JPS62101335A - 幅プレスの座屈防止方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は幅プレスの座屈防止方法及び装置に関するもの
である。

［従来の技術Ｊ スラブ等の材料の幅圧下を、圧下量を大きくとれるプレ
スによって行うことが研究されているが、大きい幅圧下
力の作用によって材料が座屈を生じ易く、このために幅
圧下を行う部分の材料の平面部分に、座屈を防止するた
めの押えロールを設定することが行われている。

［発明が解決しようとする問題点Ｊ しかし、上記従来の押えロールは、幅プレスの金型に対
して位置が固定されているために種棒の問題を生じてい
た。即ち、幅プレスにより材料の幅圧下を行う際、材料
の先後端と中間部では、金型により材料の加えられる圧
下刃の作用重心位置が材料に長手方向（金型の前後方向
）に変化してしまい、そのために固定である押えロール
の押え位置が作用重心位置からずれた位置となり、従っ
て効果的な押えができないために座屈が生じたり、或い
はその座屈を防止しようとして大きな押付は力を作用さ
せるようにした場合には材料に疵を生じさせてしまう、
等の問題を有していた。

本発明は上記従来の問題点に着目してなしたもので、押
えロールによる材料の押え位置が座□屈防止に最も効果
的な位置になるように調整することを目的としている。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
幅プレス金型による幅圧下時に、材料の平面部分を押え
て材料の座屈を防止するための押えロールを、幅プレス
金型の幅圧下力分布に基づいて、材料の先、後端部のう
ち少なくともいずれか一方と定常部につき、材料の押え
位置を材料のライン方向に変更することを特徴とする幅
プレスの座屈防止方法及びその装置、に係るものである
。

［作　　　用］ 従って、本発明では、材料の先、後端部と定常部の幅プ
レス時に、幅プレス金型における幅圧下力分布の中心位
置に一致するように押えロールを移動させることにより
、効果的な押えを行うことができる。

［実　施　例〕 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１．２図は本発明の一例を示すもので、スラブ等の材
料１の両幅端面に押圧することにより材料１の幅圧下を
行うようにした幅プレス金型２．３が材料１のラインを
挾むように対向配置されており、且つ上記幅プレス金型
２，３間の材料上下平面には、材料１０座屈を防止する
ための押えロール４．５が設けられている。

上部押えロール４は押えシリンダ６により材料１への押
付は力を調整されるようになっており、且つ押えシリン
ダ４はシリンダ等の位置調整装置７の作動により、車輪
８を介してレール９上を材料１のライン方向に移動調整
できるようにした押えロール台車１０上に支持されてい
る。

更に、上部押えロール５の近接部に、材料１の先、後端
を検出する検出器１１．１２を設けると共に、該検出器
１１．１２からの先、後端検出信号１３．１４と指令信
号１５を入力して演算を行う演算制御装置１６を設け、
該演算制御装置１６からの押付力指示信号１１により前
記押えシリンダ６の押付力を設定する押付力設定装置１
８、及び位置指示信号１９により前記位置調整装置７に
よる押えロール４のライン方向位置を設定する位置設定
装置２０を設けている。

又、上部押えロール５は、前記上部押えロール４と同様
に押えシリンダ４により押付力を自在に調整できるよう
にしていても、或いはスクリュー軸等によ押付は位置が
設定可能な半固定式であっても良いが、ライン方向に対
しては前記上部押えロール４と一緒に位置調整されるよ
うになっている。図中２１は油圧ポンプ、２２は油タン
クを示す。

第２図＾、　（Ｂ）　、　（Ｃ）に示すように、幅圧下
において、材料１の先端部と、中間部と、後端部では、
プレス金型２，３による幅圧下力分布（幅圧下聞分布）
が変化する。このため、プレス金型２．３と材料１の位
置の関係に基づいて幅圧下力分布を測定し、且つ材料１
の位置に応じた前記幅圧下力分布の中心Ｐ＋　、Ｐ２　
、Ｐ３の幅プレス金型２．３に対する位置Ｌ＋　、１２
．１３を測定しておく。

