JP2767929B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
- Publication number
- JP2767929B2 JP2767929B2 JP1266901A JP26690189A JP2767929B2 JP 2767929 B2 JP2767929 B2 JP 2767929B2 JP 1266901 A JP1266901 A JP 1266901A JP 26690189 A JP26690189 A JP 26690189A JP 2767929 B2 JP2767929 B2 JP 2767929B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying
- type
- clothing
- setting
- drying operation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用する衣類乾燥機に関
するものである。
するものである。
従来の技術 従来、この種の衣類乾燥機は、乾燥部に衣類の種類や
量に関する設定切換を備えておらず、そのため衣類の種
類にかかわらず、同一の乾燥状態検知手段による乾燥状
態の進行検出、およびその判断による乾燥運転の終了を
行なっているものが一般的であった。
量に関する設定切換を備えておらず、そのため衣類の種
類にかかわらず、同一の乾燥状態検知手段による乾燥状
態の進行検出、およびその判断による乾燥運転の終了を
行なっているものが一般的であった。
その構成を第４図により説明すると、１は衣類を収納
するドラムであり、送風ファン４により作られた冷風が
通風ガイド３を介して熱源２を通る事で熱風となりドラ
ム１内に送り込まれて衣類を乾燥させている。また、こ
の時、第５図に示されるように衣類の乾燥状態に応じて
吸入温度検知部５と排出温度検知部６の温度（各々、a,
b）が変化していくため、各々の変化により乾燥運転の
終了を判断する事が可能となる。
するドラムであり、送風ファン４により作られた冷風が
通風ガイド３を介して熱源２を通る事で熱風となりドラ
ム１内に送り込まれて衣類を乾燥させている。また、こ
の時、第５図に示されるように衣類の乾燥状態に応じて
吸入温度検知部５と排出温度検知部６の温度（各々、a,
b）が変化していくため、各々の変化により乾燥運転の
終了を判断する事が可能となる。
また、吸入，排出の温度検知部5,6や、熱源２に異常
があった場合などには、第６図のように予想される乾燥
時間になってもドラム１内の衣類が乾燥されたという信
号が入力されないため乾燥運転開始後、所定時間が経過
した時点で何らかの故障による異常状態であると判断
し、強制的に乾燥状態を終了させている。その所定時間
は、周囲温度や衣類の種類、量にも影響されるが、一般
衣類の乾燥終了までの最長時間を考慮して約３〜４時間
に設定されていた。
があった場合などには、第６図のように予想される乾燥
時間になってもドラム１内の衣類が乾燥されたという信
号が入力されないため乾燥運転開始後、所定時間が経過
した時点で何らかの故障による異常状態であると判断
し、強制的に乾燥状態を終了させている。その所定時間
は、周囲温度や衣類の種類、量にも影響されるが、一般
衣類の乾燥終了までの最長時間を考慮して約３〜４時間
に設定されていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、衣類の種類にかかわら
ず、強制的な乾燥運転終了までの所定時間を一定として
いたため、温度検知手段等に故障が生じて正常な乾燥状
態が検知できない場合、長時間にわたって衣類に熱風が
加わるためランジェリー等のように比較的熱の影響をう
けやすい衣類が傷みやすいという問題があった。また、
毛布等を乾燥運転する場合には、比較的乾燥しにくいた
め乾燥終了までに長時間必要とするが、強制的な乾燥運
転終了までの所定時間をシャツやズボンといった一般衣
類の基準に合わせているため、ランジェリー等の衣類と
は逆に、強制終了の所定時間が経過しても、まだ衣類が
乾燥していないという課題があった。
ず、強制的な乾燥運転終了までの所定時間を一定として
いたため、温度検知手段等に故障が生じて正常な乾燥状
態が検知できない場合、長時間にわたって衣類に熱風が
加わるためランジェリー等のように比較的熱の影響をう
けやすい衣類が傷みやすいという問題があった。また、
毛布等を乾燥運転する場合には、比較的乾燥しにくいた
め乾燥終了までに長時間必要とするが、強制的な乾燥運
転終了までの所定時間をシャツやズボンといった一般衣
類の基準に合わせているため、ランジェリー等の衣類と
は逆に、強制終了の所定時間が経過しても、まだ衣類が
乾燥していないという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、ドラム内
の衣類の種類や量に応じて適切な時間で乾燥運転を強制
的に終了させる事を目的とするものである。
の衣類の種類や量に応じて適切な時間で乾燥運転を強制
的に終了させる事を目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、操作部に設けら
れた衣類の種類を設定する種類設定手段や衣類の種類や
量を自動検出する衣類種類検出手段により衣類の種類と
量を認識し、それに応じた強制終了までの所定時間を各
々設定可能とする制御手段を設けたものである。また、
所定時間が経過した場合にその旨を報知する異常報知手
段を設けたものである。
