JPS6322530A - パ−フルオロアルキルアルケノ−ルの製造方法 - Google Patents

パ−フルオロアルキルアルケノ−ルの製造方法

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JPS6322530A
JPS6322530A JP62165563A JP16556387A JPS6322530A JP S6322530 A JPS6322530 A JP S6322530A JP 62165563 A JP62165563 A JP 62165563A JP 16556387 A JP16556387 A JP 16556387A JP S6322530 A JPS6322530 A JP S6322530A
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alkali metal
reaction
temperature
carried out
solvent
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JP62165563A
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クラウス・ラープ
ヨハンナ・ペシユル
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/58Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by elimination of halogen, e.g. by hydrogenolysis, splitting-off
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C33/00Unsaturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C33/40Halogenated unsaturated alcohols
    • C07C33/42Halogenated unsaturated alcohols acyclic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/09Geometrical isomers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は次式(II) Ry CH2CH(Hal) (CH2)n OH(I
I)(式中RFはC−原子数1〜18のパーフルオロア
ルキル基を、nは1〜6の整数を、Halはハロゲン原
子を示す。) なるパーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとイオン塩
基とを溶剤の存在下に反応させることによって次式(I
) RF−CH=CH−(CH2)n−OH(I )(式中
RF及びnは上述の意味を有する。)なるパーフルオロ
アルキルアルケノールを製造する方法に関する。
この様な方法は米国特許第3,285,975号明細書
から及び英国特許第1.Lot、049号明細書から公
知である。パーフルオロアルキルハロゲンヒドリンの反
応(脱ハロゲン化)に対する塩基として、KOH,Na
OH又はアルカリ金属アルコラード、たとえばナトリウ
ムエチラート及びカリウムメチラートを使用し、溶剤と
してメタノール、エタノール又はこのアルコールと水と
の混合物を使用する。この方法は目的のパーフルオロア
ルキルアルケノールを比較的少ない収量で生じるという
欠点を有する。更に反応は多かれ少なかれ多量の所望さ
れない副生成物、たとえば弐RF−CH2−CH(0H
)−CH2−OCH3なる一部フルオロ化されたエーテ
ルアルコール及び(又は)式特開昭52−144610
号公報(ダーウエントリポート05434A )からパ
ーフルオロアルキルプロペノールの製造方法は公知であ
る(この化合物は、上記式(I)に於てnが1である場
合に生じる。)。この際パーフルオロアルキルヨードプ
ロペノール(この化合物は、上記式’(II )に於て
Halが1である場合に生じる。)と特定の第三アミン
とを低誘電率を有する溶剤、たとえばジ及び(又は)メ
チルエチルケトン(これラバ非プロトン性溶剤である。
)の存在下にあるいは高誘電率を有する溶剤、たとえば
メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド及び(
又は)ジメチルスルホキシドの存在下に反応させる。
この方法の特別な欠点は、第二反応成分としての特定の
第三アミンに起因することである。この方法にも上述の
、所望されない副生成物、特に一部フルオロ化されたエ
ポキシド、すなわちパーフルオロアルキル−1,2−エ
