JPH0584398A - 衣類乾燥機の制御回路 - Google Patents

衣類乾燥機の制御回路

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JPH0584398A
JPH0584398A JP3252634A JP25263491A JPH0584398A JP H0584398 A JPH0584398 A JP H0584398A JP 3252634 A JP3252634 A JP 3252634A JP 25263491 A JP25263491 A JP 25263491A JP H0584398 A JPH0584398 A JP H0584398A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムの容積が大になっても検出電極の
大きさを変えたりすることなく、また被乾燥物の多少に
かかわらずその被乾燥物を完全に乾燥することを目的と
する。 【構成】 検出電極2による被乾燥物の検出電気抵抗値
を乾燥率データ信号として抽出しそのピーク値を順次更
新記録する検出部5と、その乾燥率データ信号に基づい
て乾燥終了を判断するとともに乾燥終了と判断した後の
所定時間抽出された乾燥率データ信号により乾燥時間の
延長を制御する制御部7とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類の乾燥率を検出し
て自動的に運転を終了させる衣類乾燥機の制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御回路は図10に示す
ように回転ドラム1内に一対の検出電極2が配設され、
この検出電極2と接触する被乾燥物である衣類の電気抵
抗値を乾燥率データとして検出し、その衣類が乾燥終了
して検出電気抵抗値が所定の高抵抗値となった時点で乾
燥検知終了と判断し、その後、風合いをよくするために
一定時間ヒータを通電して仕上げを行い、ヒータを切っ
た送風運転で衣類の温度を下げてから装置全体の運転を
停止させるようになっている。また、このとき回転ドラ
ム1から吐出される高温多湿の空気の排気温度を測定す
るための温度検出部としてサーミスタ3が循環風路内に
取付けられている。さらに、制御回路には接触頻度測定
回路が設けられており、この接触頻度測定回路は、乾燥
開始後一定時間の間に検出電極2に布が接触して瞬時電
圧が基準値以上となった時間をマイコンによってカウン
トし、一定時間との比から負荷の容量が計算されるよう
になっている。
【0003】次いで、上述の制御回路の作用を図11な
いし図13を用いてさらに説明する。
【0004】乾燥が開始されて、接触頻度測定回路によ
り負荷の容量が決まった後(図12、ステップ61,6
2)、検出電極2に負荷が接触することにより、その検
出電極2に直列に接続された抵抗に瞬間的に電圧が発生
する。この瞬時電圧Vaがその後のピークホールド回路
によって保持される(図12、ステップ63)。ピーク
ホールド回路ではT1 時間後にリセット信号が発生する
までその最大値Vamaxが順次更新記録される。この最大
値Vamaxが設定値(乾燥検知電圧)より高い場合は、負
荷がまだ乾燥していないとみなしてその時点のVamaxと
先に求めた負荷の容量から次のリセットまでの時間T2
が決定されてピークホールド回路がリセットされる(ス
テップ64,65,66)。このリセットまでの時間T
n(n=1,2,3,…)は負荷の乾燥が進み、ピーク
ホールドされる瞬時電圧の最大値が小さくなるほど短く
なるように設定されており、図11に示すようにVamax
が小さくなるにつれてリセット信号の間隔T2 ,T3
短くなっていく。やがてピークホールドされる電圧が設
定値以下になった場合、その基準値以下となった期間の
回数がカウントされる。このカウント数が所定の数にな
ったとき、マイコンは乾燥検知を完了し(図12、ステ
ップ67,68,69)、予め設定されているその後一
定時間の乾燥運転を行った後にヒータをOFFし、冷却
のための送風運転を一定時間行い、回転ドラムとファン
モータをOFFして運転を終了する(図12、ステップ
70〜73)。
【0005】図13は、乾燥容量の違いとドラム排気温
度の変化との関係を示している。負荷が少量であるとき
(図13(a))は、負荷に加えられる熱量と負荷から
奪われる熱量が等価となることで起る、いわゆる恒率乾
燥期間が存在しない。このためドラム排気温度は同図に
示すように急激に上昇したままの状態となるので、現行
