JPS6188874A - プロトプラストの培養方法 - Google Patents

プロトプラストの培養方法

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JPS6188874A
JPS6188874A JP59209132A JP20913284A JPS6188874A JP S6188874 A JPS6188874 A JP S6188874A JP 59209132 A JP59209132 A JP 59209132A JP 20913284 A JP20913284 A JP 20913284A JP S6188874 A JPS6188874 A JP S6188874A
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JP
Japan
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agarose
protoplasts
liquid medium
medium
protoplast
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JP59209132A
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JPH0555106B2 (ja
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Yoshiteru Yahiro
八尋 義輝
Isao Shimamoto
功 島本
Yumiko Yamashita
山下 裕美子
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Mitsubishi Corp
Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Corp
Mitsubishi Kasei Corp
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分裂頻度と再現性が高く、効率の良いプロト
プラストの培養方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、プロトプラストの培養は、各種の無機塩、ビタ
ミン類、糖、植物ホルモン等を適当な濃度に調整した液
体培地か更にこれに適当な濃度になる様に寒天かアガロ
ースを加えてプロトプラストと共に固めた固体培地中で
行われる。
しかし、植物の種類によっては液体培地中で培養した場
合、プロトプラストが凝集して増殖が妨げられることが
ある。また分裂増殖につれて、代謝産物やフェノール系
物質の酸化により、細胞の活性が低下し、ついには枯死
してしまうことがあるため、適当な頻度で培地の更新を
行う必要があるが、固体培地の場合には、培地交換が出
来ず、正常な細胞の増殖を維持できないことがある。
この様に、液体培地あるいは固体培地による従来の培養
方法では対応できる限界があり、植物の種類によっては
プロトプラストの培養が因難な場合がある。
これらの欠点を改良する方法として、例え;ゴ、Pla
nt Ce1l Reports (/Vg、7)J:
、21I&−,297に報告されているような方法、即
ち、まずプロトプラストをアガロースと共に固め、次い
で、これを適当な大きさに切ってこの切片を:、’(”
、j> 電池の中に浮遊させて培養する、所謂、アガロ
ースビーズ法が知られている。この方法をa 、!+’
!することにより、培地の更新が容易かつ確実になり、
プロトプラスト培養の効率が大巾に向上した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、植物の種類、即ちアブラナ科又はナス科の植
物からのプロトプラストをアガロースビーズ法により、
分裂頻度と再現性が高く、更にはより短期間で増殖する
ことが出来るような改良されたプロトプラストの培養方
法を提供するものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は、アブラナ科又はナス科の植物から得たプロト
プラストをアガロース中に埋め、該アガロースをNH;
を含ま々い液体培地中で培養し、次いでNH+4を含む
液体培地中で培養することから成るプロトプラストの培
養方法である。
本発明は、植物の種類により、単に培地を更新するだけ
でなく、同時に培地組成も変更することによって更に効
率よくプロトプラストの培養が可能となること、詳しく
はアブラナ科やナス科の植物はプロトプラスト培養の初
期にNH4が存在すると、分裂の頻度が低いことがある
ためにNH4を含まない培地で培養することが好ま−を
形成することの新規な知見に基づいて達成されたもので
ある。
