JPS6160296B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6160296B2 JPS6160296B2 JP54038808A JP3880879A JPS6160296B2 JP S6160296 B2 JPS6160296 B2 JP S6160296B2 JP 54038808 A JP54038808 A JP 54038808A JP 3880879 A JP3880879 A JP 3880879A JP S6160296 B2 JPS6160296 B2 JP S6160296B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- pair
- inner plate
- flat plate
- rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として運転時の騒音発生を防止する
ようにしたローラチエーンに関する。
ようにしたローラチエーンに関する。
ローラチエーンはローラリンクとピンリンクと
を交互につないだものであり、ローラリンクは、
それぞれローラが回転自在に嵌合された一対のブ
シユにより一対のローラリンクプレート(以下内
プレートという)を対設固定することにより構成
され、またピンリンクは、上記ブシユ内に嵌挿さ
れる一対のピンにより一対のピンリンクプレート
(以下外プレートという)を対設固定することに
より構成されている。そして従来のローラチエー
ンでは、ローラの長さを一対の内プレート間の長
さよりも若干短くして軸方向に遊びをもたせると
共にローラとブシユとの間に潤滑材を介在させる
ことにより、ローラの滑らから回転を確保するよ
うにしていた。
を交互につないだものであり、ローラリンクは、
それぞれローラが回転自在に嵌合された一対のブ
シユにより一対のローラリンクプレート(以下内
プレートという)を対設固定することにより構成
され、またピンリンクは、上記ブシユ内に嵌挿さ
れる一対のピンにより一対のピンリンクプレート
(以下外プレートという)を対設固定することに
より構成されている。そして従来のローラチエー
ンでは、ローラの長さを一対の内プレート間の長
さよりも若干短くして軸方向に遊びをもたせると
共にローラとブシユとの間に潤滑材を介在させる
ことにより、ローラの滑らから回転を確保するよ
うにしていた。
しかしながら、上記従来のものにあつては、運
転時にチエーンが揺れたときあるいはスプロケツ
トとの噛込み時に、ローラが軸方向にがたついて
内プレートに対して激しく衝突するため、運転に
伴つて大きな騒音が発生することとなつていた。
また、ローラと内プレートとの間の隙間を通し
て、ローラとブシユ間に注入した潤滑油が少しづ
つ外部へ流出する一方外部からは塵埃等の異物が
侵入するため、ローラ及びブシユの摩耗が激し
く、この摩耗と上記衝突に伴う衝激と合せてロー
ラやブシユのひび割れが生じ易いものとなつてい
た。
転時にチエーンが揺れたときあるいはスプロケツ
トとの噛込み時に、ローラが軸方向にがたついて
内プレートに対して激しく衝突するため、運転に
伴つて大きな騒音が発生することとなつていた。
また、ローラと内プレートとの間の隙間を通し
て、ローラとブシユ間に注入した潤滑油が少しづ
つ外部へ流出する一方外部からは塵埃等の異物が
侵入するため、ローラ及びブシユの摩耗が激し
く、この摩耗と上記衝突に伴う衝激と合せてロー
ラやブシユのひび割れが生じ易いものとなつてい
た。
ところで、近時は、スプロケツトに対する噛込
み時の騒音発生を幾分でも和らげるため、いわゆ
るダンパ付スプロケツトすなわちスプロケツトの
歯の基端部両側面に緩衝材を突出形成したスプロ
ケツトを用い、噛込み時には該緩衝材に対して内
プレートの長手側側端面を当接させるようにする
ことも多いが、騒音軽減は未だ十分なものではな
く、かつ内プレートは細幅であるため緩衝材との
接触により容易に摩耗してしまい長期の使用には
到底耐えられないものであつた。
み時の騒音発生を幾分でも和らげるため、いわゆ
るダンパ付スプロケツトすなわちスプロケツトの
歯の基端部両側面に緩衝材を突出形成したスプロ
ケツトを用い、噛込み時には該緩衝材に対して内
プレートの長手側側端面を当接させるようにする
ことも多いが、騒音軽減は未だ十分なものではな
く、かつ内プレートは細幅であるため緩衝材との
接触により容易に摩耗してしまい長期の使用には
