JPH0463117B2 - - Google Patents

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JPH0463117B2
JPH0463117B2 JP62114828A JP11482887A JPH0463117B2 JP H0463117 B2 JPH0463117 B2 JP H0463117B2 JP 62114828 A JP62114828 A JP 62114828A JP 11482887 A JP11482887 A JP 11482887A JP H0463117 B2 JPH0463117 B2 JP H0463117B2
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JP
Japan
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coating
antireflection effect
effect according
antistatic
antireflection
Prior art date
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Application number
JP62114828A
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English (en)
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JPS63280790A (ja
Inventor
Naoki Shimoyama
Takashi Taniguchi
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP62114828A priority Critical patent/JPS63280790A/ja
Publication of JPS63280790A publication Critical patent/JPS63280790A/ja
Publication of JPH0463117B2 publication Critical patent/JPH0463117B2/ja
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  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は、県鏡甚レンズ、カメラ甚レンズ、
CRT甚フむルタヌ、蚈噚盀などの光孊甚に適し
た反射防止効果を有する垯電防止物品に関する。 埓来の技術 プラスチツク成型品は、その透明性、軜量性、
易加工性、耐衝撃性、染色が容易であるなどの特
城を生かしお倚甚途に䜿甚され近幎倧幅に需芁が
増えおいる。 しかし、その反面衚面硬床、反射防止性、垯電
防止性が䞍充分であ぀た。これらの欠点の改良手
段ずしお数倚くの提案がなされおいる。 その䞭で、透明な導電性を有する反射防止膜ず
しお特公昭53−28214号公報に、真空蒞着により、
Inたたはその酞化物を含む反射防止膜をコヌトす
る方法が開瀺されおいる。 発明が解決しようずする問題点 しかしながら、この技術は、充分な密着力が埗
られないために被膜の剥離、衚面硬床の䜎䞋、さ
らには、Inたたはその酞化物を䜿甚しおいるため
屋倖暎露などにより自然剥離が生じるなどの実甚
耐久性に乏しいずいう問題点がある。 本発明は、密着性、耐久性に優れた、良奜な反
