JPS6210986Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210986Y2
JPS6210986Y2 JP10674280U JP10674280U JPS6210986Y2 JP S6210986 Y2 JPS6210986 Y2 JP S6210986Y2 JP 10674280 U JP10674280 U JP 10674280U JP 10674280 U JP10674280 U JP 10674280U JP S6210986 Y2 JPS6210986 Y2 JP S6210986Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic body
ceramic
internal electrode
electrode
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10674280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5729130U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10674280U priority Critical patent/JPS6210986Y2/ja
Publication of JPS5729130U publication Critical patent/JPS5729130U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6210986Y2 publication Critical patent/JPS6210986Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本案は積層セラミツクコンデンサの改良に関す
るものである。
一般にこの種コンデンサは例えば第1図〜第2
図に示すように、一方の面にパラジウムなどの貴
金属を主成分とする層状の内部電極Aを有する箔
状のセラミツク体Bを、内部電極Aが互い違い状
となるように積層して一体化すると共に、内部電
極Aの露呈する端面に電極引出し層C,Cを形成
して構成されている。
ところで、このコンデンサはその製造工程にお
いて、セラミツク体Bを複数層に積層した状態で
1200〜1400℃の温度にて焼結操作が行われるので
あるが、内部電極Aとセラミツク体Bとの熱膨張
率が異なることもあつて、焼結の際に、熱歪によ
つてセラミツク体Bにクラツクが生じたり、或い
はその部分よりセラミツク体Bが剥離したりし、
コンデンサ特性は勿論のこと、外観をも著しく損
なわれるという欠点がある。
本案はこのような点に鑑み、簡単な構成によつ
てセラミツク体のクラツクなどを効果的に低減し
うる積層セラミツクコンデンサを提供するもの
で、以下実施例について説明する。
第3図〜第5図において、1はセラミツク粉
末、バインダー、溶剤を含む泥しようにて箔状に
形成されたセラミツク体であつて、それの一方の
面には導電部材にて層状の内部電極2が形成され
ている。。そして、内部電極2の例えば中央部分
にはセラミツク体1に達する孔3が形成されてい
る。4,4はセラミツク部材よりなり、かつセラ
ミツク体1より厚肉に構成されたダミー板であつ
て、それらの間には複数のセラミツク体1が内部
電極2が互い違い状となるように積層して介在さ
れている。そして、内部電極2の孔3にはセラミ
ツク体1、ダミー板4の構成部材が、それらの積
層状態での加圧によつて充実されている。5は内
部電極2の露呈するセラミツク体端面に形成され
た電極引出し層であつて、例えば銀粉、フリツト
ガラスを含む導電部材にて構成されている。
このように内部電極2には孔3が形成されてお
り、孔3を介して隣接するセラミツク体1、ダミ
ー板4が一体化されているので、例えば1200〜
1400℃の温度で焼結操作する際のセラミツク体1
に対する熱歪を緩和できる。このために、セラミ
ツク体1、ダミー板4のクラツク及び剥離の発生
率を著しく減少できる上、特性、外観をも改善で
きる。
特に孔3は内部電極2のほぼ中央部分に形成す
ることによつて、焼結時における熱歪に起因する
セラミツク体1、ダミー板4のクラツクなどを効
果的に低減できるが、端部に形成することもでき
るし、それの形状も円形の他、長方形、惰円、三
角形など任意の形状に設定できるし、さらには所
望する内部電極にのみ設けることもできる。
尚、本案において、セラミツク体の積層体は生
シート状のセラミツク体を積層状態で加圧する
他、セラミツク体、内部電極を印刷によつて積層
して構成することもできる。
以上にように本案によれば、内部電極に形成さ
れた孔を介して隣接するセラミツク体が一体化さ
れることによつて、熱歪によるセラミツク体など
のクラツクを効果的に減少できる上、特性、外観
をも改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の側断面図、第2図はセラミツ
ク体の平面図、第3図は本案の一実施例を示す側
断面図、第4図はセラミツク体の平面図、第5図
はセラミツク体の加圧前の状態を示す側断面図で
ある。 図中、1はセラミツク体、2は内部電極、3は
孔、5は電極引出し層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電部材よりなる層状の内部電極、セラミツク
    体を、内部電極が互い違い状となるように複数層
    に積層すると共に、内部電極の露呈する端面に電
    極引出し層を形成したものにおいて、上記内部電
    極に、隣接するセラミツク体に連通する孔を形成
    すると共に、この孔をセラミツク体の構成部材に
    て充実したことを特徴とする積層セラミツクコン
    デンサ。
JP10674280U 1980-07-28 1980-07-28 Expired JPS6210986Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10674280U JPS6210986Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10674280U JPS6210986Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5729130U JPS5729130U (ja) 1982-02-16
JPS6210986Y2 true JPS6210986Y2 (ja) 1987-03-16

Family

ID=29468090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10674280U Expired JPS6210986Y2 (ja) 1980-07-28 1980-07-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6210986Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6085507A (ja) * 1983-10-17 1985-05-15 株式会社村田製作所 高圧用セラミツクコンデンサ
JP6344184B2 (ja) * 2014-09-30 2018-06-20 株式会社村田製作所 セラミック電子部品及びその製造方法
JP7338961B2 (ja) * 2018-11-08 2023-09-05 太陽誘電株式会社 セラミック電子部品およびその製造方法
JP2021089940A (ja) 2019-12-03 2021-06-10 太陽誘電株式会社 セラミック電子部品およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5729130U (ja) 1982-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09129476A (ja) セラミック電子部品
JP2504223B2 (ja) 積層コンデンサの製造方法
JPS6210986Y2 (ja)
JP2000340448A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPS6159522B2 (ja)
JP2742414B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2756745B2 (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
JPH06283375A (ja) 積層電子部品の製造方法
JP2775936B2 (ja) セラミック電子部品の製造方法
JPH058691Y2 (ja)
JPH02229403A (ja) 抵抗アレーの製造方法
JPH05101969A (ja) 積層セラミツクコンデンサの製造方法
JPH0391220A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
JPH07120600B2 (ja) 積層コンデンサの製造方法
JPH0618148B2 (ja) 磁器コンデンサの製造方法
JP3882607B2 (ja) 積層電子部品の製造方法
JPH0917688A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
JP3094769B2 (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
JPH10199750A (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP3956191B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH081876B2 (ja) 積層コンデンサの製造方法
JPS62224012A (ja) 積層セラミツクコンデンサの製造方法
JPS647867B2 (ja)
JPS6029209B2 (ja) 積層セラミツクコンデンサの製造方法
JPH1074662A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法