JPH0753762Y2 - ローラガイド機構の位置調整装置 - Google Patents
ローラガイド機構の位置調整装置Info
- Publication number
- JPH0753762Y2 JPH0753762Y2 JP1993037055U JP3705593U JPH0753762Y2 JP H0753762 Y2 JPH0753762 Y2 JP H0753762Y2 JP 1993037055 U JP1993037055 U JP 1993037055U JP 3705593 U JP3705593 U JP 3705593U JP H0753762 Y2 JPH0753762 Y2 JP H0753762Y2
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- Japan
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- roller
- guide
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ガイドローラの芯間寸
法を、圧延ロールの任意のカリバーに合わせて調整可能
なローラガイド機構の位置調整装置に関する。
法を、圧延ロールの任意のカリバーに合わせて調整可能
なローラガイド機構の位置調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】本願出願人は、先に平鋼用のローラガイ
ド機構を圧延ロールカリバーに位置調整する装置とし
て、逆ねじのスクリュウ軸に一対のローラホルダを螺合
させておき、このスクリュウ軸を回転させることにより
ガイドローラの間隔を圧延ロールカリバーに中心振分に
調整可能な位置調整装置（実開平２−２２２０６号）を
提案した。
ド機構を圧延ロールカリバーに位置調整する装置とし
て、逆ねじのスクリュウ軸に一対のローラホルダを螺合
させておき、このスクリュウ軸を回転させることにより
ガイドローラの間隔を圧延ロールカリバーに中心振分に
調整可能な位置調整装置（実開平２−２２２０６号）を
提案した。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記提案したローラガ
イド機構の位置調整装置の改善すべき点として、下記の
点を挙げることができる。
イド機構の位置調整装置の改善すべき点として、下記の
点を挙げることができる。
【０００４】第１は、圧延ロールの新たなカリバーの位
置に合わせてローラガイド機構の位置を変更する場合
に、前記の従来例では、このローラガイド装置全体を移
動させなくてはならないから、このカリバーの位置変更
に合わせこのローラガイド機構の位置変更を迅速に行い
にくい。
置に合わせてローラガイド機構の位置を変更する場合
に、前記の従来例では、このローラガイド装置全体を移
動させなくてはならないから、このカリバーの位置変更
に合わせこのローラガイド機構の位置変更を迅速に行い
にくい。
【０００５】第２は、圧延ロールの中心とローラガイド
機構のガイドローラの中心が正確に一致するようガイド
ローラをレストバーに装着する必要があるが、ガイドロ
ーラを圧延ロールに正確に位置合わせするには、熟練を
要する。
機構のガイドローラの中心が正確に一致するようガイド
ローラをレストバーに装着する必要があるが、ガイドロ
ーラを圧延ロールに正確に位置合わせするには、熟練を
要する。
【０００６】第３は、ローラガイド機構のガイドローラ
の中心が圧延ロールの中心に正確に一致するようにレス
トバーに装着されていても、ガイドローラが不均一に摩
耗している場合や、スクリュウ軸とローラホルダ螺合部
分の「がた」が不均一な場合には、ガイドローラの中心
が圧延ロールのカリバーの中心に正しく調整されていて
も、このガイドローラが圧延ロールに対して中心振分に
位置調整されない場合があり、正確な圧延が行えない点
である。
の中心が圧延ロールの中心に正確に一致するようにレス
トバーに装着されていても、ガイドローラが不均一に摩
耗している場合や、スクリュウ軸とローラホルダ螺合部
分の「がた」が不均一な場合には、ガイドローラの中心
が圧延ロールのカリバーの中心に正しく調整されていて
も、このガイドローラが圧延ロールに対して中心振分に
位置調整されない場合があり、正確な圧延が行えない点
である。
【０００７】第４は、圧延材を正確に案内するには、ガ
イドローラの面間寸法は圧延材寸法とほぼ同一であるこ
とが望ましいものの、圧延材先端部がガイドローラに進
入する場合に圧延材に先曲がりや先割れがあると、この
圧延材先端部がガイドローラに衝突してこのガイドロー
ラに疵をつけることがあり、一般にガイドローラの面間
