JP2023115417A - シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各種の大きさのシートに対応しながらも、設置スペースの増大を抑える。【解決手段】シートを支持可能、かつ、トレイベース部に対して搬送方向に直交する幅方向に移動可能であり、トレイベース部に対して幅方向に移動することにより排出トレイの上方の開口部41から退避可能な複数の可動トレイ部材14A~14Eを備える。可動サイド規制部11は、第1位置と、第1位置よりも固定サイド規制部12に近接した位置である第2位置と、に移動可能であり、かつ、1つの可動トレイ部材14Aに取り付けられ、可動サイド規制部11が第1位置から第2位置に移動することにより、複数の可動トレイ部材14A~14Eは開口部41から退避し、可動サイド規制部11が第2位置に位置する状態において、各可動トレイ部材14A~14Eは、各可動トレイ部材14A~14Eのシート支持面に垂直な方向に重なっている。【選択図】図11

Description

本発明は、原稿などのシートを搬送するシート搬送装置と、搬送したシートの画像を読み取る画像読取装置と、これを利用した画像形成装置に関する。
従来、原稿トレイ等に積載された原稿(シート)を1枚ずつ自動的に給送しながら、給送される原稿の画像情報を読取可能な画像読取装置が用いられている。画像読取装置に用いられるシート搬送装置としては、原稿を自動的に給送するADF(Auto Document Feeder)が普及している。また、ユーザが読み取る原稿のサイズは様々であり、A3やA4のような原稿幅が200mmを超えるものもあれば、名刺や領収書のような50mm付近のものもある。昨今は特に読み取った原稿画像データを利用するサービスが多くあり、名刺や領収書などの小サイズ原稿を流し読み方式で手軽に読み取るニーズが高まっている。
ADFで流し読み方式で読み取られた原稿は、所定の排出トレイに排出して積載されるが、流し読み方式では名刺のような小さいサイズの原稿においては、排出トレイから原稿を取り出すときに手が入りづらく取り出しづらいことがあった。ADFに原稿を載置する幅方向の位置は、一般的に搬送部の中央と奥側との2種類が存在するが、前述したような小サイズ原稿の排出トレイからの取り出し性においては、奥側に載置した場合は特に取り出しづらい。
これを解決するために、ADFの原稿を載置する原稿トレイ部の搬送原稿の幅方向奥側に固定された突き当て位置決め部を設け、手前側の原稿幅規制部材を備える可動原稿トレイが移動するようにした画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。この画像形成装置では、可動原稿トレイの位置に応じて排出トレイ部が露出するよう、幅伸縮原稿トレイを備えている。この画像形成装置によれば、小サイズの原稿を読み取る場合には可動原稿トレイが原稿サイズに合わせて奥側まで縮んだ状態になり、それに応じて排出トレイ部が露出されるため、ユーザが容易に原稿を取り出すことが可能であった。
特開2015-35691号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の画像形成装置では、特にA3原稿などの大サイズ原稿から名刺などの小サイズ原稿までといった幅広い範囲のサイズを読み取り可能とする場合、以下のような課題が発生する虞がある。即ち、この場合、最大幅と最小幅の差分に応じて手前側の可動原稿トレイの伸縮移動量が増えてしまい、その量によっては可動原稿トレイを小サイズ原稿に合わせて縮めた場合に原稿を載置する部分が画像形成装置の後端面よりも後ろ側に飛び出す虞がある。その結果、画像形成装置を設置する場合には、後方に余分な設置スペースを確保しなければならず、設置スペースが大きくなってしまう。
