JPH0261841B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二つの駆動されるバツクアツプロー
ル３と４およびこれらのバツクアツプロール３と
４によつて摩擦駆動により帯行されるワークロー
ル２６と３０とを備えており、これらのワークロ
ールがその水平方向での支持のためバツクアツプ
ロール３と４の垂直な軸面４３−４３から圧延方
向で位置ずれしており、位置ずれ４２−４２の方
向でロール胴に設けられている中間ロール４５と
４７により並びに支持ブリツジ１２と１３に支承
された支持ローラ４６と４８によつて支持されて
いる様式の多重式ロール式圧延スタンドに関す
る。

この様式の多重ロール式圧延スタンドは既に公
知である。ドイツ連邦共和国特許第1777054号お
よび第2522213号明細書によりこの様式の多重ロ
ール式圧延スタンドが公知になつている。この多
重ロール式圧延スタンドにあつては、ベンデイン
グ装置が設けられており、側方の支持システムの
利用の下にこのベンデイング装置により特に水平
方向で、しかもワークロールの水平方向の曲がり
を誘起させるのみならず、曲げの中心位置ずれか
ら結果する垂直分力がロール間〓プロフイルに正
の或いは負の作用が与えられ、これによりロール
間〓の高さが制御されることによつてこのロール
間〓プロフイルがロール胴幅にわたつて変えられ
るように、全ロール胴の曲がりが強制的にワーク
ロールに与えられる。この構成によつて、被圧延
材の長方形の断面の形成が達せられるばかりでな
く、平担な表面、即ち圧延作業中の耳波および中
波の迅速かつ正確な強制を可能にする圧延力配分
が生起される。

また、ドイツ連邦共和国特許第3212070号によ
り既に、協働する両ワークロールの一方のワーク
ロールの水平方向での曲げ力並びに垂直方向での
曲げ力を調節し、これによつて被圧延材の平坦度
を維持することを容易にすることが可能な多重ロ
ール式圧延スタンドが公知になつている。

これら公知の多重ロール式圧延スタンドにあつ
て、協働する両ワークロールの一方のワークロー
ルのみがバツクアツプロールとの垂直な軸線面か
ら位置ずれして作業することはさておくとして、
このワークロールは附加的な中間ロールを介して
所属するバツクアツプロールと協働する。更にこ
の場合、垂直軸線面から位置ずれして設けられて
いるワークロールは垂直な軸線面に存在している
ワークロールおよびこのワークロールに同様に垂
直な軸線面で設けられている附加的なワークロー
ルよりも小さい直径を有している。

一方のワークロールの水平方向でのおよび垂直
方向での曲げを達するための、即ち立体的な曲げ
を形成するための構造上のかつ機能上の経費は、
ドイツ連邦共和国特許第1777054号およびドイツ
連邦共和国特許第2522213号による多重ロール式
圧延スタンド−この多重ロール式圧延スタンドに
あつては、両方のワークロールが水平方向でのみ
曲げられ、この場合このワークロールの垂直面か
らの中心のずれによつて生じる曲げの垂直方向分
力がロール間〓プロフイルに同様に作用する−に
おけるよりも著しく大きい。

本発明の根底をなす課題は、ドイツ連邦共和国
特許第1777054号およびドイツ連邦共和国特許第
2522213号により公知の多重ロール式圧延スタン
ドを、両ワークロールの少なくとも一つの制御が
可能であり、これによりワークロールが両主軸線
方向で立体的に曲げられ、かつこの場合の異なる
曲げ特性が保証されるように改善することであ
る。

上記の課題は本発明により以下のようにして解
決される。即ち、両ワークロールがそれらのチヨ
ツクの各々で一方のロールスタンド側でロール軸
線に対して平行な軸を中心にして旋回可能に支承
されたレバーと他方のロールスタンド側において
同様にロール軸線に対して平行な軸を中心にして
旋回可能に支承されレバーとの間に保持されてい
ること、下方のワークロールのチヨツクのための
両レバーがその下方向への運動に関してストツパ
によつて制限されていること、 この場合両レバーがそれらに所属しているチヨ
ツクを頭部部材により形状一体的に包括している
こと、 更にそれぞれワークロールの一方のロールスタ
ンド側において旋回可能に支承されている上方の
レバーと下方のワークロールの同様に其処におい
て旋回可能に支承されているレバーの間に垂直曲
げシリンダが、並びにワークロールの他方のロー
ルスタンド側に存在している上方のレバーと下方
のワークロールのための同様に其処において支承
されている下方のレバー間に他の垂直曲げシリン
ダが設けられていることによつて解決される。

