JP3371635B2 - 媒体ホルダー並びに媒体搬送装置 - Google Patents

媒体ホルダー並びに媒体搬送装置

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JP3371635B2
JP3371635B2 JP21866995A JP21866995A JP3371635B2 JP 3371635 B2 JP3371635 B2 JP 3371635B2 JP 21866995 A JP21866995 A JP 21866995A JP 21866995 A JP21866995 A JP 21866995A JP 3371635 B2 JP3371635 B2 JP 3371635B2
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    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体搬送装置に搬
送される媒体を保持する媒体ホルダーに関し、特に画像
読取装置で名刺などの厚手・小形媒体を読み取る場合な
どに、このような媒体を保持する媒体ホルダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータや電子手
帳などの装置に画像読取装置(イメージスキャナ)を接
続して名刺などの様々な原稿を読み取らせ、これをOC
R文字認識して読み取られた画像情報を文字コードに変
換してデータベース化するシステムが出てきている。
【0003】このようなシステムで名刺を読み取る場合
には、名刺の大きさにマッチした大きさの画像読取装置
が用いられている。また、近年では光磁気ディスク(M
O)やハードディスク(HDD)などの記録媒体の高密
度記録化が進展してきているため、画像読取装置によっ
て読み取られた情報をイメージデータとしてそのまま保
存するファイリングシステムが一般化しつつある。
【0004】このようなファイリングシステムでは、オ
フィス内の文書削減、文書保存のためのスペースの削減
が望まれるということと関連して、主に業務用文書のフ
ァイリングが行われている。業務文書に用いられる原稿
は、例えばA4、A3、B4、リーガルサイズといった
サイズが主流である。このような原稿では、原稿厚さが
55〜90kg程度の比較的薄手の用紙が用いられてい
る。
【0005】従来のファイリングシステム用画像読取装
置では、このような原稿に対応したものが用いられてい
る。画像読取装置には、読み取られる原稿がセットされ
るホッパ、原稿が搬送される搬送路、原稿が排出される
スタッカ、原稿上の画像を読み取る読取部(イメージセ
ンサ)などが備えられている。 ホッパ上には、原稿を
一枚ずつ繰り出すための給送ローラPR、複数枚の原稿
が同時に繰り出されてしまったような場合、摩擦力など
を用いて原稿を分離して一枚の原稿のみが給送されるよ
うにする分離ローラ(SR)、原稿を搬送するための搬
送ローラ等が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置は、
業務用文書の読取、特に給送には適している。それに対
して、名刺は55ミリ×90ミリが標準的なサイズであ
り、業務用文書に用いられる原稿サイズと比較してかな
りちいさなものとなっている。また、名刺には厚手の用
紙が用いられることが多く、場合によっては160kg
以上の厚手のものが用いられているが、業務用文書に用
いられる用紙の厚みはこれよりもはるかに薄い。
【0007】また、画像読取装置の搬送路中を搬送させ
る場合でも、厚手の名刺の場合には屈曲すると搬送の抵
抗が大きいため、できるだけ真っ直ぐな搬送路を搬送さ
せる必要がある。それに対して、業務用文書の場合には
比較的自由に屈曲させることができるため、搬送路を真
っ直ぐにしなくても影響が少ない。オフィスの省スペー
ス化の要望もあることから、画像読取装置ではその搬送
路を屈曲させて装置全体のサイズを小さくし、装置設置
のために広いスペースを必要としないものも出てきてい
る。このような装置では、名刺などの読取を行なうこと
が容易ではなくなってくる。
【0008】更に、ホッパの構造も比較的大きなサイズ
の原稿にあわせているため、名刺などのように小さな、
または厚手の原稿を搬送させようとした場合、原稿のス
キュー発生やホッパの深さに起因する原稿パスと連量と
のミスマッチなどが影響するため、搬送させにくいとい
う問題がある。更に、原稿を正常に給送・搬送させる場
合には、原稿の上面に給送ローラ等が正しく接触してい
る必要がある。しかし、原稿の繰り出し機構が読取装置
