JPS6185184A - 形質転換によるl−トリプトフアン生産性微生物及びl−トリプトフアン製造法 - Google Patents

形質転換によるl−トリプトフアン生産性微生物及びl−トリプトフアン製造法

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JPS6185184A
JPS6185184A JP20704584A JP20704584A JPS6185184A JP S6185184 A JPS6185184 A JP S6185184A JP 20704584 A JP20704584 A JP 20704584A JP 20704584 A JP20704584 A JP 20704584A JP S6185184 A JPS6185184 A JP S6185184A
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tryptophan
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bacillus
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JP20704584A
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Hisao Takamatsu
久雄 高松
Kazunori Sakimoto
和範 崎元
Eiko Takimoto
滝元 英光
Akira Nakayama
明 中山
Yoshihiro Yajima
矢島 善博
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はL−トリプトファンI高生産能を有するバチル
ス属に屈する菌及び該菌を用いるL−トリプトファンの
高生産性製造法に関し、更に詳しくは、L−トリプトフ
ァンの生合成を調整する遺伝情報を有するDNA断片と
ベクターDNAとの宿主菌内で自己複製能力がない組換
え体DNAを用い、バチルス属に1−する菌株を形質転
換せしめ、該組換え体DNAを宿主菌の染色体DNAに
安定に挿入(インテグレーション)せしめた形質転換菌
及び該形質転換菌を用いる発酵法によるL−トリプトフ
ァンのtA造法に関する。
(従 来 Ik術 ) tm法によるL−トリプトファンの製造はその経済性の
観点から注目を集め、その際特に、その基碇となるL−
トリプトファン生産菌の改良は壬、要な、!題となって
いる。
従来、菌の改良には公知の方法、例えば特開昭59−1
30181号公報に見られるように、上に人工突然変異
法が用いられ、取得した突然変異株によってL−トリプ
トファンの51ii造が行なわれて来た。
しかし、L−トリプトファンの収Qは商業的に必ずしも
充分なものとは言い難く、その経済的製法の追求が望ま
れている。そこで、最近開発された遺伝子組換え技術を
利用してアミノ酸を高度に生産するように微生物を処理
することが出来るように種々の研究が行われている。
ところで、遺伝子組換え技術による菌の改良は、先ず遺
伝子をその供与細胞から取出し、試験管内でベクターD
NAと結合させ、得られた組換え体DNAを宿主細胞に
取り込ませる。そして。
11的とする組換え体DNAを有する宿主細胞を増殖せ
しめ1次いで導入遺伝子を発現せしめることによって目
的の産物を得る。しかし、これらの方法によって得られ
る組換え体DNAは宿主細胞内で一般に不安定で」8養
中に消失したり、あるいは1組換え体の一部が欠失を生
ずることがある。それゆえ、宿主細胞内における組換え
体DNAの安定化手法が確ケされない限り実用性に制約
を受ける。そこで、木発明者等は組換え体DNAを宿主
細胞の染色体に挿入(インテグレーション)することが
出来れば、安定に組換え体DNAが宿主細胞に保持され