到底耐えられないものであつた。
本発明は以上のような問題点を解消するもの
で、その第1の目的は騒音発生を防止すると共に
ローラとブシユとの間のシール性を良好にしたロ
ーラチエーンを提供することを目的とする。本発
明の第2の目的は、上記第1の目的を達成した上
で更にダンパ付スプロケツトに対して使用しても
長期の使用に耐え得るようにしたローラチエーン
を提供することを目的とする。
で、その第1の目的は騒音発生を防止すると共に
ローラとブシユとの間のシール性を良好にしたロ
ーラチエーンを提供することを目的とする。本発
明の第2の目的は、上記第1の目的を達成した上
で更にダンパ付スプロケツトに対して使用しても
長期の使用に耐え得るようにしたローラチエーン
を提供することを目的とする。
以下に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。本発明の第1番目のものを示す第1図におい
て、Aはローラリンク、Bはピンリンクで、ロー
ラリンクAは、互いに平行な一対の内プレート1
をこの間に架設した一対のブシユ2(一方のブシ
ユは図に表われない)により対設固定し、かつ各
ブシユ2の外周にローラ3を回転自在に嵌合する
ことにより構成され、またピンリンクBは、互い
に平行な一対の外プレート4をこの間に架設した
一対のピン5(一方のピンは図に表われない)に
て対設固定することにより構成されている。そし
て、ローラチエーンは、上記ピン5をブシユ2内
に回転自在に嵌挿して両リンクA,Bを多数つな
げることにより構成され、両プレート1と4との
間には必要に応じてOリンク等のシール部材6が
介挿される。
る。本発明の第1番目のものを示す第1図におい
て、Aはローラリンク、Bはピンリンクで、ロー
ラリンクAは、互いに平行な一対の内プレート1
をこの間に架設した一対のブシユ2(一方のブシ
ユは図に表われない)により対設固定し、かつ各
ブシユ2の外周にローラ3を回転自在に嵌合する
ことにより構成され、またピンリンクBは、互い
に平行な一対の外プレート4をこの間に架設した
一対のピン5(一方のピンは図に表われない)に
て対設固定することにより構成されている。そし
て、ローラチエーンは、上記ピン5をブシユ2内
に回転自在に嵌挿して両リンクA,Bを多数つな
げることにより構成され、両プレート1と4との
間には必要に応じてOリンク等のシール部材6が
介挿される。
ローラ3はその長さが一対の内プレート1の間
隔lよりも若干短くなつて軸方向に多少変位でき
るようになつており、ブシユ2には、このような
ローラ3の両端面側に位置させて、第2図に示す
ような一対の皿ばね7が嵌合されている。すなわ
ち、ローラ3の一端面と一方の内プレート1との
間、及びローラ3の他端面と他方の内プレート1
との間にそれぞれ皿ばね7が介挿されている。し
たがつてローラ3は、緩衝体として作用する一対
の皿ばね7により軸方向に弾力的に支持されるこ
ととなり、チエーンが振れたときあるいはスプロ
ケツト噛込み時の騒音発生が防止される。また、
この皿ばね7がいわゆるメカニカルシールの作用
をして、ブシユ2とローラ3との間をシールする
こととなる。勿論、ローラ3は単に軸方向の付勢
力を受けているだけなので、スプロケツトに係合
しているローラ3は該スプロケツトの回転に応じ
てスムーズに回転することとなる。
隔lよりも若干短くなつて軸方向に多少変位でき
るようになつており、ブシユ2には、このような
ローラ3の両端面側に位置させて、第2図に示す
ような一対の皿ばね7が嵌合されている。すなわ
ち、ローラ3の一端面と一方の内プレート1との
間、及びローラ3の他端面と他方の内プレート1
との間にそれぞれ皿ばね7が介挿されている。し
たがつてローラ3は、緩衝体として作用する一対
の皿ばね7により軸方向に弾力的に支持されるこ
ととなり、チエーンが振れたときあるいはスプロ
ケツト噛込み時の騒音発生が防止される。また、
この皿ばね7がいわゆるメカニカルシールの作用
をして、ブシユ2とローラ3との間をシールする
こととなる。勿論、ローラ3は単に軸方向の付勢
力を受けているだけなので、スプロケツトに係合
しているローラ3は該スプロケツトの回転に応じ
てスムーズに回転することとなる。
ここで、前記皿ばね7は、その外径がローラ3
の外径よりも大きくされると共に、ローラ3の端
面側へ向けて膨出した形状すなわち一対の皿ばね
7がローラ3の外広がりのフランジを構成するよ
うな形状とされている。これにより、スプロケツ
