JP4168548B2 - ガス乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源となるガス燃焼部により加熱された熱風を回転ドラム内に供給して衣類を乾燥させるガス乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用の衣類乾燥機は、衣類を乾燥させる回転ドラム内に糸屑を回収するフィルを設け、フィルの糸屑が多くなって目詰まりしてきた場合には、その状態を表示灯などにより使用者に知らせるようになっている。
【0003】
従来、この種の衣類乾燥機は、特開平7−249037号公報に示されるような構成であった。すなわち、熱風の熱源となるバーナー(ガス燃焼部)の近傍に、熱電対などの熱風温度検知手段を設け、乾燥運転初期の熱風の温度と所定温度との比較、および乾燥運転時間の和と所定時間との比較結果より、フィルの目詰まり状態を判定し、報知していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の衣類乾燥機では、所定の運転時間が経過しないと目詰まり状態と判定しないために、たとえば綿のタオルなどのように糸屑が出やすい衣類が多く使われているとき、短時間でフィルタに糸屑が多く付着してしまい、所定時間に達して目詰まりの報知をする前に、フィルの目詰まりによりバーナーや熱風温度が上昇して、危険であったり、衣類が傷むという問題を有していた。
【0005】
また、熱風温度検知手段が故障すると、目詰まり状態が判定できないという問題を有していた。また、熱風温度検知手段である熱電対は故障検知が難しいという問題を有していた。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、乾燥運転時間によらず、所定の目詰まり状態を精度よく判定できるようにし、2個の温度検知手段のいずれかの一方が故障しても、所定の目詰まり状態を判定できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、衣類を撹拌する回転ドラム内へ送風手段により熱風を導入して排出し、熱風の排出経路に糸屑回収用のフィルタを設け、熱風の熱源となるガス燃焼部の温度を第1の温度検知手段により検知するとともに、回転ドラム内へ入る熱風の温度を第2の温度検知手段により検知し、回転ドラムと送風手段を駆動するモータ、ガス燃焼部などの動作を制御手段により制御するよう構成し、制御手段は、第1の温度検知手段と第2の温度検知手段の温度データを入力し、少なくとも一方の温度データによりフィルタの目詰まり状態を検知するようにするとともに、前記第1の温度検知手段の温度データと、前期第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数より、前記第1の温度検知手段の故障を検知するようにしたものである。
【0008】
これにより、乾燥運転時間によらず、所定の目詰まり状態を精度よく判定することができ、2個の温度検知手段のいずれかの一方が故障しても、所定の目詰まり状態を判定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、衣類を撹拌する回転ドラムと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記熱風の排出経路に設けた糸屑回収用のフィルタと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記回転ドラム内へ入る熱風の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記回転ドラムと前記送風手段を駆動するモータと、前記モータ、ガス燃焼部などの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の温度検知手段と前記第2の温度検知手段の温度データを入力し、少なくとも一方の温度データにより前記フィルタの目詰まり状態を検知するようにするとともに、前記第1の温度検知手段の温度データと、前期第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数より、前記第1の温度検知手段の故障を検知するようにしたものであり、第1の温度検知手段の温度データと第2の温度検知手段の温度データは、それぞれフィルタの目詰まり状態に応じて変化し、これらの温度データの少なくとも一方の温度データによりフィルタの目詰まり状態を検知することにより、乾燥運転時間によらず、所定の目詰まり状態を精度よく判定することができ、また、第1の温度検知手段または第2の温度検知手段のいずれかの一方が故障しても、所定の目詰まり状態を判定することができ、さらに、第