JPS6210161A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6210161A JPS6210161A JP60148988A JP14898885A JPS6210161A JP S6210161 A JPS6210161 A JP S6210161A JP 60148988 A JP60148988 A JP 60148988A JP 14898885 A JP14898885 A JP 14898885A JP S6210161 A JPS6210161 A JP S6210161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyetherketone
- composition
- polysulfone
- arom
- intrinsic viscosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L71/00—Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L81/06—Polysulfones; Polyethersulfones
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S525/00—Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
- Y10S525/906—Polysulfone
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は優れた機械的性質、熱的性質、化学的性質を有
するポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフォンとから
なろ樹脂組成物に関する。
するポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフォンとから
なろ樹脂組成物に関する。
〈従来の技術〉
ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフォンよりなる組
成物は、特開昭58−84512号公報、特開昭59−
202256号公報などにより知られている。例えば、
特開昭59−202258号公報には、ポリエーテルケ
トン2〜98重量%と、芳香族ポリスルフォン98〜2
重着%とよりなる組成物が記載されている。
成物は、特開昭58−84512号公報、特開昭59−
202256号公報などにより知られている。例えば、
特開昭59−202258号公報には、ポリエーテルケ
トン2〜98重量%と、芳香族ポリスルフォン98〜2
重着%とよりなる組成物が記載されている。
く本発明が解決しようとする問題点〉
しかしながら、該ポリエーテルケトンと該芳香族ポリス
ルフォンからなる組成物は、該芳香族ポリスルフォンの
配合割合が増加するにつれて、該ポリエーテルケトンの
特長である耐薬品性、耐熱水性などの性質が低下する。
ルフォンからなる組成物は、該芳香族ポリスルフォンの
配合割合が増加するにつれて、該ポリエーテルケトンの
特長である耐薬品性、耐熱水性などの性質が低下する。
他方、電気、電子、自動車、OA機器等先端産業を中心
として樹脂材料への要求はますます高度化、多様化して
おり、前記ポリエーテルケトンとポリスルフォン樹脂組
成物の特長を維持しかつより一層の耐薬品性、耐熱水性
等を示す組成物が望まれている。
として樹脂材料への要求はますます高度化、多様化して
おり、前記ポリエーテルケトンとポリスルフォン樹脂組
成物の特長を維持しかつより一層の耐薬品性、耐熱水性
等を示す組成物が望まれている。
本発明は、耐薬品性、耐熱水性の改善されかつ安定した
射出成形性を有するポリエーテルケトンと芳香族ポリス
ルフォンからなる組成物を提供することを目的とするも
のである。
射出成形性を有するポリエーテルケトンと芳香族ポリス
ルフォンからなる組成物を提供することを目的とするも
のである。
く問題点を解決するための手段〉
本発明者らは、前記問題点に鑑み、鋭意研究した結果、
該組成物中でのポリエーテルケトンの重量%と一定の関
係にある限定された範囲の固有粘度を有するポリエーテ
ルケトンを芳香族ポリスルフォンと配合することにより
、上記問題が解決できることを見出した。
該組成物中でのポリエーテルケトンの重量%と一定の関
係にある限定された範囲の固有粘度を有するポリエーテ
ルケトンを芳香族ポリスルフォンと配合することにより
、上記問題が解決できることを見出した。
すなわち本発明は、ポリエーテルケトン25〜95重量
%と、芳香族ポリスルフォン76〜5重量%とからなり
、該ポリエーテルケトンの固有粘度yが、該ポリエーテ
ルケトンの組成物中での重量%をXとした時、 0.83≦y≦0.01 X+0.65 (
1)を満たすことを特徴とする樹脂組成物に関するもの
である。
%と、芳香族ポリスルフォン76〜5重量%とからなり