トに対する噛込みが行われるときは、スプロケツ
ト8の歯8aは、その彎曲した面側壁8b(第3
図参照)が先ず皿ばね7に弾力的に接触してこれ
を撓めた後ローラ3に接触することとなり、この
段階で衝撃が緩和され、この噛込み時における騒
音発生がより一層防止される。
の外径よりも大きくされると共に、ローラ3の端
面側へ向けて膨出した形状すなわち一対の皿ばね
7がローラ3の外広がりのフランジを構成するよ
うな形状とされている。これにより、スプロケツ
トに対する噛込みが行われるときは、スプロケツ
ト8の歯8aは、その彎曲した面側壁8b(第3
図参照)が先ず皿ばね7に弾力的に接触してこれ
を撓めた後ローラ3に接触することとなり、この
段階で衝撃が緩和され、この噛込み時における騒
音発生がより一層防止される。
なお、皿ばね7は、一個のローラリンクAに対
して計4個設けられることとなるが、板面にそれ
ぞれブシユ2が貫通する一対の嵌合孔を備えかつ
該各嵌合孔の周縁を皿ばねとして一方向へ膨出さ
せた細長い板材を用いれば、該1枚の板材により
ローラ3の同一端面側に位置する2個の皿ばね7
の作用を行わせることができ、部品点数の減少を
図れるものである。
して計4個設けられることとなるが、板面にそれ
ぞれブシユ2が貫通する一対の嵌合孔を備えかつ
該各嵌合孔の周縁を皿ばねとして一方向へ膨出さ
せた細長い板材を用いれば、該1枚の板材により
ローラ3の同一端面側に位置する2個の皿ばね7
の作用を行わせることができ、部品点数の減少を
図れるものである。
第4図〜第8図はダンパ付スプロケツトに適用
して好都合な本発明の第2番目のものを示し、第
1番目の発明と同一構成要素には同一符号を付し
てある。このものにおいては、前述した皿ばね7
に代えて、第7図または第8図に示すような形状
の緩衝板9A,9Bを用いたものである。すなわ
ち、緩衝板9Aは、細長い板材により形成され
て、平板部9aと、平板部9aに長手方向に間隔
あけて開口された一対の嵌合孔9bと、該各嵌合
孔9bの周縁を一方向へ膨出させた皿ばね部9c
と、平板部9aの両長手側側端面より略90゜屈曲
されて伸びる一対の包被部9dと、各包被部9d
の長手方向中央部を内方へ彎曲された彎曲凹部9
eとを備えている。この包被部9dの屈曲高さt1
は内プレート1の幅t2よりも大きくなつており、
また彎曲凹部9eの曲率半径Rは、内プレートの
長手側側端面1aの中央部に形成された彎曲凹部
1bの曲率半径rよりも大きくなつている。そし
て、実施例では、皿ばね部9bの膨出方向と包被
部9dの屈曲方向とは反対方向とされている。
して好都合な本発明の第2番目のものを示し、第
1番目の発明と同一構成要素には同一符号を付し
てある。このものにおいては、前述した皿ばね7
に代えて、第7図または第8図に示すような形状
の緩衝板9A,9Bを用いたものである。すなわ
ち、緩衝板9Aは、細長い板材により形成され
て、平板部9aと、平板部9aに長手方向に間隔
あけて開口された一対の嵌合孔9bと、該各嵌合
孔9bの周縁を一方向へ膨出させた皿ばね部9c
と、平板部9aの両長手側側端面より略90゜屈曲
されて伸びる一対の包被部9dと、各包被部9d
の長手方向中央部を内方へ彎曲された彎曲凹部9
eとを備えている。この包被部9dの屈曲高さt1
は内プレート1の幅t2よりも大きくなつており、
また彎曲凹部9eの曲率半径Rは、内プレートの
長手側側端面1aの中央部に形成された彎曲凹部
1bの曲率半径rよりも大きくなつている。そし
て、実施例では、皿ばね部9bの膨出方向と包被
部9dの屈曲方向とは反対方向とされている。
このような緩衝板9Aは、1個のローラリンク
Aに対して2個設けられている。すすなわち、緩
衝板9Aは、一対のローラ3の両端面側に位置さ
せて配置され、その嵌合孔9bにブシユ2を貫通
させて平板部9aがローラ3と内プレート1との
間に介挿されている。そして、一対の緩衝板9A
に皿ばね部9cによりローラ3をその軸方向両側
から押圧し、一対の包被部9eにより内プレート
1の長手側側端面1aを包被する。このとき、前
述した寸法の関係上、包被部9dは内プレート1
を越えてその外側へ更に突出して外プレート4近
傍にまで伸び、また両彎曲凹部9eと1bとの間
には間隙δが形成されることとなる。
Aに対して2個設けられている。すすなわち、緩
衝板9Aは、一対のローラ3の両端面側に位置さ
せて配置され、その嵌合孔9bにブシユ2を貫通
させて平板部9aがローラ3と内プレート1との