本発明は、各種の大きさのシートに対応しながらも、設置スペースの増大を抑えることができるシート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、シートを支持する支持ユニットと、前記支持ユニットの下方に配置され、シートが排出される排出部と、前記支持ユニットに支持されたシートを搬送方向に搬送して前記排出部に排出する搬送路と、を備え、前記支持ユニットは、シートを支持する固定支持部と、シートを支持可能、かつ、前記固定支持部に対して前記搬送方向に直交する幅方向に移動可能であり、前記固定支持部に対して前記幅方向に移動することにより前記排出部の上方の所定領域から退避可能な複数の可動支持部と、前記固定支持部に対して前記幅方向に移動可能であり、支持されたシートの前記幅方向における一方の端部に当接して位置を規制する第1規制部と、前記固定支持部に対して前記幅方向に固定され、支持されたシートの前記幅方向における他方の端部に当接して位置を規制する第2規制部と、を備え、前記第1規制部は、第1位置と、前記第1位置よりも前記第2規制部に近接した位置である第2位置と、に移動可能であり、かつ、前記複数の可動支持部のうちの1つに取り付けられ、前記第1規制部が前記第1位置から前記第2位置に移動することにより、複数の可動支持部は前記所定領域から退避し、前記第1規制部が前記第2位置に位置する状態において、前記複数の可動支持部は、前記複数の可動支持部のシート支持面に垂直な方向に重なっていることを特徴とする。
また、本発明の画像読取装置は、上記のシート搬送装置と、前記搬送路を搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、を備えることを特徴とする。
更に、本発明の画像形成装置は、上記の画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、各種の大きさのシートに対応しながらも、設置スペースの増大を抑えることができる。
実施形態に係る画像読取装置において、可動サイド規制部が第1位置にある状態を示す斜視図である。 実施形態に係る画像読取装置を示す断面図である。 実施形態に係る画像読取装置において、可動サイド規制部が第2位置にある状態を示す斜視図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が第1位置にある状態を示す斜視図である。 図4のA-A線で切断した状態を示す断面図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が第1位置から第2位置に少し移動した状態を示す断面図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が図6に示す状態から第2位置に少し移動した状態を示す断面図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が図7に示す状態から第2位置に少し移動した状態を示す断面図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が第2位置にある状態を示す斜視図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が第2位置にある状態を示す断面図である。 実施形態に係る原稿トレイにおいて、可動サイド規制部が第2位置から第1位置に少し移動した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図1~図11を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、シート搬送装置の一例である自動原稿搬送装置1を用いた画像読取装置101が、画像形成装置100(図2参照)に搭載されている場合について説明する。この画像形成装置100は、画像読取装置101によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部102(図2参照)を備えている。
[画像読取装置]
図1及び図2は、画像読取装置101の外観斜視図及び断面図である。画像読取装置101は、自動原稿搬送装置1と画像読取部2とから構成される。自動原稿搬送装置1では、ユーザが原稿トレイ3に載置したシートの一例である原稿を、上から1枚ずつ給送部5により引き込んで、搬送部6によって読取位置7まで搬送する。原稿トレイ3は、原稿を支持する支持ユニットの一例である。搬送部6は、原稿トレイ3に支持された原稿を搬送方向に搬送して排出トレイ8に排出する搬送路6aを有している。読取位置7で画像読取が終了した原稿は、その後順次、排出トレイ8に排出され積載される。排出トレイ8は、原稿トレイ3の下方に配置され、原稿が排出される排出部の一例である。読取位置7では、画像読取部2の内部に備えられた画像読取ユニット9が、所定のタイミングで自動原稿搬送装置1の読取位置7の下方で待機しており、搬送部6によって原稿が搬送されてきたタイミングで画像を読み取る。画像読取ユニット9は、搬送路6aを搬送される原稿の画像を読み取る読取部の一例である。
