JPH0333221A - 炭素繊維の製造方法 - Google Patents

炭素繊維の製造方法

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JPH0333221A
JPH0333221A JP16548589A JP16548589A JPH0333221A JP H0333221 A JPH0333221 A JP H0333221A JP 16548589 A JP16548589 A JP 16548589A JP 16548589 A JP16548589 A JP 16548589A JP H0333221 A JPH0333221 A JP H0333221A
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JP
Japan
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fiber
graphite powder
fiber bundle
opening
filaments
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JP16548589A
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Inventor
Kikuji Komine
小峰 喜久治
Makoto Miyazaki
誠 宮崎
Shiyuuji Fuseshiro
伏代 周司
Hiromoto Omae
御前 博元
Tomoya Otani
大谷 知也
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛        1 本発明は、炭素質ピッチから製造されるピッチ系炭素繊
維などの炭素!a維の製造方法に関し、特に繊維束の膠
着を解除した高品質の炭素繊維を製造することを可能と
した炭素M11雄の製造方法に関するものである。
本明細書にて「炭素繊維」とは特に明記しない場合には
炭素繊維のみならず黒鉛繊維をも含めて使用する。
え太立且1 現在、レーヨン系やPAN系の炭素繊維並びにビー2チ
系炭素繊維は種々の技術分野にてム〈使用されるに至り
、特に、石油系ピッチ、石炭系ピー。
チ等の炭素質ピッチから製造されるピッチ系炭素繊維は
、レーヨン系やPAN系の炭素繊維に比較して炭化収率
が高く、弾性率等の物理的特性も優れており、更に低コ
ストにて製造し得るという利点を有しているために近年
注目を浴びている。
現在、ピッチ系炭素Mll雄は、 (1)石油系ピッチ、石炭系ピッチ等から炭素繊維に適
した炭素質ピッチを調製し、該炭素質ビー2チを加熱溶
融して紡糸機にて紡糸し、集束してピッチ繊維束を製造
し、 (2)前記ピッチ繊fa東を加熱炉(不融化炉)で酸化
性雰囲気下にて温度200〜350℃までに加熱して安
定化、即ち不融化し、 (3)引き続いて、該不融化された繊維束を予備炭化炉
で不活性雰囲気下にて最高温度500−1500℃まで
加熱して予IiI炭化し、(4)次いで、予4a炭化さ
れた繊維束を炭化炉で不活性雰囲気下にて温度1500
〜2000℃まで加熱して炭化し、更には3000℃ま
で加熱して黒鉛化すること、 により製造されている。
が   よう  る しかしながら、炭化或いは黒鉛化処理された炭素繊維は
、前の工程にて使用された集束剤、合糸剤(サイジング
剤)などの油剤によって、又、熱処理時に発生する分解
ガスによって、更にはピッチ繊維自体が有している成分
によって、炭素繊維を構成している100〜10000
0木のフィラメント(繊維単糸)が互いに融着したり、
或いはwI着したりしており、炭素繊維の物性低下、複
合材料とした場合の均質性の低下などを生ぜしめる原因
となっていることが分かっている。
本明細書にて「融着」とは複数本のフィラメントが一つ
の組織を形成する程度に結合し一体化した状態を意味し
、「膠着」とは複数本のフィラメントが単に接触した状
態にて結合しており、各フィラメントの組織は一体化せ
ず別々に介在している状態を意味する。
このような問題を解決するために、炭素繊維を複数個の
ローラ或いはバー等の間を通して強制的に屈曲せしめ機
械的に炭素繊維の融着或いは膠着を解除する開繊方法が
提案されているが、このような機械的方法で良好な結果