間に介挿されている。そして、一対の緩衝板9A
に皿ばね部9cによりローラ3をその軸方向両側
から押圧し、一対の包被部9eにより内プレート
1の長手側側端面1aを包被する。このとき、前
述した寸法の関係上、包被部9dは内プレート1
を越えてその外側へ更に突出して外プレート4近
傍にまで伸び、また両彎曲凹部9eと1bとの間
には間隙δが形成されることとなる。
したがつて、ダンパ付のスプロケツトのダンパ
に対しては、包被部9dの広い面積で接触するこ
ととなり、摩耗の度合が低いものとなる。また、
ダンパに接触するときは、彎曲凹部9eがその板
ばね作用により弾力的に撓められることとなるか
ら、スプロケツトに対する噛込み時の騒音防止が
スプロケツトのダンパ効果と合せてなお一層良好
なものとなる。そして、包被部9dの内プレート
1より外側へ突出する部分は、シール部材6をも
覆うこととなるため、該シール部材6の保護及び
シール性の向上が図れるものである。なお、緩衝
板9Aは、ブシユ2に対する嵌合作用、皿ばね部
9cの弾力作用、及び包被部9dの包被作用によ
り、ローラリンクAに対して振動を伴うことなく
強固に取り付けられることとなる。
に対しては、包被部9dの広い面積で接触するこ
ととなり、摩耗の度合が低いものとなる。また、
ダンパに接触するときは、彎曲凹部9eがその板
ばね作用により弾力的に撓められることとなるか
ら、スプロケツトに対する噛込み時の騒音防止が
スプロケツトのダンパ効果と合せてなお一層良好
なものとなる。そして、包被部9dの内プレート
1より外側へ突出する部分は、シール部材6をも
覆うこととなるため、該シール部材6の保護及び
シール性の向上が図れるものである。なお、緩衝
板9Aは、ブシユ2に対する嵌合作用、皿ばね部
9cの弾力作用、及び包被部9dの包被作用によ
り、ローラリンクAに対して振動を伴うことなく
強固に取り付けられることとなる。
第8図に示す緩衝板9Bは、平板部9aの中央
部分において両彎曲凹部9e間に跨る透孔9fが
形成されて該両部分9aと9eとの直接の連結が
断たれ、また平板部9aの長手方向端部を嵌合孔
9bと同心的に切欠いて包被部9dの長手方向端
部を自由端9gとしてある。このように、透孔9
fを設けることにより彎曲凹部9eの板ばね作用
が良好となり、また自由端9gとすることにより
スプロケツトに対する噛込み時及び噛合い終了時
に包被部9dがスプロケツトに対して弾力的に当
接、離間することとなり、騒音防止上更に好まし
いものとなる。
部分において両彎曲凹部9e間に跨る透孔9fが
形成されて該両部分9aと9eとの直接の連結が
断たれ、また平板部9aの長手方向端部を嵌合孔
9bと同心的に切欠いて包被部9dの長手方向端
部を自由端9gとしてある。このように、透孔9
fを設けることにより彎曲凹部9eの板ばね作用
が良好となり、また自由端9gとすることにより
スプロケツトに対する噛込み時及び噛合い終了時
に包被部9dがスプロケツトに対して弾力的に当
接、離間することとなり、騒音防止上更に好まし
いものとなる。
なお、皿ばね7あるいは緩衝板9A,9Bは金
属あるいは合成樹脂等により成形されるが、特に
緩衝板9A,9Bはプレスによりあるいは鋳造に
より容易に一体成形できるものである。
属あるいは合成樹脂等により成形されるが、特に
緩衝板9A,9Bはプレスによりあるいは鋳造に
より容易に一体成形できるものである。
以上述べたように本発明の第1番目のものによ
れば、運転時にスプロケツトの歯の彎曲した両側
壁が先ず皿ばねに弾力的に接触してこれを撓める
ことにより衝撃を緩和し、続いてローラに接触す
ることになるので、運転時の騒音を防止できると
共にローラとブシユとの間のシールを行うことが
できる。また本発明の第2番目のものによれば、
第1番目の発明と同様の効果を奏するうえに更
に、ダンパ付スプロケツトのダンパに対する接触
面積が大きくなつて摩耗防止の点で優れたものを
得ることができ、またなお一層の騒音の防止を図
ることができ、さらには、外プレートと内プレー
トとの間に配置されるシール部材をも保護するこ
とができるものである。
れば、運転時にスプロケツトの歯の彎曲した両側
壁が先ず皿ばねに弾力的に接触してこれを撓める
ことにより衝撃を緩和し、続いてローラに接触す
ることになるので、運転時の騒音を防止できると
共にローラとブシユとの間のシールを行うことが
できる。また本発明の第2番目のものによれば、
第1番目の発明と同様の効果を奏するうえに更
に、ダンパ付スプロケツトのダンパに対する接触