本発明の他の重要な特徴は、少なくともバツク
アツプロールおよび／又は中間ロールがワークロ
ールのうちの一つのワークロールに対して水平方
向ベンデイング装置によつても負荷可能であるこ
とである。

本発明により、通常行われているように垂直方
向で彎曲された二つのワークロールのみを使用す
ることによつて達せられる作用がここでは両主軸
の方向で立体的に彎曲された唯一つのワークロー
ルのみで達せられると云う特別な利点が得られ
る。この場合、唯一つのワークロールの立体的な
曲がりによつて調節作用の附加的な増強を誘起す
ることが可能であるばかりでなく、いわゆる四番
波或いは同時に生じる耳波および中波を抑制もし
くは除去するために高度の被圧延材に対する形状
制御も可能である。しかも其上、ワークロールの
胴を十分に補足形成した際被圧延材のプロフイル
に対して抛物線状の制御以外に、更に局所的に集
中した、正の或いは負の制御を行うことが可能で
ある。

本発明による多重ロール式圧延スタンドの他の
構成は特許請求の範囲第３項により、ワークロー
ルのチヨツクとその都度協働し合う両レバーの互
いに向き合つた頭部部材間に最大の揺動領域を越
えて運動遊びをもつて形状一体的に設けられてい
る。

特許請求の範囲第４項により、入側のレバーの
自由端に設けられた頭部部材はロール軸線に対し
て平行な軸を持つリンク部によつて保持されてい
る。入側のレバーの頭部部材はこれにより連結部
材として働き、この連結部材により曲げ運動によ
つて生じる入側のレバーと出側に支承されている
レバー間の間〓変化が頭部部材とチヨツク間の形
状一体性の維持の下に均衡される。

特許請求の範囲第５項による本発明の他の構成
は、入側のレバーの支承が水平方向の圧下装置に
よつて負荷可能であり、一方特許請求の範囲第６
項により入側に設けられた両レバーは一つの共通
の支承部を有している。この構成により、簡単な
様式で特に、可逆動力部を有する多重ロール式圧
延スタンドの場合に確実な作動条件が達せられ
る。

特許請求の範囲第７項により、ワークロール−
チヨツクが自体相対している長手側面に、協働す
る両レバーの頭部部材における互いに向き合つた
爪状の保持部に係入する段差部を備えているのが
有利である。

特許請求の範囲第８項による本発明の他の構成
は、垂直方向ベンデイングシリンダおよび／又は
水平方向−ベンデイング装置が圧力制御機構によ
つて制御可能でありこの圧力制御機構は少なくと
も一つのワークロールのベンデイング形状特性に
対する自由に選択可能な作用を許容するばかりで
なく、上方に設けられた平坦度調節機構と結合可
能である。一方においてバツクアツプロールと他
方においてロール間〓内に存在している被圧延材
との間で固定されていてかつ弾性的におよび／又
は可塑的に設けられているワークロールは、これ
により荷重配分の下に、特に圧延プロセスの条件
が変つた場合平坦な表面を有する直方形の被圧材
断面を得る目的で正の方向に或いは負の方向で曲
がることが可能である。

協働する両レバーによるワークロールを支承す
るチヨツクのガイドロツド状の案内は簡単な様式
で、垂直面からの必然的な垂直方向調節運動の偏
倚が両支持部の方向に対して接線方向に指向して
行われることを許容する。しかも、この場合垂直
方向での位置を達する際側方支持部の位置適合を
行う必要がない。

特許請求の範囲第９項による構成により、ワー
クロールに所属する、水平方向−ベンデイング装
置によつて負荷可能な少なくとも一つの中間ロー
ルが入側で支承されているレバー内で案内リンク
部を介して摺動可能に保持されている。

特許請求の範囲第１０項により、水平方向−ベ
ンデイング装置によつて負荷可能な支持ローラが
出側で保持されているレバーのための支承軸に対
して支承軸線を通る垂直面の前方に位置する終端
位置とこの垂直面の後方に存在している終端位置
間で摺動可能であるのが有利であることが解つ
た。

