JPH0542868B2 - - Google Patents

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JPH0542868B2
JPH0542868B2 JP59200285A JP20028584A JPH0542868B2 JP H0542868 B2 JPH0542868 B2 JP H0542868B2 JP 59200285 A JP59200285 A JP 59200285A JP 20028584 A JP20028584 A JP 20028584A JP H0542868 B2 JPH0542868 B2 JP H0542868B2
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recording paper
recording
ink ribbon
thermal
roll
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JP59200285A
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Akio Tsutsumi
Sadao Ikeda
Toshio Takagi
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、記録装置に関するものである。
〔発明の技術的背景〕
従来フアクシミリの受信記録装置では、画信号
を受信し記録する手段として主に静電記録方式と
感熱記録方式が採用されている。これらのうち静
電記録方式は高速、高解像度記録が可能であると
いう優れた特長があるが、現像・定着プロセスが
不可欠であるため装置が複雑、高価になり、また
記録紙が高くランニングコストが比較的嵩む欠点
がある。一方、感熱記録方式は熱による一次発色
により画像を得るので、現像・定着プロセスが不
要となり、装置を比較的簡単に構成できるという
利点を有するが、記録紙が特殊紙で保存性、耐改
ざん性に難がある。
そこで、最近記録媒体として安価な普通紙を使
用し得るようにした感熱転写記録方式のフアクシ
ミリ装置やプリンタ装置への適用が検討されてい
る。第7図は、このような感熱転写記録方式の原
理を示したものである。感熱転写記録方式は紙、
樹脂などのベースフイルム1bに着色材を含む熱
溶融性の固体状インク層1aを設けた記録のマス
タ材であるインクリボン1と、普通紙である記録
紙2とを、インク層1aが記録紙2に接触するよ
うに密着して重ね合わせ、かつインクリボン1の
ベースフイルム1bが感熱ヘツド3の発熱素子3
aに接触するように、プラテンローラ4により加
圧しつつ矢印の方向に走行させる。そして、記録
すべき画像信号に応じて選択的にパルス電流5を
流すと、発熱素子3aで熱エネルギが発生し、そ
れがインクリボン1のベースフイルム1bを介し
て、その上の固体インク層1aを溶融し、粘着性
を帯びさせる。溶融したインクは、プラテンロー
ラ4に加えられた圧力により記録紙2に転写され
永久像となる。
この記録方式では、普通紙を使用し、かつ現
像・定着プロセスを必要としないので、ランニン
グコストを比較的安価にすることができ、装置を
単純、小形に構成し、低価格で製作できるという
利点がある。更に、インクには着色材として耐候
性の良いものが使用でき、かつ普通紙上の必要な
部分にのみインクが転写されるので記録紙および
記録画像の保存性、耐改ざん性は、前述した感熱
記録に比べて著しく改善される。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、この感熱転写記録方式をフアク
シミリ装置やプリンタ装置に適用して記録を行う
には、必要な種々の要件が未だ十分に満足されて
いない。
例えば、従来感熱転写記録方式をフアクシミリ
に適用した例では、予め所定の長さ例えばA4ま
たはB4に調製された単葉記録紙を使用している
ので、完全な受信記録が可能な送信原稿の長さ
は、単葉記録紙の長さと同等もしくはそれ以下に
制限される。また、このような、感熱転写記録方
式では、インクリボンと記録紙とが一対一に対応
し、長さが等しいので、単葉記録紙より短い長さ
の送信原稿を受信記録する場合、インクリボン、
記録紙共に全く記録に関与しない余白部分が生
じ、これは処理プロセス的にもコスト的にも無駄
なことであり好ましくない。送信原稿の長さに対