を得るには炭素繊維を相当厳しく屈曲させる、即ち「し
ごく」ことを必要とし、炭素繊維にとって好ましくない
毛羽立ちが発生した。又、例え斯る厳しい開繊作業を行
なったとしても一旦融着したフィラメントを解きほぐす
ことは不可能であった。
このような機械的開繊方法の代りに空気酸化による開繊
方法が提案されている(特開昭63−175122号)
、該開繊方法は、800℃〜1200℃にて一次炭化処
理したmMi東を酸素含有雰囲気下、350℃〜650
℃に加熱することにより繊維束の開繊、更には表面積向
上を図らんとするものであるが、本発明者らの研究実験
の結果によると、斯る空気酸化による開繊方法では、毛
羽立ちもなく炭素繊維の開繊をある程度達成し得るが、
開繊のための処理時間が18〜200分と長い上に、更
に空気酸化が各フィラメントの中心部まで進行すること
が多く、炭素mmの物性を大きく低下せしめることが分
かった。
以上のような融着、W1着の問題は、PAN系やレーヨ
ン系の炭素繊維の場合にも同様に生じる。
本発明者らは、上記従来の開繊方法の問題点を解決する
べく多くの研究実験を行なった結果、紡糸されたビー7
チ系等のフィラメント(繊維単糸)の集束および/また
はフィラメントが集束された繊維束の合糸をこれに使用
する油剤に黒鉛粉末を添加して行なえば、繊維束間に黒
鉛粉末が介在されていることにより、その後繊維束を安
定化したのち炭化、黒鉛化後までの所望の時期に繊維束
を良好に開繊することができ、繊維束を構成する各フィ
ラメント間に膠着及び融着が実質的に全く見受けられず
、優れた物性を示す炭素繊維を得ることができることを
見出した。
本発明は斯る新規な知見に韮ずきなされたものである。
従って、本発明の目的は、各フィラメント間に膠着及び
融着のない、優れた物性を示すピッチ系等の炭素繊維を
効率よく製造することができる炭素繊維の製造方法を提
供することである。
上記目的は本発明に係る炭素繊維の製造方法にて遠戚さ
れる。要約すれば本発明は、紡糸された繊維単糸を集束
し、前記集束された繊維束を合糸し、安定化し、予IR
1化し、炭化し、必要に吃じて更に黒鉛化することから
なる炭素繊維の製造方法において、前記繊維単糸の集束
および/または前記繊維束の合糸をこれに使用する油剤
に固体潤滑剤を添加して行ない、前記m維東の安定化後
所望の時期に前記繊維束の開繊を行なうことを特徴とす
る炭素繊維の製造方法である。
本発明の一態様によれば、前記固体潤滑剤は黒鉛粉末と
される。
本発明では、紡糸されたフィラメン) (m錐単糸)は
、従来通り集束、合糸、安定化(不融化また耐炎化)、
予備炭化および炭化、必要に厄じて更に黒鉛化を経て炭
素繊維とされるが、集束および合糸を除く不融化、予備
炭化、炭化および黒鉛化は公知の方法で行なえばよい、
即ち、ピッチ系炭素繊維の場合について言えば、不融化
はピッチ繊維束を酸化性雰囲気下、温度200℃〜35
0℃で加熱することにより行なわれ、炭化はピッチ繊維
束を予備炭化して得られた予備炭化繊維束を不活性雰囲
気下、最高温度1500〜2000℃まで加熱焼成する
ことにより行なわれ、黒鉛化は更に最高温度3000℃
まで加熱焼成することにより行なわれる。
本発明では、このように製造される炭素m雑のW1着を
なくすために、m線束の安定化後の任意の時期に繊維束
の開繊を行なうが、その開繊を良好に行なわせるために
、紡糸されたフィラメントの集束または集束された繊維
束の金糸の一方または両方を、これに使用する油剤に固
体潤滑剤、例えば黒鉛粉末を添加して行なうものである
通常、紡糸機により紡糸されたフイラメントは、これに
オイルリングローラを使用して油剤の集束剤を付与して
集束され、1本の糸状繊維束としてボビンに巻き取られ
る。ピー2チ系炭素繊維の場合、石油系ピッチ、石炭系
ピッチ等の炭素繊維の製造に適した炭素質ピッチを加熱
溶融して、1〜2000本、好ましくは50−1000
本のフィラメントを紡糸し、これらのフィラメントが1
本の繊維束に集束される。
本発明方法の一態様によれば、このフィラメントの集束
が黒鉛粉末を添加した集束剤を用いて行なわれる。
黒鉛粉末を添加した集束剤を用いてフィラメントを集束
すると、フィラメントの表面に黒鉛粉末が付着し、フィ
ラメント間に黒鉛粉末が介在された状態で集束が行なわ
れ、またその繊維束の合糸が繊維束間に黒鉛粉末が介在
された状態で行なわれるので、繊維束の不融化、予備炭