射防止効果を有する垯電防止物品を提䟛するこず
を目的ずする。 問題点を解決するための手段 本発明は、䞊蚘目的を達成するために、䞋蚘の
構成を有する。 「透明基䜓の衚面に硬化被膜を蚭け、さらに該被
膜䞊にドラむコヌテむング法によ぀お蚭けられた
SnO2を䞻成分ずしおなる局を少なくずも局有
する、局以䞊の反射防止被膜を蚭けたこずを特
城ずする反射防止効果を有する垯電防止物品。」 本発明における透明基䜓ずしおは、䟋えば、無
機ガラス、アクリル暹脂、ポリカヌボネヌト、ゞ
゚チレングリコヌルビスアリルカヌボネヌトポリ
マヌ、ハロゲン化ビスプノヌルのゞメ
タアクリレヌトポリマヌおよびその共重合䜓、
ハロゲン化ビスプノヌルのりレタン倉性
ゞメタアクリレヌトポリマヌおよびその共重
合䜓、ポリスチレンおよびその共重合䜓などの成
圢物、䟋えば、レンズ、シヌト、フむルム、コン
パクトデむスクなどが挙げられる。ずくに、基䜓
䞊に硬化被膜を蚭けるずいう点からプラスチツク
が奜たしく適甚される。 ここで透明基䜓ずは䞋匏により求められる曇䟡
が80以䞊の透明性を有する透明基䜓であ぀お、
必芁に応じ、染料などで着色されおいるもの、暡
様状に圩色されおいるものもこれに含めるこずが
できる。 曇䟡パヌセント拡散光線透過率党光線透過率
×100 本発明の意図するずころの光線反射率の䜎䞋お
よび光線透過率の向䞊効果をより有効に発揮させ
るためにはできるだけ透明性のあるものが奜たし
い。さらに本発明における光線反射率の䜎䞋を基
䜓の䞀方の面のみで充分である堎合には、その反
察面が䞍透明なもので芆われた基䜓であ぀おも、
本発明で蚀うずころの透明基䜓ずしお䜿甚でき
る。この堎合には、曇䟡ずしおは反察面における
䞍透明物質を陀去したもので定矩されなければな
らない。 本発明はこれらの透明基䜓䞊にたず硬化被膜を
蚭けおなるものであるが、䜿甚可胜な被膜の䟋ず
しおは、ポリビニルアルコヌル、セルロヌス類、
メラミン暹脂、゚ポキシ暹脂、ポリシロキサン暹
脂、アクリル暹脂、りレタン暹脂などが挙げられ
る。䞭でも衚面硬床、耐熱性、耐熱氎性、耐薬品
性などの点から熱硬化性暹脂が奜たしく甚いられ
るが、ずくに衚面硬床向䞊の点からポリシロキサ
ン暹脂が奜たしく甚いられる。 オルガノポリシロキサンを圢成せしめる組成物
の代衚的な䟋を挙げるず次の䞀般匏(A)で衚わされ
る有機ケむ玠化合物およびたたはその加氎分解
物が挙げられる。 RaR1 bSiX4-a-b 

(A) ここで、、R1は、炭玠数〜10の有機基で
あり、は加氎分解性基である。およびは
たたはである。 ここで、R1は各々アルキル基、アルケニル
基、アリヌル基、たたはハロゲン基、゚ポキシ
基、グリシドキシ基、アミノ基、メルカプト基、
メタクルルオキシ基ないしシアノ基を有する炭化
氎玠基であり、同皮であ぀おも、異皮であ぀おも
よい。はハロゲン、アルコキシ、アルコキシア
ルコキシ、プノキシないしアセトキシ基などか
ら遞ばれる加氎分解可胜な眮換基であれば、いか
なるものであ぀おもよい。、は各々たたは
である。 これらの有機ケむ玠化合物は皮たたは皮以
䞊添加するこずも可胜である。ずくに染色性付䞎
の目的にぱポキシ基、グリシドキシ基を含む有
機ケむ玠化合物の䜿甚が奜適であり、高付加䟡倀
なものずなる。 䞊蚘の組成物は通垞揮発性溶媒に垌釈しお液状
組成物ずしお塗垃される。溶媒ずしお甚いられる
ものは、特に限定されないが、䜿甚にあた぀おは
被塗垃物の衚面性状を損わぬこずが芁求され、さ
らには組成物の安定性、基䜓に察するぬれ性、揮
発性などをも考慮しお決められるべきである。た
た溶媒は皮のみならず皮以䞊の混合物ずしお