寸法は圧延材に対して大きめに設定されている。このよ
うに、ガイドローラの面間寸法が圧延材に対して大きめ
に設定されると、圧延材が圧延ロールに正確に案内され
にくく、したがって圧延材の仕上り精度が低下する問題
があった。
イドローラの面間寸法は圧延材寸法とほぼ同一であるこ
とが望ましいものの、圧延材先端部がガイドローラに進
入する場合に圧延材に先曲がりや先割れがあると、この
圧延材先端部がガイドローラに衝突してこのガイドロー
ラに疵をつけることがあり、一般にガイドローラの面間
寸法は圧延材に対して大きめに設定されている。このよ
うに、ガイドローラの面間寸法が圧延材に対して大きめ
に設定されると、圧延材が圧延ロールに正確に案内され
にくく、したがって圧延材の仕上り精度が低下する問題
があった。
【０００８】本考案の目的は、圧延ロールの任意のカリ
バーに合わせてローラガイド機構のガイドローラの面間
寸法を迅速に位置変更可能にすることである。
バーに合わせてローラガイド機構のガイドローラの面間
寸法を迅速に位置変更可能にすることである。
【０００９】本考案の他の目的は、ローラガイド機構を
圧延ロールの上流側に取り付ける際に、取付作業に熟練
を必要としないことである。
圧延ロールの上流側に取り付ける際に、取付作業に熟練
を必要としないことである。
【００１０】本考案のさらに他の目的は、ガイドローラ
の不均一な摩耗や、左右ローラホルダの不均一な「が
た」がある場合でも、圧延材を圧延ロールに正確に案内
可能とすることである。
の不均一な摩耗や、左右ローラホルダの不均一な「が
た」がある場合でも、圧延材を圧延ロールに正確に案内
可能とすることである。
【００１１】本考案の目的は、圧延材とガイドローラと
の衝突を防止すると共に圧延材を圧延ロールに正確に案
内することである。
の衝突を防止すると共に圧延材を圧延ロールに正確に案
内することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、固定枠
には、ガイドシャフトが設けてあり、上記ガイドシャフ
トには、少なくとも一対のローラホルダがこのガイドシ
ャフトの軸心に沿ってそれぞれ独立して移動可能に嵌合
してあり、上記一対のローラホルダは、それぞれガイド
ローラを備えており、上記ローラホルダのそれぞれに
は、連結枠を介して面間寸法設定用の油圧シリンダが連
結してあり、上記面間寸法設定用の油圧シリンダは、そ
れぞれ独立して上記のガイドローラを移動させることに
より圧延ロールのカリバーに合わせて位置調整可能と同
時に、このガイドローラを所定の面間寸法に位置調整可
能であり、上記油圧シリンダは、上記ガイドローラの面
間寸法を開閉するための瞬時抱合機能を備えているとこ
ろにある。
には、ガイドシャフトが設けてあり、上記ガイドシャフ
トには、少なくとも一対のローラホルダがこのガイドシ
ャフトの軸心に沿ってそれぞれ独立して移動可能に嵌合
してあり、上記一対のローラホルダは、それぞれガイド
ローラを備えており、上記ローラホルダのそれぞれに
は、連結枠を介して面間寸法設定用の油圧シリンダが連
結してあり、上記面間寸法設定用の油圧シリンダは、そ
れぞれ独立して上記のガイドローラを移動させることに
より圧延ロールのカリバーに合わせて位置調整可能と同
時に、このガイドローラを所定の面間寸法に位置調整可
能であり、上記油圧シリンダは、上記ガイドローラの面
間寸法を開閉するための瞬時抱合機能を備えているとこ
ろにある。
【００１３】
【作用】面間寸法設定用の油圧シリンダの作動により、
一対のローラホルダは同時又は個別にガイドシャフトに
沿って移動して、圧延ロールの所要のカリバーに対する
位置調整が行われる。また、ガイドローラの不均一な摩
耗や、左右ローラホルダの不均一な「がた」がある場合
に、左右ローラホルダの別々移動によりその位置補正を
行える。
一対のローラホルダは同時又は個別にガイドシャフトに
沿って移動して、圧延ロールの所要のカリバーに対する
位置調整が行われる。また、ガイドローラの不均一な摩
耗や、左右ローラホルダの不均一な「がた」がある場合
に、左右ローラホルダの別々移動によりその位置補正を
行える。
【００１４】圧延材がローラガイドに進入してくるまで
は、ローラホルダを圧延材寸法に対して僅かに開いた状
態で待避させておき、圧延材がガイドローラ間に進入し
たことを検知すると、上記面間寸法設定用油圧シリンダ
を動作させ、ローラホルダを急速に所要の面間寸法まで
移動させることにより、圧延材を正確に圧延ロールに案
内する。
は、ローラホルダを圧延材寸法に対して僅かに開いた状
態で待避させておき、圧延材がガイドローラ間に進入し
たことを検知すると、上記面間寸法設定用油圧シリンダ
を動作させ、ローラホルダを急速に所要の面間寸法まで
移動させることにより、圧延材を正確に圧延ロールに案