[原稿トレイ]
原稿トレイ3は、排出トレイ8の上方に配置されており、トレイベース部4と、可動トレイ部13と、可動サイド規制部11と、固定サイド規制部12とを有している。また、本実施形態では、原稿トレイ3に載置された原稿の搬送方向と交差(例えば直交)する方向を幅方向とする。可動サイド規制部11は、装置の手前側に配置され、トレイベース部4に対して幅方向に移動可能であり、支持されたシートの幅方向における一方の端部に当接して位置を規制する第1規制部の一例である。固定サイド規制部12は、装置の奥側に配置され、トレイベース部4に対して幅方向に固定され、支持されたシートの幅方向における他方の端部に当接して位置を規制する第2規制部の一例である。ユーザは可動サイド規制部11を任意に移動可能で、一般に読み取りたい原稿の幅に合わせて移動させてから原稿をセットすることで、原稿の搬送直進性が安定し、高品質な画像を読み取り可能となる。
トレイベース部4は、原稿を支持し、かつ、幅方向に隣接して配置された開口部41と幅狭部42とを有する固定支持部の一例である。可動トレイ部13は、複数の可動トレイ部材14を有しており、本実施形態では5つの可動トレイ部材14を有している。複数の可動トレイ部材14は、シートを支持可能、かつ、トレイベース部4に対して幅方向に移動可能であり、トレイベース部4に対して幅方向に移動することにより排出トレイ8の上方の所定領域から退避可能な複数の可動支持部の一例である。つまり、可動トレイ部13は、幅方向に縮小することによって、排出トレイ8の上方の所定領域から退避することが可能である。ここで、所定領域とは、トレイベース部4の開口部41によって切り欠かれた形状の領域である。このため、本実施形態では、可動トレイ部材14は、開口部41を塞いだ状態と、開口部41を開放した状態と、に変位可能になっている。
可動サイド規制部11は可動トレイ部材14のうちの1つに取り付けられており、可動サイド規制部11を移動させるのに伴い、可動トレイ部13も一緒に移動する構成となっている。尚、可動サイド規制部11が取り付けられた可動トレイ部材14は、以下では可動トレイ部材14Aともいう(図4参照)。また、本実施形態では、可動トレイ部材14として、可動トレイ部材14A,14B,14C,14Dを図示しているが、いずれも総称して可動トレイ部材14として説明する。
可動サイド規制部11は、図1に示す第1位置と、第1位置よりも固定サイド規制部12に近接した位置である図3に示す第2位置と、に移動可能である。図1に示すように、第1位置は、可動サイド規制部11が、搬送可能な最大幅(例えばA3サイズ)のシートを規制する位置である。第1位置では、大サイズ原稿の大きさに可動サイド規制部11を移動させているため、可動トレイ部13もそれに伴って装置の手前側まで位置し、その結果、開口部41を閉塞し、排出トレイ8の上方もその分だけ覆った状態となる。
図3に示すように、第2位置は、可動サイド規制部11が、搬送可能な最小幅(例えば名刺や領収書サイズ)のシートを規制する位置である。図1に示した第1位置では、大サイズ原稿の幅に合わせて可動サイド規制部11及び可動トレイ部13が装置の手前側に移動した状態となっている。これに対し、図3に示す第2位置では、逆に名刺や領収書などの小サイズ紙の大きさに合わせて、装置の奥側に可動サイド規制部11及び可動トレイ部13を合わせて移動させている。
これにより、排出トレイ8の上方もそれに伴って開放された状態となるため、奥側突き当て搬送の本実施形態の画像読取装置101においては、排出トレイ8の奥側端部に排出された原稿をユーザが取り出す際の視認性や取り出し性が良い。また、可動トレイ部13は、可動サイド規制部11及び幅狭部42の下に複数枚重なった形でトレイベース部4に収納された状態となっている。このため、可動トレイ部13が小サイズ紙へ対応した状態においても、トレイ自体や可動トレイ部13の支持形状部などが原稿トレイ3や、さらには装置の後方へ飛び出るようなことが無い。
