JPS6198298A - 衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は乾燥検知機能を有する衣類乾燥機の制御装置に
関する。

従来例の構成とその問題点 近年衣類乾燥機の普及に伴い、省エネルギー化や使い勝
手の向上を図るために種々の乾燥検知方式が提案されて
きた。しかし、それらは未だ多くの問題を有しており、
最適な乾燥検知手段とは言えない。

すなわち、ドラム内に一対の電極を設け、衣類の抵抗値
を検出する方式では、高インピーダンス測定であるため
に制御回路の防湿絶縁対策が非常に困難であり、また商
用交流を測定部の電源として直接使用する必要があるた
め、安全性において大きな問題がある。またこの方式で
は乾燥率が９０〜９５％程度の状態までしか判定するこ
とができず、安全乾燥に至るまでは何らかの方法で遅延
時間を設定する必要があり、精度も悪くなるのが一般的
である。

また、ドラムの排気温度の変化を利用する方法もあるが
、この方法によると周囲温度の影響を受は易く、被乾燥
衣類の量や質によって温度変化のパターンが一様でない
ので、これらの変化によって終了時の乾燥率がばらつき
、精度が悪くなる。

八　　　　　　　　また使用者の希望する乾燥度合を実
現するため１１　　　　　　　　よ数、ヵ、、）。０□
カす、。ヵ８アき、。

検知方式かあるが、基本的には前述した方式を単独もし
くは組み合わせて乾燥検知を行うために検知精度は一般
的に悪く、特に最も多く使われる標準的な乾燥度合を検
知する場合にばらつきが太きいということは非常に問題
である。

発明の目的 本発明は前述の問題点を克服して数段階の乾燥度合を最
適に検知し、特に標準的な乾燥度合を精度良く検知して
信頼度の高い乾燥検知機能を有する衣類乾燥機を実現す
るだめのものである。

発明の構成 本発明は、凝結水検出装置と温度検出装置とをそれぞれ
少くとも一つドラムの排気経路に設け、またドラムと送
風ファンを駆動するモータおよびドラム内へ送風される
空気を加熱するヒータの動作を制御する制御部を有し、
凝結水検出装置および温度検出装置がこの制御部に接続
され、第１の乾燥度合到達を温度検出装置によって検出
される温度変化によって検知し、第２の乾燥度合到達を
　　　　　１凝結水検出装置によって検出される凝結水
の消失時点として検知し、第３の乾燥度合到達を第２の
乾燥度合到達時からの所定の時間後として検知するもの
である。

使用者はこの３一段階の乾燥度合の内から所望の乾燥度
合を選択し、それを制御部に入力すると制御部は前述し
た検知プロセスを経て使用者の指定した乾燥度合に達し
たことを検知した後、ヒータへの通電を停止し、一定時
間の冷風運転後、モータへの通電も停止して運転を終了
させる。

実施例の説明 第１図に本発明の実施例のブロック図を示す。

１は被乾燥衣類を収容するドラム、２はドラム１へ流入
する空気を加熱するヒータ、３はドラム１内の湿った空
気を排気し、ヒータ２で加熱された空気をドラム１に吸
気するだめのファン、４はドラム１およびファン３を駆
動するためのモータでドラム１およびファン３とはベル
ト等の動力伝達手段によって接続されている。６は凝結
水検出装置、６は温度検出装置で、それぞれドラム１の
排気経路の適宜な位置に設置され、凝結水の有無および
温度を検出する。凝結水検出装置５は凝結水があるとき
は抵抗値が大きく、ないときは小さい特性を有する結露
センサを使用して排気経路壁面の凝結水の有無を検出し
ている。温度検出装置６は負の温度係数を有する温度依
存性抵抗器を使用してドラム１の排気温度を検出してい
る。７は制御部、８は設定部で、使用者が希望する乾燥
度合は設定部８に入力され、制御部アは凝結水検出装置
５および温度検出装置６の出力を受けて、この乾燥度合
を達成するべくヒータ２およびモータ４への通電を制御
する。

尚、図中、黒い細矢印は電気的な接続、黒い太矢印は機
械的な接続、白い矢印は空気の流れを示す。

第２図ａに温度検出装置６によって検出される温度の変
化を示し、同図すに凝結水検出装置６によって検出され
る凝結水の有無の変化の様子を示す。第２図ａに示され
るように、ドラム１の排気温度は恒率乾燥期間中は一定
であるが乾燥終了時近くになって減率乾燥期間に入ると
上昇し始める。