、上記制約から逃れられることが期待されるt考えた。
しかしながら。
L−トリプトファンなどの製造のためにかかる観点から
の研究実例はない、わずかに、バチルスズブチルス菌に
おいて遺伝子地図作成や遺伝子解析のために、染色体D
NA断片を有する組換え体プラスミドを用いてバチルス
 ズブチルス閑の染色体に組換え体プラスミドを挿入せ
しめ、胞子形成に関与する遺伝子座の同定を行ったり、
組換え体プラスミドの染色体への挿入の4+!構研究な
どの基礎研究があるにとどまっている〔参考。
J、 Bacleriol、 142 、90−118
 (+980)  及びP「oc、Natl、Acad
、Sci、  LISA、75.3884−3888(
+978) ) 。
(発明の目的及び構成) そこで、L−トリプトファンの発酵法による!Iil造
のために、L−トリプトファンの生合成を調整する遺伝
子を新たに宿主菌の染色体に挿入させるへく鋭意研究を
行った所、L−トリプトファンの生合成を調整する遺伝
子を有する染色体断片と、ベクターDNAを試験管内で
結合せしめ、宿主菌内で自己複製能を有さない組換え体
DNAを取得し5次いで該組換え体DNAをトリプトフ
ァンアナログ耐性を有する宿主菌に導入し形質転換させ
た。これら形質転換菌の中から、親株と比較して、例え
ばトリプトファンシンセターゼ活性が高くなった菌株を
選択することが出来る。
このように選抜された形質転換菌は、L−1リプトフア
ンの生産性が高く、更に、例えば一般に知られている自
己複製能のある組換え体DNA、例えば、プラスミドや
ファージを用いた場合のような特別な配慮やその不安定
さに伴う障害を克服するための対策を講することなしに
培養が可能であるなど、工業的にイI利にL−トリプト
ファンの製造に供することができる。
本発明によれば、L−)リプトファ/の生合成を調整す
る遺伝子(望ましくは、トリプトファンなどによる阻害
が全く解除されているものがよい、)を有するDNA断
片とベクターDNAとの、宿主菌内で自己複製能のない
組換え体DNAを用い、バチルス属に属する微生物から
選ばれる宿主菌株(好ましくは、トリプトファンアナロ
グ耐性を有する宿主菌)を形質転換して、宿主菌の染色
体に該M1検え体DNAを新たに挿入せしめることによ
って、L−トリプトファンの生合成を調整する遺伝子が
新たに付加された染色体DNAを41するL−)リプト
フTン高生産性菌が提供でき、さらに該形質転換菌を用
いたL−トリプトファンの経済的な発酵法による製造法
が提供される。
以下、未発明について更に説明する。
1 組換え体DNAの作製 従来、宿主菌を形質転換せしめる場合には、もっばら宿
主菌内で自己複製能を有する組換え体DNA、例えば、
プラスミドや7γ−ジが用いられて来た。しかし1本発
明では、染色体に安定に組換え体DNAを挿入せしめる
ために、自己複製能を有さない組換え体DNAを使用し
た。
本発明に於けるL−トリプトファンの生合成をA*する
遺伝情報を有するDNAlli片は1通常L−トリプト
ファン生産能を有する微生物の染色体DNAより適当な
制限酵素によって切出されたものが用いられるが、宿主
菌の染色体DNAとの相同性が高いものであれば原則と
してその由来については特別な制限はなく5例えば、土
壌や他の天然物から分離されるL−トリプトファン生産
能をイ(する野生株は勿論のこと、それらを紫外線照射
や化学物質による処理をして得られる人工的突然変異株
或いは遺伝子組換え技術を用いて得られるL−トリプト
ファンの生合成を調整する遺伝情報を含む組換えDNA
等いずれでも良い、尚、この場合、11亥DNAIII
+片はL−)リプトファ7の生合成を調整する遺伝情報
を有する部分のみからなり、他に余分な部分を含まない
ものであることが望ましいが、用いるルIFM酵2弱の
種類によってはその+tij後に若干他の部分を含むこ
