JPS5915010Y2

JPS5915010Y2 - 電子時計

Info

Publication number: JPS5915010Y2
Application number: JP15649877U
Authority: JP
Inventors: 啓吉高橋; 啓友平井; 孝雄田島
Original assignee: セイコーインスツルメンツ株式会社
Priority date: 1977-11-21
Filing date: 1977-11-21
Publication date: 1984-05-02
Also published as: JPS5481423U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は電子回路を含む回路基板と電池と導通させる電
子時計のプラスリード板に関するものである。

従来の時計ムーブメントの構造は第１図に示すように、
金属からなる下板１に、下板と回路基板を絶縁するため
の絶縁板２、電子回路を含む回路基板３、パネル枠４、
表示装置５、表示装置を保持するためのパネル押工６を
重ね、下板１に固定されたピン１ａをネジ８で止め、前
記時計構成部品を固定する。

そして、プラスリード板１０を回路基板に接続させ、プ
ラスリード板のバネ反発力に抗しながら、ネジ１１で個
定する。

しかし、このような構造では、電池９の周囲にプラスリ
ード１０、ネジ１１だけ高くなるため、電池ブタを要す
る電子時計において、時計コンプリートの薄型化を阻害
していた。

また、プラスリード板をムーブメントに組み立てる際に
、ムーブメントを逆にする必要があり、組立性に欠点が
あった。

本考案は上記の欠点を除去するために、プラスリード板
を下板と回路基板の間に絶縁板を介して配置し、時計構
成部品を固定すると同時にプラスノード板を塑性変形さ
せ、回路基板との接触を図り、時計コンプリートの薄型
化と組立性の改善を目的としたもので゛ある。

以下本考案を第２図で詳細に説明する。

１は時計構成部品を保持する下板であり、ピン１ａが固
定されている。

ピン１ａには肩部１ｂを有している。

２は絶縁板であり、プラスリード板１０と電子回路（図
示せず）を含む回路基板３を絶縁している。

また、ピン１ａの周囲に穴２ａを有している。

４はパネル枠であり、５は表示装置である。

６はパネル押工であり、前記時計構成部品を下板とで保
持し、ネジ８で固定する。

したがって、ネジ８で固定するとピン１ａの肩部１ｂが
絶縁板の厚みだけプラスリード板を圧縮し、プラスリー
ド板が変形して、回路基板と接触する。

以上のごとく、本考案によれば、電池の周囲にネジがな
くなることから、部品点数も削減でき電池ブタを必要と
する電子時計においては、時計コンプリートが薄くなり
、また、プラスリード板が下板と回路基板に介在するこ
とから、ムーブメントを反転することなく組み込める等
の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の実施例の電子時計ムーブメントの主要部
断面図、第２図は本考案の実施例の電子時計ムーブメン
トの主要部断面図である。１・・・下板、１ａ・・・ピン、１ｂ・・・肩部、２・
・・絶縁板、２ａ・・・穴、３・・・回路基板、４・・
・パネル枠、５・・・表示装置、６・・・パネル押工、
８・・・ネジ、９・・・電池、１０・・・プラスリード
板。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

一端に鍔部を有し、他端にねし穴を有するピンと、この
ピンが挿入され、挿入された状態で前記鍔部と係合する
とともに時計構成部品を保持する下板と、この下板に積
層され前記ピンが挿入される貫通穴を有し、電池の電極
に接触するプラスリードと、前記ピンが挿入される貫通
穴を有し、前記プラスリードと重合され電気的導通がと
られる回路基板と、表示装置を、保持するとともに前記
ピンを挿入するための貫通穴を有し、前記回路基板に積
層されて配置されるパネル枠とを備え、前記ピンの鍔部
と前記わじの頭部とで前記各部品を挟持固定してなる電
子時計。