JPS6159296B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6159296B2
JPS6159296B2 JP51072726A JP7272676A JPS6159296B2 JP S6159296 B2 JPS6159296 B2 JP S6159296B2 JP 51072726 A JP51072726 A JP 51072726A JP 7272676 A JP7272676 A JP 7272676A JP S6159296 B2 JPS6159296 B2 JP S6159296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
nmr
mol
trimer
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51072726A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52156805A (en
Inventor
Masahiro Ozawa
Tadaaki Komatsu
Masaaki Matsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP7272676A priority Critical patent/JPS52156805A/ja
Publication of JPS52156805A publication Critical patent/JPS52156805A/ja
Publication of JPS6159296B2 publication Critical patent/JPS6159296B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なパーフルオロノネニルエーテル
類およびその合成方法に関する。 ヘキサフルオロプロペンはF-イオンの存在下
に不活性溶媒中でオリゴメル化反応し容易に二量
体と三量体の混合物を与える。これらのオリゴマ
ーは適当な官能基を導入することにより、界面活
性剤、繊維処理剤、消火剤、含フツ素シラン系表
面処理剤等の中間体となるが、目的に応じた官能
基を自由に導入することは極めて困難であり、こ
の点がオリゴマーの利用上の難点になつていた。 本発明者らはオリゴマーへの官能基の導入方法
について種々研究を行なつたところ、三量体と脂
肪族アルコールを縮合剤の存在下、不活性溶媒中
で反応させることにより上記の目的に応じた官能
基を有するパーフルオロノネニルエーテル類を合
成できることを見出し本発明に到達した。 すなわち、本発明は下記の一般式(1)で表わされ
るパーフルオロノネニルエーテルに関する。 Rf−O−(CH2−CH2−O)a−(Ar)b−Q (1) 〔式中Rfは{(CF32CF}2C=CFCF3、(CF32C
=C(CF2CF3)CF(CF32からF原子1個を除
いた残基を、aは0〜10、bは1〜0の整数、た
だしa=0、b=1の組合せは除く、Arはフエ
ニレンである。Qは(CF2oX(式中、nは1〜
4の整数、Xはハロゲン、SO3M、OH、
【式】を表わし、Mはアルカリ金属もし くはHを表わす。)アルキルC3〜18のアルケニル
またはRfを表わす(たゞしQがアルキルの場合
はb=1である) ヘキサフルオロプロペンをF-イオンの存在下
に不活性溶媒中でオリゴメル化すると通常三量体
は〔1〕、〔2〕の構造の異性体平衡混合物
(〔1〕/〔2〕=1/2.0〜2.5−モル比−)とし
て得られる。また若干の〔3〕も生成するが、主
として〔3〕を得たいときは、既に本発明者らが
提案している方法により、〔1〕および〔2〕の
混合物をアセトニトリル中でKF−18−クラウン
−6を触媒として異性化すればよい。 〔1〕 {(CF32CF}2C=CFCF3 〔2〕 (CF32C=C(CF2CF3)CF(CF32 〔3〕 (CF32CFCF=C(CF3)CF2CF2CF3 これら異性体は本発明の反応に対して若干異な
つた反応性を示し、異性体〔1〕と〔3〕はその
まゝでアルコールと脱HF縮合反応してパーフル
オロノネニルエーテルを与えるが、異性体〔2〕
はそのまゝでは反応しにくい。しかし適当な反応
条件、例えば、後述する縮合剤として第三級アミ
ン類あるいはアルカリ金属の弱酸の塩、溶媒とし
ては非プロトン性極性溶媒、モノ(ジ、トリまた
はテトラ)エチレングリコール類、エーテル類の
1種またはそれ以上を用い、縮合剤は原料あるヘ
キサフルオロプロペン三量体の当モル以上を用い