本発明の方法は、特に、培養中に褐変して枯死に到りや
すいアブラナ科及びナス科の植物に有効であり、その代
表的な植物は次の通りである。
アブラナ科  キャベツ  (Brassica  o
leracea  var。
capitata) 〃    カ  フ゛ (Brassica  rap
a)ナス科 トマト (Lycopersicon e
sculentqm)〃    す  ス (sola
num  melongena)まだ、プロトプラスト
を得るための植物の器官は、若い展開策を用いることが
多いが、必要に応じ子葉や葉柄あるいは、培養細胞を用
いることが出来る。
プロトプラストの調製は、公知の方法に従い容易に得る
ことができる。例えば、温室内で育成した植物体から葉
などの供試する器官を切り取り、表面殺菌した後、裏側
の表皮を出来るだけ剥離した後に細かく刻み、酵素液に
浸して2〜3時間処理し、更に精製してプロトプラスト
を取得する。その際、酵素液は、ペクチナーゼ、セルラ
ーゼ、KDS(デキストラン硫酸カリウム)を含み、更
に浸透圧調整のためにマニトールを0.jt M程度添
加し、pHをs、bに調整されたものが使用される。
上記の様にして調製したプロトプラストをアガロース中
に埋め、所詣、アガロースビーズを作成する。即ち、N
H,+を含1ない試薬の中から選ばれた+−to;、H
2PO;” 、 K+、Ca1、Mg+、Fe+″や微
量金醤を含む無機塩を合計的O,V”重量係程度、塩酸
チ゛アミンや塩酸ピリドキシン等のビタミン類及びコ、
4’−D、NAA、IAA、BAP等(D 植物ホルモ
ン類を少量とサッカロース、グルコース等の糖類を合計
へS重量係等を含む液体培地中にアガロースをo、g〜
3重量%、好ましくは、a−コ、A重量係となる様に添
加し、加熱滅菌後90℃位まで冷却し、これと別途調製
したプロトプラストの懸濁液とを等量づつ混ぜ、速やか
にシャーレ−中に広げて薄くして固める。っこの時のプ
ロトプラストの密度は約/ X / 05gy”miと
なるようにし、lた、アガロースゲルの厚さは平均0.
7yrm程度となるようにするのが良い。
アガロースゲルが固まったら0.!; X 2.0σ位
の適当な大きさに切り、これを前記組成の液体培地中で
、暗条件下、ゆっくり振とう(xr〜3Srpm ) 
Lながら20〜30℃で培養を行なう。
本発明で使用するアガロースの種類として:i、市販さ
れている試薬のいずれでもよいが、i:;I4製度が高
く、ゲル化温度が低くしかもゼリー強4変の小さいタイ
プ、例えば、シグマ試、薬タイプ\・IIが、細胞の分
裂に対して好ましい。
本発明においては、プロトプラスト培養の辺期において
は、液体培地中にはNH4が含まないようにする。それ
は、  NH4がフロドプラストの分裂に阻害的に作用
し、分裂頻度を低下させることがあるためである。
しかし、NH↓を含まない液体培地で培養を続けると、
徐々に分裂が遅くなり、最後には、完全に分裂が停止し
てしまうことがある。
培養7日目頃)でNH4+を含む液体培地に換える必要
がある。
その際、NH4+供給源、例えば、NH4No3等を培
養中の液体培地中に添加してもよいが、好ましくは、前
記組成の液体培地を新たに調製し、これにNH4+供給
源を添加したものに培養中のアガロースビーズを移し換
えて上記と同条件下に培養を継続するのが良い。
Nx4−は、液体培地中、NH層供給源、例えば、NH
4No3として0.02〜0.3重量襲、好ましくは、
o、o r〜0.2重量係となるように添加使用する。
〔発明の効果〕
本発明方法に従えば、アブラナ科及びナス科の植物由来
のプロトプラストを高い分裂頻度で、再現性良く、しか
も、より短期間で培養することができる。
そして、本発明方法により培養されたフロドプラストか
ら、常法に従い、容易にカルス、更には、植物体を再生
することができるのである。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。
実施例−7 温室で育成した播種後≠θ日口のキャベツの第3葉を7
0%エタノール1分と3チ次亜塩素酸ナトリウム!O分
で殺菌処理した後滅菌水で弘回水洗して供試材料とした
。葉の裏側の表皮を出来るだけ剥離し、01 X 20
.Omm位の短冊状に切って常法に従いペクチナーゼと
セルラーゼを含む酵素液(pHj、A)  で30℃、
2時間処理した。酵素処理終了後、ダ枚のガーゼを重ね
て濾過し、p液を60×lで7分間遠心し、上清を捨て
試験管の底に集まったプロトプラストを更に2回、0.
3Mマニトール液で洗滌し、最後にM S (Mura
Shige & Skoog)培地からNH,No、を
除いだNH,+を含まない培地で洗浄した。
この様にして調製したプロトプラスト懸濁液(#X10
5個/mZ ) / mlと約qo℃に温めだアガロー
ス7.6%添加した上記NH+4を含まない培地/ m
eとを等量に混合し、速やかに乙αφ ンヤーレーに均
