JPS6138088B2

JPS6138088B2 -

Info

Publication number: JPS6138088B2
Application number: JP54038442A
Authority: JP
Inventors: Shutainhirubaa Herumuuto
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1978-04-15
Filing date: 1979-04-02
Publication date: 1986-08-27
Also published as: FR2422504A1; JPS54138720A; DE2816448B2; FR2422504B1; IT1116179B; US4253652A; DE2816448A1; FR2525964B1; DE2816448C3; FR2525964A1; IT7948666A0; CH637574A5

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、シートスタツクを装填したカセツト
からタイプライター、記帳機、プリンター、プリ
ンテイング事務機等の画像形成装置にペーパーシ
ート等のシート（以下、「シート」という。）を供
給するシート供給装置に関するものである。

シートスタツクを装填したカセツトから画像形
成装置にシートを供給するシート供給装置は公知
である。このシート供給装置は、ばね付勢された
押圧板と、折曲形成されかつばね付勢されている
コーナーセパレータとを有し、シートスタツクを
収容して装置内に略垂直に挿着するカセツトと、
シートスタツクの最上部のシートに摩擦係合する
駆動可能な分離ローラと、カセツトから画像形成
装置の処理部へシートを導く供給通路と、カセツ
トの前方に形成され、処理済みのシートを集積さ
せる略垂直な集積部とを有するものである。

このカセツトには、分離ローラにシートスタツ
クを押し付けるために、圧縮ばねで背部から付勢
された押圧板が設けられている。シートの引き出
し方向に位置したシートスタツクの２つの角部
は、ばねにより付勢されたコーナーセパレータに
より把持されている。分離ローラが回転すると、
該分離ローラがシートスタツクの最上部のシート
に摩擦係合し、このシートをコーナーセパレータ
に抗して引き出し方向に移動させるため、このシ
ートは、その角部がコーナーセパレータから弾き
出され、シートスタツクから分離され、処理部へ
供給されることになる。

一般に、カセツトは装置内に水平に配置されて
いるのが普通である。この場合、コーナーセパレ
ータは、自重ないし弱いばねによりシートスタツ
クの上に置かれている。カセツトの底部と押圧板
との間に設けられている圧縮ばねは、シートを分
離ローラへ押し付けている。カセツト内に装填さ
れたシートスタツクの量が多い場合、この圧縮ば
ねは強く圧縮され、ばねの伸張方向に強い付勢力
を生ずるが、この強い付勢力はシートスタツクの
重量により一部相殺され、シートは分離ローラに
より一定の力で押圧される。カセツト内のシート
スタツクの量が少なくなり、その重量が減少する
につれ、圧縮ばねにかかる力は弱くなるが、一
方、圧縮ばねも伸張してその付勢力が減少し、シ
ートは分離ローラにより一定の力で押し付けられ
る。このように、シートスタツクはその装填量と
関係なく、分離ローラに一定の力で押圧される。
ところが、カセツトをこのように水平に配置する
と、カセツトを挿着するために大きなスペースが
必要になるので、カセツトを垂直に挿着すること
が考えられる。すなわち、カセツトを垂直に挿着
すると、カセツトを挿着するためのスペースはそ
れほど必要でなくなる。

しかし、カセツトは垂直に挿着する場合は、ス
ペース上メリツトはあるものの、次のような問題
がある。すなわち、カセツトを垂直に挿着する場
合、シートスタツクの端縁はカセツト内におい
て、コーナーセパレータのうちで下部側壁と平行
に延びているコーナーエンド部の上に載置され、
シートスタツクの重畳がコーナーセパレータの可
動性を妨げることになる。このコーナーエンド部
の上に加わるシートスタツクの重畳にもかかわら
ず、コーナーセパレータがこのシートスタツクに
確実に接するためには、コーナーセパレータに強
い付勢力が加えられる必要がある。

