JPS6193402A - 反射防止性を有する染色光学物品 - Google Patents

反射防止性を有する染色光学物品

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JPS6193402A
JPS6193402A JP60206054A JP20605485A JPS6193402A JP S6193402 A JPS6193402 A JP S6193402A JP 60206054 A JP60206054 A JP 60206054A JP 20605485 A JP20605485 A JP 20605485A JP S6193402 A JPS6193402 A JP S6193402A
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JP
Japan
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oxide
coating
layer
antireflection
transparent
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JP60206054A
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Takashi Taniguchi
孝 谷口
Jiro Mio
実生 治郎
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はレンズなどの光学物品において、透明性を損わ
ず、より低い光線反則率と、より高い光線透過率とを付
与すると同時に、染色をも可能にした表面加工技術に関
する。
[従来技術] 各種透明材料の光線反射率の低下ひいては光線透過率の
向上は、光線の有効利用、反射源による映像の不鮮明化
の解消などきわめて重要な問題であり、これまで多くの
方法が提案されている。
その概要は基材と屈折率の異なる、主として無機物から
なる光学的薄層を基材の表面に形成することにより、光
線反射率の低下および光線透過率の向上を実現しようと
するものである。この際効果を大にするために異なる屈
折率の薄層の多層コートを行なったり、それぞれの薄層
の厚みを相当する光線の波長レベルに合Uてコン1〜ロ
ールしたり、連続的に屈折率の異なる所謂不均質膜を形
成したりすることが行なわれている。
これらのうちで基材表面に単層の反射防止薄膜を形成す
る場合を例にとると、基材表面に設ける反射防止薄膜は
なるべく屈折率の小さい無機質成分(例えば、フッ化マ
グネシウムなど)からなり、かつ反射防止薄膜の光学的
厚さを対象となる光線の波長の1/4に調整することが
望ましいといわれている。
このような光学的薄膜は、その形成プロセスによって適
用する基材については制限をうける。
これまで反射防止薄層生成が最も広く適用されたのは透
明材料のうちでも主としてガラス基材である。この場合
しばしば用いられる該基材表面への無機物薄層コーティ
ング技術は、他の技術に適用するには極めて制限が多い
上記技術について例示すると真空蒸着法、ざらには付着
性を向上するためのスパッタリング法、イオンビーム法
などが用いられる。しかしながらこれらの技術は近年透
明材料のうちでもとくに眼鏡レンズ分野で伸長してきた
プラスチック材料、あるいは反射防止層を形成すること
が有利なプラスチックフィルムやプラスチックシー1〜
には適用が困難である。特に耐すり偏性を改良するため
に高硬度被覆材料を有するプラスチック材料に適用する
にあたっては多くの問題が存在する。
すなわち、プラスチック材料は一般に耐熱性が不十分で
あるため上記のコーティングプロセスに耐えず場合によ
っては分解、溶融、熱的変形、光学歪などを生ずること
がある。また付着性も一般に不良である。これは主とし
てプラスチック材料とその表面にコーティングされる無
機質との膨張係数の違いによるもので、加熱時もしくは
加湿時の付着性の低下が著しく極端な場合には無機物層
に亀裂、クラックなどを生ずることがある。
さらに重大な問題点は、かかる無機物層のml” −テ
ィングのために生ずるプラスチック材料の耐衝撃性およ
び可撓性の著しい低下である。
すなわちこれは、ガラス材料に対するプラスチック材料
の優位性が損われることを示すものであり、重要な問題
である。
本発明に近似した公知例としては特開昭53−1372
69号公報が存在する。この技術はプラスチック基材の
表面にポリオルガノシランをコーティングし、次いで酸
素プラズマ中で処理し耐磨耗性と反射防止性を向上させ
るものである。
しかしながらこの技術では、反射防止性は単にポリオル
ガノシランのコーテイング膜そのもので発現させている
だけに過ぎないものであるので、真に優れたものではな
く、改善が要請されていた。