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数が所定回数に達した場合は、フィルタが目詰まりした状態であり、第1の温度検知手段の温度は高くなっており、このとき、第1の温度検知手段で検知した温度が低いときは、第1の温度検知手段が故障している場合で、第1の温度検知手段の故障を検知することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、所定時間における第1の温度検知手段による温度データの最大値と、第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数の少なくとも一方により、フィルタの目詰まり状態を検知するようにしたものであり、乾燥機本体、バーナー、第1の温度検知手段、第2の温度検知手段などのばらつきの影響が少なく、精度よく所定の目詰まり状態を判定することができ、また、第1の温度検知手段または第2の温度検知手段のいずれかの一方が故障しても、所定の目詰まり状態を判定することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、第1の温度検知手段は、ガス燃焼部のバーナー炎上部に配設したものであり、フィルタの目詰まり状態に応じて、ガス燃焼部の炎の状態が変わり、第1の温度検知手段によりガス燃焼部の炎の状態を検知できるため、精度よく所定の目詰まり状態を判定することができる
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施例1)
図2に示すように、乾燥機本体1は、下部に駆動源となるモータ2を設けており、このモータ2と乾燥機本体1の背面側に設けたファン(送風手段)3およびこのファン3の前方に設けた回転ドラム4との間にそれぞれベルト5、6を張設して、モータ2の駆動によりファン3および回転ドラム4を回転させるようにしている。
【0014】
また、乾燥機本体1の前方下部に熱源となるバーナー(ガス燃焼部)7を配設し、その燃焼量を制御するために比例制御弁8を設けている。ファン3の回転により、バーナー7より加熱された熱風が熱風吹出口9を介して回転ドラム4に導入され、回転ドラム4内に収容された被乾燥物(衣類)が加熱乾燥される。矢印Aは熱風の流れを示している。
【0015】
電極10は、運転中に回転ドラム4内の衣類に接触する位置に配設されている。この電極10は一対の導電部材とその間の絶縁部材により構成し、導電部材間の抵抗値を検出することによって回転ドラム4内の衣類の乾燥状態を検知するようにしている。第1の温度検知手段11は、熱電対で構成し、図3に示すように、バーナー7内の炎の上方に配設し、バーナー7内の空気の温度を検知するようにしている。
【0016】
フィル12は、運転中の衣類の糸屑を回収するようにしている。使用者がフィル12を掃除せずに繰り返し運転を行った場合、糸屑がフィル12に堆積し、矢印Aの熱風の流れが弱くなり、バーナー7を通過する風量が小さくなるために炎が上方に延びて、第1の温度検知手段11で検知するバーナー7内の空気の温度は高くなる。
【0017】
排気温度検知手段13はサーミスタなどで構成し、回転ドラム4から排出される空気の温度を検知するものである。第2の温度検知手段14はサーミスタなどで構成し、バーナー7から回転ドラム4への熱風経路に配設し、熱風の温度を検知するようにしている。
【0018】
モータ2、バーナー7などの動作を制御する制御装置は、図1に示すように構成しており、乾燥検知手段15は、電極10の抵抗値や排気温度検知手段13で検知された排気温度より回転ドラム4内の衣類の乾燥状態を検知する。入力設定手段16は運転コースなどを入力設定する。表示手段17は設定された内容を表示する。記憶手段18は第2の温度検知手段14の所定温度および目詰まり検知回数を記憶しておくものであり、不揮発性メモリなどを使用している。
【0019】
制御手段19は、入力設定手段16で設定された運転コースに基づき、その内容などを表示手段17に表示させるとともに、駆動手段20を介してモータ2により回転ドラム4を制御している。また、制御手段19は、乾燥検知手段15からの衣類の乾燥状態データや排気温度検知手段13からの温度データに基づき、駆動手段20を介してモータ2、バーナー7、比例制御弁8の動作を制御する。バーナー7での着火状態は、熱電対などで構成した着火検知手段21により検知し、その情報を制御手段19にフィードバックする。
【0020】
また、制御手段19は、乾燥運転時の第1の温度検知手段11で検知した温度データと第2の温度検知手段14で検知した温度データを入力して、フィル12の目詰まり状態を判定し、目詰まりであると判定した場合に表示手段17でその旨を知らせるようにしている。
【0021】