の制御では、容量検知によって負荷が少量であると判断
し且つ回転ドラムの排気温度が所定値taを超えたとき
には(1)、自動的にヒータを強から弱に切替えるよう
になっている。これによりドラム排気温度は一時的に低
下するが、この時点で負荷の乾燥はほぼ終了しているの
で、切替え後しばらくすると負荷から奪われる熱量がな
くなって、ドラム排気温度は再び上昇し始める。この期
間中にマイコンが所定の乾燥率を計算して乾燥完了を判
断する(2)。
【0006】だが、一般に使用者が完全に乾燥したと感
じる乾燥度に対応する衣類の抵抗値は非常に高く、その
検出が極めて困難であるので、先にも述べたように実際
はそれよりも若干低い乾燥度の時点で乾燥検知を完了
し、その後は予め設定された時間Tkだけ制御とは無関
係に乾燥を実施し、最後にヒータを停止して衣類の熱を
取りさますために同様に設定された時間Tsだけ送風運
転を行なった上で全運転を終了する。
【0007】負荷が中〜大容量の場合(図13(b))
は、先に述べた恒率乾燥期間が存在するので、この期間
中ドラム排気温度は殆んど変化しない。この場合も少量
負荷のときと同様に検出電極による乾燥検知完了後
(3)、一定時間の乾燥と冷却運転を行う。
【0008】そして、上述の方法だと被乾燥物の乾燥度
を直接検出して制御を行うので周囲の温度等の影響を受
けることがなく、高い精度での制御が期待できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年、乾燥機の
大容量化が進み回転ドラムの直径や奥行きが大きくなる
に従い、従来の回転ドラムの大きさに合わせて設計され
た検出電極では確実に信号を検出することが難しくな
り、衣類が十分に乾燥する前に運転が終了してしまう不
具合が発生する恐れがでてきた。例えば、シャツ1枚と
いった少量負荷の場合は検出電極への衣類の接触頻度が
小さかったり、過容量負荷では衣類の転動が十分に行わ
れず、衣類の乾燥した表面だけが検出電極に接触したり
して、何れも未乾燥の状態でありながら乾燥終了と誤検
知する恐れがあった。これを回避する手段としては回転
ドラムの容積の増加に合せて検出電極を大きくして信号
を検出しやすくなることなどが考えられるが、検出電極
を大型化することはコスト的にみてあまりよい方法とは
いえなかった。また大容量化に対応するために乾燥時間
そのものも従来に比べて長めの設定となっているので、
少量負荷時の乾燥は概して過乾燥になり、電力と時間を
無駄に消費して効率を悪化させる結果になっていた。さ
らに、中容量〜多容量の場合でも不慮の事態で図13
(c)に示すように検出電極による乾燥検知が適当な時
点で行われなかった場合(4)は、少量負荷時と同様に
衣類が過乾燥になる恐れがあった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的としては、回転ドラムの容積が大きくなっても検
出電極の大きさを変えたりすることなく、また負荷容量
の多少に関わらず確実に信号を検出して、負荷を完全に
乾燥することができ、さらには過乾燥を防止して乾燥時
間が必要以上に長くならず、経済的な運転ができる衣類
乾燥機の制御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、回転ドラム内の被乾燥物と接触
して当該被乾燥物の電気抵抗値を検出する検出電極と、
該検出電極の検出電気抵抗値を乾燥率データ信号として
抽出しそのピーク値を順次更新記録する検出部と、該検
出部に記録された乾燥率データ信号に基づいて乾燥終了
を判断するとともに乾燥終了と判断した後の所定の時間
抽出された乾燥率データ信号により乾燥時間の延長を制
御する制御部とを有することを要旨とする。
【0012】第2に、回転ドラム内の被乾燥物と接触し
て当該被乾燥物の電気抵抗値を検出する検出電極と、該
検出電極の検出電気抵抗値を乾燥率データ信号として抽
出しそのピーク値を順次更新記録する検出部と、該検出
部に記録された乾燥率データ信号から前記被乾燥物の乾
燥度を判断する判断部と、前記回転ドラムから排出され
る空気の排気温度を検出する温度検出部と、前記判断部
で所定の乾燥度が検知された時点での前記温度検出部の
検出温度に所定値を加えた第1の設定温度が前記判断部
で乾燥検知終了と判断される前に前記温度検出部で検出
されたときはその後の乾燥運転を終了させ、前記第1の
設定温度が検出される前に前記判断部で乾燥検知終了と
判断されたときは当該乾燥検知終了時における前記温度
検出部の検出温度に所定値を加えた第2の設定温度が乾
燥検知終了後の運転中に前記温度検出部で検出されたと