応して受信記録が終了すると、インクリボンと記
録紙を離隔しインクリボンの送給を停止させるこ
とによつてより高価なインクリボンの余白を減少
させることは可能であるが、インクリボンと記録
紙の離隔制御、それぞれの送給制御が複雑になる
と共に、ソレノイド、クラツチまたはモータ等の
部品が増加する欠点がある。
また、単葉記録紙を使用する場合、その収容部
分にかなりまとまつたスペースを必要とするの
で、従来の感熱記録方式によるフアクシミリのよ
うに小形化して卓上形に構成するのが困難であ
る。
また、感熱転写記録方式では、インクリボンを
記録紙に一対一に対応して予め重ね合わせた例が
ある。このようなフアクシミリでは、記録紙とイ
ンクリボンとを一体に貼付させていることから、
従来の感熱記録方式のフアクシミリと同様にハー
ドを構成できるが、このような場合には、記録後
排出された記録紙からインクリボンを引剥がさな
くてはならず、その作業が極めて煩雑である。
また、感熱転写記録に使用するインクリボンは
第7図の1のような構成であり、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂などの極めて薄いベースフイル
ム1b上に、着色剤である顔料、バインダとして
の樹脂、ワツクス、オイルその他を適当な物性
(融点、流動性、密度など)をもつように配合し
たものを均一な薄層になるよう塗工して固体イン
ク層1aを形成するが、素材費、加工費共に比較
的高価である。その上記録に際しては、インクが
ほぼ100%記録紙に転写されるのでインクリボン
は繰返し使用ができず、1回限りの使い捨てにな
る。従つて感熱転写記録は、記録紙として安価な
普通紙を使用できるのに拘わらず、装置のランニ
ングコストは意外に安くならず、記録紙として特
殊紙を使用する感熱記録よりむしろ高い場合もあ
る。更に、記録に供された後のインクリボンは記
録像がネガ状に鮮明に残り、これが機密上問題に
なる場合も発生すると予想され好ましくない。
以上のような事情に鑑み、何れも記録信号に応
じた感熱ヘツドの発熱作用を利用して画像記録を
行うという共通の基本技術基盤に立脚することか
ら、感熱記録と感熱転写記録の兼用を可能にした
記録装置の出現が望まれている。即ち、ランニン
グコストの低廉や記録画像の機密保持が必要な場
合には、感熱記録紙を装填して感熱記録を行い、
記録画像に保存性、耐ざん性が要求される場合は
インクリボンと普通紙を装填して感熱転写記録を
行うというように、同一の装置で使用の目的、用
途に応じて使い分けるようにすると非常に好都合
である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて、記録情
報量に応じた長さの記録を得ることのできる記録
装置を提供することにある。
本発明の別な目的は、インクリボンと記録紙の
無駄を無くすことのできる記録装置を提供するこ
とにある。
本発明の更に別な目的は、記録画の取扱いが容
易となる記録装置を提供することにある。
本発明の更に別な目的は、感熱記録と感熱転写
記録の相互の欠点を補完すべく、両記録方式の兼
用を可能にした記録装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明では、ロール状記録紙と、インクリボン
供給ロールおよびインクリボン巻取ロールに巻掛
けられたインクリボンとを使用し、これらを重ね
合わせて感熱ヘツド上に搬送させ、その記録紙と
インクリボンとをガイドバーによつて互に離反さ
せるように記録紙搬送路とインクリボン搬送路を
形成するとともに、さらに上記ガイドバーと感熱
ヘツドとの間にガイドプレートを配設し、感熱記
録紙を使用する場合、このガイドプレートによつ
て感熱記録紙の先端を案内させるようにして上記
目的を達成している。
〔発明の実施例〕
以下、本発明をフアクシミリ装置に適用した一
つの実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は、同実施例におけるフクアシミリ装置
を概念的に示したものである。
このフアクシミリ装置は、送信部と受信部とを
同一筐体内に備え、かつ記録方式として感熱転写
記録方式を採用したものである。このフアクシミ
リ装置では、上方に開口を有する本体フレーム1
0aと、その開口を閉成する蓋体フレーム10b
とによつて装置フレームが構成されており、蓋体
フレーム10bは支軸11によつて本体フレーム
10aに回動自在に支承されている。そして、こ
