JPS63308054A - 難燃性塩素ポリエチレン組成物 - Google Patents
難燃性塩素ポリエチレン組成物Info
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- JPS63308054A JPS63308054A JP14389487A JP14389487A JPS63308054A JP S63308054 A JPS63308054 A JP S63308054A JP 14389487 A JP14389487 A JP 14389487A JP 14389487 A JP14389487 A JP 14389487A JP S63308054 A JPS63308054 A JP S63308054A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は耐熱性の改良された塩素化ポリエチレン組成
物に係り、特にモータロ出し線シース材料として好適に
用いられる離燃性塩素化ポリエチレン組成物に関する。
物に係り、特にモータロ出し線シース材料として好適に
用いられる離燃性塩素化ポリエチレン組成物に関する。
［従来の技術及び発明が解決しようとする問題点］従来
、モータの口出線用シース材料としては主として耐熱温
度１０５℃（ＣＬ、Ｃ８Ａ規定）の塩素化ポリエチレン
組成物が使用されている。しかし、最近の機器の大容量
化等に伴いモータの耐熱性向上の要求は大きく、それに
伴って口出線に従来以上の耐熱性が要求される。耐熱温
度１０５℃以上の耐熱性組成物としてはシリコーン組成
物があるが、シリコーン組成物は高価で、しかも塩素化
ポリエチレンに比べ機械的強度及び可撓性が劣り、機械
的強度、可撓性の要求される日出線用材料として適当で
ない。
、モータの口出線用シース材料としては主として耐熱温
度１０５℃（ＣＬ、Ｃ８Ａ規定）の塩素化ポリエチレン
組成物が使用されている。しかし、最近の機器の大容量
化等に伴いモータの耐熱性向上の要求は大きく、それに
伴って口出線に従来以上の耐熱性が要求される。耐熱温
度１０５℃以上の耐熱性組成物としてはシリコーン組成
物があるが、シリコーン組成物は高価で、しかも塩素化
ポリエチレンに比べ機械的強度及び可撓性が劣り、機械
的強度、可撓性の要求される日出線用材料として適当で
ない。
本発明はこのような従来の問題点を解決し、塩素化ポリ
エチレン組成物を改質することにより機械的強度及び可
撓性に優れ且つ耐熱温度の高い難燃性塩素化ポリエチレ
ン組成物を提供せんとするものである。
エチレン組成物を改質することにより機械的強度及び可
撓性に優れ且つ耐熱温度の高い難燃性塩素化ポリエチレ
ン組成物を提供せんとするものである。
［問題点を解決するための手段］
このよう°な目的を達成する本発明の難燃性塩素化ポリ
エチレン組成物は、塩素含有量が１５重量％〜４０重量
％である塩素化ポリエチレン５０重量部〜９０重量部と
エチレン系共重合体５０重量部〜１０重量部とからなる
組成物１００重量部に対し熱安定剤として［１ａ−Ｚｎ
系複合脂肪酸塩１重量部〜１５重量部及びチオエーテル
系酸化防止剤０．１重量部〜５重量部を添加したことを
特徴とする。
エチレン組成物は、塩素含有量が１５重量％〜４０重量
％である塩素化ポリエチレン５０重量部〜９０重量部と
エチレン系共重合体５０重量部〜１０重量部とからなる
組成物１００重量部に対し熱安定剤として［１ａ−Ｚｎ
系複合脂肪酸塩１重量部〜１５重量部及びチオエーテル
系酸化防止剤０．１重量部〜５重量部を添加したことを
特徴とする。
ここで、塩素化ポリエチレンは、塩素含有量が１５重量
％〜４０Ｍ景％、好ましくは３０重量％〜３５重量％の
ものを用いる。塩素含有量が１５重量％以下では柔軟性
及び難燃性が劣り、また４０重量％より多い場合は加工
性が悪い。
％〜４０Ｍ景％、好ましくは３０重量％〜３５重量％の
ものを用いる。塩素含有量が１５重量％以下では柔軟性
及び難燃性が劣り、また４０重量％より多い場合は加工
性が悪い。
エチレン系共重合体としてはエチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等が用いら
れる。
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等が用いら
れる。
塩素化ポリエチレンとエチレン系共重合体との配合比は
塩素化ポリエチレン５０重量部〜９０重量部に対しエチ
レン系共重合体５０重量部〜１゜重量部とする。塩素化
ポリエチレンが５０重量部以下では難燃性が悪く、９０
重量部以上では耐熱性が劣る。
塩素化ポリエチレン５０重量部〜９０重量部に対しエチ
レン系共重合体５０重量部〜１゜重量部とする。塩素化
ポリエチレンが５０重量部以下では難燃性が悪く、９０
重量部以上では耐熱性が劣る。
本発明においては上記塩素化ポリエチレンとエチレン系
共重合体とから成る組成物に対し、耐熱性を向上させる
