JPH0648908U - ローラガイドの位置調整装置 - Google Patents
ローラガイドの位置調整装置Info
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- JPH0648908U JPH0648908U JP3705593U JP3705593U JPH0648908U JP H0648908 U JPH0648908 U JP H0648908U JP 3705593 U JP3705593 U JP 3705593U JP 3705593 U JP3705593 U JP 3705593U JP H0648908 U JPH0648908 U JP H0648908U
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- roller
- guide
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 固定枠1に設けたガイドシャフト2,2に
は、一対のローラホルダ4,5がその軸心に沿って移動
可能に嵌合し、この各ホルダには、ガイドローラ6,6
が回転自在に取り付けてあり、このホルダには、連結枠
7,8が結合している。面間寸法設定油圧シリンダ1
1,12のラム11aは、各連結枠7,8に連結され、
このシリンダの作動によりローラホルダ4,5が独立し
て又は同時に移動し、ガイドローラを所定の面間寸法に
位置調整する。 【効果】 面間寸法設定油圧シリンダによりガイドロー
ラを中心振分で位置調整でき、別々の調整ができて調整
の範囲が広がり、圧延材を圧延ロールに正確に案内す
る。カリバーの位置を変更に迅速に対応できる。圧延材
がガイドローラに進入した後は、この油圧シリンダによ
り急速に面間を狭めて圧延材を抱合して圧延材とガイド
ローラとの衝突を防止する。
は、一対のローラホルダ4,5がその軸心に沿って移動
可能に嵌合し、この各ホルダには、ガイドローラ6,6
が回転自在に取り付けてあり、このホルダには、連結枠
7,8が結合している。面間寸法設定油圧シリンダ1
1,12のラム11aは、各連結枠7,8に連結され、
このシリンダの作動によりローラホルダ4,5が独立し
て又は同時に移動し、ガイドローラを所定の面間寸法に
位置調整する。 【効果】 面間寸法設定油圧シリンダによりガイドロー
ラを中心振分で位置調整でき、別々の調整ができて調整
の範囲が広がり、圧延材を圧延ロールに正確に案内す
る。カリバーの位置を変更に迅速に対応できる。圧延材
がガイドローラに進入した後は、この油圧シリンダによ
り急速に面間を狭めて圧延材を抱合して圧延材とガイド
ローラとの衝突を防止する。
Description
【0001】
本考案は、ガイドローラの芯間寸法を、圧延ロールの任意のカリバーに合わせ て調整可能なローラガイドの位置調整装置に関する。
【0002】
本願出願人は、先に平鋼用のローラガイドを圧延ロールカリバーに位置調整す る装置として、逆ねじのスクリュウ軸にローラホルダを螺合させておき、このス クリュウ軸を回転させることによりローラガイドの間隔を圧延ロールカリバーに 中心振分に調整可能な装置(実願昭63−99928号)を提案した。
【0003】
前記提案したローラガイドの位置調整装置の改善すべき点として、下記の点を 挙げることができる。
【0004】 第1は、新たなカリバーの位置に合わせてローラガイドの位置を変更する場合 には、ローラガイド全体を移動させなくてはならないから、カリバー位置変更に 合わせローラガイドの位置変更を迅速に行いにくい点である。
【0005】 第2は、圧延ロールの中心とローラガイドの中心が正確に一致するようローラ ガイドをレストバーに装着する必要があるが、ローラガイドを圧延ロールに正確 に位置合わせするには、熟練を要する点である。
【0006】 第3は、ローラガイドの中心が圧延ロールの中心に正確に一致するようにレス トバーに装着されていても、ガイドローラが均一に摩耗していない場合や、スク リュウ軸とローラホルダ螺合部分の「がた」が不均一な場合には、ローラガイド の中心が圧延ロールのカリバーの中心に正しく調整されていても、ガイドローラ が圧延ロールに対して中心振分に位置調整されない場合があり、正確な圧延が行 えない点である。
【0007】 第4は、圧延材を正確に案内するには、ガイドローラの面間寸法は圧延材寸法 とほぼ同一であることが望ましいものの、圧延材先端部がガイドローラに進入す る場合には、圧延材に先曲がりや先割れがあるために、この圧延材先端部がガイ ドローラに衝突してガイドローラに疵をつけることがあり、一般にガイドローラ の面間寸法は圧延材に対して大きめに設定されている。ガイドローラの面間寸法 が圧延材に対して大きめに設定されると、圧延材が圧延ロールに正確に案内され にくく、したがって圧延材の仕上り精度が低下する問題があった。
【0008】 本考案の目的は、任意のカリバーに合わせてローラガイドの面間寸法を迅速に 位置変更可能にすることである。
【0009】 本考案の他の目的は、ローラガイドを取り付ける際に、取付作業に熟練を必要 としないことである。
【0010】 本考案のさらに他の目的は、ガイドローラの不均一な摩耗や、左右ローラホル ダの不均一な「がた」がある場合でも、圧延材を圧延ロールに正確に案内可能と することである。
【0011】 本考案の目的は、圧延材とガイドローラの衝突を防止すると共に圧延材を圧延 ロールに正確に案内することである。
【0012】