のフアクシミリ装置では、上記装置フレームを覆
う板体によつて装置筐体10が形成されている。
このフアクシミリ装置には、装置筐体10の一
端部に送信機構20が設置され、装置筐体10の
中央部に受信機構40が設置され、さらに装置筐
体10の下部に送信機構20および受信機構40
の駆動部等を制御するための回路基板120が設
置されている。
送信機構20は、原稿を一枚づつ搬送し、その
原稿上の白、黒または濃淡の情報を連続した電圧
レベルの変化からなる電気信号に変換するもので
ある。
この送信機構20は、装置筐体10の一側(第
1図において左側)12に沿つて形成された原稿
搬送路21を有している。この原稿搬送路21
は、ドライブローラ22aおよびピンチローラ2
2bからなる搬送ローラ22と、ドライブローラ
23aおよびピンチローラ23bからなる搬送ロ
ーラ23と、それらの搬送ローラ22,23間に
配設されたガイドプレート24a,24bとによ
つて構成されている。そして、この原稿搬送路2
1の上方には、装置筐体10に設置された原稿台
25の下端が位置され、この原稿台25と原稿搬
送路21の間には自動給紙ローラ26が配設され
ている。また、この原稿搬送路21の下方に位置
する装置筐体10には、原稿の排出口27が形成
されている。
さらに、この送信機構20は、原稿上の画情報
を読取るための各要素を備えている。それらの要
素は、原稿の走査面を照射する光源(例えば螢光
灯)28、原稿の反射光を結像させるためのレン
ズ29、ライン形のイメージセンサ(例えば
CCDイメージセンサ)30、原稿検出器31等
である。そして、光源28は、搬送ローラ22,
23間の原稿搬送路21に近接して設置され、レ
ンズ29およびイメージセンサ30は回路基板1
20の上方に設置され、また原稿検出器31は、
搬送ローラ22,23間の原稿搬送路21上に臨
ませて設置されている。
このような送信機構20を備えた送信部では、
以下のようにして原稿が搬送され、かつ原稿の画
情報が読取られる。
原稿台25上の原稿は、自動給紙ローラ26に
よつて、1枚づつ原稿搬送路21に送給される。
この送給された原稿は、搬送ローラ22によつ
て、さらに搬送される。原稿の先端が原稿検出器
31に達すると、該原稿検出器31は、原稿によ
つて作動され、所定距離送給されてからイメージ
センサ30の作動が開始される。そして、光源2
8によつて照射された原稿上の画情報は、レンズ
29によつてイメージセンサ30上に結像して電
気信号に変換され、さらにその電気信号は、回路
基板120上の各電子回路によつて、必要に応じ
て整形、符号化、変調等の処理がなされた後に、
送信される。このようにして読取られた原稿は、
搬送ローラ23によつて排出口27まで搬送さ
れ、該排出口27から装置筐体10外へ排出され
る。
また、受信機構40は、受信した電気信号にも
とづいて、記録紙上に書画像を再現するものであ
る。
この受信機構40は、記録紙搬送路41を有し
ている。この記録紙搬送路41は、記録紙ホルダ
60と、記録紙ガイドプレート70と、感熱ヘツ
ド42と、プラテンローラ43と、オートカツタ
44と、ドライブローラ45aおよびピンチロー
ラ45bからなる搬送ローラ45と、ドライブロ
ーラ46aおよびピンチローラ46bからなる搬
送ローラ46と、それらの各要素間に差渡されて
設置されたガイドプレート47,48a,48
b,49a,49bから構成されている。そし
て、記録紙ホルダ60、感熱ヘツド42、オート
カツタ44は、装置筐体10の中央部に略水平方
向へ並べて設置されており、搬送ローラ45,4
6は縦方向に設置されている。なお、符号50
は、装置筐体10の上面中央に位置された記録紙
トレイで、この記録紙トレイ50は、蓋体フレー
ム10bに形成されている。また符号51は、記
録紙検出器である。
記録紙ホルダ60は、第2図および第3図に示
したように、装置筐体10の本体フレーム10a
に固定された固定スプール61と、該固定スプー
ル61に対して移動可能に配設された可動スプー
ル62とから構成されている。固定スプール61
の側板61aには、突起61bが形成され、基板
61cには長孔61dが形成されている。一方、
可動スプール62の側板62aにも突起62bが
形成されている。そして可動スプール62の基板
62cには、ピン63が立設され、このピン63
は固定スプール61の長孔61d内に嵌挿されて
いる。また、固定スプール61の基板61cと可
動スプール62の基板62cには、ばね掛け6
4,65がそれぞれ植設されており、それらのば
ね掛け64,65には、引張コイルばね66が配
装されている。
したがつて、この記録紙ホルダ60では、ばね
66の付勢力によつて、可動スプール62が常時
固定スプール61方向に引付けられる。
記録紙ガイドプレート70は、第4図に示すよ
うに、薄板によつて形成され、その一方端が円弧
をなしている。この記録紙ガイドプレート70の
他方端は、軸71に固定されており、該軸71
は、本体フレーム10aの一部であるフレーム1
3,14(第5図参照)に回動自在に支持されて
いる。また、フレーム13,14の少なくとも一
方には、支軸72が設置されており(第4図参
照)、この支軸72にはレバー73の端部が揺動
可能に支持されている。このレバー73の自由端
部には、角孔73aが形成されており、上記軸7
1は、この角孔73a内に挿通され、さらに、レ
バー73の自由端部には、軸71に植設されたピ
ン74の先端が係合されている。また、装置筐体
10の蓋体フレーム10bには支軸75を介して
レバー76が揺動可能に支持されている(第4図
参照)。このレバー76は、その腹部に長孔76
aを有しており、この長孔76aには、フレーム
13,14の少なくとも一方に配設させた軸77
が挿通されている。そして、このレバー76の自
由端は、引張コイルばね78を介してレバー73
に連係されている。
したがつて、この記録紙ガイドプレート70
は、蓋体フレーム10bを閉成している状態で、
レバー73が引張コイルばね78によつて下方へ
付勢され、該レバー73はピン74を介して軸7
1を、第4図において反時計方向に付勢する。し
かし、レバー73の回動は、軸71によつて規制
され、その結果、記録紙ガイドプレート70は、
実線で示した状態が維持される。また、蓋体フレ
ーム10bを開成すると、即ち、蓋体フレーム1
0bを二点鎖線で示した位置へ回動させると、そ
れに伴つてレバー76も引上げられ、該レバー7
6は引張コイルばね78を介してレバー73に上
方向への付勢力を与える。そこで、レバー73
は、この付勢力によつて上方へ移動し、ピン74
を介して軸71を第4図において時計方向に回動
させ、記録紙ガイドプレート70を時計方向へ回
動させる。しかし、レバー73の回動は、軸71
によつて規制され、その結果、記録紙ガイドプレ
ート70は、二点鎖線で示した状態で停止され、
その状態に維持される。
上記した感熱ヘツド42は所定の密度(例え
ば、8本/mm)で微小発熱抵抗体を記録幅(例え
ば、B4サイズ相当256mm)に相当する数(例え
ば、2048個)一列に並べ、これに記録すべき画像
情報に従つてパルス通電することにより、この感
熱ヘツド42に当接する後述のインクリボンを微
小局部的に昇温させ、その固体インク層を溶融し
記録紙に可視像を形成させる機能を有する。
プラテンローラ43は、中心に金属の軸を有す
るゴム製のローラで、後述するインクリボンと記
録紙を介して感熱ヘツド42の発熱抵抗体の真上
に位置し、図示しない加圧手段により感熱ヘツド
42を第1図の上方向に付勢することによつてイ
ンクリボンと記録紙を所定の圧力で挾持して最適
な記録を行うと共に、図示しない回転駆動源と動
力伝達手段例えば、ステツピングモータと歯車も
しくはタイミングベルトによる伝達減速機構によ
つて回転し、インクリボンと記録紙を重ね合わせ
たまま記録速度に応じて送給する機能を有する。
また、オートカツタ44は、固定刃44aと可
動刃44bとから成る。そして、可動刃44bに
は図示しない例えばモータまたはロータリソレノ
イドなどの回転駆動源が継げてあり、その付勢に
より記録紙を送信原稿のサイズに合わせて切断す
る機能を持つ。
また、搬送ローラ45,46は、ドライブロー
ラ45a,46aとピンチローラ45b,46b
で、画像の記録が終了した記録紙を挾持し、図示
しない回転駆動源および動力伝達手段、例えばス
テツピングモータとタイミングベルトを用いた減
速機構でドライブローラ45a,46aを回転付
勢することによつて記録紙を記録紙トレイ50に
排出すべく給送する機能を有する。
また、ガイドプレート47は、板ばね等の弾性
材によつて形成され、その一端がガイドバー82
に固着され、その自由端が感熱ヘツド42に圧接
されている。したがつて、このガイドプレート4
7は、図示したようにプラテンローラ43と略同
心円弧をなすように設置され、感熱ヘツド42か
らガイドバー82に至る記録紙搬送路41を滑ら