一に広げて固化させた。固化したアガロースゲルを5X
2Oran位の大きさに切り、上記NH4+を含まない
培地6m7!を加えたACmφCm−レに浮かべ、30
 rpm位の回転でゆっくり振とうしながら暗条件下2
5℃で培養した。培養開始後q日目位で第1分裂が始ま
り、3日目頃から第2分裂が始まる。第1分裂が終了し
、第2分裂が始する時点でNH,+を含むK M (K
a、o &Michay’luk )の基本培地に交換
すると、分裂が旺盛に持続し、約77月後にはコロニー
を形成する。2週間目に観某したプロトプラストの分裂
率は25%と高率であった。まだ、77月後のコロニー
の大きさは/ ””−’ 2 mInとなっており、旺
盛な生育を示していた。次いで、アガロースゲル中に形
成されたコロニーを不定芽誘導の前段階としてNH4を
含む再分化用のC−/培地(Protoplasma 
//ヱ、lrタータ2(/り13)  記載)上に移し
て約2週間培養を続けるとカルスを得ることが出来る。
実施例−! 実施例−/と同様の操作をカブ、トマト、ナスについて
実施した結果、キャベツと同様に極めて効率よくプロト
プラストからカルスを得ることができだ。即ち、!週間
目に観察しだプロトプラストの分裂率は、カブJ7%、
)マド弘0%、ナス3%であり、77月後のコロニーの
大きさはいずれも/〜3聴となっており、旺盛な生育を
示していた。
(参考例−7) 実施例−/で得られたカルスを再分化培地(前述のC−
/培地)に移してjj’l:、/7時間日長の条件下で
培養したところ不定芽の生長が見られた。続いて、生長
してきた不定芽を茎葉伸長培地T−j培地(Proto
plasma / / 7 。
19−9.2(/9♂3)記載)に移して25℃、77
時間日長の条件下で培養したところ発根が見られた。こ
の幼植物をバーミキュライトに移して更に培養を続けた
ところ、正常な植物体を得ることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アブラナ科又はナス科の植物から得たプロトプラ
    ストをアガロース中に埋め、該アガロースをNH^+_
    4を含まない液体培地中で培養し、次いで、NH^+_
    4を含む液体培地中で培養することを特徴とするプロト
    プラストの培養方法。
JP59209132A 1984-10-05 1984-10-05 プロトプラストの培養方法 Granted JPS6188874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59209132A JPS6188874A (ja) 1984-10-05 1984-10-05 プロトプラストの培養方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP59209132A JPS6188874A (ja) 1984-10-05 1984-10-05 プロトプラストの培養方法

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JPS6188874A true JPS6188874A (ja) 1986-05-07
JPH0555106B2 JPH0555106B2 (ja) 1993-08-16

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ID=16567816

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JP (1) JPS6188874A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000037060A3 (en) * 1998-12-22 2001-01-04 Ca Nat Research Council Transgenic plants comprising a conditionally lethal gene
CN105018412A (zh) * 2015-07-27 2015-11-04 中国人民解放军第二军医大学 一种快速高效的曼陀罗原生质体制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000037060A3 (en) * 1998-12-22 2001-01-04 Ca Nat Research Council Transgenic plants comprising a conditionally lethal gene
CN105018412A (zh) * 2015-07-27 2015-11-04 中国人民解放军第二军医大学 一种快速高效的曼陀罗原生质体制备方法

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