JPS6210395Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は連結サツシ枠に関し、その目的は連
結した一対のサツシ枠の接合箇所を覆すことがで
きる連結サツシ枠の提供にある。

（従来技術） 第４図Ａは従来の連結サツシ枠の斜視図、第４
図Ｂは第４図ＡのＢ−Ｂ線断面図である。

図示する如く従来の連結サツシ枠は一対のサツ
シ枠体ａ，ｂが両サツシ枠体ａ，ｂの一方の立て
枠ｃ，ｄを対向させて隣設され、この対向する両
立て枠ｃ，ｄに沿つてそれぞれ付設されたコ字状
チヤンネル材ｅ，ｆ同士が接合されている。

しかしながら、かかる従来の連結サツシ枠では
前記コ字状チヤンネル材ｅ，ｆを接合するに当た
り、双方の側辺に跨る様接続板ｇをビスｈ等で固
着しているため次のような問題があつた。

（従来技術の欠点） すなわち、第４図Ａ，Ｂに示す様な従来の連結
サツシ枠においては対向する立て枠ｃ，ｄの隙間
から接合部のコ字状チヤンネル材ｅ，ｆ、接続板
ｇ、ビスｈがいずれも外部に露出している為外観
上美観を損なうという欠点があつた。

（考案の解決手段） この考案は上記欠点を悉く解決する為になされ
たもので、一対のサツシ枠体が両サツシ枠体の一
方の立て枠を対向させて隣設され、この対向する
両立て枠に沿つてそれぞれ付設されたコ字状チヤ
ンネル材同士が接合され、前記両立て枠の対向す
る端縁間がサツシカバーで遮蔽された連結サツシ
枠において、前記両立て枠の対向する各端縁が対
向するＬ字状の折曲部とされるとともに前記両コ
字状チヤンネル材表面に一対のコ字状係止金具が
対向して付設され、このコ字状係止金具と折曲部
との間に前記サツシカバーが前記立て枠の長手方
向にスライド自在に挟入され、かつこのサツシカ
バー表面に一対の円弧状突起が対向して突設され
るとともに前記両コ字状係止金具の縁部に切込み
部が前記立て枠の長手方向に向けて形成され、こ
の切込み部に前記円弧状突起が係脱自在に係止さ
れてなる連結サツシ枠を提供することにより上記
欠点を悉く解決せんとするものである。

（実施例） 以下図面に基づいてこの考案の一実施例を説明
する。

第１図はこの考案の一実施例に係る連結サツシ
枠の斜視図、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第
３図Ａ，Ｂはコ字状係止金具の側面図及び正面図
である。

図示する如く１，２はサツシ枠体、３，４は立
て枠、５，６はコ字状チヤンネル材、１１はコ字
状係止金具、１２はサツシカバーである。

上記一対のサツシ枠体１，２が両サツシ枠体
１，２の一方の立て枠３，４を対向させて隣設さ
れ、この対向する両立て枠３，４の内面に沿つて
コ字状チヤンネル材５，６の閉塞部が間隙を有し
て相対する様に付設されている。

前記コ字状チヤンネル材５，６同士の接合につ
いては双方一側面５ａ，６ａに跨る様接続板７が
付設されビス８等で固着され接合されてなる。

尚、立て枠３，４の固定についてはコ字状チヤ
ンネル材５，６の他側面５ｂ，６ｂに当て材９を
付設させ、同当て材９を介して立て枠３，４がビ
ス８により固着され、且つ同コ字状チヤンネル材
５，６の開口部５ｃ，６ｃにビス止め材１０を設
け立て枠３，４がビス８等で固着されて固定され
てなる。

１１はコ字状係止金具であり、縁部１１ａから
切込み部１１ｂが長さ方向に形成されている。

上記コ字状係止金具１１は、立て枠３，４の長
手方向に向けて、切込み部１１ｂが相対する様付
設させる。

尚、前記立て枠３，４においては対向する各端
縁が対向するＬ字状の折曲部３ａ，４ａとされ、
前記コ字状係止金具１１と折曲部３ａ，４ａとの
間にサツシカバー１２が立て枠３，４の長手方向
にスライド自在に挟入され、且つこのサツシカバ
ー１２の表面に一対の円弧状突起１３が対向して
突設されると共に前記コ字状係止金具１１の切込
み部１１ｂにスライド状態で係脱自在に係止され
てなる。

（考案の効果） 以上詳述した如く、この考案は一対のサツシ枠
体が両サツシ枠体の一方の立て枠を対向させて隣
設され、この対向する両立て枠に沿つてそれぞれ
付設されたコ字状チヤンネル材同士が接合され、
前記両立て枠の対向する端縁間がサツシカバーで
遮蔽された連結サツシ枠において、前記両立て枠
の対向する各端縁が対向するＬ字状の折曲部とさ
れるとともに前記両コ字状チヤンネル材表面に一
対のコ字状係止金具が対向して付設され、このコ
字状係止金具と折曲部との間に前記サツシカバー
が前記立て枠の長手方向にスライド自在に挟入さ
れ、かつこのサツシカバー表面に一対の円弧状突
起が対向して突設されるとともに前記両コ字状係
止金具の縁部に切込み部が前記立て枠の長手方向
に向けて形成され、この切込み部に前記円弧状突
起が係脱自在に係止されてなる連結サツシ枠に係
るものであるから以下の効果を奏する。

すなわち、立て枠の対向する端縁間がサツシカ
バーで遮蔽されているのでコ字状チヤンネル材、
接続板、ビスが立て枠間から外部に露出する事が
なく美観を損なうことがない。

又、サツシカバーを対向するＬ字状の折曲部と
コ字状係止金具との間にスライドさせて挟入する
過程でサツシカバー表面に突設された円弧状突起
をコ字状係止金具に係止できるのでビス止め等の
別途の固定具を要することなく簡易に取りつける
ことができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例に係る連結サツシ
枠の斜視図、第２図はＡ−Ａ線断面図、第３図Ａ
はコ字状係止金具の側面図、第３図Ｂはコ字状係
止金具の正面図、第４図Ａ，Ｂは従来技術の説明
図である。 １，２……サツシ枠体、３，４……立て枠、３
ａ，４ａ……折曲部、５，６……コ字状チヤンネ
ル材、１１……コ字状係止金具、１１ａ……縁
部、１１ｂ……切込み部、１２……サツシカバ
ー、１３……円弧状突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対のサツシ枠体が両サツシ枠体の一方の立て
   枠を対向させて隣設され、この対向する両立て枠
   に沿つてそれぞれ付設されたコ字状チヤンネル材
   同士が接合され、前記両立て枠の対向する端縁間
   がサツシカバーで遮蔽された連結サツシ枠におい
   て、前記両立て枠の対向する各端縁が対向するＬ
   字状の折曲部とされるとともに前記両コ字状チヤ
   ンネル材表面に一対のコ字状係止金具が対向して
   付設され、このコ字状係止金具と折曲部との間に
   前記サツシカバーが前記立て枠の長手方向にスラ
   イド自在に挟入され、かつこのサツシカバー表面
   に一対の円弧状突起が対向して突設されるととも
   に前記両コ字状係止金具の縁部に切込み部が前記
   立て枠の長手方向に向けて形成され、この切込み
   部に前記円弧状突起が係脱自在に係止されてなる
   連結サツシ枠。