JPH07224825A - 部品取付け構造 - Google Patents

部品取付け構造

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JPH07224825A
JPH07224825A JP1639494A JP1639494A JPH07224825A JP H07224825 A JPH07224825 A JP H07224825A JP 1639494 A JP1639494 A JP 1639494A JP 1639494 A JP1639494 A JP 1639494A JP H07224825 A JPH07224825 A JP H07224825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
nut
screw
screwing
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP1639494A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fukase
誠 深瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP1639494A priority Critical patent/JPH07224825A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 樹脂製部品などの被取付け部が過度に締付け
られるのを防止するための規制部の脱落を解消し、被取
付け部を取付けるときの作業性の向上を図る。 【構成】 取付け箇所30のねじ孔32にねじ込まれる
ボルト10により、部品の被取付け部20が取付けられ
る部品取付け構造であって、前記ボルト10は、ねじ部
12の一部が前記取付け箇所30のねじ孔32にねじ込
まれると取付け箇所30の表面から突出した状態とな
り、この突出部分に対してナット40をねじ込むことが
可能で、しかも前記ボルト10には前記取付け箇所30
のねじ孔32に対するねじ部12のねじ込み及びこのボ
ルト10に対する前記ナット40のねじ込みを規制する
規制部18が形成されているとともに、この規制部18
でねじ込みが規制された状態でのナット40の座面と取
付け箇所30の表面との間の寸法が前記の被取付け部2
0の肉厚とほぼ同一寸法に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば樹脂製部品の被
取付け部を車両などの取付け箇所にボルトで取付けるた
めの部品取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂製部品の被取付け部は、ボルトの締
め過ぎによる破損を招きやすい。そこでこの被取付け部
に形成されているボルト挿通孔の内周に例えば金属製の
カラーを嵌合し、このカラーによってボルトの締付け力
を受けるように構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの構成では、
前記ボルト挿通孔の内径と前記カラーの外径との寸法公
差や振動などが原因となってボルトを締付ける前に被取
付け部からカラーが脱落する場合がある。また取付け作
業にあたっては、前記被取付け部のボルト挿通孔を取付
け箇所のねじ孔に整合させ、その状態を保ったままで前
記ねじ孔にボルトをねじ込むといった煩雑な作業が必要
である。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、樹脂製
部品などの被取付け部を所定の取付け箇所に取付けると
きに、この被取付け部が過度に締付けられるのをボルト
に形成された規制部で規制することにより、部品の脱落
などを解消するとともに、被取付け部の取付け作業に際
しては取付け箇所に被取付け部を仮付けした状態で締付
け可能としてその作業の向上を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の部品取付け構造はつぎのように構成されて
いる。請求項1記載の構成は、所定の取付け箇所のねじ
孔にねじ込まれるボルトにより、部品の被取付け部がそ
のボルト挿通孔を通じて取付けられる部品取付け構造で
あって、前記ボルトはそのねじ部の一部が前記取付け箇
所のねじ孔にねじ込まれた状態において取付け箇所の表
面から突出した状態となり、この突出部分に対してその
端部から被取付け部のボルト挿通孔を通し、かつこの被
取付け部に続いてナットをねじ込むことが可能で、しか
もボルトには前記取付け箇所のねじ孔に対するねじ部の
ねじ込み及びこのボルトに対する前記ナットのねじ込み
を規制する規制部が形成されているとともに、この規制
部でねじ込みが規制された状態でのナットの座面と取付
け箇所の表面との間の寸法が前記の被取付け部の肉厚と
ほぼ同一寸法に設定されている。請求項2記載の構成に
おいては、前記ボルトに、このボルトに対する前記ナッ
トのねじ込みに支障のない操作部が形成されている。請
求項3記載の構成では、前記規制部がボルトにおいてね
じの形成されていない部分である。
【0006】
【作用】請求項1記載の構成によれば、樹脂製部品など
の被取付け部を取付け箇所に取付ける際は、まず最初に
前記ボルトにおけるねじ部の一部を取付け箇所のねじ孔
にねじ込む。これによって取付け箇所の表面から突出し
た状態となったボルトに対し、前記被取付け部のボルト
挿通孔を通して仮付けすることができる。そしてボルト
に前記ナットをねじ込むことにより、被取付け部が取付
け箇所に締付けられる。また前記被取付け部を前記ナッ
トによって締付けるときに、このナットの締付けは前記
ボルトの規制部によって規制され、ナットの締め過ぎに
よる被取付け部の破損などが回避される。そしてこの規
制部はボルトに形成されているため、その脱落が解消さ
れる。請求項2記載の構成において、ボルトを前記取付
け箇所のねじ孔にねじ込むときにはその操作部を利用す
ることにより、これまでのボルトと同様に簡単に作業が
行える。請求項3記載の構成によれば、ボルトにおいて
ねじ部の形成されていない部分を前記規制部としている
ので、その構造が簡単となる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1は樹脂製部品の被取付け部20と、これを
取付けるためのボルト10及びナット40とを表した斜
視図である。この図面で示されているように、ボルト1
0のほぼ中間部には軸線に沿った所定の範囲において、
他より径の大きい規制部18が一体に形成されている。
そしてこの規制部18を除く部分は上下の両先端までの
全域にわたって、ねじ部12となっている。このねじ部
12のうち、前記規制部18より上側のねじ部12aに
はボルト10の上端側からナット40がねじ込まれるよ
うになっている。
【0008】また前記ボルト10の上端面には、そのね
じ部12aの谷径より小径の頭部14が一体に形成され
ている。この頭部14はボルト10の操作部として機能
するもので、前記規制部18より下側のねじ部12bを
後で説明する取付け箇所30のねじ孔32にねじ込む作
業に際し、六角レンチやスパナなどの工具が使用できて
便利である。したがってこの操作部としては使用する工
具に応じて例えばドライバー用の係合溝をボルト10の
上端面に形成してもよい。ただし、このような操作部を
備えていない場合でも例えば前記規制部18をプライヤ