そのうえ従来技術においては、反射防止機能と染色を同
時に適用できるものはなく、当業界においてはこの機能
を満たす技術が望まれていた。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明者らはこれらの問題点を解決した反射防止効果の
優れた透明材料の製造方法について既に提案した(特願
昭54−146485号)が、ざらにこの反射防止効果
の優れた透明材料の機械的強度、耐久性を向上させると
同時に、高級なファッションタラスなどには必須の染色
をもできるように検討を進め以下に述べる本発明を到達
したものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は下記の構成からなる。
[透明基材の表面に反射防止層を有する光学物品におい
て、前記反射防止層は基材よりも低い屈折率を有し、か
つ染色されていることを特徴とする反射防止性を有する
染色光学物品。]本本発明においては、反射防止層は基
材よりも低い屈折率を有することが必要である。すなわ
ち低屈折率であれば、反射防止機能が有効に発揮できる
からである。そして反射防止が有効に発揮できれば、光
線透過率は向上し、眼鏡レンズなどにおいては着用者の
眼が疲れず健康的にも優れたものとなる。また着用者の
眼鏡を第3者が見た場合、ギラつきがなく、表情が穏や
かに見えるという良い点もある。
次に反射防止層の表層には、保護コーティング層が設け
られていることが好ましい。反射防止層のみでは耐久性
に劣るためである。そしてこの効果を有効に発揮するた
めには、保護コーティング層は透明の熱硬化性樹脂であ
ることが望ましい。
次に本発明の光学物品は染色されていることが必要であ
る。ファッショングラスや、通常の眼鏡においても有害
な紫外線を防止し、まぶしさを軽減すると同時に、見ば
えをよくして高級感を付与するためである。そしてかか
る染色は、分散染料によるものであることが好ましい。
鮮明性、色の深み、耐光堅牢性などに優れるからである
以下に本発明を一製造方法とともに説明する。
本発明において反射防止層は好ましくは、少なくとも微
細空孔と、1〜300mμの微粒子状無機物とからなる
層であることでおる。ここで微粒子状無機物とは、平均
粒子径が1〜300mμ、好ましくは5〜200mμの
ものであ。反射防止機能を有効に発揮するため、また光
学的に歪みが出ては実用性に欠けるからである。更に後
述する製造工程の活性化ガス処理によって生ずる微粒子
の形態上の変化が実質上ないかあるいは小さいものがよ
い。さらに該ガス処理によって微粒子の1部ないしは全
部が化学変化を生ずることは問題としないが、本発明の
効果を発現できる程度に微粒子の形態が維持されている
ものを示す。
粒子径のあまり小さいものは作成が困難であり、またあ
まり大きなものは一般に透明感が低下するばかりでなく
、かつ反射防止効果に関する本発明の目的が達成できな
くなるので上記範囲内のものが主として用いられる。
また、活性化ガス処理によって微粒子の形態上の変化が
実質上ないかあるいは小さいということは、該ガス処理
によって生ずる空孔が反射防止効果を消滅しない程度に
微粒子状無機物が形態を維持しているということである
ここでいう空孔(ミクロボイド)とは、単に凹みに近い
ようなものもこれに含まれる。この空孔の存在による反
射防止効果発現の機構は明確でないが次のように推測さ
れる。
空孔(実質的に1.00に近い屈折率を有する)と微粒
子状無機物とが光学的に均質の状態で存在している場合
、この両者により形成される薄層は、あたかも屈折率の
極めて低い仮想上の反射防止層をつけたと同じ効果を有
することによるものと考えられる。また、このことは付
着性など問題は残るが、微粒子状分散体を基材上に塗布
し、相当する薄層を形成することによっても同様の効果
が得られることと一致している。
前述のような要件を満たす無機物であればその種類は問
わず、ざらに1部の有機置換基を含有させているものも
これに含めることができ−るが、その内容は反射防止効
果以外の他の要求性能によって定められるべきであろう
。好ましくは周期律表第■族、第■族、第■族および第
V族元素の酸化物、ハロゲン化物などである。
これらの例としては酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化アルミ
ニウム、酸化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化スズ
、酸化ベリリウム、酸化アンチモンなどの微粒子状物が
好ましく、なかでも酸化ケイ素、酸化アルミニウムが特
に好ましい。
また、これらの微粒子状無機物は単独のみならず2種以
上の併用も可能である。
微粒子状無機物は透明材料の少なくともその表層部に含
有せしめられていることが必要である。