とがあり、そのようなものであっても宿主菌との相同性
や目的とするL−トリプトファンの生合成に悪影響を及
ぼさない限り用いることができる。tた。該DNA断片
はL−)リプトフTンの生合成を調整する遺伝情報のす
べてを有する必りはなく、その一部分のみを含んでいる
DNAでも用いることができる。
このようなL−)リプトクアンの生合成をA1堕する遺
伝情報を有する染色体DNAを有する微生物としては、
例えば、バチルス昏アミロリクイファシェンス、へチル
ス拳アミロリティカス、バチルス#フルカ口フィラス、
バチルス・ファギュランス、バチルス・ライケニホルミ
ス、バチルス・ナラトウ、バチルス会ズブチルス、バチ
ルス・ステアロサーモフィラス等のバチルス属に属する
微生物や、それらの変異株など、およびそれらを親株と
して遺伝子組み換えによって育種した株等が掲げられる
また、これらDNAよりTrp遣仏子を切出すのに用い
られるM1限酵素としては特に制限はないが、トリプト
ファンの生合成を調整する遺伝子中にも切断部位が少な
いほうが望ましく、例えば、EcoRl、 BamHl
、  5a11. 5ac1.  Pvu[I。
XhoI 、 Xbal、 11bo r、旧u1等が
あげられる。
本発明において、宿主菌内で自己複製しないベクターと
しては所謂宿主−ベクター系として成り立つものであれ
ばいずれでもよく、例えば。
Co1El 、 psclol、 psF2124 、
 pJB8、pAcYl:184、PC:R1,R8に
、 pBR312、pBR313、pBR31?、 P
BR318゜pBR320,pBR321,pBR32
2、pBR333、pBR341、pBR345,pB
R350,pBR351,pにL2. pML−21゜
GolEIAp 、 RSFiOlO、pVH51、p
VH151,pVH153、pBR327,pBR32
5及びpBR328等の大腸菌由来のプラスミドがあげ
られる。特に1本発明のすぐれた点は、例えばバチルス
属に属さない宿主細胞、例えば大腸菌などでクローニン
グ出来れば、その系で用いた#I換え体DNAそのもの
を+tL接本完本発明用出来る点にある。その際、従来
技術であれば、宿り菌以外でクローニングした時、ベク
ターとして宿主菌内でも自己複製rI丁能なベクター(
例えば宿主菌内で複製可能なシャトルベクターとか法会
主領域ベクターなど)を使用しておくか。
あるいはクローニングしたDNAを宿主菌内で安定に存
在し得るベクターと連結させ直す操作などの配慮を必要
とした。
以下に代表的な例として大1li1菌由来のプラスミド
P8R322及びρBR321’を使用した例を示し、
更に具体的に詳述するが、前述の如く他の例についても
同様に行い得ることは1;うまでもない。
プラスミドpTρ4の有するりaラムフェニコール耐性
逍伝子を常法によりファージρ11のDNAにクローニ
ングし、次いで該ファージDNAを制限酵素EcoRI
で切断して、予めEcaRIで!/J断しておいたプラ
スミド pBR322ONAと、それら生じたDNA断
片の末端の数が同じになるような薯二度で混合し、T4
ファーノリガーゼを用いて結合反応を起こさせる。この
DNAを用い、塩化カルシウム処理した大1揚JC80
0trp 、  leu、 thr、 rk−mk−株
を常法により形質転換し、クロラムフェニコール、アン
ピシリン、テトラサイクリンのいずれにも耐性を有する
株を取(すした、これら形質転換株からプラスミドを分
離精製し、制限酵素地図をつくった所、第1図のような
、vI制限素地図を有するプラスミドを含む形質転換菌
大腸菌5D−1007(微工研lJi寄第7880号)
が得られた。
該形質転換菌のプラスミド(pS03185と称する)
にはpBR322のEcoRlの切断点に約2.5メガ
ダルトンのクロラムフェニコール耐性遺伝子が挿入され
ていた。