特許請求の範囲第１１項により、出側で支承さ
れている下方のレバーに支持ブリツジにおいてこ
のレバーの下方向での旋回角度を制限するストツ
パを設けるのが有利である。

特許請求の範囲第１２項により、レバーの頭部
部材内に間隔をおいて互いに上下に設けられてい
て、側方に開いていてかつＵ字形の断面を有して
いるそれぞれ二つの案内部材が存在し、これらの
案内部材内にワークロールのチヨツクがそれぞれ
案内条片で係合しているのが重要である。

以下に添付図面に図示した実施例につき本発明
を詳説する。

第１図には、圧延方向に対して平行な沿直断面
で多重ロール式圧延スタンドが示されている。こ
の多重ロール式圧延スタンドは通常のように二つ
のロールハウジング１を備えており、これらのロ
ールハウジングのうち一つのみが図面から認めら
れ、このロールハウジングの窓２内には駆動され
る二つのバツクアツプロール３と４がそれらのチ
ヨツク５と６を介して支承されている。

バツクアツプロール３と４のチヨツク５と６は
この場合通常の様式でロールハウジング１内に設
けられているバランシングシリンダ７と９および
８と１０と協働する。両バツクアツプロール３と
４間の領域内で、各々のロールハウジング１内で
保持ブロツク１１が設けられており、一方出側で
両ロールハウジング１間でそれぞれ圧延面の上方
と下方に横梁が存在しており、この横梁はいわゆ
る支持ブリツジ１２，１３を形成している。

ロールハウジング１の保持ブロツク１１内に、
それぞれ共通の水平な支承部１４を中心にして二
つのレバー１５と１６が入側に支承されており、
これらのレバーは揺れリンクとして働き、この場
合垂直方向ベンデイングシリンダ１７を介して互
いに調節可能に結合されている。出側において、
支持ブリツジ１２に水平軸１８を中心にしてレバ
ー１９が揺動可能に支承されており、一方支持ブ
リツジ１３には同様に水平軸２０を中心にして相
応するレバー２１が揺動可能に懸架固定されてい
る。両レバー１９と２１は揺れリンクとして働
き、垂直方向−ベンデイングシリンダ２２を介し
て位置調節可能に互いに結合されている。これは
第２図から明瞭に認められる。

上方の両レバー１５と１９の互いに向き合つた
頭部部材２３と２４はそれぞれ上方のワークロー
ル２６のためのチヨツク２５を保持するのに役立
ち、他方下方の両レバー１６と２１の相応する頭
部部材２７と２８は互いに下方のワークロール３
０のチヨツク２９のための保持部を形成してい
る。

協働する両レバー１５と１９および１６と２１
の一つのレバーの頭部部材、特に入側で支承され
ているレバー１５と１６の頭部部材２３と２７は
リンク部３１と３２によつて保持されており、こ
のリンク部はワークロール２６と３０の長手方向
に対して平行に走る−即ち水平に走る−軸を有し
ている。

第３図において上方のワークロール２６のチヨ
ツク２５と関連して示したように、チヨツク２５
と２９はそれらの相対する長手側面にそれぞれ二
つの段差部３３を備えており、これらの段差部は
自己の間で凹み部３４を区画している。この場合
この凹み部３４の一つでチヨツク２５と２９の
各々がレバー１５と１６の頭部部材２３と２７に
おける爪部の保持部３５内に係合している。一方
相対する凹み部３４はレバー１９と２１の凹み部
３４の相応する爪状の保持部３６と保持係合して
いる。この構成は特に第３図から明瞭に認められ
る。

頭部部材２３，２７，２４と２８の各々内には
間隔をおいて互いに上下に設けられていて、側方
に開いていてかつＵ字形の断面形を持つ案内部材
３８が固定されており、この案内部材内にチヨツ
ク２５と２９がそれぞれ適合する案内条片３９で
もつて係合している。この構成も同様に第３図か
ら特に明瞭に認められる。

第２図から更に、入側に支承されている下方の
レバー１６が保持ロツク１１のストツパ４０によ
りその下方向への運動が制限されている。一方出
側に支承されている下方のレバー２１の揺動角度
は同様に支持ブリツジ１３に設けられたストツパ
４１によつて下方向への運動が制限されている。