少なくともその表層部に無機物を含有せしめる手段とし
ては、基材となる透明材料中にその成型工程で無機物を
均一に分散させたり、表層部分だけに分散させる方法な
どがある。さらに他の手段としては、透明な被覆材料中
に無機物を分散させ、これを透明材料表面に塗布すると
いう方法がある。
上記の微粒子状無機物の分散に関しては公知の各種方法
、例えば (a)微粒子状無機物と他の基材(透明材料)とを加熱
あるいは室温下で溶剤その他成分の存在あるいは非存在
下で混ねりする方法。
(b)揮発性分散媒中で分散体(微粒子状無機物)と基
質になる物質(以下ビヒクル成分という)とを混合した
後、前記揮発性分散媒を蒸発させる方法。
(C)微粒子状無機物を七ツマー成分に分散さけた後重
合する方法などが用いられる。
上記のうちで被覆材に関して本発明を適用する場合は、
(b)項の方法が好ましい。この場合揮発性分散媒の蒸
発によって生成する塗膜が硬化することもある。
揮発性分散媒として用いられるものは、例えば水、炭化
水素、塩素化炭化水素、エステル類、ケトン類、アルコ
ール類、有閤カルボン酸などを挙げることができる。
また、これらは単独のみならず2種以上の混合物として
用いることも可能である。
本発明の微粒子状無機物が透明材料に含有される量は、
活性化ガス処理前の状態で、1μ以下の表層部分に、5
〜80重量%、好ましくは10〜70重量%である。こ
れより少なくては添加の効果が小さく、またこれ以上で
はクラックの発生、透明性の低下などの欠陥を生ずる。
本発明は微粒子状態は物を含有する透明材料の表面を処
理することにより、反射防止効果を有する表面薄層を1
7ようとするものであるから、その下層の部分の形状、
大きざ、用途等に関しては何らの限定もない。したがっ
て無機物を透明材料中に分散させる方法として、上述の
ように直接基材(透明材料〉中に分散さける方法、また
は被覆材中に分散さけこれを透明材料に塗布する方法(
以下コーティング法という)のいずれによるかは特に重
要ではないが、コーティング法によった場合は次の利点
を有する。
すなわち該基材に該当する微粒子状無機物を容易に分散
することができない場合、もしくは分散できても該基材
の性状に著しい変化を生ずる場合には、コーティング法
が該基材の性状に大きな変化を生ずることなく反射防止
効果を該基材に付与するための有効な手段となる。
前記の微粒子状無機物の分散にあたり、その分散前の形
態としては、微細粉末状のものを使用することも出来る
が、本発明の目的を達成するためには液状の分散媒中に
コロイド状に分散されているものがとくに有効である。
本発明の微粒子状無機物を分散させている基質すなわち
ビヒクル成分は、活性化ガス処理によって部分的もしく
はその全部が揮散、消滅することにより、前記無機物の
微細空孔含有表面を形成するものならば、とくに制限は
ないが、通常は有機化合物および/または有機ケイ素化
合物など有機基を有する各種の元素を含有する化合物を
使用することができ、とくにこれらの高分子化合物が有
用である。これらの例としてはエポキシ樹脂、アクリル
酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルの共重
合体(この中には他のビニル七ツマとの共重合体も含む
)、ポリアミド、ポリエステル(いわゆるアルキド樹脂
、不飽和ポリエステル樹脂を含む)、各種アミン樹脂(
メラミン樹脂、尿素樹脂などを含む)、ウレタン樹脂、
ポリカーポネ−1へ、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル
コール、スチレン樹脂、透明塩化ビニル樹脂、ケイ素系
樹脂、繊維索系樹脂およびジエチレングリコールビスア
リルカーポネー1〜重合体(CR−39>を挙げること
ができる。
さらにこれらの樹脂は併用も可能であり、また適当な硬
化剤と併用することにより得られるこれらの硬化物も使
用することができる。 □上記ビヒクル成分には、ざら
に可塑剤、各種硬化剤、硬化触媒などの他に表面調整剤
、紫外線吸収剤、酸化防止剤などの各種添加剤を含ませ
ることができる。
本発明で言うところの透明材料とは、下式によって求め
られる曇価(パーセン1−)が80パーセント以下のも
のであって、無色のものでも染顔料等で着色されたもの
であってもよい。
曇価(パーセン1〜) =(拡散光線透過率/全光線透過率>X100本発明の
意図するところの光線反射率の低下および光線透過率の
向上効果をより有効に発揮させるだめには透明性のある
ものが好ましい。とくにプラスチック物品の表面硬度向
上のための被覆材として用いられているケイ素系高分子
化合物ないしはこれを含む高分子化合物は、表面硬度の
向上とともに反射防止効果を与えるものとして効果的に
使用することができる。上記の化合物と酸化ケイ素系微
粒子状物とくにそのアルコール系溶媒および/または水