化、炭化および黒鉛化時に繊維束間およびフィラメント
間が膠着しずらく、また膠着しても繊維束の開繊により
膠着が容易に解除される。
集束剤に添加する黒鉛粉末としては、天然黒鉛1人造黒
鉛を問わずその粉末を用いることができる。
黒鉛粉末の粒径は、0.001−1Op程度が好ましい
 黒鉛粉末の粒径がlOILmを超えると、フィラメン
ト間に黒鉛粉末を介在させた状態でフィラメントを集束
させることが難しく、また、集束時にこれを傷つけ易く
なるので好ましくない、黒鉛粉末の粒径が0.01#L
mを下回る場合は上記のような問題はないが、黒鉛粉末
の製造コストが高くなる劃りには効果の向上が余りみち
れず、経済的でない。
集束剤への黒鉛粉末の添加量は、o、ooi〜1wt%
程度が1wt%、黒鉛粉末の添加量が0.001wt%
未満であると黒鉛粉末が少なすぎて、不融化後の繊維束
の開繊で膠着を有効に除去することができない、逆に黒
鉛粉末の添加量が1wt%を超えると黒鉛粉末が多すぎ
て、フィラメントを良好に集束することができない。
黒鉛粉末を添加した集束剤のフィラメントへの付与量は
、従来の集束剤のときと同様にすればよく、例えばピッ
チ系炭素繊維の場合には、フィラメントに対して通常0
.01〜10wt%、好ましくは0.05〜5wt%と
される。
集束剤としては、例えば水、エチルアルコール、プロピ
ルアルコール、インプロピルアルコール、ブチルアルコ
ール等のアルコール類または粘度5〜1000cst 
(250℃)のジメチルポリシロキサン、アルキルフェ
ニルポリシロキサン等を、低沸点のシリコーン油(ポリ
シロキサン)またはパラフィン等の溶剤で稀釈したちの
;上記でシリコーン油等で稀釈せずに乳化剤を入れて水
に分散させたちの;界面活性剤を水で稀釈したものなど
を使用することができる。
通常、上記のボビンに巻き取られた繊維束は、ローラ接
触、スプレー塗布、泡沫塗布等により油剤の合糸剤を付
与して合糸され、より多数のフィラメントからなるより
大径の1本の繊維束として他のボビンに巻き取られる0
例えばピッチ系炭素aysの場合、複数個、例えば2〜
50個のボビンを同時に解舒することにより、または例
えば1回目は2〜lO個のボビンを、次いで残余のボビ
ンをといったように複数階に分けて解舒することにより
、2〜50本の繊維束が合糸され、100〜10000
0本、好ましくは500−10000木のフィラメント
からなる繊維束が製造される。
本発明方法の別の一態様によれば、このMA繊維束集束
が黒鉛粉末を添加した合糸剤を用いて行なわれる。
黒鉛粉末を添加した合糸剤を用いて繊維束を合糸すると
、黒鉛粉末がM!I維東の表面に付着し又繊1束を構成
するフィラメント間に入ってフィラメントの表面に付着
し、繊維束の間およびその繊維束のフィラメント間に黒
鉛粉末が介在された状態で合糸が行なわれるので、繊維
束の安定化、予備炭化、炭化および黒鉛化時に繊維束間
およびフィラメント間が膠着しずらく、またWit、て
もlam東の開繊により膠着が容易に解除される。
金糸剤に添加する黒鉛粉末は、集束剤のときと同様とさ
れ、天然黒鉛、人造黒鉛を問わずその粉末を用いること
ができ、粒径はo、oi−to、tm程度とされる。黒
鉛粉末の粒径がlOpmを超えると、繊維束間およびそ
の繊維束のフィラメント間に黒鉛粉末を介在させた状態
でMll維東を合糸させることが難しく、また、繊維を
傷つけ易くなるので好ましくない、同様に黒鉛粉末の粒
径が0 、01 JLmを下回る場合は、黒鉛粉末の製
造コストが高くなる割りには効果の向上が余りみられず
、経済的でない。
合糸剤への黒鉛粉末の添加量は、同核に0.001〜1
wt%程度が好ましく、添加量が01001wt%未満
であると黒鉛粉末が少なすぎて、安定化後の繊維束の開
繊で膠着を有効に除去することができず、添加量が1w
t%を超えると黒鉛粉末が多すぎて、繊維束を良好に合
糸することができない。
黒鉛粉末を添加した合糸剤の繊維束への付与量も、従来
の合糸剤のときと同様にすればよく、例えばピッチ系炭
素繊維の場合には、繊維束に対して通常o、oi〜10
wt%、好ましくは0.05〜5wt%とされる。
合糸剤は、安定化、予@炭化、炭化および黒鉛化時の処
理を考慮して耐熱性のものが好ましく、そのような耐熱
性の合糸剤としては、アルキルフェニルポリシロキサン
、好ましくはフェニル基を5〜80%、より好ましくは
10〜50%含み、またアルキル基としてメチル基、エ