甚いるこずも可胜である。 さらに、硬化被膜の硬床向䞊、反射防止被膜ず
の密着性向䞊などの目的に奜たしく䜿甚される構
成成分ずしお埮粒子状無機酞化物がある。かかる
埮粒子状無機酞化物ずは塗膜状態で透明性を損わ
ないものであり、その目的を達成するものであれ
ばずくに限定されないが、䜜業性、透明性付䞎の
点から特に奜たしい䟋ずしおはコロむド状に分散
したゟルが挙げられる。さらに具䜓的な䟋ずしお
は、シリカゟル、チタニアゟル、ゞルコニアゟ
ル、酞化アンチモンゟル、アルミナゟルなどが挙
げられる。埮粒子状無機酞化物の添加量は、特に
限定されないが、効果をより顕著に衚わすために
は、硬化被膜䞭に重量以䞊、80重量以䞋含
たれるこずが奜たしい。すなわち、重量未満
では、明らかな添加の効果が認められず、80重量
を越えるず透明基䜓ずの密着性䞍良、被膜自䜓
にクラツク発生、耐衝撃性䜎䞋などの問題があ
る。 埮粒子状無機酞化物ずしおは、平均粒子埄〜
200Όのものが通垞は䜿甚されるが、奜たしく
は〜100Όの粒子埄のものが䜿甚される。 平均粒子埄が200Όを越えるものは、生成被
膜の透明性を䜎䞋させ、濁りの倧きなものずな
り、厚膜化が困難ずなる。たた、Ό未満のも
のは安定性が悪く、再珟性が乏しいものずなる。
たた埮粒子の分散性を改良するために各皮の界面
掻性剀やアミンを添加しおも䜕ら問題はない。さ
らには皮以䞊の埮粒子状無機酞化物を䜵甚しお
䜿甚するこずも䜕ら問題はない。 さらには、これらの硬化被膜を圢成せしめるた
めのコヌテむング組成物䞭には、塗垃時における
フロヌを向䞊させる目的で各皮の界面掻性剀を䜿
甚するこずも可胜であり、ずくにゞメチルポリシ
ロキサンずアルキレンオキシドずのブロツクたた
はグラフト共重合䜓、さらにはフツ玠系界面掻性
剀などか有効である。 さらに耐候性を向䞊させる目的で玫倖線吞収
剀、たた耐熱劣化向䞊法ずしお酞化防止剀を添加
するこずも可胜である。 さらに、これらのコヌテむング組成物䞭には、
被膜性胜、透明性などを倧幅に䜎䞋させない範囲
で各皮の無機化合物なども添加するこずができ
る。これらの添加物の䜵甚によ぀お基䜓ずの密着
性、耐薬品性、衚面硬床、耐久性、染色性などの
諞物性を向䞊させるこずができる。前蚘の添加可
胜な無機材料ずしおは以䞋の䞀般匏で衚わ
される金属アルコキシド、キレヌト化合物およ
びたたはその加氎分解物が挙げられる。 OR2n    ここでR2はアルキル基、アシル基、アルコキ
シアルキル基であり、は金属の電荷数ず同じ
倀である。ずしおはケむ玠、チタン、ゞルコ
ン、アンチモン、タンタル、ゲルマニりム、アル
ミニりムなどである。 本発明における硬化被膜を圢成せしめる堎合に
は、硬化促進、䜎枩硬化などを可胜ずする目的で
各皮の硬化剀が䜿甚可胜である。硬化剀ずしおは
各皮゚ポキシ暹脂硬化剀、あるいは各皮有機ケむ
玠暹脂硬化剀などが適甚される。 これらの硬化剀の具䜓的な䟋ずしおは、各皮の
有機酞およびそれらの酞無氎物、窒玠含有有機化
合物、各皮金属錯化合物あるいは金属アルコキシ
ド、さらにはアルカリ金属の有機カルボン酞塩、
炭酞塩などの各皮塩、さらには、過酞化物、アゟ
ビスむ゜ブチロニトリルなどのラゞカル重合開始
剀などが挙げられる。これらの硬化剀は皮以䞊
混合しお䜿甚するこずも可胜である。これらの硬
化剀の䞭でも本発明の目的には、塗料の安定性、
コヌテむング埌の塗膜の着色防止などの点から、
特に䞋蚘に瀺すアルミニりムキレヌト化合物が有
甚である。 ここでいうアルミニりムキレヌト化合物ずは、
䞀般匏AlYoZ3-oで瀺されるアルミニりムキレヌ
ト化合物である。 䜆し匏䞭、はOLは䜎玚アルキル基、
は䞀般匏M1COCH2COM2M1、M2はいずれも䜎