このときがほぼアイロン掛けに適すると考えられる第１
の乾燥度合（乾燥率９０〜９５％の状態で、以後アイロ
ン乾燥と記す）到達時である。制御部γは温度検出装置
６によって検出されるドラム１の排気温度が安定した時
点を恒率乾燥期間到達時と判断し、更にこの温度の傾き
ｄＴ／ｄｔが３°Ｃ／ｍｉｎより大きくなった時点をア
イロン乾燥到達時と判定する。

また第２図すに示されるように、ドラム１の排気経路壁
面の凝結水は、運転開始後しばらくしてドラム１内の被
乾燥衣類から発生する水蒸気量が一定量を上回ると付着
し始め、乾燥終了時になると発生する水蒸気がほぼ無く
なって凝結水は消失する。この時点が標準的な乾燥状態
と考えられる第２の乾燥度合（乾燥率１００〜１０２％
の状態で、以後標準乾燥と記す）到達時であり、制御部
７によって検知される。

またアイロン乾燥時から標準乾燥時までの時間く　　　
　　　（第２図すにおけるΔｔ　）が制御部７によって
計ぜ 測され、図に示すように標準乾燥から更にΔｔだけの時
間経過後が第３の乾燥度合（乾燥率１０２〜１０４％の
状態で以後倉入り乾燥と記す）到達時であり、制御部ア
は念入すな乾燥状態が実現されたと検知する。

この乾燥検知のプロセスをフローチャートで示したもの
が第３図である。

実現すべき乾燥度合は予め使用者によって設定部８に入
力され、制御部７は前述した検知プロセスを経て、その
乾燥度合に到達したことを検知するとまずヒータ２への
通電を停止して冷風運転へと移行させ、６分間の冷風運
転によって被乾燥衣類の温度を下げた後、モータ４への
通電も停止させて運転を終了させる。

発明の効果 よる影響を受けることなく精度良く標準乾燥状態を検知
することができる。従ってドラムの排気温度″”１準乾
４を検知す６方式′比６６とそ０　　　　　　（欠点を
ほぼすべてカバーすることができる。またこの標準乾燥
は使用者が最も多く希望する乾燥レベルであると考えら
れ、本方式によるとこの状態を精度良く検出することが
できるので非常に有効な方式であると考えられる。

また本発明のように、温度検出装置によって検出される
ドラムの排気温の変化を利用することを付加することに
よってアイロン乾燥や更に念入り乾燥までを検知するこ
とができ、実用上非常に使い勝手が向上する。・ また本発明では従来の電極式のような安全性の問題点も
なく、制御部の電子回路部も低インピーダンス化するこ
とができるので非常に経済的・であるー

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す衣類乾燥機の制御装置
のブロック構成図、第２図ａは同衣類乾燥機におけるド
ラム排気温の変化を示す特性図、フローチャートである
。 １・・・・・・ドラム、２・・・・・・ヒータ、３・・
・・・・ファン、４・・・・・・モータ、Ｓ・・・・・
・凝結水検出装置、６・・・・・・温度検出装置、７・
・・・・・制御部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１　図 第２図 （ｂ）　　　　　　　　係弾魯葎 第３図 ［− ［− ［ Ｎ・

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドラムの排気経路に設置された一個または複数個
   の凝結水検出装置および温度検出装置と、これら凝結水
   検出装置および温度検出装置に接続されかつ前記凝結水
   検出装置および前記温度検出装置の出力変化に対応して
   被乾燥衣類の乾燥度合を段階的に検出し、使用者によっ
   て予め設定された乾燥度合に到達したことを検知すると
   ヒータおよびモータの動作を停止またはこれに準じた動
   作を行う制御部とを有する衣類乾燥機。
2. （２）温度検出装置の出力変化を検出して第１の乾燥度
   合を検知し、凝結水検出装置の出力変化によってこの凝
   結水検出装置の設置箇所の凝結水の消失を検出して第２
   の乾燥度合を検知し、さらに前記第２の乾燥度合を検知
   した時点から適宜な遅延時間経過後を第３の乾燥度合到
   達時として検知する制御部を有する特許請求の範囲第１
   項記載の衣類乾燥機。
3. （３）温度検出装置によって検出される温度の傾きが所
   定の値以上に達した時を第１の乾燥度合到達時として検
   知する制御部を有する特許請求の範囲第１項または第２
   項記載の衣類乾燥機。
4. （４）第１の乾燥度合検知時から第２の乾燥度合検知時
   までの時間に対応して、前記第２の乾燥度合検知時から
   第３の乾燥度合検知までの遅延時間を設定する制御部を
   有する特許請求の範囲第１項または第２項記載の衣類乾
   燥機。