チル基、プロピル基を含むものが良く、同一分子に2種
以上のアルキル記を有するものでも良い、アルキルフェ
ニルポリシロキサンの粘度は、25℃でlO〜1000
cst程度のものが良く、更に後述の酸化防止剤を添加
して使用することもできる。
他の好ましい合糸剤としては、ジメチルポリシロキサン
に酸化防止剤を入れたものが使用可能であり、粘度とし
ては25℃で5〜1ooocstのものが好ましい、酸
化防止剤としては、アミン類、有機セレン化合物、フェ
ノール類等、例えばフェニル−α−ナフチルアミン、ジ
ラウリルセレナイド、フェノチアジン、鉄オクトレート
等を挙げることができる。これらの酸化防止剤添加する
ことにより、合糸剤の耐熱性をより高めることができる
更に他の好ましい合糸剤としては、上記の各合糸剤に沸
点600℃以下の界面活性剤を用いて乳化したものを使
用することができる。界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレン変成シリコーン、ポリ
オキシアルキレン変成シリコーン等を使用することがで
きる。 以上の黒鉛粉末を添加した集束剤によるフィラ
メントの集束および黒鉛粉末を添加した合糸剤による繊
維束の金糸は、両方行なってもいずれか一方のみ行なう
だけでも良く、いずれか一方だけ行なう場合は、他方は
黒鉛粉末を添加せずに通常通りにすればよい。
以上のようにしてフィラメントを集束し、集束された繊
維束の合糸が終了すると、合糸された繊維束は、安定化
炉で安定化(ピッチ系炭素繊維の場合不融化、PAN系
炭素炭素繊維合耐炎化)され、予備炭化炉で予IiI炭
化され、そして炭化炉で炭化更には必要に応じ黒鉛化さ
れて、炭素m維とされる。
第1図に、合糸された繊維束がピッチ繊維束である場合
の不融化炉および予備炭化炉の一実施例を示す。
第1図において、lOは合糸されたピツチ繊維束Fの不
融化炉で、繊維束Fの走行方向に直列に不融化炉lOお
よび予備炭化炉30が配置される。
本実施例で、不融化炉lOは5つの個室R1−R5を有
し、入口に近接した室R1は例えば100℃に、室R2
は220℃に、室R3は250℃に、室R4は280℃
に、室R5は310℃に加熱保持される。また不融化炉
10内には富酸素ガス(例えば混合比50150の酸素
・窒素の混合ガス)が導入され、ファンにより強制的に
攪拌される。不融化炉lOの土塊には、ポビンBから不
融化炉10に送給されるピッチam東Fにテンションを
かける繊維束緊張手段12が設けられる。
予備炭化炉30は、入口部より温度が例えば400℃、
500℃、600℃、700℃、1100℃へと段階的
に上昇するように加熱保持される。炉30内を不活性雰
囲気とするために例えば窒素ガスが炉30内に供給され
る。
以上の構成にて、ポビンBから不融化炉10に送給され
たピツチ繊維束Fは、炉10内を通糸される間に不融化
され、次いで不融化された繊維束Fは予備炭化炉30に
入って、炉3o内を通糸される間に予Im炭化される。
以上のようにして不融化し、予@炭化された繊維束Fは
、図示しない焼成炉で不活性雰囲気下にて1500〜2
000℃まで加熱して炭化し、必要にらじて更に300
0℃まで加熱して黒鉛化し、炭素繊維に形成される。
本発明では、上述したように、繊維束の安定化後に繊維
束の開繊を行ない、WiMを解除するものである。その
開繊の時期は、安定化後ならばいつでもよく、炭化後、
黒鉛化後でもよい。
合糸された繊維束は、黒鉛粉末を添加した集束剤による
フィラメントの集束および/または黒鉛粉末を添加した
合糸剤による繊維束の合糸により、aS東束間よび繊維
束を構成するフィラメント間に黒鉛粉末が介在されてい
るので、繊維束の安定化時、予備炭化時等に膠着が発生
しずらく、また発生しても解除し易い、従って、ローラ
やバー等を使用した機械的開繊で、繊維束を強くシゴク
ことなく繊維束間およびフィラメント間の膠着を8易に
解除することができる。
第2図に、機械的開繊を行なうのに好適な開繊処理装置
の一実施例を示す。
本開繊処理8置20は、図示されるように、繊維束Fの
走行方向に間隔をあけて配置された1対のガイドローラ
21a、21bおよびその下方に配置された開繊ローラ
22からなっており、繊維束Fを一方のガイドローラ2
1aから開繊ローラ22に掛は回して他方のガイドロー
ラ21bに導くことにより、繊維束Fを屈曲しながら走