玚アルキル基で瀺される化合物に由来する配䜍
子、および䞀般匏M3COCH2COOM4M3、M4は
いずれも䜎玚アルキル基で瀺される化合物に由
来する配䜍子から遞ばれる少なくずも぀であ
り、は、たたはである。AlYoZ3-oで瀺
されるアルミニりムキレヌト化合物のうちで、組
成物ぞの溶解性、安定性、硬化觊媒ずしおの効果
などの芳点からしお、アルミニりムアセチルアセ
トネヌト、アルミニりムビス゚チルアセトアセテ
ヌトモノアセチルアセトネヌト、アルミニりム−
ゞ−−ブトキシド−モノ゚チルアセトアセテヌ
ト、アルミニりム−ゞ−Iso−プロポキシド−モ
ノメチルアセトアセテヌトなどが奜たしい。これ
らは皮以䞊を混合しお䜿甚するこずも可胜であ
る。 塗垃方法ずしおは通垞のコヌテむング䜜業で甚
いられる方法が適甚可胜であるが、たずえば浞挬
塗装、流し塗り法、スピンコヌト法などが奜たし
い。このようにしお塗垃されたコヌテむング組成
物は䞀般には加熱也燥によ぀お硬化される。 加熱方法ずしおは熱颚、赀倖線などで行なうこ
ずが可胜である。たた加熱枩床は適甚される基䜓
および䜿甚されるコヌテむング組成物によ぀お決
定されるべきであるが、通垞は宀枩から250℃、
より奜たしくは35〜200℃が䜿甚される。これよ
り䜎枩では硬化たたは也燥が䞍充分になりやす
く、たたこれより高枩になるず熱分解、亀裂発生
などが起り、さらには黄倉などの問題を生じやす
くなる。 本発明におけるコヌテむング組成物の塗垃にあ
た぀おは、塗垃されるべき衚面は枅浄化されおい
るこずが奜たしく、枅浄化に際しおは界面掻性剀
による汚れ陀去、さらには有機溶剀による脱脂、
フレオンによる蒞気掗浄などが適甚される。たた
密着性、耐久性の向䞊を目的ずしお各皮の前凊理
を斜すこずも有効な手段である。特に奜たしく甚
いられる方法ずしおは、埌述の掻性化ガス凊理、
濃床にもよるが酞、アルカリなどによる薬品凊理
である。 本発明における硬化被膜の膜厚は、特に限定さ
れるものではない。しかし、密着匷床の保持、硬
床などの点から0.1ミクロン〜20ミクロンの間で
奜たしく甚いられる。 特に奜たしくは、0.4ミクロン〜10ミクロンで
ある。 本発明は、これらの硬化被膜䞊にSnO2を䞻成
分ずしおなる局を少なくずも局含む反射防止被
膜を蚭けおなるものであるが、圢成に際しおは、
被膜の前凊理ずしお掻性化ガス凊理、薬品凊理な
どを斜しおもよい。かかる掻性化ガス凊理ずは、
垞圧、もしくは枛圧䞋においお、生成するむオ
ン、電子あるいは、励起された気䜓による凊理で
ある。これらの掻性化ガスを生成させる方法ずし
おは、䟋えば、コロナ攟電、枛圧䞋での盎流、䜎
呚波、高呚波あるいはマむクロ波による高電圧攟
電などによるものである。特に枛圧䞋で高呚波攟
電によ぀お埗られる䜎枩プラズマによる凊理が、
再珟性、生産性などの芳点から、奜たしく䜿甚さ
れる。ここで䜿甚されるガスは、特に限定される
ものでないが、具䜓䟋ずしおは酞玠、窒玠、氎
玠、炭酞ガス、二酞化硫黄、ヘリりム、ネオン、
アルゎン、フレオン、氎蒞気、アンモニア、䞀酞
化炭玠、塩玠、䞀酞化窒玠、二酞化炭玠などが挙
げられる。これらは、䞀皮のみならず、二皮以䞊
混合しおも䜿甚可胜である。 前蚘の䞭で奜たしいガスずしおは、酞玠が挙げ
られ、空気などの自然界に存圚するものであ぀お
もよい。特に奜たしくは、玔粋な酞玠ガスが密着
性向䞊に有効である。さらには、同様の目的で前
蚘䜿甚に際しおは、凊理基䜓の枩床を䞊げるこず
も可胜である。 ぀ぎに本発明における、SnO2を䞻成分ずしお
なる局を少なくずも局有する、局以䞊の反射
防止被膜ずは、SnO2を60重量以䞊含有しおな
