重合体100重量部に対して0.51改部以1−と
する必要があり、これ未満では高温雰囲気において良好
な機械的特性を有する成形品を得ることができない。通
常は1〜20重頃部の範91である。
ン共重合体100重量部に対して0.51改部以1−と
する必要があり、これ未満では高温雰囲気において良好
な機械的特性を有する成形品を得ることができない。通
常は1〜20重頃部の範91である。
本発明においては、上記成分以外に適宜、無機充填剤、
着色剤等を加えてもよく、またテトラフルオロエチレン
−プロピレン系共重合体、ポリぶつ化ヒニリデン等をブ
レントシテもよい。
着色剤等を加えてもよく、またテトラフルオロエチレン
−プロピレン系共重合体、ポリぶつ化ヒニリデン等をブ
レントシテもよい。
[実施例]
各種成分を第1表の昏倒に示すような配合割合でもって
、バレル帯域lの温度260°C、バレル帯域2の温度
270℃、バレル帯域3の温度300℃、クロスヘッド
部の温度300℃、ダイ部の温度300℃、スクリュウ
回転数16 r、p、mに設定した押出機(40m/m
、 L/D =20、圧縮比=3)に導入し、外径0
.8mmの導体外周に、厚さ0.2mmに押出被覆し、
続いて10Mradの電子線を照射して架橋絶縁電線を
作成した。
、バレル帯域lの温度260°C、バレル帯域2の温度
270℃、バレル帯域3の温度300℃、クロスヘッド
部の温度300℃、ダイ部の温度300℃、スクリュウ
回転数16 r、p、mに設定した押出機(40m/m
、 L/D =20、圧縮比=3)に導入し、外径0
.8mmの導体外周に、厚さ0.2mmに押出被覆し、
続いて10Mradの電子線を照射して架橋絶縁電線を
作成した。
昏倒の絶縁電線についての評価結束は第1表の下欄に示
ず通り′Cある。
ず通り′Cある。
なお、押出外観は押出後の絶縁電線表面のツブの数を目
視により観察した結果であり、加熱変形率は、ll5C
3005に準拠し;300℃で測定した結果である。
視により観察した結果であり、加熱変形率は、ll5C
3005に準拠し;300℃で測定した結果である。
第1表から明らかな通り、本発明の範囲にある実施例1
〜7ではいずれも良好な押出外観てあり。
〜7ではいずれも良好な押出外観てあり。
また:300℃という高温においても変形しにくいもの
である。
である。
これに対し、三塩基性硫酸鉛の添加量が本発明で規定す
る屯に満たない比較例1.二塩基性fJfXt酸鉛、酸
化鉛、四三酸化鉛のいずれをも含まない比較例2は表+
(5に多量のツブが見られ押出外観が劣る。
る屯に満たない比較例1.二塩基性fJfXt酸鉛、酸
化鉛、四三酸化鉛のいずれをも含まない比較例2は表+
(5に多量のツブが見られ押出外観が劣る。
架橋形成剤を含まない比較例3は300℃で溶融してし
まう。
まう。
[発明の効果コ
以上説明してきた通り、本発明はエチレン−フルオロオ
レフィン共重合体に三塩基性硫酸鉛、一酸化鉛、四三酸
化鉛から選ばれた少なくとも一種、及び架橋形成剤を含
有した組成物を提供するものであり、これにより、高温
での機械的特性に優れ、しかも外観の良好な架橋成形品
を得ることが可能となり、ふっ素樹脂の使用分野が更に
拡大されることになる。
レフィン共重合体に三塩基性硫酸鉛、一酸化鉛、四三酸
化鉛から選ばれた少なくとも一種、及び架橋形成剤を含
有した組成物を提供するものであり、これにより、高温
での機械的特性に優れ、しかも外観の良好な架橋成形品
を得ることが可能となり、ふっ素樹脂の使用分野が更に
拡大されることになる。
Claims (3)
- (1)エチレン−フルオロオレフィン共重合体100重
量部に対して、三塩基性硫酸鉛、一酸化鉛、四三酸化鉛
から選ばれた少なくとも一種を0.1〜30重量部、架
橋形成剤を0.5重量部以上含有することを特徴とする
放射線照射架橋可能なふっ素樹脂組成物。 - (2)エチレン−フルオロオレフィン共重合体は、エチ
レン−テトラフルオロエチレン共重合体である特許請求
の範囲第1項記載の放射線照射架橋可能なふっ素樹脂組
成物。 - (3)架橋形成剤は、アリル型化合物である特許請求の
範囲第1項又は第2項記載の放射線照射架橋可能なふっ
素樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15439285A JPS6215250A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 放射線照射架橋可能なふつ素樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15439285A JPS6215250A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 放射線照射架橋可能なふつ素樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6215250A true JPS6215250A (ja) | 1987-01-23 |
Family
ID=15583133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15439285A Pending JPS6215250A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 放射線照射架橋可能なふつ素樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6215250A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63265943A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-02 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 耐熱老化性樹脂組成物 |
JPS63265944A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-02 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP15439285A patent/JPS6215250A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63265943A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-02 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 耐熱老化性樹脂組成物 |
JPS63265944A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-02 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 樹脂組成物 |
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