行させるようになっている。
これらローラ21a、21b、22は、黒鉛、テフロン
、炭素繊維強化黒鉛複合材料、炭素繊維強化樹脂複合材
料、ステンレス鋼、アルミニウム、銅などの金属等から
作られ、本実施例では黒鉛製となっている。
開繊ローラ22は、開繊効果を上げるために直径5〜3
0mmのものが良い、開繊ローラの直径が5mm未満に
なると、繊維束Fが予備炭化炉30などの場合、開繊時
に繊維の毛羽立ちが出るので好ましくないく、一方30
mmを超えると、開繊効果がなくなるので好ましくない
0本実施例では直径30mmの開繊ローラ22を使用し
てぃる。
ローラとしては、m#I東を巻付ける外周面に軸線方向
に沿って、複数の角部が形成されたローラを使用しても
よい、また、ローラは、ローラの軸線方向に対して水平
な方向あるいは垂直な方向に振動させなから開繊処理を
しても良い。
繊維束Fの開繊操作は、気相中で行なっても良いが、J
a維を湿潤状態にして行なった方が毛羽立ちもなく洲繊
効果も大きいので、好ましくは液状の開繊剤を用いて行
なわれる0本実施例では開繊剤24として水を使用し、
水槽23内に水からなる開繊剤24を満たして、その開
繊剤24中に開繊ローラ22を浸漬している。
開繊剤としては、水の他、水に7二オン活性剤、カチオ
ン活性剤、非イオン系活性剤、両性活性剤などの界面活
性剤を入れたもの、水に易溶性のアルコール等を添加し
たもの、シリコーン油等を界面活性剤で乳化したもの、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等
のアルカリ水溶油を用いることができる。
開繊操作において、繊維束Fには5〜300gのテンシ
ョンが付与される。テンションが小さすぎると開繊効果
が小さく、テンションが大きすぎると毛羽立ちが多くな
るので、共に好ましくない。
以上の構成にて、不融化後、炭化、黒鉛化後までの所望
の時期のMll維東Fが開繊処理装置20に導入される
と、繊維束Fはその1対のガイドローラ21a、21b
および開繊ローラ22の間を屈曲しながら通過する間に
機械的に開繊され、膠着が解除される。
第3図に、本発明方法の一例として、フィラメントの集
束をこれに使用する油剤に黒鉛粉末を添加して行ない、
その後予IiI炭化後に機械的開繊を行なった場合の予
備炭化繊維束の11着度を示す。
比較のために、フィラメントの集束を従来通り黒鉛粉末
未添加の油剤を用いて行ない、その後予備炭化後に機械
的開繊を行なった場合の結果を、第3図中に合せて示す
本明細書にて、WiR度(%)は、3000フイラメン
トから威る予li!炭素繊維東を3mm幅に切り取り、
これをエタノールに浸漬し、30秒間エアーを吹込み、
その後顕微鏡下で20倍の倍率で膠着しているフイラメ
ントの総本数(N)を数えることにより次の式にて求め
られる。
Wi着度= (N/3000)X100 (%)第3図
のグラフより、機械的開繊後の予ill炭化繊維束の膠
着塵は、フィラメントの集束を黒鉛粉末未添加の油剤を
用いて行なう従来法の場合の70%から、本発明の如く
、集束を黒鉛粉末添加の油剤を用いて行なうことにより
10〜30%に低下し得ることが分る。
本発明の炭素繊維の製造方法は以上のように構成され、
これによれば、フィラメントの集束および/または集束
された繊維束の合糸をこれに使用する油剤に黒鉛粉末を
添加して行なっているため、繊維束の合糸を繊維束間お
よび繊維束のフィラメント間に黒鉛粉末を介在させた状
態ででき、このため繊維束の安定化(不融化または耐炎
化)時、予備炭化時等に繊維束間およびフィラメント間
が膠着しずらく、また膠着しても解除し易い。
このため繊維束の安定化後に炭化後、黒鉛化後までの所
望の時期に繊維束を機械的開繊等で容易に開繊すること
ができ、その結果、繊維束間およびフィラメント間に膠
着および融着かない炭素繊維を得ることができる。従っ
て、本発明方法で得られた炭素繊維によれば、開繊を行
なわない場合は勿論1機械的開繊のみ、空気酸化による
開繊を行なう従来法に比べ、引張り強度等の諸物性が著
しく向上する。またその開繊は、フィラメントの集束ま
たは集束された繊維束の合糸に使用する油剤に黒鉛粉末
を添加する以外は、安定化後に繊維束を機械的開繊等の
簡単な方法で行なうことができ、従来の開繊方法のよう
に開繊のための特別な装置、設備を必要とせず、また特
別な開繊処理時間を採る必要もない、従って炭素繊維の