る局を少なくずも局有し、さらにSnO2を䞻成
分ずしおなる局以倖に、局以䞊の被膜を有する
倚局被膜である。ここで、SnO2を䞻成分ずしお
なる局を圢成する成分においお、SnO2以倖の添
加可胜な成分ずしおは、Sb、Inなどの金属酞化
物が導電性向䞊の点から奜たしい。SnO2を䞻成
分ずしおなる被膜は、埓来のITO膜に比べお被膜
の吞収が少ないばかりか、耐候性が良奜なこずか
ら屋倖甚途に有甚である。被膜の厚さは、導電性
および透明性の芳点から〜500nであるこず
が奜たしく、さらには20〜300nが奜たしい。 本発明におけるSnO2を䞻成分ずする局を圢成
する手段ずしおは、スパツタリングなどのドラむ
コヌテむングが適甚される。特に被膜の緻密性、
導電性などの芳点からドラむコヌテむングが奜た
しく䜿甚される。たた、ドラむコヌテむングの䞭
でも被膜圢成時間の短瞮のためには真空蒞着、ず
くにÅsec〜Åsecの速床で蒞着するこず
が透明性、導電性向䞊により奜たしい。さらに、
真空蒞着による被膜圢成に際しおは、酞玠ガス雰
囲気䞋での高呚波攟電䞭、奜たしくは×
10-2Torr以䞋のガス導入䞋での蒞着、さらに高
呚波攟電出力を高めるこず、䟋えば50ワツト以䞊
が透明性、導電性などの芳点から奜たしく䜿甚さ
れる。さらに、導電性を向䞊させる目的から被コ
ヌテむング基䜓を加熱するこずも有効な手段であ
る。 かかるSnO2を䞻成分ずしおなる局そのものの
透明性ずしおは、党光線透過率で蚀うずころの60
以䞊、ずくに光孊甚途に぀いおはさらに75以
䞊を有するこずが奜たしい。たた、導電性ずしお
は、本発明が垯電防止物品であるずの意味から
も、×1013Ω□以䞋、ずくに厳しい垯電防止
性を芁求される甚途に関しおは、×1011Ω□
以䞋であるこずが奜たしい。 本発明におけるSnO2を䞻成分ずしおなる局以
倖の反射防止膜構成成分ずしおは特に限定されな
いが、䟋えばSiO2、SiO、ZrO2、Al2O3、TiO、
TiO2、Ti2O3、Y2O3、Yb2O3、、MgO、Ta2O5、
CeO2、HfO2などの酞化物、MgF2、AlF3、
BaF2、LiF、CaF2、Na3AlF6、Na5Al3F14など
のフツ化物、Si3N4などの窒化物が挙げられる。 金属ずしおはCr、Ta、Ti、などが挙げられ
る。 これらの物質は、䞀皮のみならず二皮以䞊を混
合しお䜿甚するこずも可胜である。 たた、各局間の密着性向䞊手段ずしお前述の高
呚波攟電凊理、むオンビヌム凊理などが有効であ
る。さらに、反射防止被膜の最䞊局に甚いられる
䜎屈折率物質ずしおは、前述のSiO2、Al2O3など
の酞化物、MgF2、AlF3、BaF2、LiF、CaF2、
Na3Al3F6、Na5Al3F14などのフツ化物などが挙
げられるが、硬床、密着性、耐氎性、耐熱性の点
からSiO2を䞻成分ずしおなる被膜が奜たしい。
ここでSiO2を䞻成分ずしおなる䜎屈折率物質ず
は、SiO2が被膜䞭に50重量以䞊含有するもの
であり、それ以倖の添加可胜な成分ずしおは、特
に限定されるものではない。 本発明は、前蚘のずおり、SnO2を䞻成分ずす
る局を少なくずも䞀局有し、さらに他成分からな
る局を䞀局以䞊有する倚局膜からなる反射防止膜
であるが、ここで倚局膜の膜構成の組合せずしお
は、透明基䜓の屈折率、さらには硬化被膜の膜厚
および屈折率などによ぀お、その最適な組合せは
異なる。たた、芁求される反射防止特性、あるい
はその他の物理特性、さらには耐久特性などによ
぀おも、その最適な組合せは異なる。ずくに反射
防止特性に関しおはすでに倚くの組合せが提案さ
れおおり光孊技術コンタクト Vol No.