内する。
【００１５】このように、面間寸法設定油圧シリンダの
作動により、ローラホルダは面間寸法の位置調整を行わ
れると共に急速に所定の面間寸法に移動する。
作動により、ローラホルダは面間寸法の位置調整を行わ
れると共に急速に所定の面間寸法に移動する。
【００１６】
【実施例】以下図面を参照して、本考案の実施例を説明
する。
する。
【００１７】図２において、圧延ロール１４，１４の上
流側にはローラガイド機構が設置してあり、このローラ
ガイド機構の位置調整機構は、固定枠１の上下両側に
は、ガイドシャフト２，２を水平に設けてあり、この各
ガイドシャフトの前後両側には、固定枠補助シャフト
３，３がこのガイドシャフトと平行に配置されている。
ガイドシャフト２，２には、左右（第１図上下）一対の
ローラホルダ４，５が軸受（軸受５ａのみ図示。）を介
して嵌合してあり、この左右一対のローラホルダは、ガ
イドシャフト２，２の軸心に沿ってそれぞれ独立して移
動可能に嵌合してある。各ローラホルダ４，５には、垂
直ガイドローラ６，６が回転自在に取り付けてある。ま
た、ローラホルダ４，５には、それぞれ連結枠７，８が
結合部材９，１０を介して結合している。
流側にはローラガイド機構が設置してあり、このローラ
ガイド機構の位置調整機構は、固定枠１の上下両側に
は、ガイドシャフト２，２を水平に設けてあり、この各
ガイドシャフトの前後両側には、固定枠補助シャフト
３，３がこのガイドシャフトと平行に配置されている。
ガイドシャフト２，２には、左右（第１図上下）一対の
ローラホルダ４，５が軸受（軸受５ａのみ図示。）を介
して嵌合してあり、この左右一対のローラホルダは、ガ
イドシャフト２，２の軸心に沿ってそれぞれ独立して移
動可能に嵌合してある。各ローラホルダ４，５には、垂
直ガイドローラ６，６が回転自在に取り付けてある。ま
た、ローラホルダ４，５には、それぞれ連結枠７，８が
結合部材９，１０を介して結合している。
【００１８】また、固定枠１には、面間寸法設定用の油
圧シリンダ１１，１２を固定してあり、これらの油圧シ
リンダから突出しているラム１１ａの端部が、各連結枠
７，８にジョンイト部材１３（図１上側のジョイント部
材１３のみ図示。）によって連結されている。面間寸法
油圧設定用の油圧シリンダ１１，１２は、左右のローラ
ホルダ４，５に設けてあるガイドローラ６，６を所定の
面間寸法に位置調整するためのものである。面間寸法設
定用の油圧シリンダ１１，１２のラム１１ａ（シリンダ
１１のラムのみ図示。）の伸縮に伴なって、連結枠７，
８及びこの連結枠を通じてローラホルダ４，５が、ガイ
ドシャフト２，２に沿って図１上下方向に独立して又は
同時に移動する。この移動により、ローラホルダ４，５
は、図２に図示の圧延ロール１４，１４の所要のカリバ
ーに対応して位置調整可能であり、同時にガイドローラ
６，６の所定の面間寸法に調整可能である。
圧シリンダ１１，１２を固定してあり、これらの油圧シ
リンダから突出しているラム１１ａの端部が、各連結枠
７，８にジョンイト部材１３（図１上側のジョイント部
材１３のみ図示。）によって連結されている。面間寸法
油圧設定用の油圧シリンダ１１，１２は、左右のローラ
ホルダ４，５に設けてあるガイドローラ６，６を所定の
面間寸法に位置調整するためのものである。面間寸法設
定用の油圧シリンダ１１，１２のラム１１ａ（シリンダ
１１のラムのみ図示。）の伸縮に伴なって、連結枠７，
８及びこの連結枠を通じてローラホルダ４，５が、ガイ
ドシャフト２，２に沿って図１上下方向に独立して又は
同時に移動する。この移動により、ローラホルダ４，５
は、図２に図示の圧延ロール１４，１４の所要のカリバ
ーに対応して位置調整可能であり、同時にガイドローラ
６，６の所定の面間寸法に調整可能である。
【００１９】連結枠７，８には、この連結枠の移動量す
なわちローラホルダ４，５の移動量を計測するための位
置検出器１５（図１下側の位置検出器１５のみ図示。）
を設けてあり、この位置検出器には図示していないが、
位置制御盤に電気的に接続されて、この位置制御盤へ位
置データを送出するものである。
なわちローラホルダ４，５の移動量を計測するための位
置検出器１５（図１下側の位置検出器１５のみ図示。）
を設けてあり、この位置検出器には図示していないが、
位置制御盤に電気的に接続されて、この位置制御盤へ位
置データを送出するものである。
【００２０】つぎに、本考案の作動を説明する。
【００２１】まず、ガイドローラ６，６の面間寸法の調
整作業をする。そのために、位置制御盤にローラホルダ
４，５の目標位置すなわち、現在の位置から移動したい
目標位置のデータを入力し、そこで、位置制御盤のラン
ボタンを押し、面間寸法設定用の油圧シリンダ１１，１
２を駆動させると、ローラホルダ４，５は、ガイドシャ
