JPS62102860A - 塗膜層の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばコンテナ、橋梁、鋼管、鉄塔などの鋼
構造物の補修工事において、この鋼構造物の被塗面に塗
膜層を形成する方法に関するものである。

（従来の技術） 従来から鋼構造物の補修被覆は、刷毛塗り、ローラ塗り
またはエアスプレー、エアレススプレーなどの吹付は塗
装によって行われていた。さらに主としてデコレーショ
ン用としては、シー１〜を接着剤によって貼付する方法
もあった。

（発明が解決しようとする問題点） ところがこれら従来方法は、塗装後、塗膜性能を発現す
るまでに時間を要し、また刷毛やローラによる方法は、
効率が悪く、さらに所定の塗膜厚を得るのに数回の塗り
重ねが必要で、このため多大な労力と時間を要していた
。また吹付り塗装方法は膜厚の保持は容易であるが、塗
料飛散による環境汚染の問題があり、さらに現地塗装に
おいてはスプレーガン、コンプレッサ、電源などｍＨの
前準備に時間を要する欠点があった。また、被塗面の凹
凸が著しい補修塗装においては、接着剤によってシート
を貼り付ける方法では、シートと被塗面の間に空隙を生
じ、防食の目的を十分に達成することは出来なかった。

そこで本発明の目的は、上記欠点を除去した塗膜の形成
方法を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の特徴とするところは、離型シートに溶剤揮発型
塗料を塗布し乾燥させることにより被覆層を形成し、他
方鋼構造物などの被塗面または上記被覆層の少なくとも
一方に溶剤を塗布し、その後上記被覆層を上記被塗面に
圧着し転写することにある。

上記溶剤揮発型塗料とは、溶剤揮発型樹脂２例えば塩化
ゴム樹脂、塩化ビニル樹脂、石油樹脂、アクリル樹脂、
瀝青質能を溶剤で溶解し液状化したものであって、この
塗料を塗布し乾燥した時、叩ら溶剤が揮発し固化した状
態になった後、溶剤に触れると再度溶解するものである
。

（作用） したがって離型シートに、溶剤揮発型塗料を塗布し乾燥
させることにより被覆層を形成しておき、他方鋼構造物
などの被塗面または上記被覆層の少なくとも一方に溶剤
を塗装ｈし、その後上記被覆層を上記被塗面に圧着する
と、この被膜層は再度溶解し、被塗面の凹凸を完全に充
填し塗料の塗装と同様の被膜形成が可能である。

（実施例） 離型シートの上に塩化ゴム塗料を、上塗塗料６０ミクロ
ン、下塗塗料６０ミクロンの順で塗装［シ、塗膜シート
を作製した。この塗膜シートを、予め溶剤を塗布してお
いた鋼板の上に圧着し転写した。

この試験片と上記の塗料をスプレー塗装して作製した試
験片とを、塩水噴霧試験６００時間かけたところ、同等
の性能を有した。

また被塗面に接着する下塗塗料に防錆顔料を予め混入し
ておくと、防食被膜層が形成でき。。

（発明の効果） 本発明により形成された塗膜層は、接着剤を使用してい
ないものであり、被膜層の接着面がわずかに再溶解する
だけであるので、この塗膜層自体の性能を直ちに発揮す
るものでおり、その作業は簡単な塗装器具を用いるだけ
でおるので簡単であり、環境汚染や大気汚染の問題もな
く、ざらに被膜層を前もって準備しておけば、１回の作
業工程で仕事が終了でき、大幅な作業時間や労力の削減
を可能とし、さらにこの準備された被覆層の移送。

保管には、塗料の状態のように重量、危険性、変質の問
題がないなど、その効果は甚大である。

以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）離型シートに溶剤揮発型塗料を塗布し乾燥させる
   ことにより被覆層を形成し、他方鋼構造物などの被塗面
   または上記被覆層の少なくとも一方に溶剤を塗布し、そ
   の後上記被覆層を上記被塗面に圧着し転写することを特
   徴とする塗膜図の形成方法。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、被覆層の内被塗
   面に接着する層には、防錆顔料を混入してあることを特
   徴とする塗膜層の形成方法。