JPS6163156A - 熱記録方法 - Google Patents

熱記録方法

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JPS6163156A
JPS6163156A JP59184382A JP18438284A JPS6163156A JP S6163156 A JPS6163156 A JP S6163156A JP 59184382 A JP59184382 A JP 59184382A JP 18438284 A JP18438284 A JP 18438284A JP S6163156 A JPS6163156 A JP S6163156A
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Toshihiko Goto
敏彦 後藤
Osamu Hattori
修 服部
Yasunori Kobori
康功 小堀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、情報として伝送されてくる画像や文字等を記
録媒体に記録するための熱記録方法に関するものであり
、更に詳しく社、記録濃度として中間調の濃度も安定的
に得られるようKしたこの種の熱記録方法に関するもの
である◇ 〔発明の背景〕 近年、通信機器や画像処理機器の利用分野の拡大ととも
に、これらの機器において取り扱われる情報も多岐にわ
たっている。なかでも、ビデオ信号は、カラー、中間調
表現を扱かう代表的な情報信号であり、ビデオ機器の普
及とともに、ビデオ画像のハードコピーを一般家庭で手
軽く得たいという要求が生じている。
かかる要求に応えるため、Mi像記録方法には、ビデオ
画像の記録に適合すぺ<、(1)中間調表現、C)カラ
ー化、(3)高解像度化などの技術的課題が課せられて
おり、これらの技術的課題を達成すべく、種々の画像記
録方式が提案されている。
これらの中で、上記技術的課題の解決に最も適合゛した
方法として、非m撃式(ノンインパクト式)記録方式の
中の、熱昇華性染料をインクとして用いた昇華型熱転写
記録方式が有望視されている。
昇華型熱転写記録方式は、インクを塗布した中間記録媒
体と、記録媒体とを接触させ、ここに外部上り熱エネル
ギを加えてインクを昇華させ、記録媒体表面に付着させ
て記録を行なうものであるO中間記録媒体へ熱エネルギ
を加えるには、一般に発熱素子をi数個基板上に並べて
形成したサーマルヘッドが用いられる。記録時に、発熱
素子に印加するエネルギに対応して熱エネルギが発熱素
子より発生し、中間記録媒体の昇華性染料インク層に作
爪し、記録が行なわれる。
ここで、発熱素子に印加するエネルギ量を変化させると
、昇華性染料インクff1K作用する熱エネルギ量が変
化し、昇華して記録媒体上に付着するインクの濃度が変
化する。記録後のインク濃度を想定して、発熱素子に印
加するエネルギ量を制御することKより、中間調の濃度
による記録を行なうことができる。
発熱素子に印加するエネルギ量Pは、発熱素子(例えば
発熱抵抗体)の抵抗値几と、印加電圧Eおよび印加時間
tとKより、次のように表わされる0 P−Ext/R ここで、発熱素子の抵抗値8唸、サーマルヘッド作成時
に決定され、その後自由に変更できるようにはなってい
ないため、発熱素子に印加するエネルギ量を制御する場
合には、主に印加電圧Eと印加時間tを変化させて制御
する。
ところで、ビデオ画像等の画像信号を記録する場合には
、一般に主走査方向に複数個の発熱素子を配列して成る
熱記録ヘッドを記録媒体と接触させ、記録すべき画像情
報に応じて2、前記発熱素子を発熱させることにより主
走査方向1テイン分のドツト熱記録を行ない、次に前記
主走査方向とほぼ直交する副走査方向において、記録媒
体を記録ヘッドに対して相対移動させた後、同様に主走
査方向lライン分のドツト記録を行ない、これを繰り返
すようKして行なっている。
この場合、主走査方向の1ライン分の記録において、サ
ーマルヘッド表面に主走査方向に沿って列状に並ぺたv
l数の発熱素子の各々に印加するエネルギ量は、記録す
べき画像信号に応じて異ならしめる必要がある。ここで
、エネルギ量を変えるためKは各素子に印加する電圧を
変化させるよりも、印加時間を変化させる方が実用的で
あり、この方法が広く一般に用いられている。