第１図において矢印で示すように材料１が搬入されて第
２図（ホ）の如く先端の幅プレスを行う際、先端が検出
器１１により検出され、その検出信号１３が演算制御装
置１６に入力される。

上記検出信号１３が入力されると、演算制御装置１６は
、指令信号１５に基づいて、押付力指示信号１７を押付
力設定装置１８に出力し、よって上記信号１７に応じた
油圧力が押えシリンダ６に与えられることにより、押え
ロール４が材料１の平面に所要の押付力で押付けられる
。

一方、この際、前記検出信号１３による材料１の先端位
置に応じた幅圧下力分布の中心Ｐ１の位置Ｌ＋が演算制
御装＋ａ１６によって演紳され、前記幅圧下力分布の中
心Ｐ１と押えロール４の軸心を一致させるように位置指
示信号１９が位置設定装置２０に出力される。これによ
り、上記信号１９に応じた油圧力が位置調整装置７に与
えられて押えロール台車１０の位置が調整され、押えロ
ール４の軸心が幅圧下力分布の中心Ｐ１に一致させられ
る。

又、第２図ＣＢ）に示す如く、材料１の艮手方向中間定
常部の幅プレス時にも、その幅圧下力分布の中心Ｐ２と
押えロール４の軸心が一致するように、又第２図（Ｃ）
に示す如く、材料１の掛端部の幅プレス時にも検出器１
２の検出信号１４に基づいて前記と同様に幅圧下力分布
の中心Ｐ３と押えロール４の軸心が一致するように自動
的に調整される。

このように、材料１の先端部、定常部、後端部において
夫々幅圧下力分布が異なるが、その幅圧下力分布の中心
Ｐ＋　、Ｐ２　、Ｐ３に常に押えロール４．５の軸心が
一致するようにその位置を調整することにより、材料１
を効果的に押えて座屈等の発生を防止することができる
。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、押えロールのライン方向の位置決めは幅プレス金型に
よる幅圧下聞分布に基づいて行うようにしても良いこと
、押えロールの位置決め調整は材料の先端部と定常部の
圧下のときにのみ行い、圧下母が小さい後端部において
は座屈が問題にならない場合には定常部と同一位置にて
押えるようにしても良いこと、押えロールを材料のライ
ン方向に移動させるための装置は種々の方式を採用し得
ること、その他車発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ること、等は勿論で゛ある。

［発明の効果］ 上記したように、本発明の幅プレスの座屈防止方法及び
装置によれば、先、後端部、定常部の幅圧下時に、幅プ
レス金型の変化する幅圧下力分布に応じて、押えロール
による押え位置を調整することにより、常に最も効果的
な位置を押えて、材料の座屈を効果的に防止することが
できる優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体側面図、第２図（
５）、　（８１、（Ｃ）は材料の先端部、定常部、後端
部の幅圧下時における幅圧下力分布を示す説明用平面図
である。 １は材料、２．３は幅プレス金型、４．５は押えロール
、６は押えシリンダ、７は位置調整装置、１０は押えロ
ール台車、１１．１２は検出器、１６は演算制御装置、
１８は押付力設定装置、２０は位置設定装置を示す。 特　　許　　出　　願　　人 石川島播磨重工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）幅プレス金型による幅圧下時に、材料の平面部分を
   押えて材料の座屈を防止するための押えロールを、幅プ
   レス金型の幅圧下力分布に基づいて、材料の先、後端部
   のうち少なくともいずれか一方と定常部につき、材料の
   押え位置を材料のライン方向に変更することを特徴とす
   る幅プレスの座屈防止方法。 ２）押えロールを材料のライン方向に移動するための位
   置調整装置と、幅プレス金型に対する材料の位置を検出
   する検出器と、該検出器の検出信号に基づいて押えロー
   ルの位置を幅プレス金型の幅圧下力分布の中心に一致さ
   せるように演算する演算制御装置と、該演算制御装置か
   らの指示信号により前記位置調整装置を作動する位置設
   定装置を備えたことを特徴とする幅プレスの座屈防止装
   置。