JPH05118346A - 同期噛合装置 - Google Patents

同期噛合装置

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JPH05118346A
JPH05118346A JP3279603A JP27960391A JPH05118346A JP H05118346 A JPH05118346 A JP H05118346A JP 3279603 A JP3279603 A JP 3279603A JP 27960391 A JP27960391 A JP 27960391A JP H05118346 A JPH05118346 A JP H05118346A
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piece
spline
hub sleeve
chamfer
hub
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JP3279603A
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Mitsuyoshi Yasuda
光良 安田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
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    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
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    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0681Double cone synchromesh clutches

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフト操作時におけるギヤ鳴り、2段入り感
を低減してシフトフィーリングを向上させるとともに、
車両の加減速時のショック、騒音、フレッティング等の
発生を防止する。 【構成】ボルグワーナ式同期噛合装置のスプラインピー
ス14を、第1ピース14Aとこれに周方向へ所定量相
対回転可能に組付けた第2ピース14Bとにより構成
し、第2ピース14Bを弾性部材17で付勢して回転方
向の減速側にガタを確保するとともに、第2ピース14
Bにハブスリーブ12のスプラインチャンファに当接す
る片側チャンファ14eを形成し、ハブスリーブ12を
その摺動時の第2ピース14Bに対する衝撃を弾性部材
17の減速側への撓みにより吸収して、第1ピース14
Aのスプライン14aに噛合させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用手動変速機等に
使用される同期噛合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同期噛合装置のー形式としてボルグワー
ナ式の同期噛合装置に代表されるように、回転シャフト
上の被同期ギヤに組付けられて前記回転シャフト上のク
ラッチハブにスプライン嵌合したハブスリーブの軸方向
への摺動によりシンクロナイザリングのテーパコーンに
係合して前記ハブスリーブと同期し、同ハブスリーブと
のスプライン嵌合により前記被同期ギヤと前記クラッチ
ハブとを結合させるスプラインピースを備えた形式の同
期噛合装置がある。
【0003】ところで、かかる形式の同期噛合装置にお
いては、シフトレバーを手動操作してハブスリーブを軸
方向へ摺動させてシンクロナイザリングを軸方向へ押圧
し、同シンクロナイザリングのテーパコーンをスプライ
ンピースのテーパコーンに圧接して摩擦係合させて同期
作用を発生させている。また、同期完了後ハブスリーブ
はシンクロナイザリングのスプラインと噛合して各スプ
ライン間を貫通するため、この時点ではシンクロナイザ
リングに対する押圧力が解消されてスプラインピースと
ハブスリーブ間で再度相対回転が発生し、ハブスリーブ
と被同期ギヤとの回転数が完全に一致しない状態でこれ
ら両者が噛合を開始し、ギヤ鳴りが発生するとともに変
速操作に2段入り感が発生する。かかる2段入りは操縦
者に対して急激な操作荷重変化をもたらすため、シフト
フィーリング上好ましくない。
【0004】このため、従来変速操作時の2段入りを解
消することが要請され各種の手段が提案されており、例
えば実開昭62−100358号公報に上記手段を備え
た同期噛合装置の一例が示されている。当該同期噛合装
置においては、スプラインピースが、シンクロナイザリ
ングのテーパコーンに係合するテーパコーンを有し被同
期ギヤに一体的に組付けられる固定部材と、ハブスリー
ブのスプラインに噛合するスプラインを有し固定部材に
周方向へ所定量回転可能に組付けられるクラッチギヤと
により構成され、クラッチギヤが被同期ギヤとの間に配
設したバネ部材を介して中立位置に位置決めされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の同期噛合装置においては、ハブスリーブと被同期
ギヤ間のトルク伝達がクラッチギヤおよび同クラッチギ
ヤと周方向に所定間隔の隙間を有する固定部材とからな
るスプラインピースを介してなされるため、車両の加減
速時のショック、騒音等が大きくなる外にスプラインピ
ースにフレッティングが発生する公算が大きい。従っ
て、本発明の目的はこれらの問題を解決することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した形式
の同期噛合装置において、前記スプラインピースを、前
記シンクロナイザリングのテーパコーンに係合可能なテ
ーパコーンおよび前記ハブスリーブのスプラインに噛合
可能なスプラインを有し前記被同期ギヤに一体的に組付
けられる第1のピースと、同第1のピースの前記スプラ
インより前記ハブスリーブ側に位置して同ハブスリーブ
のスプラインチャンファと当接可能なチャンファを有し
前記第1のピースに所定量相対回転可能でかつ弾性部材
を介して回転方向の増速側へ付勢して組付けられる第2
のピースにて構成し、同第2のピースのチャンファを前
記ハブスリーブのスプラインチャンファに対して回転方
向の減速側のみにて当接する片側チャンファ面に構成す
るとともに、前記第1のピースのスプラインと前記第2
のピースのチャンファとの位相を同第2のピースが最大
限相対回転した状態で略一致するように設定したことを
特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用・効果】かかる構成の同期噛合において
は、シフトレバー等の操作によりハブスリーブが軸方向
に摺動するとシンクロナイザリングがハブスリーブに押
圧されて、同シンクロナイザリングのテーパコーンがス
プラインピースを構成する第1のピースのテーパコーン
に係合して同ピースと同期し、ハブスリーブがシンクロ
ナイザリングのスプラインおよび第1のピースのスプラ
インに噛合し、ハブスリーブが被同期ギヤとクラッチハ
ブとを結合させる。これにより、シフトが完了する。
【0008】ところで、当該同期噛合装置においては、
ハブスリーブがシンクロナイザリングと噛合した状態で
さらに軸方向へ摺動すると、先づハブスリーブのスプラ
インチャンファが第2のピースのチャンファの片側チャ
ンファ面に当接し、ハブスリーブは第2のピースを弾性
部材に抗して回転方向の減速側へ相対回転させつつ同ピ
ースのチャンファを押し分けて摺動し、この際第2のピ
ースのチャンファと第1のピースのスプライン歯との位
相が略一致する。
【0009】このため、ハブスリーブの第2のピースに
対する衝撃は同ピースと第1のピースとの間に介在する
弾性部材の撓みで緩衝され、衝撃荷重が著しく低減され
る。また、ハブスリーブの第2のピースのチャンファに
対する押し分け方向は同ピースの回転方向の減速側であ
り、押し分け荷重が著しく低減される。すなわち、ハブ
スリーブの摺動時の衝撃荷重および押し分け荷重が好適
に低減され、2段入り感が小さくてシフトフィーリング
が向上する。
【0010】また、当該同期噛合装置においては、ハブ
スリーブと被同期ギヤ間のトルク伝達がスプラインピー
スを構成する第1のピースを介して行われるが、同ピー
スは被同期ギヤと一体的であることから車両の加減速時
のショック、騒音等の発生が防止されるとともに、フレ
ッティングの発生が抑制される。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
るに、図1には本発明の第1実施例に係る同期噛合装置
が示されている。当該同期噛合装置10は回転シャフト
21上に回転可能に組付けられたドリブンギヤ22の一
側に配設されている。同期噛合装置10はクラッチハブ
11、ハブスリーブ12、シンクロナイザリング13、
スプラインピース14、シフティングキー15およびキ
ースプリング16にて構成されている。なお、ドリブン
ギヤ22は本発明における被同期ギヤに該当する。
【0012】クラッチハブ11はドリブンギヤ22の一
側にて回転シャフト21上に一体的に組付けられてお
り、クラッチハブ11の外周に設けたスプラインにはハ
ブスリーブ12が組付けられている。同ハブスリーブ1
2はスプライン12aにてクラッチハブ11のスプライ
ンに噛合して軸方向へ摺動可能になっており、またシフ
ティングキー15はクラッチハブ11の溝部に位置して
キースプリング16に受承されてハブスリーブ12の係
合凹所に弾撥的に係合している。シンクロナイザリング
13は外周にスプライン13aを有するとともに内周に
テーパコーン13bを有し、クラッチハブ11と後述す
るスプラインピース14との間に配置されていて、その
係合凹所にはシフティングキー15の端部が臨んでい
る。これにより、シンクロナイザリング13はシフティ
ングキー15を介してクラッチハブ11およびハブスリ
ーブ12と一体回転可能である。
【0013】しかして、スプラインピース14は図1〜
図3に示すように第1ピース14Aおよび第2ピース1
4Bにて構成されている。各ピースにおいては、第1ピ
ース14Aおよび第2ピース14Bが本発明における第
1のピースおよび第2のピースに該当する。
【0014】スプラインピース14を構成する第1ピー
ス14Aはリング部と筒部とからなり、リング部は筒部
に嵌着されて一体化されていて、リング部外周にはスプ
ライン14aが形成されているとともに、筒部外周には
テーパコーン14bが形成されている。各スプライン1
4aは所定間隔を保持して等間隔に位置している。かか
る第1ピース14Aはその筒部の内周にてドリブンギヤ
22のボス部に嵌着されて、ドリブンギヤ22と一体に
なっている。
【0015】第2ピース14Bは第1ピース14Aのン
グ部と同様のリング状を呈しており、第1ピース14A
の筒部の外周のスプライン14cにスプライン嵌合して
いる。これら両ピース14A,14Bの各スプライン1
4c,14dは図2に示すように、互いに嵌合された状
態において回転方向に所定の間隙が存在する大きさに形
成されており、互いに嵌合された状態において各間隙に
ゴム等からなる弾性部材17が介在されている。各弾性
部材17は第2ピース14Bを回転方向の増速側(図2
の矢印A方向)へ常時付勢して、同ピース14Bのスプ
ライン14dを第1ピース14Aのスプライン14cに
当接させている。従って、第2ピース14Bは第1ピー
ス14Aに対して回転方向の減速側(図2の矢印B方
向)へ所定量回転可能である。
【0016】第2ピース14Bは外周に片側チャンファ
面に構成されたチャンファ14eを備えている。同チャ
ンファ14eはハブスリーブ12のスプライン12aの
チャンファ部に対して回転方向の減速側のみに当接する
ものであり、第1ピース14Aのスプライン14aとの
位相は第2ピース14Bが最大限相対回転した状態で略
一致するように設定されている。
【0017】このような構成の同期噛合装置10におい
ては、図示しないシフトレバーの操作によりハブスリー
ブ12を軸方向へ摺動させるとシフティングキー15が
ハブスリーブ12と一体的に同方向へ移動し、シンクロ
ナイザリング13をスプラインピース14を構成する第
1ピース14Aへそれぞれ押圧する。これにより、各シ
ンクロナイザリング13および第1ピース14Aの互い
に対向する各テーパコーン13b,14bが摩擦係合
し、同期が開始される。
【0018】ハブスリーブ12がさらに軸方向へ摺動す
るとシフティングキー15がハブスリーブ12の凹所か
ら外れ、ハブスリーブ12のスプライン12aのチャン
ファがシンクロナイザリング13のスプライン13aの
チャンファに当接して、シンクロナイザリング13を第
1ピース14Aに強く押圧し、両テーパコーン13b,
14bの摩擦係合を高めて同期を完了させる。ハブスリ
ーブ12はその後シンクロナイザリング13のスプライ
ン13a間を摺動してスプラインピース14の第2ピー
ス14Bのチャンファ14eに達する。この間に、ハブ
スリーブ12とスプラインピース14との間では再度相
対回転が発生する。図3にはハブスリーブ12がスプラ
インピース14に噛合する状態が模式的に示されてい
る。
【0019】ハブスリーブ12のスプライン12aは先
づ同図(a)に示すように、相対的に回転しているスプ
ラインピース14における第2ピース14Bのチャンフ
ァ14eの片側チャンファ面に当接して、弾性部材17
を回転方向の減速側へ撓ませて第2ピース14Bを同図
(b)に示すように、回転方向の減速側へ回転させつつ
第2ピース14Bのチャンファ14eを押し分けて軸方
向へ摺動する。この際、第2ピース14Bのチャンファ
14eと第1ピース14Aのスプライン14aとの位相
が略一致し、ハブスリーブ12のスプライン12aは同
図(c)に示すように第1ピース14Aのスプライン1
4aに円滑に噛合する。これにより、ドリブンギヤ22
が同期噛合装置10を介して回転シャフト21に結合
し、同シャフト21とドリブンギヤ22とは一体的に回
転する。
【0020】このため、ハブスリーブ12の第2ピース
14Bに対する衝撃は同ピース14Bと第1ピース14
Aとの間に介在する弾性部材17の撓みで緩衝され、衝
撃荷重が著しく低減される。また、ハブスリーブ12の
第2ピース14Bのチャンファ14eに対する押し分け
方向は同ピース14Bの回転方向の減速側であり、押し
分け荷重が著しく低減される。すなわち、ハブスリーブ
12の摺動時の衝撃荷重および押し分け荷重が好適に低
減され、2段入り感が小さくてシフトフィーリングが向
上する。
【0021】また、当該同期噛合装置10においては、
ハブスリーブ12と被同期ギヤ22間のトルク伝達がス
プラインピース14を構成する第1ピース14Aを介し
て行われるが、同ピース14Aは被同期ギヤ22と一体
的であることから車両の加減速時のショック、騒音等の
発生が防止されるとともに、フレッティングの発生が抑
制される。なお、第2ピース14Bのチャンファ14e
の形状については強度およびギヤ抜けに対する影響がな
いため、設計の自由度が高い。また、同期の不良時には
第2ピース14Bのみを交換可能であり、コストの低減
が可能であるとともに、耐摩耗性に優れた別材料にも交
換可能である。
【0022】図4には本発明の第2実施例に係る同期噛
合装置30が示されており、また第5図には本発明の第
3実施例に係る同期噛合装置40が示されている。第1
実施例に係る同期噛合装置10はシングルコーン型の同
期噛合装置であるのに対して、第2実施例に係る同期噛
合装置20はダブルコーン型の同期噛合装置、第3実施
例に係る同期噛合装置40はトリプルコーン型の同期噛
合であり、これらの3つの同期噛合装置10,30,4
0の相違はシンクロナイザリングとスプラインピース間
のコーンクラッチ部の数の違い、およびこれに起因する
構造および作動の違いにあるが、その他の点では基本的
に同じてある。
【0023】第2実施例に係る同期噛合装置30におい
ては、シンクロナイザリング33がアウタリング33a
とインナリング33bの2つのリングにて構成されてい
る。また、スプラインピース34は第1ピース34Aと
第2ピース34Bとにより構成されていて、第1ピース
34Aはリング部とこれとは別体の筒部とにより構成さ
れている。リング部の外周にはスプライン34aが形成
されており、かつ筒部の内外両周にはテーパコーン34
b,34cが形成されている。また、第2ピース34B
は外周部に片側チャンファ面を有するチャンファ34d
を備えている。シンクロナイザリング33においては、
インナリング33bがアウタリング33aに周方向に係
合して同リング33aと一体回転可能になっている。ス
プラインピース34においては、第1ピース34Aを構
成する筒部が第2ピース34Bの長孔34cを貫通した
状態でリング部に周方向に係合し、同リング部と一体回
転可能になっている。なお、第2ピース34Bの長孔3
4cは周方向に延びていて、同ピース34Bの第1ピー
ス34Aに対する相対回転を許容している。
【0024】かかる構成の同期噛合装置30のその他の
構成は第1実施例の同期噛合装置10と同一であり、同
期噛合装置10と同様の作用効果を奏するものである
が、当該同期噛合装置30においてはシンクロナイザリ
ング33とスプラインピース34との間に、アウタリン
グ33aと第1ピース34A間、および第1ピース34
Aとインナリング33b間にそれぞれコーンクラッチが
形成されているので、第1実施例の同期噛合装置10に
比較して同期容量が大きいという利点がある。
【0025】第3実施例に係る同期噛合装置40におい
ては、シンクロナイザリング43がアタリングリング4
3a、ミドルリング43bおよびインナリング43cの
3つのリングにて構成されている。また、スプラインピ
ース44は第1ピース44Aと第2ピース44Bとによ
り構成されていて、第1ピース44Aは被同期ギヤ22
と一体に形成された筒部と、リング部とにより構成され
ている。リング部の外周にはスプライン44aが形成さ
れており、かつ筒部の外周にはテーパコーン44bが形
成されている。シンクロナイザリング43においては、
インナリング43cがアウタリング43aに周方向に係
合して同リング43aと一体回転可能になっており、ま
たミドルリング43bは第2ピース44Bの長孔44c
を貫通した状態でリング部に周方向に係合し、同リング
部と一体回転可能になっている。なお、第2ピース44
Bの長孔44cは周方向に延びていて、同ピース44B
の第1ピース44Aに対する相対回転を許容している。
また、第2ピース44Bは外周部に片側チャンファ面を
有するチャンファ44dを備えている。
【0026】かかる構成の同期噛合装置40のその他の
構成は第1実施例の同期噛合装置10と同一であり、同
装置10と同様の作用効果を奏するものであるが、当該
同期噛合装置40においてはシンクロナイザリング43
とスプラインピース44との間に、アウタリング43a
とミドルリング43b間、ミドルリング43bとアウタ
リング43c間、およびアウタリング43cと第1ピー
ス44A間にそれぞれコーンクラッチが形成されている
ので、第1実施例の同期噛合装置10および第2実施例
の同期噛合装置30に比較して同期容量が大きいという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る同期噛合装置の部分
断面図である。
【図2】同装置における図1の2−2線部分の断面図で
ある。
【図3】同装置におけるハブスリーブのスプラインと、
スプラインピースのスプラインおよびチャンファとの関
係を示す模式的平面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る同期噛合の図1に対
応する断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る同期噛合の図1に対
応する断面図である。
【符号の説明】
10,30,40…同期噛合装置、11…クラッチハ
ブ、12…ハブスリーブ、12a…スプライン、13,
33,43…シンクロナイザリング、33a,43a…
アウタリング、33b,43c…インナリング、43b
…ミドルリング、14,34,44…スプラインピー
ス、14A,34A,44A…第1ピース、14B,3
4B,44B…第2ピース、14a,34a,44a…
スプライン、14b,34b,44b…テーパコーン、
14e,34d,44d…チャンファ、17…弾性部
材、21…回転シャフト、22…被同期ギヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シャフト上の被同期ギヤに組付けられ
    同回転シャフト上のクラッチハブにスプライン嵌合した
    ハブスリーブの軸方向への摺動によりシンクロナイザリ
    ングのテーパコーンに係合して前記ハブスリーブと同期
    し、同ハブスリーブとのスプライン嵌合により前記被同
    期ギヤと前記クラッチハブとを結合させるスプラインピ
    ースを備えた同期噛合装置において、前記スプラインピ
    ースを、前記シンクロナイザリングのテーパコーンに係
    合可能なテーパコーンおよび前記ハブスリーブのスプラ
    インに噛合可能なスプラインを有し前記被同期ギヤに一
    体的に組付けられる第1のピースと、同第1のピースの
    前記スプラインより前記ハブスリーブ側に位置して同ハ
    ブスリーブのスプラインチャンファと当接可能なチャン
    ファを有し前記第1のピースに所定量相対回転可能でか
    つ弾性部材を介して回転方向の増速側へ付勢して組付け
    られる第2のピースにて構成し、同第2のピースのチャ
    ンファを前記ハブスリーブのスプラインチャンファに対
    して回転方向の減速側のみにて当接する片側チャンファ
    面に構成するとともに、前記第1のピースのスプライン
    と前記第2のピースのチャンファとの位相を同第2のピ
    ースが最大限相対回転した状態で略一致するように設定
    したことを特徴とする同期噛合装置。
JP3279603A 1991-10-25 1991-10-25 同期噛合装置 Pending JPH05118346A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056878A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 本田技研工業株式会社 トランスミッションのシンクロ装置
JP2016056877A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 本田技研工業株式会社 トランスミッションのシンクロ装置
KR20180064697A (ko) * 2016-12-06 2018-06-15 현대다이모스(주) 싱크로나이저

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