JPS614113A - 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル - Google Patents
含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS614113A JPS614113A JP59124760A JP12476084A JPS614113A JP S614113 A JPS614113 A JP S614113A JP 59124760 A JP59124760 A JP 59124760A JP 12476084 A JP12476084 A JP 12476084A JP S614113 A JPS614113 A JP S614113A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorine
- cable
- containing elastomer
- tetrafluoroethylene
- coated wire
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、含ふっ素エラストマ被覆電線・ケーブル、特
に耐熱変形性に優れた電線・ケーブルに関するものであ
る。
に耐熱変形性に優れた電線・ケーブルに関するものであ
る。
[従来の技術]
テトラフルオ[1エチレン−プロピレン系共重合体は、
高度の熱安定性、絶縁性、耐薬品性、難燃性を有する架
橋可能な含ふっ素エラストマ共重合体として知られてお
り、かかる共重合体を導体又は電線コア外周に被覆する
ことにより、上記の特長を有する電線・ケーブルを得る
ことが可能である。
高度の熱安定性、絶縁性、耐薬品性、難燃性を有する架
橋可能な含ふっ素エラストマ共重合体として知られてお
り、かかる共重合体を導体又は電線コア外周に被覆する
ことにより、上記の特長を有する電線・ケーブルを得る
ことが可能である。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、テトラフルオロエチレン−プロピレン系
共重合体は耐熱変形性に劣るという問題があり、これを
電線・ケーブルに適用する場合、従来はMTやFTなど
のカーボンブラック、タルク、クレー、けい酸等の白色
系フィラーを混和しているが、カーボンブラックを混和
した場合には電気絶縁性が、白色系フィラーを混和した
場合には熱安定性が損なわれるという問題が新たに認識
されるに到った。
共重合体は耐熱変形性に劣るという問題があり、これを
電線・ケーブルに適用する場合、従来はMTやFTなど
のカーボンブラック、タルク、クレー、けい酸等の白色
系フィラーを混和しているが、カーボンブラックを混和
した場合には電気絶縁性が、白色系フィラーを混和した
場合には熱安定性が損なわれるという問題が新たに認識
されるに到った。
本発明は上記に基づいてなされたものであり、テトラフ
ルオロエチレン−プロピレン系共重合体の本来の特長で
ある耐熱性を損なうことなく耐熱変形性を向上した被覆
を有する電線・ケーブルの提供を目的とするものである
。
ルオロエチレン−プロピレン系共重合体の本来の特長で
ある耐熱性を損なうことなく耐熱変形性を向上した被覆
を有する電線・ケーブルの提供を目的とするものである
。
[問題点を解決するための手段]
本発明の電線・ケーブルは、テトラフルオロ]。
チレンープロピレン系共重合体100Ei1部に対し、
けい酸カルシウムを10〜100重り部含有する組成物
の被覆層を設け、該被覆層を架橋して構成したものであ
る。
けい酸カルシウムを10〜100重り部含有する組成物
の被覆層を設け、該被覆層を架橋して構成したものであ
る。
本発明において、テトラフルオロJヂレンープロピレン
系共重合体としては、主成分の°ア1〜ラフルオロエチ
レンとプロピレンに加えて、これらと共重合可能な成分
、例えばエチレン、ブテン−1、イソブチン、フクリル
酸およびそのアルキルエステル、メタクリル酸およびそ
のアルキルニスデル、ふり化ビニル、ぶつ化ビニリデン
、ヘキザフルオロプロペン、クロロエチルビニルエーテ
ル、グリシジルビニルエーテル、クロロトリフルオロエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等を適当
に含有せしめたものであってもよい。
系共重合体としては、主成分の°ア1〜ラフルオロエチ
レンとプロピレンに加えて、これらと共重合可能な成分
、例えばエチレン、ブテン−1、イソブチン、フクリル
酸およびそのアルキルエステル、メタクリル酸およびそ
のアルキルニスデル、ふり化ビニル、ぶつ化ビニリデン
、ヘキザフルオロプロペン、クロロエチルビニルエーテ
ル、グリシジルビニルエーテル、クロロトリフルオロエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等を適当
に含有せしめたものであってもよい。
かかる共重合体において、テトラフルオロエチレン/プ
ロピレンの含有モル比としては9515〜30/70、
特に90/10〜45155の範囲から選定することが
耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加えら
れる主成分以外の成°分の含有量としては通常50モル
%以下、特に30モル%以下の範囲から選定することが
好ましい。
ロピレンの含有モル比としては9515〜30/70、
特に90/10〜45155の範囲から選定することが
耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加えら
れる主成分以外の成°分の含有量としては通常50モル
%以下、特に30モル%以下の範囲から選定することが
好ましい。
本発明において使用されるケイ酸カルシウム番よ、通常
ワラストナイトと呼ばれ、粒径は1μ前後の′ ものが
多い、また、けい酸カルシウムは、分散性や補強性を上
げるため表面を脂肪酸、シランカップリング剤、チタネ
ートカップリング剤等で処理したものでもよい。
ワラストナイトと呼ばれ、粒径は1μ前後の′ ものが
多い、また、けい酸カルシウムは、分散性や補強性を上
げるため表面を脂肪酸、シランカップリング剤、チタネ
ートカップリング剤等で処理したものでもよい。
けい酸カルシウムの含有量は、テトラフルオロエチレン
−プロピレン系共重合体100重量部に対して10〜1
00重量部とする必要があり、10重量部未満では耐熱
変形性を改善する効果が少なく、100重量部を越える
と組成物の熱安定性が損なわれると共に粘度が高くなっ
て押出が困難になる。
−プロピレン系共重合体100重量部に対して10〜1
00重量部とする必要があり、10重量部未満では耐熱
変形性を改善する効果が少なく、100重量部を越える
と組成物の熱安定性が損なわれると共に粘度が高くなっ
て押出が困難になる。
上記したテトラフルオロエチレンープ[1ピレン系共重
合体及びけ゛い酸カルシウムを必須成分ど゛リ−る組成
物は導体又は電線コア外周に押出被覆された後に架橋さ
れる。
合体及びけ゛い酸カルシウムを必須成分ど゛リ−る組成
物は導体又は電線コア外周に押出被覆された後に架橋さ
れる。
架橋方法としては、有機過酸化物やアミン類等の添加に
よる化学架橋、あるいはγ線や電子線等の電離性放射線
の照射による照射架橋等が採用され、特に限定されない
。
よる化学架橋、あるいはγ線や電子線等の電離性放射線
の照射による照射架橋等が採用され、特に限定されない
。
有機過酸化物の具体例としては、ジ−t−ブチルバーオ
キサイド、t−ブチルクミルパーAキサイド、ジクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)−へ4−シン−3,1,3−ビス−
(t−ブチルパーオキシ−イソプロビル)ベンゼン等が
あげられる。
キサイド、t−ブチルクミルパーAキサイド、ジクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)−へ4−シン−3,1,3−ビス−
(t−ブチルパーオキシ−イソプロビル)ベンゼン等が
あげられる。
アミン類の具体例としては、ヘキサメヂレンジアミン、
テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミン等
のいわゆるアルキルポリアミンあるいはそのカルバミン
酸、シンナミリデン酸等の塩、またはピペラジン、ピペ
リジン、トリジン、アニリン、フェナンスロリン等のア
ロマティックポリアミンおよびその塩等があげられる。
テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミン等
のいわゆるアルキルポリアミンあるいはそのカルバミン
酸、シンナミリデン酸等の塩、またはピペラジン、ピペ
リジン、トリジン、アニリン、フェナンスロリン等のア
ロマティックポリアミンおよびその塩等があげられる。
また、アリル化合物、硫黄、有機アミン類、マレイミド
、メタクリレート類、ジビニル化合物等の架橋助剤の採
用も可能であり、好ましくは、フタル酸ジアリル、トリ
アリル燐酸、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
シアヌレート等のアリル化合物が採用可能である。
、メタクリレート類、ジビニル化合物等の架橋助剤の採
用も可能であり、好ましくは、フタル酸ジアリル、トリ
アリル燐酸、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
シアヌレート等のアリル化合物が採用可能である。
本発明においては、上記成分以外にポリぶつ化ビニリデ
ン、■ヂレンテトラフルオロエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン等のふっ素樹脂、ぶつ化ビニリデン−へキ
サフルオロプロピレン共重合体に代表されるふっ素ゴム
を適宜混合してもよい。また、その他補強剤、顔料、滑
剤、押出助剤、酸化防止剤、安定剤等の各種添加剤を配
合してもよい。
ン、■ヂレンテトラフルオロエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン等のふっ素樹脂、ぶつ化ビニリデン−へキ
サフルオロプロピレン共重合体に代表されるふっ素ゴム
を適宜混合してもよい。また、その他補強剤、顔料、滑
剤、押出助剤、酸化防止剤、安定剤等の各種添加剤を配
合してもよい。
[実施例]
第1表に示すJ:うに各種成分を所定量配合し、60℃
に加熱した8インチロールで混練した。次に、これをヘ
ッド:100℃、シリンダ1:100℃、シリンダー2
二80℃に設定した40TrL/′rrL押出111(
L/D=22)により、外径1゜6Mφのスズメッキ銅
撚線外周に0.5姻の厚さに押出被覆し13気圧のスチ
ーム(温度:195℃)中に3分間保持することにより
電線を作成した。 このようにして作成した電線につい
て、JIS規格に基づいて加熱変形率と絶縁抵抗を評価
すると共に、ふっ素樹脂に関する電気用品の熱安定性試
験条件である250’CXd日で熱劣化後の引張強さと
伸びの変化を測定した。なお、熱劣化は心線を抜いて測
定した。これらの結果を第1表の下欄に示す。
に加熱した8インチロールで混練した。次に、これをヘ
ッド:100℃、シリンダ1:100℃、シリンダー2
二80℃に設定した40TrL/′rrL押出111(
L/D=22)により、外径1゜6Mφのスズメッキ銅
撚線外周に0.5姻の厚さに押出被覆し13気圧のスチ
ーム(温度:195℃)中に3分間保持することにより
電線を作成した。 このようにして作成した電線につい
て、JIS規格に基づいて加熱変形率と絶縁抵抗を評価
すると共に、ふっ素樹脂に関する電気用品の熱安定性試
験条件である250’CXd日で熱劣化後の引張強さと
伸びの変化を測定した。なお、熱劣化は心線を抜いて測
定した。これらの結果を第1表の下欄に示す。
第1表からも明らかな通り、本発明の範囲にある実施例
1〜5ではいずれも加熱変形も小ざく、熱安定性、絶縁
抵抗も良好であった。
1〜5ではいずれも加熱変形も小ざく、熱安定性、絶縁
抵抗も良好であった。
これに対し、けい酸カルシウムの含有量が少ない比較例
1では加熱変形率が大きく、多すぎる比較例2では熱安
定性に劣る。また、従来使用されているフィラー(比較
例3〜7)では、熱安定性又は絶縁性のいずれか一方が
大きく劣っている。
1では加熱変形率が大きく、多すぎる比較例2では熱安
定性に劣る。また、従来使用されているフィラー(比較
例3〜7)では、熱安定性又は絶縁性のいずれか一方が
大きく劣っている。
[発明の効果]
以上説明してきた通り、本発明はテトラフルオロエチレ
ン−プロピレン系共重合体及びけい酸カルシウムを所定
量含有する組成物の架橋体を被覆層とするものであり、
耐熱性及び耐熱変形性に優れた含ふっ素エラストマ被覆
電線・ケーブルが得られる。
ン−プロピレン系共重合体及びけい酸カルシウムを所定
量含有する組成物の架橋体を被覆層とするものであり、
耐熱性及び耐熱変形性に優れた含ふっ素エラストマ被覆
電線・ケーブルが得られる。
Claims (2)
- (1)テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体
100重量部に対し、けい酸カルシウムを10〜100
重量部含有する組成物の被覆層を有し、該被覆層は架橋
されていることを特徴とする含フッ素エラストマ被覆電
線・ケーブル。 - (2)テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体
のテトラフルオロエチレン/プロピレンの含有モル比が
95/5〜30/70である特許請求の範囲第1項記載
の含ふっ素エラストマ被覆電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59124760A JPS614113A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59124760A JPS614113A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS614113A true JPS614113A (ja) | 1986-01-10 |
Family
ID=14893433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59124760A Pending JPS614113A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS614113A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62193011A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-24 | 株式会社クラベ | 耐熱耐油絶縁電線 |
JPS63284711A (ja) * | 1987-05-14 | 1988-11-22 | Hitachi Cable Ltd | 含ふっ素エラストマ被覆キャブタイヤケ−ブル |
JPS63185179U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-29 | ||
US20120063944A1 (en) * | 2009-05-20 | 2012-03-15 | Thore Lund | Bearing component |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59139504A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-08-10 | 日立電線株式会社 | フツ化水素発生を抑止するフルオロオレフイン系共重合体電気絶縁組成物 |
-
1984
- 1984-06-18 JP JP59124760A patent/JPS614113A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59139504A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-08-10 | 日立電線株式会社 | フツ化水素発生を抑止するフルオロオレフイン系共重合体電気絶縁組成物 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62193011A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-24 | 株式会社クラベ | 耐熱耐油絶縁電線 |
JPS63284711A (ja) * | 1987-05-14 | 1988-11-22 | Hitachi Cable Ltd | 含ふっ素エラストマ被覆キャブタイヤケ−ブル |
JPS63185179U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-29 | ||
US20120063944A1 (en) * | 2009-05-20 | 2012-03-15 | Thore Lund | Bearing component |
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