本考案の特徴は、面間寸法設定油圧シリンダで瞬時抱合油圧シリンダの機能を 兼用させ、面間寸法調整と瞬時抱合動作を1組の油圧シリンダで行う構成とする もので、その構成は、固定枠にガイドシャフトを設け、上記ガイドシャフトにガ イドローラを備えている対のローラホルダが移動可能に嵌合されており、上記各 ローラホルダには、連結枠を介して上記ガイドローラの所定の面間寸法に位置調 整するための面間寸法設定油圧シリンダを連結してあり、上記面間寸法設定油圧 シリンダは、ガイドローラの面間寸法を開閉するための瞬時抱合機能を備えてい るところにある。
【0013】
面間寸法設定油圧シリンダの作動により、対のローラホルダは同時又は個別に ガイドシャフトに沿って移動して、圧延ロールの所要のカリバーに対する位置調 整が行われ、ガイドローラの不均一な摩耗や、左右ローラホルダの不均一な「が た」がある場合に、左右ローラホルダの別々移動によりその位置補正を行える。
【0014】 圧延材がローラガイドに進入してくるまでは、ローラホルダを圧延材寸法に対 して僅かに開いた状態で待避させておき、圧延材がガイドローラ間に進入したこ とを検知すると、上記面間寸法設定用油圧シリンダを動作させ、ローラホルダを 急速に所要の面間寸法まで移動させることにより、圧延材を正確に圧延ロールに 案内する。
【0015】 このように、面間寸法設定油圧シリンダの作動により、ローラホルダは面間寸 法の位置調整を行われると共に急速に所定の面間寸法に移動する。
【0016】
以下図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0017】 図1,2において、固定枠1の上下両側には、ガイドシャフト2,2を水平に 設けてあり、この各ガイドシャフトの前後両側には、固定枠補助シャフト3,3 がこのガイドシャフトと平行に配置されている。ガイドシャフト2,2には、左 右(第1図上下)一対のローラホルダ4,5が軸受(軸受5aのみ図示。)を介 して嵌合してあり、この左右一対のローラホルダは、ガイドシャフト2,2の軸 心に沿って移動可能に嵌合してある。各ローラホルダ4,5には、垂直ガイドロ ーラ6,6が回転自在に取り付けてある。また、ローラホルダ4,5には、それ ぞれ連結枠7,8が結合部材9,10を介して結合している。
【0018】 また、固定枠1には、面間寸法設定油圧シリンダ11,12を固定してあり、 これらの油圧シリンダから突出しているラム11aの端部が、各連結枠7,8に ジョンイト部材13(図1上側のジョイント部材13のみ図示。)によって連結 されている。面間寸法油圧設定用の油圧シリンダ11,12は、左右のローラホ ルダ4,5に設けてあるガイドローラ6,6を所定の面間寸法に位置調整するた めのものである。面間寸法設定油圧シリンダ11,12のラム11a(シリンダ 11のラムのみ図示。)の伸縮に伴なって、連結枠7,8及びこの連結枠を通じ てローラホルダ4,5が、ガイドシャフト2,2に沿って図1上下方向に独立し て又は同時に移動する。この移動により、ローラホルダ4,5は、図2に図示の 圧延ロール14,14の所要のカリバーに対応可能となる。
【0019】 連結枠7,8には、この連結枠の移動量すなわちローラホルダ4,5の移動量 を計測するための位置検出器15(図1下側の位置検出器15のみ図示。)を設 けてあり、この位置検出器には図示していないが、位置制御盤に電気的に接続さ れて、この位置制御盤へ位置データを送出するものである。
【0020】 つぎに、本考案の作動を説明する。
【0021】 まず、ガイドローラの面間寸法の調整作業をする。 そのために、位置制御盤にローラホルダ4,5の目標位置すなわち、現在の位 置から移動したい目標位置のデータを入力し、そこで、位置制御盤のランボタン を押し、面間寸法設定用の油圧シリンダ11,12を駆動させると、ローラホル ダ4,5は、ガイドシャフト2,2に案内されて目標の位置まで移動する。ロー ラホルダ4,5における移動は、現在位置と目標位置から演算装置が演算して、 面間寸法設定油圧シリンダ11,12のラムの移動速度を決定し、位置制御盤か らのデータを読み込んでフィードバックしながら位置決め制御する。
【0022】 ローラホルダ4,5の位置調整が終了したら、圧延材がガイドローラ6,6に 図1の右側から進入してくるまでは、このローラガイドやガイドローラを圧延材 の寸法に対して僅かに開いた状態で待避させておき、圧延材がこのガイドローラ 間に進入した後、面間寸法設定用の油圧シリンダ11,12を作動させて、急速 にこのガイドローラ面間を狭めて圧延材を抱合することにより、圧延材とこのガ イドローラの衝突を防止すると共に圧延材を圧延ロール14,14に案内する。
【0023】 このように、面間寸法設定油圧シリンダ11,12は、瞬時抱合用油圧シリン ダの機能も兼用しているもので、この油圧シリンダのラム11aの伸縮によりロ ーラホルダ4,5は移動し、ガイドローラ6,6の面間寸法設定と、圧延材の瞬 間抱合とが可能である。
【0024】