目的でＢａ−Ｚｎ系複合脂肪酸塩及びチオエーテル系酸
化防止剤が添加される。Ｂａ−Ｚｎ系複合脂肪酸塩及び
チオエーテル系酸化防止剤はそれぞれ熱安定剤、酸化防
止剤として公知のものであるが、これらを組み合わせて
用いることにより優れた耐熱性、特に熱老化に対する耐
性が得られる＠ Ｂａ−Ｚｎ系複合脂肪酸は上記塩素化
ポリエチレン組成物１００重量部に対し、１重量部〜１
５重量部用いられる。１重量部以下では耐熱性の向上が
見られず、１５重量部以上では加工性が低下し且つ製品
の表面に安定剤が吹き出る、いわゆるブルーミングを生
じる。
共重合体とから成る組成物に対し、耐熱性を向上させる
目的でＢａ−Ｚｎ系複合脂肪酸塩及びチオエーテル系酸
化防止剤が添加される。Ｂａ−Ｚｎ系複合脂肪酸塩及び
チオエーテル系酸化防止剤はそれぞれ熱安定剤、酸化防
止剤として公知のものであるが、これらを組み合わせて
用いることにより優れた耐熱性、特に熱老化に対する耐
性が得られる＠ Ｂａ−Ｚｎ系複合脂肪酸は上記塩素化
ポリエチレン組成物１００重量部に対し、１重量部〜１
５重量部用いられる。１重量部以下では耐熱性の向上が
見られず、１５重量部以上では加工性が低下し且つ製品
の表面に安定剤が吹き出る、いわゆるブルーミングを生
じる。
チオエーテル系酸化防止剤は塩素化ポリエチレン組成物
１００重量部に対し、０．１重量部〜５重量部とする。
１００重量部に対し、０．１重量部〜５重量部とする。
０．１重量部以下では耐熱性が劣り、５重量部以上では
架橋特性が低下する。
架橋特性が低下する。
本発明の難燃性塩素化ポリエチレン組成物は以上説明し
た成分の他、ＩＩ燃性を向上する目的で。
た成分の他、ＩＩ燃性を向上する目的で。
二酸化アンチモン、五酸化アンチモン等の金属酸化物及
び／又は臭素系、塩素系などの有機離燃剤を添加するこ
とが好ましい、その他、焼成りレーなどの公知の充填剤
、安定剤等を添加することができる。また、架橋方法に
応じて適宜架橋剤、架橋助剤を添加する。架橋方法は、
電離性放射線の照射、過酸化物添加による蒸気架橋、シ
ラングラフト化させる水架橋などを任意に選ぶことがで
きる。本発明の組成物を日出線用シースとして用いるに
はロールミル、バンバリーミキサ−などにより樹脂温１
２０℃前後で混練し、ペレット化した後、押出温度９０
℃〜１００℃で押出機により押出しながら所望のケーブ
ルのシースとして成型し、架橋させる。
び／又は臭素系、塩素系などの有機離燃剤を添加するこ
とが好ましい、その他、焼成りレーなどの公知の充填剤
、安定剤等を添加することができる。また、架橋方法に
応じて適宜架橋剤、架橋助剤を添加する。架橋方法は、
電離性放射線の照射、過酸化物添加による蒸気架橋、シ
ラングラフト化させる水架橋などを任意に選ぶことがで
きる。本発明の組成物を日出線用シースとして用いるに
はロールミル、バンバリーミキサ−などにより樹脂温１
２０℃前後で混練し、ペレット化した後、押出温度９０
℃〜１００℃で押出機により押出しながら所望のケーブ
ルのシースとして成型し、架橋させる。
［実施例］
塩素化ポリエチレンとして、塩素量３０重量％のもの又
は塩素量４０重量％のものを、ポリエチレン系共重合体
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）又はエ
チレン−アクリル酸エチル共重合体（ＥＥＡ Ａ１７０
）を用い、表１に示す配合比（実施例１〜４）で製造し
た成型品について引張強度及び伸び、熱老化（１５８℃
で７日間放置後の引張強度及び伸びの残存率）、難燃性
（酸素指数）。
は塩素量４０重量％のものを、ポリエチレン系共重合体
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）又はエ
チレン−アクリル酸エチル共重合体（ＥＥＡ Ａ１７０
）を用い、表１に示す配合比（実施例１〜４）で製造し
た成型品について引張強度及び伸び、熱老化（１５８℃
で７日間放置後の引張強度及び伸びの残存率）、難燃性
（酸素指数）。
及び柔軟性を試験した。
［比較例コ
塩素化ポリエチレンとポリエチレン系共重合体との配合
比を３０ニア０（重量比）とし、それら以外の成分は実
施例４と同じ配合量としたもの（比較例１．２）、実施
例１と同成分で但し、安定剤としてＢａ−Ｚｎ系安定剤
を用いず三塩基性硫酸鉛を用いたもの（比較例３）及び
酸化防止剤としてチオエーテル系酸化防止剤を用いずフ
ェノール系酸化防止剤を用いたもの（比較例４）のそれ
ぞれについて、実施例と同様の試験を行なった結果を実
施例、比較例共に表２に示す。
比を３０ニア０（重量比）とし、それら以外の成分は実
施例４と同じ配合量としたもの（比較例１．２）、実施
例１と同成分で但し、安定剤としてＢａ−Ｚｎ系安定剤
を用いず三塩基性硫酸鉛を用いたもの（比較例３）及び
酸化防止剤としてチオエーテル系酸化防止剤を用いずフ
ェノール系酸化防止剤を用いたもの（比較例４）のそれ