かに形成する。
そして、これまで述べた装置の構成要素のうち
プラテンローラ43、オートカツタ44、ガイド
プレート48a,48b,49a,49b、後述
するガイドバー、ドライブローラ45a,46a
およびプラテンローラ43とドライブローラ45
a,46aそれぞれの図示しない回転駆動源、伝
達装置は、第1図に示す蓋体フレーム10bに取
付けられている。
さらに、この受信機構40は、インクリボン搬
送路80を有している。このインクリボン搬送路
80は、装置筐体10内のフレーム13,14間
に差渡して設置されたガイドバー81,82と、
上記した蓋体フレーム10bに設置されたガイド
バー83によつて構成されている。そして、イン
クリボン84は、ガイドバー81、感熱ヘツド4
2とプラテンローラ43との間、ガイドバー8
2,83を経て搬送される。
上記インクリボン84は、感熱転写記録のマス
タ材となるもので、極めて薄い例えば約6μmのポ
リエチレンテレフタレート製ベースフイルムに、
感熱ヘツドの瞬間的な熱付勢によつて溶融する固
体インク層を塗布して成るもので、インクリボン
供給ロール85およびインクリボン巻取ロール8
6に巻かれている。これらはカセツト87となつ
ており、インクリボン供給ロール85およびイン
クリボン巻取ロール86は、側板88,89に遊
嵌されている。このカセツト87は、第1図に示
したように、記録紙搬送路41の下側に装填され
る。
第5図には、このカセツト87を装置筐体10
内のフレーム13,14に保持させる構造が示さ
れている。フレーム13,14には、各2個の軸
90,91,92,93が植設されており、それ
らの軸にはリール94,95,96,97が遊嵌
されている。これらのリールのうち、フレーム1
3側のリール94,95は、その端部に1個以上
の突起94a,95aを備えており、該突起94
a,95aをインクリボン供給ロール85および
インクリボン巻取ロール86の端面に形成した溝
85a,86aに嵌合させ、それによつてインク
リボン供給ロール85およびインクリボン巻取ロ
ール86をリール94,95に係止する。また、
リール94,95とフレーム13との間の軸9
0,91には、継手部材98,99が遊嵌されて
いる。この継手部材98,99は一端に円板98
a,99aを備え、該円板にフリクシヨンプレー
ト98b,99bを貼設している。さらに、この
継手部材98,99の外周面にはワンウエイクラ
ツチ100,101が配装され、該ワンウエイク
ラツチを介してスプロケツト102,103が配
設されている。そして、この継手部材98,99
は、該継手部材とフレーム13との間に配装させ
た圧縮コイルばね104,105によつて、第5
図における右方へ付勢され、フリクシヨンプレー
ト98b,99bを介してリール94,95をイ
ンクリボン供給ロール85およびインクリボン巻
取ロール86に圧接させている。一方、リール9
6,97は、該リールとフレーム14との間に配
装させた圧縮コイルばね106,107によつ
て、第5図における左方へ付勢され、リール9
6,97の端面がインクリボン供給ロール85お
よびインクリボン巻取ロール86の端面に圧接さ
れている。
インクリボン供給ロール85とインクリボン巻
取ロール86は、記録の際インクリボン84と記
録紙が完全に同期して給送されるようにするた
め、例えば第6図のような駆動機構によつて回転
駆動される。第6図において、符号108は多数
のリンクとブツシユおよびピンから成るローラチ
エーンであり、このローラチエーン108はイン
クリボン供給ロール85とインクリボン巻取ロー
ル86のスプロケツト102,103に巻掛けら
れている。そして、これらのスプロケツト10
2,103は、前述したプラテンローラ43と同
軸に固定されたスプロケツト109によりローラ
チエーン108を介して回転駆動される。なお、
スプロケツト109の歯数Z1とスプロケツト10
2,103の歯数Z2との間には、プラテンローラ
43の径をd1、インクリボン供給(巻取)ロール
85,86の巻芯の外径をd2としたとき、Z1/Z2
d2/d1なる関係がある。これは見掛上インクリ
ボン84の巻取りおよび巻戻し速度プラテンロー
ラ43による給送速度より常に大きく設定し、実
際は第5図の連結機構に含まれるフリクシヨンプ
レート98b,99bにより滑りを生ぜしめ、イ
ンクリボン84に常に張力が作用した状態で巻取
りおよび巻戻しを行うようにしている。
このようなインクリボン供給ロール85、イン