しかし、コーナーセパレータに強い付勢力が加
えられていると、シートスタツクの量が少なくな
り、軽くなつた場合、コーナーセパレータが強い
力でシートスタツクを押えつけ、最上部のシート
の分離が難しくなる。更に、カセツトに大量のシ
ートスタツクが装填されている場合、このシート
スタツクを、コーナーセパレータの押圧力に抗し
て、十分な力で分離ローラに対して押し付けるた
めには、押圧板の圧縮ばねを非常に強力に形成す
る必要がある。

しかし、このようにすると、カセツト内のシー
トスタツクの量が少なくなり、カセツト内が空に
近づき、シートスタツクの重量が減少するにつれ
て、シートスタツクが分離ローラに必要以上に強
く押し付けられ、処理部によるシートの引張りが
妨げられ、プリントの行間形成が正しく行なわれ
なくなる。

ドイツ特許公開公報第2715649号＝米国特許第
4089402号によれば、シートが処理部により搬送
されてプリントされている間は押圧板が押圧位置
から離れ、シートが引き出されている間だけは押
圧板が分離ローラに対してシートを押し付けるこ
とにより、上記問題を解決している。従つて、上
記公報に開示された装置によれば、強い押し付け
力により、処理部によるシートの搬送が妨げられ
ることはない。しかし、この装置は構造や制御が
非常に複雑でかつ故障を生じ易いという欠点があ
る。

本発明の目的は、カセツト内のシートスタツク
と分離ローラとを、この分離ローラによるシート
供給の間も、また処理部（例えばプラテン）によ
るシート搬送の間も同一位置に置くことにより、
複雑な制御や運動機構を不要とし、本願明細書の
冒頭に記載した装置を改良することにある。

上記目的は、カセツトの下部側壁を、一対のコ
ーナーセパレータのコーナーエンド部の間に対応
する部分を、内部へ突出するシートスタツク端縁
支持面として形成し、該シートスタツク端縁支持
面の高さを該下部側壁に平行な該コーナーエンド
部よりも高く形成したことにより達成されるもの
である。また、該シートスタツク端縁支持面は好
ましくはポリテトラフルオロエチレンから成る平
滑層で被膜するのがよい。

本発明によれば、垂直に挿着されたカセツト内
にあるシートスタツクの下端縁は、シートスタツ
ク端縁支持面の上に置かれ、もはやコーナーセパ
レータのコーナーエンド部には接触せず、コーナ
ーセパレータの可動性は、シートスタツクによつ
て阻害されないことになる。従つて、コーナーセ
パレータを弱いばねで付勢して、弱い力でシート
スタツクに押し付けさせておくだけで、シートを
一枚一枚確実に分離させることができる。

シートスタツクは、重量がかなりある場合で
も、シートスタツク端縁支持面の上において、押
圧板により移動できる。カセツト内にシートスタ
ツクが完全に充填されている場合でも、空に近い
場合でも、普通の特性を持つたばねを使用して、
押圧板をほぼ均一な押圧力で付勢することができ
る。この押圧力は、一方ではシートスタツクのシ
ートが分離ローラにより良好に引き出され、他方
では分離ローラの押圧力が処理部によるシートの
引張りを阻害しないような範囲で選択される。

前記の先行技術では、カセツトが挿着されてい
る場合、シートスタツクに分離ローラを常に接触
さておくことは不可能であつたが（前記ドイツ特
許公開公報第2715649号の13ベージ２節目参照）、
本発明では、カセツトが挿着されている場合、シ
ートスタツクに分離ローラを常に接触させておく
ことが可能であり、従つて、処理部によるシート
搬送の間、シートスタツクを分離ローラから離す
ための複雑かつ微妙な制御や機構は不必要とな
る。

この場合、分離ローラがカセツト挿着時にシー
トスタツクに接触し最上部のシートを押し戻して
しまうのを防ぐために、シートスタツクを分離ロ
ーラと接触させずにカセツトの垂直挿着を可能に
するガイド部を設けるのがよい。この際、ガイド
部は、一旦カセツトを挿着し、その後このカセツ
トを傾け、シートスタツクを分離ローラに接触さ
せ、この傾いた位置で装置にロツクできるように
する。

本発明によれば、カセツトをあまりスペースを
必要とせずに配置できるため、このカセツトの後
方で、しかもこのカセツトに平行させて第２のカ
セツトが挿着できることになる。第２のカセツト
のシートは、この第２のカセツトから第１のカセ
ツトの供給通路の下方に延びている案内板により
処理部へ供給される。この第２のカセツトには、
第１のカセツトの分離ローラから独立して駆動可
能な、第２の分離ローラが配置されている。これ
により異種のシート（或は異なつたサイズのシー
ト）のスタツクを同時に装置内に挿着でき、異種
のシートを択一的に処理部へ供給できる。

また、カセツトに装填されたシート以外の異種
のシートを処理部に供給して処理したい場合は、
このシートを処理部へ手差しで供給する必要があ
るが、垂直に挿着したカセツト、ペーパーガイド
機構及びカセツトの前方に垂直に設けられている
処理済みシートの集積部は処理部へのシートの手
差し供給を妨げる。

従つて、本発明のより好ましい実施態様として
は、カセツトの前方に形成されたシート集積部を
形成する後壁と、該後壁の背部でカセツトの前方
に配置された案内板とで、処理部へ通ずる手差し
用シユートを形成してもよい。こののようにする
と、シートはこの手差し用シユート内に手で補助
的に挿入でき、挿入されたシートはシート集積部
とカセツトとの間を通つて処理部へ強制的に供給
される。従つて、この実施態様によれば、いずれ
のカセツト内に装填したシートとは異種のシート
を、カセツトをはずしたり交換したりせずとも、
必要時にはカセツトからの自動給紙とは別に独立
して処理部へ供給できることになる。

以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明す
る。

第１図は本発明に係るシート供給装置の縦断面
図、第２図は本発明に係るシート供給装置の側面
図であり、分離ローラ等の駆動系及びカセツトの
ロツク機構が表われている。

これらの図において、１０，１０は一対の側壁
であり、側壁１０，１０は周囲に切欠部１２を
夫々有し、クロスバー（図示せず）により連結さ
れ、シート供給装置のハウジングを形成してい
る。このシート供給装置は側壁１０，１０の切欠
部１２を画像形成装置に係合させて取り付けられ
る。なお、プラテン１４は画像形成装置の処理部
の一部を構成するものの一例であり、シート供給
装置を構成するものではないが、第１図では、説
明の都合上、処理部としてプラテン１４も図示し
た。

１６は処理（プリントアウト）すべきシートの
スタツク（図示せず）を装填させるカセツトであ
る。側壁１０，１０にはカセツト１６を挿着させ
るための合成樹脂製ガイド部が略垂直に形成され
ている。シートスタツクが装填されたカセツト１
６は、側壁１０，１０の上部辺部に対し略垂直な
状態で、上記ガイド部の間に挿入され、挿入され
た位置においてシート面に平行な、すなわち分離
ローラ３０の軸と平行な水平線を軸にして時計方
向に回転させられ、第１図に図示した位置にセツ
トされる。

取り付けられたカセツト１６の下部側壁５６
は、カセツト１６が上方へ戻ろうとするのを防ぐ
ために、側壁１０，１０に取り付けてある係止部
材１８と係合している。カセツト１６の下部側壁
５６には下方へ突出する嵌合板２８が取り付けら
れており、嵌合板２８の先端部には２個の切欠部
２６，２７が形成されている。アーム２２により
側壁１０，１０に揺動自在に軸支された係止ロツ
ド２０は、アーム２２に取り付けられた引張りば
ね２４により上方へ付勢され、嵌合板２８に形成
された２個の切欠部２６，２７のうちの後方切欠
部２７に係合している。係止ロツド２０は、係止
部材１８と協働して、カセツト１６の戻り揺動を
阻止するとともに、カセツト１６を第１図に図示
した位置にロツクさせている。

カセツト１６の上部辺部を時計の進行方向とは
逆の方向へ軽く押すと、係止ロツド２０は後方切
欠部２７からはずれ、前方切欠部２６に係合す
る。カセツト１６の下部側壁５６はこの位置にお
いて係止部材１８から解放され、装置からセツト
１６をはずすことができる。

カセツト１６を装置内に挿入したり、はずした
りする際に、カセツト１６内に装填されたシート
スタツクは、側壁１０，１０の間に回動自在に軸
支されている分離ローラ３０とは接触しない。と
ころがカセツト１６に装填されたシートスタツク
は、カセツト１６が第１図に図示した位置へ時計
方向に回転させられ、セツトされると、分離ロー
ラ３０に圧力を受けつつ接触する。

モータ３２で回転させられる分離ローラ３０
は、カセツト１６に装填されたシートスタツクか
ら一番上のシートを一枚ずつ引き出し、プラテン
１４へ供給する。

処理プリントアウトされたシートは、プラテン
１４から上方の開口付テーパー状ガイド３４を通
つて、搬送ローラ３６，３８の間へ送られる。一
方の搬送ローラ３６は、モータ３２により駆動ロ
ーラとして回転させられるのに対し、他方のロー
ラ３８は従動ローラとして自由に回転し、搬送ロ
ーラ３６から接離可能に移動できるようになつて
いる。

処理されたシートは、搬送ローラ３６，３８に
より上方へ送られ、案内板４０により、カセツト
１６の前方にカセツト１６と平行に設けられた垂
直な集積部４１に投入される。集積部４１は、シ
ートを集積させるためにＬ字状に折曲形成された
シート下端載置板４２と、略垂直に設けられた後
壁４４とで構成されている。

後壁４４の背部には案内板４６が配置されてお
り、後壁４４と案内板４６とで手差し用シユート
４５が形成されている。案内板４６の上部は後方
に幾分曲げられているので、集積部４１の後壁４
４とともに漏斗状に広がつた手差し用シユート４
５の開口４７を形成する。この開口４７には比較
的大きな開口幅を有する補助インサータ４８を必
要に応じて上方から更に挿着できるようになつて
いる。

集積部４１の後壁４４はシート下端載置板４２
に接した付近から後方へ幾分曲げられて、下端部
５０を形成している。後壁４４の下端部５０は案
内板４６とともにプラテン１４へ通ずるテーパー
状の通路を形成している。

カセツト１６の下方に配置されている案内板５
２は案内板４６とともにカセツト１６から供給さ
れるシートをプラテン１４に供給するテーパー状
の供給通路５１を形成しており、供給通路５１は
そのテーパー端部をプラテン１４へ向けている。

側壁１０は、第１図に点線で示した如く、後方
へ延長でき、この延長部に、第２のカセツト１
６′を、前記のカセツト１６と同じような方法
で、平行に挿着できる。第１のカセツト１６′に
は、前記の分離ローラ３０とは独立して駆動され
る第２の分離ローラ３０′が並列配置されてい
る。また、案内板５２′が第２のカセツト１６′の
下方に配置されていて、上記案内板５２とで第２
の供給通路５１を形成し、第２のカセツト１６′
から前記のカセツト１６の下方の第２の供給通路
５１′を通り、プラテン１４へ通じている。この
ように構成することにより、第２のカセツト１
６′からもシートをプラテン１４へ供給できる。

第３図はカセツト１６の縦断面図、第４図はカ
セツト下部の拡大図、第５図はカセツトの平面図
であり、カセツト１６は、下部側壁５６、上部側
壁５８、一対の側部側壁６０，６０及び底部板５
４とから成る矩形の箱状体で構成されており、こ
れらは合成樹脂板からなる。

カセツト内には側部側壁６０，６０に平行に一
対のガイド壁６２，６２が挿入されおり、装填さ
れたシートスタツクの側縁はガイド壁６２，６２
の側部に接触する。底部板５４の上には押圧板６
４が配置され、押圧板６４の端部はガイド壁６
２，６２の上端部に揺動自在に軸支されている。
押圧板６４と底部板５４との間で、押圧板６４の
下部自由揺動端部位置には、圧縮ばね６６が装着
されている。押圧板６４は圧縮ばね６６によりカ
セツトの開口側へ押圧され、シートスタツクを背
部で押圧支持する。