き乾燥運転を終了させる制御部とを有することを要旨と
する。
【0013】
【作用】上記構成において、第1に、乾燥率データ信号
によって乾燥終了を検出した後、仕上げ行程として所定
時間設定されているヒータ通電時間内においても引き続
き検出電極により乾燥率データ信号を取込み続け、その
間に所定の値より大きな信号が発生した場合はその信号
に応じて乾燥時間の延長を行う。これにより、大型化し
た回転ドラムでは負荷容量が少量や過負荷のときなど
に、乾燥検知に失敗しても、その後の信号の発生頻度や
レベルに応じて仕上げ時間を延長することができ、負荷
である被乾燥物を完全に乾燥させることが可能となる。
【0014】第2に、乾燥検知終了前に、所定の乾燥度
を検知した時点における排気温度に所定値を加算した第
1の設定温度を温度検出部が検出したときには、少容量
の負荷が過乾燥状態にあると判断して乾燥運転を終了す
る。また、第1の設定温度を温度検出部が検出する前
に、乾燥検知終了と判断された場合は、その乾燥検知終
了時の排気温度に所定値を加算した第2の設定温度を、
引続きの運転中に温度検出部が検出したとき、中〜多容
量の負荷が過乾燥状態になると判断して乾燥運転を終了
する。これにより、負荷容量の多少によらず過乾燥を防
止することができ、乾燥時間と消費電力を節約すること
が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1ないし図4は、本発明の第1実施例を
示す図である。
【0017】なお、図1において、前記図10における
部材等と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以
って示し、重複した説明を省略する。
【0018】まず、図1及び図2を用いて衣類乾燥機の
制御回路の構成を説明する。
【0019】図1に示すように、この実施例の衣類乾燥
機は、大容量化の進行に伴なって、従来のものと比べる
と回転ドラム10の直径と奥行きが大容積となってい
る。一方、このような回転ドラム10の容積の増加に対
し、検出電極2は従来と略同等程度の大きさのものが用
いられている。
【0020】図2は制御回路を示しており、検出電極2
には抵抗Rが直列に接続されている。検出電極2に湿っ
た布が接触する度に電極間の抵抗値が瞬間的に低下し、
抵抗Rに瞬間的に電圧が発生するようになっている。4
は第1のバッファ回路、5は検出部としてのピークホー
ルド回路であり、ピークホールド回路5は第2のバッフ
ァ回路6を介して制御部及び判断部等としての機能を有
するマイコン7に接続されている。8はピークホールド
リセット回路、9は接触頻度測定回路である。
【0021】次に、図3のフローチャート及び図4を用
いて制御作用を説明する。
【0022】乾燥運転が開始されると、検出電極2に湿
った布が接触する度に電極間の抵抗値が瞬時的に低下
し、その瞬間値は乾燥の進行とともに大きくなる。これ
により、抵抗Rに瞬時電圧Vaが発生する。接触頻度測
定回路9は、乾燥開始後一定時間の間の瞬時電圧Vaが
基準値以上となる時間をカウントし、一定時間との割合
から負荷の容量をマイコン7で計算する(ステップ1
1)。次いで乾燥検知行程に入り、まずマイコン7のタ
イマカウントがリセットされる(ステップ12,1
3)。ピークホールド回路5で瞬時電圧Vaが保持さ
れ、T1 時間後にリセット信号が発生するまでその最大
値Vamaxが順次更新記録される。この最大値Vamaxが設
定値より高い場合は、負荷がまだ乾燥していないとみな
してその時点のVamaxと先に求めた負荷の容量から次の
リセットまでの時間T2 が決定されてピークホールド回
路5がリセットされる(ステップ14,15,16)。
このリセットまでの時間は負荷の乾燥が進み、ピークホ
ールドされる瞬時電圧の最大値が小さくなるほど短くな
るように設定されており、図4に示すようにVamaxが小
さくなるにつれてリセット信号の間隔T2 ,T3 は短く
なっていく。ピークホールドされる電圧が設定値以下に
なった場合、その基準値以下となった期間の回数がカウ
ントされ、そのカウント数が所定の数になったときマイ
コン7は乾燥検知終了と判断し仕上げ乾燥運転に移行さ
せる(ステップ17〜21)。乾燥検知終了後もタイマ
カウント開始と併せて引続き検出電極2によって衣類の
抵抗値を検出する。そして衣類の抵抗値がさきに乾燥検
知終了を判断した値より大きくなったときは、乾燥検知
に失敗したと判断して、その時点までのタイマカウント
をクリアして再度乾燥検知終了直後からタイマカウント