ーなどでクランプして前記のねじ込み作業を行うことは
可能である。
【0009】前記被取付け部20は、例えば車両用のワ
イヤハーネスを納めるプロテクターなどの樹脂製部品
(図示外)の一部に一体成形されており、そこにはボル
ト挿通孔22が貫通してあけられている。このボルト挿
通孔22の内径は、前記ボルト10の規制部18を挿通
させれる寸法に設定されている。
【0010】図2に車両におけるエンジンブロックや変
速機ケースなどの取付け箇所30に前記被取付け部20
を取付けた状態が断面図で示されている。この図面で明
らかなように、取付け箇所30に形成されたねじ孔32
には前記ボルト10のねじ部12bがねじ込まれてお
り、そのねじ込み量は前記規制部18の下面が取付け箇
所30の表面に接触することで規制されている。この状
態のボルト10において取付け箇所30の表面から上方
へ突出した部分(規制部18も含む)には、前記被取付
け部20のボルト挿通孔22が通され、かつ前記ねじ部
12aにナット40がねじ込まれている。
【0011】図2で示すように前記ナット40のねじ込
みは、その座面が前記規制部18の上面に接触すること
で規制される。そしてこのときのナット40の座面と取
付け箇所30の表面との間の寸法が、前記被取付け部2
0の肉厚とほぼ同一寸法となっている。したがってナッ
ト40の締め過ぎによる被取付け部20の変形や破損が
回避される。
【0012】つぎに前記被取付け部20の取付け作業に
ついて説明する。まず前記ボルト10の操作部である前
記頭部14を所定の工具で操作して、前記ねじ部12b
を取付け箇所30のねじ孔32に対して前記規制部18
で規制されるまでねじ込む。このねじ込み作業は、一般
的な構造のボルトと同様に容易に行える。つづいてこの
ボルト10に対して前記被取付け部20のボルト挿通孔
22を通し、この被取付け部20を仮付けしておく。こ
の状態でボルト10のねじ部12aにナット40をねじ
込み、前記規制部18で規制される位置で締付けて取付
け作業を終える。
【0013】なお前記ボルト10における上側のねじ部
12aと下側のねじ部12bとは、その径あるいはねじ
の方向を変えてもよい。また前記規制部18は、ボルト
10において単にねじの形成されてない部分として構造
の簡素化を図ることも可能である。この場合はボルト1
0のねじ部12が終わる箇所(不完全ねじ部の箇所)に
おいて、取付け箇所30のねじ孔32に対するねじ込み
及びナット40のねじ込みが規制される。
【0014】
【発明の効果】本発明は、樹脂製部品などの被取付け部
が過度に締付けられるのを規制するための規制部がボル
トに形成されているので、その脱落などを解消でき、ま
た被取付け部の取付け作業に際しては取付け箇所に被取
付け部を仮付けした状態で、その後の作業を容易に遂行
できる。また前記ボルトのねじ込み作業は、一般的なボ
ルトと何ら変わることなく行えるとともに、前記規制部
の構造をより簡素化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品の被取付け部とボルト及びナットとを表し
た斜視図である。
【図2】取付け箇所に被取付け部を取付けた状態の断面
図である。
【符号の説明】
10 ボルト 12 ねじ部 14 操作部(頭部) 18 規制部 20 被取付け部 22 ボルト挿通孔 30 取付け箇所 32 ねじ孔 40 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の取付け箇所のねじ孔にねじ込まれ
    るボルトにより、部品の被取付け部がそのボルト挿通孔
    を通じて取付けられる部品取付け構造であって、 前記ボルトは、そのねじ部の一部が前記取付け箇所のね
    じ孔にねじ込まれた状態において取付け箇所の表面から
    突出した状態となり、この突出部分に対してその端部か
    ら前記被取付け部のボルト挿通孔を通し、かつこの被取
    付け部に続いてナットをねじ込むことが可能で、しかも
    前記ボルトには前記取付け箇所のねじ孔に対するねじ部
    のねじ込み及びこのボルトに対する前記ナットのねじ込
    みを規制する規制部が形成されているとともに、この規
    制部でねじ込みが規制された状態でのナットの座面と取
    付け箇所の表面との間の寸法が前記の被取付け部の肉厚
    とほぼ同一寸法に設定されていることを特徴とした部品
    取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ボルトには、このボルトに対する前
    記ナットのねじ込みに支障のない操作部が形成されてい
    ることを特徴とした請求項1記載の部品取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記規制部がボルトにおいてねじの形成
    されていない部分であることを特徴とした請求項1記載
    の部品取付け構造。
JP1639494A 1994-02-10 1994-02-10 部品取付け構造 Pending JPH07224825A (ja)

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JP1639494A JPH07224825A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 部品取付け構造

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JP1639494A JPH07224825A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 部品取付け構造

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ID=11915037

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JP1639494A Pending JPH07224825A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 部品取付け構造

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JP (1) JPH07224825A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1925829A1 (en) * 2006-11-21 2008-05-28 Magneti Marelli Powertrain S.p.A. A metal clamping screw for plastic component
JP2013002207A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Yoshikuni Okura 階段

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1925829A1 (en) * 2006-11-21 2008-05-28 Magneti Marelli Powertrain S.p.A. A metal clamping screw for plastic component
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