次に pSD3185を制限酵素(EcoRI )で部
分的に切断し、またクローンしたトリプトファンアナロ
グ耐性枯0菌由来のトリプトファンオペロンを含むファ
ージφlos[1IIA C特開昭59−125892
吟参照)も制限酵J(EcoRI)で切断し、両者DN
Aを混合し、T4ファージリガーゼを用いて結合させる
このDNAを用い、塩化カルシウム処理した人1賜fi
 C800Lrp 、 tau 、 thr 、 rk
−、mk−株を常法により形質転換し、クロラムフェニ
コール耐性、アンビノリ/耐性及びテトラサイクリノ耐
性でかつTrp非品求性を小す形質転換菌を取得する。
該形質転換菌から組換えプラスミドを常法により分離精
製し、制限酵、47.地図を作製した所 第2図のよう
に制限酵素地図を持つプラスミドを有する形質転換画人
l1BS菌5O−1008(微工研菌寄第7861号)
か得られた。この形質転換菌のプラスミド(p 5DT
II11 と称する)にはPSD3185のEcoR1
切断点の1つに約5メガダルトンのDNAが挿入されて
いた。この挿入DNAは、各種トリプト7r7D求株(
trp A、 Lrp B、 trp C,trp D
またはtrp E等の突然変異株)を受容菌としてPS
D丁1111を供与体DNAとした時、全てに Trp
非費求性の形質転換菌が高頻度に出現せしめることから
 トリプトファンの生合成を調整する遺伝情?lJを看
すると考えられる。
次いでpBR325を用いた例を示す。
プラスミドPBR325を制限酵素(例えば、EcoR
I )でジノ断し、また例えば、特開昭59−1258
92号で示された方法でクローンした。<チルス・アミ
ロリクイファシェンス■へ旧521(東京大学応用微生
物研究所より入手)の5−フルオロトリプトファン耐性
株のトリプトファンの生合成を調整する遺伝情報を含む
ファージφ105DNAも1−coRIにて切断し、両
者のDNAを適当な濃度で混合し、両DNA断片をT4
ファージリガーゼで結合させる。
次に、このDNAを用い、大1揚!IC600trp、
leu、thr、rk−、mk−株を上述の方法で形質
転換せしめた。
そして、アンピシリン耐性、テトラサイクリン耐性かつ
クロラムフェニコール耐性でなおかつTrp非要求性の
形質転換菌大腸m5D−1009(微工研菌寄第786
2号)を選択した。該菌よりプラスミドを常法により分
離精製した所、第3図に示すようなプラスミド(ps0
2981)が得られた。
尚、該プラスミドを用いて、バチルス―ズブチルス h
isB株を形質転換した所、Has非要求性株が得られ
ることから、l;亥M1換え体DNAはトリプトファン
オペロン以外にhisB通伝子も含むことが判る。
2、宿−し菌 宿主菌としては前述したような組換え体DNAをその染
色体内に1tji人し得るものならばいずれでもよい、
ここでは、代表的な例としてバチルスφズブチルスlN
Al028株(東京大学ε用微生物研究所より入手)な
らびにバチルス−アミロリクィファシエンス 1MAl
521aとそのトリプトファンアナログ耐性株、バチル
ス5O−30(特開昭59−130181号)を宿11
2(とじて例示する。
但し、バチルス5O−30以外はトリプトファン・アナ
ログである5−フルオロトリプトファン(以下、5−F
Tと略す)感受性であったので、例えば。
N−メチル−N゛−二トローN−ニトロソグアニジン等
を用いて常V、により人I突△変異処理をして、 5−
FT耐性菌を取1′1シて、以下の実験に供した。
また、IにA1521株に関しては 同様の突然変異旭
理で5−FT耐性を有すヒスチジン要求株を取得し、実
験に供した。
3、形質転換菌の取得 pso丁11110.1−1ルgを上記宿主菌に公知の
方ノ去(例えば J、  Bactstiol、、 8
1.741(1981)又は Mo1ec、  gen
、  Gent、、 1811. 11I(1979)