所が発熱素子に印加するエネルギ量を変えた場合には、
発熱素子の表面温度分布もその様相が変わることが、例
えば特開昭57−4197号公報などにも示されている
ように既に知られている。
すなわち、低濃度の記録を行なおうとして発熱素子に印
加するオネルギ量を減じると、濃度が低くなるだけでな
く、発熱部分の面積も減少し、結果として記録後のドツ
ト面積も小さくなる。そのため、主走査方向1ライン分
のドツト記録と、次に行なわれる同じく主走査方向1ラ
イン分のドツト記録との間には、副走査方向に見て、ド
ツト面積とドツト面積のつながり(或いは重なり)が生
じなくなり、その結果、このつながりを虫じない −個
所が1本のすしくドツト面積の部分社低濃度の中間調の
色合の記録がなされているのに対し、つながりを生じな
い部分拡未記録状態にあって、記録媒体表面の地色、列
えば白色を呈しているのですじ状に見える)となって現
われ、画質劣化を起こす〇 そこで、このような画質劣化を防止するため、前記公報
にも開示されているように、同じ信号を2度記録(2度
書き)することKよって上述のすじを解消する方法は、
主走査方向同一ラインに記録する全ドツトの濃度がほぼ
同じ場合には有効であるが、ビデオ信号等の記録の場合
に見られるように、主走査方向同一ラインに濃度の異な
るドツト記録を行なう場合には、高濃度のドツトを記録
する発熱素子に必要以上の負担をかけ(つまり、必要も
ないのに、2度にわたって大エネルギを印加するので)
発、熱素子の寿命を縮めることKなる場合があった。
flls図は、従来の熱記録方法を示す説明図である。
同図において、中間記録媒体1には、その片側表面にイ
ンク層2(昇華性染料等)が設けてあり、サーマルヘッ
ド4とプラテン5との間において、記録媒体30片側表
面に前記インク層2が接するような形で中間記録媒体1
、インク層2、記録媒体3が相互に押し付けられ合って
いる。
ここで、サーマルヘッド4に含まれる発熱素子6に図示
せざる手段を用いて電流を流し発熱させると、インク層
2の一部が選択的に昇華し、記録媒体3の表面に付着し
て記録が行なわれる@記録終了後、プラテン5を副走査
方向(矢印7方向)K回動させると、記録媒体3と中間
記録媒体1(インク層2を含む)が移動し次のラインの
記録を行なうことができる。
なお1発熱素子6は、紙面に垂直な方向(主走査方向)
K沿ってサーマルヘッド4に所要個数(ドツト数)だけ
取り付けられているわけである。
第10図は従来の熱記録方法を実打する記録装置の構成
概要を示すプ田ツク図モある。
同図において、8は画像情報源、9は主走査方向1ライ
ン分のデータを記憶するラインメモリ、10は濃度の階
調分割器、11は通電時間制御回路、12は副走査制御
器、である◎ はじめに画像情報源8より主走査方向lライン分の画像
データが送られてきてラインメモリ9に蓄えられる。次
に階調分割器lOによりラインメモリ9から送られたデ
ータの発熱素子1個毎の階!II(濃度)を判別し、熱
記録ヘッド(サーマルヘッド)4と通電時間制御回路1
1に判別したデータを送る。
熱記録ヘッド4は%階調分割器10からの各発熱素子毎
の通電の有無と通電時間制御回路11からの各発熱素子
毎の通電時間信号により各発熱素子を通電し、発熱させ
記録(ドツト記録)を行なう。主走査方向の1ライン分
の記録終了後、副走査制御器12により記録媒体の副走
査(III走査方向への移動)を行ない、次の記録位置
に熱記録ヘッド4が来たことを検知して、次の主走査方
向1テイン分の記録を行なう。
第11図は、上述した如き従来の熱記録方法の動作の流
れを示すフローチャートである。
第10図、rlS11図を参照して従来の熱記録方法の
動作の流れを改めて説明すれば次の如くである。
はじめに画像情Ill源8より記録濃度を示すva調デ
ータをラインメモリ9を経て階調分割器10に送ること
により、階調データ入力ステップ13が行なわれる。
次に判断ステップ14において、所定の発熱素子の階調
データが0と判断された場合には、該発熱素子には通電
せずステップ17.18を経て次の記録位置に副走査制
御器12が記録媒体を移動させるまで記録動作は休止す
る〇 ステップ14において、階調データが0でないと判断さ
れた場合には、階調データに合わせて通電時間制御回路
11が通電時間を定めるステップ、すなわち階調データ
通電時間変換ステップ15を実行し、続いて通電ステッ
