JPH01287191A - 帯電防止物品 - Google Patents

帯電防止物品

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JPH01287191A
JPH01287191A JP7222689A JP7222689A JPH01287191A JP H01287191 A JPH01287191 A JP H01287191A JP 7222689 A JP7222689 A JP 7222689A JP 7222689 A JP7222689 A JP 7222689A JP H01287191 A JPH01287191 A JP H01287191A
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JP
Japan
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antistatic
sno2
layer
article
coating
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Application number
JP7222689A
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English (en)
Inventor
Naoki Shimoyama
直樹 下山
Takashi Taniguchi
孝 谷口
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学用レンズ、CRT用フィルター、計器盤
などに特に適した帯電防止物品に関する。
[従来技術] プラスチック成型体は、その透明性、軽量性、易加工性
、耐衝撃性、染色が容易であるなどの特徴を活かして多
用途に使用され近年大幅に需要が増えている。しかし、
その反面帯電防止性が不充分であった。この欠点の改良
手段として、特公昭53−28214号公報に、真空蒸
着によりInまたはその酸化物を含む導電性を有する反
射防止膜をコートする方法が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この技術は、Inまたはその酸化物を使
用しているため、充分な密着力が得られず被膜の剥離、
表面硬度の低下、さらには、屋外暴露などにより自然剥
離が生じるなどの実用耐久性に乏しいという問題点があ
った。
本発明は、密着性、耐久性に優れた帯電防止物品を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために下記の構成を有す
る。
[プラスチック成型体の表面にSnO2を主成分として
なる層を少なくとも1層含有する、2層以上の帯電防止
被膜を設けたことを特徴とする帯電防止物品。」 本発明におけるプラスチック成型体としては、例えば、
アクリル樹脂、ポリカーボネート、ジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネートポリマー、(ハロゲン化)ビ
スフェノールAのジ(メタ)アクリレートポリマーおよ
びその共重合体、(ハロゲン化)ビスフェノールAのウ
レタン変性ジ(メタ)アクリレートポリマーおよびその
共重合体、ポリスチレンおよびその共重合体などの成型
物、例えば、レンズ、シート、フィルム、コンパクトデ
ィスクなどが挙げられる。また、本発明におけるプラス
チック成型体は、必要に応じ染料などで着色されている
もの、模様状に彩色されているものもこれに含めること
ができる。
本発明は、これらのプラスチック成型体上にSnO2を
主成分としてなる層を少なくとも1層含有する、2層以
上の帯電防止被膜を設けてなるものであるが、被膜の形
成に際しては、被膜の前処理として活性化ガス処理、薬
品処理などを施してもよい。かかる活性化ガス処理とは
、常圧、もしくは減圧下において、生成するイオン、電
子あるいは励起された気体による処理である。これらの
活性化ガスを生成させる方法としては、例えば、コロナ
放電、減圧下での直流、低周波、高周波あるいはマイク
ロ波による高電圧放電などによるものである。
ここで使用されるガスは、特に限定されるものではない
が、具体例としては酸素、窒素、水素、炭酸ガス、二酸
化硫黄、ヘリウム、ネオン、アルゴン、フレオン、水蒸
気、アンモニア、−酸化炭素、塩素、−酸化窒素、二酸
化窒素などが挙げられる。これらは、一種のみならず、
二種以上混合しても使用可能である。
つぎに本発明における、SnO2を主成分としてなる層
を少なくとも1層含有する、2層以上の帯電防止被膜と
は、SnO2を60重量%以上含有してなる層を少なく
とも1層有し、さらにSnO2を主成分としてなる層以
外に、1層以上の被膜を有する多層被膜である。ここで
、SnO2を主成分としてなる層を形成する成分におい
て、SnO2以外の添加可能な成分としては、5b11
nなどの金属酸化物が導電性向上の点から好ましい。S
nO2を主成分としてなる被膜は、従来のITO膜に比
べて被膜の吸収が少ないばかりか、耐候性が良好なこと
から屋外用途に有用である。
それぞれの被膜の厚さは、導電性および透明性の観点か
ら5〜500nmであることが好ましく、さらには20
〜300nmが好ましい。
本発明におけるS n O2を主成分とする層を形成す
る手段としては、液状コーティングあるいは真空蒸着、
スパッタリングなどのドライコーティングが適用可能で
ある。特に被膜の緻密性、導電性などの観点からドライ
コーティングが好ましく使用される。また、ドライコー
ティングの中でも被膜形成時間の短縮のためには真空蒸
着、特にIA/sec〜5A/seeの速度で蒸着する
ことが透明性、導電性向」二により好ましい。さらに、
真空蒸着による被膜形成に際しては、酸素ガス雰囲気下
での高周波放電中、好ましくはI X 10−3Tor
r以下のガス導入下での蒸着、さらに高周波放電出力を
高めること、例えば50ワット以上が透明性、導電性な
どの観点から好ましく使用される。
かかるSnO2を主成分としてなる層のそのものの透明
性としては、全光線透過率で言うところの60%以上、