製造時間を短縮化することもできる。
以上では、固体潤滑剤として黒鉛を、繊維束の集束時、
合糸時に添加する場合について説明したが、本発明では
、他の固体潤滑剤を使用することもできる。
即ち1本発明においては、無機系、有機系のいずれの固
体潤滑剤も使用できる。
無機系固体潤滑剤としては、黒鉛(C)の他、二硫化モ
リブデン(MOS2)、二硫化タングステン(WS2)
、窒化はう素(BN)、ぶつ化黒鉛(cpn)、−酸化
鉛(PbO)、 二酸化モリブデン(Mo02)、酸化
コバルト(Co203)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化す
ず(SnO)、亜酸化銅(Cu20)、酸化カドミウム
(CdO)、酸化タングステン(WO2)、ふつ化カル
シラノ^(CaF2)、ふつ化バリウム(BaF2)、
ふっ化リチウム(1,tF)、ぶつ化ナトリウム(Na
F)、窒化けい素(Si3N4)、テルル化モリブデン
(MOTe2)、セレン化タングステン(WSe2)、
テルル化タングステン(W T e 2 ) 、 二i
化ニオブ(NbS2)、βセレン化ニオブ(NbSe2
β)、テルル化ニオブ(NbTe2)、β硫化タンタル
(TaS2β)、α−セレン化タンタル(TaSe2)
、テルル化タンタル(TaTe2)、二硫化チタン(T
iS2)、セレン化チタ7(TiSe2)、テルル化チ
タン(TLTe2)、二辿化ジルコニウム(ZrS2)
、セレン化ジルコニウム(ZrSe2)、テルル化ジル
コニウム(ZrTe2)、よう化ビスマス(BiI3)
、水酸化リチウム(L i OH) 、よう化ニッケル
(NiI2)、塩化カドミウム(CdCJ12)、よう
化カドミウム(CdI2)、臭化カドミウム(CdBr
2)、硫化すず(SnS2)、 ピロりん酸鉄、ピロり
ん酸亜鉛、ピロりん酸カルシウム、ピロりん酸すず、雲
母が挙げられる。雲母としてはシロウンモ系列のシロウ
ンモ、ベニウンモ、ンーダウンモ、セリサイト、バナジ
ウンモ、イライト、クロウンモ系列のクロウンモ、キン
ウンモ、テツウンモ、チュワルドウンモなどが挙げられ
る。
有機系固体潤滑剤としては、メラミンとシアヌール酸の
付加物、ふっ素樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
また、固体潤滑剤ではないが、黒鉛の代替として酸化け
い素(Si02)、酸化アルミニウム(A見203)、
酸化チタン(Ti02)、炭化はう素なども使用するこ
とができる。
上記の固体潤滑剤は、単独もしくは、2種以上混合して
用いても良い。
以下、本発明に係る炭素繊維の製造方法を具体的な実施
例に即して説明する。
実施例1 炭素繊維の製造に使用するピッチ繊維を製造するに当り
、光学的異方性相を約55%含有し、軟化点が232℃
である炭素質ピッチを前駆体ピッチとして使用した。こ
の前駆体ピッチを遠心分離により光学的異方性相の多い
ピッチと光学的等方性相の多いピッチとを連続的に分離
し、それぞれ抜き出した。
得られた光学的異方性相を多く含むピッチは、光学的異
方性相を98%含み、軟化点は265℃、キノリンネ溶
分は29.5%であった。該炭素繊維用ピッチを500
孔の紡糸口金を有する溶融紡糸機(ノズル孔径:直径0
.3mm)に通し、355℃で200 m m Hgの
窒素ガス圧で押し出して紡糸した。
紡糸した500本のフィラメントはエアーサッカーで略
集束してオイリングローラに導き、黒鉛粉末を添加した
集束剤を糸に対して約0.2重量%の割合で供給して集
束し、500フイラメントから成るピッチ繊維束を形成
した。集束剤としては、25℃における粘度が14cs
tのメチルフェニルポリシロキサンを使用し、これに最
大粒径10pm、平均粒径3#Lmの黒鉛粉末を0.1
wt%の割りで添加した。
該ピッチm維東は、ノズル下部に設けた高速で回転する
直径210mm、幅200mmのステンレス鋼製のボビ
ンに巻き取り、約500m/分の巻き取り速度で10分
間紡糸した。ボビン1回転当たりのトラバースのピッチ
は10mm71回転であった。紡糸の間に糸切れは発生
しなかった。
次いで、ピッチ繊維束を巻いた前記ボビン6個を解舒し
、そしてオイリングローラを使用して耐熱性合糸剤を付
与しながら合糸し、3000フイラメントから成るピッ
チ繊維束を形成し、他のステンレス製ボビンに巻取った