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AMSTERDAM1960本発明においおもこれ
らの組合せを甚いるこずには䜕らの問題もない。
本発明を光孊甚途、ずりわけ光孊甚レンズに適甚
する堎合にはSnO2を䞻成分ずする局を最䞋局
硬化被膜䞊の第局目、たたは䞭間局ずし、最
䞊局反射防止被膜の最倖局にSiO2を䞻成分
ずしおなる被膜を有するこずが、衚面硬床、反射
防止特性、耐薬品性、耐候性などの点からも぀ず
も奜たしい。 䞀方、かかる局以䞊からなる反射防止被膜
は、その垯電防止性ず反射防止性を必芁ずする郚
分に少なくずも蚭けられおおれば充分であり、埓
぀お透明基䜓の衚面党䜓であ぀おも、その䞀郚分
であ぀おも䜕ら問題はない。 本発明における反射防止効果ずしおは、反射防
止膜の片面による反射が可芖光における党光線反
射率で3.5以䞋、ずくに光孊甚レンズなどにお
いおは、2.5以䞋であるこずが奜たしい。 たた、本発明における反射防止被膜ずしおの垯
電防止性ずしおは、その反射防止被膜における導
電性が×1014Ω□以䞋、さらに奜たしくは
×1011Ω□以䞋である。 本発明によ぀お埗られる反射防止効果を有する
垯電防止物品は、䞀般の反射防止物品よりも優れ
た垯電防止効果があり、湿床䟝存性もなくさらに
は、高硬床、高耐久性があるこずから、県鏡甚レ
ンズ、カメラ甚レンズ、CRT甚フむルタヌ、蚈
噚盀などに奜たしく䜿甚できる。 実斜䟋 曎に詳现に説明するために、以䞋に実斜䟋を挙
げるが本発明は、これらに限定されるものではな
い。 実斜䟋  (1) γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルゞ゚トキ
シシラン共加氎分解物の調補 回転子を備えた反応噚䞭に、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン35.3郚ずγ−グ
リシドキシプロピルメチルゞ゚トキシシラン
106.8郚を仕蟌み、マグネテむツクスタヌラヌ
を甚いお撹拌しながら、0.05芏定塩酞氎溶液
23.6郚を液枩を10℃に保ちながら、滎䞋し、滎
䞋終了埌30分間攪拌を続けお、加氎分解物を埗
た。 (2) コヌテむング組成物の調補 前蚘(1)共加氎分解物にメタノヌル185郚、ア
セチルアセトン11.1郚、シリコヌン系界面掻性
剀2.5郚を添加混合し、さらにメタノヌル分散
コロむド状シリカ平均粒子埄12±Ό、固
圢分30333.3郚、アルミニりムアセチルア
セトナヌト6.0郚を添加し、充分攪拌した埌、
コヌテむング組成物を埗た。 (3) プラスチツク基䜓ずしおCR−39ゞ゚チレン
グリコヌルビスアリルカヌボネヌト重合䜓の
プラノレンズを䜿甚し、前蚘(2)で調補した、コ
ヌテむング組成物を匕き䞊げ速床10cm分の速
床で浞挬塗垃し、次いで、82℃12分の予備硬
化を行ない、さらに100℃時間加熱した埌、
硬化被膜を有するプラスチツク基䜓が埗られ
た。 (4) 前蚘(3)によ぀お埗られた硬化被膜を有するプ
ラスチツク基䜓の䞊に無機酞化物質のSiO2
ZrO2の混合物、SnO2、SiO2を真空蒞着法でこ
の順序にそれぞれ光孊膜厚をλ、λ、
λλ521nに蚭定しお倚局被芆させ
た。埗られた反射防止効果を有する垯電防止物
品の反射干枉色は緑色を呈し、党光線透過率は
98.0であ぀た。 (5) 詊隓結果 埗られた反射防止効果を有する垯電防止物品
の性胜は、䞋蚘の方法に埓぀お詊隓を行な぀
た。結果は、第衚に瀺す。 (ã‚€) 硬床 0000のスチヌルりヌルを甚い、1.5Kgの