ポキシブロパンを形成することにある。この形成は特に
高誘電率を有する溶剤を使用した時に生じる。
したがって本発明はパーフルオロアルキルアルケノール
の冒頭に示した方法−この方法に於て第二反応成分とし
て簡単外塩基性化合物(イオン塩基)を使用する−を、
目的のアルケノールが高収率で得られ反応の際に前記又
は他の副生成物の著しい量が生じない様に改良すること
にある。
次式(IF) RF CH2CH(Hal)  (CH2)n OH(
II)(式中RFはC−原子数1〜18のパーフルオロ
アルキル基を、nは1〜6の整数ヲ、Halはハロゲン
原子を示す。) なるパーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとイオン塩
基とを溶剤の存在下に反応させることによって次式(I
) RF−CH=CH−(CH2)n−OH(I )(式中
RF及びnは上述の意味を有する。)なるパーフルオロ
アルキルアルケノールヲ製造する本発明による方法は、
パーフルオロアルキルハロゲンヒドリンをアルカリ金属
の炭酸塩と1:0.5〜1.5のモル割合で、アルカリ
金属の炭酸水素塩又は炭酸水素アルキルアンモニウムと
1:1.01〜20モル割合で、非プロトン性及び極性
溶剤の存在下に実質上二酸化炭素がもはや生じなくなる
まで反応させ、次いで反応生成物から目的のバーフルオ
ロアルキルアルケノールー化合物を単離する、但し、ア
ルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ金属の炭酸水素塩を使
用する場合は、反応を80〜150℃の温度で、炭酸水
素アルキルアンモニウムを使用する場合は、反応を一5
〜90℃の温度で実施することを特徴とする。
パーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとアルカリ金属
の炭酸塩とを本発明によれば1:0.5〜1.5、好ま
しくは1:0.6〜1のモル割合で使用する。パーフル
オロアルキルハロゲンヒドリンとアルカリ金属の炭酸水
素塩及び炭酸水素アルキルアンモニウムとを1:1.0
1〜2、好ましくは1:1.1〜1,5のモル割合で使
用する。
アルカリ金属の炭酸塩を使用する場合及びアルカリ金属
の炭酸水素塩を使用する場合、パーフルオロアルキルハ
ロゲンヒドリンの脱ハロゲン化である本発明による反応
を80〜150℃、好ましくは90〜130℃の温度で
実施する。脱ハロゲン化剤として炭酸水素アルキルアン
モニウムを使用した場合、−5〜90℃の温度で反応を
実施する。使用される炭酸塩及び炭酸水素塩に基づき本
発明による反応に於て二酸化炭素を生じる。反応の終了
を二酸化炭素−形成の減少及び停止によって示す。本発
明による反応の反応時間は一般に5〜20時間である。
使用サレルハーフルオロアルキルハロゲンヒドリンに特
異的に適合する反応温度を保った場合、パーフルオロア
ルキルハロゲンヒドリンと炭酸水素アルキルアンモニウ
ムとの反応は、目的化合物を高収率で生じる点で特に有
利に進行することが判明した。したがって上記式(II
)(II=1)なるパーフルオロハロゲンヒドリン(こ
れは3−パーフルオロアルキル−2−ハロゲンプロパノ
−ルー1である。)の場合、先ず一5〜25℃、好まし
くは0〜20℃の温度をパーフルオロアルキルハロゲン
プロパツールを実質上使い果すまで保ち、次いで実質上
二酸化炭素がもはや生じなくなるまで40〜90℃、好
ましくは50〜70℃の温度で保つのが特に有利である
。この温度に関して二段階反応工程で、第一段階で中間
体として環状カーボネートを生じる。これを第二段階で
、すなわち高められた反応温度でまだ存在する炭酸水素
アルキルアンモニウムの存在下(これは触媒量で十分で
アル。)目的のパーフルオロアルキル ールニ変エル。パーフルオロアルキルプロペノールの収
率は特に太きい。反応を最初から高められた温度で実施
し、したがって中間体へ移行させない場合、パーフルオ
ロアルキルプロペノールと共に所望されないエポキシド
も形成する。
次の反応式は二段階反応を図示するものである(RF及
びHalは上述の意味を有する。):RF CH2CH
(Hal) CH20H+(CH3)4NHCO3→記
載した低温度で得られるポリフルオロ化された、環状カ
ーボネートを本発明に於ては単離せず、記載した高めら
れた温度に加熱して、反応混合物中にまだ存在する炭酸
水素アルキルアンモニウム(これは触媒量で十分である
。)を目的の3−パーフルオロアルキル− ン−1−オールに変える。
炭酸水素アルキルアンモニウムと前記式(II=2〜6
)なるパーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとの反応
の場合、40〜90℃、好ましくは50〜70℃の反応
温度を保つのが好ましい。パーフルオロアルキルハロゲ
ンヒドリンとアルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ金属の
炭酸水素塩との反応に於けると同様に、目的のパーフル
オロアルキルアルケノールの極めて高収率を達成するた
めに中間体を経る反応を導くことは不必要である。比較
的低い温度40〜90℃、好ましくは50〜70℃は炭
酸水素アルキルアンモニウムがアルカリ金属の炭酸塩及
びアルカリ金属の炭酸水素塩に比して反応性であること
から生じる。
式(I)及び(■)に於けるパーフルオロアルキル基R
FはC原子数1〜18、好捷しくは2〜10の非分枝状
又は分枝状アルキル基、好ましくは非分校状アルキル基
である。パーフルオロアルキルは数種のパーフルオロア
ルキル基の混合物であってもよい。nは1〜6、好まし
くは1〜2、特に1の整数である。Halは式(I)及
び(II)に於てノ・ロゲン原子、好ましくはブロム−
又はヨード原子である。RF−基に対する例と11、I
J又は15である、(CF3 )2 CF− (CF2
 )2− 。
(CF3CF2CF2XCF3)2C−、 (CF3)
2CF−(CF2)じ。
HCF2−CF2− 、 HCF’2 − (CF2 
)3 − 。
本発明によシ使用されうるパーフルオロアルキルハロゲ
ンヒドリンはすでに以前から知られている。本発明によ
シ使用されうるアルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ金属
の炭酸水素塩はナトリウム−及びカリウム−化合物が好
ましい。
本発明により使用されうる炭酸水素アルキルアンモニウ
ム中のアルキル基は好ましくはC,〜CφCブーキル基
、特にメチル−又はエチル基である。炭酸水素アルキル
アンモニウムのウチ、炭酸水素テトラアルキルアンモニ
ウムが好マシい。
本発明による反応を非プロトン性及び極性溶剤の存在下
に実施する。適するこの様な溶剤はジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド、スルホラン、テトラメチル尿素及
びアセトニトリルであシ、但しジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン及びアセ
トニトリルが好ましい。アルカリ金属の炭酸塩及びアル
カリ金属の炭酸水素塩を使用する場合ハ、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリ
ドンが特に適する溶剤であり、炭酸水素アルキルアンモ
ニウムを使用する場合は、アセトニ) IJルが特に適
する溶剤であることが明らかである。パーフルオロアル
キルハロゲンヒドリンが実質上可溶であり、炭酸塩及び
炭酸水素塩が実質上不溶である溶剤の量は広い範囲内を
変化することができる。
合目的的理由から、使用されるハロゲンヒドリン、炭酸
塩又は炭酸水素塩及び溶剤から十分に攪拌可能な懸濁液
が生じる様に多量の溶剤を用イル。一般ニバーフルオロ
アルキルハロゲンヒドリンモルあたり溶剤0.1〜15
11好ましくは0. 2〜21を使用する。
本発明による反応を一般に出発化合物と溶剤を反応容器
中に導入し、得られた懸濁液を攪拌下に反応温度となし
、その後反応が進行する様にして実施する。室温より低
い反応温度である場合、出発化合物、溶剤及び懸濁液の
対応する冷却を行う。反応の経過を上記二酸化炭素−発
生及び(又は)NiVIR−スペクトル分析で追跡する
ことができる。
反応終了後、目的のパーフルオロアルキルアルケノール
の単離は、反応生成物を水中に取る様にして実施するの
が好ましい。この場合有機層と水性層を形成する。有機
層は実質上目的のパーフルオロアルキルアルケノールか
う成す、水性層は水と存在する水溶性化合物から成る。
有機層の分離後、この層を蒸留処理して、特に純粋ナパ
ーフルオロアルキルアルケノールが得られる。
本発明による方法によれば、目的のパーフルオロアルキ
ルアルケノールが高収率で得られる。
この方法によればまだ所望されなかった副生成物が全く
又はほとんど生じない。パーフルオロアルキルハロゲン
ヒドリンの他に第二成分として本発明により使用されう
る塩基、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属の炭酸水
素塩及び炭酸水素アルキルアンモニウムは極めて簡単な
化合物である。これは本発明による方法のもう一つの大
きい利点である。
更に本発明を例によって詳述する。
例1 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する500m1
− 二頭フラスコ中にCF3CF2−CH2−CHI−
CH20H60,8g (0,2モル)、KHCO33
0g (0,3モ/’ )及びN−メチルピロリドン2
00mAヲ導入する。
懸濁液をCO2−発生が終了するまで14時間100℃
で攪拌する。室温に冷却後、フラスコ内容物を濾過する