る。更に反応温度は0℃〜100℃好適には室温か
ら80℃で10分〜10時間の反応条件を選択するを選
択することにより縮合反応系中で〔2〕→〔1〕
への異性化反応を併発させることができるので、
そのような条件下では〔1〕、〔2〕および〔3〕
の混合物を原料とすることも可能である。生成物
の分折は、該磁気共鳴スペクトル(NMR)、赤外
吸収スペクトル(IR)、質量分析(Mass)により
行なつた。 異性体〔1〕とアルコールとの縮合反応は次に
示すような機構で進み〔A〕と〔B〕の混合物を
与える。 (数字は19F化学シフト値を表わす。CF3CO2H外
部基準、ppm) 〔A〕、〔B〕の19F NMR化学シフト値はRの
種類による影響を殆んど受けないため、生成物の
19Fおよび1H−NMRスペクトルから容易にパーフ
ルオロノネニルエーテルの生成を確認することが
できる。また異性体〔3〕を原料とした場合に
は、パーフルオロノネニル基の構造は不明である
が、〔1〕の場合と同様の機構で進むものと考え
られる。 本発明に含まれるパーフルオロノネニルエーテ
ル類は、ヘキサフルオロプロレン三量体を脱HF
縮合剤の存在下で縮合反応において活性な官能基
(例えば、−COOH、−SO3H、第一および第二ア
ミン等)を持たない脂肪族アルコール類と脱HF
縮合反応することにより得られる以下に示すよう
な化合物をいう。各化合物はそれぞれ右側に記し
たアルコールと三量体との反応により合成され
る。なお−SO3H基のような活性な基をもつ誘導
体を合成する場合には、金属塩のような本反応に
不活性な形にしておき縮合反応後に加水分解すれ
ばよい。
【表】 これらの化合物のうちポリオキシエチレン鎖を
有するものは非イオン系界面活性剤、−SO3Naを
有するものはアニオン系界面活性剤として有用で
ある。また未端にハロゲンを有するものは第三級
アミンとの反応により第四級アンモニウム塩型の
界面活性剤となる。(5)のように二重結合を有する
ものは単独あるいは共重合により繊維処理剤(発
水、発油、防汚処理剤)として利用できる。 本反応は不活性溶媒中で第三級アミンあるいは
K2CO3、Na2CO3、NaHCO3等のようなアルカリ
金属の弱酸の塩を縮合剤として用い、通常は0〜
100℃でおこなわれる。 三量体〔1〕又は〔1〕および〔3〕を原料と
して使用する場合は、縮合剤、溶媒には上記範囲
に含まれている大部分のものが使用可能である
が、〔2〕を原料中に含む場合は反応中に〔2〕
→〔1〕の異性化を併発する必要があり、そのよ
うな縮合剤、溶媒の組合わせとしては次のような
ものがある。 縮合剤:トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリ−n−ブチルアミン、N・N′−テトラメ
チルエチレンジアミン、1・4−ジアザビシク
ロ〔2・2・2〕オクタン、スパルテイン、
1・8−ジアザビシクロ〔5・4・0〕ウンデ
セン−7等の第三級アミン類あるいはK2CO3
ようなアルカリ金属の弱酸の塩 溶媒:ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、アセトニトリル、スルホランのような非
プロトン性極性溶媒、モノ−(ジ、トリまたは
テトラ)エチレングリコール、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類 上記の縮合剤、溶媒以外の組合せを用いた場合
でも〔2〕の〔1〕への異性化が起るに十分な反
応温度で長時間反応を目的とするパーフルオロエ
ーテルを得ることができる。縮合剤は反応させよ
うとするヘキサフルオロプロペン三量体と等モル
以上存在すればよい。 次に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説
明する。 実施例 1 パーフルオロノネニル−2−クロルエチルエー
テル(C9F17OCH2CH2Cl)の合成 滴下ロート、ジムロートコンデンサー、温度計
を備えた20cc三つ口フラスコに三量体4.5g
(0.01モル、〔1〕/〔2〕/〔3〕=33.4/65.9/
0.7)、エチレンクロルヒドリン0.81g(0.01モ
ル)、アセトニトリル10ccを入れオイルバス中で
50℃に保つ。次いで反応液をマグネツクスターラ
ーで激しく撹拌しながらトリエチルアミン1.0g
(0.01モル)を約5分間で滴下した。1時間撹拌
を続け、得られた均一液を氷中に投入し全量を約
50ccとして生成物5.22g(粗収率96.7モル%)を
分離した。このものは沸点170〜173℃/760mmHg