プ16において、発熱素子を通電する。
通電後は、III面を構成する所定のライン数に達した
か否かをステップ17において判別し、達しないと判別
された場合、つまり1画面未終了の場合には次の記録位
置まで副走査制御器12により、記録媒体を移動させ、
ステップ18において、フィン数カウントを行ない、次
のラインの記録に移る。
ステップ17において、所定のライン数に達したと判断
された場合には、1@面分の記録が終了したわけである
から、次のステップ(おわり)K進むことは述べるまで
もない。
次に第12図は、サーマルヘッドの発熱時における発熱
素子近傍の温度分布特性の一般的説明図である。
発熱素子6は、一般に基板(セテミンク板等)表面に膜
状に形成されており、同基板上に放膜と隣接して設けで
ある導[19,20を経て外部より発熱素子6に電流を
供給することが可能となっている0発熱素子6に電流を
印加すると、当初は素子の中央部分から発熱し、発熱素
子6aKついて示したような、昇華開始温度の等温[2
1に見られる如き温度分布を示す。
さらに電流を続けて流すと発熱素子6bについて示した
ように発熱部分が拡がり昇華開始温度等混線22のよう
な温度分布となる。
さらに電流を流し続けると、発熱素子6Cについて示し
たような長円形の昇華開始温度分布23となり、ここで
発熱量と基板への放熱量とが平衡し発熱部分は以後大き
く変化しない0 113図は、醪12図に示した如き発熱状態にあるサー
マルヘッドによって記録したことにより記録媒体表!f
+jに付着したインク層の断面を示す模式図である。
なお、インク層の厚さは説明のため実際より誇張して示
しである〇 第12図の発熱素子6aKついて示した発熱状態で記録
した場合、記録により付着したインク層の断面を241
に示す。
他の令断面24 b + 24 cは、発熱素子6b。
6CKそれぞれ対応したものである。ナなわ蔦、発熱素
子の発熱温度分布の拡がりに伴って、記録により付着す
るインク層の厚さが増すとともに5、記録部分の面積が
拡大してゆく。
つまり、第12図、第13図を参照して云えることは、
発熱素子に対する通電時間が短いと、その場合のドツト
記録は、21に見られる如く、小さな円形であり、6度
も24 aK見られる如く薄いO 所が通電時間を長くすると、その場合のドツト記録は、
23に見られる如く大きな長円形となり、濃度も24c
に見られる如くねいものとなるということである。
814図は、記録後の濃度と記R((要した注入エネル
ギとの関係を示すグラフであり、縦軸に濃度、横軸に注
入エネルギを示す。
記録時の副走査間隔(つまり主走査方向1ラインと次の
1ラインとの間のl’lJ隔)が主走査間隔C主走査方
向1ライン上に並ぶ発熱素子近傍の間隔)とは【等しく
、今仮に167μmとすると、この場合、記録される1
ドツトの寸法は(1678mX167μm)の正方形と
なる。
かかるドツト寸法で濃度の一様な記録を行なった後、そ
のドツト寸法(1678mX167μm)よりも充分に
大きな寸法のサンプル面積(アパーチャサイズ、たとえ
ば5fiφ)で記録媒体上の濃度をサンプルして測定し
た結果がグラフ25である。
このとき、測定アパーチャサイズつまりサンプル面積を
小さく設定しくたとえば’10βmφ′)で測定すると
、記録部分の不均一さが現われ、最大m度ではグラフ2
6、最小濃度ではグラフ27に示す如き測定結果となる
これは、@13@に示すように記録により付着したイン
ク層の厚さが、ドツト間で不均一となっていることによ
り生じるものである。
さて、以上、詳側に説明した如き従来の熱記録方法にお
いては、ナーマルヘッド内の発熱素子による発熱面積が
本来、同じ1ドツト相肖の面積であるべきなのに、該発
熱素子に注入されるエネルギによって変化し、同一面積
とならないため、先にも述べたように次のような問題点
があった。
(1)  中間濃度を記録する場合、最大濃度を記録す
る場合に比べて、注入エネルギが少ないため発 −熱素
子近傍の1ドツト領域の全域を発色温度まで加熱するこ
とにならないため、記録ドツトの寸法が小さくなり、ド
ツト間に記録媒体の地色が白いすし状となって残る。
(2)  中間濃度を記録した場合、1ドツト領域内の
濃度が均一にならないため、全体に均一な中間濃度の画
像情報を記録しても、均一な濃度の記録が得られず、忠
実度の点で劣る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、ビ
デオ信号等の如き、中間濃度の記録濃度で高分解能に記
録されることを要求される画像情報を、忠実に記録する
ことのできる熱記録方法を提供することKある。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するために1本発明においては、記録
濃度に応じて副走査問囚や発熱記録の回数を変えること
により、記録媒体上に記録する1ドツト領域内の濃度ば
らつきを減らし、中間濃度情報の記録の安定化を可能と
した。
〔発明の実施例〕
構成概要を示すプ田ツク図である。同図において、第1
O図におけるのと同じ要素には同じ符号を付しである。
そのほか、28は通電回数制御器であるO はじめに、1ライン分の画像データが画像情報R8より
ラインメモリ9に送られて蓄えられる0次に!肩分割器
1oにより、ラインメモリ9から送られたデータの中の
発熱素子1個毎の濃度の階調数を判別し、熱記録ヘッド
4と通電時間制御回路11及び通電回数制御器28にデ
ータとして送る。熱記録ヘッド4は、階調分割器10か
らの各発熱素子毎の通電の有無と通電時間制御回路11
からの各発熱素子毎の通電時間信号により各発熱素子を
通電し発熱させ記録を行なう。
このとき、濃度の階H数が中位又は小さいとき、通電回
数制御器28が動作し、通電回数制御器28→通電時間
M御回路11→副走査制御器12→通電回数制御器28
なるループ回路を機能させて、本来の副走査間隔の間を
更に細かく分割して副走査し、その都度通電を打なうよ
うにして、与えられた階調数に応じた回数だけ発熱素子
を通電し加熱する。
主走査方向1ライン分の記録終了後、副走査制御器12
により次の記録位置へ熱記録ヘッド4を移動させた後火
の主走査方向1ライン分の記録を開始する。
第2図は、本発明の一実施列である熱記録方法の動作の
流れを示すフレーチヤードである。
嬉1図、第2図を参照して本発明による熱記録方法の動
作の流れを改めて説明すれば次の如くである。
はじめに、画像情報源8より記録濃度を示す階調データ
をラインメモリ9を経て階調分割器10に送ることによ
り、階調データ入力ステップ13が行なわれる。
次に判断ステップ29において、所定の発熱素子に対応
した階調データ(階調数)の大小を判別し、それが零の
場合には、■のルートを経て次の副走査後の記録位置ま
で記録動作を休止させる・階M数が大の場合には、それ
に応じた通電時間変換をステップ15において行ない、
続いてステップ16において通電を行なう。
FII!gli数が中から小の場合には、通電回数設定
をステップ30において行ない、次にステップ31にお
いてその設定された回数だけ通電したか否か判別し、通
電回数が設定回数に達しない間は、ステップ31→15
A→16A→32→31のルートで通電と副走査を繰り
返し、通電回数が設定口WtK1mしたらステップ17
へ8行する。
このようKして主走査方向1ライン分の記録終了後、画
面を構成する所定本数のラインの記録が#了したか否か
をステップ17において判別し、否の場合には、ステッ
プ18を介して記録動作を続行し、YESの場合には、
(おわり)に移行するO このようにして、本発明では、主走査方向1ライン分の
記録において、各発熱素子毎に、データとして与えられ
た階調数に応じて通電回数(記録@数)を変え、階調数
の低い所(記録濃度の低い所)では、発熱記録を複数回
繰り返して、そのようにしない場合に虫じる記録ドツト
と記録ドツトの@を間を埋めるようにしている。
本実施例では1名動作部分はプルツクとして機能毎に分
けて示したが、マイクロコンピュータ等の制御素子を用
いて、各動作部を兼用させることも可能である。
第3図は、本発明において実行される副走査の動作態様
の説明図である。同図において、32a。
32b、32cは記録媒体上のサーマルヘッド内の発熱
素子の副走査後にとる位置である。すなわち、位置32
aにあった発熱素子は、第1回目の副走査により位置3
2bへ移行し、次に第2回目の副走査により位[32c
へ移行することを示しているわけである。
一方、主走査方向における発熱素子と発熱プ;子の間の
ピッチ間隔(主走丘間隔)はりjえば図示の如<、16
7μmであるとすると、1回の副走査量wJはその1の
83μmK選ばれていることが、第3図からl!I解さ