次に、図4から図11を用いて、本実施形態における原稿トレイ3の動作を示す。図4及び図5は、可動サイド規制部11が第1位置に位置する状態の図である。トレイベース部4にはレール部15が備えられており、可動トレイ部13を構成する複数の可動トレイ部材14がレール部15に設けられているスリット16に沿って移動可能となっている。即ち、レール部15は、可動トレイ部材14を幅方向に案内するガイド部の一例である。各可動トレイ部材14は、レール部15に案内される被ガイド部18を有している。尚、可動トレイ部材14Aは、レール部15とは別のガイド部により案内される。レール部15は、固定サイド規制部12側に先端を下方に向けて傾斜した傾斜部17を有している。
可動サイド規制部11が第1位置に位置しているとき、複数の可動トレイ部材14のそれぞれのシート支持面は幅方向に並んでおり、複数の可動トレイ部材14のそれぞれのシート支持面が上方に露出した状態である。複数の可動トレイ部材14のシート支持面は、可動サイド規制部11が第1位置にいる状態においては、各々略同一面になるように配置されている。また、複数の可動トレイ部材14のシート支持面とトレイベース部4のシート支持面とは同一面上に位置するか、あるいは、複数の可動トレイ部材14のシート支持面がトレイベース部4のシート支持面より上方になるように配置されている。この位置関係により、ユーザが原稿を原稿トレイ3に載置する際にトレイベース部4と可動トレイ部13の間の段差部などに引っ掛かることを抑制できる。また、可動トレイ部材14の個数や原稿幅方向の大きさに関しては、対応する原稿の最小幅に応じた大きさや収納されるスペースによって異なり、種々に変形可能である。
図6~図8は、可動サイド規制部11が第1位置から第2位置へ遷移し始める状態を示した図である。図6に示すように、可動トレイ部材14は、幅方向における固定サイド規制部12側に第1縁部14aを有する。幅狭部42は、可動サイド規制部11が第1位置に位置するときに、第1縁部14aに接触する第2縁部42aを有する。第1縁部14aは、テーパ部14bを有している。テーパ部14bは、第1縁部14aと第2縁部42aとが幅方向に押圧されたときに第1縁部14aを第2縁部42aの下方に案内する傾斜部の一例である。尚、本実施形態では、第1縁部14aに傾斜部を設けた場合について説明したが、これには限られず、第1縁部14aと第2縁部42aとの少なくとも一方に設けていればよい。これにより、可動サイド規制部11を第1位置から第2位置に移動させるときに、第1縁部14aが第2縁部42aに押圧され、可動トレイ部材14が幅狭部42の下方に移動する。更に、可動トレイ部材14は、レール部15の傾斜部17に沿って幅狭部42の下方に移動する。
図7及び図8に示すように、ユーザが可動サイド規制部11を装置奥側に押し込んだ時に、複数備えられている可動トレイ部材14を介して装置奥側に位置している可動トレイ部材14が押し込まれて先に移動する。これにより、レール部15に設けられたスリット16の傾斜部17に沿って下に下がった可動トレイ部材14の上に重なるように、次の可動トレイ部材14が移動してくる。最終的に、全ての可動トレイ部材14がシート支持面に交差する方向(例えば、垂直な方向)に重なって、トレイベース部4に収納される(図10参照)。
図9及び図10は、可動サイド規制部11が第2位置にいる状態を示した図である。この状態は、対応原稿の最小サイズまで可動サイド規制部11を移動させた状態を示している。ここで、幅狭部42の下方には付勢ばね20が取り付けられ、可動トレイ部材14Bの装置の奥側端部を付勢している。即ち、付勢ばね20は、幅狭部42の下方に位置する可動トレイ部材14Bの可動サイド規制部11側が上方に付勢されるように可動トレイ部材14Bに付勢する付勢手段の一例である。可動サイド規制部11が第2位置に移動することに伴って、可動トレイ部材14Bが付勢ばね20の下方に入り込むようになっている。なお、本実施形態では、付勢ばね20は圧縮コイルばねとしているが、これには限られず、板ばねや捩りコイルばねであってもよい。
この状態では、可動サイド規制部11を第1位置から第2位置に移動させることにより、複数の可動トレイ部材14のうちの少なくとも2つを固定サイド規制部12側(規制部側)に押圧して、幅狭部42の下方に移動させて、開口部41を開放している。このとき、可動サイド規制部11が第2位置に位置するときに、少なくとも2つの可動トレイ部材14(例えば、可動トレイ部材14B,14C)のそれぞれの被ガイド部18が幅方向に当接する。これにより、少なくとも2つの可動トレイ部材14の幅方向の位置決めがなされる。
可動サイド規制部11の移動に伴って、可動トレイ部13も装置奥側に移動し、前述のように幅狭部42の下方に重なって収納されることで、開口部41が開放され、可動サイド規制部11の手前側の部分においては排出トレイ8上方に空間が空く。これにより、ユーザが読取動作をさせた原稿を容易に取り出すことができる。
図11は、可動サイド規制部11が第2位置から第1位置に遷移し始める状態を示した図である。複数の可動トレイ部材14は、第1可動支持部である可動トレイ部材14Eと、可動サイド規制部11が第1位置に位置するときに可動トレイ部材14Eより固定サイド規制部12側に位置する第2可動支持部の一例である可動トレイ部材14Dとを有する。付勢ばね20は、幅狭部42の下方に位置する可動トレイ部材14Bの可動サイド規制部11側が上方に付勢されるように可動トレイ部材14Bに付勢する。また、可動トレイ部材14Eは、固定サイド規制部12側の端部に係合部14Eaを有しており、本実施形態では下方に突出した突出部としている。可動トレイ部材14Dは、可動サイド規制部11側の端部に係合部14Eaに係合可能な被係合部14Daを有しており、本実施形態では下方に凹んだ凹部としている。
これにより、可動サイド規制部11を第1位置から第2位置に移動させるときに、係合部14Eaが被係合部14Daに係合した状態から係合が解除された状態になる。また、可動サイド規制部11を第2位置から第1位置に移動させるときに、係合部14Eaと被係合部14Daとの係合が解除された状態から係合した状態になる。即ち、被係合部14Daである凹部に係合部14Eaである突出部が係合することにより、可動トレイ部材14Eと可動トレイ部材14Dとが係合する。このように、付勢ばね20で付勢された可動トレイ部材14Bに付勢され、可動トレイ部材14Dの装置手前側端部では被係合部14Daが上方に持ち上げられ、隣の可動トレイ部材14Eの係合部14Eaに対して近づいて接触する。そして、可動サイド規制部11が引き出される時に、被係合部14Daと係合部14Eaとが連結するようになっている。
上述した本実施形態では、可動サイド規制部11を第1位置から第2位置に移動させる。これにより、複数の可動トレイ部材14のうちの少なくとも1つである上下可動支持部(例えば、可動トレイ部材14B)を固定サイド規制部12側に押圧して、幅狭部42の下方に移動させて、開口部41を開放する。また、可動サイド規制部11を第2位置から第1位置に移動させることにより、上下可動支持部を可動サイド規制部11側に引っ張って、幅狭部42の下方から引き出して、開口部41を閉塞する。
また、本実施形態では、例えば、複数の可動トレイ部材14を、第1可動支持部の一例である可動トレイ部材14Dと、第2可動支持部の一例である可動トレイ部材14Cと、第3可動支持部の一例である可動トレイ部材14Bとを有するものとする。可動トレイ部材14Cは、可動サイド規制部11が第1位置に位置するときに可動トレイ部材14Dより固定サイド規制部12側に位置する。可動トレイ部材14Bは、可動サイド規制部11が第1位置に位置するときに可動トレイ部材14Cより固定サイド規制部12側に位置する。この場合、可動サイド規制部11が第2位置に位置するときに、可動トレイ部材14Bは可動トレイ部材14Cよりも下側に位置し、可動トレイ部材14Cは可動トレイ部材14Dよりも下側に位置する。
上述したように、本実施形態の画像読取装置101によれば、可動サイド規制部11を第1位置から第2位置に移動させることにより、可動トレイ部材14を固定サイド規制部12側に押圧して、幅狭部42の下方に移動させて、開口部41を開放する。これにより、各種の大きさの原稿に対応しながらも、トレイが後方に突出することが無く、設置スペースの増大を抑えることができる。即ち、幅伸縮トレイの構成部品として複数備えられた可動サイド規制部11が重なって原稿トレイ3の中に収納される。このため、小サイズ原稿を載置して可動サイド規制部11を原稿サイズに合わせて短縮した場合でも、装置後方へ飛び出すような構造が無いことから、装置後方へ余分なスペースを確保する必要がなくなる。