溶剤への分散体との組合せになる組成物は光線透過性の
特に要求される透明材料の分野において表面硬度の向上
と光線透過率の向上とを同時に実現するものとして特に
有用である。
ケイ素系高分子被膜を与える方法は種々提案されている
が、下記の一般式を有する化合物群および/またはこれ
らの加水分解物からなる群から選ばれた化合物を硬化さ
せて得られたものを用いる方法が特に有効である。すな
わち、一般式%式%() からなる化合物であって、ここでR1、R2はC1〜C
1oのアルキル、アリール、ハロゲン化アルキル、ハロ
ゲン化アリール、アルケニル、またはエポキシ基、(メ
タ)アクリルオキシ基、メルカプ1〜基、アミノ基もし
くはシアノ基を有する有機基で5i−C結合によりケイ
素と結合されているものであり、R3はC1〜C4のア
ルキル基、アルコキシアルキル基また1よアシル基であ
り、aおよびbは0,1.または2てあり、a十すが1
または2である。
これらの化合物の例としては、メチルトリメ1へキシシ
ラン、メチル1−リエ1〜キシシラン、メチル1〜リメ
トキシエ1−キシシラン、メチル1ヘリアt?1〜キシ
シラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメ1〜
キシシラン、エチル1〜リエトキシシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニル1−リエ1−キシシラン、ビニ
ル1〜リアセトキシシラン、ビニル1〜リメ1ヘキシエ
1−キシシラン、フェニル1−ツメ1〜キシシラン、フ
ェニル1−リエトキシシラン、フェニルトリアセトキシ
シラン、γ−クロロプロピル1ヘリメトキシシラン、γ
−クロロプロピル1〜リエ1へキシシラン、γ−クロロ
プロピル1〜リアt? lヘキシシラン、3.3.3−
1へりフロロプロピル1〜リメ1〜キシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメ1〜キシシラン、γ−グリシ
ドキシプロビル1へリエ1〜キシシラン、γ−(β−グ
リシドキシエトキシ)プロピルトリメ1〜キシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル1〜リ
メ1〜キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチル1リエトキシシラン、γ−メタクリルオキ
シプロピル1−リメ1〜キシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメ1−キシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、γ−メルカプトプロピル γーメルカプ1ープロピルトリエトキシシラン、N−B
(アミノエチル)−γーアミノプロピル1〜リメトキシ
シラン、βーシアノエチルトリエ1〜キシシランなど1
〜リアルコキシまたは1〜リアシルオキシシラン類およ
びジメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキ
シシラン、ジメチルジェトキシシラン、フェニルメチル
ジェトキシシラン、γーグリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、T−グリシドキシプロピルメチルジエ
1ヘキシシラン、γーグリシドキシプロピルフェニルジ
メトキシシラン、γーグリシドキシプロピルフェニルジ
エトキシシラン、γークロロプロピルメチルジメトキシ
シラン、γークロロプロピルメチルジエ1〜キシシラン
、ジメチルジアセトキシシラン、γーメタクリルオキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γーメタクリルオキ
シプロピルメチルジエ1〜キシシラン、γーメルカプト
プロピルメヂルジメ1−キシシラン、γーメルカプ1ー
プロピルメチルジェトキシシラン、γーアミノプロピル
メヂルジメ1〜キシシラン、γーアミノプロピルメチル
ジエ1〜キシシラン、メチルビニルラメ1〜キシシラン
、メチルビニルジエ1ーキシシランなどジアルコキシシ
ランまたはジアシルオキシシラン類かその例である。
これらの有機ケイ素化合物は単独または2秤以上組合せ
ることも可能である。
ざらに単独では用いられないが上記のシラン化合物と併
用できるものとして各種のテトラアルコキシシラン類も
しくはその加水分解物がある。
テトラアルコキシシラン類の例としてはメチルシリケー
ト、エチルシリケート、n−プロピルシリケート、i−
プロピルシリケート、n−プチルシリケ−1〜、5ec
−ブチルシリケートおよびt−プチルシリケ−1〜など
がある。
また、これらの有機ケイ素化合物は触媒が存在しなくて
も硬化が可能であるが、ざらに硬化を促進するためにこ
れまで提案されている各種の硬化触媒を用いることが可