れるであろう。
菓4図は本発明の熱記録方法により記録されたドツト記
録の態様を示す説明図である。
高濃度記録の場合には、33で示されるようK。
1個の記録ドツト領域の面積が大きく(例えば、その長
手方向の直径が主走査111i11iである167μm
より充分太き(,180μm稈度あるとする)、矢印3
4で示す副走査方向に、2回の副走査が行なわれる毎に
、1回の割合でドツト記録を行なえば、ドツト記録とド
ツト記録の間に隙き間が発生せず、一様な高濃度記録が
得られる。
中間濃度記録の場合には、35で示されるように、1個
の記録ドツト領域の面積社中位で(fllえばそO直径
拡副走査問隔である83μmより太きく、120μmあ
るものとする)、毎回の副走査毎にドツト記録も行なう
ようにすれば、ドツト記録とドツト記録の間に隙き間が
発生せず、一様な中間濃度記録が得られる。
低濃度記録の場合には、36で示されるようK。
1個の記録ドツト領域の面積は小さいが、その直径が副
走査間隔(83μm)とは!同じ(列えば85μm)と
すると、やはり毎回の副走査毎にドツト記録を行なうよ
うにすれば、一様な低濃度記録が得られる。
このようにして、主走査方向1ライン分の記録を行なう
際、記録すべき濃度に応じて、各発熱素子は1回乃至2
回の発熱記録を行なうことになる。
第5図は本発明による記録結果を改めて示した説明図で
ある。同1!i!Iにおいて、最大濃度の記録ドツト3
7は1ドツト領域(iil素)の寸法にほぼ対応して、
副走査方向に連続した記録となっている。
中間濃度及び低濃度の記録ドツト38及び39は、1ド
ツト領域(IR素)の寸法の丁の副走査間隔でそれぞれ
記録され、1ドツト領域(画素)が2個の小さなドツト
記録を合わせて構成されている。このため、ドツト記録
間の切れ目がなくなり、1ドツト領域内がほぼ均一な濃
度で記録されていることが理解されるであろう。
第6図は、本発明によって記録された記録濃度と記録に
要した注入エネルギとの関係を示したグラフである・ 同図において、濃度測定アパーチャサイズを画素寸法よ
り充分大きく(たとえば5鶏φ)して測定した結果がグ
ラフ40であり、該アパーチャサイズを画素寸法より充
分小さく(たとえば10μmφ)して測定した結果の最
大濃度がグラフ41、最低濃度がグラフ42である。中
間濃度部分での画素内での濃度パラつきが小さくなって
いることが判るであろう@ また、1画素あたりの記録に必要な注入エネルギは、従
来の記録方式のそれよりやや増すが、中間濃度での1ド
ツトあたりの注入エネルギはサーマルヘッドの熱の蓄積
により約20〜301程度増でよい□ 第7図は、本発明の他の実fIMによる記録状態を示す
説明図である。本実施例においては、中間6度部分の1
画素43を2ドツト、低濃度部分の1画素44を3ドツ
トで構成している0このように本発明においては、副走
査間隔は記録濃度に対応して変えてよい。
第8図は、本発明の更に別の実wi列による記録状態を
示す説明図である。
本実wA列では、通常の記録ドラ)45.46及び47
で記録したドツト間のすき間を、通常の記録条件より少
ないエネルギ条件で副ドツトとして記録する。
最大濃度部分では、副ドツト48は既に中間記録媒体上
のインクは大部分昇華済で実際の記録間には現われない
。中間及び低濃度部分の副ドツト49及び50は、濃度
に対応して小さくなるがドツト間のすき間はうめられる
◇ なお、本発明を実施する上においては、副走査方向のサ
ーマルヘッドと記録紙の相対移動は、プラテン等のロー
ラによるものに限らず別の手段(たとえば記録媒体をリ
ニアモータで移動し、サーマルヘッドとの接触圧は固定
した弾性物質の押し圧により得るなど)によるものでも
実現可能である。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明によれば、1[i!it素内の記録濃
度を均一化することができるため、ビデオ信号等のよう
に、カラー、中間濃度、高分解能などの特性をあわせ要
求される画像情報を記録する場合、従来の熱昇華性染料
転写方式による記録に比して、中間濃度部分での濃度ム
ラを減らし、画素間の白すしを無くし、解像度の劣化な
く高忠実な記録を得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
笥1図は本発明を実施するのに用いる記録装置の構成概
要を示すブロック図、傳2図は本発明の一実施例である
熱記録方法の動作の流れを示すフローチャート、第3図
は本発明において実行される副走査の動作態様の説明図
、拍4図は本発明の熱記録方法により記録されたドツト
記録の態様を示す説明図、sS図は本発明による記録結
果の説明図、第6図は本発明によって記録された記録濃
度と記録に要した注入エネルギとの関係を示したグラフ
、f47図は本発明の他の実施例による記録状態を示す
説明図、釘8図は本発明の更に別の実施例による記録状
態を示す説明図、第9図は従来の熱記録方法を示す説明
図、gio図は従来の熱記録方法を実行する記録装置の
構成概要を示すブロック図、第11図は従来の熱記録方
法の動作の流れを示す7a−チャート、第12図はサー
マルヘッド発熱時における発熱素子近傍の温度分布特性
の一般的説明図、第13図は、齢12図に対応した記録
媒体表面の記録により付着したインク暦の断面を示す模
式図、lllT14図は記録後の濃度と記録に要した注
入エネルギとの関係を示したグラフ、である。 符号説明 l・・・・・・中間記録媒体上 記R媒体、4・・・・・・サーマルヘッド、5・・・・
・・プラテン、6・・・・・・発熱素子、7・・・・・
・矢印、8・・・・・・画像情報源、9・・・・・・ラ
インメモリ、10・・・・・・階調分割器、11・・・
・・・通電時間制御回路、12・・・・・・副走査制御
器、19.20・・・・・・導線、21〜23・・・・
・・等混線、28・・・・・・通電回数制御器 代理人 弁理士 並 木 昭 夫 第1図 Eff2123 第3図 シ11月目冑 第 4 図 第5v!A 第6 口 二主人にキルq” (mf/肩ma) 第7図 ブ 第8図 +50+   + 第9図 ヱ 第14図 5を入clル<−(”Vmm’) 第 10図 第 11 図 $I2wA 第曹3図 〉と、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)主走査方向に複数個の発熱素子を配列して成る熱記
    録ヘッドを記録媒体と接触させ、記録すべき画像情報に
    応じて、前記発熱素子を発熱させることにより主走査方
    向1ライン分のドット熱記録を行ない、次に前記主走査
    方向とほゞ直交する副走査方向において記録媒体を前記
    熱記録ヘッドに対して相対移動させた後、同様に主走査
    方向1ライン分のドット熱記録を行ない、これを繰り返
    すようにした熱記録方法において、 主走査方向1ラインを構成する各ドットについて、前記
    画像情報として与えられる濃度情報に応じて、各ドット
    に対応した各発熱素子の発熱量を変えると共に、各ドッ
    トについて副走査方向における記録媒体の熱記録ヘッド
    に対する相対移動距離、発熱記録回数をそれぞれ変える
    ようにしたことを特徴とする熱記録方法。 2)主走査方向に複数個の発熱素子を配列して成る熱記
    録ヘッドを記録媒体と接触させ、記録すべき画像情報に
    応じて、前記発熱素子を発熱させることにより主走査方
    向1ライン分のドット熱記録を行ない、次に前記主走査
    方向とほゞ直交する側走査方向において記録媒体を前記
    熱記録ヘッドに対して相対移動させた後、同様に主走査
    方向1ライン分のドット熱記録を行ない、これを繰り返
    すようにした熱記録方法において、 主走査方向1ラインを構成する各ドットについて、前記
    画像情報として与えられる濃度情報に応じて、各ドット
    に対応した各発熱素子の発熱量を変えて1ライン分(第
    1のライン)ドット記録し、副走査方向における記録媒
    体の熱記録ヘッドに対する相対移動後、同様に主走査方
    向1ライン分(第2のライン)のドット記録を行ない、
    以下これを繰り返すと共に、前記第1のラインと第2の
    ラインの中間において、主走査方向1ラインを構成する
    各ドットに対応した各発熱素子の発熱量を、第1のライ
    ンのドット記録時に用いた発熱量より所定の割合だけ低
    減させた発熱量として副ドット記録を行ない、以下、同
    様に各ライン間において副ドット記録を行なうようにし
    たことを特徴とする熱記録方法。
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