また、回転ドラム4に取り付けた磁石22と磁気センサ23とにより回転ドラム4の回転周期または回転数を回転数検知手段24により検知している。
【0022】
上記構成において図4を参照しながら動作を説明する。ステップ40で電源スイッチ(図示せず)を入れて乾燥運転を開始する。ステップ41で制御手段19内のカウンタnを0にする。カウンタnは第2の温度検知手段14による温度データが乾燥運転中に所定温度に達する回数を表している。ステップ42で制御手段19は駆動手段20によりモータ2を駆動して、回転ドラム4を回転させ、回転数検知手段24により回転ドラム4の回転数を検知し、回転数を36r/minに制御する。
【0023】
ステップ43でバーナー7に点火し、ステップ44で着火検知手段21により着火を検知する。着火するとステップ45でバーナー7を4.65kwで燃焼させる。ステップ46で第1の温度検知手段11によりバーナー7内の炎の上方の空気の温度Taを検知する。図3の矢印Cは熱風の流れを示し、炎も同じ方向に流れる。
【0024】
したがって、通常の運転(回転ドラム4の回転数45r/min)で、フィルタ12が目詰まりしていない状態における風量では、第1の温度検知手段11による温度データTaは50℃以下であまり高くならないが、フィルタ12に糸屑が多く付着して熱風の風量が減少すると、徐々にバーナー7内の炎は垂直に立ち始めるため温度データTaが上昇する。よって、フィルタ12に付着している糸屑が多いか少ないかを第2の温度検知手段14による温度データTbに置き換えることができるので、精度よく目詰まりが検知できる。また、第2の温度検知手段14により熱風の温度Tbが測定される。また、排気温度検知手段13により回転ドラム4内の衣類から水分を奪った湿った温風の温度Tcを測定する。
【0025】
ステップ47で点火開始から所定時間(20秒)経過したかを判定し、20秒経過した時点で、温度データTaの最大値をTamaxとする。ステップ49で回転ドラム4を45r/minに制御する。スタート時の20秒間、回転ドラム4を36r/minに下げているのは、回転数を落とすことで、モータ2とベルト5、6を介してつながっているファン3の回転数を下げて熱風の風量を減らすためである。回転数を変えることにより、温度データTaのレベルを容易に調節できるようにしている。
【0026】
ステップ50でステップ46と同様に、温度データを制御手段19に入力する。ステップ51で乾燥検知手段15により衣類が乾燥しているかを判断する。乾燥していない場合、ステップ52で第2の温度検知手段14による温度データTbがあらかじめ記憶手段18に記憶されている所定温度Tb0に達しているかを判定する。達していない場合はステップ50に戻り、温度データの入力をつづける。
【0027】
所定温度Tb0に達すると、ステップ53で点火から2分経過しているかどうかを制御手段19は判定し、経過していればステップ54で駆動手段20により、比例制御弁8を制御してバーナー7の燃焼量を0.6kw下げる。これは、フィルタ12に糸屑が詰まって熱風の風量が減少したことにより熱風の温度Tbが上昇するので、衣類を傷めないようにするためである。
【0028】
所定温度Tb0はあらかじめ測定された値で、フィルタ12が所定の目詰まり状態のときの第2の温度検知手段14の温度データと同じ値である。目詰まりが進行すると熱風の温度が上昇し、衣類を傷めてしまう。また、乾燥機本体1およびバーナー7の各部の温度が上昇するので火傷など危険である。さらに、使用者が乾燥機を運転する度に毎回フィルタ12を掃除する手間を少なくするために、衣類が傷まず、かつ、バーナー7などの温度が危険な温度に達する前に目詰まり状態を検知し、報知するようにしている。
【0029】
ステップ55では乾燥運転中に第2の温度検知手段14による温度データTbが所定温度Tb0に達した回数を1繰り上げる。よって、n=1となる。次に、同様にしてステップ50から繰り返す。また、ステップ53で点火から2分経過していない場合は、ステップ56でバーナー7の燃焼量を2.33kwに一気に下げている。
【0030】
これは、フィルタ12がかなり糸屑により詰まっているにもかかわらず掃除されていない場合など、熱風の風量がかなり少なくなり、第2の温度検知手段14による温度データTbが急激に上昇するためである。そこで、衣類の傷み防止や安全性の確保できるバーナー7の燃焼量にすぐに下げている。ステップ57では温度データTbが所定温度Tb0に達した回数n=3としている。これは、即、目詰まり状態であると判断させるためである。
【0031】
つぎに、同様にしてステップ50から繰り返すが、ステップ51で乾燥検知手段15により衣類の乾燥を検知したとき、ステップ58で比例制御絵弁8によりバーナー7の燃焼をやめ、送風運転にする。ステップ59で運転を終了し、表示手段17により終了した旨を報知する。ステップ60で(表1)に基づいて所定の目詰まり状態を検知したか判定する。