クリボン巻取ロール86およびインクリボン84
を備えたカセツト87は、第1図に示したよう
に、インクリボン84が感熱ヘツド42とプラテ
ンローラ43との間に介在され、かつガイドバー
81,82,83に接するようにして位置され
る。
また、ロール状記録紙110は、その巻芯11
1が、記録紙ホルダ60の突起61b,62bに
嵌合されて、記録紙ホルダ60に保持され、そし
て、ロール状記録紙110の先端部の記録紙11
0aが記録紙ガイドプレート70、ガイドバー8
1を経て感熱ヘツド42とプラテンローラ43間
に達するだけ引出され、先端が感熱ヘツド42の
微小発熱抵抗体の列から数mm過ぎた所に位置する
ようにセツトされる。
このような受信機構40を備えた受信部では、
以下のようにして記録紙110aおよびインクリ
ボン84が搬送され、かつ記録される。
先ず、回路を通じて受信されたフアクシミリ信
号は、復調、復号化および増幅などの電気的処理
をなされて画信号に変換され、第1図における感
熱ヘツド42に供給される。そして、第7図につ
いて詳述した感熱転写記録方式の原理に従つて、
インクリボン84の固体インク層が記録パターン
に応じて溶融され、プラテンローラ43によつて
加圧密着する記録紙110aに転写し、記録が行
われる。記録紙110aとインクリボン84は密
着して、ずれが生じないようにプラテンローラ4
3によつて走査線に対応して送給され、記録が順
次行われる。記録が終つて密着したままの記録紙
110aとインクリボン84は、ガイドバー82
に至つてインクリボン84が急転回するので、記
録紙110aはその剛性によつて直進しようと
し、インクリボン84から離隔する。離隔した記
録紙110aは、ガイドプレート48a,48
b、オートカツタ44そしてガイドプレート49
a,49bを経て、更にはプラテンローラ43の
回転に同期するドライブローラ45a,46aと
ピンチローラ45b,46bの回転によつて送給
される。送信原稿のサイズに対応して1頁の記録
が完了すると、プラテンローラ43およびドライ
ブローラ45a,46aとピンチローラ45b,
46bが高速で回転し、記録紙110aの1頁の
記録終端位置がオートカツタ44の固定刃44a
と可動刃44bの噛合点即ち切断位置に到達する
まで記録紙110aとインクリボン84を送給す
る。そして前述したようにモータ、ロータリソレ
ノイドなどの回転駆動源によりオートカツタ44
の可動刃44bを付勢し、記録紙110aを送信
原稿とほぼ等しい長さに切断する。切断された記
録紙110aは、ドライブローラ45a,46a
と、ピンチローラ45b,46bとの協働作用に
より送られ、装置外に排出されて記録紙トレイ5
0に貯留される。なお、インクリボン84は上述
記録中および記録後の高速送りの期間中第6図に
ついて述べた駆動機構、第5図について述べたイ
ンクリボン巻取ロールの連結機構の説明のように
常に張力が作用、たるみが生じないような状態で
巻取られる。
一方、切断された記録紙の送給が開始されると
同時に、第1図のプラテンローラ43をその駆動
源ステツピングモータの励磁相順序を反転して逆
回転させる。更にプラテンローラ43の軸に取付
けたスプロケツト109を間接的な駆動源とする
第6図のインクリボンの駆動機構を介し、第5図
のワンウエイクラツチ100の作用によりインク
リボン供給ロール85に動力が伝達されてそれを
逆回転させる。これらによつて未記録部分の記録
紙110aとインクリボン84は等しい速度で後
退を始め、一旦離隔した部分もガイドバー82で
再び重ね合わされ密着する。そして記録紙110
aの先端が感熱ヘツド42の微小発熱抵抗体の列
数mm手前に達したところで図示しないステツピン
グモータの回転を停止し、記録紙110aとイン
クリボン84を停止させて次のフアクシミリ受
信、記録に備える。
また、このフアクシミリ装置で、感熱記録紙を
使用する場合には、ロール状感熱記録紙を記録紙
ホルダ60に装填し、インクリボンカセツト87
を装置筐体から取外しておけばよい。感熱記録紙
の挙動は感熱転写記録における記録紙110のそ
れとほぼ同じである。即ち、プラテンローラ43
によつて挾圧されつつ送給される感熱記録紙の先
端は、感熱ヘツド42によつて記録が行われた
後、ガイドプレート47に沿つて送られ、ガイド
プレート48a,48b、オートカツタ44、そ
してガイドプレート49a,49bを経て、更に
はプラテンローラ43の回転に同期する搬送ロー
ラ45,46によつて搬送される。1頁の記録が