内部にある場合には、サイズが小さな名刺をホッパの所
定の位置、例えば給送ローラが原稿に接触する位置にセ
ットすること自体が難しくなり、原稿給送にも影響を与
えてしまう。
【0009】本発明はこのような問題に鑑み、名刺など
の厚手・小形の媒体をホッパに容易にセットできる媒体
ホルダーを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、媒体搬送装置
のホッパ部に装着されて使用される媒体ホルダーにおい
て、該媒体ホルダーが前記ホッパ部に装着された状態
で、前記媒体搬送装置の給送ローラが、該媒体ホルダー
によって規制された領域に載置された媒体に接触可能に
対向するような媒体載置領域を形成する壁面と、ホッパ
部の一部に係合され、媒体ホルダーをホッパ部に固定す
る係合部とを備えた媒体ホルダーであることを特徴とす
る。
【0011】これによって、媒体搬送装置のホッパ部に
直接載置することが難しいような媒体をホッパ部に載置
することができ、名刺の読取などを行なうことが可能と
なる。また、媒体ホルダーは、支点を中心に回動可能で
その一端を操作することにより上下動し、他端が下降す
ることにより媒体載置部に載置された媒体の上面を押さ
れる媒体固定部を備えたことを特徴とする。
【0012】これによって、ホルダーのホッパ部へのセ
ット時などに、ホルダーに載置された媒体が落ちたりす
ることを防止できる。更に、本発明の媒体ホルダーは、
ホッパ部に設けられ、左右方向に移動することによって
ホッパに載置された媒体の側面をガイドするサイドガイ
ドに取り付けられ、係合部は、サイドガイドに設けられ
た係合穴に係合される係合爪と、サイドガイドのガイド
板を挟むガイド部と、を備えたことを特徴とする。
【0013】これによって、ホッパ部に媒体ホルダーを
装着するための特別な部材を設ける必要がなくなり、媒
体ホルダーのセット時にはサイドガイドを媒体ホルダー
の幅にあわせて動かすことによって、通常の装置使用時
に媒体ホルダーを装着するための部材が邪魔になるとい
うことがない。
【0014】
【実施の形態】図1は、本発明の一実施例による読取装
置にて用いられる媒体ホルダー(名刺ホルダー)であ
る。図1の媒体ホルダーは、例えば名刺などのようにサ
イズが小さく、また厚みのある媒体などをのせ、これを
画像読取装置などのホッパにセットするために用いられ
る。以下、媒体として名刺が用いられる場合について説
明する。
【0015】図1において、1は媒体ホルダー本体であ
る。また、2は名刺がセットされる部分(媒体載置部)
であり、その底面は若干の厚みを持っている。媒体載置
部2は、側面の壁面2a並びに後部の壁面2bによって
囲まれた領域に形成されており、その上側は開放されて
いる。読取装置に媒体ホルダーがセットされた場合に
は、この開放部分に読取装置の給送ローラが位置する。
これによって、媒体ホルダーにセットされた名刺と給送
ローラとが接触し、給送ローラによって名刺を給送する
ことが可能となる。
【0016】3はクリップであり、上下動が可能となっ
ており、媒体ホルダーにセットされた名刺を上から押さ
えるものである。クリップ3の後端はレバー4となって
おり、クリップの上下動はレバーの操作によって行われ
る。5は係合部であり、読取装置のホッパにセットされ
る場合に用いられる。本実施例による係合部5は媒体ホ
ルダーの両側に設けられている。媒体ホルダーがセット
される読取装置の構成によっては、係合部5は媒体ホル
ダーの片側のみにあってもよく、また例えば媒体ホルダ
ーの他の位置に設けられていてもよい。ホッパへのセッ
トについては、詳細は後述する。
【0017】図2は、本実施例の媒体ホルダーに名刺6
をセットした状態を示す図面である。図に示されるよう
に、名刺6はその長手方向を横にして媒体ホルダーの載
置部2にセットされる。この場合、名刺6の側面は壁面
2aによってガイドされている。また、名刺6の後端を
壁面2bにつきあてることによって、名刺6の先端を揃
えることができる。
【0018】名刺6を媒体ホルダーにセットしたときに
は、レバー4と媒体ホルダーの後部7を摘んでクリップ
を下降させ、名刺6の上端をクリップ3により押さえ
る。これによって媒体ホルダーにセットされた名刺をク
リップ3で押さえることができ、媒体ホルダーをホッパ
にセットする際などに、媒体ホルダーから名刺が落ちる
ようなことを防止することができる。
【0019】図3は、媒体ホルダーの上面図並びに側面
図を示している。同図aは上面図、同図bは側面図をそ
れぞれ示している。図3aには、係合部の詳細な構成が