ストツパ４０は４１は上記の構造様式の多重ロ
ール式圧延スタンドにあつてはロール交換が容易
となりかつ取扱いが容易となるので重要である。
なぜなら、これらのストツパが垂直方向ベンデイ
ングシリンダ１７と２２と共に多重ロール式圧延
スタンド内のワークロール２６と３０を正しい位
置に合せることを可能にし、この位置整合により
ワークロールのそのチヨツク２５と２９とのレバ
ー１５，１６と１６，２１の頭部部材２３，２４
と２７，２８に対する相対的に正確な組込みおよ
び解体が保証されるからである。

第１図および第２図から認められるように、両
ワークロール２６と３０の軸線４２−４２が両バ
ツクアツプロール３と４の軸線４３−４３に対し
て多重ロール式圧延スタンドの出側方向で位置ず
れしており、この場合軸線４２−４２と４３−４
３間の間隔の寸法が、ワークロールの直径の約半
分に等しく、またワークロールの直径より幾分大
きくても、また小さくてもよいように設定されて
いる。

また第１図および第２図から認められるよう
に、両ワークロール２６と３０が両バツクアツプ
ロール３と４に対して相対的に小さな直径を有し
ており、この場合この直径比はほぼ１：５であ
る。しかし、この直径比は大きくても小さくても
よい。

垂直方向での、しかもバツクアツプロール３と
４に対抗するおよびロール間〓４４内に存在して
いる被圧延材に対抗するワークロール２６と３０
の曲げはレバー１５，１６に取付いている垂直方
向ベンデイングシリンダ１７とレバー１９と２１
に取付いている垂直方向ベンデイングシリンダ２
２によつて行われる。水平方向での曲げの両ワー
クロール２６と３０の少なくとも一つにおいて達
せられる。

上方のワークロール２６はレバー１９内に支承
されていてかつそれ自体支持ローラ４６に当接し
ている中間ロール４５と協働する。この支持ロー
ラと支持ブリツジ１２に支承されている。相応す
る中間ロール４７は下方のワークロール３０とも
協働する。この中間ロール自体は支持ブリツジ１
３内に支承されている支持ローラ４８に当接して
いる。

第１図による実施例にあつては、支持ローラ４
６と中間ロール４５並びにこれに伴つて上方のワ
ークロール２６にも水平方向ベンデイング装置４
９が作用する。このベンデイング装置４９は上方
の支持ブリツジ１２内に設けられている。更に第
１図には、下方の支持ブリツジ１３内にも水平方
向ベンデイング装置５０が設けられており、この
水平方向ベンデイング装置により支持ローラ４８
と中間ロール４７とを介して下方のワークロール
４２に曲げ作用が行われることが図示されてい
る。

この第１図の構成と異なり、第２図による実施
例にあつては、支持ローラ４６と中間ロール４５
を介して上方のワークロール２６に作用する水平
方向ベンデイング装置４９のみが設けられてい
る。

同様に、支持ローラ４８と中間ロール４７を介
して下方のワークロール３０に相応して作用を与
えるために、下方の支持ブリツジ１３内にのみ水
平方向ベンデイング装置５０を設けることも可能
である。

如何なる場合にあつても、水平方向ベンデイン
グ装置４０もしくは５０と協働する支持ローラ４
６と４８がレバー２１の支承軸１８もしくは２１
を貫通する垂直面の前方に位置する終端位置とこ
の垂直面の後方に存在する位置する終端位置間で
摺動可能であることが重要である。同様に、中間
ロール４５と４７がレバー１９と２１内でリンク
案内部により、これらの中間ロールがそれらの長
手軸線に対して横方向に摺動可能であるように保
持されていることも重要である。この構成は、水
平方向ベンデイング装置４９と５０のワークロー
ル２６と３０に対する作用にとつて重要であるば
かりでなく、ワークロールとバツクロールの直径
の相違を均衡にするのに支持ローラの調節を必要
とする場合も重要である。

入側の保持ブロツク１１にロールハウジング１
において特別な、水平方向の圧下装置を設けるこ
とも可能である。この圧下装置は特に、可逆動力
により作業が行われる多重ロール式圧延スタンド
にあつては一定の作業条件が保証されていなけれ
ばならない場合に重要である。しかし、図面を見
易くするためこの水平な圧下装置は図示に示さな
かつた。

