JPS62110923A - ピツチ繊維の不融化処理方法 - Google Patents

ピツチ繊維の不融化処理方法

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JPS62110923A
JPS62110923A JP60249833A JP24983385A JPS62110923A JP S62110923 A JPS62110923 A JP S62110923A JP 60249833 A JP60249833 A JP 60249833A JP 24983385 A JP24983385 A JP 24983385A JP S62110923 A JPS62110923 A JP S62110923A
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fibers
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fiber
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原 要次郎
Atsuki Kodama
児玉 篤樹
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Nitto Boseki Co Ltd
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Nitto Boseki Co Ltd
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material
    • D01F9/12Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof
    • D01F9/14Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof by decomposition of organic filaments
    • D01F9/145Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof by decomposition of organic filaments from pitch or distillation residues

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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はピッチを原料と16炭素繊維の製造方法に関し
、更に詳しくは、ピッチ繊維を酸化!lll’1して不
融化繊耗に転化させる、ピッチ繊維の不融化処理方法に
関ηる。
従来のrk杯1 近11−、ピッfをD:t i’lとりる炭素繊維の装
造り法が注目されている。この方法には、1〕ΔN(ポ
リアクリロニ1−リル)またはレー子りン秀を原料とす
る従来法と比較して、安1111Iなピッチを原料とJ
るので安価な炭木!l紺の製造が11能であること、ま
た紡糸原料に液晶状のビットを用いると焼成工程′c?
SJ箱な緊引V処理を行なりむくでb高強曵、高弾性の
炭素繊維のjrJ造が可能であること、また炭素化収率
が、11いこと、4fどの+lI I:、<がイjす、
現71活発に10i究開発が進められている。
ピッJ“をIn;t Flとして炭素繊維を製造りる/
J法(よ、一般的に、まず紡糸ピッJ−の調製から姶ま
ろ。111Gt PI z−ル)る二1−ルタールピツ
チ、あるいはfj油ピッ1−むとに蒸留、熱Il!XL
III、口過、水系化、溶剤分別くiどの処理を甲独で
または組合Uて加え、ピップ中の低FMI:X揮発成分
、不忍性固形分などの紡糸]程を妨害りる成分を除きま
た組成の均質化、適In /に重質化/、にどを1′i
わせて光学的に等方性またtよ光学的に5’e ti性
の紡糸ピップを得ろ。紡糸ピッチの性71は、軟化魚、
溶融粘度、光学的構造、溶剤分別組成など種々のパラメ
ーターで測定り°ることが′Cさ、また種々の性質を持
った紡糸ビッグを紡糸に用いることができるが、阜本的
に紡糸条f1〜C固体J、たは気体などを含まず、均一
な流動1j+↑11を右りることが紡糸ピッfとして重
要て゛ある。
次にkqられた紡糸ピッチを繊維化しピッチ繊維とする
が、連続した良Il維を製造するには通常溶融紡糸法が
、また綿状の知繊紺、あるいはその中間の長さの中繊頼
を引き揃えたスライバーまたはトウを製造するには通常
遠心紡糸法が適Jる。紡糸温度、吐出ノズル数、吐出量
、延伸倍率むど【、10的に応じ、それぞれ適切り値を
選択することができる。紡糸されたピッ1繊維の繊維径
は通常5−30μ(ミクL1ン)程度であり、過度に太
い場合は繊維としての特性を14ない易く、過度に細い
場合には紡糸■稈のyfi性を確保することが困難にな
る。
ピッチ繊維を炭素繊純に転化させるには、加熱炭化に先
立ち、熱可塑性のピッチm維を酸化処理し、加熱してし
溶融しない不融化繊維に転化させる、所謂不融化II−
稈が必要である。通常不融化は酸素または酸化性物質を
ピッチ繊維に付加反応させ、ピップ分子を架(nさUる
ことにJ、す(jい、この目的のために神々の酸化性ガ
スや液状又は溶液状の酸化剤の使用が1ji案されCい
る。またこの様な反応は繊維表面から進・むので、細い
ピッチ繊維はど迅速な不融化が111侍できる。不融化
工程でのピッチ繊維は、パッケージに巻かれた形、連続
的に引き伸ばされた形、あるいは]ンベアまたはバスケ
ットに集積された形などで扱うが、これらの形態は1」
的とりる繊維の最終形態に応じ適切なしのを選択するこ
とができる。
次に不融化繊組を不活性気体中で約600−3000℃
程度に加熱処理しC炭素繊維に転化させる炭化処理を行
う(2000℃以上での処理は黒鉛化と呼ぶ場合もある
)。この処理により不融化繊維中の揮発分およびビッグ
分子中ぐ構造が熱的に不安定な部分は分解揮散し、分子
中の六員環構造が発達して炭素分の多い、場合にJ、っ
ては黒鉛結晶に近い憎j告になり、これによって強度、
弾性率を右する炭素繊維になる。
加熱には熱風炉、あるいは種々の発熱体を用いた1′I
5気炉、またはプラズマ炉などを用いることができるが
、いずれの場合も高温のため多品の1ネル1竺−を消費
するので効率に<炭素化を実施することが必要である。
また炭素化は必要に応じ低温、高温の二段階またはそれ
以上の段階に分けて行うことらできる。
1!1られた炭素11 Illには必要に応じ表面処理
、Aイリング、巻き戻し、ときには切断、解繊むどの処
理を1jうが、これらは一般的な工程であるので説明は
省略りる。
発明が解決しようとする問題魚 炭i ii Mを装造するためには上記のいずれの工程
もfr!要であるが、中でも不融化工程は通常艮11.