面積が大きくなつて摩耗防止の点で優れたものを
得ることができ、またなお一層の騒音の防止を図
ることができ、さらには、外プレートと内プレー
トとの間に配置されるシール部材をも保護するこ
とができるものである。
第1図は本発明の第1番目のものを示す一部断
面図、第2図は第1図に用いた皿ばねの断面図、
第3図はスプロケツトを直径方向に断面した場合
の歯の部分を示す図、第4図は本発明の第2番目
のものを示す一部断面図、第5図は第4図の−
線断面図、第6図は第5図の−線断面図、
第7図は緩衝板の一例を示す斜視図、第8図は緩
衝板の他の例を示す斜視図である。 A……ローラリンク、1……内プレート、1a
……長手側側端面、1b……彎曲凹部、2……ブ
シユ、3……ローラ、7……皿ばね、9A,9B
……緩衝板、9a……平板部、9b……嵌合孔、
9c……皿ばね部、9d……包被部、9e……彎
曲凹部、9f……透孔、9g……自由端。
面図、第2図は第1図に用いた皿ばねの断面図、
第3図はスプロケツトを直径方向に断面した場合
の歯の部分を示す図、第4図は本発明の第2番目
のものを示す一部断面図、第5図は第4図の−
線断面図、第6図は第5図の−線断面図、
第7図は緩衝板の一例を示す斜視図、第8図は緩
衝板の他の例を示す斜視図である。 A……ローラリンク、1……内プレート、1a
……長手側側端面、1b……彎曲凹部、2……ブ
シユ、3……ローラ、7……皿ばね、9A,9B
……緩衝板、9a……平板部、9b……嵌合孔、
9c……皿ばね部、9d……包被部、9e……彎
曲凹部、9f……透孔、9g……自由端。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ローラが回転自在に嵌合されたブシユに、該
ローラの一端面と一方の内プレートとの間及び該
ローラの他端面と他方の内プレートとの間におい
てそれぞれ前記ローラの外径よりも大きく、か
つ、ローラの端面へ向けて膨出させた形状の皿ば
ねを嵌合し、該皿ばねにより前記ローラを軸方向
両側から弾力的に支持したことを特徴とするロー
ラチエーン。 2 特許請求の範囲第1項において、ローラリン
クの前記ローラの同一端面側に位置する一対の皿
ばねを、該ローラリンクの一対のブシユがそれぞ
れ貫通する1枚の板材で形成してなるローラチエ
ーン。 3 1個のローラリンクに対して2個の緩衝板を
用意し、それぞれ前記ローラリンクの一対のブシ
ユが貫通する前記2個の緩衝板の平板部のうち、
一方の平板部を一対のローラの一端面と一方の内
プレートとの間に位置させると共に、他方の平板
部を一対のローラの他端面と他方の内プレートと
の間に位置させ、前記平板部の前記ブシユが貫通
する各嵌合孔周縁を膨出させて形成した皿ばね部
より、前記一対のローラをそれぞれ軸方向両側か
ら弾力的に支持し、前記平板部の両長手側側端よ
りそれぞれ略90゜屈曲されて前記内プレートを越
えて更に外側へ伸びる一対の包被部により、前記
内プレートの両長手側側端面を包被し、前記各包
被部の長手方向中央部に形成された彎曲凹部の曲
率半径を、前記内プレートの両長手側側端面中央
部に形成された彎曲凹部の曲率半径よりも大とし
て該両彎曲凹部間に間隙を持たせたことを特徴と
するローラチエーン。 4 特許請求の範囲第3項において、前記緩衝板
の平板部に透孔を開口して該平板部と前記彎曲凹
部との直接の連結を断つてなるローラチエーン。 5 特許請求の範囲第3項または第4項におい
て、前記緩衝板の包被部の長手方向両端部をそれ
ぞれ自由端としてなるローラチエーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3880879A JPS55132442A (en) | 1979-03-31 | 1979-03-31 | Roller chain |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3880879A JPS55132442A (en) | 1979-03-31 | 1979-03-31 | Roller chain |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55132442A JPS55132442A (en) | 1980-10-15 |
JPS6160296B2 true JPS6160296B2 (ja) | 1986-12-20 |
Family
