JPS6141983Y2 - - Google Patents

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JPS6141983Y2
JPS6141983Y2 JP18405180U JP18405180U JPS6141983Y2 JP S6141983 Y2 JPS6141983 Y2 JP S6141983Y2 JP 18405180 U JP18405180 U JP 18405180U JP 18405180 U JP18405180 U JP 18405180U JP S6141983 Y2 JPS6141983 Y2 JP S6141983Y2
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JP
Japan
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distributor
mounting
plate
crankcase
mounting plate
Prior art date
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JP18405180U
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JPS57107856U (ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デイストリビユータのクランクケー
スへの取付け装置に関し、特に、点火時期調整が
一般のユーザには容易に行い得ないようにした取
付け装置に関する。
〔従来の技術〕
ところで、点火時期は、大気汚染源となる排気
ガス中の有害成分であるCO,HC,NOxの発生に
大きな影響を与えることから、デイストリビユー
タの点火時期調整はむやみに行うべきではなく、
生産工場あるいは整備工場での適正調整を除き、
一般ユーザには調整不可能な方が都合がよく、ユ
ーザがみだりに調整できないようにする必要があ
る。
そして、このような調整ができないようにして
先行技術例としては、実開昭54−133201号公報、
特開昭54−113751号公報に示されているものがあ
るが、これらによれば、エンジン本体にボルトで
固着された取付けプレートまたはエンジン本体に
直接、デイストリビユータを、その取付けフラン
ジの長孔を介して所定以上の締付けトルクが加わ
ると締付用頭部がその前部の狭窄部から切断され
てなくなる不可逆ねじで固着しており、従つて、
一般のユーザによるデイストリビユータの点火時
期の調整ができないようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記先行技術例によれば、デイスト
リビユータの点火時期を調整する必要が生じたり
あるいはそれを交換しなければならない場合に
は、デイストリビユータの取付けプレートまたは
エンジン本体への固着を解除するため上記締付用
頭部がないボルトを取除かなければならず、従つ
てこの作業は、整備工場においても困難厄介であ
るうえ、上記ボルトが螺合する取付けプレートま
たはエンジン本体のめねじを破損してしまう恐れ
が多分にあるという問題がある。
本考案は、上述の事情に鑑み提案されたもの
で、工場における整備作業には点火時期の調整が
簡単かつ容易にできるが、一般のユーザによる調
整が困難であり、しかもこれらが従来よりの点火
時期調整防止取付け装置に簡単な部材を付加する
ことにより容易にできるように改良したデイスト
リビユータの点火時期調整防止取付け装置を提供
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案は、クランクケースへ取付け
プレートを固定するねじ部材を、専用工具で取外
し可能となる小空間内に位置するように配置する
と共に、デイストリビユータのフランジ部を取付
けプレートに固定する締結部材を、不可逆ねじ
と、これに螺合し、かつクランクケース等の不動
部材に当接して弛み方向への回動が阻止される係
合部を有するロツクプレートとにより構成したこ
とを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す一実施例に基き具体
的に説明する。
第1図および第2図は、クランクケース1の取
付けボス部2にデイストリビユータ3が取付けら
れた状態を示すもので、ボス部2上面には、デイ
ストリビユータシヤフト4の挿通孔5を有する取
付けプレート6が、ボルト7により取付けられ、
この取付けプレート6上に、デイストリビユータ
3がその取付けフランジ8を接合して後述の締結
部材9により固定される。
ここで、取付けプレート6の固定用ボルト7
は、クランクケース1上、吸気マニホールドやキ
ヤブレター等が配置される側において、デイスト
リビユータ3本体とクランクケースボス部2とで
囲まれる小空間に配置してあり、デイストリビユ
ータ3を取付けた状態では、スパナ等の標準工具
での取外し作業が困難で、ボルト7を弛めるには
専用工具を要するようにしてある。
前記取付けプレート6は、第3図に示すように
その中央部にデイストリビユータシヤフト4の挿
通孔5と、その両側に上記ボルト7の挿通孔10
およびデイストリビユータ3の取付けフランジ8
と対向するボルト挿通孔11が略一直線に配置さ
れる長板状をなしており、ボルト挿通孔11を有
する部分が、取付けボス部2からその外側方に張
出している。一方、デイストリビユータ3の取付
けフランジ8は、第4図に示すとおり取付けプレ
ート6の張出し側に扇状に張出しており、取付け
プレート6の挿通孔11に対応する箇所に同心円
状の長孔12を有し、デイストリビユータシヤフ
ト4を中心にデイストリビユータ本体を所定の角
度回動して、取付けプレート6にねじ固定できる
ようにしたもので、これらの構成は従来のものと
略同様である。
つぎに、取付けプレート6への取付けフランジ
8の締結部材9について説明する。
取付けプレート6の下面には、ナツト13を溶
接固着したロツクプレート14が配置されると共
に、不可逆ボルト15がキク座金16を介して前
記長孔12、ボルト挿通孔11に挿通され、上記
ナツト13に螺合して、取付けフランジ8、取付
けプレート6およびロツクプレート14を一体的
に固定している。
ここで、不可逆ボルト15は、ボルト頭部が平
面視六角形のスパナ掛け部17と円形のつば部1
8とに細い首部19を介して上下に分離構成され
るもので、スパナ掛け部17に加わる締付トルク
が所定値以上に達すると、首部19がねじ切れる
ようになつている。
しかして上記ロツクプレート14には、クラン
クケース1の取付けボス部2側へ延び、その外周
部に当接する係合舌片20が形成してあり、この
係合舌片20の長さは、ナツト13を中心とする
半径(r)で示される先端の回動軌跡が、デイス
トリビユータシヤフト4を横切らないように設定
されている。
以上のように構成したデイストリビユータの取
付け装置において、工場における点火時期の調整
後のデイストリビユータ3、取付けフランジ8の
固定に際しては、ロツクプレート14の係合舌片
20を第2図に示すよう取付けボス部2の下側の
外周に当接してナツト13の弛み方向の回転を阻
止した状態でセツトする。そして不可逆ボルト1
5のスパナ掛け部17に所定値以上の締付けトル
クを加え、首部19をねじ切つておく。
この取付け状態では、不可逆ボルト15は、ス
パナ掛け部17を失い、また、ロツクプレート1
4は、取付けボス部2によりナツト13弛み方向
の回動が阻止されているから、取付けプレート6
と取付けフランジ8の締結を弛めることはできな
い。ユーザにおいてあえて点火時期を再調整しよ
うとすれば、ロツクプレート14の取付けボス部
2に対する係合を解除すべくボルト7を弛めて取
付けプレート6を上方へ移動する必要が生じる
が、上記ボルト7は、標準工具での作業が困難な
位置に配置してあるので、ユーザによる点火時期
の調整は実質的に不可能である。
整備工場において点火時期の再調整を行う場合
には、作業の困難性は伴うが、専用の六角レンチ
等の工具を用いてボルト7を弛め、取付けプレー
ト6を上方へ移動してロツクプレート14と取付
けボス部2の係合を解く。この状態では、係合舌
片20はデイストリビユータシヤフト4に干渉し
ないので、ナツト13は、ロツクプレート14と
共に弛み方向へ回転できるから、不可逆ボルト1
5のナツト13との螺合を外すことができる。
点火時期の再調整にあたつては、まず取付けプ
レート6をボルト7で取付けボス部2に固定し、
その後デイストリビユータ3本体を取付けプレー
ト6に対して所定量回動して行う。そして、デイ
ストリビユータ3本体の取付けフランジ8を、取
付けプレート6に固定するに際しては、スパナ掛
け部17の付いた新たな不可逆ボルト15を用
い、前述と同様にロツクプレート14のセツトを
して締付け固定するもので、その取外しを防止す
るためにスパナ掛け部17はねじ切つておく。
なお、本実施例においてロツクプレート14
は、ナツト13を溶接固定したものを用いたが、
第5図に示すようにめねじ孔21を一体形成した
ものでもよく、さらに、係合舌片20は、第6図
に示すように二又状に形成してナツト13の弛み
方向のみならず、締付け方向への回動を阻止する
ようにしてもよい。
〔考案の効果〕
かくて本考案によれば、取付けプレートの取外
し作業は、専用工具等を要し比較的困難となると
共に、取付けプレートの取付いた状態ではデイス
トリビユータのフランジと取付けプレートへの固
定を解除できないので、整備工場等における作業
を除いて一般ユーザには点火時期の調整が実質上
不可能とすることができる。さらに、構成部品と
して不可逆ねじと螺合するロツクプレートを従来
の取付け装置に付加すればよいので適用範囲が広
いなどの効果を奏する。
また、整備工場における点火時期の調整時に
は、専用工具により取付けプレートをクランクケ
ースに固定するねじ部材を取外した後該プレート
を、ロツクプレートの係止部がクランクケースあ
るいは他の不動部材との係合が外れる位置に移動
したうえ、ロツクプレートを弛み方向に回転して
不可逆ねじとの螺合から外した後取付けプレート
を再びクランクケースに専用工具によりねじ部材
で固定し、さらにデイストリビユータ本体を、ロ
ツクプレートをセツトした取付けプレートに対し
て所定角度回動してその位置に新たな不可逆ねじ
により固定すればよく、従つて、点火時期の調整
を、簡単にかつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるデイストリビユー
タの配置を示す斜視図、第2図は本考案の一実施
例を示す取付け装置の一部を断面にした側面図、
第3図は取付けプレートの平面図、第4図は第2
図のA−A矢視図、第5図は他の実施例によるロ
ツクプレートの断面図、第6図はさらに他の実施
例によるロツクプレートの取付け状態を示す底面
図である。 1……クランクケース、2……取付けボス部、
3……デイストリビユータ、4……デイストリビ
ユータシヤフト、6……取付けプレート、7……
ボルト、8……取付けフランジ、13……ナツ
ト、14……ロツクプレート、15……不可逆ボ
ルト、20……係合舌片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクケースにデイストリビユータを取付け
    るに際し、クランクケースにねじ固定した取付け
    プレートに対してデイストリビユータの取付けフ
    ランジを長孔結合により取付け、デイストリビユ
    ータシヤフトに対してデイストリビユータ本体を
    回動調節可能とした取付け装置において、上記プ
    レートをクランクケースへ固定するねじ部材は、
    専用工具で取外し可能となる小空間内に位置する
    ように配置すると共に、上記取付けフランジを取
    付けプレートに固定する締結部材として、少なく
    とも不可逆ねじと、これに螺合するめねじ部材を
    一体化したロツクプレートとを設け、該ロツクプ
    レートには、クランクケースあるいは他の不動部
    材に係合して弛み方向の回転が阻止される係合部
    を形成したことを特徴とするデイストリビユータ
    の点火時期調整防止取付け装置。
JP18405180U 1980-12-19 1980-12-19 Expired JPS6141983Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18405180U JPS6141983Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18405180U JPS6141983Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

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Publication Number Publication Date
JPS57107856U JPS57107856U (ja) 1982-07-03
JPS6141983Y2 true JPS6141983Y2 (ja) 1986-11-28

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ID=29983867

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JP18405180U Expired JPS6141983Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

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