JPS6147821A - 潜在捲縮能を有するポリエステル繊維 - Google Patents

潜在捲縮能を有するポリエステル繊維

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JPS6147821A
JPS6147821A JP59164743A JP16474384A JPS6147821A JP S6147821 A JPS6147821 A JP S6147821A JP 59164743 A JP59164743 A JP 59164743A JP 16474384 A JP16474384 A JP 16474384A JP S6147821 A JPS6147821 A JP S6147821A
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polyester
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dispersoid
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功刀 克男
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鈴木 東義
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本発明は潜在捲縮能を有するポリエステル繊維に関する
ものである。
b 従来技術 ポリエステル、類にポリエチレンテレフタレートは多(
の優れた特性を有しているため、種々の用途、特に繊維
、フィルムに広く利用されている。
従来、溶融紡糸において、2成分以上の重合体、または
同一成分で極限粘度の異なる重合体を貼υ合わせ構造ま
たは偏心的に配列し、複合紡糸後蔦伸して得られた繊維
を適当な条件で弛緩熱処理を施し捲縮を顕在化せしめ、
その嵩高性を利用し種々の用途へ使われるのはよく知ら
れている。
ポリエチレンテレフタレート1成分とし潜在捲縮能を有
する繊維を得る際、潜在捲縮能を発現させるために、収
縮率、熱応力差を有する他の成分と、して、ポリエチレ
ンテレフタレートでない重合体を用いた場合、ポリエチ
レンテレフタレートの持つ特徴は半減される。
従つ℃ポリエチレンテレフタレートの特徴を生かしつつ
、更に潜在m縮能を有する繊維の躯造法として極限粘度
の異なるポリエチレンテレフタレート重合体をサイトノ
くイサイド製または偏心シースコア型に複合紡糸する方
法が提案されている。
しかしながら極限粘度の大きく異なる成分を用いると、
溶融粘度の差が大きくなり、紡出時ベンディングが起こ
シやすく糸条の断糸が多発し、紡糸安定性が悪くなる。
このように極限粘度の差が大きくなるほど、潜在捲縮能
は向上するが紡糸安定性が低下するという現象が生ずる
C発明の目的 本発明者等は、上記技術の改善について鋭意検討した結
果本発明に到達したのである。
禾発明の目的は、すぐれた潜在捲縮能を有するポリエス
テル繊維を提供することにらる。
一般に重合体に粒子が分散する場合、溶融粘度は増加す
る。これは粒子と重合体との摩擦及び粒子と重合体との
界面現象、即ち、粒子表面に形成された電気二重層によ
り、粒子と重合体とのすべり面Kt気的な粘性上昇効果
が存在することによる。
また、この溶融粘度の上昇は剪断速度が小さいほど著し
い。これは粒子間、あるcqtt粒子と媒体とが網目、
会合等の構造を形成することによる。高剪断速度下では
、この構造が破壊されてしまうため、溶融粘度の上昇が
小さくなる。また一般的に重合体中に分散した粒子は結
晶核剤として働くことが知られて(する。
即ち、分散粒子は結晶核剤として核の発生を促進するが
粒子がgLa化するとともに溶融粘度の上昇、即ち分子
鎖の動きが低下し、従って結晶成長速度は極めて遅くな
り、到達結晶化度も低下する。
本発明者等はこの結晶成長速度及び到達結晶化度の低下
が紡糸延伸後の弛緩熱処理時における収縮率及び熱応力
の増大に関与すると推測し、分散質含有ポリマーの溶融
粘度上昇効果と潜在捲縮能との関係を検討した結果、上
記目的を達成し得ることを知υ本発明に到達したのであ
る。
d 発明の構成 即・ち、本発明は主たるaF)返し単位がアルキレンテ
レフタレートよりなるポリエステル100重量部と下記
条件(1)を満足する分散質0.2〜7重量部とからな
るポリマー囚と該分1aitを実質的に含有しない主た
る繰り返し単位が7ルキレンテレ7タンートであるポリ
マー(B)との2成分からなる繊維で、かつ該繊維(i
)のポリマー囚とポリマーの)の重量比率が20/80
〜s O/2 Qである潜在捲構能を有するポリエステ
ル繊維に関するものでちる。
°条件(I) 固有粘度0.640のポリエチレンテレフタレート10
0重量部に0.2 、7重士部含有せしめ、275℃で
測定した溶融粘度と剪断速度との関係式が下記式(i)
の範囲を満足するような分散質@ rs−ン。
+42    ・・・(1) ここで、式(i)の左辺は、分散lXKよる低剪断速度
における溶融粘度上昇の効果を剪断速度に対する平均変
化率の大!?さとして表わしたもので以下これを溶融粘
度増加/くラメ−ターと呼ぶ。
溶融粘度増加パラメーターと分散質の含有量との関係は
、溶融粘度増加/4ラメ−ターを縦軸2分散質の含有量
を横軸にとると単調増加曲線を描(が、分散質の差は甚
大であシ、曲線の形は様々でおる。このような分散質の
差は1分iti*の粒径1表面形態などの形状による差
はもちろん1分散質粒子の表面電荷等、界面の電気現象
による差、更には粒子間、及び/又は粒子と媒体とかつ
くる網目、会合等の構造による差でおシ、分散粒子と媒
体との複雑な相互作用の結果生ずるものでおる。
なお、本発明におけるポリマーAは低剪断速度下で大幅
に溶融粘度が増大するが、例えば高重合度のポリマーの
ように剪断速反の全領域におい”C増大した溶融粘度を
もつものは、ノズル部での流動(剪断速度103〜l 
g’5ec−υにおいて流れ性が悪化し、負荷も増大す
るため、紡糸安定性が悪化する。しかし、本発明におけ
るポリマー人では、ノズル部での流動のように高剪断速
度下での流動においては、溶融粘度の増加が小さいため
、流れ性にお−1で、なんら劣るところはなく、優れた
紡糸安定性を示す。
本発明者等は、分散粒子が微細かつ安定に分散した際低
剪断速度下で溶融粘度を増加させること及び結晶核剤と
して作用し微結晶が数多く発生しながらも結晶性を低下
させるという知見にもとづき、このように結晶性の低下
したポリマーとこの要因たる分散粒子を実質的に含有し
ないポリマーとを、サイド/<イサイド型または偏心シ
ースコア型である複合繊維、或いは海烏瓜にブレンドし
てなる繊維について潜在捲縮性を検討した結果、前記の
条件(1)を満足する分散質0.2〜7重量部とポリエ
ステル100重量部とからなるポリマーと、該分散質を
実質的に含有しないat lLレッテルとを2成分とし
て用いることによ〉、ポリエステルの物性をそのままい
かし、紡糸安定性良好な、かつすぐれた潜在捲縮能を有
するポリエステル繊維を得ることができると0う結論に
至った。
具体的には、本発明者等はまずイングルピルフシラドホ
スフェートと(CH,C00) * CaとからCa5
CPOa)sをポリエチレンプレ7Pレート1001!
量部中で0.5重量部になるべくポリエステル合成反応
中忙内部析出させて得た内部粒子含有ポリエステル低剪
断速度下で著しい溶融粘度の上昇を示し結晶性が低下す
ることを認めた。また、このとぎポリエステル中に分散
している内部粒子の粒径は2次凝集粒子でさえも約50
竿という微少なものでるり、それによる表菖積の増大が
溶融粘度の上昇、及び結晶性の低下に関与していること
を知った。更に、上記の例においてCas (PO4)
*を内部析出させる際、分散剤として第4級アンモニウ
ム塩(((Et ) 4N) OH、NH4OH等)お
よび/又は第4級ホスホニウム塩((CQ刈P+n B
u))X 。
((n−Bu)4P)X+X:cJ 、I +Br) 
 を添加すると、2次凝集粒子約5.μという驚くべき
分散性の向上が見られるとともに一層の溶融粘度上昇、
および結晶性の低下が見られた。従って2次凝集粒子径
が極度に微小となると粒子が分子鎖長よシも小さくなる
ため分子鎖の動きを抑制し溶融粘度増加とともに結晶性
の低下を引き起こすのである。
これらの効果を図によって説明する。
第1図は分散質含有量と溶融粘度増加パラメーターとの
関係を示したもので図中、Aはイソブービルアシッドホ
ス7エートと(CH*Coo)sC&とをプレ7タル酸
ジメチルとエチレングリココニルとのエステル交換反応
中に添加し、更にこの際分散剤として第4級アンモそラ
ム塩((Et)、N)OHをイングービル7シツドホス
フエートに対して2.9モルチ添加し、エステル交換反
応中にリン酸カルシウムCan(POa)*を内部析出
させたもので分散質含有量としてはポリエステル組成物
(i)の析出リン酸カルシウムの重量%を示している。
また、このとぎイングービル7シツドホスフエートと(
CM、、C00)、Caモル/当量比は1 : 1.5
である。
Bは分散質として平均の1次粒子径が50#1の=ロイ
ダルシリカをエステル交換反応中に外部よシ添加したも
の、Cは分散質として平均の1次粒子径が320WL1
1のT10.をエステル交換反応中に外部よシ添加した
ものである。
なお、図中破線は、式(i)の等号にあたる曲線である
従って破線を含み、それより上の領域は条件(I)を満
足する分散質を含むポリマーであることを示す領域であ
り、Aはこの領域内にるるか、B、Cは領域外にある。
なおA、B、Cの固有粘度(7)は0.640である。
次にこれらのポリマーの結晶性を第2図。
第3図によって示した。
具体的には、DSC(Dupont 990)を用い、
溶融クウェンチサンプルを20℃/―で昇温、300℃
にて10分間保持後、室温にて放冷した。
このときの降温結晶化の発熱ピーク温度及び分散質を含
有しないポリエチレンテレフタレートを基準としたピー
ク面積の比を第2′図第3図に示した。
A、B、Cは前述のものである。
以下、第2図、第3図を詳細に説明する。
第2図は、分散質含有率とDSC降温結晶化ピーク温度
を示したもので、図よシ明らかなように、Aは分散質含
有率とともに降温結晶化温度の急激な低下が見られた。
それに対し、B、Cでは、むしろ上昇傾向が見られる。
更に、第3図は分散質含有率とDSC降温結晶化ピーク
面積化を示したもので6D、Aは分散質含有率とともに
面積比が減少、即ち結晶化度が低下する。。これに対し
、B、Cは面積比が増加、即ち、結晶化度増加を示した
これらの事実よシ、ポリエステル(i)の分散粒子の超
微細化によシ低剪断速度下の溶融粘度が増加するととも
に結晶性が大幅に低下することがわかる。
更に、A、B、Cのいずれかを1成分とし、それらの分
散質を含まないポリマーを他成分として重量比5015
0でサイドバイサイド型または偏心シース・コア囚の複
合紡糸、或いは海鳥m構造を持つブレンド紡糸を試みた
ところ、Aを1成分として得られた繊維はすぐれた潜在
捲縮能を有していたのく対し、BまたはCを1成分とし
て得られた繊維はすぐれた潜在捲縮能を発揮しなかった
条件(I)を満足する分散質を含有する主たる繰り返し
成分がポリエチレンテレフタレートであるポリマーと条
件(1)を満足する分散質を実質的に含有しないポリマ
ーとをサイドバイサイド型、または偏心シース・ファ盟
に複合紡糸して得られた繊維、或いは海鳥層構造にブレ
ンド紡糸して得られた繊維は、紡糸安定性が良好で、か
つ一般にすぐれた潜在捲縮能を有していた。
しかしながら、分散質含有率が0.2重量%未満では、
溶融粘度増加の効果の判定が測定上困難である上、この
ような微少の添加量では、ポリエチレンテレフタレート
中に含有される触媒金属、他の添加剤等の影響がむしろ
支配的となるため、潜式捲縮能の向上効果が不充分とな
る。
また、 7tfi:%を超える量では、溶融粘度の大幅
な上昇によシ、複合紡糸、ブレンド紡糸の際の紡糸安定
性が低下する。
従って、分散質含有量は0.2重fjk%〜7重量%の
範囲にあることが必要でらシ、0.2重量%〜3重量%
が望ましい。なお゛、本発明の実施に際し、前記ボV 
ff −A * Bの′M重量比率20/80〜80/
20でちることが必要であり、この範囲外の重量比率で
は、両成分の物性差が生かされず、潜在捲縮能が低下す
る。特にI矛0/70〜7 o/a Oの範囲では、潜
在捲縮能が更に向上する。
また本発明の実施に際し、その紡糸方法は前記ポリマー
AとポリマーBとが繊維軸に垂直な断面内で不均一に分
布していることが必要で、例えば貼り合せ構造または偏
心的な配列を有する複合紡糸、海島皿構造を有するブレ
ンド紡糸等、繊維断面内に組成の異方性を持たせている
ものであれば特に限定するものではない。
また、紡速は特に規定しないが、紡速の増加につれて、
ポリマーA、ポリマーBのm維構造の差は大きくなるこ
とから2000m/分以上の方が良いといえる。
紡糸用度は、重合体の粘度、他の紡糸条件等から260
℃〜330℃、好ましくは、270℃〜320℃の範囲
から適宜選択される。260℃以下では溶融粘度が高す
ぎて紡糸できなかったシ、紡糸口金の孔詰りを発生した
りする。又、330℃以上では、重合体の熱分解が発生
しはじめ、紡糸性、および得られる繊維の物性が低下す
る。
また1本発明におけるポリマーAは、前述のように低剪
断速度下で大幅に溶融粘度が増、1大するが、ノズル部
での流動(剪断速度101〜1 g’5ec−’ )の
ように高剪断速度下での流動においては、溶融粘度の増
加が小さいため、流れ性において通常のポリエステルと
なんら劣るところはない。
更にノズル通過後のポリマーの変形速反はl Q ” 
S&−”を超えない程度の範囲のものであるからポリマ
ー人の微結晶の多大な発生と結晶成長抑制という特徴が
発揮される。従って紡糸巻取9速反は配向結晶化を伴う
ような高速筋糸におい℃ポリマーBとの構造差の発現が
顕著になシ、優れた潜在捲縮能を呈すると判断される。
ポリマーA、ポリマーBの極限粘度については、特に限
定するものではな−1が、ポリマーAが収縮成分であ7
ることを考えれば、ポリマーBの極限粘度の方が紡糸安
定性を乱さない程度で小さい方が、より −JlMの9
在捲縮能の向上につながる。
本発明のポリエステル繊維は延伸直後、張力をとシ去っ
た状態ですでに捲縮が発現するが、この捲縮発現能は、
分散粒子の含有率、分散剤の添加盆による分散状悪の変
化等による溶融粘度増加パラメーターの変化によシ、目
的く応じ適宜調節できる。更に一層の捲縮を発現するた
め延伸後弛緩熱熟埋を行うことが好ましい。
このようにしてポリエチレンテレフタレートの4#微を
生かしながら紡糸安定性が良好で、すぐれた潜在捲縮能
を有するポリエステル繊維を得ることができる。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる酸
成分とし、エチレングリコール又は、デトラメチレンダ
リコールを主たるグリコール成分とするポリエステルを
主たる対象とする。
また、プレ7タル醸成分の一部を他の二官能性カルボン
酸成分で置換えたポリエステルであってもよく、及び/
又はグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリ;−
ル、若しくは他のジオール成分で置換えたポリ血ステル
であってもよい、。
ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン
酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタリンジカルボ
ン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジ
カルボン酸、β−ヒトpキシエトキシ安息香酸、p−オ
キシ安息香酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ア
ジピン酸、七バシン醸r L4−シクロヘキサンジカル
ボン賦の如き芳香族。
脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸をあげることがで
きる。また、上記グシ゛フール以外のジオール化合物と
しては例えばシク!ヘキサン1.4−ジメタツール、ネ
オペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールSの如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物
およびポリオキシフルキレングリコール等をめげること
a=できる。
更にポリニスデルが実質的に線状でるる範囲でトリメリ
ット酸、ピロメリット駿の如きポリカルボン酸、グリセ
リン、トリノチp−ルグロバンクペンタエリスリト、−
ルの如きポリオールを使用することができる。
かかるポリエステルは任意の方法によって合成したもの
でよい。例えばポリエチレンテレフタレートについて説
明すれば、通常、テレフタル酸とエチレングリフールと
を直接エステル化反応させるか、テレフタル製ジメチル
の如きプレスタル酸の低級フルキルエステルとエチレン
グリフールとをエステル交換反応させるか又はテレフタ
ル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかしてプレ7
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重合体を
生成させる第1R階の反応と、第1段階の反応生成物を
減圧下加熱して所望の固有粘度になるまで重縮合反応さ
せる第2段階の反応によって製造される。
ここで得られるポリエステルの固有粘度は、実用上0.
3以上であるのが望ましい。特に紡糸安定性の面から0
.45以上であるのが望ましい。
本発明でいう分散質としては、ポリエステルに不活性で
あって、且つポリエステル、に含有せしめた際に前記条
件(1)を満足するすべての有機、無機の化合物を含む
が、なかでもポリエステルの平均鎖長に対し、そのl/
3以下、好ましくは1/ lo以下の平均粒径な有する
微粒子であって、且つ前記ポリエステルの平均鎖長の1
/2以上の2次凝集粒子を含まない状態でポリエステル
中に分散しているのが好ましい。なお、ここでいう微粒
子とは1次粒子及び2次凝集粒子を含むものである。
また、ここでいう粒径とは微粒子に外接する球の直径を
いう。
更に、ポリニスデルの平均鎖長に対し、その1/3以下
の粒径とは、ポリエステルの分子鎖が一粒子のまわシを
1周以上とシ巻く大きさく相当し、微粒子がポリニスデ
ル分子鎖の動きに対し無視できない大きさでおることを
示している。更に、ポリエステルの平均鎖長に対し、そ
の1/10以下の粒径とは、ポリエステル分子鎖を自由
連結鎖(鎖の各結合点で隣合った2つのポンドベクトル
のなす角が全く任意でらるような連結鎖。ポンドベクト
ルとは、ポリエステル分子鎖の主鎖の厘子に端からCl
IC1l・・・、Cn  と名づけだとぎ。
ci−tからCiへ結んだベクトルのことをいう。
ポリエステル分子鎖はエチレン基の部分の屈曲性が非常
に大きいため自由連結鎖とみなしてよい。)とすると、
その分子鎖の回転2乗半径は。
< So” > = −nb” <S@”>:2乗平均回転半径 n :ボンド数(=重合度) b :結合単位の長さ となる。ポリエグーレンテレフタレートの場合、の長さ
で、エネルギー的に安定なトランス配置において、b中
1aXである。
ここで繊維に一般に用いられているポリエチレンデレフ
タレートの固有粘K Cv )=0.640の場合、重
合度n中100であシ、従って、平均鎖長は100bで
ある。
また、 従って、回転の直径は、 大雑把にとらえて、微粒子の粒径がポリニスデル分子鎖
の回転の直径以下となるがポリエステルの平均鎖長の1
/10以下ということになシ、この場合、微粒子の存在
はポリエステル分子鎖の動きにとって、ますます無視で
きないものとなる。
また、ポリエステルの平均分子鎖長な具体的に説明する
と、固有粘度0.45の場合約7ooX、固有粘度0.
64の場合、約11100 X を固有粘re O,7
2の場合、約1,30 o Xである。
これは、ポリエステル分子鎖がエネルギー的に安定なト
ランス配置をとった場合の値である。
かかる分散性良好な分散質を含むポリエステル組成物を
製造する方法として、例えばテレフタル酸を主とする二
官能性カルボン域又はそのエステル形成性絆導体とエチ
レングリニールとを反応させてポリエステルを製造する
に当ル、該製造反応が完了するまでの任意の段階で (a)  下記一般式(I[) (0)n R”O−P −OXl   ・・・・・・(I[)品3 (但し、R1及びR窓は水素原子又は−価の有機基、X
lは金属、水素原子又は−価の有機基、nは1又は0で
ある)で表わされるリン化合物。
(b)  (aJと(b)の金属の当量数の合計址が(
a)のリン化合物のモル数に対して2.0〜3.2倍と
なる量のアルカリ土類金属化合物及び、(c)  (a
)のリン化合物に対して0.5〜35モルチの第4級ア
ンモニウム化合物および/又は第4級ホスホニウム化合
物を添加配合することによって容易に不溶性分散質を均
一に分散してなるポリエステル組成物を製造することが
できる。
ここで使用するリン酸化合物を示す下記一般R”O−P
 −OXl       … … (11)て、なかで
も−価の有機基が好ましい。この−価の有機基は具体的
にはアルキル基、アリール基、7ラルキル基又は+(C
HJ J O)k R’(但し、Bsは水素原子、フル
キル基、7リール基又は7ラルキル基、lは2以上の整
数。
kは1以上の整#!L)等が好ましく、R1とR2とは
同一でも異なっていてもよい。Xlは金属。
水gA原子又は−価の有機基であって、なかでも金属が
好ましい。X”Kおける金属としては特にアルカリ金属
、アルカリ土類金属が好ましく、よシ好ましくはLi 
、 N& 、 K 、 Mgl/2eCal/2 + 
Srl/2 t Bal/2をあげることができ、なか
でもCal/2が特に好ましい。XIKおける一価の有
機挙としては上記R1とVにおける有機基の定義と同様
で心って、R”、R”と同一でも異なっていてもよい。
nは1又は0である。
かかるリン化合物としては、例えば正すン酸、リン酸ト
リメチルーリン酸トリエチル。
リン散トリブチル、リン酸ト°リフェニルの如きリン酸
トリエステル、メチルアシドホスフェート、エチル7シ
ドホスフエート、イングービル7シドホスフエート、ブ
チルアシドホス7 z −トの如きリン酸モノ及びジエ
ステル。
距すン酸、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、
亜すン酸トリズチルの如き亜リン酸トリエステル、メチ
ルアシドホス7′フイト。
エチル7シドホスフアイト、プチルアシドホスブアイト スファイトの如き亜リン酸モノ及びジエステル、上記リ
ン化合物をグリフール及び/又は水と反応することによ
シ得られるリン化合物更忙上記リン化合物を所定量のL
i 2 Na )Kの如ぎアルカリ金属の化合物又はM
g 、 Ca 。
Sr 、 Baの如きアルカリ土類金属の化合物と反応
することによル得られる含金属リン化合物等から選ばれ
た1種以上のリン化合物を用いることができる。
上記含金属リン化合物を製造するKは、通常上リン酸(
又は亜リン!!]又は対応する正リン酸(又は亜リン酸
)エステル(モノ、ジ又はトリ)と所定量の対応する金
属の化合物とを溶媒の存在下加熱反応させることによっ
て容易に得られる。なお、この際溶媒として、対藪ポリ
ニスデルの原料として使用するグリニールを使用するの
が最も好ましい。
上記リン化合物と併用するアルカリ土類金属化合物とし
ては、上記リン化合物と反応してポリエステルに不溶性
の塩を形成するものであれば特に制限はなく、アルカリ
土類金属の酢酸塩、しゆう酸塩、安息香酸塩、フタル酸
塩tスデ7リン酸塩のような有機カルボン8X、fIy
I酸塩、硫酸塩、珪酵塩、炭酸塩9重炭酸塩の如き無機
酸塩、塩化物の如き/%gグア 化合ellJ 、 z
 チyンジアミン4酢酸錯塩の如きキレート化合物、水
酸化物、醗化物、メチラート、エチラートtグリコレー
トの如きアル−ラード類、フェノラート等をあげること
ができる。特にエチレングリコールに可溶性でらる有機
カルボン酸塩、ノ・ρグン化物、キレート化合物、フル
フラートが好ましく、なかでも有機カルボン酸塩が特に
好ましい。また、アルカリ土類金属としてはCaが特に
好ましい。上記アルカリ土類金属化合物は18Iのみ単
独で使用しても、2s以上併用してもよ。
いO 上記リン化合物及びアルカリ土類金属化合物を配合する
に当って、得られるポリエステル組成物に所定の溶融粘
度特性を付与するためには、リン化合物の使用量及び誼
リン化合物の使用量に対するアルカリ土類金属化合物の
使用量の比を特定する必要がある。即ち、リン化合物の
使用量は、不溶性析出粒子値がポリエステル組成物に対
して0.2〜7重量−の範11になるよ5にする必要が
ある。また、アルカリ土類金属化合物の添加量が、該ア
ルカリ土類金属化合物と上記リン化合物の金属の当量数
の合計量が該リン化合物のモル数に対して2.0〜3.
2倍にすべぎである。この範囲外では後記する第4級ア
ンモニウム化合物や第4級ホスホニウム化合物の微分散
化作用が不充分となシ粗大凝集粒子が生成し、得られる
ポリエステル組成物の溶融粘度増、加パラメーターの値
、が不充分になる。更に、生成するポリニスデルの軟化
点が低下することもある。
上記リン化合物とアルカリ土類金属化合物とは予め反応
させることなくポリエステル反応系に添加することが必
要であり、こうすることによって不溶性粒子ケポリエス
テル中に均一な超微分散状態で容易に生成せしめること
ができる。予め外部で上記リン化合物とアルカリ土類金
属化合物とを反応させて不溶性粒子とした後にポリエス
テル反応系に添加したのでは、ポリエステル(i)の不
溶性粒子の分散性〜が悪くなって粗大凝集粒子が含有さ
れるようになるので好ましくない。
上記のリン化合物及びアルカリ土類金属化合物の添加は
、それぞれポリエステルの合成が完了するまでの任意の
段階において、任意の順序で行なうことができる。しか
し、リン化合物のみをM1段階の反応が未終了の段階で
添加したのでは、蕗1段階の反応の完結が阻害されるこ
とが6D、またアルカリ土類金属化合物のみを第1段階
の反応終了前に添加すると、この反応がエステル化反応
のときは、この反応中に粗大粒子が発生したシ、エステ
ル交換反応のとぎは、その反応が異常に早く進行し突沸
現象を引起すことが6るので、この場合、その20重量
−程度以下にするのが好ましい。アルカリ土類金属化合
物の少なくとも80重量%及びリン化合物全量の添加時
期は、ポリエステルの合皮の第1段階の反応が実質的に
終了した段階以降であることが好ましい。また、リン化
合物及びアルカリ土類金属化合物の添加時期が、第2段
階の反応がi’!!jllK進行した段階では、粒子の
凝集、粗大化が生じ易いので、第2段階の反応における
反応汎合物の極限粘度が003Vc+到巡する以前でる
ることが好ましい。
上記のリン化合物及びアルカリ土類金属化合物はそれぞ
れ一時に添加しても、2回以上に分割して添加しても、
又は連続的に添加してもよい。
な第5、この製造法においては、第1段階の反応に任意
の触媒を使用することができるが、上記アルカリ土類金
属化合物の中で謡1段階の反応、特に工゛ス゛・デル交
換反応の触媒能を有するものがメジ、かかる化合物を使
用する場合は別に触媒を使用することを(さず、このア
ルカリ土類金属化合物をrA1段階の反応開始前又は反
応中に添加して、触媒としても兼用することができるが
、前述した如く突沸現象を引起すことがあるので、その
使用11は添加するアルカリ土類金属化合物の全量の2
0重量−未満にとどめるのが好まし−・。
上記リン化合智とアルカリ土類金属化合物との反応によ
シ析出せしめる不溶性微粒子の分散剤として使用する第
4級アンモニウム化合物としては水酸化テトラメチルア
ンモニウム、塩化ブトラメチルアンモニウム、水El化
デトラエチルアンモニウム、塩化テトラエチルアンモニ
ウム、臭化テトラエチルアンモニウム、沃化テトラエチ
ルアンモニウム、水酸化テトラブルビルアンモニウム、
塩化ブトラグ−ピルアンモニウム、水酸化テトライソプ
ロビルアンモニウム、塩化テトライソグーピルアンモニ
ウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、塩化デトラプ
チルアンモニウム、水M化テトラフェニルアンモニウム
、塩化テトラフェニルアンモニウム1等が例示される。
第4級ホスホニウム化合物としては、下記一般式 で表わされる第4級ホスホニウム化合−が好ましく使用
される。式中、電、R,、R,、R,はフル千ル基うシ
クI7フルキルTs r 7 !J−ル基。
7ラルキル基及びこれらのtms導体で、るり、現と8
4とは環を形成していてもよい。XはアニオンaSであ
り、なかでもハライド、ハイドロオキサイド、ハイドロ
サルフェート、フルキルサルフェート、アルキルエーテ
ルサルフェート、フル今ルスルホネート、アルキルベン
ゼンスルホネート、酢酸塩、脂肪酸塩の7ニオンへ基が
好ましい。
かかる第4級ホスホニウム化合物の好ましい具体例とし
てはテトラエチルホスホニウムクロライド、テトラエチ
ルホスホニウムクロライド、デトラメチルホスホニウム
アイオタイド、テトラメチルホスホニウムI\イドpオ
中サイド、テトラエチルホスホニウムクロライド、テト
ラブーピルホスホニウムクロライド、デトラインプーピ
ルホスホニウムクpライド、ナトラブチルホスホニウム
ブーマイト。
ナトラブチルホスホニウムブーマイト、テトラブチルホ
スホニウムアイオダイド、ブトラブチルホスホニウムハ
イドロオキサイド、ブチルトリフェニルホスホニウムク
ロライド瞥エチルトリオクチルホスホニウムクロライド
ヘキサデシルトリフチルホスホニウムクロライド、エチ
ルトリヘキシルホスホニウムクRライド、シクロヘキシ
ルトリブチルホスホニウムクロライド、ベンジルトリブ
チルホスホニウムクロライド、テトラフェニルホスホニ
ウムクロライド、テトラフェニルホスホニウノ、ハイド
ロオキサイド、オクチルトリメチルホスホニウムクロラ
イド、オクチルジメチルベンジルホスホ品つムクpライ
ド、ラウリルジメチルペンジルホスホニウムクロライド
ラウリルジメチルベンジルホスホニウムハイドロオキサ
イド、ステアリルトリメチルホスホニウムクロライド、
ラウリルトリメチルホスホニウムエトサルフェート、ラ
ウリルベンゼントリメチルホスホニウムメトサルフェー
ト、ラウリルジメチル−〇−クロルベンジthホスホニ
ウムクpライド、ステ7リルエチルジヒドロキシエチル
ホスホニウムエトサルフエート、テトラエチルホスホニ
ウムアセテート、テトラエチルホスホニウムドデシルベ
ンゼンスルホネート、テトラエチルホスホニクムステア
レート9テトラエチルホスホニウムオレエート等をあげ
ることができる。
上記第4級アンモニウム化合物および/又は第4級ホス
ホニウム化合物の配合量は、あま)K少ないとポリエス
テル(i)の内部粒子の分散性を改善する効果が不充分
となシ、この盆を多くするに従って粒子分散性は向上す
るが、10に多(なると最早粒子分散性は著しい向上を
示さず、かえってポリマーが黄色に着色するよ5になる
。このため、第4級7ン七品ウム化合物および/又は第
4級ホスホニウム化合物の配合量は前記リン化合物に対
して0.01〜35モル−の範囲とすべきでらシ、特K
O01〜lOモルチの範囲が好ましい。
かかるg4級7ンモニウム化合物、第4級ホスホニウム
化合物の添加時期は前記したボjJ z スfルの合成
が完了するまでの任意の段階でよく、例えばポリニスデ
ルの原料中に添加混合しても、第1段階の反応中KM加
しても、第1段階の反応終了後から第2段階の反応開始
までの間に添加しても、第2段階の反応中に添加しても
よい。上記第4級アンモニウム化合物、第4級ホスホニ
ウム化合物の中で第1段階の反応がエステル交換反応で
ある場合にその反応の触媒能を有するものや、第1段階
の反応がニスデル化反応でるる場合にニーデル形成抑制
能を冑するもの、更には第2段階の反応の触媒能を有す
るものがらり、かかる化合物を使用する時には別に触媒
やエーテル形成抑制剤を使用することを5I!さす、こ
の第4級7ンセニウム化合物、第4級ホスホニウム化合
物を第1JR階の反応開始前又は反応中に添加して、触
媒やエーテル形成抑制剤として兼用することもできる。
上記第4級アンモニウム化合物、第4級ホスホニウム化
合物は前記リン化合物及び/又はアルカリ土類金属化合
物と混合して添加することもでき、このよ5にすること
は粒子分散性の点から好ましいことでおる。特に、リン
化合物、アルカリ土類金属化合物及び第4級アンモニウ
ム化合物、もしくはリン化合物。
アルカリ土類金属化合物及び第4Mホスホニウム化合物
の3者を混合透明溶液となして添加するのが最も好まし
い。
e 発明の詳細 な説明したように、本発明のポリエステル繊維は、複合
紡糸またはブレンド紡糸において、分散質含有成分は特
異な溶融粘度挙動を示し、結晶性も低下していることに
より、ポリエチレンテレフタレートの%徴をいかし。
紡糸安定性良好なすぐれた澄在捲縮能を有する。
また1本発明のポリエステル繊維は、その1成分として
微細な分散質を含有するポリエステルを用いているため
、従来にない特殊な風合いを有し、更に該繊維をフルカ
ッ減量することによシ、その特徴がきわ立ってくるもの
である。また、アルカリ減量時、徽細な分散質の存在に
より、1成分が繊維表面に微細な凹凸を形成し、他成分
との相互作用くよシ、微妙な光沢効果を付与できる。
f 実施例 以下に、実施例を上げて更に説明する。実施例(i)の
部及びチは、重量部及び重量%を示り、(v)はオルツ
クツルフェノール溶媒中35℃でt、(II定した値よ
シ求めた固有粘度な示す。浴融粘度増加パラメーターを
求めるための溶融粘反測定、紡糸安定性評価、捲縮性評
価は以下の方法によって行った。
(浴用粘度測定法ン 溶融粘度の測定は、岩本製作所共軸二重円筒型チクソト
ーメータを使用して行った。測定方法は一般的なもので
共軸二重円筒の外筒と内筒の間に測定試料液を充てんし
、外筒に一定方向の角度を与え、その時、試料液を介し
て内筒に作用されるトルクと内筒軸上部のワイヤーの反
抗トルクとが平衡する角変位を観測し、粘度値を求める
ものである。剪断速度、応力、溶融粘度は下の式で求め
られる。
ここでr&:外筒半径 一:内筒半径 h:液深 Ω:外筒角速度 に:ワイヤーねじれ定数 0:角変位 本測定条件は、 r、=1.1(菌)  r  % = 0.9 (α)
、h=7.1(ニ)k = 2.05 X 10’(d
yne−am/d@g)外筒角速度は、剪断速度ンが、
1 、 OX 10−”(see’)くン<1.0X1
0”(sa’りとなるように与えた。低剪断速度での測
定誤差、高剪断速度での変位角の大きさから上の測定範
囲が採用された。
更に実際の測定K11iL”t:は、重合体は4襲X4
 m 82 mのチップ状とし、すみやかに溶融し、か
つ熱分解を防止するため、1 dlgの高真空下、28
5℃の温度で20分間放置、その後高真空を保ちながら
、3分間で275℃に降温し、17分間放置し、更に測
定時のワイゼンベルグ効果を防止するため2 kp/m
の窒素圧をかけ20分間放置後、測定を開始した。測定
(i)のポリエチレンテレフタレートの熱分解を調べる
ため、測定後オルソクロルフェノールを溶剤とし、固有
粘度を35℃で測定したところ、溶融前と比較してo、
ooz低下していたが、低下のバラツキは見られず溶融
粘度の再現性は良好であった。
(紡糸安定性評価) 各爽施例ともポリマーA、ポリマーBを常法で乾燥後3
00℃で重量比!1.0150のサイドバイサイド盟複
合紡糸を行い、1500m/分の速度で巻き取った。吐
出量100にg当りの紡糸断糸回数によって紡糸安定性
を評 5価した紡糸後、最大延伸倍率の75−忙なる倍
率で延伸した。
O:紡糸断糸回数0〜1回/100時 Δ:   l   2〜10回/1ookf’X:  
  I   11回以上7100kg(捲縮性評価) O:細やかな捲縮が編物全体に均一に発生Δ:捲縮がや
や弱いものの、捲縮は編物全体に均一に発生 X:極めて弱い捲縮が不均一に発生 (総合評価) 捲縮性、紡糸安定性評価から総合評価を行った。
屹施例1 本発明におけるポリマー人、ポリマーB成分として下記
のポリマーを使用した。その物性、評価は第1表、第2
表に示す。
(ポリマーA) 中 テレフタル酸ジメチル100部、エチレンクリフー
ル60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタ
ル酸ジメチルに対して0.066モルチ)をエステル交
換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下3時間かけて140℃
から220℃まで昇温して虫酸するメタノールな系外に
留出しながらエステル交換反応を行った、エステル交換
反応終了後、0.05部のリン酸トリメチル(プレフタ
ル酸ジメチルに対し”CO,069モル%)及び0.0
4sの三酸化アンチモンを添加し、引続いてエチレング
リコールを追出しなから内温240℃まで昇温した。絖
いて反応生成物を重合鎖に移し、1時間かけて760 
wmWからIJgまで減圧し、同時に1時間30分かけ
て240’CtPら280℃まで昇温した。ldg 以
下の減圧下、重音温度280Cで更に3時間、合計4時
間30分重合して(V)!、64のポリマーを得た。
得られたポリマー’i−[61相重合をイテい、〔η〕
21、OOとした、得られたポリマーをaとする。
(fi)  fi)と同様に溶融重合を行い得られたポ
リマーを固相重合し、〔η) 0.80とした。得られ
たポリマーをbとする。
(iii)  (i )と同@にエステル交換反応を行
い、得られた反応生成物に、予め0.45部のリン酸ト
リメチル(テレフタル酸ジメチルに対して0.63モt
し’It ) ト0..28 NJの酢酸カルシウム1
水塩(リン酸トリメチルに対してl/2倍モル)とを7
.7部のエチレングリコール中で120℃の温度におい
て全環流下60分間反応せしめて調整したリン酸ジエス
テルカルシウム塩の透明溶液8.43部に室温下0.5
0部の酢酸カルシウムl水塩(リン酸トリメチルに対し
て0.9倍モル)及び水酸化テトラエチルアンモニウム
を0.03部加えて溶解せしめて得た透明混合溶液を添
加し、次いで重縮合触媒として三酸化アンチモン0.0
6部を添加絖いてエチレングリコールを系外に追出しな
がら240℃まで昇温した後、重合鎖く移した、重縮合
反応は中と同様にして、〔η)0,64のポリマーを得
た。得られたポリマーをCとする。
4v)  (iii)において使用したリン酸トリメチ
ル、酢酸力、ルシウムl水塩お−よび水酸化テトラエチ
ルアンモニウムの使用量をそれぞれ第1表に記載した食
に変えたポリマーを作成した。得られたポリマーをdt
e*fsg*hとする・M  (iii) において使
用したリン酸ジエステルカルシウム塩−酢酸カルシウム
l水塩−水酸化テトラエチルアンモニウムの透明混合溶
液Kかえて、エステル交換反応生成物にまず酢酸カルシ
ウム1水塩の10チエチレングリコール溶液に第1表に
記載した量の水酸化テトラエチルアンモニウムを混合溶
解した透明混合溶液を添加し、次いで5分後にイングー
ビル7シドホスフエート0.52i(Sを加える以外は
(11Dと同様に行った。得られたポリマーをl、jと
する。
付◆ エステル交換反応を行う際、内温か170℃に到
達した時点で平均の1次粒子径が50mμ であるコロ
イダルシリカ(エチレングリ;−ル媒体、11度lOチ
フな得られるポリニスデルに対し″C酸化ケイ素とし℃
、0.5 %となる量添加すること及び固相重合を行わ
ないこと以外は(i)と同様に行った。得られたポリマ
ーをkとする。
(vi9  エステル交換反応を行う際、内温が170
℃に到達した時点で平均の1次粒子径が300zμ で
あるリン酸カルシウム(エチレングリコール媒体、a度
10チ)を得られるポリ埠ステルに対して0.5チとな
る量添加すること及び固相重合を行わないこと以外は(
1)と同様に行った。得られたポリマーを1とする。
(viΦ テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレ
ン、グリコール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06
部(テレフタル酸ジメチルに対し℃0.066モルチ)
及び重縮合触媒として二酸化アンチモン0.04部をエ
ステル交換臼に仕込み、窒素ガス雰囲気74時間かけて
140 ’Cから230℃まで昇温して生成するメタノ
ールを系外に留去しながらエステル交換反応を行った。
続いて得られた反応生成物に予め酢酸カルシウムl水塩
の10%エチレングリフール溶液2.68部K O,0
6部のテトラn−プチルホスホニウAクシライド(後記
するイングーピルアシドホス7エー)K対して10.9
モルチ)を溶解させて得た透明溶液を添加し、次いで5
分後くイソプルピルアシドホスフェート0.3部を添加
、続い℃エチレングリコールを系外に追出しながら24
0’Cまで昇温した後、重合缶に移した。次いでカチオ
ン染料可染性共重合成分として3,5−ジ(β−ヒドロ
キシカルボニル)ベンゼンスルホン酸ナトリウム3.1
部(プレフタル酸ジメチルに対して1.7モルチ)及び
エーテル形成抑制剤として酢酸ナトリウム3水塩0..
112部(プレフタル酸ジメチルに対して0.16モル
96)を重合缶に添加した。続い・て1時間かけて76
〇−9から1 d9まで減圧し、同時に1時間30分か
けて240℃から280℃まで昇温した。
lyaAg以下の減圧下、重*厚度280Cで更に2時
間30分、合計4時間重合した。得られたポリマーを篤
とする。
なお、溶融粘度増加パラ、メーターとし℃は。
カチオン染料可染性共重合成分及びエーテル形成抑制剤
を添2EILない以外はポリマー展の製法と同様に行っ
て、別に合成した(77)0.640のポリマーの溶融
粘度よシ求めた。
(ポリマーB) (i5  面相重合しない以外は(i)と同様に行って
〔η) 0.640 、0.500とした。得られたポ
リマーそれぞれ&/、b′とする。
(ii’) (V)で得たポリマー itj、に、II
ヲホu −r−B トして用いる時それぞれc’ 、d
’ 、e/ 、(/とする。
(1iiリ工ステル交換反応を行う際、酢酸カルシウム
1水塩−テトラn−ブチルホスホニウムクロライド−エ
チレングリコールの透明溶液及びイソグッピルアシドホ
スホフェ゛−トを添加しない以外は(vj)と同様に行
った。得られたポリマーをg/とする。
以上のポlI 1− & ”” m # &’ ”””
 g’の物性を第1表に示す。
ポリマー人としてa x m 、ポリマーBとして8′
〜g′をそれぞれ対応させ前述の紡糸安定性、捲縮性を
評価し1.その結果より総合評価を行い、第2表に示し
た。
第2表 肴 条件(1)を満足しないポリマーA静脣 本発明の
規定に・該当しないポリマーBC′は、ポリマー人の条
件を満足するので、ポリマーAの条件を満足するものと
の組み合せのみ示した。
d’ ” j’ 、2.・’Mk 、t f、’; l
であるため、その組み合せは省略した。
第2表かられかるように、本発明において規定したポリ
マーA、ポリマーBの各条件をそれぞれ満足する組み合
せにおいては、紡糸安定性。
捲縮性とも良好な結果を得た。
これに対し、本発明において規定したポリマーA、ポリ
マーBの各条件の少なくとも1つを満足しないものは、
紡糸安定性、捲縮性のいずれか、或いは両方に関し、不
満足な結果を得たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、分散質含有率と溶融粘度増加パラメーターと
の関係を示す図。 第2図は、分散質含有率と降温結晶化温度との関係を示
す図。 第3図は、分散質含有率と、DSC降温結晶化ピーク面
積比との関係を示す図である。 第1図 オヤ、Lお右率     6″1幻 wc 2 図 0      1.0     2.0      3
.0分散質含有率     Cwt%) 第3図 B 分散質含有率    (wt%) 手続補正書 昭和59年10月p日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主たる繰り返し単位がアルキレンテレフタレート
    よりなるポリエステル100重量部と下記条件( I )
    を満足する分散質0.2〜7重量部とからなるポリマー
    (A)該分散質を実質的に含有しない主たる繰り返し単
    位がアルキレンテレフタレートであるポリマー(B)と
    の2成分からなる繊維で、かつ該繊維中のポリマー(A
    )とポリマー(B)の重量比率が20/80〜80/2
    0である潜在捲縮能を有するポリエステル繊維。 条件( I ) 固有粘度0.640のポリエチレンテレフタレート10
    0重量部に0.2〜7重量部含有せしめ、275℃で測
    定した溶融粘度と剪断速度との関係式が下記式(i)の
    範囲を満足するような分散質。 −[(η■_1(ω)−η■_1(ο))−(η■_2
    (ω)−η■_2(ο))]/(■_1−■_2)≧8
    3ω^2+275ω+42・・・(i)〔式中、ωはポ
    リエチレンテレフタレート組成物中の分散質の重量%、
    η■_1(ω)およびη■_2(ω)は、各々剪断速度
    ■_1=0.01sec^−^1および■_2=5.0
    sec^−^1において測定した、分散質ω重量%を含
    んだポリエチレンテレフタレート組成物の溶融粘度(単
    位:poise)、η■_1(ο)およびη■_2(ο
    )は、各々の剪断速度■_1=0.01sec^−^1
    および■_2=5.0sec^−^1において測定した
    、分散質を含まないポリエチレンテレフタレートの溶融
    粘度(単位:poiseを表わす。
  2. (2)ポリマー(A)の分散質がポリマー(A)を構成
    するポリエステルの平均鎖長に対し、その1/3以下の
    平均粒径を有する微粒子であつて、かつ前記ポリエステ
    ル平均鎖長の1/2以上の2次凝集粒子を含まない状態
    で分散している特許請求の範囲第1項記載の潜在捲縮能
    を有するポリエステル繊維。
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