。ろ液に水約0.5A?を加え、液状褐色下層を分液漏
斗で分離する。N−メチルピロリドン/水−上層を数回
ジエチルエーテルで抽出する。−緒にされたジエチルエ
ーテル−抽出物及び液状褐色下層を一緒にジエチルエー
テルの除去後、水流ポンプ減圧で蒸留する。8ミリバー
ルで沸点39〜43℃を有する留分は無色の、液状トラ
ンス−CF3CF2−CH= CH−CH20H及び少
量のシス−CF3 CF2−CH=CH−CH20Hか
ら成る。トランス−CF3 CF2−CH= CH−C
H20Hの収率は理論値の65重量%であシ、シス−C
F3CF2−CH=CH−CH20Hの収率は理論値の
4重量%である。
これらの化合物をIH−、13C−及び19F−聴一ス
ベクトル分析で同定する。
例2 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する21−二頭
フラスコ中にCF3(CF2)5CH2−CHI−CH
20H352,8g(0,7モル)、KHCO3105
g(1,05モル)及びジメチルアセトアミド1400
mAを導入する。
懸濁液を8時間100℃で、C02−発生が終了するま
で攪拌する。室温に冷却後、沈殿したKI及び過剰のK
HCO3をテ去する。−液に水約21を加え、液状褐色
下層を分液漏斗で分離する。
下層を10回夫々水200m1で振とり抽出し、ジメチ
ルアセトアミドを除去する。その後水流ポンプ減圧でス
プリットチューブカラムを介して蒸留する。9−10ミ
IJバールで沸点85〜88℃を有する留分は無色の液
状トランス−CF3 (CF2 )5−CH=CH−C
H20H及び少量のシス−CF5 (CF2 )5 =
CH=CH−CH20Hから成る。トランス−CF3 
(CF2 )5−CH=CH−CH20Hの収率は理論
値の85重量%であり、シス−CF3 (CF2)5−
CH=CH−CH20Hの収率は理論値の6重量%であ
る。これらの化合物を H−、C−及び F−NMR−
スペクトル分析で同定する。
例3 例2をくり返し行うが、ジメチルアセトアミド1400
m1の代りにジメチルホルムアミド600m1を使用し
、100℃で8時間の代りに100℃10時間攪拌する
。トランス−CF3 (CF2 )5−CH=CH−C
H20Hの収率は理論値の75重量%であり、シス−C
F3(CF2 )s −CH=CH−CH20Hの収率
は理論値の5重量%である。
例4 例2をくり返し行うが、ジメチルアセトアミド1400
 mllの代りにN−メチルピロリドン700m1lを
使用し、100℃で8時間の代りに100℃で10時間
攪拌する。トランス−CF3 (CF2 )s CH=
CH−CH20I(の収率は理論値の77重量%であり
、シス−CF3 (CF’2 )!5−CH=CH−C
H20Hの収率は理論値の5重量%である。更に比較的
短い反応時間のために蒸留残留物中にまだ式 %式% なる固形カーボネート5重量%が存在する。これはより
長い反応時間で所望の化合物に変わる。
例5 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する500m1
−二頭フラスコ中にCF3 (CF2 )5−CH2−
CHl−CH20H50,4g (0,1モル)、N(
CH3)4 HCO316,2g C0,12モル)及
びアセトニ) IJル300 mlを導入する。
懸濁液を6時間15〜20℃で、その後5時間65℃で
攪拌する。涙過の後、アセトニトリルを大部分除去し、
液状残渣に水を加える。液状褐色下層を分液漏斗で分離
し、水流ポンプ減圧で蒸留する。トランス−CF3 (
CF2 )5−CH= CH−CH,20Hの収率は理
論値の78重量%であり、シス−CF3(CF2 )5
−CH=CH−CH20Hの収率は理論値の2重量%で
ある。更に所望されなかった副生キシドが理論値の約1
重量%で生じる。
例6 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する500m1
−二頭フラス=を中にCF3 (CF2 )s −CH
2−CHl−CH20H100,8g(0,2モ#)、
Na2C0315,9g(0,15モル)及びジメチル
アセトアミド300m1を導入する。懸濁液を12時間
、110℃でCO2−発生が終了するまで攪拌する。室
温に冷却後、フラスコ内容物に本釣0.51を加える。
液状褐色下層を約10回水で撮とう抽出し、水流ポンプ
減圧で蒸留する。トランス−CF6(CF2)5−CH
=CH−CH20Hの収率は理論値の77重量%であり
、シス−CF3(CF2 )5−CH=CH−CH,2
0Hの収率は理論値。
の6重量%である。
例7 例6をくり返し行うが、Na2 CO315,9gの代
りにに2CO320,”、 g(0,15モル)を使用
する。トランス−CF3(CF2 )5−CH=部−C
H20Hの収率は理論値の28重量%であり、シス−C