、該ポリエーテルケトンの固有粘度yが、該ポリエーテ
ルケトンの組成物中での重量%をXとした時、 0.83≦y≦0.01 X+0.65 (
1)を満たすことを特徴とする樹脂組成物に関するもの
である。
本発明でいうポリエーテルケトンの固有粘度とは、溶液
100j当り、重合体0.1Fを含む密度1.84f/
−の濃硫酸中の重合体溶液について、下記t、to、c
を25℃で測定し、(2)式に従い算出した値である。
100j当り、重合体0.1Fを含む密度1.84f/
−の濃硫酸中の重合体溶液について、下記t、to、c
を25℃で測定し、(2)式に従い算出した値である。
固有粘度=(t/l o−1)/C・・・・・・(2)
t :濃度Cの溶液の落下秒数 tO:溶媒の落下秒数 C:溶液濃度(単位: f/100譚l)測定には、溶
媒流出時間が約2分である粘度計を用いた。この固有粘
度は、重合体の分子量と、一義的に対応する値である。
t :濃度Cの溶液の落下秒数 tO:溶媒の落下秒数 C:溶液濃度(単位: f/100譚l)測定には、溶
媒流出時間が約2分である粘度計を用いた。この固有粘
度は、重合体の分子量と、一義的に対応する値である。
本発明に使用されるポリエーテルケトンは、一般式
%式%
の繰返し単位を有する重合体である。ここで、X、、X
、、X、としては、たとえば、等の少くとも1つの炭素
6員環を含む2価の芳香族残基であり、Qは一〇−、−
CO−または、直接結合である。kはO〜8の整数を示
す。
、、X、としては、たとえば、等の少くとも1つの炭素
6員環を含む2価の芳香族残基であり、Qは一〇−、−
CO−または、直接結合である。kはO〜8の整数を示
す。
この内一般式
であられされるポリエーテルエーテルケトン(I CI
社q VICTREXPEEK ) f)i好i
シイ。
社q VICTREXPEEK ) f)i好i
シイ。
本発明に使用される、ポリエーテルケトンの固有粘度y
は フォン組成物におけるポリエーテルケトンの電歇%)の
範囲にある事が必要であり、好ましくは、 0.86≦y≦0.01x+0.65 ・−・・”
(8)さらに好ましくは 0.86≦y≦0.01 x+0.60 ・・・・
・・(4)である。
は フォン組成物におけるポリエーテルケトンの電歇%)の
範囲にある事が必要であり、好ましくは、 0.86≦y≦0.01x+0.65 ・−・・”
(8)さらに好ましくは 0.86≦y≦0.01 x+0.60 ・・・・
・・(4)である。
ポリエーテルケトンの固有粘度が0.83よりも低い場
合分子量の低さ故に、該組成物は溶融時の流動性が高す
ぎるため、例えば最も一般的な成形法である射出成形に
おいて成形が安定せず保持圧が十分にかからない等の理
由で、成形品がひけやすく製品精度がでないといった欠
点を有する。またポリエーテルケトンの固有粘度yが、 y>o、o 1 x+0.65 ・−・(5)
入 の場合該組成物のポリメルフオンの良溶媒に対する耐溶
剤性、耐熱水性が低下する。
合分子量の低さ故に、該組成物は溶融時の流動性が高す
ぎるため、例えば最も一般的な成形法である射出成形に
おいて成形が安定せず保持圧が十分にかからない等の理
由で、成形品がひけやすく製品精度がでないといった欠
点を有する。またポリエーテルケトンの固有粘度yが、 y>o、o 1 x+0.65 ・−・(5)
入 の場合該組成物のポリメルフオンの良溶媒に対する耐溶
剤性、耐熱水性が低下する。
本発明組成物の成分として使用される芳香族ポリスルフ
ォンは、アリーレン単位がエーテル及び、スルフォン結
合と共に無秩序に、または秩序正しく位置するポリアリ
ーレン化合物として定義される。たとえば、つぎのΦ〜
0のような構造式からなるものがあげられとくに■、■
、■の構造を有するものが、物性と、加工性のバランス
が優れており好ましい。
ォンは、アリーレン単位がエーテル及び、スルフォン結
合と共に無秩序に、または秩序正しく位置するポリアリ
ーレン化合物として定義される。たとえば、つぎのΦ〜
0のような構造式からなるものがあげられとくに■、■
、■の構造を有するものが、物性と、加工性のバランス
が優れており好ましい。
さらに溶液100CC中に重合体1gを含むジメチルフ
ォルムアミド溶液について、25℃で測定された還元粘
度が0.8以上の場合、本組成物の強度・靭性等の物性
・及び耐薬品性・耐熱水性等の向上が認められ好ましい
。
ォルムアミド溶液について、25℃で測定された還元粘
度が0.8以上の場合、本組成物の強度・靭性等の物性
・及び耐薬品性・耐熱水性等の向上が認められ好ましい
。
還元粘度が0.8未満の場合、たとえポリエーテルケト
ンの固有粘度yが(1)式を満足する範囲にあっても、
該組成物の耐熱老化性、耐薬品性、機誠的特性等が低下
する。
ンの固有粘度yが(1)式を満足する範囲にあっても、
該組成物の耐熱老化性、耐薬品性、機誠的特性等が低下
する。
配合量は、ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフォン
の合計量に対して、ポリエーテルケトン26〜95重量
%、芳香族ポリスルフォン75〜6重量部である。
の合計量に対して、ポリエーテルケトン26〜95重量
%、芳香族ポリスルフォン75〜6重量部である。
芳香族ポリスルフォンが5重社%未満で、ポリエーテル
ケトンが96重量%を越える場合には、ポリエーテルケ
トンのガラス転移温度以上において、該組成物の弾性率
の低下が大きい。そのため加熱変形温度、耐クリープ性
が、ポリエーテルケトン単体と同様に低く、ポリエーテ
ルケトンの欠点が改良されない。
ケトンが96重量%を越える場合には、ポリエーテルケ
トンのガラス転移温度以上において、該組成物の弾性率
の低下が大きい。そのため加熱変形温度、耐クリープ性
が、ポリエーテルケトン単体と同様に低く、ポリエーテ
ルケトンの欠点が改良されない。
また、ポリエーテルケトンが251if%未満で芳香族
ポリスルフォンが75fE量%を越える場合は、ポリエ
ーテルケトンの分子量に関係なく組成物の耐薬品性、耐
熱水性が低下する。
ポリスルフォンが75fE量%を越える場合は、ポリエ
ーテルケトンの分子量に関係なく組成物の耐薬品性、耐
熱水性が低下する。
ポリエーテルケトン80〜90重量%、芳香族ポリスル
7オン70−10重敗9(を配合した場合、前記性質の
改良効果がより高く好ましい。
7オン70−10重敗9(を配合した場合、前記性質の
改良効果がより高く好ましい。
本発明における組成物の配合手段は、特に限定されない
。芳香族ポリスルフォン、ポリエーテルケトンを各々別
々に溶融混合機に供給することが可能であり、またあら
かじめこれらの原料を乳鉢、ヘンシェルミキサー、ボー
ルミル、リボンブレンダー等を利用して予備混合してか
ら溶融混合機に供給することもできる。また、ポリエー
テルケトンのパウダ直接射出成形をおこなってもよい。
。芳香族ポリスルフォン、ポリエーテルケトンを各々別
々に溶融混合機に供給することが可能であり、またあら
かじめこれらの原料を乳鉢、ヘンシェルミキサー、ボー
ルミル、リボンブレンダー等を利用して予備混合してか
ら溶融混合機に供給することもできる。また、ポリエー
テルケトンのパウダ直接射出成形をおこなってもよい。
なお、本発明組成物に対して、本発明の目的をそこなわ
ない範囲で酸化防止剤および熱安定剤、紫外線吸収剤、
離型剤、着色剤、結晶核剤等の通常の添加剤を1種以上
添加することができる。
ない範囲で酸化防止剤および熱安定剤、紫外線吸収剤、
離型剤、着色剤、結晶核剤等の通常の添加剤を1種以上
添加することができる。
く作用〉
固有粘度yが+1)式を満足する範囲にあるポリエーテ
ルケトンと芳香族ポリスルフォンを配合した場合、ポリ
エーテルケトンが連続相で、芳香族ポリスルフォンが分
散相となるような海島構造を形成する。このため組成物
を芳香族ポリスルフォンに影響を与えるような良溶媒中
に浸漬するか、または180℃以上の熱水中あるいはス
チーム雰囲気中に詔いても、ポリスルフォン相は耐環境
性に優れたポリエーテルケトンの連続相により隔離され
、外部環境の影響を受けにくい。また少量の良溶媒や熱
水の含浸により芳香族ポリスルフォンが、わずかに膨潤
もしくは構造変化を起こしても、組成物の機械的特性等
種々の物性は、連続相であるポリエーテルケトンの特性
が支配的であるため該組成物の物性に大きな変化は起こ
らない。
ルケトンと芳香族ポリスルフォンを配合した場合、ポリ
エーテルケトンが連続相で、芳香族ポリスルフォンが分
散相となるような海島構造を形成する。このため組成物
を芳香族ポリスルフォンに影響を与えるような良溶媒中
に浸漬するか、または180℃以上の熱水中あるいはス
チーム雰囲気中に詔いても、ポリスルフォン相は耐環境
性に優れたポリエーテルケトンの連続相により隔離され
、外部環境の影響を受けにくい。また少量の良溶媒や熱
水の含浸により芳香族ポリスルフォンが、わずかに膨潤
もしくは構造変化を起こしても、組成物の機械的特性等
種々の物性は、連続相であるポリエーテルケトンの特性
が支配的であるため該組成物の物性に大きな変化は起こ
らない。
一方、固有粘度yが(5)式の範囲にあるポリエーテル
ケトンと芳香族ポリスルフォンを配合した時には、ポリ
エーテルケトンは繊維化し、芳香族ポリスルフォンが連
続相となる。
ケトンと芳香族ポリスルフォンを配合した時には、ポリ
エーテルケトンは繊維化し、芳香族ポリスルフォンが連
続相となる。
このためこの組成物を芳香族ポリスルフォンの溶剤ある
いは、180℃を越える熱水やスチーム中に浸漬すると
、連続相である芳香族ポリスルフォンは、容易に溶剤に
より膨潤し、熱水やスチームによる吸水、軟化をおこす
。
いは、180℃を越える熱水やスチーム中に浸漬すると
、連続相である芳香族ポリスルフォンは、容易に溶剤に
より膨潤し、熱水やスチームによる吸水、軟化をおこす
。
その結果組成物の物性が極端に低下してしまう。
〈実施例〉
以下、実施例により、本発明を説明する。
実施例1〜7.比較例1.7
基本構造として、反復単位
を有し、固有粘度が0.8.0.85.0.90゜1.