をやり直しヒータ通電時間の延長を行う(ステップ22
〜25)。タイマカウントが終了するまでこの動作を繰
り返し、タイマカウント終了後、冷却のための送風運転
を一定時間行うとともにヒータをOFFし、運転を終了
する(ステップ26〜28)。
【0023】次いで、図5及び図6には、本発明の第2
実施例を示す。
【0024】この実施例は、乾燥検知終了後の引続きの
乾燥率データ信号の取込み中において、その信号のピー
ク値が所定値より大きくなった場合の制御態様のみが、
前記第1実施例の場合と異なっている。即ち、この実施
例では、乾燥率データ信号のピーク値が所定値より大き
くなった場合、ヒータ加熱時間のタイマカウントはホー
ルドし、発生したピーク値の大きさに応じた一定時間だ
けヒータ加熱を延長するようになっている(ステップ2
9)。このようにしても、被乾燥物を確実に乾燥するこ
とが可能となる。
【0025】図7ないし図9には、本発明の第3実施例
を示す。
【0026】図7のフローチャートにおいて、負荷容量
の決定(ステップ31)、及び抵抗Rに発生する瞬時電
圧の最大値Vamaxをピークホールド回路5に順次更新記
録する等の行程(ステップ32〜36)迄は、前記図1
2の場合とほぼ同様である。
【0027】負荷が少容量の場合は、先に図13(a)
で述べたように恒率乾燥期間が存在しない。そのため回
転ドラムの排気温度は急激に上昇するので、従来は負荷
が少量でかつ排気温度が所定値を超えた場合にヒータを
強から弱に切替える制御を行っている。これにより排気
温度は一時的に低下するが、再び上昇しはじめる。従来
の検出電極のみの制御では乾燥検知終了後、一定時間t
kだけ経過しないと乾燥運転が終了しないので、どうし
ても過乾燥になることが避けられない。
【0028】これに対し、この実施例では、図9(a)
に示すようにピークホールドしたVamaxの値が乾燥検知
終了のレベルに達したときの乾燥率に対応する電圧(設
定値2)よりも若干低い乾燥率に対応する電圧(設定値
1)のときの回転ドラムの排気温度t1 をサーミスタ3
で検出してマイコン7に記憶する(図9(a)の
(5)、ステップ37)。その後は従来の制御と同様に
Vamaxが乾燥検知終了のレベルに相当する電圧に達する
までピークホールドとリセットを繰り返すが(ステップ
38〜40)、その間に回転ドラムの排気温度が先に記
憶した排気温度t1 に対して所定の温度上昇Δt1 を加
えた値をサーミスタ3が検出した場合は、負荷が非常に
少ない状態で、かつ負荷が十分に乾燥していると判断し
てその時点で乾燥運転を終了して送風運転に移る(ステ
ップ41,49〜51)。
【0029】負荷が中〜大容量の場合は、もし検出電極
に異常がなく正常な検知が行われていれば、図9(b)
に示すように恒率乾燥期間が存在するので、前述の設定
値1を下回った時の排気温度t1 をマイコン7が記憶し
ても、Vamaxが設定値2を下回るまで、即ち検出電極に
よる乾燥検知終了前に、ドラム排気温度が所定の温度上
昇Δt1 を超えることはなく、検出電極は乾燥検知終了
を決定する所定の乾燥率(設定値2)を検出して乾燥検
知が完了する(図9(b)の(7)、ステップ42〜4
5)。この場合は検知終了時のドラム排気温度t2 を先
に記憶した排気温度t1 と置き換えて記憶する(ステッ
プ46)。
【0030】通常の検知状態であれば、検知終了後の所
定の期間tkだけ乾燥運転を行っても乾燥運転終了まで
にドラム排気温度が、新たに記憶した排気温度t2 に対
して所定の温度上昇分Δt2 を加えた値を超えることは
なく、乾燥運転終了後、送風運転を行って全運転を終了
する。しかし図13(c)に示すように、万一乾燥検知
終了が最適に行われずに通常より検知が遅れてしまった
場合、所定期間の乾燥運転を行うと、従来の制御ではや
はり過乾燥となってしまうが、この実施例では図9
(c)に示すように乾燥検知終了時のドラム排気温度t
2 に対して、所定の温度上昇Δt2 を加えた値をサーミ
スタ3が検出した場合は(ステップ47,48)、少容
量の場合と同様に、中〜大容量の負荷が過乾燥に達して
いると判断してその時点で乾燥運転を終了して送風運転
を行った後、全運転を終了する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、乾燥率データ信号によって乾燥終了を検出した
後、仕上げ行程等として設定されている所定の時間、引
続き乾燥率データ信号を取込み続け、その乾燥率データ
信号の値に応じて乾燥時間の延長を制御するようにした
ため、回転ドラムの容積が大きくなっても検出電極の大