また、本実施形態の画像読取装置101によれば、複数の可動トレイ部材14同士のシート支持面が同一面上に設けられているので、原稿の搬送性を低下させないようにできる。しかも、複数の可動トレイ部材14同士のシート支持面はトレイベース部4のシート支持面と同じか、それより高く設けられているので、原稿が引っ掛かることを抑制できる。
尚、上述した本実施形態の自動原稿搬送装置1は、画像読取装置101に適用した場合について説明したが、これには限られず、他のシート搬送装置の全般に適用することができる。また、本実施形態の画像読取装置101では、画像形成装置100に適用した場合ついて説明したが、これには限らず、画像読取装置の全般に適用することができる。
1…自動原稿搬送装置(シート搬送装置)、3…原稿トレイ(支持ユニット)、4…トレイベース部(固定支持部)、6a…搬送路、8…排出トレイ(排出部)、9…画像読取ユニット(読取部)、11…可動サイド規制部(第1規制部)、12…固定サイド規制部(第2規制部)、14…可動トレイ板(可動支持部)、14a…第1縁部、14B…可動トレイ部材(上下可動支持部、第3可動支持部)、14b…テーパ部(傾斜部)、14C…可動トレイ部材(第2可動支持部)、14D…可動トレイ部材(第1可動支持部、第2可動支持部)、14Da…被係合部、14E…可動トレイ部材(第1可動支持部)、14Ea…係合部、15…レール部(ガイド部)、17…傾斜部、18…被ガイド部、20…付勢ばね(付勢手段)、41…開口部(所定領域)、42…幅狭部、42a…第2縁部、100…画像形成装置、101…画像読取装置、102…画像形成部

Claims (12)

  1. シートを支持する支持ユニットと、
    前記支持ユニットの下方に配置され、シートが排出される排出部と、
    前記支持ユニットに支持されたシートを搬送方向に搬送して前記排出部に排出する搬送路と、を備え、
    前記支持ユニットは、
    シートを支持する固定支持部と、
    シートを支持可能、かつ、前記固定支持部に対して前記搬送方向に直交する幅方向に移動可能であり、前記固定支持部に対して前記幅方向に移動することにより前記排出部の上方の所定領域から退避可能な複数の可動支持部と、
    前記固定支持部に対して前記幅方向に移動可能であり、支持されたシートの前記幅方向における一方の端部に当接して位置を規制する第1規制部と、
    前記固定支持部に対して前記幅方向に固定され、支持されたシートの前記幅方向における他方の端部に当接して位置を規制する第2規制部と、を備え、
    前記第1規制部は、第1位置と、前記第1位置よりも前記第2規制部に近接した位置である第2位置と、に移動可能であり、かつ、前記複数の可動支持部のうちの1つに取り付けられ、
    前記第1規制部が前記第1位置から前記第2位置に移動することにより、複数の可動支持部は前記所定領域から退避し、
    前記第1規制部が前記第2位置に位置する状態において、前記複数の可動支持部は、前記複数の可動支持部のシート支持面に垂直な方向に重なっている、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記固定支持部は、前記所定領域を形成する開口部と、前記開口部に対して前記幅方向に隣接するように配置された幅狭部とを有し、
    前記第1規制部を前記第1位置から前記第2位置に移動させることにより、前記複数の可動支持部のうちの少なくとも1つである上下可動支持部を前記第2規制部側に押圧して、前記幅狭部の下方に移動させて、前記開口部を開放し、
    前記第1規制部を前記第2位置から前記第1位置に移動させることにより、前記上下可動支持部を前記第1規制部側に引っ張って、前記幅狭部の下方から引き出して、前記開口部を閉塞する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記複数の可動支持部は、第1可動支持部と、前記第1規制部が前記第1位置に位置するときに前記第1可動支持部より前記第2規制部側に位置する第2可動支持部とを有し、
    前記第1可動支持部は、前記第2規制部側の端部に係合部を有し、
    前記第2可動支持部は、前記第1規制部側の端部に前記係合部に係合可能な被係合部を有し、