【0032】
【表1】
Figure 0004168548
【0033】
(表1)において、一方は第1の温度検知手段11の点火から所定時間(20秒間)の温度データTaの最大値Tamaxで、もう一方は第2の温度検知手段14による温度データTbが乾燥運転中に何回、記憶手段18に記憶されている所定温度Tb0に達したかの回数を示している。表中の○印および×印は、Tamaxとnの値によって所定の目詰まりを判定するとき、○ならば所定の目詰まりであると判断し、×ならば所定の目詰まりに達していないと判断する。
【0034】
たとえば、ほとんど目詰まりしていない場合はn=0、Tamax=50℃未満となり、目詰まり検知しない。逆に、かなり目詰まりしている場合はn=3、Tamax=150℃以上となり、目詰まり検知を行う。このように目詰まりの検知レベルを(表1)の○印と×印により容易に変更ができるため、乾燥機本体1やバーナー7や第1の温度検知手段11または第2の温度検知手段14のばらつきを考慮して、(表1)を決定できる。
【0035】
また、第1の温度検知手段11と第2の温度検知手段14により熱風の温度を検知しているため、一方の温度検知手段が故障により温度データが上昇しない場合でも、もう一方の温度検知手段により目詰まりが検知できるように(表1)で設定できる。また、第1の温度検知手段11または第2の温度検知手段14のばらつきに対しても、2つの温度検知手段の温度データの組み合わせで目詰まりを検知しているので、目詰まり検知精度を上げるように設定できる。
【0036】
ステップ60で目詰まり検知しなければ、ステップ61であらかじめ記憶手段18に記憶している前回までの運転で目詰まり検知をした回数I=0にし、ステップ62で乾燥運転を終了し、モータ2を停止する。
【0037】
ステップ60で目詰まりを検知すると、ステップ63で目詰まり検知回数I=1以上かどうか判定する。目詰まり検知連続2回目の運転(I=1のとき)まではステップ64で目詰まり検知回数Iを1繰り上げる。そしてステップ65で表示手段17により所定の目詰まり状態であることを報知する。ステップ63で目詰まり検知回数Iが2以上のとき、ステップ66で目詰まり検知回数を1繰り上げ、ステップ67で目詰まり異常報知を行う。
【0038】
目詰まり異常報知は、目詰まり報知と異なった表示内容にして、目詰まり報知をして使用者にフィルタ12の掃除を促したにもかかわらず掃除がなされないときなど、使用者に強く知らせるためにおこなう。
【0039】
このように、本実施例によれば、乾燥運転時間によらず、精度良く所定の目詰まり状態を判定することができる。また、第1の温度検知手段または第2の温度検知手段のいずれかの一方が故障しても、所定の目詰まり状態を判定することができる。
【0040】
(実施例2)
図1に示す制御手段19は、第1の温度検知手段11の温度データと、第2の温度検知手段14による温度データが所定温度に達する回数より、第1の温度検知手段11の故障を検知するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0041】
上記において図5を参照しながら動作を説明する。なお、ステップ40〜ステップ59の動作は、上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0042】
ステップ70で目詰まり検知回数nが3以上で、かつ、ステップ71で第1の温度検知手段11の点火後20秒間の温度データTaの最大値Tamaxが25℃未満ならば第1の温度検知手段11が故障であると判断して、ステップ72で異常報知を行う。
【0043】
ステップ70で目詰まり検知回数nが3未満か、ステップ71で温度データTaの最大値Tamaxが25℃以上のときは、第1の温度検知手段11は正常であると判断し、ステップ73で乾燥運転を終了する。
【0044】
ここで、第1の温度検知手段11はバーナー7の炎の上部に位置するために、熱電対などで構成しているが、熱電対は実際に熱して起電力を発生させないと、素子自身や接続された回路のオープン故障やショート故障がわからない。フィルタ12がほとんど目詰まりしていない状態での乾燥運転では、熱電対の出力はほとんど0に近く、オープンやショートしていても見分けがつかないため、故障検知ができなかった。本実施例では、2つの温度検知手段で熱風の温度を検知しているので故障を検知することができる。
【0045】