を示し、19F、1H−NMR、IRおよびMassスペク
トル分析によりC9F17OCH2CH2Clであることを
確認した。19F−NMR;三量体とアルコールの反
応生成物に特有の吸収が認められた(〔A〕:
〔B〕≒1:5.9)。1H−NMR;(測定条件;
TMS内部標準、τ値、neat)、5.9ppm(t、−
OCH2−、2H)、6.4ppm(t、−CH2Cl、2H)
Mass;M/e431(C9F17、5.6)、63(−
CH2CH2Cl、100)、65(−CH2CH2Cl、31.3) 実施例 2〜4 溶媒、反応条件を若干変更した他は実施例1と
同様に三量体とエチレンクロルヒドリンを反応さ
せた結果を表−1に実施例2〜4として示した。
(三量体、溶媒、縮合剤の使用等は実施例1に準
じた)
【表】 参考例 1 三量体として〔2〕を使用した以外は実施例4
と同様にして23時間反応させたが
C9F17OCH2CH2Clの収率は約5モル%にすぎな
かつた。生成物の構造は実施例4と一致し、反応
終了後にも三量体は異性体〔2〕の構造のままで
あつたことから〔2〕はそのままの構造では縮合
反応性を持たないことがわかる。 実施例 5 パーフルオロノネニル−4−クロルブチルエー
テル{C9F17O(−CH2)−4Cl}の合成 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕/
〔3〕=56.1/38.5/5.1)、4−クロルブタノール
1.08g(0.01モル)、トリエチルアミン1.1g
(0.011モル)をアセトニトリル10ccを溶媒として
実施例1と同様の方法で室温で反応させた。反応
温度は反応熱により22゜〜27℃まで上昇した。5
時間後に得られた均一液を氷中に投入し、全量を
約50ccとして生成物5.5g(粗収率100%)を分離
した。生成物は沸点103.5〜104℃/15mmHgの液
体で19F、1H−NMR、赤外によりC9F17O(−CH2
−)4Clであることを確認した。19F−NMR;三量
体とアルコールの反応生成物に基づく特徴的なス
ペクトルを示した(〔A〕;〔B〕≒1:6)。
1H−NMR(測定条件、TMS内部標準、τ値、
neat)6.06ppm(−OCH2−、2H)、6.55ppm
(−CH2Cl、2H)、8.17ppm(−CH2−、4H) 実施例 6 2−(2′−クロルエトキシ)エチル−パーフル
オロノネニルエーテル
(C9F17OCH2CH2OCH2CH2Cl)の合成 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕/
〔3〕=59.7:39.5:0.4)、エチレングリコールモ
ノクロルエチルエーテル1.24g(0.01モル)、ト
リエチルアミン1.1g(0.011モル)をN・N−ジ
メチルホルムアミド10cc中で実施例1と同様の方
法で80℃で反応した。30分後に得られた均一溶液
を氷中にあけ全量を約50ccとし生成物5.0g(粗
収率90.1モル%)を分離した。生成物は沸点112
〜113℃/21mmHgの液体であり、19F、1H−
NMR;赤外によりC9F17OCH2CH2OCH2CH2Clで
あることを確認した。19F−NMR;三量体と脂肪
族アルコールの反応生成物に基づく特徴的なスペ
クトルを示した(〔A〕:〔B〕≒1:4.7)。1H
−NMR;(測定条件;TMS外部標準、τ値、
neat)、5.8〜6.3ppm(C9F17OCH2−、2H)、6.3
〜6.8ppm(その他、6H) 実施例 7 ジエチレングリコール−モル(及びジ)−パー
フルオロノネニルエーテル
{C9F17OCH2CH2OCH2CH2OH及び
(C9F17OCH2CH2)−2O}の合成 三量体4.5g(0.01モル、組成は実施例5と同
じ)、ジエチレングリコール1.06g(0.01モル)、
トリエチルアミン1.1g(0.011モル)をアセトニ
トリル10cc中で室温(24〜27℃)で実施例1と同
様の方法で反応させた。反応溶液は二層に分離し
ていたが、これを水中に投入して全量を約50ccと
し生成物4.45g(使用した原料の80重量%)を分
離した。生成物を蒸留すると沸点128℃/12mmHg
の溜分と同じ減圧度において浴温180℃でも溜出
しない高沸分が得られ、それぞれジエチレングリ
コールのモノおよびジ−パーフルオロノネニルエ
ーテルを主成分として含むことを19F、1H−
NMR、IR、Massスペクトルから確認した。IR;
モノエーテルは3400cm-1に−OHに基づくブロー
ドな吸収を示した。19F−NMR;モノ−、ジエー
テルのいずれも三量体と脂肪族アルコールの縮合
反応生成物に基づく特徴的なスペクトルを示し
た。(〔A〕:〔B〕≒1:5.3)。1H−NMR;
(測定条件;TMS外部基準、τ値、neat)、モノ
エーテル、6.1ppm、6.6ppm(帰属は明きらかで
ない)、ジエーテル、6.1ppm(C9F17OCH2−、
4H)、6.5ppm(−CH2OCH2−、4H)、Mass;
(モノエーテル) M/e 517(M−OH、0.4)、475(M−
OCH2CH2OH、0.3)、431(C9F17、3.2)、89
(C4H9O2、5.5)、69(CF3、31.2)、45
(CH2CH2OH、100)、(ジエーテル) M/e 519(C9F17OCH2CH2OCH2CH2、7.4)、
475(C9F17OCH2CH2、5.1)、431(C9F17
35.2)、69(CF3、100)、45(CH2CH2OH、
55.1) 実施例 8 パーフルオロノネニル−アリルエーテル
(C9F17OCH2CH2=CH2)の合成 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕=60/
40)、アリルアルコール0.58g(0.01モル)、トリ
エチルアミン1.1g(0.01モル)をアセトニトリ
ル10ccを溶媒として室温(23〜30℃)で実施例1
と同様の方法で反応させた。6時間後に反応液を
水中にあけ全量を約50ccとして生成物3.9g(粗
収率80.0モル%)を得た。生成物は沸点71〜
73.5/28mmHgの液体であり、19F、1H−NMR、
IR、MassによりC9F17OCH2CH=CH2であること
を確認した。19F−NMR、三量体と脂肪族アルコ
ールとの反応生成物に特徴的なスペクトルを示し
た(〔A〕;〔B〕≒0:100)。1H−NMR;(測
定条件、TMS内部標準、τ値、neat)
【式】 4.5〜5.0ppm(Ha、Hb、2H)、 ca4.2(Hc、1H) ca5.66ppm(−OCH2−、2H) Mass;M/e488(M、0.57)431(C9F17
0.34)419(M−CF3、2.3)119(C2F5、2.1)
69(CF3、27.7)42(C3H6、3.4)41(C3H5
100) 実施例 9 パーフルオロノネニル−2−ブテニルエーテル
(C9F17OCH2CH=CHCH3)の合成 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕/
〔3〕=40.0/58.7/1.3)、クロトニルアルコール
(93%トランス型)0.72g(0.01モル)、トリエチ
ルアミン1.1g(0.011モル)をアセトニトリル
10ccを溶媒として室温119〜24℃)で実施例1と
同様の方法で反応させた。反応後は二層に分離し
ていたが、生成物の分離を完全にするため氷中に
投入し全量を約50ccとして生成物4.62g(粗収率
92.0%)を得た。生成物は沸点75℃/17mmHgの
液体であり、19F、1H−NMR、Mass、IRから
C9F17OCH2CH=CHCH3であることを確認した。
19F−NMR;三量体と脂肪族アルコールとの反応
生成物に特徴的なスペクトルを示した。(〔A〕:
〔B〕≒0:100)。1H−NMR;(測定条件、
TMS内部標準、τ値、neat)、4.37ppm(m.c.、
=CH、2H)、5.73ppm(d、−CH2−、2H)、
8.32ppm(d、−CH3、3H) 実施例 10 2−スルホエチル−パーフルオロノネニルエー
テル(C9F17OCH2CH2SO3H)の合成 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕/
〔3〕=40.0/58.7/1.3)、イセチオン酸ナトリウ
ム1.48g(0.01モル)、トリエチルアミン1.1g
(0.011モル)をN・N−ジメチルホルムアミド
10ccを溶媒として室温(27℃)で実施例1と同様
の方法で反応させた。6時間後に反応を止め、固
体を別後、液に氷を加え全量を約50ccとした
のち濃度塩により塩酸酸性としエーテルで抽出し
た。芒硝で乾燥後、エーテルを溜去してワツクス
状の固体0.7gを得た。生成物は、10重量%p−
トルイジン塩酸溶液を加えp−トルイジン塩とし
たのち、19F、1H−NMR、IRにより
C9F17OCH2CH2SO3Hの生成を確認した。p−ト
ルイジン塩{C9F17OCH2CH2SO3
【式】としての19F、1H− NMRスペクトル値、19F−NMR;三量体と脂肪
族アルコールとの反応生成物に特徴的なスペクト
ルを示した(〔A〕:〔B〕≒1:6.9)。1H−
NMR;(測定条件、TMS内部標準、τ値、
CDCl3溶液)、0.9ppm(−NH3、3H)、2.65ppm
(−ph、4H)、6.07ppm(−CH2−、2H)、
7.0ppm(−CH2−、2H)、7.79ppm(−CH3
3H) C9F17OCH2CH2SO3Hの添加により水の表面張
力は以下のように変化した。 界面活性剤濃度 表面張力 g/ dyne/cm(20℃) 0.01 56.3 0.10 38.5 0.50 33.5 1.00 26.5 3.00 20.5 実施例 11 ポリエチレングリコール−p−ノニルフエニル
−パーフルオロノネニルエーテル の合成(=5) 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕/
〔3〕=56/38.5/5.5)、ポリエチレングリコール
r−p−ノニルフエニルエーテル(平均重合度
5)4.4g(0.01モル)、トリエチルアミン1.1g
(0.011モル)をアセトニトリル10ccを溶媒として
実施例1と同様にして室温(20〜25℃)で反応さ
せた。4時間後に得られた均一液を氷中にあけ全
体を約50ccとすると水−アセトニトリル層(上
層)と生成物層に分かれる。下層を分離したのち
上層を塩化メチレン、エーテルで連続的に抽出
し、抽出液を生成物と合し芒硝で乾燥後、溶媒を
溜去して粘調な液体7.8g(粗収率90.0%)を得
た。生成物は19F、1H−NMR、IRスペクトルによ
【式】であるこ とを確認した。(〔A〕:〔B〕≒1:4.3)。平均
重合度10のものについても同様に実験し粗収率
93.6%で を得た(〔A〕:〔B〕≒1:6.4)。 C9F17O(−CH2CH2O−)oC6H4−C9H19の添加に
より水の表面張力は以下のように変化した。 界面活性剤濃度 表面張力 g/ dyne/cm(20℃) 0.001 29.5 0.010 25.5 0.050 17.0 0.060 15.8 実施例 12 ポリエチレングリコールオレイルパーフルオロ
ノネニルエーテル{C9F17O(−CH2CH2O−)o
C18H35}の合成(=6) ポリエチレングリコール−p−ノニルフエニル
エーテルのかわりにポリエチレングリコールモノ
オレイル(平均重合度6)を使用した以外は実施
例11と同様にして実験し粗収率88.3モル%で
C9F17O(−CH2CH2O−)6C18H35を得た。生成物の
構造は19F、1H−NMR、IRにより確認した。19F
−NMR;三量体と脂肪族アルコールの反応生成
物に特徴的なスペクトルを示した(〔A〕:
〔B〕≒1:5)。1H−NMR;(測定条件、TMS
外部標準、τ値、neat)、4.95ppm(=CH)およ
び約5:7の強度比で6.4〜7.0ppm(−
CH2CH2O−)と8.0〜9.3ppm(−C18H35)に吸収
が認められた。 平均重合度10のものについても同様にして実験
し粗収率90.4モル%でC9F17O(CH2CH2O−)
10C18H35を得た。 実施例 13 パーフルオロノネニル−2−クロルエチルエー
テル(C9F17OCH2CH2Cl)の合成(三量体
〔3〕使用) 三量体として〔3〕を主として含むものを使用
し(〔1〕/〔3〕=5/95)、反応温度を室温
(24〜25℃)とした以外は実施例1と同様にして
実験し、反応液を氷中に投入して全量を約50ccと
することにより生成物5.1g(粗収率100%)を分
離した。得られた生成物は沸点66〜67℃/14mm
Hgの液体で、19F、1H−NMR、IR、Massスペク
トルによりC9F17OCH2CH2Clであることを確認
した。 実施例 14 パーフルオロノネニル−2・3−エポキシプロ
ピルエーテル 三量体4.5g(0.01モル、〔1〕/〔2〕/
〔3〕=58.7:40.0:1.3)、グリシドール0.74g
(0.01モル)、トリエチルアミン1.1g(0.011モ
ル)をアセトニトリル10ccを溶媒とし室温(23〜
27℃)で実施例1と同様の方法で1時間反応し
た。得られた均一溶液を水中に投入して全量を約
50ccとし生成物4.7g(粗収率100%)を得た。生
成物は沸点91.2〜92℃/16mmHgの液体であり
19F、1H−NMR、IR、Massスペクトルにより
【式】であることを確認した。19 F−NMR、三量体と脂肪族アルコールとの反応
生成物に特徴的なスペクトルを示した(〔A〕:
〔B〕≒1:5.7)。1 H−NMR;(測定条件;TMS内部標準、τ値、