とくに光学用途についてはさらに75%以上有すること
が好ましい。また、導電性としては、本発明が帯電防止
物品であるとの意味からも、1×1013Ω/口以下、
とくに厳しい帯電防止性を要求される用途に関しては、
1×1011Ω/口以下であることが好ましい。
本発明におけるSnO2を主成分としてなる層以外の多
層帯電防止被膜を構成する被膜の成分としては特に限定
されないが、例えば5i02、Sin、ZrO2、AI
203、Tie。
TiO2、Ti2O3,Y2O3、Yb2O3、M g
 Oz T a 206、Ce O2、Hf O2など
の酸化物、MgF2、AlF3、BaF2、LiF1C
aF2、Na3 AI F6 、Na5A13 F14
などのフッ化物、Si3N4などの窒化物が挙げられる
。また、Cr、Ta、Ti、Wなどの金属も用いられる
。これらの物質は、一種のみならず二種以上を混合して
使用することも可能である。
また、各層間の密着性向上手段としては、前述の高周波
放電処理、イオンビーム処理などが有効である。さらに
は、イオンプレー′ティング法、イオンビームアシスト
法も硬度、密着性向上に有効である。
本発明は、前記のとおり、S n O2を主成分とする
層を少なくとも一層有し、さらに他成分からなる層を一
層以上有する多層の帯電防止膜をプラスチック成型体表
面上に設けてなる帯電防止物品であるが、ここで多層膜
の組合せとしては、要求される特性によって異なる。と
くに帯電防止性に加えて、反射防止性を付加させる場合
の反射防止特性に関してはすでに多くの組合せが提案さ
れており(光学技術]ンタクトVol 9. No、 
8.17〜23. (1971)、  “0PTIC3
OF THIN FILMS’159〜283. A、
 VASICEK(NORTH−HOLLANDOPU
BLISHING COMPANY)AMSTERDA
M (1960) )、本発明においてもこれらの組合
せを用いることは何ら問題ない。本発明を光学用途、と
りわけ光学用レンズに適用する場合にはSnO2を主成
分とする層を最下層(プラスチック成型体上の第1層目
)、または中間層とし、最上層(反射防止被膜の最外層
)に5i02を主成分としてなる被膜を有することが、
表面硬度、反射防止特性、耐薬品性、耐候性などの点か
らもっとも好ましい。
一方、かかる2層以上からなる帯電防止被膜は、その帯
電防止性を必要とする部分に設けられておれば充分であ
り、従ってプラスチック成型体の表面全体であっても、
その一部分であっても何ら問題はなく、また両面であっ
ても、片面であっても良い。
また、本発明における帯電防止性としては、2層以上の
被膜としての導電性が1×1014Ω/口以下であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは1x l Q 11Ω
/口以下である。
本発明によって得られる帯電防止物品は、一般のプラス
チック成型体よりも格段の帯電防止効果があり、湿度依
存性もなくさらには、硬度、耐久性に優れていることか
ら、光学用レンズ、CRT用フィルター、計器盤などに
好ましく使用できる。
[実施例] 更に詳細に説明するために、以下に実施例を挙げるが本
発明は、これらに限定されるものではない。
実施例1 プラスチック成型体としてポリメチルメタアクリレート
インジェクションレンズを使用し、成型体上に無機酸化
物質であるSnO2.5i02を真空蒸着法でこの順序
にそれぞれ光学膜厚をλ/4、λ/4(λ−521nm
)に設定して多層被覆させた。得られた帯電防止物品の
反射干渉色は、赤紫色を呈し、全光線透過率は95.1
%であった。    ・ (1)試験結果 得られた帯電防止物品の性能は、下記の方法に従って試
験を行った。試験結果は、第1表に示す。
(イ)外観 肉眼にて透明性、着色性、クラックの有無を観察した。
(ロ)硬度 ガーゼを用い、500gの荷重下で帯電防止被膜を10
回こすり、傷付き具合を判定した。判定基準は、 A・・・傷が着かない。
B・・・多く傷が発生する。
(ノリ帯電防止性 20°C130%RHの温調室で帯電防止被膜面を鹿皮
でこすり乾燥した灰の付着具合を判定した。
A・・・灰が付着しない。
B・・・灰が付着する。
(ニ)耐候性 南面45度で2週問屋外暴露し外観を観察した。判定基
準は、 ○・・・変化がない ×・・・膜剥離が発生する。
比較例1 実施例1において帯電防止被膜を設けないで、すなわち
、ポリメチルメタクリレートインジェクションレンズの
みを使用して、その他はすべて同様に行った。試験結果
は、第1表に示す。
比較例2 実施例1と同じプラスチック成型体を使用し、成型体上
にITO,5i02をスパッタリング法でこの順序にそ
れぞれ膜厚を10〇八、90〇八とし多層被覆させた。
得られた帯電防止物品の反射干渉色は、黄色に近い赤紫
色を呈し、全光線透過率は93.4%であった。試験結
果は、第1表に示す。
第1表 [発明の効果] 本発明によって得られる帯電防止物品は、以下のような
効果がある。
(1)密着性、耐久性に優れ、耐候性に優れている。
(2)布などの多数回摩耗にぢ耐え得る高硬度被膜が得
られる。
(3)湿度依存性が少なく、帯電防止性に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチック成型体の表面にSnO_2を主成分
    としてなる層を少なくとも1層含有する、2層以上の帯
    電防止被膜を設けたことを特徴とする帯電防止物品。
JP7222689A 1989-03-24 1989-03-24 帯電防止物品 Pending JPH01287191A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061258A (ja) * 1983-09-13 1985-04-09 積水化学工業株式会社 導電性プラスチックシ−ト
JPS62114828A (ja) * 1985-11-14 1987-05-26 Fanuc Ltd ワイヤカツト放電加工方法及び装置

Patent Citations (2)

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