この考案によれば、面間寸法設定油圧シリンダによりガイドローラを中心振分 で位置調整できる他に、左右別々の調整ができて調整の範囲が広がったので、ガ イドローラの取付け時に精密な取付けが不要となり、従来例のような圧延ロール に正確に位置合わせするための熟練を必要としない。そしてガイドローラの不均 一な摩耗や、左右のローラホルダの不均一な「がた」がある場合でも、左右のロ ーラホルダを中心振分ではなく、この面間寸法設定油圧シリンダにより左右別々 に位置調整できるので、圧延材を圧延ロールに正確に案内することができ、正確 な圧延が行える。さらに、カリバーの位置を変更する場合、ローラガイド全体を 移動させることを必要とせず、位置調整を必要とするローラガイドを、この面間 寸法設定油圧シリンダにより新たなカリバーの位置に合わせればよいので、圧延 ロールのカリバーの変更に迅速に対応できる。また、圧延材がガイドローラに進 入した後は、この面間寸法設定油圧シリンダにより急速に面間を狭めて圧延材を 抱合することができるので、圧延材とガイドローラの衝突を防止するとともに、 圧延材を圧延ロールに正確に案内することができる。このように、面間寸法設定 油圧シリンダは、瞬時抱合機能をも兼用するので構成も簡単になる。
【図1】一部断面正面図である。
【図2】図1a−a線断面図である。
【図3】図1b−b線断面図である。
1 固定枠 2 ガイドシャフト 4,5 ローラホルダ 6,6 ガイドローラ 7,8 連結枠 11 面間寸法設定油圧シリンダ 12 面間寸法設定油圧シリンダ 14 圧延ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 固定枠には、ガイドシャフトが設けてあ
り、 上記ガイドシャフトには、少なくとも一対のローラホル
ダがこのガイドシャフトの軸心に沿って移動可能に嵌合
してあり、 上記一対のローラホルダは、それぞれガイドローラを備
えており、 上記各ローラホルダには、連結枠を介して面間寸法設定
用の油圧シリンダが連結してあり、 上記面間寸法設定用の油圧シリンダは、上記のガイドロ
ーラの所定の面間寸法に位置調整すると同時に、このガ
イドローラの面間寸法を開閉するための瞬時抱合機能を
備えていることを特徴とするローラガイドの位置調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037055U JPH0753762Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ローラガイド機構の位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037055U JPH0753762Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ローラガイド機構の位置調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648908U true JPH0648908U (ja) | 1994-07-05 |
JPH0753762Y2 JPH0753762Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12486892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993037055U Expired - Fee Related JPH0753762Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ローラガイド機構の位置調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753762Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006150374A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 圧延材のための誘導装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5877709A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-11 | Nippon Steel Corp | 圧延線棒材誘導方法 |
JPS6395607U (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-20 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP1993037055U patent/JPH0753762Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5877709A (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-11 | Nippon Steel Corp | 圧延線棒材誘導方法 |
JPS6395607U (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-20 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006150374A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 圧延材のための誘導装置 |
JP4597645B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2010-12-15 | 山陽特殊製鋼株式会社 | 圧延材のための誘導装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753762Y2 (ja) | 1995-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |