JPS61253718A - 低発煙性含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル - Google Patents
低発煙性含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS61253718A JPS61253718A JP60094203A JP9420385A JPS61253718A JP S61253718 A JPS61253718 A JP S61253718A JP 60094203 A JP60094203 A JP 60094203A JP 9420385 A JP9420385 A JP 9420385A JP S61253718 A JPS61253718 A JP S61253718A
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- JP
- Japan
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- fluorine
- containing elastomer
- smoke
- wire cable
- covered wire
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、耐熱性および可撓性を有し、しかも燃焼時に
おける煙の発生を抑制した低発煙性含ふっ素エラストマ
被覆電線・ケーブルに間するものである。
おける煙の発生を抑制した低発煙性含ふっ素エラストマ
被覆電線・ケーブルに間するものである。
[従来の技術]
テトラフルオロエチレン−αオレフィン共重合体、就中
テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体は、耐熱
性、耐薬品性、難燃性を有する架橋可能な含ふっ素エラ
ストマ共重合体として知られている。
テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体は、耐熱
性、耐薬品性、難燃性を有する架橋可能な含ふっ素エラ
ストマ共重合体として知られている。
かかる共重合体を導体上に直接または他の絶縁体を介し
て被覆することにより、耐熱性、耐薬品性、難燃性を有
する可撓性電線・ケーブルが実現されている。
て被覆することにより、耐熱性、耐薬品性、難燃性を有
する可撓性電線・ケーブルが実現されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、この電線・ケーブルが燃焼した場合、電
線・ケーブルの被覆材料として多用されてきているポリ
塩化ビニル樹脂やクロロブレンゴムに比べるとその量は
少ないが煙を発生する。
線・ケーブルの被覆材料として多用されてきているポリ
塩化ビニル樹脂やクロロブレンゴムに比べるとその量は
少ないが煙を発生する。
最近の趨勢として、この煙の発生をできるだけ少なくす
ることが要求されてきている。
ることが要求されてきている。
本発明は上記に基づいてなさたもので、燃焼時における
煙の発生を大幅に抑制できる低発煙性含ふっ素エラスト
マ被覆電線・ケーブルの提供を目的とするものである。
煙の発生を大幅に抑制できる低発煙性含ふっ素エラスト
マ被覆電線・ケーブルの提供を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明の電線・ケーブルは、テトラフルオロエチレン−
αオレフィン共重合体100重量部に対して2価または
3価の金属の水酸化物を5〜200重量部含有する組成
物の被覆層を設けて構成したことを特徴とするものであ
る。
αオレフィン共重合体100重量部に対して2価または
3価の金属の水酸化物を5〜200重量部含有する組成
物の被覆層を設けて構成したことを特徴とするものであ
る。
本発明において、テトラフルオロエチレンと共重合して
エラストマ性状を呈するαオレフィンとしては、プロピ
レンおよびブテン−1単独、ならびにエチレン、プロピ
レン、ブテン−1およびイソブチンから選ばれる2種以
上の組み合わせが例示されるが、プロピレンが好ましく
採用可能である。
エラストマ性状を呈するαオレフィンとしては、プロピ
レンおよびブテン−1単独、ならびにエチレン、プロピ
レン、ブテン−1およびイソブチンから選ばれる2種以
上の組み合わせが例示されるが、プロピレンが好ましく
採用可能である。
本発明において好適に採用されるテトラフルオロエチレ
ン−プロピレン共重合体においては、主成分のテトラフ
ルオロエチレンとプロピレンに加えて、これらと共重合
可能な成分、例えばエチレン、ブテン−1、イソブチン
、アクリル酸およびそのアルキルエステル、ぶつ化ビニ
ル、ぶつ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン、クロ
ロエチルビニルエーテル、グリシジルビニルエーテル、
クロロトリフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル等を適当に含有せしめたものであってもよ
い。
ン−プロピレン共重合体においては、主成分のテトラフ
ルオロエチレンとプロピレンに加えて、これらと共重合
可能な成分、例えばエチレン、ブテン−1、イソブチン
、アクリル酸およびそのアルキルエステル、ぶつ化ビニ
ル、ぶつ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン、クロ
ロエチルビニルエーテル、グリシジルビニルエーテル、
クロロトリフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル等を適当に含有せしめたものであってもよ
い。
かかる共重合体において、テトラブルオロエチレン/プ
ロピレンの含有モル比としては9515〜30/70、
特に90/10〜45155の範囲から選定することが
耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加えら
れる主成分以外の成分の含有量としては、通常50モル
%以下、特に30モル%以下の範囲から選定することが
好ましい。
ロピレンの含有モル比としては9515〜30/70、
特に90/10〜45155の範囲から選定することが
耐熱性、成形性等の面から好ましく、また、適宜加えら
れる主成分以外の成分の含有量としては、通常50モル
%以下、特に30モル%以下の範囲から選定することが
好ましい。
本発明における2価または3価の金属の水酸化物とは、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化バリウム等が該当し、これらは単独使用
および2種以上の併用が可能である。また、これらの表
面を脂肪酸、シランカップリング剤、チタネートカップ
リング剤等で処理したものでもよく、さらにハイドロタ
ルサイトのように2価または3価の金属が2種以上複合
したものであってもよい。
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化バリウム等が該当し、これらは単独使用
および2種以上の併用が可能である。また、これらの表
面を脂肪酸、シランカップリング剤、チタネートカップ
リング剤等で処理したものでもよく、さらにハイドロタ
ルサイトのように2価または3価の金属が2種以上複合
したものであってもよい。
これらの金属水酸化物の含有量は、テトラフルオロエチ
レン−αオレフィン共重合体100重量部に対して10
〜200重量部の範囲とする必要があり、5重量部未満
では燃焼時における煙の発生を抑制する効果は殆どなく
、200重量部を越えると組成物の耐熱性が損なわれる
と共に粘度が高くなって押出が困難になる。
レン−αオレフィン共重合体100重量部に対して10
〜200重量部の範囲とする必要があり、5重量部未満
では燃焼時における煙の発生を抑制する効果は殆どなく
、200重量部を越えると組成物の耐熱性が損なわれる
と共に粘度が高くなって押出が困難になる。
テトラフルオロエチレン−αオレフィン共重合体および
金属水酸化物を必須成分として含有する樹脂組成物は導
体外周に、または電線コア外周に押出被覆された後に必
要に応じ架橋される。
金属水酸化物を必須成分として含有する樹脂組成物は導
体外周に、または電線コア外周に押出被覆された後に必
要に応じ架橋される。
架橋方法としては、有機過酸化物やアミン類などによる
化学架橋、γ線や電子線などの電離性放射線による照射
架橋が採用され、特に限定されない。
化学架橋、γ線や電子線などの電離性放射線による照射
架橋が採用され、特に限定されない。
有機過酸化物の具体例としては、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミル
パーオキザイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3,1,3−ビス−(
t−ブチルパーオキシ−イソプロビル)ベンゼン等があ
げられる。
キサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミル
パーオキザイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3,1,3−ビス−(
t−ブチルパーオキシ−イソプロビル)ベンゼン等があ
げられる。
アミン類の具体例としては、ヘキサメチレンジアミン、
テトラエチレンへンタミン、トリエチレンテトラミン等
のいわゆるアルキルポリアミンあるいはそのカルバミン
酸、シンナミリデン酸等の塩、またはピペラジン、ピペ
リジン、ピリジン、アニリン、フェナンスロリン等のア
ロマティックポリアミンおよびその塩等があげられる。
テトラエチレンへンタミン、トリエチレンテトラミン等
のいわゆるアルキルポリアミンあるいはそのカルバミン
酸、シンナミリデン酸等の塩、またはピペラジン、ピペ
リジン、ピリジン、アニリン、フェナンスロリン等のア
ロマティックポリアミンおよびその塩等があげられる。
また、アリル化合物、硫黄、有機アミン類、マレイミド
、メタクリレート類、ジビニル化合物等の架橋助剤の採
用も可能であり、好ましくは、フタル酸ジアリル、トリ
アリル燐酸、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
シアヌレート等のフリル化合物が採用可能である。
、メタクリレート類、ジビニル化合物等の架橋助剤の採
用も可能であり、好ましくは、フタル酸ジアリル、トリ
アリル燐酸、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
シアヌレート等のフリル化合物が採用可能である。
本発明においては、上記成分以外にポリぶつ化ビニリデ
ン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、エチ
レン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリテト
ラフルオロエチレンなどのふっ紫樹゛脂、ふっ化ビニリ
デン−へキサフルオロプロピレンに代表されるふっ素ゴ
ムを適宜配合してもよい、テオラフルオロエチレンーα
オレフィン共重合体/ふっ素樹脂の配合重量比は、80
/20〜20/80の範囲が好ましい。
ン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、エチ
レン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリテト
ラフルオロエチレンなどのふっ紫樹゛脂、ふっ化ビニリ
デン−へキサフルオロプロピレンに代表されるふっ素ゴ
ムを適宜配合してもよい、テオラフルオロエチレンーα
オレフィン共重合体/ふっ素樹脂の配合重量比は、80
/20〜20/80の範囲が好ましい。
また、MTカーボンやFTカーボン等のカーボンブラッ
ク、タルク、クレー、無水けい酸といった充填剤、その
他補強剤、顔料、滑剤、押出助剤、酸化防止剤、安定剤
等の各種添加剤を配合してもよい。
ク、タルク、クレー、無水けい酸といった充填剤、その
他補強剤、顔料、滑剤、押出助剤、酸化防止剤、安定剤
等の各種添加剤を配合してもよい。
[実施例コ
実施例1〜9、比較例1−4
第1表に、示すように各種成分を所定量配合し、60℃
に加熱した8インチロールで混練した。次に、これをヘ
ッド:100℃、シリンダー1=100℃、シリンダー
2二80℃に設定した40m/m押出機(L/D=22
)により、外径1.6mmφのスズメッキ銅撚線外周に
0.5mmの厚さに押出被覆し、13気圧のスチーム(
温度:195℃)中に3分間保持することにより架橋し
て電線を作成した。
に加熱した8インチロールで混練した。次に、これをヘ
ッド:100℃、シリンダー1=100℃、シリンダー
2二80℃に設定した40m/m押出機(L/D=22
)により、外径1.6mmφのスズメッキ銅撚線外周に
0.5mmの厚さに押出被覆し、13気圧のスチーム(
温度:195℃)中に3分間保持することにより架橋し
て電線を作成した。
実施例10〜13
ヘッド:290℃、シリンダー1 :290℃、シリン
ダー2:280℃に設定した40m/m押出機(L/D
=22)により、外径1.6mmφのスズメッキ鋼撚線
外周に0.5mmの厚さに押出被覆して電線を作成した
。
ダー2:280℃に設定した40m/m押出機(L/D
=22)により、外径1.6mmφのスズメッキ鋼撚線
外周に0.5mmの厚さに押出被覆して電線を作成した
。
実施例14〜16
ヘツド:200℃、シリンダー1:200℃、シリンダ
ー2:190℃に設定した40m/m押出機(L/D
= 22)により、外径1.6mmφのスズメッキ銅撚
線外周に0.5mmの厚さに押出被覆して電線を作成し
た。
ー2:190℃に設定した40m/m押出機(L/D
= 22)により、外径1.6mmφのスズメッキ銅撚
線外周に0.5mmの厚さに押出被覆して電線を作成し
た。
実施例17〜19
ヘッド:270℃、シリンダー1:270℃、シリンダ
ー2:260℃に設定した40m/m押出機(L/D=
22)により、外径1.6mmφのスズメッキtjiv
s線外周に0.5mmの厚さに押出被覆して電線を作成
した。
ー2:260℃に設定した40m/m押出機(L/D=
22)により、外径1.6mmφのスズメッキtjiv
s線外周に0.5mmの厚さに押出被覆して電線を作成
した。
このようにして作成した電線から絶縁体を剥ぎ取り、プ
レス成形して厚さ0.5mmのシートにした。このシー
トのついてASTME−662のノンフレミング法に基
づく煙発生量測定装置により煙密度を測定した。
レス成形して厚さ0.5mmのシートにした。このシー
トのついてASTME−662のノンフレミング法に基
づく煙発生量測定装置により煙密度を測定した。
煙密度の測定結果を第1表の下欄に示す。
第1表より本発明の範囲にある実施例1〜19ではいず
れも比較例1,3および4に比して煙発生が少ないこと
がわかる。
れも比較例1,3および4に比して煙発生が少ないこと
がわかる。
[発明の効果]
以上の説明からも明らかな通り、本発明によれば燃焼時
における煙の発生を抑制した電線・ケーブルを得られる
ようになる。
における煙の発生を抑制した電線・ケーブルを得られる
ようになる。
Claims (2)
- (1)テトラフルオロエチレン−αオレフィン共重合体
100重量部に対して2価または3価の金属の水酸化物
を5〜200重量部含有する組成物の被覆層が設けられ
ていることを特徴とする低発煙性含ふっ素エラストマ被
覆電線・ケーブル。 - (2)αオレフィンがプロピレンである特許請求の範囲
第1項記載の低発煙性含ふっ素エラストマ被覆電線・ケ
ーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60094203A JPS61253718A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 低発煙性含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60094203A JPS61253718A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 低発煙性含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61253718A true JPS61253718A (ja) | 1986-11-11 |
Family
ID=14103742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60094203A Pending JPS61253718A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 低発煙性含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61253718A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59221903A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-13 | 日立電線株式会社 | 電線・ケ−ブル |
-
1985
- 1985-05-01 JP JP60094203A patent/JPS61253718A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59221903A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-13 | 日立電線株式会社 | 電線・ケ−ブル |
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