能である。たとえばルイス酸、ルイス塩基を含む各種数
もしくは塩基、たとえば有機カルボン酸、クロム酸、次
亜塩素酸、ホウ酸、臭素酸、亜セレン酸、チオ硫酸、オ
ルトケイ酸、チオシアン酸、亜硝酸、アルミン酸、炭酸
の金属塩とくにアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、
ざらにアルミニウム、ジルコニウム、チタニウムのフル
コキシドまたはこれらの錯化合物などが使用できる。当
然のことながらこれらと他の有機物質との併用が可能で
ありこれらの中ではエポキシ樹脂、アクリル系共重合体
、ビニル系共重合体が有用でありとくに水酸基を有する
ポリビニルアルコールなどが有用である。
ざらに被覆材として用いる場合にはコーティング作業を
容易にするためのまたは保存状態を良好に保つための溶
剤類および各種添加剤の使用が可能である。
被覆材としてもちいる場合は基材に対しコーティングが
行なわれる。基材としては本発明目的を必要とする場合
には何でも良いのでおるが透明性の観点からはガラス、
透明プラスチック材料がとくに有効な結果を与える。上
記のプラスチック材料としてはポリメチルメタクリレ−
1へおよびその共重合体、ポリカーボネート、ジエチレ
ングリコールビスアリルカーボネ−1−ポリマ(CR−
39>、ポリエステルとくにポリエチレンテレフタレー
1〜、および不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂などが
好ましい。塗布方法、乾燥および/または硬化方法は通
常コーティング分野で行なわれているものを適宜選択し
て行なう。
上記のようにして得られた微粒子状無機物とこれを分散
させているビヒクル成分とを主成分とする基材または被
覆材の表面を活性化ガスによって処理することにより本
発明の目的のひとつである反射防止薄層が得られる。
ここでいう活性化ガスとは常圧もしくは減圧下において
生成するイオン、電子あるいは励起された気体である。
これらの活性化ガスを発生させる方法としては例えば、
コロナ放電、減圧下での直流、低周波、高周波あるいは
マイクロ波による高電圧放電などが用いられる。
また活性化ガスを発生さぼるためのガスとしては、例え
ば酸素、空気、窒素、アルゴン、フレオンなどが好まし
く用いられる。
本発明の目的には処理効率の点から10−2Torrか
ら’l □rorrの圧力下において、直流、低周波、
高周波あるいはマイクロ波による高電圧放電によって得
られる活性化ガスが特に好ましい。ここで得られる活性
化ガスはいわゆる低温プラズマといわれるものであり、
低温プラズマ化学(穂積啓一部編、1976年:南江堂
)にその特質および発生法が詳しく述べられている。
活性化ガス処理を行なう条件は、処理装置の形状、使用
するガスの種類、対象となる表面の材質、組成、形状、
大きさなどに、よって異なり本発明の目的を最大限に発
揮する条件を実験的に定めなければならない。
本発明の効果を発現する上記処理後の薄層は微細な空゛
孔を有することが電子顕微鏡による観察か、ら確認され
ている。空孔の存在する層の厚みは本発明の磯構および
空孔の形状、分布状態などが明らかでない現在、明確に
規定できないがi、o。
Omμ以下、好ましくは500mμ以下の形状で十分で
あると思われる。
上記のようにして微粒子状無機物とこれを分散させてい
るビヒクル成分を主成分とする基材または被覆材の表面
を活性化ガスによって処理することにより本発明の目的
の一つである反射防止薄層が得られるのである。かくし
て得られる反射防止層の機械的性質と耐久性を向上させ
るのが本発明のもうひとつの目的であり、このために反
射防止層を有する上記の基材もしくは被覆材の表面に、
反射防止効果を低下させることなしにあるいは実用上許
容し得る範囲での低下を伴う程度に少量の保護コーテイ
ング材を塗布するのである。
このようにして塗布される保護コーテイング材がどのよ
うな形状で反射防止層を被覆しているかは、使用される
材質、コーテイング材(溶剤を含む)、コーティング条
件によって異なり、ある場合は上記の反射防止層の微細
空孔の一部を充填しており、また他の場合には空孔中に
導入されることなく反射防止層を被覆しているものと推
測される。しかしながら通常はこの両者の機構が共存し
ているものと考えられる。ここで用いられる保護コーテ
イング材は下層との関係、要求される耐久性によって適
宜選択されるが無機材料、有機材料いずれのものも使用
可能である。これらは極めて薄層のコーティングに使用
されるので透明性についてはそれほど重要でないが、系
全体のためには用いられる保護コーテイング材自体透明
材料であることが好ましい。かかる保護コーテイング材
としてはすでに述べたビヒクル成分がその例とじてあげ
ることができる。とくにこれらの中でも耐久性の向上に
は熱硬化性樹脂を含む保護コーテイング材が好ましく、