1聞を要すること、また炭素繊維の性能を損なう様なト
ラブルを発生し易いことから、この]−稈を効率J、〈
実施ζることが、炭素U&紺を紅名的に製造するために
極めて車装である。
不融化工程の[1的は、熱1iJ塑↑Iiのピッチ!&
INを酸化し【熱可塑性を1.rだない不融化Jfi雑
に転化ざU、続く炭化]稈での繊維の軟化変形を防止す
ることにある。このため、通常はピッfm維を酸化性気
体中で徐々にrt温しながら熱処理し酸化灰石を1)な
うが、その際反応の制御が不適当であるとFn融、発火
などの1(走反応をおこし、また試走反応をJメこさむ
い場合でもしばしば°“融着°″と呼ばれる現象が発4
1シ、この]−程を困flなものに16゜゛融右″とは
、不融化工程中に隣1と・Iるピッチ繊維間1が軟化変
形し、あるいはピップ繊維同士が1名触Jる部分に回ら
かの物質が付着し、これによってピップ繊維同士が固着
り゛る現象をいう。
#IA着を起したビツヂm維は、その後炭素化して炭素
繊維にしてし、繊維同士が固着したままであるため柔軟
性に欠け、商品としくの1lIi値を茗しくK」なうか
、11.1には商品としての1Ill+ Hを全く右さ
ない。
V&石現免はピップ繊維をトウ、またはストランドの状
態で汲う1易合に起り易い。トウまたはストランドの状
態でピッチX!維を扱うことは連#A艮繊維の製造に最
も適した方法で、これ以外の方法例えば、綿状またはウ
ール状のピッチ繊維を不融化後、または炭化後引き揃え
てへ品負の連続炭A繊M@(りることは、工業的に極め
て困難である。その反面トつ状、またはストランド状で
不融化を行なうことは、融着の防止という点では不朽な
方法である。な「ならば、トウ、ストランド状ではピッ
チm維が高密度で束ねられ、かつ良さ方向に連続した多
数の接点を有1−るからである。この様な状態では、不
融化処理のIこめの加熱でピッチ1iilIが軟化した
場合、各接点で融着がおこり易いばかりでなく、ピッチ
の酸化反応で発生した熱が(ヘラ、またはストランド内
部に蓄積し、部分的に^温の場所ができるために、接触
したピッ′F1a帷同士が溶融し、M着がおこる。また
、ピップ繊維から発生した。揮発性の物質、あるいはピ
ッチ繊維からにじみだした物質が、繊維束の外に(π除
されず繊維の接点にTI積するため、これが一種の結合
剤になって#1竹がおこる。
ピッチ繊維の小融化に関しては、従来がら秒々の陵術が
lil案されている1、酸化剤溶液を用いる方法(例え
ば、特公昭47−21904号、特公昭47−2190
bj)など〉、酸化性気体を用いるfJ法(例えば、1
・゛j公+lll 48− /+ 2696号、1?i
間昭49−75828号など)両各を併用する方法(例
えば、特開昭5l−8EL729号、特開昭59−30
915号等)などがある。しかしながら、これらの技術
がちえる効果は、主として不融化時間の短縮ぐあり、1
−ウ状、またはストランド状のピッチiMItlの@石
を防止するという点Cは、いずれも不十分なしのであり
、また過酸化水素、り目ムM”7の酸化剤の使用はプロ
レスの安全上好ましくない。
ピッチ繊維ストランドのg&着を防止する方法として、
水溶性酸化剤、水溶性界面活性剤、グラファイト微粉末
の組合せを利用する技術も従業されている(特開昭55
−128020号)、、シかしこの技術も酸化剤を使用
するので、前述の如く安全上好ましくない。
従って、本発明の目的は、1−ウ又はストランド状のピ
ッチ繊維の不融化処1jlj時の融着を防止する効果を
有する不融化処理方法を記供することであり、更にもう
一つの目的は、安全上問題のある酸化剤を用いずに上記
の効果を有する処理方法を促供づることである。
問題点を解決するための手段 本発明者等は融る防止の問題につき鋭怠検ムt1を行む
った結末、従来技術とは異なり、前述の如き融着の防止
に題名な効果を右する本発明を完成した。