neat)5.7〜6.4(broad)、6.7〜7.7(broad) IR;3000cm-1(weak、エポキシメチレン基)
3050cm-1(weak、末端エポキシメチレン基)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1)で表わされるパーフルオロノネニル
    エーテル。 Rf−O−(CH2−CH2−O)a−(Ar)b−Q (1) 〔式中Rfは{(CF32CF}2C=CFCF3、(CF32C
    =C(CF2CF3)CF(CF32からF原子1個を除
    いた残基を、aは0〜10、bは1〜0の整数(た
    だしa=0、b=1の組合せは除く)、Arはフエ
    ニレンである。Qは(CH2oX(式中、nは1〜
    4の整数、Xはハロゲン、SO3M、OH、
    【式】を表わし、Mはアルカリ金属もし くはHを表わす。)アルキル、C3〜18のアルケニ
    ルまたはRfを表わす(たゞしQがアルキルの場
    合はb=1である)〕。 2 構造式{(CF32CF}2C=CFCF3の化合物お
    よび/または(CF32C=C(CF2CF3)CF
    (CF32の化合物を含有するヘキサフルオロプロ
    ペン三量体を縮合剤の存在下、縮合反応において
    活性な置換基を有さない脂肪族アルコールと溶媒
    中で脱フツ化水素反応させて、式(1) Rf−O−(CH2−CH2−O)a−(Ar)b−Q (1) (式中、Rf、a、b、Ar、Qは前述の通り。) で表わされる化合物を製造する方法。 3 構造式、(CF32C=C(CF2CF3)CF
    (CF32のものを含有するヘキサフルオロプロペ
    ン三量体を、縮合剤としての第3級アミンもしく
    はアルカリ金属の弱酸塩の存在下、そして溶媒と
    して非プロトン性極性溶媒、モノ(ジ、トリまた
    はテトラ)エチレングリコールまたはエーテル類
    を用いることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載の方法。
JP7272676A 1976-06-22 1976-06-22 Novel perfluorononenyl ethers and their preparation Granted JPS52156805A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7272676A JPS52156805A (en) 1976-06-22 1976-06-22 Novel perfluorononenyl ethers and their preparation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7272676A JPS52156805A (en) 1976-06-22 1976-06-22 Novel perfluorononenyl ethers and their preparation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52156805A JPS52156805A (en) 1977-12-27
JPS6159296B2 true JPS6159296B2 (ja) 1986-12-16

Family

ID=13497637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7272676A Granted JPS52156805A (en) 1976-06-22 1976-06-22 Novel perfluorononenyl ethers and their preparation

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS52156805A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01176697U (ja) * 1988-06-01 1989-12-15

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635411B2 (ja) * 1985-04-11 1994-05-11 株式会社ネオス パ−フルオルノネニルオキシフエネチルアルコ−ルおよびその製造法
FR2637506B1 (fr) * 1988-10-10 1993-04-30 Szonyi Istvan Nouveaux liquides emulseurs pour la production de mousse extinctrice; leur production et leur utilisation