これらの熱硬化性樹脂の例としてはエポキシ樹脂、アク
リル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルの
共重合体くこの中には他のビニル糸上ツマとの共重合体
も含む)、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ケイ素系樹脂などであり、このような
熱硬化性樹脂はそれ単独または触媒、光、放射線、各種
硬化剤により室温ないしは加熱により硬化するものもあ
る。保護コーテイング材として用いられる熱硬化性樹脂
には透明性を損わない程度に顔料、染料、各種の添加剤
などを含有させることができる。これらの保護コーテイ
ング材は揮発性の溶剤中に溶解または分散した稀薄溶液
ないしは稀薄分散液の形で塗布(コーティング)使用さ
れる。コーテイング材の濃度は使用する樹脂、溶剤、コ
ーティングされる反射防止層の種類によって異なり、所
望の塗布量が得られるよう調整する必要がある。塗布量
は対象とする表面あたり5mg/ m2〜1 g/i2
が好ましくざらに10+no/ m2〜500mg/T
r12が好ましい。塗布量がこれより少ないと反射防止
層に対する保護効果が小さくなりこれより多いと反射防
止効果が小さくなる。
ここで記した塗布量をコーティングするにあたっては一
回のコーティングで必要量を塗布することももちろん可
能であるが2回以上のコーティングによって塗布するこ
とが可能であり、たとえばまず硬化剤を塗布し、ついで
これにより硬化するコーテイング材を塗布するないしは
この逆の順序のコーティングを行なうこともできる。
保護コーテイング材を塗布する方法は例えば、ハケ塗り
、浸漬塗り、スピンコーティング、流し塗り、スプレ塗
装、ロール塗装、カーテンフロー塗装など通常コーティ
ング分野で用いられている各種方法を適宜選択して行な
うことが可能である。
また乾燥および/または硬化方法についても上記の塗布
方法と同様に通常コーティング分野で用いられているも
のを適宜選択して用いることが可能である。
[実施例] 以下実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1.比較例1 (1)  シラン加水分解物の調整 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプロピルメ
チルジェトキシシラン84.1とフェニルトリメトキシ
シラン45.8にlを仕込み、液温10℃に保ち、マグ
ネチックスターラーで攪拌しながら、0.05規定塩酸
水溶液24.6(IIを徐々に滴下する。滴下終了後攪
拌を継続する。反 −窓時間は約40分である。これに
よりシラン加水分解物を得た。
(2)  塗料の調整 前記シラン加水分解物に、エポキシ樹脂(“エピクロン
750 ”大日本インキ化学株式会社製品〉10Cl、
ベンジルアルコール10q1ジアレトンアルコール19
.8にlおよびシリコーン系界面活性剤0.9CIの混
合液を攪拌しながら加える。さらにメタノール分散コロ
イド状シリカ(日産化学株式会社製品、″′メタノール
シリカゾル″、固形分30%、平均粒子径13±1mμ
>330g、アルミニウムアセチルアセトナート10g
およびメタノール65.2gをこの順に加える。これら
を十分攪拌混合して塗料とした。
(3)  塗布および活性化ガス処理 前項塗料を用いて、苛性ソーダ水溶液に浸漬後、洗浄し
たジエチレングリコールビスアリルカーボルート重合体
レンズ(直径71 mm、厚み2.’1mm、CR−3
9プラルンズ)に浸漬法で塗布した。
塗布条件は引き主速度10CIIl/分であり、コーテ
ィングしたレンズを82℃で10分間予備加熱の後、9
3℃の熱風乾燥機で4時間加熱キュアした。
塗装されたレンズは以下に述べる方法で活性化ガス処理
を施した。
活性化ガス処理装置としてはIPC社(Interna
tional Plasma Corporation
)のIPC1003B型低温灰化装置を用いた。出力5
0W、I素流量5QCC/分で210秒間処理を行なっ
た。結果は処理前92.4%であった全光線透過率が9
8゜3%になり反射防止効果が発現した。
〈4)  保護コーテイング材の調整とコーティングγ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン14.2g
を0.01規定塩酸を用い、(1)項と同様に10℃で
加水分解を行なった。これにメタノール9849、アミ
ニウムアレチルアセトナート0.5gを加え十分攪拌混
合した。このコーテイング材を用いて前項で得られた反
射防止効果のあるレンズの保護コーティングを行なった
。引上速度10cmでコーテイング後82℃で10分間
予備乾燥をし、ざらに93℃で2時間加熱キュアした。
得られた全光線透過率は96.7%であり反射防止効果
