JPS62115960A - 複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、本や新聞などの原稿を複写する複写方法に関
するものである。

従来の技術 従来より、軽便な複写機として原稿の上に本体を移動さ
せるような複写機、すなわち第１図に示されるものが考
えられた。

１は本体であり、本体１の下部に駆動ローラ２．３が回
転自在に設けられ、駆動ローラ２，３は本体１の下面よ
り下に突出している。４は複写紙で本体１内にウェブ状
に巻かれて収納されている。また、複写紙４の先端は本
体１に開設されたスリット５より延出している。６は複
写紙送りローラであり、駆動ローラ２と圧接し駆動ロー
ラ２より摩擦駆動される。６は複写紙送りローラ６と対
向したもう一方の複写紙送りローラであり、それぞれの
間に複写紙４が挟まれている。７，７゛はそれぞれ複写
紙送りローラであり、この両者の間に複写紙が挟まれて
おり、複写紙送りローラ７は駆動ローラ３と圧接し駆動
ローラ３によって回転駆動されている。８は受光部で、
フォトトランジスタ等の小さな受光素子が多数−列状に
並設されており、ランプ９の光が開孔１０を介して原稿
１１で反射されて入力される。１２は転写シートでポリ
エステル等の薄いフィルムの上に熱転写インクが塗付さ
れたもので複写紙４と同じ幅を有している。また、転写
シート１２は供給側リール１３より送り出され、ローラ
１４，１４’および複写紙送りローラ７．７゛によって
複写紙４と密着された後、巻取り側リール１５に巻き取
られる。

ここで、巻取り側リール１５はプーリー１６．１７およ
びベルト１８によって駆動ローラ３の回転力が伝達され
て回転駆動力を得る。１９は発熱体であり、小さな発熱
素子が多数−列状に並設されており、各発熱素子は受光
部８の各発熱素子の信号が増幅器２０を介して接続され
ている。

従来の複写機は以上のように構成され、次に使用方法に
ついて説明を行う。

まず本体１を原稿１１上に載置し、矢印入方向へ手で押
して移動させる。すると駆動ローラ２゜３が転がり、複
写紙送りローラ６．６’、７．７’が回転して複写紙４
が送られる。そして、この送り量は本体１の移動量と一
致する。また、転写シート１２は複写紙送りローラ７，
７′およびローラ１４．１４’によって複写紙４と密着
されているため、複写紙４と共に送られる。この時、ラ
ンプ９より出た光は窓１０を介して原稿１１上を照射し
、受光部８へ入る。受光部８の信号は増幅器２０で増幅
されて発熱体１９へ送られ、発熱体１９の熱によって転
写シート１２のインクが複写紙へ転写される。つまり、
原稿１１上の像が複写紙４上へ転写される。

しかしながら、このような従来の複写機を用いて複写し
た場合は、原稿１１上で本体１を移動させる時、駆動ロ
ーラ２，３と原稿１１とが互いにスリップすると、原稿
１１の画像を受光部８が読み取った量と複写紙４が発熱
体１９を通過した量が一致せず、複写された画像が乱れ
るという欠点を有している。

本発明は以上のような従来の欠点を解消するものであり
、簡単な方法でしかも確実に原稿と受光部との相対的移
動量と記録部と記録体との相対的移動量が特定の関係に
なり、複写品質が良好となる複写方法を提供することを
目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は以上の問題点を解決するため、画像情報を読み
取る受光部と、記録部有し記録体収容可能である複写部
本体を手で保持し、複写部本体から引き出された記録体
を原稿に対して相対的に動かないよう固定し、本体を受
光部が原稿と対向するように保持しつつ原稿に対して相
対的に移動させるようにしたものである。

作　　用 本発明は以上の手段よりなるため、記録体を原稿に対し
て相対的に動かないよう固定し、本体を原稿に対して相
対的に移動させると本体が原稿に対して相対的に移動し
た量と記録体と記録部の相対的移動量とが常に特定の関
係になる。

実施例 第２図は本発明に用いられる複写装置の一実施例を示す
ものであり、以下詳細に説明を行う。

２１は本体であり、下面および下面後部にそれぞれ開孔
２２．２３が設けられている。２４はランプであり、ラ
ンプ２４．より出た光は開孔２２を介して原稿２５を照
射し、反射光がレンズ群２６によって集束されてインラ
イン型のイメージセンサ２７に入る。２８はウェブ状の
感熱紙である複写紙であり、ローラ２９と発熱体３０の
間を通過して開孔２３より外部へ延出している。３１は
蓋であり、本件２１に軸３２によって回動自在に取り付
けられ、本件２１に取り付けたマグネット３３に吸着さ
れる。また、３４はイメージセンサ２７の出力を増幅す
る増幅器で、増幅器３４の出力は発熱体３０へ接続され
ている。

ここで、イメージセンサ２７に電荷転送素子を用いると
１次元のイメージ情報がシリアル情報で出力される。発
熱体３０としてシフトレジスタを内蔵したインライン型
のサーマルヘッドを用いると、シリアル情報に従って発
熱体３０の各発熱素子が発熱する。

従って、増幅器３４はシリアル情報を増幅する増幅器を
用いることができ、安価に作ることができる。

次に、本発明の一実施例を説明する。まず、片方の手で
開孔２３より延出した複写紙２８の端部を原稿２５上に
押さえ付け、本体２１を他方の手で持って原稿２５の上
を矢印Ａ方向に移動させる。すると、複写紙２８は端部
が原稿２５上に押さえ付けられているため、複写紙２８
は本体２１より引き出される。この時、原稿２５上の画
像情報はイメージセンサ２７で受は取られ、増幅器３４
で増幅されて発熱体３０へ送られるため、複写紙２８は
発熱体３０の発熱に従って発色し、原稿２５の像が複写
紙２８上に作られる。

以上の複写処理中、複写紙２８の端部は原稿２５上に押
さえ付けられているため、本体２１の原稿２５に対する
相対的移動量と、複写紙２８が本体２１より引っ張り出
された長さは完全に一致する。よって、イメージセンサ
２７の原稿２５に対する相対的移動量と、複写紙２８が
発熱体３０を通過した量が完全に一致する。

なお複写紙２８を使い切った時は、蓋３１を矢印Ｃ方向
に開けて新しい複写紙を入れることができる。

発明の効果 以上のように、本発明は受光部と、受光部の出力に従っ
て複写紙に視覚情報を与える記録部を設けた複写部本体
を手で保持し、複写部本体から引き出された複写紙を原
稿に対して相対的に動かないよう固定し、受光部を原稿
と対向させつつ本体を原稿に対して相対的に移動させる
ことによって受光部と原稿との相対的な移動量と、複写
紙と記録部との相対的移動量が特定の関係になり、複写
した画像が乱れることがない。

また、原稿が伸縮性のある布地のようなものであっても
複写紙を原稿に押さえ付けながら、本体が原稿に軽く触
れる状態で移動させると複写をすることが可能となる。

更に、バス停の時刻表等のように移動が不可能な面上に
描かれた原稿の複写をする場合にも、容易に複写をする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の複写機を示す側断面図、第２図は本発明
の一実施例における複写方法を示す側断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像情報を読み取る受光部と、受光部の出力に従って記
   録体に画像情報を記録する記録部を有するとともに記録
   体が収容可能である複写部本体を手で保持し、上記複写
   部本体より引き出された記録体を原稿に対して相対的に
   動かないように固定し、上記複写部本体を上記受光部が
   原稿と対向するように保持しつつ原稿に対して相対的に
   移動させることを特徴とする複写方法。