きさを変えたりすることなく、また負荷容量の多少にか
かわらず、負荷である被乾燥物を完全に乾燥させること
ができる。
【0032】第2に、乾燥検知終了前に、所定の乾燥度
を検知した時点における排気温度に所定値を加えた第1
の設定温度を温度検出部が検出したときには、少容量の
負荷が過乾燥状態にあるとの判断のもとにその後の乾燥
運転を終了させ、第1の設定温度を温度検出部が検出す
る前に、乾燥検知終了と判断された場合は、その乾燥検
知終了時の排気温度に所定値を加えた第2の設定温度
を、引続きの運転中に温度検出部が検出したとき、中〜
多容量の負荷が過乾燥状態にあるとの判断のもとに乾燥
運転を終了させるようにしたため、負荷容量の多少にか
かわらず過乾燥を防止することができて経済的な運転を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における衣類乾燥機の縦断
面図である。
【図2】第1実施例における制御回路ブロック図であ
る。
【図3】第1実施例の作用を説明するための制御フロー
チャートである。
【図4】第1実施例における検出電極の検出信号と運転
時間との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の作用を説明するための制
御フローチャートである。
【図6】第2実施例における検出電極の検出信号と運転
時間との関係を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例の作用を説明するための制
御フローチャートである。
【図8】第3実施例の作用を説明するための制御フロー
チャートである。
【図9】第3実施例におけるドラム排気温度と運転時間
の関係を示す図である。
【図10】従来の衣類乾燥機の縦断面図である。
【図11】従来例における検出電極の検出信号と運転時
間との関係を示す図である。
【図12】従来例の作用を説明するための制御フローチ
ャートである。
【図13】従来例におけるドラム排気温度と運転時間の
関係を示す図である。
【符号の説明】
2 検出電極 3 サーミスタ(温度検出部) 5 ピークホールド回路(検出部) 7 判断部及び制御部として機能するマイコン 9 接触頻度測定回路 10 回転ドラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム内の被乾燥物と接触して当該
    被乾燥物の電気抵抗値を検出する検出電極と、該検出電
    極の検出電気抵抗値を乾燥率データ信号として抽出しそ
    のピーク値を順次更新記録する検出部と、該検出部に記
    録された乾燥率データ信号に基づいて乾燥終了を判断す
    るとともに乾燥終了と判断した後の所定の時間抽出され
    た乾燥率データ信号により乾燥時間の延長を制御する制
    御部とを有することを特徴とする衣類乾燥機の制御回
    路。
  2. 【請求項2】 回転ドラム内の被乾燥物と接触して当該
    被乾燥物の電気抵抗値を検出する検出電極と、該検出電
    極の検出電気抵抗値を乾燥率データ信号として抽出しそ
    のピーク値を順次更新記録する検出部と、該検出部に記
    録された乾燥率データ信号から前記被乾燥物の乾燥度を
    判断する判断部と、前記回転ドラムから排出される空気
    の排気温度を検出する温度検出部と、前記判断部で所定
    の乾燥度が検知された時点での前記温度検出部の検出温
    度に所定値を加えた第1の設定温度が前記判断部で乾燥
    検知終了と判断される前に前記温度検出部で検出された
    ときはその後の乾燥運転を終了させ、前記第1の設定温
    度が検出される前に前記判断部で乾燥検知終了と判断さ
    れたときは当該乾燥検知終了時における前記温度検出部
    の検出温度に所定値を加えた第2の設定温度が乾燥検知
    終了後の運転中に前記温度検出部で検出されたとき乾燥
    運転を終了させる制御部とを有することを特徴とする衣
    類乾燥機の制御回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6141887A (en) * 1997-03-13 2000-11-07 General Electric Company System and method for sensing the dryness of clothing articles
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