を有していた。このレンズと比較例として保護コーティ
ングのないレンズとの性能評価の結果を合せて第1表に
示す。保護コーティングにより機械的強度、耐久性が向
上することがわかる。
(5)  染色 このポリシロキサン系被膜でコーティングされたレンズ
基材を以下に示す分散染料を分散させた染浴中に95℃
で浸漬深さを手動で変化させて染色処理を5分行った。
得られた染色レンズは濃色部分から淡色部分へ連続的に
濃度の変化した青紫色のぼかし模様のものとなった。こ
のレンズはファツション性に優れ、上品な色模様のもの
となった。また表面硬度は、スチールウールで摩耗して
もほとんど表面に傷はつかず良好なものであった。
染色浴組成 り1anix Red AC−E        O,
42g()ianix Blue BG−FF    
   1 、60Q(以上三菱化成工業株式会社製) 丁[) YellOW D−GLF C0nC,0,3
8Q(大東化学工業所株式会社) 分散剤(ラピゾールB−80)     6Q(日本油
脂株式会社) 水                   1000Q
第1表 $1  #0OOOスチールウール1.5に9荷重で1
0回摩擦テス1〜 *2 安全かみそりで’1mm角のゴバン目10×10
個を刻みつけ、その箇所をセロテープで剥離する。
実施例2、比較例2 実施例1と同様にしてレンズサンプルを作成する。γ−
グリシドキシプ口ピルメチルシエトキシシラン84.4
C11γ−クロロプロピル1〜リメ1〜キシシラン45
.6C1の混合物を0.05規定塩124.80で加水
分解する。次いで下記の成分を加え塗料を作成する。
エピクロン750        10.1CIメタノ
ールシリカゾル     330.0CIジアセ1〜ン
アルコール      19.8gベンジルアルコール
       10.IClシリコーン系界面活性剤 
     0.9gアルミニウムアセチルアt! l−
ナート10.ICIメタノール           
64.5CI実施例1と同時にコーティングおよびキュ
アを行なったサンプルを表面処理用プラズマ装@(PR
501Aヤマト化学株式会社製)を用い酸素流量1QQ
ml/分、出力50Wで20分間処理を行なった。
この後保護コーティングを実施例1と同様↓こして行な
ったがそのコーテイング材組成は次のようなものである
γ−グリシドキシプロピル1〜リメ1〜キシシラン(2
,82g>の0.01規定塩酸(0,64C1>による
加水分解物 3.46C] シリコーン系界面活性剤 o、ooac+Sn−プロパ
ツール 396.5C] このようにして得られたレンズと比較例として保護コー
ティングのないレンズの性能評価の結果とを合けて第2
表に示す。
次に実施例1と同様にして、レンズの下方の1/4を透
明色に残し、上方に向って徐々に濃色に染色してハーフ
カラーレンズを作った。得られたレンズは実施例1と同
様、品位の高いものとなり、従来にないファッション感
に富むものとなった。
第2表 *注 タクボ式自動ダイヤモンド玉摺機でレンズカッ1
〜 実施例3 (1)  アクリルポリマの重合 下記の組成のモノマと触媒、連鎖移動剤の混合物を95
℃のn−プロパツール100g中に1時間かかって滴下
した。後添加の触媒(アゾビスイソブチロニトリル>0
.2gを30分毎に2回加え、その後さらに1時間重合
を継続した。
アクリル酸エチル         66Clメタクリ
ル酸メチル        10qメタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル  14C]メタクリル酸      
     10CIn−ドデシルメルカプタン アゾビスイソブチロニ1−リル     1g(2) 
 ガラスコーティング用塗料の調整(1)のアクリル樹
脂溶液48g、メラミン樹脂(1ナイメル−303  
アメリカンリ゛イアナミド社製品> 6CI, n−プ
ロパツール86.4Clを混合、これに攪拌しながらさ
らにプロパツールシリカゾル(固形分30%、平均粒子
径:13±1mμ)100CIを加えて塗料を調整した
(3)  ガラスコーティングおよび活性化ガス処理表
面を十分洗浄した後、2%濃度のシリコーン系カップリ
ング材で処理したソーダガラスを(2)の塗料中に浸漬
コーティングする。180’Cで30分硬化し透明なコ
ーティングガラスを得た。その全光線透過率は91.6
%であった。
このコーティングガラスを実施例2と同様にして4分間
酸素による活性化ガス処理を行なった。
この活性化ガス処理後のコーティングガラスは全光線透
過率97.8%であり、反射防止効果が見られた。
(4)  保護コーテイング材の塗布 前項で得られた反射防止性を有するガラス基材に(2)
のコーテイング材をn−プロパツールで固形分1%に調
整した保護コーテイング材で浸漬塗装しく引上速度10