合糸剤としては25℃で40cstのメチルフェニルポ
リシロキサン(フェニル基含有i45モル%)を使用し
た。金糸剤には黒鉛粉末を添加しなかった0合糸剤の付
与量は糸に対し0.5%であった・ 以上の如くにして製造したピッチm雄東Fを、第1図に
示す不融化炉10および予lil炭化炉30を使用して
、それぞれ不融化および予*炭化した。
本実施例で使用した不融化炉lOは、5つの信女R1〜
R5を有し、入口に近接した室R1は190℃に、室R
2は220℃に一1室R3は250℃に、室R4は28
0℃に、室R5は310℃に加熱し保持された。又、不
融化炉10内には富酸素ガス(酸素・窒素の混合ガス:
混合比50150)を導入し、ファンにより強制的に攪
拌した。
このときの風速は0.7m/secとされた。そして、
毎分0.5回の割合で流通置換し炉内の古いガスを排出
した。
ピッチ繊維束Fは不融化炉10内を0.3m/分にて移
動され、又該繊維束Fには繊維束緊張手段12を調整し
て20gのテンションがかけられた。
上記構成にてピッチ繊維束Fを不融化処理するのに要し
た時間は15分であった。不融化中、ボビンからのピッ
チ繊維束Fの解舒は円滑に行なわれた。不融化炉内での
繊維束の断糸もなく、円滑に不融化処理が実施できた。
このようにして不融化されたピッチ繊維束Fは、連続し
て予lil炭化炉30へ送給した。
本実施例によれば、予S炭化炉30は入口部より  4
00 、  5 00 、  600  、  700
.   1100  ℃へと階段状に上昇する態様にて
加熱保持され、且つ炉内を不活性雰囲気とするために窒
素ガスが供給された。
不融化ピッチ繊維束Fは、予i#I炭化炉30内を通糸
される間に不活性雰囲気下での加熱により、予ja炭化
された。
このようにして得られた予備炭化繊城束Fは。
一端ポビンBに巻き取ったのち、第2図に示す開繊処理
装置i20にかけて、水中で機械的開繊を行ない、膠着
を解除し一旦ポビンBに巻取った。
このときの予備炭化#a雑東Fは、強度1.5GPa、
弾性率120GP aであった。また予li1炭化繊維
東Fは、S着が除去(脱膠着)されており、しなやかな
ものであった、この予llI炭化繊維東Fの膠着度は1
4%であった。
次に、脱膠着処理された予備炭化繊維束Fは、通常の方
法に従って最高温度2500℃にセットされた焼成炉に
連続的に通して焼成し、ボビンに巻取った。焼成時に繊
!a東には200gのテンションが付与された。
このようにして得た黒鉛繊維は、黒鉛化前の予va炭化
繊維東と同様に、膠着の少ないふわふわしたしなやかな
繊維であり、膠着度は16%であった。黒鉛化前に比較
すると膠着度は上昇しているが、実質的に黒鉛化による
膠着の増加は見られなかった。
この黒鉛繊維についてJ I 5−R−D601に規定
する樹脂含浸ストランド試験法により樹脂含浸ストラン
ドの引張強度を測定した結果、そのストランド強度は3
20Kg/mrn’であった。
実施例2 黒鉛粉末をフィラメントの集束剤に添加せず、集束され
た繊維束の合糸剤に添加した以外は実施例1と同様に処
理して、黒鉛繊維を製造した。集束剤への黒鉛粉末の添
加量は0.1wt%とした。
その結果、機械的開mvkの予lil炭化繊維束Fは、
膠着が除去(脱膠着)されており、しなやかなものであ
った、この予備炭化繊維束Fの膠着度は15%であった
また黒鉛繊維は、黒鉛化前の予備炭化繊維束と同様に、
膠着の少ないしなやかなものであり、膠着度は16%と
実施例1のときと同様に低かった。黒鉛繊維の樹脂含浸
ストランド強度は、320 K g / m rn’の
値が測定された。
実施例3 フィラメントの集束剤および集束された繊維束の合糸剤
に黒鉛粉末を添加した以外は実施例1と同様に処理して
、黒鉛繊維を製造した。集束剤への黒鉛粉末の添加量は
0.1wt%、合糸剤への黒鉛粉末の添加量は0.1w
t%とした。
その結果、機械的開繊後の予備炭化繊維束の膠着度は1
3%、得られた黒鉛繊維の膠着度は13%であった。ま
た黒鉛繊維の樹脂含浸ストランド強度は330Kg/m
m″の値が得られた。
比較例1 フィラメントの集束剤および#&雑東の合糸剤に黒鉛粉
末を添加しなかった以外は実施例1と同様に処理して、
黒鉛繊維を得た。
この場合、機械的FM4繊後の予備炭化繊維束の膠着度
は70%であり、2500℃で焼成して得た黒鉛繊維の
膠着度は80%であり、予備炭化繊維束の膠着度より更