このように、本実施例によれば、第1の温度検知手段11の温度データと、第2の温度検知手段14による温度データが所定温度に達する回数より、第1の温度検知手段11の故障を検知することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、衣類を撹拌する回転ドラムと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記熱風の排出経路に設けた糸屑回収用のフィルタと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記回転ドラム内へ入る熱風の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記回転ドラムと前記送風手段を駆動するモータと、前記モータ、ガス燃焼部などの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の温度検知手段と前記第2の温度検知手段の温度データを入力し、少なくとも一方の温度データにより前記フィルタの目詰まり状態を検知するようにするとともに、前記第1の温度検知手段の温度データと、前期第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数より、前記第1の温度検知手段の故障を検知するようにしたから、乾燥運転時間によらず、所定の目詰まり状態を精度よく判定することができ、また、第1の温度検知手段または第2の温度検知手段のいずれかの一方が故障しても、所定の目詰まり状態を判定することができ、さらに、第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数が所定回数に達した場合は、フィルタが目詰まりした状態であり、第1の温度検知手段の温度は高くなっており、このとき、第1の温度検知手段で検知した温度が低いときは、第1の温度検知手段が故障している場合で、第1の温度検知手段の故障を検知することができる。
【0047】
また、請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、所定時間における第1の温度検知手段による温度データの最大値と、第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数の少なくとも一方により、フィルタの目詰まり状態を検知するようにしたから、乾燥機本体、バーナー、第1の温度検知手段、第2の温度検知手段などのばらつきの影響が少なく、精度よく所定の目詰まり状態を判定することができる。
【0048】
また、請求項3に記載の発明によれば、第1の温度検知手段は、ガス燃焼部のバーナー炎上部に配設したから、第1の温度検知手段によりガス燃焼部の炎の状態を検知できるため、精度よく所定の目詰まり状態を判定することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のガス乾燥機のブロック図
【図2】 同ガス乾燥機の断面図
【図3】 同ガス乾燥機のバーナーの断面図
【図4】 同ガス乾燥機の動作フローチャート
【図5】 本発明の第2の実施例のガス乾燥機の動作フローチャート
【符号の説明】
2 モータ
3 ファン(送風手段)
4 回転ドラム
7 バーナー(ガス燃焼部)
11 第1の温度検知手段
12 フィルタ
14 第2の温度検知手段
19 制御手段

Claims (3)

  1. 衣類を撹拌する回転ドラムと、前記回転ドラム内へ熱風を導入し排出させる送風手段と、前記熱風の排出経路に設けた糸屑回収用のフィルタと、前記熱風の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記回転ドラム内へ入る熱風の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記回転ドラムと前記送風手段を駆動するモータと、前記モータ、ガス燃焼部などの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の温度検知手段と第2の温度検知手段の温度データを入力し、少なくとも一方の温度データにより前記フィルタの目詰まり状態を検知するようにするとともに、前記第1の温度検知手段の温度データと、前期第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数より、前記第1の温度検知手段の故障を検知するようにしたガス乾燥機。
  2. 制御手段は、所定時間における第1の温度検知手段による温度データの最大値と、第2の温度検知手段による温度データが所定温度に達する回数の少なくとも一方により、フィルタの目詰まり状態を検知するようにした請求項1記載のガス乾燥機。
  3. 第1の温度検知手段は、ガス燃焼部のバーナー炎上部に配設した請求項1または2記載のガス乾燥機
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