フト２，２に案内されて目標の位置まで移動する。ロー
ラホルダ４，５における移動は、現在位置と目標位置か
ら演算装置が演算して、面間寸法設定用の各油圧シリン
ダ１１，１２のラムの移動速度を決定し、位置制御盤か
らのデータを読み込んでフィードバックしながら位置決
め制御する。
整作業をする。そのために、位置制御盤にローラホルダ
４，５の目標位置すなわち、現在の位置から移動したい
目標位置のデータを入力し、そこで、位置制御盤のラン
ボタンを押し、面間寸法設定用の油圧シリンダ１１，１
２を駆動させると、ローラホルダ４，５は、ガイドシャ
フト２，２に案内されて目標の位置まで移動する。ロー
ラホルダ４，５における移動は、現在位置と目標位置か
ら演算装置が演算して、面間寸法設定用の各油圧シリン
ダ１１，１２のラムの移動速度を決定し、位置制御盤か
らのデータを読み込んでフィードバックしながら位置決
め制御する。
【００２２】ローラホルダ４，５の位置調整が終了した
ら、圧延材がガイドローラ６，６に図１の右側から進入
してくるまでは、このガイドローラを圧延材の寸法に対
して僅かに開いた状態で待避させておき、圧延材がこの
ガイドローラ間に進入した後、油圧シリンダ１１，１２
を作動させて、急速にこのガイドローラ面間を狭めて圧
延材を抱合することにより、圧延材とこのガイドローラ
の衝突を防止すると共に圧延材を圧延ロール１４，１４
に案内する。
ら、圧延材がガイドローラ６，６に図１の右側から進入
してくるまでは、このガイドローラを圧延材の寸法に対
して僅かに開いた状態で待避させておき、圧延材がこの
ガイドローラ間に進入した後、油圧シリンダ１１，１２
を作動させて、急速にこのガイドローラ面間を狭めて圧
延材を抱合することにより、圧延材とこのガイドローラ
の衝突を防止すると共に圧延材を圧延ロール１４，１４
に案内する。
【００２３】このように、面間寸法設定用の油圧シリン
ダ１１，１２は、瞬時抱合用油圧シリンダの機能も兼用
しているもので、この油圧シリンダのラム１１ａの伸縮
によりローラホルダ４，５は移動し、ガイドローラ６，
６の面間寸法設定と、圧延材の瞬間抱合とが可能であ
る。
ダ１１，１２は、瞬時抱合用油圧シリンダの機能も兼用
しているもので、この油圧シリンダのラム１１ａの伸縮
によりローラホルダ４，５は移動し、ガイドローラ６，
６の面間寸法設定と、圧延材の瞬間抱合とが可能であ
る。
【００２４】
【考案の効果】この考案によれば、各面間寸法設定油圧
シリンダの別々または同時作動により、ガイドローラの
位置を中心振分で芯間距離の微調整を含めた位置調整で
きる他に、左右別々の調整ができて調整の範囲が広がっ
たので、このガイドローラの取付け時に精密な取付けが
不要となり、従来例のような圧延ロールに正確に位置合
わせするための熟練を必要としない。そしてガイドロー
ラの不均一な摩耗や、左右のローラホルダの不均一な
「がた」がある場合でも、左右のローラホルダを中心振
分ではなく、この面間寸法設定油圧シリンダにより左右
別々に位置調整でき、ガイドローラにより圧延材を圧延
ロールに正確に案内することができ、正確な圧延が行え
る。さらに、圧延ロールのカリバーの位置を変更する場
合、不必要にローラガイド装置全体を移動させることを
必要とせず、位置調整を必要とするローラガイドをこの
面間寸法設定油圧シリンダのそれぞれにより、ガイドロ
ーラを別々に移動させて新たなカリバーの位置に合わせ
ればよいので、圧延ロールのカリバーの変更に迅速に対
応できる。また、圧延材がガイドローラに進入した後
は、この面間寸法設定油圧シリンダにより急速に面間を
狭めて圧延材を抱合することができるので、圧延材とガ
イドローラの衝突を防止するとともに、圧延材を圧延ロ
ールに正確に案内することができる。このように、面間
寸法設定油圧シリンダは、瞬時抱合機能をも兼用するの
で構成も簡単になる。
シリンダの別々または同時作動により、ガイドローラの
位置を中心振分で芯間距離の微調整を含めた位置調整で
きる他に、左右別々の調整ができて調整の範囲が広がっ
たので、このガイドローラの取付け時に精密な取付けが
不要となり、従来例のような圧延ロールに正確に位置合
わせするための熟練を必要としない。そしてガイドロー
ラの不均一な摩耗や、左右のローラホルダの不均一な
「がた」がある場合でも、左右のローラホルダを中心振
分ではなく、この面間寸法設定油圧シリンダにより左右
別々に位置調整でき、ガイドローラにより圧延材を圧延
ロールに正確に案内することができ、正確な圧延が行え
る。さらに、圧延ロールのカリバーの位置を変更する場
合、不必要にローラガイド装置全体を移動させることを
必要とせず、位置調整を必要とするローラガイドをこの
面間寸法設定油圧シリンダのそれぞれにより、ガイドロ
