JPS61500233A - 変速切換装置の係止同期装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 変速切換装置の係止同期装置 〔技術分野〕 本発明は変速切換装置の係止同期装置に関する。

〔背景技術〕

かかる装置は例えばツアーンラートファプジークフリードリンヒスファーフｘ７ 　（ＺａｈｎｒａｄｆａｂｒｉｋＦｒｉｅａｒｉｃｈｓｈａｆｅｎ）ムＧ社発行 の文献＠ＺＦ−Ｂ−８ｐｅｒｒｅｙｎｃｈｒｏｎｉｓｉｅｒｕｎｇＰ　４２２９ ０／Ｒ２９６４−３６７”、ドイツ連邦共和国特許第１４５０８２５号明細書、 ドイツ連邦共和国特許第２９１５９６５号明細書およびドイツ連邦共和国特許出 願公開第２２１７１２２号公報で知られている。

これらすべての装置は、同期リングあるいはシフトスリーブに配置された係止面 が、シフトスリーブを介しての同期体と歯車との間のかみ合い接続を、円錐状に 形成された摩擦手段を介して同速か得られるまでの間阻止する点において共通し ている。摩擦面は一方では同期体に円周方向隙間を隔てて相対回転不能に接続さ れ−ている少なくとも１つの同期リングに形成され、他方では連結すべき歯車な いしこの歯車におけるクラッチ面に付設されている、最近の変速切換装置に配置 されているかかる係止同期装置は、変速段の切り換えをかなり単純にし、必９１ に応じて特に大形の工業用自動車の変速切換装置、′において同期装置・Ｋ対し て増強装置も備えられている（ドイツ連邦共和国特許出願公開第２２１７１２２ 号公報参照）。これらすべての同期装置は、たかだか１０°以下の角度を成して 配置されている摩擦面の間の必要な空隙のために、軸方向に幅広く構成されてい る点において共通している。変速切換装置において多くの摩擦手段が、あるいは 変速切換装置に多数の切換クラッチが軸方向に並べて配置される場合、構造長さ はかなり影響されろ。この関係においてこの摩擦対のために損失トルクが生ずる 。摩擦円錐体を装備した係止同期装置の別の欠点は、円錐体の内部における半径 方向の変位に非常に敏感であることにある。

〔発明の開示〕 本発明の目的は、摩擦手段の摩擦面の間における大きな軸方向空隙、大きな損失 トルクおよび半径方向の変位に対する感度に関連した欠点を低減するか、あるい は全く除去することのできる係止同期装置を提供することである。

この目的は請求の範囲第１項記載の特徴部分に記載した手段によって達成できる 。

従来における摩擦手段の摩擦面は、対応する切換りラッチが中立位置にある場合 でも常に同期体あるいは歯車のいずれかに接続されているが、歯車に付属された 摩擦面の回転連行は本発明に基づいて中立位置および接続された状態では遮断さ れろ。それによって摩擦面の間の空隙は完全に無くされ、摩擦面の相対運動によ る損失トルクは生じない。この配置構造によって切り換えストロークが短くなる 。歯車に付属された摩擦面の歯車からの切り離しは、不利な作用なしに半径方向 の変位も可能にしている。

請求の範囲第１項および第２項に基づいて本発明は歯車に付属された少なくとも １つの摩擦面を支持している摩擦リングにおける平歯および歯車あるいはクラッ チ体における平歯が相応して形成されている場合、クラッチ投入中においても不 利な作用なしに半径方向の変位ができるので、この形式の同期装置は特に動力分 割形の多重中間軸伝動装置に非常に適している。

本発明に基づく係止同期装置の形態は、請求の範囲第３項記載のように摩擦リン グが両側に摩擦面を有し、単純な第２の同期リングが配置されるだけで済むので 、多数の摩擦手段の配置によって摩擦面を増加するためにも特に適している。請 求の範囲第４項乃至第６項記載に基づく摩擦リングに対する復帰装置の配置によ り、振動が発生する場合でも無負荷運転および接続された位置におけろｌ＃擦リ ングと歯車との思わぬ連結が確実に防止されるので、機能が非常に改善される。

請求の範囲第８項および第９項記載の実施形態は、係止歯を持った同期装置（請 求の範囲第８頌）および係止体と協働するシフトスリーブに係止面を持った同期 装置（請求の範囲第９項）において特に良好な解決策を提案している。

さもなければ歯車ないしクラッチ体に固く接続されている摩擦面を、同速を達成 する作用の間だけ平歯を介して接続し、中立位置ないし接続された位置において 分離するという本発明の原理は、別のすべての係止同期装置にも採用できる。例 えば同期リングに配置され円周方向に作用する係止面を持った同期装置に採用で き、その場合半径方向にのみ移動でき軸方向に揺動する係止体と協働する。

〔図面の簡単な説明〕

第１図は２つの摩擦手段と係止歯とから形成された係止同期装置を有している二 重切換クラッチの断面図、第２図は第１図のＵ−Ｕ線に沿う断面図、第３図は第 １図における連行−復帰用中空ばねの範囲の断面図、第４図はクラッチ体におけ る平歯の方向に見た正面図、および第５図は１つの摩擦手段とシフトスリーブに おける係止面とを持った第１図に相応した二重切換クラッチの断面図である。