1G、及び1.20のポリエーテルケトンと、反復単位 を有するポリエーテルスルフォン(溶液100 cc
中に重合体ifを含むジメチル・フォルムアミド溶液
について、25℃での還元粘度が0.42及び0.52
)を表1に示す割合で配合し、二軸押出戟(池貝鉄工製
PCM−10)により、860℃の温度で溶融混練した
後ストランドを水冷し切断してペレット・を得た。得ら
れたペレットを射出成形機(住友ネスタール47/28
射出成形機シリンダ一温度380℃、射出圧1500’
tf、射出速度中速、射出10 sec。
1G、及び1.20のポリエーテルケトンと、反復単位 を有するポリエーテルスルフォン(溶液100 cc
中に重合体ifを含むジメチル・フォルムアミド溶液
について、25℃での還元粘度が0.42及び0.52
)を表1に示す割合で配合し、二軸押出戟(池貝鉄工製
PCM−10)により、860℃の温度で溶融混練した
後ストランドを水冷し切断してペレット・を得た。得ら
れたペレットを射出成形機(住友ネスタール47/28
射出成形機シリンダ一温度380℃、射出圧1500’
tf、射出速度中速、射出10 sec。
冷却20 Sec金型温度150℃)により、熱変形温
度測定用試験片と引張り試験片を得た。熱変形温度、引
張り強度は、それぞれASTM D−648,D−6
83に準拠して測定した。耐ストレスクラツキング性は
、引張り試験片を用いてオートグラフ(島津製作所 D
SS−2000)により一定応力を負荷し、ポリエーテ
ルケトンォンの貧溶媒である酢酸エチルを接触させる事
により評価した。
度測定用試験片と引張り試験片を得た。熱変形温度、引
張り強度は、それぞれASTM D−648,D−6
83に準拠して測定した。耐ストレスクラツキング性は
、引張り試験片を用いてオートグラフ(島津製作所 D
SS−2000)により一定応力を負荷し、ポリエーテ
ルケトンォンの貧溶媒である酢酸エチルを接触させる事
により評価した。
耐溶剤性テストは、引張り試験片を用いて、ポリエーテ
ルケトンオンの良溶媒であるN−メチル2−ピロリドン
に24時間浸漬し重−変化を測定後、オートグラフによ
り引張り強度を+1!I定した。耐熱水テストは、引張
り試O片をオートクレーブ中で200℃熱水中に24時
間浸漬後オートグラフにより、引張り強度を測定した。
ルケトンオンの良溶媒であるN−メチル2−ピロリドン
に24時間浸漬し重−変化を測定後、オートグラフによ
り引張り強度を+1!I定した。耐熱水テストは、引張
り試O片をオートクレーブ中で200℃熱水中に24時
間浸漬後オートグラフにより、引張り強度を測定した。
射出成形性は前記方法でテストピースを射出成形した時
の成形の安定性と成形品外観を観察し判定した。結果を
表1に示す。
の成形の安定性と成形品外観を観察し判定した。結果を
表1に示す。
本発明の諸求範囲に該当する組成物は、ポリエーテルケ
トンの高温での弾性率の低下すなわち低い加熱変形温度
を改良し、かつ、ポリエーテルケトンの特長である耐溶
剤性、耐熱水性も十分保持しかつ安定した射出成形性を
有していることが明らかである。
トンの高温での弾性率の低下すなわち低い加熱変形温度
を改良し、かつ、ポリエーテルケトンの特長である耐溶
剤性、耐熱水性も十分保持しかつ安定した射出成形性を
有していることが明らかである。
構造分析
実施例5詔よび比較例1で得た引張り試験片の成形時の
流動方向に平行な断面をミクロトームで切削し、芳香族
ポリスルフォンの溶剤であるN−メチル2−ピロリドン
でエツチング魁理した後、走査型電子顕微鏡にて観察し
たポリエーテルケトンの状態を、それぞれ図−1メ図−
2に示す。
流動方向に平行な断面をミクロトームで切削し、芳香族
ポリスルフォンの溶剤であるN−メチル2−ピロリドン
でエツチング魁理した後、走査型電子顕微鏡にて観察し
たポリエーテルケトンの状態を、それぞれ図−1メ図−
2に示す。
実施例5の成形品中では、エツチングされないポリエー
テルケトン相が、連続相を形成し、エツチングにより溶
出したポリエーテルスルフォン相を島状に分割している
。
テルケトン相が、連続相を形成し、エツチングにより溶
出したポリエーテルスルフォン相を島状に分割している
。
比較例1の成形品中では、ポリエーテルケトンが繊維化
しており、ポリエーテルスルフォンが、該繊維をとりか
こむ連続相を形成していると推定できる。
しており、ポリエーテルスルフォンが、該繊維をとりか
こむ連続相を形成していると推定できる。
ポリエーテルケトンとポリエーテルスルフォンの組成比
が同一にもかかわらず、実施例6と比較例1の成形品中
のモルフォロジーは大幅に異なる。したがって、実施例
1〜7と比較例1〜8のような耐溶剤性、耐熱水性の差
異が、このようなモルフォロジーの相違に起因すると推