第４図には、上記の様式の多重ロール式圧延ス
タンドにおいて達すことのできる水平方向でのワ
ークロールの曲げ状況を略図した。この図にあつ
て、図面左半分には当該ワークロールの一次抛物
線形への可能な曲げ調整が示されている。これに
対してこの第４図の右半分には、いわゆるＭ−形
状或いはＷ−形状に相当し、ワークロールが十分
に細い場合に調整される上記ワークロールの二次
曲げ形状が示されている。第５図には、ワークロ
ールが中心を外れて設けられている場合、第４図
による水平方向の曲げからどのような垂直分力が
生じるかが示されている。この場合第５図の左半
分には一次抛物線形が示されており、右半分には
二次曲げ形状、即ちいわゆるＭ−形状が示されて
いる。

第６図には、幅比率と負荷比率とが一定である
場合ワークロールジヤーナルにおける水平方向の
曲げから如何なる作用が生じるかか示されてい
る。第７図からは、ワークロールの水平方向の曲
げと垂直方向の曲げの組合された作用によつて達
せられる種々のロール間〓プロフイルが認められ
る。この場合、(a)と(b)は両曲げ効果の増大された
作用を示し、一方(c)と(d)からは、ワークロールの
ための二次曲げ形状から得られる両曲げ効果の相
互組合せによつて達せられるロール間〓プロフイ
ルを示した。