    前記第1規制部を前記第1位置から前記第2位置に移動させるときに、前記係合部が前記被係合部に係合した状態から係合が解除された状態になり、
    前記第1規制部を前記第2位置から前記第1位置に移動させるときに、前記係合部と前記被係合部との係合が解除された状態から係合した状態になる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記固定支持部の下方に位置する前記第2可動支持部の前記第1規制部側が上方に付勢されるように前記可動支持部に付勢する付勢手段を備え、
    前記係合部は、下方に突出した突出部であり、
    前記被係合部は、下方に凹んだ凹部であり、
    前記第1規制部を前記第2位置から前記第1位置に移動させるときに、前記第2可動支持部の前記凹部に前記第1規制部の突出部が係合することにより、前記第1可動支持部と前記第2可動支持部とが係合する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記複数の可動支持部は、第1可動支持部と、前記第1規制部が前記第1位置に位置するときに前記第1可動支持部より前記第2規制部側に位置する第2可動支持部と、前記第1規制部が前記第1位置に位置するときに前記第2可動支持部より前記第2規制部側に位置する第3可動支持部と、を有し、
    前記第1規制部が前記第2位置に位置するときに、前記第3可動支持部は前記第2可動支持部よりも下側に位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記可動支持部は、前記幅方向における前記第2規制部側に第1縁部を有し、
    前記固定支持部は、前記第1規制部が前記第1位置に位置するときに、前記第1縁部に接触する第2縁部を有し、
    前記第1縁部と前記第2縁部との少なくとも一方は、前記第1縁部と前記第2縁部とが前記幅方向に押圧されたときに前記第1縁部を前記第2縁部の下方に案内する傾斜部を有し、
    前記第1規制部を前記第1位置から前記第2位置に移動させるときに、前記第1縁部が前記第2縁部に押圧され、前記可動支持部が前記固定支持部の下方に移動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記可動支持部を前記幅方向に案内するガイド部を備え、
    前記ガイド部は、前記第2規制部側に先端を下方に向けて傾斜した傾斜部を有し、
    前記第1規制部が前記第2位置に向けて移動するときに、前記可動支持部は、前記傾斜部に沿って前記固定支持部の下方に移動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記第1規制部を前記第1位置から前記第2位置に移動させることにより、前記複数の可動支持部のうちの少なくとも2つを前記第2規制部側に押圧して、前記固定支持部の下方に移動させ、
    前記少なくとも2つの可動支持部は、前記ガイド部に案内される被ガイド部を有し、
    前記第1規制部が前記第2位置に位置するときに、前記少なくとも2つの可動支持部のそれぞれの前記被ガイド部が前記幅方向に当接することで、前記少なくとも2つの可動支持部の前記幅方向の位置決めがなされる、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記第1規制部が前記第1位置に位置するときに、前記可動支持部のシート支持面と前記固定支持部のシート支持面とは同一面上に位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記第1位置は、前記第1規制部が、搬送可能な最大幅のシートを規制する位置であり、
    前記第2位置は、前記第1規制部が、搬送可能な最小幅のシートを規制する位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記搬送路を搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項11に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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