など)によって取り込ませ、形質転換を行ったところ、
クロラムフェニコール(juts/ml )を含む寒天
培地で成育する。いわゆるクロラムフェニコール耐性を
有する形質転換菌バチルスSO−1002(機工M菌寄
第7855号)が取得できた。この菌の1学的性質は原
株/ヘチルス・7ミロリクイフアシエンスINA I5
21株とアントラニル酸によるL−トリプトファンの合
成阻害、5−FT耐性及びトリプトファン合成系酵素の
活性の点で相違する以外は原株と実質的に同じである。
しかしながら、トリプトファン合成を調整する遺伝子を
含まないpsD311115を用いた時には、クロラム
フよニコール耐性菌の出現は認められなかったので1元
来これら組換え体プラスミドは宿主菌内で自己複製能力
はないと考えられた。さらJこ、F記形賀転換菌からは
15′1環状DNA (プラスミド)の存在は認められ
なかった。
次に、バチルス5O−30株を宿主菌に用いて選抜した
該形質転換菌のL−トリプトファンシンセターゼノ活性
ノ94定(文献?Iethods in Enz7so
logy、5、 794(1882))結果を示す。
+NJJa    L−トリプトファンシンセタ−ゼ活
性 バチルス5D−30100 バチルス5O−1002203 また、該形質転換株のアントラニル酸(80pp腸)存
在下におけるスピザイゼン最少培地 ((NH4ン2 504   0.2Z   、  K
2  HPO4+、41KH2F0. 0.8L り!
71!llJ’yムー2 H200,1!、 Mg 3
04 117M20 0.02g 。
グルコース0.5り ) テ37℃、 1.5 時11
Jl培1nた時のL−トリプトファンの′a積結果を示
す。
菌株      L−トリプトファン蓄積(誇g/脂1
 ) バチルス5O−3034 バチルス5D−100272 以上の実験から、ρ5DTIIIIが宿主菌染色体に挿
入されたと考えられる(参照Proc、 Natl、 
Acad。
Sci、 USA、、ヒ、3884(11178)) 
さらに、宿主菌としてIMA1028株の5−FT耐性
株を用いた場合も、同様にしてpsDTIJII  D
 N Aによって、クロラムフェニコール耐性を有し、
L−トリプトファンシンセターゼ活性ならびにその蓄積
が約2倍亢進した形質転換株が取得できた。
また、!A旧521の5−FT耐性を有するヒスチジン
要求株を宿主菌として、psD2961を供与体DNA
として上述の方法により形質転換し、ヒスチジン非要求
性菌を選択する。
この場合には宿主菌のヒスチジン遺伝子とpsD29B
+が有するヒスチジン遺伝子とが組換えを起こしてヒス
チジン非要求性となった形質転換菌又は丘述したように
psD21181が染色体に挿入された結果ヒスチジン
非要求性となった形質転換菌あるいは両反応が同時に起
ったヒスチジン非要求性形質転換菌の存在が考えられる
しかし、もし染色体にpsO2961が挿入された場合
にはトリプトファンの合成を!?!する遺伝子は染色体
上に少くとも2個存在することになり、例えばトリプト
ファンシンセターゼ活性が宿主菌より高い事が期待され
る。
実1rA、M度は少いがL−1リプトフTンシンセアミ
ロリクイフアシエンス IAM1521株とアントラニ
ル酸によるL−トリプトファンの合成阻害、5−FTm
性及びトリプトファン合成系酵素の活性の点で相違する
以外は原株と実質的に同じである。)が以下に示すよう
に選抜できた。
バチルス5D−1005178 以上例示したように、抗生物質耐性遺伝子を有した組換
え体DNAを用いたり、栄養要求性変異株を宿主菌とし
て用いたが、これらは染色体に挿入した組換え体DNA
を含む形質転換菌の取得を容易にさせるもので、単に例
示に過ぎない。
抗生物質耐性遺伝子であれば、上記理由から宿主細胞内
で発現しうるものならいずれでもよく。
又、宿主菌の突然変異も挿入されるDNAと相同性を持
つ選択可能な遺伝子変異ならいずれでもよいことは明白
である。
本発明方法に従えば、バチルス5O−1002又はバチ
ルスSD−1005を7ントラニル酸又はその塩を含む
培地で培養することによりL−トリプトファンを生成せ
しめることができる。栄養培地中のアントラニル酸又は
その塩の濃度には特に限定はないが目的L−トリプトフ
ァンの収量、培養条件及び経済的観点から一般には0.
1〜3000 mg/文、好ましくは 100〜100
0 mg/文の濃度とする。
本発明方法において使用することのできる培地としては
、前記微生物がJ8養により増殖し得るものであれば任
意のものでよく1例えば、炭素源としては、ブドウ糖、
糖蜜、1電糖、澱粉、澱粉糖化液、セルロース分解物等
の糖類、酢酸、エチルアルコール、グリセリンなど、(
、゛素源としては、アンモニア、硫安、鳩安、硝安、燐
安なとのアンモニウム塩や尿未、硝酸+1J等が適宜使
用される。
%機塩としては燐酸、カリウム、マグネシウム、マンガ
ン等の1u類、例えば燐酸アンモニウム。
燐酸カリウム、燐酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫
酸第一鉄、硫酸マンガン、苛性カリ等の工業的薬品で良
く、他に微量元素としてカルシウム、亜鉛、硼素、銅、
コバルト、モリブデン等の塩類を添加してもよく、また
微量イ■機栄養大としてビタミン、アミノ酸、核酸I!