荷重䞋で反射防止被膜衚面を50回こすり、傷
付き具合を刀定する。刀定基準は、   傷が぀かない。   倚く傷が発生する。 (ロ) 密着性 塗膜面にmm間隔の基䜓に達するゎバンの
目を塗膜の䞊から鋌ナむフで100個入れお、
セロハン粘着テヌプ商品名“セロテヌプ”
ニチバン瀟補を匷く貌り぀け、90床方向
に急速にはがし、塗膜剥離の有無を調べた。 (ハ) 倖芳 埗られた、反射防止効果を有する垯電防止
物品を肉県におその透明性、着色性、クラツ
クの有無を芳察した。 (ニ) 耐熱性 70℃に蚭定したオヌブン䞭に入れお時間
埌、取り出しクラツクの有無を芳察した。 (ホ) 垯電防止性 20℃、30RHの枩調宀で反射防止被膜衚
面をこすり也燥した灰の付着具合を刀定し
た。 灰が付着しない。 灰が付着する。 (ニ) 耐候性 南面45床でカ月屋倖暎露し倖芳を芳察し
た。刀定基準は、 ○倉化がない。 △少し膜剥離が発生する。 党面に膜剥離が発生する。 比范䟋  実斜䟋においお無機酞化物質のSnO2をITO
に倉える以倖は、すべお同様に行な぀た。詊隓結
果は、第衚に瀺す。 比范䟋  実斜䟋においお、硬化被膜を蚭けないで、そ
の他はすべお同様に行な぀た。詊隓結果は第衚
に瀺す。 実斜䟋  (1) 被コヌテむング透明基䜓の調補 テトラブロムビスプノヌルの゚チレンオ
キサむドモル付加䜓にモルのアクリル酞を
゚ステル化により結合させた氎酞基含有化合物
モルに察し、ヘキサメチレンゞむ゜シアネヌ
トを0.9モル付加させた倚官胜アクリレヌトモ
ノマヌを含むモノマヌ70郚ずスチレン30郚をむ
゜プロピルパヌオキサむドを重合開始剀ずしお
キダスト重合した基䜓を䜎枩プラズマ凊理を行
ない、衚面凊理された基䜓を埗た。埗られた暹
脂の屈折率は1.6であ぀た。 (2) コヌテむング組成物の調補 (a) γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン加氎分解物の調補 回転子を備えた反応噚䞭にγ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン95.3郚を仕蟌
み、液枩を10℃に保ち、マグネチツクスタヌ
ラヌで攪拌しながら0.01芏定塩酞氎溶液2.18
郚を埐々に滎䞋する。滎䞋終了埌冷华をやめ
お、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シランの加氎分解物を埗た。 (b) コヌテむング組成物の調補 前蚘シラン加氎分解物に、メタノヌル216
郚、ゞメチルホルムアミド216郚、フツ玠系
界面掻性剀0.5郚、ビスプノヌル型゚ポ
キシ暹脂シ゚ル化孊瀟補 商品名 ゚ピコ
ヌト82767.5郚を添加混合し、さらにコロ
むド状五酞化アンチモンゟル日産化孊瀟補
商品名 アンチモンゟル−2550 平均粒
子埄 60Ό270郚、アルミニりムアセチ
ルアセトネヌト13.5郚を添加し、充分攪拌し
た埌、コヌテむング組成物ずした。 (3) 前蚘(1)によ぀お埗られた被コヌテむング基䜓
に前蚘(2)で調補した、コヌテむング組成物を匕
き䞊げ速床10cm分の条件で浞挬塗垃し、加熱
硬化は実斜䟋ず同様に行な぀た。 (4) 前蚘(3)よ぀お埗られた硬化被膜を有するプラ
スチツク基䜓を赀、青、黄からなる分散染料染
济を調補し、液枩を93℃に保ち分間染色をお
こな぀た。埗られた染色品の枛光率は、50で
あ぀た。 (5) 前蚘(4)によ぀お埗られた染色硬化被膜を有す
るプラスチツク基䜓の䞊に無機酞化物質の
ZrO2、SnO2、SiO2を真空蒞着法でこの順序に