ガイド壁２，６２の下端部には金属薄板で構成
された一対のコーナーセパレータ６８，６８が
各々取り付けられている。コーナーセパレータ６
８，６８は、上端をガイド壁６２，６２に揺動自
在に取り付けられた支持アーム７０，７０と、下
部側壁５６に平行に延びるコーナーエンド部７
２，７２と、シートスタツク下部の角部を把持す
る爪部７４，７４とから構成されている。この支
持アーム７０，７０はガイド壁６２，６２の下端
部まで導かれて延び、コーナーエンド部７２，７
２はこの下端部で内側へ直角に折り曲げられて下
部側壁５６に平行に延び、爪部７４，７４はコー
ナーエンド部７２，７２のカセツト１６開口側端
部で内側へ直角に折り曲げられて形成されてい
る。コーナーセパレータ６８，６８の支持アーム
７０，７０はガイド壁６２，６２の外側に接触す
るとともに、ガイド壁６２，６２に揺動軸７１，
７１を介して回転自在に取り付けられている。爪
部７４，７４は、支持アーム７０，７０とガイド
壁６２，６２との間に取り付けられている引張り
ばね７６，７６によりシートスタツク面に押し付
けられている。

コーナーセパレータ６８，６８の揺動運動はガ
イド壁６２，６２から外方へ曲げられている規制
平７８，７８によつて規制されている。押圧板６
４の揺動運動はコーナーセパレータ６８，６８の
爪部７４，７４によつて規制されている。

カセツト１６の下部側壁５６は、コーナーセパ
レータ６８のコーナーエンド部７２，７２の間の
部分で内側に突出するように厚く形成され、シー
トスタツク端縁支持面８０が形成されている。シ
ートスタツク端縁支持面８０の高さは、カセツト
１６の内側へ向かつてコーナーエンド部７２，７
２上に突き出るように形成されている。

カセツト１６内に挿入されたシートスタツクの
下端縁はシートスタツク端縁支持面８０上に置か
れ、コーナーエンド部７２，７２には接触しない
ため、コーナーセパレータ６８，６８の揺動性は
シートスタツクの重量により影響を受けることが
ない。

シートスタツク端縁支持面８０はその上部面に
滑走性のある材料、例えばポリテトラフルオロエ
チレン（登録商標名テフロン）、の平滑層８２で
被覆されており、背部から押圧板６４に押された
シートスタツクの端部はシートスタツク端縁支持
面８０上を簡単に移動できることになる。

なお、上記シート供給装置は以下のようにして
作動する。まず、カセツト１６内にシートスタツ
クを装填する。装填されたシートスタツクは押圧
板６４によつて前方へ、つまりシートスタツクが
コーナーセパレータ６８，６８の爪部７４，７４
で保持される位置へ押される。カセツト１６は装
置に略垂直に装着する。その際、シートは分離ロ
ーラ３０と接触しない。カセツト１６を完全に装
着し、上述した方法で後方へ、つまり第１図にお
ける時計方向へ回転させる。カセツト１６は、係
止部材１８ならびに係止ロツド２０と後方切欠部
２７とにより、第１図に図示した位置にロツクし
てセツトする。シートスタツクを押圧板６４によ
り分離ローラ３０に対し押しつける。コーナーセ
パレータ６８，６８の爪部７４，７４は引張りば
ね７６の作用を受け、シートスタツクの一番上の
シートに接触する。必要に応じ、第２のカセツト
１６′も同じ方法で挿着させる。

分離ローラ３０，３０′が回転すると、シート
スタツクの最上部のシートが下方へ移動させら
れ、爪部７４から弾き出され、供給通路５１，５
１′を介してプラテン１４へ供給される。

カセツト１６，１６′に挿入されているシート
とは別の一枚のシートを処理すべき場合は、その
シートを、集積部４１の後壁４４と案内板４６と
で形成された手差し用シユート４５内に、場合に
よつては補助インサータ４８の助けを借りて、手
で挿入し、プラテン１４へ供給することができ
る。処理されたシートは搬送ローラ３６，３８に
よつて集積部４１へ送られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置例の縦断面図、第２図は
本発明の装置の側面図、第３図はカセツトの縦断
面図、第４図はカセツト下部の拡大図、第５図は
カセツトの平面図である。１４……処理部（プラテン）、１６，１６′……
カセツト、１８……係止部材、２０……係止ロツ
ド、２６……前方切欠部、２７……後方切欠部、
２８……嵌合板、３０，３０′……分離ローラ、
４１……集積部、４４……後壁、４５……手差し
用シユート、４６……案内板、５１，５１′……
供給通路、５２，５２′……案内板、５６……下
部側壁、６４……押圧板、６６……圧縮ばね、６
８……コーナーセパレータ、７２……コーナーエ
ンド部、７４……爪部、７６……引張りばね、８
０……シートスタツク端縁支持面、８２……平滑
層。

Claims

【特許請求の範囲】１圧縮ばね６６で付勢され、収容されたシート
スタツクを押圧する押圧板６４と、薄板材によつ
て折曲形成され、引張りばね７６で付勢され、収
容されたシートスタツクの上面の供給方向の両角
部を押える一対のコーナーセパレータ６８，６８
とを備え、かつシートスタツクを収容して装置内
に略垂直に挿着するカセツト１６，１６′と、シ
ートスタツクの最上部のシートを摩擦係合する駆
動可能な分離ローラー３０，３０′と、カセツト
１６，１６′から事務機の処理部１４へシートを
導く供給通路５１，５１′と、カセツト１６，１
６′の前方に形成され、処理したシートを集積さ
せる略垂直な集積部４１とを有するシート供給装
置において、上記カセツト１６，１６′の下部側壁５６のう
ちで、一対のコーナーセパレータ６８，６８の間
に対応する部分に、内側へ突出したシートスタツ
ク端縁支持面８０を形成し、該シートスタツク端
縁支持面８０の高さを、コーナーセパレータ６８
のうちで、下部側壁５６に平行なコーナエンド部
７２よりも高く形成したことを特徴とするシート
供給装置。２上記シートスタツク端縁支持面８０を平滑層
８２で被膜したことを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載のシート供給装置。３上記平滑層８２をポリテトラフルオロエチレ
ンで形成したことを特徴とする特許請求の範囲第
２項に記載のシート供給装置。４上記カセツト１６，１６′が装置に挿着され
ている場合、分離ローラ３０，３０′がシートス
タツクに常に接していることを特徴とする特許請
求の範囲第１項〜第３項のいずれか１項に記載の
シート供給装置。５上記カセツト１６を垂直に挿着するために、
装置にガイドを設け、カセツト１６が挿着位置に
おいてシート面に平行な水平線を軸に分離ローラ
３０に対して揺動可能であり、またセツト位置で
該装置にロツクするよう、該装置及びカセツト１
６に係合部材１８，２０、２６〜２８を設けたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のシ
ート供給装置。６上記シートを処理部１４に導く手差し用シユ
ート４５を、集積部４１の後壁４４と、該後壁４
４の背部でかつカセツトの前方に対向配置された
案内板４６とで形成したことを特徴とする特許請
求の範囲第１項〜第５項のいずれか１項に記載の
シート供給装置。７上記第１のカセツト１６に平行に挿着可能な
第２のカセツト１６′が、第１のカセツト１６の
後方に配置され、第１のカセツト１６の供給通路
５１を形成する案内板５２と、第２のカセツト１
６′の下部から処理部に向つて延びた案内板５
２′とが、第２のカセツト１６′のシートを処理部
１４に導く第２の供給通路５１′を形成させてお
り、第２のカセツト１６′には第１の分離ローラ
３０から独立して駆動可能な第２の分離ローラ３
０′が並列配置されていることを特徴とする特許
請求の範囲第１項〜第６項のいずれか１項に記載
のシート供給装置。