F3 (CF2 )s −CH=CH−CH20Hの収
率は理論値の6重量%である。
例8 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する5oomg
−二頭フラスコ中にCF5 (CF2)5−CH2−C
Hl−CH20H100,8g(0,2モル)、NaH
CO338,6g (0,4モル)及ヒジメチルアセト
アミド300m1を導入する。
懸濁液を10時間、125℃でCO2−発生が終了する
まで攪拌する。後処理は例6に於けると同様に行われる
。蒸留後、トランス−CF3 (CF2 )5−CH=
CH−CH20Hは理論値の66重量%、シス−CF3
 (CF2 )s −CH= CH−CH20Hは理論
値の6重量%で得られる。
例9 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する500m1
−二頭フラス=を中にCF3 (CF2 )s −CH
2−CHl−CH2−CH20H51,8g (0,1
モル)、KHCO315g(0,15モル)及びジメチ
ルアセトアミド200mA!を導入する。懸濁液を8時
間、95〜100℃でCO□−発生が終了するまで攪拌
する。フラスコ内容物を濾過し、ろ液に水0.5eを加
える。液状下層を分液漏斗で分離し、数回攪拌しながら
水洗し、次いで蒸留する。約10ミリバールで沸点85
〜88℃を有する無色の液状留出物はトランス−CF5
(CF2 )5−CH=CH−CH2−CH20H(収
率:理論値の66重量%)、シス−CF3 (CF2 
)5−CH= CH−CH2−CH20H(収率:理論
値の11重量%)及びトランス−CF3 (C:F2 
)5−CH2−CH=CH−CH20H(収率:理論値
の6重量%)を含有する。
例10 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する11−二頭
フラスコ中にCF3 (CF2 )7−CH2=CHI
 −CH20H436,7g(0,72モル)、K)I
C03108g(1,08モル)及びジメチルアセトア
ミド550 m7を導入する。
懸濁液を14時間100〜105℃でCO2−発生が終
了するまで攪拌する。室温に冷却後、K■及び未反応の
KHCO3を涙去する。涙液に水11を加え、液状褐色
下層を分液漏斗で分離する。懸濁液を約10回攪拌しな
がら水洗し、その後水流ポンプ減圧でスプリットチュー
ブカラムを介して蒸留する。6〜8ミリバールで沸点1
02〜110℃を有する留出物は無色の液状トランス−
CF3(CF2)7−CH=CH−CH20H及び少量
ノシスーCFs (CF2)7−CH=CH−CH20
Hから成る。トラフ ス−CF3 (CF2 )7−C
H=CH−CH20Hの収率は理論値の80重量%であ
り、シス−CF3(CF2)7−CH=CH−CH20
H(7)収率は理論値の6重量%である。
本発明による例中、目的のパーフルオロアルキルアルケ
ノールが高収率で得られる。大抵の場合、所望されない
副生成物はほとんど生じない0 比較例1 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する500m1
−三頚フラスコにメタノール130 ml中のCF3(
CF2)5−CH,2−CHl−CH20H100,8
g (0,2モル)及びKOH15,7g (0,28
モル)を導入する。混合物を9時間還流温度(69℃)
で攪拌する。その後メタノールの約2/3を常圧で留去
し、残りのフラスコ内容物に水を加える。液状下層を水
洗し、蒸留する。7ミリバールで沸点79〜81℃を有
する留出物はトラフ ス−CF3 (CF2 )s −
CH=CH−CH20H(収率:理論値の34重量%)
及びCF3(CF2)s −CH2−CH(OH)−C
H2−OCH3(収率:理論値の46重量%)から成る
比較例2 還流冷却器、攪拌器及び内部温度計を有する500m1
−二頭7 ラス:I中K CF3 (CF2 )5−C
H2−CHICH20H100,8g (0,2モル)
、KOH14g (0,25モル)及びジメチルアセト
アミド800m1を導入する。
フラスコ内容物を10時間90〜100 ’Cで攪拌し
、その後室温で水0.51を加える。褐色下層を数回攪
拌しながら水洗し、その後蒸留する。
トランスCF3(CF2)5  CH=CHCH20H
ノ収率は48重量%、シス−CF3(CF2 )5−C
H=CH−CH20Hの収率は3重量%、CF3 (C
F2 )5−CH2−CH−CH2+7)収率は3重量
%である。比較的多量の蒸留残留物はCF3(CF2)
5−CH2−CH(OH)−CH2I 、少量のCF3
(CF2)5−CH2−CH(OH)−CH20H及び
少量ノトラ7 ス−CF3 (CF2 )5  CH=
CHCH20H1ヲ含有スル。
2つの比較例に於て目的のパーフルオロアルキルプロペ