〔発明を実施するための最良の形態〕

第１図は従動軸ＩＫ固く接続された同期体２を持った二重切換クラッチの一部を 断面図で示し、この同期体２は周知のように軸方向に移動可能なシフトスリーブ ３を支持している。同期体２の両側には従動軸１の上に回転可靜に支持され歯４ １を備えた歯車４が配置されている０周知のように歯車４に接続されて（・るク ラッチ体５には、シフトスリーブ３の歯３１と協働するクラッチ歯５１および平 歯５２も形成されて（・る。

同期体２には円周方向において半径方向に移動できる押圧棒６も支持され、この 押圧棒６は中立位置にお（・てばね圧でシフトスリーブ３の凹所３２に押圧され ている。

周知のように軸方向においてクラッチ体５と同期体２との間に第１の同期リング ７が配置され、この同期リング７は同期体２に円周方向に隙間を隔てて接続され 、係止歯７１を有している。同じ軸平面内にお（・て半径方向内側に第２の同期 リング８があり、これヲマ同期体２に円周方向に隙間を隔てて接続されて（・る 。両方の同期リング７．８の間において自由に移動できる摩擦リング９は、半径 方向に形成された両方の摩擦面９１のほかに、クラッチ体５の方向に狭（・歯９ ３と広い歯溝９４を持った平歯９２を有している（第２図参照）、摩擦リング９ の厚さおよびそれに伴って平歯９２の幅は、クラッチ体５における平歯５２に対 して、歯車４と摩擦リング９が半径方向に相対変位できるように決められている 。

第２図は特に摩擦リング９の平歯９２並びにクラッチ体５の平歯５２における狭 い歯９３．５３および幅広い歯溝９４，５４を示している。

半径方向内側に配置された第２の同期リング８は好ましくは連行体８１の範囲に おいてばね８３を介して薗５３および歯溝５４を持ったクラッチ体５における平 歯の考え得る形状は、第２図に関連して第４図から明らかである。第４図に示さ れた緩衝傾斜部５６は、同期過程が終了した場合に摩擦リング９を中立位置に向 けて移動させる。

同期装置は次のように作用する。

第１図に示されているような切換クラッチの中立位置において、押圧棒６はシフ トスリーブ３の凹所３２によって中央位置に保持されている。クラッチ体５およ び摩擦リング９における平歯５２％９２はかみ合っておらず、自由に運動できる 摩擦リング９は軸方向内側位置にある。摩擦リング９と再同期リング７．８との 間の両摩擦手段は摩擦リング９を連行する働きをするので、この摩擦リング９は 同期リング２０回転数と一回転方向で連行して回転する。周知のように例えば変 速レバーを介してシフトスリーブ３が右に向けて調整されると、押圧棒６は同様 に右に移動されて同期リングアを押圧するので、この同期リング７、摩擦９およ び第２の同期リング８は同様にクラッチ体５の方向に移動される。その場合摩擦 リング９の貨９３は異なった回転数で回転するクラッチ体５の歯溝５４にかみ合 い、このことは平歯の適切な形成によって助長される。

沈み込み深さが浅い場合でも既に半径方向外側の同期リング７と摩擦リング９と の間の摩拵対が優位に作用するので、同期体２と歯車４０回転数が異なっている 地合、同期体２は一方の終端位置に変位される。その場合係止歯７１は周知のよ うにシフトスリーブ３のそれ以上の軸方向運動を阻止する。摩擦リング９の質量 が小さく、投入過程中における同期リング７．８の摩擦接続が比較的緩く、両方 の平歯５２．９２が誰の形成に関して歯幅と歯溝との比率が優位に形成されてい るために、クラッチ体５への摩擦リング９の連結は容易に行われる。これにより 第２の同期リング８の外側に向けられた端面８４はクラッチ体５に接触する。摩 擦リング９と両方の同期リング７．８との間の両方の摩擦手段を介して同速とな り、係止歯７１および押圧棒６を越えて一層シフトスリーブ３を押圧した場合、 係止が外され、シフトスリーブ３は同期体２とクラッチ体５およびそれに伴って 歯車４とをクラッチ歯５１を介してかみ合い接続する。同期リング７にもはや軸 方向圧力がかからないので、同期リング７および摩擦リング９は例えば第２の同 期リング８に配置されたばね８３を介して出発位置に戻され、それ罠よって摩擦 リング９は再びクラッチ体５の平歯５２から外れる。

この復帰はクラッチ体５における平歯５２の緩衝傾斜部５６を介しても行われる 。

第５図は第１図と異なり唯一の摩擦手段（摩擦面７２０．９１０）を持った実施 例を示し、係止面３３は周知のようにシフトスリーブ３０に形成され、−係止− 押圧棒６と協働する。同期リングおよび奪擦リングを保持し復帰するためのばね の代わりに、クラッチ体における平歯５２に緩衝傾斜５部５６が設けられている だけで（第４図参照）、この緩衝傾斜部５６は切換圧力の除去後に摩擦リング９ ０を突き放すので、摩擦リング９０は再び外れる。なお他の作用は第１図乃至第 ４図に基づいて既に説明したと同じである。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば配置される同期リン グおよびその都度設けられる係止装置の数に関して、上述の実施例を組み合わせ ることもできる０本発明は係止面が係止棒と協働し同期リングに配置されている 係止同期装置にも利用できる。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．同期体および異なった回転数で回転する歯車が、軸方向に移動可能なリング 状のシフトスリープによって、同速の除にかみ合い接続で互いに連結され、その 場合シフトスリープの連結内歯が両方の回転部品の対応した連結外歯に、同期体 とシフトスリープとの間に配置された係止およびないし押圧棒によって係合し、 この係止およびないし押圧棒が連結されていない状態においてシフトスリープの 内側にある凹所に係合し、半径方向中央範囲に軸方向に移動可能な押圧面を有し 、この押圧面が同期体と歯車との間に配置された少なくとも１つの同期リングに ある押圧面に作用的に接続し、両円周方向において同期体とストッパを介して円 周方向に隙間を隔てて連行接続し、その場合歯車に付属された部分が少なくとも １つの同期リングの部分と共に力接続するクラッチを形成し、同期してない場合 に阻止面を介してシフトスリープの軸方向の運動が阻止されるような変速切換装 置の係止同期装置において、前記力接続するクラッチ（９１、７２、８２）の歯 車（４）に付属された部分（１つあるいは複数の摩擦面９１）が、作用位置にお いてのみ歯車（４）と連行接続し、中立位置および投入位置において自由に移動 できることを特徴とする変速切換装置の係止同期装置。 ２．中立位置において自由に移動できる摩擦リング（９）が、作用位置において 平歯（９２）を介して歯車（４）に連行接続することを特徴とする請求の範囲第 １項記載の係止同期装置。 ３．それぞれ１つの摩擦面（７２、８２）を備えた２つの同期リング（８、７） の間に、２つの摩擦面（９１）を持った摩擦リング（９）が配置されていること を特徴とする請求の範囲第２項記載の係止同期装置。 ４．復帰装置（８３）が配置され、この復帰装置（８３）が中立位置において摩 擦リング（９）を直接あるいは同期リング（７、８）の１つを介して軸方向内側 位置に保持し、かみ合い接続後にこの位置に戻すことを特徴とする請求の範囲第 ２項または第３項記載の係止同期装置。 ５．復帰装置がばね（８３）であることを特徴とする請求の範囲第４項記載の係 止同期装置。 ６．復帰装置が平歯（５２、９２）の中に形成され、歯面（５５、９５）の適当 な形状（緩衝傾斜部５６）を介して復帰作用を行うことを特徴とする請求の範囲 第４項記載の係止同期装置。 ７．歯車（４）ないしクラッチ体（５）と摩擦リング（９）との間における平歯 （５２、９２）が、半径方向および円周方向に非常に大きな隙間を有しているこ とを特徴とする請求の範囲第２項ないし第６項のいずれかに記載の係止同期装置 。 ８．各切換クラッチに互いに半径方向に並びそれぞれ１つの摩擦面（７２、８２ ）を持った２つの同期リング（７、８）が付設され、これらの同期リング（７、 ８）の間に２つの摩擦面（９１）およびそれぞれ歯車（４）に向けられた平歯（ ９２）を持った摩擦リング（９）が配置され、半径方向外側の同期リング（７） がシフトスリープ（３）の内歯（３１）と協働する係止歯（７１）を有し、各歯 車（４）に相対回転不能で軸方向に固定してクラッチ体（５）が配置され、この クラッチ体（５）が周知のクラッチ歯（５１）のほかに軸方向内方に向いた平歯 （５２）を有し、その場合互いに協働するクラッチ体（５）および摩擦リング（ ９）における平歯（５２、９２）が半径方向並びに円周方向に隙間を有し、この 隙間が特に切り換えの際に摩擦リング（９）の歯（９３）のクラッチ体（５）の 歯溝（５４）へのかみ合いを助長し、荷重を平衡するために半径方向運動が妨げ られず、その場合半径方向内側に位置する同期リング（８）がばね（８３）を介 して互いに接続されていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の係止同期装 置。 ９．各切換クラッチに同期リング（７０）およびそれぞれ１つの摩擦面（７２０ 、９１０）を持った摩擦リング（９０）が付設され、歯車（４０）に向けられた 平歯（９２０）を持った摩擦リング（９０）が配置され、この平歯（９２０、５ ２０）が半径方向並びに円周方向に隙間を有し、特に切り換えの際に摩擦リング （９０）の歯（９３）のクラッチ体（５）の歯溝（５４）への係合を助長し、そ の場合摩擦リング（９０）および同期リング（７０）が、緩衝傾斜部（５６）を 備え摩擦リング（９０）の歯（９３）における歯面（９５）と協働する平歯（５ ２０）を介して中立位置に押し戻され、その場合係止面（３３）がシフトスリー プ（３０）に配置され、係止および押圧棒（６０）と協働することを特徴とする 請求の範囲第８項記載の係止同期装置。