ぞれについて、実施例と同様の試験を行なった結果を実
施例、比較例共に表２に示す。
以下余白
表 １
表 ２
［発明の効果］
以上の結果からも明らかなように本発明の難燃性塩素化
ポリエチレン組成物においてはＢａ−Ｚｎ系安定剤と、
チオエーテル系酸化防止剤の併用によって耐熱性（熱老
化）が大幅に改善され、しかも機械的強度、柔軟性共に
優れているので、モータロ出し線シース材料等の材料と
して有用である。
ポリエチレン組成物においてはＢａ−Ｚｎ系安定剤と、
チオエーテル系酸化防止剤の併用によって耐熱性（熱老
化）が大幅に改善され、しかも機械的強度、柔軟性共に
優れているので、モータロ出し線シース材料等の材料と
して有用である。
Claims (1)
- 塩素含有量が１５重量％〜４０重量％である塩素化ポリ
エチレン５０重量部〜９０重量部とエチレン系共重合体
５０重量部〜１０重量部とからなる組成物１００重量部
に対し、熱安定剤としてＢａ−Ｚｎ系複合脂肪酸塩１重
量部〜１５重量部及びチオエーテル系酸化防止剤０．１
重量部〜５重量部を添加したことを特徴とする難燃性塩
素化ポリエチレン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14389487A JP2554657B2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 難燃性塩素ポリエチレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14389487A JP2554657B2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 難燃性塩素ポリエチレン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63308054A true JPS63308054A (ja) | 1988-12-15 |
| JP2554657B2 JP2554657B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15349520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14389487A Expired - Lifetime JP2554657B2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 難燃性塩素ポリエチレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554657B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013008658A1 (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | 住友電気工業株式会社 | 難燃性柔軟樹脂組成物、並びにそれを用いた樹脂チューブ及び絶縁電線 |
| JP2013526638A (ja) * | 2010-05-21 | 2013-06-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 熱可塑性組成物およびそれにより形成した物品 |
| JP2016222875A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | 日立金属株式会社 | エラストマー組成物及びケーブル |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP14389487A patent/JP2554657B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013526638A (ja) * | 2010-05-21 | 2013-06-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 熱可塑性組成物およびそれにより形成した物品 |
| WO2013008658A1 (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | 住友電気工業株式会社 | 難燃性柔軟樹脂組成物、並びにそれを用いた樹脂チューブ及び絶縁電線 |
| JP2016222875A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | 日立金属株式会社 | エラストマー組成物及びケーブル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2554657B2 (ja) | 1996-11-13 |
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