JPS6030475Y2 - エンジン点火用配電器の取付け装置 - Google Patents

エンジン点火用配電器の取付け装置

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Publication number
JPS6030475Y2
JPS6030475Y2 JP9851980U JP9851980U JPS6030475Y2 JP S6030475 Y2 JPS6030475 Y2 JP S6030475Y2 JP 9851980 U JP9851980 U JP 9851980U JP 9851980 U JP9851980 U JP 9851980U JP S6030475 Y2 JPS6030475 Y2 JP S6030475Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power distributor
adjustment piece
ignition timing
locking member
fixing bolt
Prior art date
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Expired
Application number
JP9851980U
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English (en)
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JPS5720568U (ja
Inventor
晴己 東
俊哉 角田
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエンジン点火用配電器の取付は装置、詳しく
は配電器本体をエンジン本体に対して回転して点火時期
を調整する調整片の取付は装置に関するものである。
(従来技術) 従来、点火コイルに発生した高圧電流をそれぞれの点火
プラグに順次配分するニシン点火用配電器においては、
配電器本体をエンジン本体に対して回転させて点火時期
を調整し、かつこの調整後、エンジン本体にボルトによ
り固定する調整片が配電器本体の外周部に設けられてい
る。
(例えば、実開昭50−61224号公報)。
上記点火時期は排ガス対策にしたがってメーカ側で適正
に設定されているが、排ガス対策を優先して点火時期を
設定すると、エンジンの出力が若干低下する。
したがつて、ユーザ側において、エンジン出力を増大す
るために、上記ボルトを弛緩して配電器本体を回転させ
、点火時期を早める操作がなされ排ガス対策を消失させ
る時間があった。
そこで、排ガス対策にしたがってメーカ側で適正に設定
された点火時期が、ユーザ側において変更されないよう
に、つまり配電器本体が回転されないように構成された
配電器の取付は装置が特開昭54−1527221−公
報によって開示されている。
しかし、この先行技術では、取付板の長大を介してねじ
締めされるボルトにより、配電器本体が取付板にねじ締
めされている。
上記のボルトは、締付は後には弛めることができない構
造になっているけれども、単にボルトの締付によりボル
ト頭部下面が取付板を押圧することによって生じる摩擦
力のみで、配電器本体が取付板に位置決めされているた
め、ユーザ側、つまり一般に運転者などがハンマ、たが
ねなどの工具を用いて、配電器本体を叩打することによ
り、取付板に対して配電器本体が長穴に沿って回転され
、点火時期が変更でき、簡単に点火時期を早める操作が
なされて、排ガス対策を消失させる問題を完全に解決で
きないものである。
(考案の目的) この考案は上記従来の問題を解決するためになされたも
ので、配電器本体の位置決めを、単にボルトの締付けに
よる摩擦力のみに依存しないようにして、メーカ側で設
定された適正点火時期がユ−ザ側で勝手に変更されるの
を防止し、排ガス対策に貢献できる信頼性の高いエンジ
ン点火用配電器の取付装置を提供することを目的とする
(考案の構成) 上記目的を遠戚するため、この考案は配電器に設けら、
かつ配電器をエンジン本体に対して回転させることによ
り点火時期を調整する調整片に、配電器の駆動軸の軸心
を中心とする円弧状の長孔と、この長孔沿いに配置され
た複数の第1係合部とを設け、上記調整片に載置するロ
ック部材の下面に上記第1係合部の少くとも1つと係合
する第2保合部を設け、上記調整片によって配電器を回
転させて適正点火時期に調整したのち、ロック部材の第
2係合部を下降させ、この第2係合部を最も近い第1保
合部に嵌合係止させるとともに、固定ボルトをねじ締め
し、このボルトのつば部を上記ロック部材に形成した収
容部に収容する構成としている。
すなわち、上記第1、第2係合部の嵌合係止によって1
つのボルトによって固定されている調整片の回転が阻止
される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明する
第1図において、1はエンジン本体、2は配電器、3は
調整片で配電器本体4の基部に固着されている。
なお、この固着に関しては通常、用いられているように
、調整片3に形成された丸孔(図示せず)を介したボル
トによる固着もしくは溶接などの固着手段を用いればよ
いが、本実施例にあっては、その固着手段を限定しない
この調整片3およびその上面に載置されたロック部材5
を貫通して、固定ボルト6のねじ部7がエンジン本体1
に螺着されている。
調整片3には配電器2の駆動軸8の軸心を中心とする円
弧状(第2図参照)の長孔9が設けられている。
したがって、長孔9に沿って調整片3を回動させること
により、配電器本体4がエンジン本体1に対して回転さ
れて点火時期の調整がなされる。
調整片3にはさらに上記長孔9沿いに複数の第1保合部
10が設けられている。