上記の様な効果をj−jりる方法は驚くほど筒中で、固
体r8滑剤微粉末の水または溶媒分散液を、不融化繊T
J<FR融防止から不融化までの適当<x 115 )
にピッチ繊維に処理し、これにより固体J21消剤の微
粉末が+1看した状態のまま、酸化性気体中でピッチ繊
維を熱処理し、不融化を行なうことにより達成できる。
ここでいう固体潤滑剤とは、相対運動中の損(Uから表
面を保護しl!!擦や摩耗をひささげるために薄膜、1
.た1よl)末として使用りるシ、1vKのことであり
、その代表的な例として、黒鉛、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、゛窒化ホウ素、フッ化黒鉛、そして
クル94にどの粉末が知られている。
これらの物質のうら、二硫化モリブデンJ3よび二硫化
タングステンのI)末がピップ[1の融盾防11−効宋
を持つこと(よ本発明δらによる先の特、J(1:+願
fill 59−2 B 1318号)に述べられてお
り、又タルクの融る防止効果についてbA光明者らの先
の1!戊’t (1?1顆昭60−195400号)に
おいて述べられ(いる。
さらに本発明者らは上記の弁明に引さ続いて鋭息倹+i
4を行なった結末、この様む効果は、二硫化しリブデン
、二硫化タングステンおよびタルクに限定されることな
く、一般に固体潤滑剤と8ねれる物質の杓子が、ピッチ
繊維の融着防jlを[1的としく用いるのに好適である
ことを見出した。
寸なわら、不融化l稈でのピッチ繊維の融るを%h止す
るには、特定の固体粉末をピッチ繊維に付着公Uて不融
化りること、さらにこの固体がピッヂ繊維を旧つけない
程度の軟かさを持ら、l1iI簡にピッチ繊維1’ii
l J:の摩耗を防ぐ潤滑性を1)つことが必要であり
、この様な条イ′1を満た1ものとしては、固体fIj
滑剤と呼ばれる物質が最も適当であるという結論を11
1、本発明に達した。
また、本発明に好適な固体潤滑剤の粒子径であるが、本
発明にJ、る融着防止の機構が、ピップ繊維間にJき間
を形成させることにあるため、ある程度から細かい粒子
、例えば約0.5μより小ざい粒子は、融看防1効宋が
落ちる。また、必要以上に細かい粒子を用いることは経
演的に得策でない。ピッチU&紺の繊維径が通常5μ〜
30μ程度であるため、粒子が粗大、例えば、約5μよ
り大きい場合は、繊維間に均一に浸透さけることが困ガ
になる。また、粗大な粒子4分散液の安定性を保つこと
が難かしい。この様な点から、適当な粒子径は約0.5
μ←←労往つ十〜約5μの範囲である。
水用liI内でいう分散液とは、適当な分散媒に固体潤
滑剤粉末を分散さVたもので、分散の安定性を助りるた
めに、物lT的方法を併用したしのでしJ、い1.また
用いる溶媒にはI\11ナン、ヘプタン、メタノール、
Tタノール、アL!トン、!Ifましくはメタノール、
1クノール、など各種のものが使用て・き、水の使用ら
可能ぐある。但しキノリン、りr、l II il−ル
ム等のピップに対する強溶媒はピッチ繊維を(Uめ゛る
ため好ましくない。ベンゼンなどら同じ押出により使用
が制限される。沸点または沸点範囲が200°Cを越え
る溶媒は、酸化性気体のWt通を妨げOrましくない。
分散液として用いることは、粉体のスプレーなどに比較
して、均一処理が容易かつ繊維間に浸透し易いからであ
る。
処理の際には分散液をそのまま、または適当なQ瓜に調
整して用いる。処理の際の分子ll液に対Jる固体潤滑
剤粉末の濃度は5−50%が好ましい。
処理の際、溶媒系であれば、特に補助剤を加える必要は
ないが、水系の場合はピッチ繊維に対する濡れをよくす
るため、界面活性剤の使用が必要である。界面活性剤と
しては、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤
、非イオン性界面活竹剤のいずれでも使用することが可
能であるが、非イAン性界面活性剤が分散液中の他の成
分のイオン性の影響を受(〕ないという点で好ましく、
その例としてポリAt−シエヂレンアルキルフェノール
エーテル、ポリオ↑ジエチレンアルキルエーテルまたは
ニスデル、エチレンオキサイドプロピレンオキサイドブ
ロック共重合物などをあげることができる。また界面活
性剤の使用中は、過度に多い場合には酸化性気体の流通
を妨げ好ましくなく、少む過ぎる揚台には湿潤あるいは
分散効果が不足し、通常0.05−1.0%程度が好ま
しい。
ピッチ繊維に対する分散液の処理は、ピッチが繊維化さ
れため後から不融化工程の直前までの範囲で、適当な時
点で行なうことができる。また処理の方法は、スプレー
、回転[1−ブーによるコーティング、浸i!!tなど
種々の方法が可能であるが、ピッチ繊維にできるだt)
均一に固体潤滑剤粉末を付石させる様にしな番」ればな
らない。
また、すでに述べた様に、本発明の目的である不融化工
程での@着防止には、一般的な固体潤滑剤を使用するこ
とができるが、さらに不融化工程のみ(゛なり、(れに
引続く炭化■稈でもりf適な性質を6つ物質を選ぶこと
が望ましい。
h「ならば、固体i!?1消剤粉末剤粉末化に先立って
ピッブー11紺に付すされるが、不融化後のピツヂ繊l
1l(不融化繊維)は依然として脆弱であるため、通常
不融化後に不融化m雑から固体a’lln剤粉末を除ノ
、する操作は(jなわず、不融化vaIllには固体潤
滑剤粉末を付4させたまま炭化工程に導入Jるからであ
る。
したがって、本発明に用いる固(ホ潤滑剤は、不融化工
程にお【〕る酸化雰囲気下での@高250℃〜400℃
の熱処理ぐ安定゛Cあるとともに、炭化■稈におtJる
不1lIl性雰囲気下での最高600℃〜3000℃の
熱処理でも安定であることが望ましく、特に炭sit;
帷が1分に強度を梵現する炭化条f1である1000℃
以上の熱処理にJ3いて安定であることが望ましい。
発明町名らはこの点について種々横路1の結果、固体潤
H’l Il+として知られる物質のうち、黒鉛、窒過
ホウ素およびフッ化黒鉛がこの条件を満たすものである
ことを見出した。
すなわち、黒鉛は空気雰囲気では450℃以上まで安定
であり、不活性雰囲気では2500℃以上まで安定であ
る。窒化ホウ素は、空気雰囲気では500℃以上まで安
定であり不活性雰囲気では2000℃以上まで安定であ
る。また、フッ化黒鉛は空気雰囲気で400℃まで安定
であり、400℃以上で分解するが分解生成物が黒鉛で
あるため、それ以上の温度で黒鉛と同等の安定性を示す
これらの点から、黒鉛、窒化ホウ素またはフッ化黒鉛の
粉末をビツヂtl維に付るざけることが、不融化1程に
お()る融着防止に効果があるだ【ノでなく、炭化工程
、特に1000℃以上での炭化工程で炭素aamに影響
を与えることのない、a1性能炭素繊維の製造に適した
方法であることが理解できる。
本発明を適用するピッチIIII[の原料である紡糸ピ
ッチには、光学的に等方性のピッチ、または光゛・7的
に1゛4方性のピッデーいずれを用いても、本発明の効
果を19ることがでさる。
ピッ1繊維の状態としては、ゆるく引ざ111えた、所
謂1〜つ状か、緊密に引き揃えた所謂ストランド状がり
l’ :): シい。’)、?j yA紺がランダムに
絡みあった綿状、あるいt、L艮繊紺が一木−木に分か
れて集積したウール状(スライバー)で6適用可能であ
る。
しかし、この様な形態では、もともと接■:よが少ない
ため、本発明の効果も少ない。
固体潤滑剤粉末を付着さけた後の不融化処理は、酸化性
気体中で、室温しながら熱!lI!XI!!を加えるこ
とで行なう。不融化に用いる酸化性気体は、空気、酸素
、Aシン、二酸化窒素、二酸化硫黄、ハロゲンなどが使
用1jJ能であるが、経演的観点から空気またはPi!
素の使用が好ましい。v1温速1凭は2〜b 250℃〜400℃である。
作用および効果 本発明を適用した場合、従来法で用いる酸化剤の使用を
祷除し、極めて安全に操作できるが、なJ3前記界温速
度の適用により、不融化に要する時間を適当に選ぶこと
もできる。例えば不融化に要する時間を30−120分
の如く短時間にすることもできる。なお、酸化剤のみを
用いる従来の方法では不融化に120分以上を費やして
ち融着を防止づることができず、高品位のF31素m雑
を得るには、ざらに長時間の不融化が必要であった。
本発明による不融化糸は特に洗浄などの工程を要せずそ
のまま炭化工程に導入することができる。
一般にフィラメントの集合束たるトウまたはストランド
は液体で濡らすとフィラメント同志が寄り合って、トウ
またはストランドとしての形状が濡らす以前と比較して
細くなる。そして不融化工程、炭化工程でもほぼそのま
まの形状を維持りる。
この様にフィシメン1−同志が寄り合うことは、一般に
不融化処理の際にフィラメント同志の融着を起させ易い
原因とhるのであるが、(れにしかかわらず、本発明に
よれば固体潤滑剤V)末の分子ll液で処理したピッチ
繊維は、不融化工程を経て、炭化工程の後、僅かにしご
くことにより、容易に細部1のフイラメン1−に分離し
融石のない炭71繊紺がI+1られる。
この様な優れた効果の伸出は、ビラグミ&雑に固体潤滑
剤粉末を均一に付義さUることにより、例えばストラン
ド状に束ねられたピッチI11![間に固体潤滑剤粉末
が入りこみ、微細なすき間を形成し、これにJ、り融乙
の原因となるピッI11純間の接点を無くし、また、酸
化性のガスが繊維間を流れる様にむろことから、酸化反
し6を均一に進めることができ、かつ、不融化時にピッ
チ繊維から発生Jる揮発性物!qを速ヤ)かに除ムする
ことがでざるから′Cある。
以下に本発明の実施例を述べる。ここに)ホベる191
は本発明の方法、及び効果に対りるl1II解を容易に
Jるためのもので、本発明の範囲を制限するためのしの
ではへい。
実lllAlS411 −1−ルタールをbat Flとし、1ノリン不溶分4
0%を含む光学的異方性ピッチをi′8融紡糸し、フイ
ラメン1へ径13μ、フィラメントa 2000のピツ
ヂmHストランドを19だ。次に、このストランドを、
平均粒子径0.6μの天然リン状黒tA1粉末のエタノ
ール分散液でi11度がり5手m%(ヰ10重量%Q)
20重量%の3種類の液に浸漬し、3種類の黒鉛粉末付
着ピッチ繊維ストランドを得た。これらの処理ス1〜ラ
ンドを夫々酸素雰囲気中で5℃/分の昇温速度で熱処理
し、1哨聞をか4Jて不融化した。この不融化mNをア
ルゴン雰囲気中で1100℃まで熱処理し、て炭素化し
vl素11tIiを得た。得られた炭素繊維は容易に個
々のフイラメン1−にl1ilDl前記(→(卓および
(/9の場合に夫々融着現象は見られなかった。
なJ)、rti記3種類の分散液中の黒鉛粉末の沈降試
験を行ったが、人々60分間以上安定であり沈降しなか
った。
実施例2 実施例1の、平均粒子径0.6μの天然リン状黒鉛の代
りに、平均粒子径0.5μの窒化ホウ素粉末を用いる他
は実施例1と同じ方法で3種の炭素m帷を製造した。得
られた3種の炭素繊維は容易にflJJ々のノ・fラメ
ントに開繊し、融着現象は見られ<jかった。
なお、前記3種の分散液の沈降試験にJ3いては、大々
60分間取り安定であった。
実/#1例3 実施例1とIt11じ方法で(qだピッチ繊維ストラン
ドを、平均粒子径1.2μのフッ化黒鉛粉末の濃度10
山出%メタノール分散液に浸)へし、処理ストランドを
11だ。これを空気雰囲気中2℃/分の冒2!速度で熱
処理し、2時間か()て不融化した。
19られだ不融化繊維は容易に個々のフィラメントにl
F’d m シ、融着現象は見られなかった。
なJ3、前記分散液の沈降試験においては、60分間安
定であった。
実施例4 コールタールを原料とし、キノリンネ溶分40%を含む
光学的114方性ビツヂを溶融紡糸しながら、紡糸炉直
下で、平均粒子it 3μの天然リン状黒鉛粒子15Φ
員%、界面活性剤ポリオキシエチレンノニルフェノール
エーテル0.5%を含む分散液を回転ローラーを用いて
塗15 シ繊帷径14μ、フィシメン1−数400の処
理ピッチ繊維ストランドを1!ノだ。このどツチgAM
ストランドをM累雰囲気中り℃/分の品温速度で2時間
かけて不融化し、引続いてアルゴン雰囲気中で1500
℃まで熱処理して炭素化し炭素111tを得た。得られ
た炭素繊維は容易に個々のフィラメン1−に開繊し融着
現象は見られなかった。
なお、前記分@液の沈降試験にJ3いては、30分間安
定であった。
実施例5 実施例4の平均粒子径3μの天然リン状黒鉛粒子の代り
に平均粒子径0.5μの窒化ボウ詣粉末を用いる伯は実
施例4と同じ方法で炭1Ata報を得た。111られた
炭素l&l維は容易に個々のフィラメントに開繊し融も
現象は見られ4kかった。
なa3、前記分散液の沈降試験においては、60分間以
上安定であった。
実施例6 コールタールをIiN Itとし、ベンピン不溶分60
%軟化点230 ’Cの光学的等方性ピッブーを溶融紡
糸し、ノイラメント径13μ、フィラメント数2000
のピッチ繊維ストランドを得た。次にこのストランドを
平均粒子径0.6μの天然リン状黒鉛粉末の10重M%
アセトン分子li液に浸漬し、黒鉛粉末M着ピッチ繊維
ストランドを得た。このストランドを酸^雰囲気中で2
℃/分の’A温速度で熱処理し2哨聞をか(プ゛C不融
化した。この不融化mHを窒木雰囲気中で1000℃ま
で熱処理して炭素化し炭素繊維を得た。IC,?られた
炭素繊維【よ容易に個々のフィラメントに1m繊し、W
i着現象番よ見られなかった。
なJ3、前記分散液の沈vf試験においては、60分間
以上安定であった。
比較P/41 実施例−1どfIilし方法で4!1だピッチ繊維スト
ランドをω水(ウエタノールQ′>20%過酸化水素水
の3種の液に浸rei シ、3種の処理ストランドを1
!?た。
この3種のス1−ランドを実施例−1と同じ方法で不融
化、炭化したところ、&) ti 33よびぐ9いずれ
の場合も融着をおこし棒状の炭県繊維束しか1τIられ
なかった。
比較例2 実施例−1と同じ方法で得たピツヂmttfiストラン
ドを、平均粒子径0.5ミクロンの窒化ホウ素粉末をく
づキノリンIllクロロホルムぐ9ベンゼンに各10重
重量%散させた液に浸漬し、3種の処理ストランドを得
た。この3種のストランドを実施例−1と同じ方法で不
融化、炭化したところりのストランドは不融化途中で溶
融し、61 Q’)の繊維は炭化まで可能であったが得
られた炭素繊維は融着し、個々のフィラメントに開繊す
ることが困難であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピッチ系炭素繊維の製造において、ピッチ繊維に
    固体潤滑剤粉末を付着させてから不融化処理することを
    特徴とする、ピッチ繊維の不融化処理方法。
  2. (2)固体潤滑剤粉末の粒子径が約0.5μ〜約5μで
    あり、固体潤滑剤の水または溶媒分散液で処理すること
    により固体潤滑剤を付着させる、前記第(1)項記載の
    方法。
  3. (3)固体潤滑剤が黒鉛、フッ化黒鉛又は窒化ホウ素で
    ある、前記第(1)項又は第(2)項記載の方法。
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