JPS6116412A - 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル - Google Patents
含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS6116412A JPS6116412A JP13672384A JP13672384A JPS6116412A JP S6116412 A JPS6116412 A JP S6116412A JP 13672384 A JP13672384 A JP 13672384A JP 13672384 A JP13672384 A JP 13672384A JP S6116412 A JPS6116412 A JP S6116412A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl acetate
- fluorine
- tetrafluoroethylene
- cable
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、含ふっ素エラストマ被覆電線・ケーブル、特
に耐寒性を付与した電線・ケーブルに関するものである
。
に耐寒性を付与した電線・ケーブルに関するものである
。
[従来の技術1
テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体は、高
度の熱安定性、耐油性、絶縁性、耐薬品性、難燃性を有
する架橋可能な含ふっ素エラストマ共重合体として知ら
れており、かかる共重合体を導体又は電線コア外周に被
覆することにより、上記の特長を有する電線・ケーブル
を得ることが可能である。
度の熱安定性、耐油性、絶縁性、耐薬品性、難燃性を有
する架橋可能な含ふっ素エラストマ共重合体として知ら
れており、かかる共重合体を導体又は電線コア外周に被
覆することにより、上記の特長を有する電線・ケーブル
を得ることが可能である。
しかしながら、従来のかかる電線・ケーブルは耐寒性に
劣るという問題があり、低温雰囲気での使用が制限され
るという問題があった。
劣るという問題があり、低温雰囲気での使用が制限され
るという問題があった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は上記に基づいてなされたものであり、耐寒性を
大幅に改善したデトラフルオロエチレンープロピレン系
共重合体組成物を被覆した電線・ケーブルの提供を目的
とするものである。
大幅に改善したデトラフルオロエチレンープロピレン系
共重合体組成物を被覆した電線・ケーブルの提供を目的
とするものである。
r問題点を解決するための手段]
本発明の電線・ケーブルは、テトラフルオロエヂレンー
ブロビレン系共重合体と酢酸ビニルωが20〜60重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の総和に占めるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の含有量が16〜60重量%
である組成物の被覆層を設け、該被覆層を架橋して構成
したものである。
ブロビレン系共重合体と酢酸ビニルωが20〜60重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の総和に占めるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の含有量が16〜60重量%
である組成物の被覆層を設け、該被覆層を架橋して構成
したものである。
[作用]
本発明において、テトラフルオロエチレン−プロピレン
系共重合体としては、主成分のテトラフルオロエチレン
とプロピレンに加えて、これらと共重合可能な成分、例
えばエチレン−ブテン−1、イソブチン、アクリル酸お
よびそのアルキルエステル、メタクリル酸およびそのア
ルキルエステル、ぶつ化ビニル、ふつ化ビニリデン、ヘ
キザフルオロプロペン、クロロエチルビニルエーテル、
グリシジルビニルエーテル、クロロトリフルオロエチレ
ン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等を適当に含
有せしめたものであってもよい。
系共重合体としては、主成分のテトラフルオロエチレン
とプロピレンに加えて、これらと共重合可能な成分、例
えばエチレン−ブテン−1、イソブチン、アクリル酸お
よびそのアルキルエステル、メタクリル酸およびそのア
ルキルエステル、ぶつ化ビニル、ふつ化ビニリデン、ヘ
キザフルオロプロペン、クロロエチルビニルエーテル、
グリシジルビニルエーテル、クロロトリフルオロエチレ
ン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等を適当に含
有せしめたものであってもよい。
かかる共重合体において、テトラフルオロエチレン/プ
ロピレンの含有モル比としては9515〜30〜70.
特に90/10〜45155の範囲から選定することが
耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加えら
れる主成分以外の成分の含有量としては通常50モル%
以下、特に30モル%以下の範囲から選定することが望
ましい。
ロピレンの含有モル比としては9515〜30〜70.
特に90/10〜45155の範囲から選定することが
耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加えら
れる主成分以外の成分の含有量としては通常50モル%
以下、特に30モル%以下の範囲から選定することが望
ましい。
本発明においては、Jヂレンー酢酸ビニル共重合体は酢
酸ビニルの含有量が20〜60重量%の範囲のものが使
用される。
酸ビニルの含有量が20〜60重量%の範囲のものが使
用される。
酢酸ビニルの含有量が20重量%以下では°アトラフル
オロ■ブレンープロピレン系共重合体との相溶性に劣り
、良好な外観を有する被覆層を肖ることができない。6
0重量%を越えると耐寒性を向上させる効果がなくなる
。
オロ■ブレンープロピレン系共重合体との相溶性に劣り
、良好な外観を有する被覆層を肖ることができない。6
0重量%を越えると耐寒性を向上させる効果がなくなる
。
かかるエチレン−酢酸ビニル共重合体は、テトラフルオ
ロエヂレンープロピレン系共重合体とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の総和に占める罎が15〜60重量%の範
囲で含有させる必要があり、15重量%未満では耐寒性
を改善する効果が少なく、60重量%を越えるとテトラ
フルオロエチレン−プロピレン系共重合体の特長である
耐油性が大幅に損なわれる。
ロエヂレンープロピレン系共重合体とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の総和に占める罎が15〜60重量%の範
囲で含有させる必要があり、15重量%未満では耐寒性
を改善する効果が少なく、60重量%を越えるとテトラ
フルオロエチレン−プロピレン系共重合体の特長である
耐油性が大幅に損なわれる。
上記したテトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合
体及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を必須成分とする
組成物は導体又は電線コア外周に押出被覆された後に架
橋される。
体及びエチレン−酢酸ビニル共重合体を必須成分とする
組成物は導体又は電線コア外周に押出被覆された後に架
橋される。
架橋方法としては、有機過酸化物やアミン類等の添加に
よる化学架橋、あるいはγ線や電子線等の電離性放射線
の照射による照射架橋等が採用され、特に限定されない
。
よる化学架橋、あるいはγ線や電子線等の電離性放射線
の照射による照射架橋等が採用され、特に限定されない
。
有機過酸化物の具体例としては、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3,1,3−ビス−(
t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼン等があ
げられる。
キサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3,1,3−ビス−(
t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼン等があ
げられる。
アミン類の具体例としては、ヘキサメチレンジアミン、
テl−ラエチレンペンタミン、トリエチレンテI−ラミ
ン等のいわゆるアルキルポリアミンあるいはそのカルバ
ミン等、シンナミリデン酸等の塩、またはピペラジン、
ピペリジン、ピリジン、アニリン、フェナンスロリン等
のアロマテイツクボ1ノアミンおよびその塩等があげら
れる。
テl−ラエチレンペンタミン、トリエチレンテI−ラミ
ン等のいわゆるアルキルポリアミンあるいはそのカルバ
ミン等、シンナミリデン酸等の塩、またはピペラジン、
ピペリジン、ピリジン、アニリン、フェナンスロリン等
のアロマテイツクボ1ノアミンおよびその塩等があげら
れる。
また、アリル化合物、硫黄、有機アミン類、マレイミド
、メタクリレート類、ジビニル化合物等の架橋助剤の採
用も可能である。好ましくは、フタル酸シアリン、トリ
アリル燐酸、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
シアヌレート等のアリル化合物が採用可能である。
、メタクリレート類、ジビニル化合物等の架橋助剤の採
用も可能である。好ましくは、フタル酸シアリン、トリ
アリル燐酸、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
シアヌレート等のアリル化合物が採用可能である。
本発明においては、上記成分以外にMTカーボンやFT
カーボン等のカーボンブラック、タルり、クレー、無水
けい酸といった充填剤、その他補強剤、顔料、滑剤、押
出助剤、酸化防止剤、安定斉1等の各種添加剤を配合し
てもよい。
カーボン等のカーボンブラック、タルり、クレー、無水
けい酸といった充填剤、その他補強剤、顔料、滑剤、押
出助剤、酸化防止剤、安定斉1等の各種添加剤を配合し
てもよい。
[実施例コ
第1表に示すように各種成分を所定量配合し、60℃に
加熱した8インチロールで混練した。次に、これをヘッ
ド=100℃、シリンダー1=100℃、シリンダー2
二80°Cに設定しIこ40m、/m押出IN(L/D
=22)により、外径1.6#φのスズメッキ銅撚線外
周(こQ、5mmの厚さに押出被覆し、13気圧のスチ
ーム(渇度:195%)中に3分間保持することにより
電線を作成した。
加熱した8インチロールで混練した。次に、これをヘッ
ド=100℃、シリンダー1=100℃、シリンダー2
二80°Cに設定しIこ40m、/m押出IN(L/D
=22)により、外径1.6#φのスズメッキ銅撚線外
周(こQ、5mmの厚さに押出被覆し、13気圧のスチ
ーム(渇度:195%)中に3分間保持することにより
電線を作成した。
このようにして作成した電線の表面外観、低温巻付、耐
油性について評価し結果を第1表の下欄に示す。
油性について評価し結果を第1表の下欄に示す。
低温巻付は、低温槽内に1時間放置後、自己径に巻付け
、割れたときの温度を調べた。また、耐油性は120℃
に加熱したASTM#2号油中に電線18時間浸漬後の
外径増加率を調べた。
、割れたときの温度を調べた。また、耐油性は120℃
に加熱したASTM#2号油中に電線18時間浸漬後の
外径増加率を調べた。
第1表からも明らかな通り、本発明の範囲にある実施例
1〜5ではいずれも低温性、耐油性、押出外観ともに優
れている。
1〜5ではいずれも低温性、耐油性、押出外観ともに優
れている。
これに対し、テトラフルオロエチレン−プロピレン共重
合体単独の比較例1では低温特性が劣り、酢酸ビニル含
量が本発明の規定値以下のエチレン−酢酸ビニル共重合
体を用いた比較例2では押出外観が劣り、酢酸ビニル3
量が木゛発明の規定値以上のエチレン−酢酸ビニル共重
合体を用いた比較例3で(ま、低温特性が劣り、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の配合量が本発明の規定値を越
える比較例4では、耐油性が劣る。
合体単独の比較例1では低温特性が劣り、酢酸ビニル含
量が本発明の規定値以下のエチレン−酢酸ビニル共重合
体を用いた比較例2では押出外観が劣り、酢酸ビニル3
量が木゛発明の規定値以上のエチレン−酢酸ビニル共重
合体を用いた比較例3で(ま、低温特性が劣り、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の配合量が本発明の規定値を越
える比較例4では、耐油性が劣る。
[発明の効果]
Claims (2)
- (1)テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体
と酢酸ビニル量が20〜60重量%のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の総和に占めるエチレン−酢酸ビニル共重
合体の含有量が15〜60重量%である組成物の被覆層
を有し、該被覆層は架橋されていることを特徴とする含
ふっ素エラストマ被覆電線・ケーブル。 - (2)テトラフルオロエチレン−プロピレン系共重合体
のテトラフルオロエチレン/プロピレンの含有モル比が
95/5〜30/70である特許請求の範囲第1項記載
の含ふっ素エラストマ被覆電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13672384A JPS6116412A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13672384A JPS6116412A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6116412A true JPS6116412A (ja) | 1986-01-24 |
Family
ID=15181986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13672384A Pending JPS6116412A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6116412A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02179899A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電気亜鉛メッキ浴の調整法 |
US5700866A (en) * | 1995-08-22 | 1997-12-23 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Co-curable base resistant fluoroelastomer blend composition |
JP2021155590A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 古河電気工業株式会社 | 架橋フッ素ゴム組成物、これを用いた配線材及びその製造方法、並びにシラン架橋用触媒組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5517938A (en) * | 1978-07-25 | 1980-02-07 | Hitachi Cable | Electrically insulating composition |
-
1984
- 1984-07-02 JP JP13672384A patent/JPS6116412A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5517938A (en) * | 1978-07-25 | 1980-02-07 | Hitachi Cable | Electrically insulating composition |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02179899A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電気亜鉛メッキ浴の調整法 |
US5700866A (en) * | 1995-08-22 | 1997-12-23 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Co-curable base resistant fluoroelastomer blend composition |
JP2021155590A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 古河電気工業株式会社 | 架橋フッ素ゴム組成物、これを用いた配線材及びその製造方法、並びにシラン架橋用触媒組成物 |
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