ID=12535581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3880879A Granted JPS55132442A (en) | 1979-03-31 | 1979-03-31 | Roller chain |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55132442A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH055315Y2 (ja) * | 1985-01-22 | 1993-02-12 | ||
JPS6334325A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-15 | Tokai Rubber Ind Ltd | 弾性継手 |
JPS6324427U (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-18 | ||
JP4835133B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2011-12-14 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの安全装置 |
JP2010179980A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Tsubakimoto Bulk Systems Corp | 粉粒体搬送コンベヤ用チェーン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4896345U (ja) * | 1972-02-18 | 1973-11-15 |
-
1979
- 1979-03-31 JP JP3880879A patent/JPS55132442A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55132442A (en) | 1980-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5062721A (en) | Rolling bearing with sleeve | |
JP4824351B2 (ja) | ガスケット | |
JP4644378B2 (ja) | ブラシシール装置 | |
JPS6140847B2 (ja) | ||
JPH0147651B2 (ja) | ||
JPS581304B2 (ja) | チエ−ン伝動装置 | |
JPS6160296B2 (ja) | ||
US6383105B1 (en) | Guide plate for a silent chain | |
JPS60234127A (ja) | よじり振動止め装置 | |
JP3567424B2 (ja) | 回転振動ダンパ又はねじり弾性クラッチ | |
KR850006583A (ko) | 댐퍼 디스크(damper disk)의 조립체(組立體) | |
JP2590244Y2 (ja) | ディスクブレーキにおける摩擦パッドの支持装置 | |
KR980010041A (ko) | 댐퍼 디스크 어셈블리 | |
JP3100895B2 (ja) | シール付きチェーン | |
JPS58211022A (ja) | かみあわせカツプリング | |
US6074318A (en) | Low-noise roller chain having rollers which include elastic member protrusions to prevent collision of the rollers with inner plates | |
JPH0577632A (ja) | スタビライザ取付装置 | |
JP3719288B2 (ja) | トルク変動吸収ダンパ | |
JP3773308B2 (ja) | 動力伝達用チェーンのばねリンク | |
JPH0648038B2 (ja) | シールチェーンの製造方法 | |
JPH1038035A (ja) | 騒音防止チェーン | |
JP7376334B2 (ja) | ダンパ装置 | |
JPH0220502Y2 (ja) | ||
JPS6311399Y2 (ja) | ||
JPH0213774Y2 (ja) |