!連物質等は菌の生育上特に必要ではないが、これらを
添加したり。
肉エキス、酵母エキス、コーンステイープリカー。
ペプトン等の41a物を添加してもよい、7ノトラニル
酸はナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム11!等
の水溶液やM#酸のエタノール又はメタノール溶液とし
て添加すれば良い。
本発明方法における培養は好気的条件下に、例えば通気
撹拌や往復振盪方法によって培養することができる。培
養条件は、特に限定はないが。
一般的に言えば、温度30〜45℃、 pH8,0〜8
.0及び15〜80時間程度の条件で実施する。
倍溶液又は培養物からの目的のL−トリプトファンの採
取方法は慣用方法に従って行うことができる0例えば、
倍溶液を遠心分離し、その上清からイオン交換樹脂処理
法、活性炭処理法などの操作を適宜組み合せてL−トリ
プトファンを単離することができる。
以下に本発明の形質転換菌を用いたL−)リプトフγン
の製造法についての代表的な実施例を説明するが1本発
明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことは
いうまでもない。
実施例1 グ/l/ :l−ス5%、硫安 0.2$、 K 2 
HP O41,4K 、KH2po、  0.6L  
りx7m−j−ト+)ラム・2820 1g、MgSO
4ψ7H200,02$  、  Fe5O1・ 7H
201PPI1.MnSO4lppmを含む液体培地(
pH7,0) 2文に7ノトラニル%  800 pp
mを添加し、これに形質転換菌バチルス5D−1002
を植菌し、35℃で5文のジャーファメンターで通気撹
拌培養した。
j8養中、アントラニル酸濃度が509p■以丁まで減
少した時点で、アントラニル酸濃度が約11000pp
になるように適宜追加添加し、また培養途中グルコース
をtoo g追加し、更にアンモニア水の添加により培
地のpHを7.0±0.4に保ちながら15時間培養し
た。L−トリプトファンの71iJAは8.3 g/4
°で平行運転した宿主菌5D−30の1.78倍の蓄積
をJj。
えた。
実施例2 グルl−ス5$、硫安 0.2L K 2 HP O4
1,4% 、KH2PO40,BZ、  り17!m−
)−トIJウム−2H201g、Mg5O,壷7H20
0,02% 、 FeSO4・7H20lppm、 M
n5OnIpp−を含む培地(p)I 7.0 ) 2
9.に、アントラニル酸酪 800 ppmを添加し、
これに形質転換菌バチルスSD−1005を接種し、3
5℃で51のジャーファメノターで通気撹拌項五した。
l中、アントラニル酸濃度が50pP鵬以下まで減少し
た時点で、アントラニル酎濃度が約11000ppにな
るように適宜追加添加し、また培養途中グルコースを1
00 g追加し、更にアンモニア水の添加により培地の
pHを7.θ±0.4に保ちながら15時間培養した。
L−トリプトファンの蓄積は6.7 z/1で1L行運
転した宿主菌(ヒスチジン要求株ゆえ。
培地中にヒスチジンを504g/■文になるように添加
した。)の約1.4倍の蓄積を与えた。
【図面の簡単な説明】
第1図は大腸IaSD−1007の制限酵素地図。 第2図は大Ill菌5D−1008の制限酵素地図、第
3図は大Il!!菌5D−10011の制限酵素地図。 をそれぞれ示す。 pBR322、pBR325は大!1g菌由来プラスミ
ド、C++はクロラムフェニコール耐性形質を示す領域
。 Trpはトリプトファンの生成号を調整する領域、Sa
l  I 、 EcoRI 、 Hi7nd m、 )
linell、9amHI、Pst r、 Pvu I
l、 Xba 1. BgRIl、 Xho I 、は
制限酵素者であり、各酵素による切断部位を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、L−トリプトファンの生合成を調整する遺伝情報を
    有するDNA断片とベクターDNAとの宿主菌内で自己
    複製能力がない組換え体DNAを用い、バチルス属に属
    する微生物から選ばれる宿主菌株を形質転換して、宿主
    菌の染色体に該組換え体DNAを挿入せしめた形質 転換菌。 2、宿主菌がトリプトファンアナログ耐性を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の形質転換菌
    。 3、L−トリプトファンの生合成を調整する遺伝情報を
    有するDNA断片とベクターDNAとの宿主菌内で自己
    複製能力がない組換え体DNAがpSDT1111又は
    pSD2961である特許請求の範囲第3項記載の形質
    転換菌。 4、形質転換菌がバチルスSD−1002、バチルスS
    D−1005である特許請求の範囲第1項の形質転換菌
    。 5、該形質転換菌をアントラニル酸又はその塩の存在又
    は不存在下にて培地に培養せしめ、生成したL−トリプ
    トファンを培地から採取することを特徴とするL−トリ
    プトファンの製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10229879A (ja) * 1997-02-17 1998-09-02 Kao Corp 相同組換え体による蛋白質生産方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125892A (ja) * 1982-12-30 1984-07-20 Showa Denko Kk トリプトフアンオペロン遺伝子を持つ溶原性フア−ジ、これを溶原化したトリプトフアン生産性枯草菌及びその利用

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