れた衣類の種類を設定する種類設定手段や衣類の種類や
量を自動検出する衣類種類検出手段により衣類の種類と
量を認識し、それに応じた強制終了までの所定時間を各
々設定可能とする制御手段を設けたものである。また、
所定時間が経過した場合にその旨を報知する異常報知手
段を設けたものである。
作用 この構成により、乾燥運転の強制終了が、衣類の質や
量により適切に行なえるように作用し、ドラム内の衣類
の傷みを防ぐ事が可能となる。なお、何らかの事情によ
り、乾燥運転が正常に行われなくなった場合は、衣類の
種類に応じた各々の強制終了時間が設定されているた
め、その時間を経過しても乾燥制御手段が乾燥の終了を
出力しない場合は、異常と判断し、強制的に乾燥運転を
停止するため、衣類が異常の加熱されることはなくなる
ものである。また、強制的に終了された場合に異常報知
を行なうため、故障が生じたものと判断しやすいもので
ある。
量により適切に行なえるように作用し、ドラム内の衣類
の傷みを防ぐ事が可能となる。なお、何らかの事情によ
り、乾燥運転が正常に行われなくなった場合は、衣類の
種類に応じた各々の強制終了時間が設定されているた
め、その時間を経過しても乾燥制御手段が乾燥の終了を
出力しない場合は、異常と判断し、強制的に乾燥運転を
停止するため、衣類が異常の加熱されることはなくなる
ものである。また、強制的に終了された場合に異常報知
を行なうため、故障が生じたものと判断しやすいもので
ある。
実 施 例 以下、本発明の実施例について第１図〜第３図を参照
して説明する。第１図は本発明の実施例の主要ブロック
図であり、15は乾燥状態検出手段11の出力により乾燥時
間等を判断する乾燥制御手段であり、16は、これら入出
力信号を制御し、異常報知手段12等に信号を与える制御
手段である。第２図は本発明の衣類乾燥機の実施例の操
作部であり、衣類の種類である毛布７やランジェリー８
の種類設定手段９を備えている。また、10は乾燥運転開
始直後の排出温度の時間に対する特性や衣類の体積に対
する含有水分の関係等から衣類の種類を割り出すための
衣類種類検出手段であり、種類設定手段９を用いずに強
制終了までの所定時間の設定を行なう場合に用いてい
る。一方、乾燥状態の検出方法は吸入温度検知部５およ
び排出温度検知部６の乾燥時間に対する変化が乾燥状態
検出手段11が読みとって判断している。
して説明する。第１図は本発明の実施例の主要ブロック
図であり、15は乾燥状態検出手段11の出力により乾燥時
間等を判断する乾燥制御手段であり、16は、これら入出
力信号を制御し、異常報知手段12等に信号を与える制御
手段である。第２図は本発明の衣類乾燥機の実施例の操
作部であり、衣類の種類である毛布７やランジェリー８
の種類設定手段９を備えている。また、10は乾燥運転開
始直後の排出温度の時間に対する特性や衣類の体積に対
する含有水分の関係等から衣類の種類を割り出すための
衣類種類検出手段であり、種類設定手段９を用いずに強
制終了までの所定時間の設定を行なう場合に用いてい
る。一方、乾燥状態の検出方法は吸入温度検知部５およ
び排出温度検知部６の乾燥時間に対する変化が乾燥状態
検出手段11が読みとって判断している。
上記の構成において乾燥運転を開始すると、第３図に
示すように衣類の種類により排出温度の時間に対する変
化が違ってくる。すなわち湿気を多く含んだジーンズや
毛布の場合第３図ｃのように、ゆるやかな温度上昇を示
し、ランジェリーやカッターシャツ等の場合には第３図
ａのように急速な温度の上昇を示す事となる。このよう
に衣類の種類による温度上昇の特性曲線は、周囲温度や
熱源２を含む熱風駆動手段13の違いにより多少の違いは
あるものの、ほぼ毎回同一の特性を示す事が実験的にも
とめられている。従って第２図の種類設定手段９により
各衣類の種類が設定されるとその内容により温度検知等
の異常状態による乾燥運転の強制終了迄の所定時間の設
定を所定時間設定手段14により各々第３図のT1〜T3のよ
うに設定することができる。
示すように衣類の種類により排出温度の時間に対する変
化が違ってくる。すなわち湿気を多く含んだジーンズや
毛布の場合第３図ｃのように、ゆるやかな温度上昇を示
し、ランジェリーやカッターシャツ等の場合には第３図
ａのように急速な温度の上昇を示す事となる。このよう
に衣類の種類による温度上昇の特性曲線は、周囲温度や
熱源２を含む熱風駆動手段13の違いにより多少の違いは
あるものの、ほぼ毎回同一の特性を示す事が実験的にも
とめられている。従って第２図の種類設定手段９により
各衣類の種類が設定されるとその内容により温度検知等
の異常状態による乾燥運転の強制終了迄の所定時間の設
定を所定時間設定手段14により各々第３図のT1〜T3のよ
うに設定することができる。
また、ドラム１内の衣類の種類を第３図のT4区間の排
出温度の曲線特性により衣類の量や種類が判断された場
合には、その情報をもとに温度検知部等に、故障が生じ
てT5区間のような温度の上昇特性が得られない場合に、
衣類の種類による強制終了までの所要時間を各々T1〜T3
に設定する事が可能である。
出温度の曲線特性により衣類の量や種類が判断された場
合には、その情報をもとに温度検知部等に、故障が生じ
てT5区間のような温度の上昇特性が得られない場合に、
衣類の種類による強制終了までの所要時間を各々T1〜T3
に設定する事が可能である。
なお、上記実施例では、種類設定手段９がない場合の
衣類種類検出手段10を乾燥運転開始直後の排出温度の特
性曲線により求めているが、その方法は特に決まってお
らず、要は判断された衣類の質や量に応じた乾燥運転の