【図面の簡単な説明】

第１図は多重ロール式圧延スタンドの沿直断面
図、第２図は第１図の記号で示される切断域の
拡大図、第３図は第２図の記号で示される切断
領域の拡大図、第４図は本発明における側方の圧
延分力との協働による側方支持により強制的に得
られるワークロールの水平な曲がり形状を示した
図で、この場合左半分には第一の抛物線形の曲が
りを、右半分にはワークロールが十分に細い場合
に可能な第二のいわゆるＭ−或いはＷ−形状の曲
がりが示されている、第５図はワークロールがバ
ツクアツプロールに対して中央から位置ずれして
設けられた第４図によるワークロール曲がりの垂
直部分の概略図、第６図は幅比率と荷重比率が一
定な場合のワークロールジヤーナルにおける垂直
方向の曲がり作用の概略図、第７ａ〜ｄ図はワー
クロールに関する両曲げ系を可能な極端な値と関
連づけて形成される４つの異なるロール間〓プロ
フイルの概略図。 図中符号は、１４……軸、１５，１６……レバ
ー、１８，２０……軸、１９，２１……レバー、
２３，２４；２７，２８……頭部部材、２５，２
９……チヨツク、２６，３０……ワークロール、
２２……垂直方向ベンデイングシリンダ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 二つの駆動されるバツクアツプロール３と４
   およびこれらのバツクアツプロール３と４によつ
   て摩擦駆動により帯行されるワークロール２６と
   ３０とを備えており、これらのワークロールがそ
   の水平方向での支持のためバツクアツプロール３
   と４の垂直な軸面４３−４３から圧延方向で位置
   ずれしており、位置ずれ４２−４２の方向でロー
   ル胴に設けられている中間ロール４５と４７によ
   り並びに支持ブリツジ１２と１３に支承された支
   持ローラ４６と４８によつて支持されている様式
   の多重式ロール式圧延スタンドにおいて、両ワー
   クロール２６，３０がそれらのチヨツク２５の
   各々で一方のロールスタンド側でロール軸線に対
   して平行な軸１４を中心にして旋回可能に支承さ
   れたレバー１５と１６と他方のロールスタンド側
   において同様にロール軸線に対して平行な軸１８
   或いは２０を中心にして旋回可能に支承されレバ
   ー１９と２１との間に保持されていること、下方
   のワークロール３０のチヨツク２９のための両レ
   バー１６と２１がその下方向への運動に関してス
   トツパ４０，４１によつて制限されていること、 この場合両レバー１５と１９もしくは１６と２
   １がそれらに所属しているチヨツク１５もしくは
   ２９を頭部部材２３と２４もしくは２７と２８に
   より形状一体的に包括していること、 更にそれぞれワークロール２６の一方のロール
   スタンド側において旋回可能に支承されている上
   方のレバー１５と下方のワークロール３０の同様
   に其処において旋回可能に支承されているレバー
   １６の間に垂直曲げシリンダ１７が、並びにワー
   クロール２６の他方のロールスタンド側に存在し
   ている上方のレバー１９と下方のワークロール３
   ０のための同様に其処において支承されている下
   方のレバー２１間に他の垂直曲げシリンダ１７が
   設けられていること、 を特徴とする、上記多重式ロール式圧延スタン
   ド。 ２ 少なくとも支持ローラ４６或いは４８およ
   び／又は中間ロール４５或いは４７がワークロー
   ル２６或いは３０の一つに関して水平方向ベンデ
   イング装置４５或いは５０により負荷可能である
   ように構成されている、前記特許請求の範囲第１
   項に記載の多重ロール式圧延スタンド。 ３ ワークロール２６或いは３０のチヨツク２５
   或いは２９とその都度協働する両レバー１５と１
   ９或いは１６と２１の互いに向き合つた頭部部材
   ２３，２４或いは２７，２８の間でレバー１５，
   １９或いは１６，２１の最大揺動角度範囲にわた
   つて運動遊びを持つて形状一体的に設けられてい
   る、前記特許請求の範囲第１項或いは第２項に記
   載の多重ロール式圧延スタンド。 ４ 入側のレバー１５と１６の自由端に設けられ
   た頭部部材２３と２７がロール軸に対して平行な
   軸線を持つリンク部３１と３２によつて保持され
   ている、特許請求の範囲第１項から第３項までの
   うちのいずれか一つに記載の多重ロール式圧延ス
   タンド。 ５ 入側のレバー１５と１６の支承部１１，１４
   が水平な圧下装置によつて負荷可能に構成されて
   いる、特許請求の範囲第１項から第４項までのう
   ちのいずれか一つに記載の多重ロール式圧延スタ
   ンド。 ６ 入側で上下に設けられている両レバー１５と
   １６が共通の支承部１４を備えている、特許請求
   の範囲第１項から第５項までのうちのいずれか一
   つに記載の多重ロール式圧延スタンド。 ７ ワークロール−チヨツク２５と２９が自体向
   き合つている長手方向側面に凹み３４を備えてお
   り、この凹みがその都度協働する両レバー１５，
   １９と１６，２１の頭部部材２３と２４或いは２
   ７と２８における爪状の保持部３５と３６内に系
   合するように構成されている、特許請求の範囲第
   １項から第６項までのうちのいずれか一つに記載
   の多重ロール式圧延スタンド。 ８ 垂直方向ベンデイングシリンダ１７と２２お
   よび／又は水平方向ベンデイング装置４９或いは
   ５０が上方に設けられている平坦度調節機構と結
   合している圧力調節機構で負荷可能であるように
   構成されている、特許請求の範囲第１項から第７
   項までのうちのいずれか一つに記載の多重ロール
   式圧延スタンド。 ９ ワークロール２６或いは３０に所属している
   水平方向ベンデイング装置４９或いは５０によつ
   て負荷可能な少なくとも一つの中間ロール４５或
   いは４７が出側に保持されているレバー１９或い
   は２１内で案内リンク装置を介して摺動可能に保
   持されている、特許請求の範囲第１項から第８項
   までのうちのいずれか一つに記載の多重ロール式
   圧延スタンド。 １０ 水平方向ベンデイング装置４９或いは５０
   によつて負荷可能な支持ローラ４６或いは４８が
   出側に保持されているレバー１９或いは２１の支
   承軸１８或いは２０に対して、支承軸１８或いは
   ２０を貫通する垂直面の前方に存在する終端位置
   とこの垂直面の後方に存在している終端位置間で
   摺動可能に構成されている、特許請求の範囲第１
   項から第９項までのうちのいずれか一つに記載の
   多重ロール式圧延スタンド。 １１ 出側において支承されている下方のレバー
   ２１に支持ブリツジ１３においてストツパ４１
   が、入側の下方のレバー１６には保持ブロツク１
   １においてストツパ４０が設けられている、特許
   請求の範囲第１項から第１０項までのうちのいず
   れか一つに記載の多重ロール式圧延スタンド。 １２ レバー１５，１９と１６，２１の頭部部材
   ２３，２４と２７，２８内に間隔をおいて互いに
   上下に設けられていて、側方に開いており、Ｕ字
   形の断面を有しかつチヨツク２５と２９が係入す
   る案内部材が設けられている、特許請求の範囲第
   １項から第１１項までのうちのいずれか一つに記
   載の多重ロール式圧延スタンド。