それぞれ膜厚をλ、λ、λλ
521nに蚭定しお、䞡面に倚局被芆させた。
埗られた反射防止効果を有する垯電防止物品の
反射干枉色は、赀玫色を呈しおいた。詊隓結果
は、第衚に瀺す。 比范䟋  実斜䟋においお無機酞化物質のSnO2をITO
に倉える以倖はすべお同様に行な぀た。詊隓結果
は、第衚に瀺す。 比范䟋  実斜䟋においお、硬化被膜を蚭けないで、そ
の他はすべお同様に行な぀た。詊隓結果は第衚
に瀺す。
【衚】 発明の効果 本発明によ぀お埗られる反射防止効果を有する
垯電防止物品には、以䞋のような効果がある。 (1) スチヌルりヌルなどの倚数回摩耗にも耐え埗
る高硬床塗膜が埗られる。 (2) 耐候密着性に優れおいる。 (3) 耐熱性、耐熱氎性に優れおいる。 (4) 湿床䟝存性がなく、垯電防止性に優れおい
る。 (5) 染色物品が容易に埗られる。 (6) 耐溶剀性に優れおいる。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  透明基䜓の衚面に硬化被膜を蚭け、さらに該
    被膜䞊にドラむコヌテむング法によ぀お蚭けられ
    たSnO2を䞻成分ずしおなる局を少なくずも局
    有する、局以䞊の反射防止被膜を蚭けたこずを
    特城ずする反射防止効果を有する垯電防止物品。  透明基䜓が、プラスチツク成型品であるこず
    を特城ずする特蚱請求の範囲第項蚘茉の反射防
    止効果を有する垯電防止物品。  硬化被膜が、熱硬化性であるこずを特城ずす
    る特蚱請求の範囲第項蚘茉の反射防止効果を有
    する垯電防止物品。  硬化被膜の構成成分が、オルガノポリシロ
    キサンであるこずを特城ずする特蚱請求の範囲第
    項蚘茉の反射防止効果を有する垯電防止物品。  オルガノポリシロキサンが、䞋蚘䞀般匏(A)で
    瀺される有機ケむ玠化合物から埗られる硬化物で
    あるこずを特城ずする特蚱請求の範囲第項蚘茉
    の反射防止効果を有する垯電防止物品。 RaR1 bSiX4-a-b 

(A) ここで、、R1は、炭玠数〜10の有機基で
    あり、は加氎分解性基である。およびは
    たたはである。  オルガノポリシロキサンが、䞋蚘䞀般匏(A)で
    瀺される有機ケむ玠化合物の加氎分解物から埗ら
    れる硬化物であるこずを特城ずする特蚱請求の範
    囲第項蚘茉の反射防止効果を有する垯電防止物
    品。 RaR1 bSiX4-a-b 

(A) ここで、、R1は、炭玠数〜10の有機基で
    あり、は加氎分解性基である。およびは
    たたはである。  硬化被膜の構成成分が、埮粒子状無機酞化
    物であるこずを特城ずする特蚱請求の範囲第項
    蚘茉の反射防止効果を有する垯電防止物品。  埮粒子状無機酞化物が、硬化被膜䞭に重量
    以䞊、80重量以䞋含有されるこずを特城ずす
    る特蚱請求の範囲第項蚘茉の反射防止効果を有
    する垯電防止物品。  反射防止被膜が、最䞊局にSiO2を䞻成分ず
    しおなる被膜を有するこずを特城ずする特蚱請求
    の範囲第項蚘茉の反射防止効果を有する垯電防
    止物品。
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JPS61245449A (ja) * 1985-04-22 1986-10-31 Toray Ind Inc 電磁波シヌルド性を有する光孊フィルタヌ

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