ノールの収量は本発明による例に比してかなり低い。更
に比較例に於て、所望されなかった副生成物、たとえば
一部フルオロ化されたエーテルアルコール(例1)及び
一部フルオロ化されたエポキシド(例2)の比較的多量
が生じる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次式(II) R_F−CH_2−CH(Hal)−(CH_2)_n
    −OH(II)(式中R_FはC−原子数1〜18のパー
    フルオロアルキル基を、nは1〜6の整数を、 Halはハロゲン原子を示す。) なるパーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとイオン塩
    基とを溶剤の存在下に反応させることによつて次式(
    I ) R_F−CH=CH−(CH_2)_n−OH( I )
    (式中R_F及びnは上述の意味を有する。)なるパー
    フルオロアルキルアルケノールを製造するにあたり、パ
    ーフルオロアルキルハロゲンヒドリンをアルカリ金属の
    炭酸塩と1:0.5〜1.5のモル割合で、アルカリ金
    属の炭酸水素塩又は炭酸水素アルキルアンモニウムと1
    :1.01〜2のモル割合で、非プロトン性及び極性溶
    剤の存在下に実質上二酸化炭素がもはや生じなくなるま
    で反応させ、次いで反応生成物から目的のパーフルオロ
    アルキルアルケノール−化合物を単離する、但し、アル
    カリ金属の炭酸塩及びアルカリ金属の炭酸水素塩を使用
    する場合は、反応を80〜150℃の温度で、炭酸水素
    アルキルアンモニウムを使用する場合は、反応を−5〜
    90℃の温度で実施することを特徴とする前記一般式(
    I )なる化合物の製造方法。 2)パーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとアルカリ
    金属の炭酸塩とを1:0.6〜1のモル割合で使用する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3)パーフルオロアルキルハロゲンヒドリンとアルカリ
    金属の炭酸水素塩及び炭酸水素アルキルアンモニウムと
    を1:1.1〜1.5のモル割合で使用する特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 4)アルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ金属の炭酸水素
    塩を使用する場合、反応を90〜 130℃の温度で実施する特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれかに記載した方法。 5)炭酸水素アルキルアンモニウムを使用する場合、反
    応を−5〜90℃の温度で実施し、その際nが2〜6を
    示すパーフルオロアルキルハロゲンヒドリンの場合、反
    応温度を40〜90℃の反応温度に保ち、nが1を示す
    場合、パーフルオロアルキルハロゲンヒドリンを実質上
    使い果すまで−5〜25℃の反応温度を保ち、次いで実
    質上二酸化炭素がもはや生じなくなるまで40〜90℃
    の温度で保つ特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れかに記載した方法。 6)R_FはC−原子数2〜10のパーフルオロアルキ
    ル基である特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    かに記載した方法。 7)nは1である特許請求の範囲第1項ないし第6項の
    いずれかに記載した方法。 8)溶剤としてジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
    アミド、N−メチルピロリドン又はアセトニトリルを使
    用する特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに
    記載した方法。 9)アルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ金属の炭酸水素
    塩を使用する場合、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
    セトアミド、又はN−メチル−ピロリドンを、炭酸水素
    アルキルアンモニウムを使用する場合、アセトニトリル
    を溶剤として使用する特許請求の範囲第1項ないし第8
    項のいずれかに記載した方法。
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