JPS609754Y2 - 電子時計の緩急素子の支持構造 - Google Patents

電子時計の緩急素子の支持構造

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JPS609754Y2
JPS609754Y2 JP2776874U JP2776874U JPS609754Y2 JP S609754 Y2 JPS609754 Y2 JP S609754Y2 JP 2776874 U JP2776874 U JP 2776874U JP 2776874 U JP2776874 U JP 2776874U JP S609754 Y2 JPS609754 Y2 JP S609754Y2
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JP
Japan
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circuit board
trimmer capacitor
rotor
stator
shaft
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Expired
Application number
JP2776874U
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English (en)
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JPS50118982U (ja
Inventor
健一 牛越
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子時計における緩急素子の支持構造に関する
ものである。
本考案の目的は電子時計に於いてトリマコンデンサーの
如き緩急素子による時計の緩急調整を容易ならしめるこ
とと緩急調整による部品の破損を防止すること、及び加
工寸度のバラツキを吸収してより小型の時計体を可能と
することにある。
電子時計の緩急素子としてはトリマコンデンサー、ボリ
ューム等があるが、近来連続緩急子として使用されるこ
との多いトリマコンデンサーを特に例にあげ本考案につ
いて説明する。
近年電子時計の緩急素子としてトリマコンデンサーを使
用する場合のトリマコンデンサーを回路基板等への取付
方法として、トリマコンデンサ一本体を回路基板の一面
側に位置させ、静電容量調整としての緩急調整は回路基
板の他の方向から行う構造を採用しつつある。
しかしこの構造でも調整時にトリマコンデンサ一本体に
軸回転のための力がかかり、特に誘電体はセラミック等
を用いるので機械的強度が弱いことなどから調整時の不
具合点があり所期の性能を確保できない等の欠点を有し
ていた。
本考案は上述の如き欠点を取除き電子時計の緩急調整を
容易ならしめたもので以下図面に従ってトリマコンデン
サーにおける一実施例について詳細に説明する。
第1図は従来のトリマコンデンサーの取付を示す断面図
、第2図、第3図は本考案になる断面図と平面図である
第1図〜第3図に於いて、1はローター、2はステータ
ー、3は調整軸でローター1と固着されている。
4はステーター2の金属電極でリード端子を兼用する。
5は前記ローター1とステーター2とを押圧接合させ調
整軸3を介してローター側電極と導通している固定バネ
である。
6はコンデンサーを固定する回路基板としてプリント基
板を用いた例である。
回路基板には調整軸より径大の穴部が設けられている。
7はトリマコンデンサーの回転軸を軸支するUリングで
あリ、少くとも外周が前述の回路基板の穴部より径大に
形成されている。
また調整軸の回路基板より上方の先端側部にはリングと
係合する周状溝部が設けられている。
第1図に於いてトリマコンデンサーの調整軸3の頭部の
溝3aはドライバー等の治工具を用いて回転させるもの
である。
ドライバーで軸3を回転させると、ローター1は軸3と
押圧接合しているため同時に回転するが、固定バネ5か
らのバネ力によりローター1とステーター2の間には回
転トルクが生じ通常50gcm〜15Rcmの値が必要
である。
しかしながらドライバーを用い人間の力で501cm〜
150yCffiを軸3の溝3aに与えるためには20
0〜500g場合によってはlko以上の力が軸3を下
方に下げる様に作用する。
この力はすべてステーター2あるいは固定バネ5、又は
リード端子4で受持たなくてはならない。
ステーター2、ローター1等は通常透電率の高い物質で
作るため、セラミック等の物質を用いなくてはならない
が、周知の様にセラミック等は機械的な外力に極めて弱
い材料である。
又固定バネ5、リード端子4等は板厚や形状に限界があ
るため、軸3を下方に押すとトリマコンデンサー全体が
0.2〜0.3mm程度は容易に下がってしまうため、
加工形状公差等も考慮すると、トリマコンデンサーの下
方の空間は十分にとる必要があり、このことは薄型化を
要求される時計にとっては極めて不利である。
本考案の第2〜3図におけるUリング7はこういった緩
急軸3自体をリング7で受け、リング7は回路基板6で
受けとめるものである。
即ちドライバーでの回転時における下方への押付力はす
べて軸3とUリング7で受止めるため、ローター1、ス
テーター2、固定バネ5、リード端子4等へは下方向へ
の力が伝わらない。
このためトリマコンデンサーの本体が下方にほとんど変
位しないので、トリマコンデンサ一本体と下方の空間(
たとえば地板等)は極めて少なくてよい。
又緩急調整時におけるトリマコンデンサーの上下の動き
が極めて少ないので安定した調整作業ができ、作業時の
バネ変位などによる歪エネルギーによる調整後の静電容
量の変化がなく、又ローター、ステーター等のセラミッ
クでできた部品の割れや欠けなどの不良が生ずる恐れも
ない。
又第4図に示すように本考案に用いたUリングの表面に
緩急用のマーク8等をプレス成形あるには印刷すること
も容易であり、従来は基板6の表面にパターンの腐食等
で銅はくを付けたりしていたが、Uリング7につけるこ
とにより一目瞭然となる。
更に本考案では調整軸が回路基板の穴部より径小につく
られており、またUリングによって調整軸操作時に押力
を受けるものなので、調整軸の回動に際して回路基板上
面と調整軸の間に接触がなく、回路基板が傷付くことが
全くない利点を有する。
また調整軸が回路基板の穴部より径小なので、トリマコ
ンデンサの完威体を回路基板の一方の側から組込めば良
く、組立性が良い利点をもつ。
本考案は電子時計の如く極めて小さなスペースに多くの
精密部品を収納する機構における高精度の緩急調整には
特にその効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトリマコンデンサーの固定を示す断面図
、第2図は本考案の一実施例を示す断面図、第3図、第
4図は本考案の一実施例を示す平面図である。 1・・・・・・ローター、2・・・・・・ステーター
3・・・・・・調整軸(ローターに固着)、4・・・・
・・ステーター電極(リード端子兼用)、5・・・・・
・固定バネ(ローター電極のリード端子兼用)、6・・
・・・・回路基板、7・・・・・・Uリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緩急素子としてトリマコンデンサーが回路基板に装着さ
    れた電子時計の緩急素子の支持構造において、前記トリ
    マコンデンサーはステーターのリード端子と固定バネを
    前記回路基板の接着固定し、且つ、前記トリマコンデン
    サーを構成するステーターとローターとが前記回路基板
    の一方の側に配置され、前記ローターに一体に固着され
    る調整軸が前記回路基板に設けられた穴部を貫通して前
    記回路基板の他方の面側に突出して先端溝により操作部
    を形成すると共に、前記調整軸は前記回路基板の穴部よ
    り径小に形成され、少なくとも回路基板より上方にある
    調整軸の先端側部に周状溝部を有しており、前記周状溝
    部に少なくとも前記回路基板の穴部より径大の外周を有
    するU字状リングを装着したことを特徴とする電子時計
    の緩急素子の支持構造。
JP2776874U 1974-03-09 1974-03-09 電子時計の緩急素子の支持構造 Expired JPS609754Y2 (ja)

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JP2776874U JPS609754Y2 (ja) 1974-03-09 1974-03-09 電子時計の緩急素子の支持構造

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Publication Number Publication Date
JPS50118982U JPS50118982U (ja) 1975-09-29
JPS609754Y2 true JPS609754Y2 (ja) 1985-04-05

Family

ID=28130439

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JP2776874U Expired JPS609754Y2 (ja) 1974-03-09 1974-03-09 電子時計の緩急素子の支持構造

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