ロック部材5には上記固定ボルト6の挿通孔11が設け
られ、かつその下面には上記第1係合部10と係合する
第2係合部12が、また上面には上記固定ボルト6のつ
ば部13を収容する収容部14(第3図)がそれぞれ形
成されている。
15は頭部で、固定ボルト6のつば部13の上面に突設
され、この頭部15とつば部13との間に一定以上の締
付はトルクで破断するくびれ部16が形成されている。
上記構成において、まず、第1図の頭部15を有する固
定ボルト6をロック部材5のボルトの挿通孔11と調整
片3の円弧状の長孔9を貫通してエンジン本体1のねじ
孔17に螺着し、ロック部材5の第2係合部12を調整
片3の第1保合部10から離脱させた状態で、調整片3
にて配電器本体4を回転して適正点火時期を調整する。
しかるのち、ロック部材5を下降させてその第2係合部
12を最も近い位置の第1係合部10に嵌合係止する。
これにより調整片3がロック部材5を介して固定ボルト
6に連結され、配電器本体4の回転が阻止される。
ついで、固定ボルト6の頭部15をレンチ(図示せず)
などで回転して、固定ボルト6のつば部13をロック部
材5に締付ける。
さらに締付けを継続することで締付トルクが一定以上に
なると、固定ボルト6のくびれ部16が破断して、頭部
15がつば部13から除去される。
つば部13はロック部材5の収容部14に収容されてい
るため、上記のように固定ボルト6の頭部15が除去さ
れることにより、固定ボルト6は弛緩できなくなる。
しかも、調整片3をハンマ、たがねなどの工法を用いて
叩打しても、第1、第2係合部10,12が嵌合係止し
ているから回転しない。
つまり、調整片3の回転は固定ボルト6の締付けによっ
て生じる摩擦力のみにて阻止されるのではなく、ロック
部材5の第2保合部12を調整片3の第1係合部10に
嵌合係止させたロック状態によって阻止される。
すなわち、メーカ側で設定された適正点火時期はユーザ
側で勝手に変更することができず、排ガス対策の消失が
防止される。
なお、固定ボルト6の頭部15を廃止して、つば部13
を収容部14で直接締付は可能な形状とする場合には、
第4図のように、収容部14に蓋体18を打込んで、こ
の蓋体1Bにてつば部13を回転できないようにすれば
よい。
また第1係合部10は孔、第2保合部12は突起とした
が、前記10を突起、後者12を孔とすることができる
また、孔に代えて溝を採用することができる。
第5図は溝を第1係合部10とした例を示す。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、ロック部材の
収容部にボルトのつば部が収容され、かつロック部材と
調整片とが第1、第2保合部の嵌合係止によって結合さ
れているから、メーカ側で設定された適正点火時期はユ
ーザ側で勝手に変更することができず、排ガス対策に貢
献できる上、構造の簡略化と組立作業の容易化が実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかるエンジン点火用配
電器の取付は装置の一部切欠側面図、第2図は調整片の
一部切欠平面図、第3図はロック部材の平面図、第4図
はボルト弛緩防止構造の変形例を示す一部切欠側面図、
第5図は第1保合部の変形例を示す一部切欠平面図であ
る。 1・・・・・・エンジン本体、2・・・・・・配電器、
3・・・・・・調整片、5・・・・・田ツク部材、6・
・・・・・固着ボルト、8・・・・・・駆動軸、9・・
・・・・長孔、10・・・・・・第1係合部、12・・
・・・・第2係合部、13・・・・・・つば部、14・
・・・・・収容部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配電器に設けられかつ配電器をエンジン本体に対して回
    転させることにより点火時期を調整する調整片に、配電
    器の駆動軸の軸心を中心とする円弧状の長孔と、この長
    孔沿いに配置された複数の第1係合部とを設け、上記調
    整片に載置するロック部材の下問に上記第1係合部の少
    くとも1つと係合する第2保合部を設け、上面に上記調
    整片の固定ボルトのつば部を収容する収容部を形成した
    ことを特徴とするニシン点火用配電器の取付は装置。
JP9851980U 1980-07-11 1980-07-11 エンジン点火用配電器の取付け装置 Expired JPS6030475Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9851980U JPS6030475Y2 (ja) 1980-07-11 1980-07-11 エンジン点火用配電器の取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9851980U JPS6030475Y2 (ja) 1980-07-11 1980-07-11 エンジン点火用配電器の取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5720568U JPS5720568U (ja) 1982-02-02
JPS6030475Y2 true JPS6030475Y2 (ja) 1985-09-12

Family

ID=29460230

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9851980U Expired JPS6030475Y2 (ja) 1980-07-11 1980-07-11 エンジン点火用配電器の取付け装置

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JPS5720568U (ja) 1982-02-02

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