に増加していた。黒鉛繊維は繊維束が固く硬直していた
このようにして製造した黒鉛繊維の樹脂含浸ストランド
強度は280Kg/mrn”であった、実施例1の繊維
より物性が低下していることが明らかである。
実施例4 予備炭化繊維束の機械的開繊を行なわず、黒鉛m雑に機
械的開繊を行なった以外は実施例1と同様に処理した。
その結果、機械的開繊前の黒鉛繊維のWi着度は80%
であったのに対し、機械的開繊によりその膠着度は18
%に低下し、又しなやかな性状となった。この黒鉛繊維
の樹脂含浸ストランド強度は315Kg/mばとなった
上記結果から、本発明方法では、繊維束の実際の開繊操
作は炭化後乃至黒鉛化後でも可能であることが判る。
比較例2 予備炭化繊維束の機械的開繊を行なわず、黒鉛繊維に機
械的開繊を行なった以外は比較例1と同様に処理した。
その結果、黒鉛繊維の膠着度は機械的開繊前が80%で
あり、機械的開繊後が60%であり、共に高かった0機
械的開繊前後の黒鉛繊維の樹脂含浸ストランド強度は2
85Kg/mrn”であった。
単なる機械的開繊では膠着を解除するのに不十分である
ことが判る。
以上の実施例では、ピッチ系炭素繊維の場合について説
明したが1本発明はPAN系、レーヨン系等の炭素繊維
にも適用でき、同様な効果を奏する。
tLΩ」L釆 以上説明したように、本発明の炭素繊維の製造方法によ
れば、紡糸されたフィラメント(繊維単糸)の集束およ
び/または集束された繊維束の合糸をこれに使用する油
剤に黒鉛粉末等の固体潤滑剤を添加して行なっているの
で、繊維束の安定化(不融化または耐炎化)後に炭化、
黒鉛化後までの所望の時期に機械的開繊等の筒便な開繊
を行なうことにより、繊#I東の膠着を簡単に解除でき
、その結果、融着および膠着のない炭素繊維を容易に製
造することができる。又、本発明の方法は、繊維束の開
m操作は機械的開繊で足り、特別な開繊装置や設備を必
要とすることがなく、また開繊のために炭素m雑の製造
効率を低減させると言うような問題自体を生じることが
ない、従って、安定化処理から炭化、黒鉛化処理まで一
貫した炭素繊維の効率良い連続製造を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法において使用する不融化炉およ
び予4I4炭化炉の一実施例を示す構成図である。 第2図は、同じく開繊処理装置の一実施例を示す構成図
である。 第3図は、本発明の方法に従った開繊方法での機械的開
繊後の予ill炭素繊維東の膠着度と集束剤への黒鉛粉
末添加量との関係を示すグラフである。 lO:不融化炉 20:開繊処理装置 22:開繊ローラ 30:予S炭化炉 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)紡糸された繊維単糸を集束し、前記集束された繊維
    束を合糸し、安定化し、予備炭化し、炭化し、必要に応
    じて更に黒鉛化することからなる炭素繊維の製造方法に
    おいて、前記繊維単糸の集束および/または前記繊維束
    の合糸をこれに使用する油剤に固体潤滑剤を添加して行
    ない、前記繊維束の安定化後所望の時期に前記繊維束の
    開繊を行なうことを特徴とする炭素繊維の製造方法。 2)前記固体潤滑剤が黒鉛粉末である請求項1記載の炭
    素繊維の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5304594A (en) * 1991-03-05 1994-04-19 Nsk Ltd. Resin composition for resin-banded bearing
US5510185A (en) * 1991-07-26 1996-04-23 Nitto Boseki Co., Ltd. Carbon fiber chopped strands and coating dispersion used for producing same
WO2012167298A3 (de) * 2011-06-09 2013-07-04 Helfenberger Immobilien Llc & Co Textilforschungs- Und Entwicklungs Keg Textiles flächengebilde

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