cm/min> 180℃で20分間加熱キュアした。
得られたコーティングガラスは全光線透過率96.2%
で羊毛フェル1〜による摩擦テスト500回でも剥離が
見られなかった。一方、保護コーティングのないものは
同様の摩擦テストで反射防止層の剥離を生じた。
(5)  染色 本実施例に示すカラスにコーティングした物品を実施例
1と同様に染色したところ、良好な染色品が得られた。
実施例4 実施例2と同様にして活性化ガス処理までを行ない反射
防止層を有するレンズザンプルを得た。
このものを次の(a)に記載するコーテイング材(イ)
を’lQcm/分の引上速度で塗布後82℃で10分間
加熱乾燥し、さらに(b)に記載するコーテイング材(
ロ)を10Cm/分引上速度で塗布し、82℃、10分
間予備乾燥後、130℃で2時間加熱キュアした。。得
られたレンズIナンプルは全光線透過率96.7%、き
わめて薄い青色の反射色を呈する。このレンズはスチー
ルウール(#oooo>でこすってもほとんど傷がつか
ず、かつ熱水80℃、1時間に浸漬しても異常が認めら
れなかった。さらに米国のフロツクにおける2力月の屋
外暴露試験でも以上が認められなかった。
また、このものは実施例1と同様に染色したところ、良
好な染色品が得られた。
(a)  保護コーテイング材(イ)の調整は次のよう
にして行なった。
γ−(N−2−アミノエチル)アミノプロピルhリメ1
〜キシシラン(SH−6020,トーμ・トリコーン株
式会社製品>11.1CIと24.2gのメタノール混
合液を20℃で0.01規定塩酸2゜7gで加水分解す
る。この液0.5CIにメタノール500C1を加えて
固形分0.02%に調整する。
(b)  保護コーテイング材(ロ)の調整は次のよう
にして行なった。
実施例2と同様にしてγ−グリシドキシプロピルトリメ
1〜キシシラン加水分解物のn−プロピルアルコール溶
液を調整する。このものの固形分は0゜5%であった。
[発明の効果] 本願発明によれば、被膜層に微小の空孔(ミクロボイド
)を作り、かかるミクロボイドと微粒子状無機物との光
学的均質構造により、屈折率を極めて低くし、真に優れ
た反射防止膜を得ることができると同時に、その反射防
止膜を保護コーティング層で覆っているので、耐久性の
高いものとすることができる。そして本発明のコーティ
ング層は染色することもでき、高級な眼鏡用レンズなど
に特に有用である。
また本発明をプラスチックレンズに応用した場合は、通
常のセラミック物品と実用上において同等の耐擦傷性、
耐溶剤性、耐熱水性などを保持し、鮮明な色相を有し、
日光、摩擦、昇華などに対してきわめて堅牢な模様を有
する。特に硬度の高い表面層が模様染色されるので、色
相が鮮やかで深みのある色を出すことができる。そして
従来にないファツション性に優れたものとなり、軽くて
高品位のプラスチックレンズとすることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基材の表面に反射防止層を有する光学物品に
    おいて、前記反射防止層は基材よりも低い屈折率を有し
    、かつ染色されていることを特徴とする反射防止性を有
    する染色光学物品。
  2. (2)反射防止層は少なくとも微細空孔と、1〜300
    mμの微粒子状無機物とからなる層と、その表面の保護
    コーティング層からなることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の反射防止性を有する染色光学物品。
  3. (3)微粒子状無機物が酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化ア
    ルミニウム、酸化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化
    スズ、酸化ベリリウム、酸化アンチモンから選ばれる1
    種以上の化合物であることを特徴とする特許請求の範囲
    第(2)項記載の反射防止性を有する染色光学物品。
  4. (4)保護コーティング層が透明の熱硬化性樹脂である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(2)項記載の反射
    防止性を有する染色光学物品。
  5. (5)保護コーティング層がケイ素系高分子被膜、また
    はアクリル系高分子被膜であることを特徴とする特許請
    求の範囲第(2)項記載の反射防止性を有する染色光学
    物品。
  6. (6)染色が、分散染料によって染色されたものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の反射
    防止性を有する染色光学物品。
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