定される。
が同一にもかかわらず、実施例6と比較例1の成形品中
のモルフォロジーは大幅に異なる。したがって、実施例
1〜7と比較例1〜8のような耐溶剤性、耐熱水性の差
異が、このようなモルフォロジーの相違に起因すると推
定される。
く効 果〉
以上に述べたように、本発明によれば固有粘度yが、(
1)式の範囲を満たすポリエーテルケトン25〜95重
量%と芳香族ポリスルフォン75〜5重鑞%を配合する
ことにより、ポリエーテルケトンの持つ良好な耐薬品性
、耐熱水性等の特長を失うことなしに、その欠点である
ガラス転移温度以上での弾性率の低下、高荷重下でのク
リープ特性の低さを改良し、かつ良好な射出成形性を有
する組成物がえられる。
1)式の範囲を満たすポリエーテルケトン25〜95重
量%と芳香族ポリスルフォン75〜5重鑞%を配合する
ことにより、ポリエーテルケトンの持つ良好な耐薬品性
、耐熱水性等の特長を失うことなしに、その欠点である
ガラス転移温度以上での弾性率の低下、高荷重下でのク
リープ特性の低さを改良し、かつ良好な射出成形性を有
する組成物がえられる。
第1図は実施例5でえられた引張り試験片断面の状態を
示す図。第2図は比較例1でえられた引張り試験片断面
の状態を示す図。 図中、■はPEEK相、■はエツチングされたPES相
、■はPESがエツチングされた空隙、■は繊維化した
PEEK相を示す。
示す図。第2図は比較例1でえられた引張り試験片断面
の状態を示す図。 図中、■はPEEK相、■はエツチングされたPES相
、■はPESがエツチングされた空隙、■は繊維化した
PEEK相を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ポリエーテルケトン25〜95重量%と芳 香族ポリスルフォン75〜5重量%とからなり、該ポリ
エーテルケトンの固有粘度yが、式0.83≦y≦0.
01x+0.65 (x:ポリエーテルケトンと芳香族ポリスルフォン組成
物におけるポリエーテルケトンの重量%) を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148988A JPS6210161A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 樹脂組成物 |
EP86304912A EP0212805B1 (en) | 1985-07-05 | 1986-06-25 | Polyether ketone/polysulphone resin composition |
DE86304912T DE3688993T2 (de) | 1985-07-05 | 1986-06-25 | Zusammensetzung auf der Basis von Polyetherketonen und Polysulphonen. |
CA000512591A CA1286433C (en) | 1985-07-05 | 1986-06-26 | Resin composition |
US07/219,822 US4895913A (en) | 1985-07-05 | 1988-07-15 | Wire coating resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60148988A JPS6210161A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210161A true JPS6210161A (ja) | 1987-01-19 |
JPH0378428B2 JPH0378428B2 (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=15465187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60148988A Granted JPS6210161A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 樹脂組成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4895913A (ja) |
EP (1) | EP0212805B1 (ja) |
JP (1) | JPS6210161A (ja) |
CA (1) | CA1286433C (ja) |
DE (1) | DE3688993T2 (ja) |
Families Citing this family (14)
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