示される。係合部5には、ホッパの係合部に引っかけら
れる係合爪5aと、ガイド部5bとが設けられている。
ガイド部5bには、2枚のガイド板が備えられており、
2枚のガイド板のあいだには間隙が設けられている。
【0020】図3aには、ホッパ部に設けられるサイド
ガイド8が図示されてる。このサイドガイド8は、ホッ
パ内に載置された媒体の側面をガイドするためのもので
あり、媒体の幅方向に摺動可能となっている。サイドガ
イド8の上部には係合穴8aが設けられており、媒体ホ
ルダーの係合爪5aが係合される。また、媒体ホルダー
のガイド部5bの間隙には、サイドガイドの側面のガイ
ド板8bがはさみこまれ、係合爪5aと係合穴8aとが
係合する方向に媒体ホルダーがガイドされる。なお、ガ
イド部5bの先端部分はハの字状に広げられており、ガ
イド板8bを挟みやすいように形成されている。
【0021】壁面2aの先端部分にはまた、セットされ
た名刺の先端部分を押さえるストッパ9が設けられてい
る。前述の通り、クリップ3とレバー4は一体的に形成
されている。図4は、クリップ・レバーの様子がわかる
ように、図3の媒体ホルダーを透視した図面を示してい
る。図4aは上面図、図4bは側面図をそれぞれ示す。
また、図4bにおいて、実線はクリップ3が上昇した状
態を、点線はクリップ3が下降した状態を示している。
【0022】クリップ3、レバー4の中央部分は、支点
10によって回転可能に固定されている。そして、クリ
ップ3・レバー4は、レバー4を摘むことにより、図4
bに図示される矢印方向に支点10を中心にして上下動
する。このように操作することによって、載置部2に載
置された媒体の上面がクリップ3により押さえられる。
【0023】図5は、本実施例による媒体ホルダーがセ
ットされる画像読取装置を示す図面である。本実施例に
よる画像読取装置はその外形が箱型となっており、ホッ
パは引き出し可能なテーブルであり、この装置はいわゆ
るフロントローディング機構を採用している。図におい
て、21はホッパテーブルであり、ここに読み取られる
媒体が載置される。また、31はスタッカであり、媒体
が排出されるところである。本実施例による画像読取装
置では、上部のホッパ21から下部のスタッカ31に媒
体が搬送される。装置内部にはU字型の搬送路が設けら
れており、このU字型搬送路によって媒体が反転され、
スタッカ31に媒体が排出される。
【0024】ホッパテーブル21には、センサユニット
22がセットされる。また、図において23は給送ロー
ラ、24は分離ローラであり、ホッパに載置された媒体
を一枚ずつ搬送路に繰り出すために用いられる。ホッパ
テーブルにはサイドガイド25(図3における8に相
当)が備えられている。このサイドガイド25は、前述
の通り媒体の幅方向に摺動可能であり、ホッパにセット
される媒体の側面をガイドするものである。サイドガイ
ドには、媒体ホルダーの係合爪が係合される係合穴26
がその上部に設けられている。
【0025】本実施例による媒体ホルダーは、ホッパテ
ーブル上に設けられているサイドガイド25に取り付け
られる。サイドガイド25の間隔を狭めれば媒体ホルダ
ーの幅にあわせることができ、それ以外の場合には読取
を行なう媒体の幅に合わせた位置にサイドガイド25を
移動させることにより、媒体ホルダーを取り付けるため
の部材が通常の媒体セットの邪魔になることがない。
【0026】図6は、ホッパテーブルへの媒体ホルダー
のセットの様子を図示した図面である。媒体ホルダー1
をセットする場合には、まずサイドガイド8を媒体ホル
ダー1の幅にあった位置に移動させる。ついで、サイド
ガイド8のガイド板8bを媒体ホルダー1のガイド部に
より挟み込んで、媒体ホルダーを前に移動させる。続い
て、媒体ホルダーの係合爪を、サイドガイドの係合穴8
aに係合させて、媒体ホルダーを固定させる。
【0027】ガイド部によってガイド板8bを挟み込む
ことによって、媒体ホルダー1を正しい取り付け位置に
セットする際のガイドにすることができ、媒体ホルダー
1の取り付け作業の操作性を向上させることができる。
なお、媒体を媒体ホルダーにセットした後に、媒体ホル
ダーをホッパにセットする場合には、図6に示されるよ
うに媒体ホルダーを持つ。このような持ちかたをするこ
とで、レバーを操作でき、クリップで載置された媒体上
面を押さえることができる。そのため、媒体ホルダーに
載置された媒体が落ちることがなくなる。
【0028】図7は、媒体ホルダー1の係合部5とサイ
ドガイド8の部分を拡大した図面である。図に示される
ように、サイドガイド8には、原稿をガイドする側面板
の上端に、原稿の幅方向に側面板に対してほぼ垂直の方
向に突き出した上面板が設けられる。係合穴8aは、こ
の上面板の上に設けられる。媒体ホルダー1がサイドガ
イド8にセットされる場合には、媒体ホルダー1の係合
爪5aがサイドガイド8の係合穴8aにはめ込まれると
ともに、ガイド部5bによりサイドガイド8のガイド板
8bが挟み込まれる。ガイド部5bは、媒体ホルダーを
係合穴8aと係合爪5aとが係合される方向に案内する
とともに、媒体ホルダー1をホッパにセットする場合に
サイドガイド8を最適な間隔に位置させるために用いら
れる。
【0029】図8、図9は、媒体ホルダーがセットされ
る前のホッパテーブルを示す図面である。図8はホッパ
テーブル全体を詳細に示した図面であり、図9は図8の
一部を抜き出して単純化した図面である。図9では特
に、サイドガイドが図示されている。図8、図9から明
らかな通り、サイドガイド8はホッパテーブル21の媒
体がセットされる部分の両側に設けられている。このサ
イドガイドは、ラック・ピニオン機構によって、一方を
移動させるとその動きに合わせてもう一方も移動し、ホ
ッパにセットされる媒体サイズに応じた位置にサイドガ
イド8はセットされる。また、ホッパテーブル21には
給送ローラPR、分離ローラSR、搬送ローラFR等が
載置されている。なお、図8、図9ではセンサユニット
は図示省略されている。
【0030】図10、図11は、媒体ホルダーをセット
した状態のホッパテーブルを図示したものである。図1
0はホッパテーブル全体の詳細を示し、図11は図10
から要部を抜き出した図面である。図10、図11から
明らかな通り、媒体ホルダー1がセットされる場合には
サイドガイド8を内側に移動させて、媒体ホルダー1の
幅に合わせた位置にセットされる。左右のサイドガイド
8は同じように移動するため、媒体ホルダー1はホッパ
テーブル21の中央部分にセットすることができる。ホ
ッパテーブル21の給送ローラPR、分離ローラSR
は、ホッパテーブル21の中央部分に設けられており、
媒体ホルダー1に載置された媒体の中心線上に給送ロー
ラPRが位置し、斜行などを発生させることなく媒体を
給送させることができる。
【0031】図11に示されるように、給送ローラPR
は媒体ホルダー1の媒体載置部の上側に位置している。
給送ローラは必要に応じて上下動し、媒体の給送時には
ホッパあるいは媒体ホルダー1の最上部にセットされた
媒体に接触し、その回転によって一枚ずつ媒体を給送す
る。既にのべたとおり、媒体載置部の上面は開放されて
いるため、給送ローラPRは媒体ホルダー1に載置され
た名刺に接触し、名刺を給送することができる。
【0032】このように媒体ホルダーがセットされた状
態で媒体を給送させ、例えば名刺の読取などを行なう。
媒体の読取は、ホッパテーブルを閉じた状態でも開いた
状態でも行なうことができる。この場合に、媒体ホルダ
ーの高さを、ホッパテーブルを閉じても平気な高さにす
れば、ホッパテーブルを閉じて媒体の読取を行なうこと
には何の差し支えもない。
【0033】図12は、媒体ホルダーを用いた場合と用
いない場合の比較をした図面である。図12aは媒体ホ
ルダーを用いていない場合を、図12bは媒体ホルダー
をセットした場合をそれぞれ示している。媒体ホルダー
を用いていない場合には、ホッパの媒体搭載面と搬送路
との間隔が大きくなる。このような場合には、原稿分離
部による媒体の分離性能は高くなるが、媒体の搬送性は
小さくなる。
【0034】一方、媒体ホルダーをセットした場合に
は、媒体ホルダーの底面の厚みの分だけ、搬送路と媒体
搭載面との段差は図12aの場合よりも小さくなる。こ
の段差が小さいと、媒体の分離性能は低下するが搬送性
能は向上する。ここで、名刺などのように小形で厚手の
媒体の場合には、媒体に摩擦力が大きくなるため媒体を
分離しやすく、媒体の分離性能はそれほど高い必要がな
い。一方、媒体が厚手であるために、媒体を搬送させに
くく、とくに給送ローラによる媒体の給送がしにくくな
る。そのため、媒体の搬送性能を高める必要がある。本
実施例による媒体ホルダーは、このような条件に適して
おり、厚手の名刺などの媒体の搬送を行いやすくなる。
【0035】一方、通常の薄手の媒体の場合には、媒体
同士の摩擦力が小さいため、給送などの搬送性は高い。
しかし、媒体の摩擦力を利用した媒体の分離は行いにく
いため、分離性能を高める必要がある。上記した媒体ホ
ルダーを用いることによって、厚手・小形の名刺などの
媒体を画像読取装置などに用いられる媒体搬送装置にセ
ットすることが容易となる。
【0036】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば、ホッ
パにセットしにくい名刺などの厚手・小形の媒体を容易
にホッパにセットすることができるようになり、更に媒
体の搬送性を向上させることが可能となる。また、クリ
ップ・レバーによって媒体の上面を押されることができ
るため、媒体ホルダーをホッパにセットする場合に、媒
体ホルダーに載置された媒体が落ちてしまうようなこと
を防止することができる。
【0037】更に、媒体ホルダーをホッパ内に設けられ
た媒体をガイドするサイドガイドに取りつけるようにし
たことで、特にホッパ内に媒体ホルダーを取り付けるた
めの特別な部材を設ける必要がなく、媒体ホルダーをセ
ットしない場合にもサイドガイドは邪魔になることがな
いため、通常の媒体載置時に作業能率を悪化させること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による媒体ホルダー
【図2】 名刺がセットされた媒体ホルダー
【図3】 媒体ホルダーの上面・側面図
【図4】 媒体ホルダーのクリップ・レバーを示した図
【図5】 本発明の媒体ホルダーが適用される画像読取
装置の一例
【図6】 ホッパへの媒体ホルダーの取り付けを示す図
【図7】 係合部の拡大図
【図8】 媒体ホルダーかセットされる前のホッパテー
ブルの詳細図
【図9】 図8の要部を抜き出した図
【図10】媒体ホルダーがセットされたホッパテーブル
の詳細図
【図11】図11の要部を抜き出した図
【図12】媒体ホルダーの有無を比較する図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−1640(JP,A) 特開 平7−2373(JP,A) 特開 昭63−8129(JP,A) 実開 平3−53933(JP,U) 実開 昭63−1825(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体搬送装置のホッパ部に装着され、媒体
    搬送装置にて搬送される媒体がセットされる媒体ホルダ
    ーにおいて、該媒体ホルダーが前記ホッパ部に装着された状態で前記
    媒体搬送装置の給送ローラと前記載置される媒体とが接
    触可能に対向するように、該媒体ホルダーに設置される
    媒体の上面側が開放された、前記媒体ホルダーの底面及
    び壁面により形成される、前記媒体が載置される媒体載
    置領域と、 前記ホッパ部の一部に係合され、該媒体ホルダーをホッ
    パ部に固定する係合部と、 支点を中心に回動可能であり、その一端操作される
    とにより上下動し、当該操作によって他端が下降するこ
    とにより前記媒体載置部に載置された媒体上面後端部
    を押さる媒体固定部と、を備えたことを特徴とする
    媒体ホルダー。
  2. 【請求項2】請求項1記載の媒体ホルダーにおいて、 前記ホッパ部に設けられ、左右方向に移動することによ
    ってホッパに載置される媒体の側面をガイドするサイド
    ガイドに設けられた係合部に係合される係合部と、 前記サイドガイドのガイド板を挟むガイド部と、支点を中心に回動可能であり、その一端が操作されるこ
    とにより上下動し、当該操作によって他端が下降するこ
    とにより前記媒体載置部に載置された媒体上面の後端部
    分を押さえる媒体固定部と、を備えたことを特徴とする
    媒体ホルダー。
  3. 【請求項3】 媒体が装填されるホッパ部と、このホッ
    パ部の上部に設けられ、ホッパ部に装填された媒体を一
    枚ずつ給送するピックローラおよび分離ローラと、媒体
    搬送する給送ローラとを有する媒体搬送装置に装着され
    て使用される媒体ホルダーにおいて、該媒体ホルダーが前記ホッパ部に装着された状態で前記
    媒体搬送装置の給送ローラと前記載置される媒体とが接
    触可能に対向するように、該媒体ホルダーに載置される
    媒体の上面側が開放された、前記媒体ホルダーの底面及
    び壁面により形 成される、前記媒体が載置される媒体載
    置領域と、 前記ホッパ部の一部に係合され、該媒体ホルダーをホッ
    パ部に固定する係合部と、支点を中心に回動可能であり、その一端は、人手により
    媒体ホルダーが持たれる際、操作可能な位置に設けら
    れ、かつその一端を操作することにより他端が下降する
    ことで、前記媒体載置部に載置された媒体上面の後端部
    分を押さえる媒体固定部と、 を備えたことを特徴とする媒体ホルダー。
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