ーラを別々に移動させて新たなカリバーの位置に合わせ
ればよいので、圧延ロールのカリバーの変更に迅速に対
応できる。また、圧延材がガイドローラに進入した後
は、この面間寸法設定油圧シリンダにより急速に面間を
狭めて圧延材を抱合することができるので、圧延材とガ
イドローラの衝突を防止するとともに、圧延材を圧延ロ
ールに正確に案内することができる。このように、面間
寸法設定油圧シリンダは、瞬時抱合機能をも兼用するの
で構成も簡単になる。
【図１】一部断面正面図である。
【図２】図１ａ−ａ線断面図である。
【図３】図１ｂ−ｂ線断面図である。
１ 固定枠 ２ ガイドシャフト ４，５ ローラホルダ ６，６ ガイドローラ ７，８ 連結枠 １１ 面間寸法設定油圧シリンダ １２ 面間寸法設定油圧シリンダ １４ 圧延ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−77709（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−95607（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 固定枠には、ガイドシャフトが設けてあ
り、 上記ガイドシャフトには、少なくとも一対のローラホル
ダがこのガイドシャフトの軸心に沿ってそれぞれ独立し
て移動可能に嵌合してあり、 上記一対のローラホルダは、それぞれガイドローラを備
えており、 上記ローラホルダのそれぞれには、連結枠を介して面間
寸法設定用の油圧シリンダが連結してあり、 上記面間寸法設定用の油圧シリンダは、それぞれ独立し
て上記のガイドローラを移動させることにより圧延ロー
ルのカリバーに合わせて位置調整が可能と同時にこのガ
イドローラを所定の面間寸法に位置調整可能であり、 上記油圧シリンダは、上記 ガイドローラの面間寸法を開
閉するための瞬時抱合機能を備えていることを特徴とす
るローラガイド機構の位置調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993037055U JPH0753762Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ローラガイド機構の位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993037055U JPH0753762Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ローラガイド機構の位置調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648908U JPH0648908U (ja) | 1994-07-05 |
| JPH0753762Y2 true JPH0753762Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12486892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993037055U Expired - Fee Related JPH0753762Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ローラガイド機構の位置調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753762Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4597645B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2010-12-15 | 山陽特殊製鋼株式会社 | 圧延材のための誘導装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6040933B2 (ja) * | 1981-11-04 | 1985-09-13 | 新日本製鐵株式会社 | 圧延線棒材誘導方法 |
| JPS6395607U (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-20 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP1993037055U patent/JPH0753762Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0648908U (ja) | 1994-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |