JPS6138174Y2 - - Google Patents

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JPS6138174Y2
JPS6138174Y2 JP17824880U JP17824880U JPS6138174Y2 JP S6138174 Y2 JPS6138174 Y2 JP S6138174Y2 JP 17824880 U JP17824880 U JP 17824880U JP 17824880 U JP17824880 U JP 17824880U JP S6138174 Y2 JPS6138174 Y2 JP S6138174Y2
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plate
side plate
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可変コンデンサ、詳述するなら互いに
電気的に絶縁され、且つ所定の間隔をおいて平行
に配設された第1のステータ極板と第2のステー
タ極板との間に、板厚の大きいロータ極板を出入
り自在とし、第1と第2のステータ極板の間隔を
両者間に介挿したロータ極板によつてせばめ、実
質的に第1と第2のステータ電極間に生じる静電
容量を可変自在とした、回転角検出用のセンサ等
に好適な可変コンデンサに関し、後側板とステー
タ極板を支持するための支柱の組込み作業性の向
上を計るとともに、周波数の直線性のバラツキを
改善することを目的とする。
第1図は従来の可変コンデンサを示す断側面図
である。図中、1は金属製の前側板、2は同じく
金属製の後側板で、両者は互いに平行に配設さ
れ、複数の支柱3により結合されている。7はロ
ータ軸で、前側板1と後側板2とに設けられた軸
受5,6間に回転自在に軸支されている。また、
ロータ軸7にはセラミツク製の筒体10が嵌挿さ
れ、該筒体10にワツシヤ11と複数のロータ極
板12が順次挿入積層され、ロータ軸7に螺合さ
れたナツト14によつてロータ軸7上に取付けら
れている。16は金属製の支柱で、支柱16は前
側板1および後側板2に、金属製ブツシユ17,
17を介して取付けたものである。また、支柱1
6にはセラミツク製の筒体10が嵌挿され、該筒
体10に複数のステータ極板20と金属製のワツ
シヤ19とを順次挿入、積層されナツト21によ
り固定されている。そして、前記支柱16は回路
素子を組込んだプリント基板23を取付けるた
め、その一端16aは後側板2の後面より突出し
ている。18は支柱16と金属製ブツシユ17を
固定するための半田である。24は前記可変コン
デンサ本体並びにプリント基板23を収納するた
めのケース、26はケース24の開放端を塞ぐカ
バーである。
ところで、前記従来例の場合、支柱16とブツ
シユ17を半田付けする際、半田付け作業を良好
に行なうため支柱16とブツシユ17を予備加熱
して半田付けをするが、その際、支柱16からの
放熱効果のために半田付時間が長くなると共に、
支柱16が突出しているため半田ゴテを支柱の回
りを全て熱するように動かして半田付けする必要
があり作業性が悪くなると共に、ステータ極板2
0とロータ極板12の適正位置を得るため、支柱
16をブツシユ17にギヤツプ17aをもたせて
挿入するため、支柱16が傾き、支柱16に支持
されたロータ極板12とステータ極板20のギヤ
ツプに影響を与え、第2図の回転角と周波数変動
率の実験グラフより明らかなように周波数の直線
のバラツキが大きくなるという欠点を有するもの
であつた。
本考案は前記の如き従来構造の欠点を解消する
もので、以下、その詳細を第3図〜第8図の1実
施例を用いて説明する。なお、前記逆来例と同一
の部品あるいは同一の部分は同一の符号とする。
第3図において、1は金属製の前側板、2は同
じく金属製の後側板で、両者な平行に配設され、
1端を前側板1に強嵌合した金属製の支柱3(図
示では1個のみを示してあるが、間隔をおいて複
数個設置される)および該支柱3に後側板2を介
して螺合したネジ4によつて結合されている。5
および6は前側板1および後側板2の中心孔に各
各取付けられた金属製の軸受で両者5,6間に金
属製のロータ軸7が自由自在に軸支されている。
7aは、前側板1から突出したロータ軸7の駆動
部、8は前記軸受5と当接したワツシヤ9はロー
タ軸7に固着されたストツパ用のカム体で、前側
板1等に設けた突起(図示せず)と協動して、ロ
ータ軸7の回転量を規制する。10は前側板1と
後側板2との間に位置するロータ軸7の細径部7
bに嵌挿されたセラミツク製の筒体で、該筒体1
0上にセラミツク製ワツシヤ11を介して板厚の
大きい金属製のロータ極板12が順次挿通・積層
されている。そして、上記ロータ極板12並びに
ワツシヤ11は、金属製の円板13を介してロー
タ軸7に螺合されたナツト14によつて密着して
押え付けられており、ロータ軸7に電気的に絶縁
して取付けた該ロータ極板12はロータ軸7の回
動に伴つて一体に回動するようになつている。1
5は1端を円板13に電気的に接続・固着したア
ースバネで、他端を後側板2に電気的に接続・固
着してあり、ロータ軸7を後側板2に確実に導通
させている。
16は前側板1および後側板2間に金属製ブツ
シユ17,17を介して取付けた金属製の支柱
で、該支柱16にはセラミツク製の筒体10が嵌
合されている。該筒体10上には、金属製のワツ
シヤ19,19を介して互いに電気的に接続され
た金属製の第1ステータ極板20……が回動不能
に保持されており、支柱16の段部と下段のステ
ータ極板20との間、および上段のステータ極板
20と支柱16に螺合されるナツト21との間に
セラミツク製のワツシヤ11が介在させてあり、
上記ナツト21によつて第1ステータ極板20…
…はワツシヤ11,19を介して互いに等間隔且
つ平行に支柱16上に取付けられている。即ち、
第1のステータ極板20群は支柱16上に電気的
に絶縁した状態で保持してあり、図示していない
が、2本の支柱16,16によつて保持される構
造となつており、該第1のステータ20間には、
前記ロータ極板12が2枚づつ位置するようにな
つている。
また、前記支柱16は前側板1および後側板2
の金属製ブツシユ17,17に嵌合されるもので
あるが、その先端16a,16aは前側板1の前
面および後側板2の後面から突出することなく陥
没した状態となつている。なお、16b,16b
は陥没により作られた凹部である。そして、支柱
16はブツシユ17,17に半田付けされるもの
であるが、その半田18は前記凹部16b,16
bに行うものである。従つて、半田18は凹部1
6bから流れ出ることもなく、また、放熱する部
分が少ないので短時間で作業ができるものであ
る。
22,22は金属製よりなる第2のステータ極
板で互いに電気的に導通され、前記第1のステー
タ極板20群と同様の構造で2本の支柱(図示せ
ず)にセラミツク製筒体10、ワツシヤ11を介
して絶縁された状態で取付けられていると共に、
該第2のステータ極板22は前記第1のステータ
極板20とも電気的に絶縁されている。そして、
第2のステータ極板22は、前記第1のステータ
極板20,20間に位置した2枚のロータ極板1
2,12間に位置しており、換言するなら互いに
電気的に絶縁された第1と第2のステータ極板2
0,20は、その間にロータ極板12を介挿した
状態で積層されている。23はセラミツク製のプ
リント基板で、後述するケース23に設けた切起
し片23a等に保持されており、該基板23には
CR発振器を構成する回路素子が組込まれてお
り、前記第1と第2のステータ極板20,20か
らのリード片22aが基板23上の所定パターン
と接続・固着されている。24は、上述した可変
コンデンサ本体並びにプリント基板23を収納し
た金属製のケースで、前記前側板1にネジ25止
めされており、その開放面に金属製のカバー26
が嵌着されている。27はプリント基板23に一
端を接続・固着した外部接続用の端子、28はケ
ース24に取付けた端子保持体、29はオイル含
浸フエルトよりなるブツシユである。
上記構成の可変コンデンサは、原理的には第4
図に示したように実質的に静電容量がない程度に
離間し相対向した第1のステータ極板20と第2
のステータ極板22との間に、板厚の大きいロー
タ極板12が出入りし、ロータ極板12が両ステ
ータ極板20,22に介挿された箇所においては
ロータ極板12と第1、第2のステータ極板2
0,22との間に静電容量を生じ、即ち、第1と
第2のステータ極板20,22間の距離が実質的
にせばまり、第1と第2のステータ極板20,2
2間に実質的に静電容量が生じることを利用した
所謂ギヤツプ可変形可変コンデンサの一種となつ
ている。
第5図は第4図の構成の等価回路であり、
C1,C1はロータ極板12と両ステータ極板2
0,22での容量、C2,C2は両ステータ極板2
0,22とアースとの間の浮遊容量、C3はロー
タ極板12とアース間との浮遊容量である。第6
図は、第3図の可変コンデンサの2対向相当分
(図示ではその1/2)の等価回路を示しており、同
図において、C4はロータ極板12間の浮遊容量
である。
上記原理および構成よりなる可変コンデンサ
は、例えば第7図示のCR発振器の可変容量とし
て用いられ、ロータ軸7の変位を周波数変化とし
て取出し、各種機器の回転角を検出するようにな
つている。なお、同図において、30はオペアン
プである。
第8図は前記本考案の可変コンデンサの回転角
に対する周波数変動率を示す実験データのグラフ
で、同図から明らかなように、周波数の直線性の
バラツキは従来と比較して大幅に改善されている
ことが判る。
以上、詳細に説明したように、本考案によれ
ば、後側板2と支柱16の固着方法として支柱1
6の先端16aを後側板2の後側より突出するこ
となく陥没した状態となし、この陥没した凹部1
6bに半田付けすることにより、半田熱の放熱が
少なく、その作業性が短縮されると共に、作業時
にハンダゴテのコテ先が支柱16に接触すること
なく作業出来るため支柱16が傾くことがなく、
第8図に示すように周波数の直線性のバラツキは
小さくなり、精密測定用の可変コンデンサに用い
て好適であり、また支柱が側板に挿入後半田付さ
れるので、常にロータ極板とステータ極板の位置
は一定に保たれ、長期使用での容量変化も生ぜ
ず、また金属製ブツシユに半田付することになる
ので、簡単に半田付が行なえ、作業性が向上する
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は従来例を示し、第1図は断側
面図、第2図は周波数変動率を示すグラフ、第3
図〜第8図は本考案の実施例を示し、第3図は可
変コンデンサの断側面図、第4図は原理説明図、
第5図はその等価回路、第6図は第3図の可変コ
ンデンサの1/2に相等する等価回路図、第7図は
該可変コンデンサが用いられたCR発振器の回路
図、第8図は周波数変動率を示すグラフである。 1……前側板、2……後側板、7……ロータ
軸、12……ロータ極板、16……支柱、16b
……凹部、18……半田。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前側板と後側板との間に回転可能に設けられた
    ロータ軸に支持された複数のロータ極板と、前記
    前側板と前記後側板との間に保持された支柱に支
    持された複数のステータ極板を備えた可変コンデ
    ンサにおいて、前記ステータ極板を支持するため
    の支柱を前記前側板及び後側板に設けられたブツ
    シユにその先端が前側板の前面及び後側板の後面
    から突出することなく凹部を形成するように嵌合
    すると共に、該凹部に半田を行なうことにより、
    前記支柱を前記ブツシユに半田付けしたことを特
    徴とする可変コンデンサ。
JP17824880U 1980-12-12 1980-12-12 Expired JPS6138174Y2 (ja)

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JP17824880U JPS6138174Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12

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JPS57102122U JPS57102122U (ja) 1982-06-23
JPS6138174Y2 true JPS6138174Y2 (ja) 1986-11-05

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