US5187269A (en) * 1989-02-10 1993-02-16 Daikin Industries Ltd. Fluorine-containing cellulose derivative
JP4750477B2 (ja) * 2005-06-08 2011-08-17 株式会社ネオス 含フッ素エーテル化合物及びその製造方法
JP4772387B2 (ja) * 2005-06-08 2011-09-14 株式会社ネオス ノニオン系含フッ素界面活性剤及びその製造方法
JP4786983B2 (ja) * 2005-09-21 2011-10-05 株式会社ネオス 含フッ素ポリエーテル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117727A (ja) * 1974-03-07 1975-09-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117727A (ja) * 1974-03-07 1975-09-16

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01176697U (ja) * 1988-06-01 1989-12-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52156805A (en) 1977-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3389160A (en) Dialkylamino hydroxy organosilicon compounds and derivatives thereof
JPH0552819B2 (ja)
JPS6159296B2 (ja)
Riley et al. The synthesis of fluoroether-fluorosilicone hybrid polymers
US7847117B2 (en) Process for preparing alkyl(methoxymethyl)trimethylsilanylmethylamines
US2502433A (en) Acetals of oxy and polyoxy
CN111201222A (zh) 具有不饱和基团的环状碳酸酯的制造方法和新型环状碳酸酯
KR870000899B1 (ko) 치환된 트리플루오로옥세탄의 제조방법
JP2772846B2 (ja) 含フッ素アリルエーテルおよびその製造法
WO2009096265A1 (ja) 含フッ素エポキシドの製造方法
Chernikova et al. Synthesis and properties of ionic liquids with siloxane-functionalized cations
US4864040A (en) Monohalogenotrifluorooxetane and its preparation
JPS63255288A (ja) 含フッ素有機ケイ素化合物の製造方法
JP3851318B2 (ja) 樹脂組成物のためのエーテル助溶剤
JP2813025B2 (ja) 含フッ素アリルエーテルおよびその製造法
JPS6342626B2 (ja)
RO'B et al. The reaction of hexafluoropropene oxide with grignard reagents
JPS6110534A (ja) 2−(ペルフルオロアルケニルオキシ)エチルアクリレ−トもしくはメタクリレ−ト
JPH0118907B2 (ja)
JPS6322530A (ja) パ−フルオロアルキルアルケノ−ルの製造方法
US5580992A (en) Olefinic monomers containing pendant perfluorinated cyclic ether moieties
KR102476922B1 (ko) 광기능성 아조벤젠 화합물을 포함하는 조성물
SU891655A1 (ru) Способ получени бис-(алкоксиметил)-селенидов
JPH0237904B2 (ja)
US5214177A (en) Fluorinated organic silicon compounds and method for making