完了すると、感熱記録紙は早送りされて記録の終
端位置がオートカツタ44に達したところで切断
され、その後直ちにプラテンローラ43を逆転さ
せ、未記録の感熱記録紙の先端を感熱ヘツド42
の微小発熱抵抗体の列、数mmの位置まで逆戻りさ
せる。一方、受信記録が行われた感熱記録紙は、
感熱転写記録における記録紙の場合と全く同様
に、搬送ローラ45,46によりガイドプレート
49a,49bに沿つて送られ、記録紙トレイ5
0に貯留される。
上記説明からも明らかなように、ガイドプレー
ト47は、感熱記録を行なう場合に、感熱記録紙
の先端を案内するために必要とするものである。
即ち、感熱転写記録を行なう場合には、インクリ
ボン84が上記ガイドプレート47と同様の作用
を行なうので、この場合には必ずしも必要としな
い。
なお、上記実施例では、本発明の記録装置をフ
アクミリ装置における受信機構40として示した
が、本発明は一般的な記録装置、例えばプリンタ
装置としても適用できることは云うまでもない。
〔発明の効果〕
上記したように、本発明に係る記録装置では、
感熱ヘツドの発熱抵抗体の列近傍からガイドバー
に至るガイドプレートを設け、これによつて同一
の装置で、インクリボンを使用する感熱転写記録
とインクリボンを使用しない感熱記録との両方を
行なうことができ、装置の使用者の目的に応じて
記録方式を選択できるという高い融通性を持つ。
また、本発明に係る記録装置では、ロール状記
録紙とインクリボン供給ロールおよびインクリボ
ン巻取ロールに掛渡されたインクリボンとを使用
しているので、記録紙およびインクリボンを巻戻
すことができ、それによつて記録紙およびインク
リボンの無駄を無くすことができ、また記録紙は
任意の長さに切断できるので、記録情報量に応じ
た長さの記録を得ることができ、更には、記録紙
をインクリボンが貼着していない状態で取出せる
ので、インクリボンを引剥す作業も必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る記録装置を適用したフア
クシミリ装置を示した概念図、第2図はそのフア
クシミリ装置の記録紙ホルダを示した平面図、第
3図はその記録紙ホルダの断面正面図、第4図は
そのフアクシミリ装置の記録紙ガイドプレートの
作動機構を示した図、第5図はそのフアクシミリ
装置のインクリボン保持構造を示した縦断面図、
第6図はそのフアクシミリ装置のインクリボン駆
動機構を示した正面図、第7図は一般的な感熱転
写記録方式を示した概念図である。 41……記録紙搬送路、42……感熱ヘツド、
43……プラテンローラ、44……カツタ、47
……ガイドプレート、60……記録紙ホルダ、8
0……インクリボン搬送路、82……ガイドバ
ー、85……インクリボン供給ロール、86……
インクリボン巻取ロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロール状記録紙の記録紙ホルダ、感熱ヘツ
    ド、ガイドバーおよびカツタをこの順に有する記
    録紙搬送路と、インクリボン供給ロールおよびイ
    ンクリボン巻取ロールを有し、上記記録紙搬送路
    の感熱ヘツドおよびガイドバー間を少なくとも搬
    送路の一部となし、上記ガイドバーにて上記記録
    紙搬送路から離反するインクリボン搬送路と、上
    記感熱ヘツドと上記ガイドバー間に配設されたガ
    イドプレートとを備えたことを特徴とする記録装
    置。 2 上記ガイドプレートは弾性材によつて形成さ
    れ、端部が上記感熱ヘツドに圧接されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録装
    置。
JP59200285A 1984-09-25 1984-09-25 記録装置 Granted JPS6178272A (ja)

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JP59200285A JPS6178272A (ja) 1984-09-25 1984-09-25 記録装置

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JPS6178272A JPS6178272A (ja) 1986-04-21
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