強制終了までの所定時間が求まればよいのである。
衣類種類検出手段10を乾燥運転開始直後の排出温度の特
性曲線により求めているが、その方法は特に決まってお
らず、要は判断された衣類の質や量に応じた乾燥運転の
強制終了までの所定時間が求まればよいのである。
また、乾燥強制終了までの所定時間が経過した場合に
強制的に乾燥運転を終了するだけでなく、異常報知手段
12により故障状態にある事を報知し、誤まって異常状態
で乾燥運転を繰り返さないように対処するように知らし
めるようにしている。
強制的に乾燥運転を終了するだけでなく、異常報知手段
12により故障状態にある事を報知し、誤まって異常状態
で乾燥運転を繰り返さないように対処するように知らし
めるようにしている。
発明の効果 以上のように本発明によれば、衣類の種類や量に応じ
て乾燥運転の最長時間が決定されるため、温度検知部等
の故障が生じても、衣類が傷まないように適切な時間で
乾燥運転を終了させる事ができる。
て乾燥運転の最長時間が決定されるため、温度検知部等
の故障が生じても、衣類が傷まないように適切な時間で
乾燥運転を終了させる事ができる。
また、上記のような故障発生時に異常報知を行なう事
で使用者が乾燥機の故障状態を早期に発見する事ができ
る。
で使用者が乾燥機の故障状態を早期に発見する事ができ
る。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例の主要ブロック図、第２図は同
実施例の操作部を示す正面図、第３図は各衣類に対する
排出温度の特性曲線図、第４図は衣類乾燥機の断面図、
第５図は従来例の吸入排出温度の特性曲線図、第６図は
従来例の異常状態における吸入排出温度の特性曲線図で
ある。 ５……吸入温度検知部、６……排出温度検知部、９……
種類設定手段、12……異常報知手段。
実施例の操作部を示す正面図、第３図は各衣類に対する
排出温度の特性曲線図、第４図は衣類乾燥機の断面図、
第５図は従来例の吸入排出温度の特性曲線図、第６図は
従来例の異常状態における吸入排出温度の特性曲線図で
ある。 ５……吸入温度検知部、６……排出温度検知部、９……
種類設定手段、12……異常報知手段。
Claims (2)
- 【請求項１】熱風が送られるドラム内の衣類の乾燥状態
を検出する乾燥状態検出手段と、前記ドラム内の衣類の
種類を設定する種類設定手段と、前記種類設定手段の設
定内容に応じて強制終了までの所定時間を設定する所定
時間設定手段と、前記乾燥状態検出手段の出力により乾
燥運転を終了する乾燥制御手段とを備え、前記乾燥制御
手段は、衣類の種類により設定された強制終了までの所
定時間を経過しても乾燥運転の終了判断がなされない場
合は、強制的に乾燥運転を終了する衣類乾燥機。 - 【請求項２】乾燥運転の強制終了時に異常報知を行う請
求項１記載の衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1266901A JP2767929B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1266901A JP2767929B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03126498A JPH03126498A (ja) | 1991-05-29 |
| JP2767929B2 true JP2767929B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=17437234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1266901A Expired - Lifetime JP2767929B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2767929B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5677825B2 (ja) * | 2010-12-20 | 2015-02-25 | シャープ株式会社 | 洗濯乾燥機 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58123082A (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-22 | 松下電器産業株式会社 | 乾燥機の制御装置 |
| JPS59194800A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | 松下電器産業株式会社 | 衣類乾燥機の制御装置 |
| JPS62243595A (ja) * | 1986-04-15 | 1987-10-24 | 株式会社 日本プレス製作所 | 衣類乾燥機における乾燥度の決定方法 |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1266901A patent/JP2767929B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03126498A (ja) | 1991-05-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080410 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410 Year of fee payment: 12 |