JP3603874B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、媒体面を読み取る読み取りヘッドを有する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像読取装置(以下単に読取装置)は、大別してADF(オート・ドキュメント・フィーダ)タイプの装置と、フラットベッドタイプとがある。
【0003】
ADFタイプの読取装置では、その上面などにADFが搭載されている。ADFは読取原稿を一枚ずつ自動的に給送するものであり、ADFには複数枚の原稿を一度にセットすることができる。図49は、ADFタイプの読取装置の外観を示す図面である。図において、191はホッパであり、読取原稿がセットされるもの、192は読取部であり給送された原稿上の画像を読み取るもの、193はスタッカであり読取された原稿が排出・積載されるものである。また194は原稿が搬送される搬送路である。ホッパ191に積載された読取原稿は、ADFによって一枚ずつ読取部192に向けて給送され読取が行われた後スタッカ193に排出される。このタイプの読取装置は原稿の自動給送が行われるために読取処理の効率が良く、多量の原稿を、短時間に処理する必要がある場合などに適している。このようなADFは、例えば印刷装置や複写機などにも搭載される例がある。
【0004】
一方、図50はフラットベッドタイプの読取装置の外観を示した図面である。
【0005】
フラットベッドタイプの読取装置では、装置上面に読取窓(フラットベッド)201が設けられている。読取窓201の内部には、読取部202が設けられている。読取部202は装置内部で図示太矢印方向に移動可能となっている。
【0006】
図50に示される装置の場合には、読取面201上に読取を行う原稿を乗せ、読取部202を移動させることによって原稿の読取が行われる。この際、読取窓201の上には読取カバー203が設けられており、原稿の読取を行うときには読取カバー203を開く。
【0007】
フラットベッドタイプの読取装置の場合には、複数枚の原稿を読み取るときには一枚一枚原稿の乗せ替えをしなければならず、読取処理の効率は高いとは言いがたい。しかし、構造がADFタイプの装置よりも簡易であるために比較的安価であり、特に個人用の多量の原稿読取を必要としない場合に用いられることが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これらのような装置はしかし、省スペースの観点からは必ずしも好ましい形態をしているわけではない。
【0009】
例えばADFタイプの読取装置の場合には、スタッカ193が装置の外側にはみ出してしまい、その分装置設置のための余分なスペースを必要とする。また、ホッパ部191は装置の上方に突き出しており、更にホッパ部191はその構造上あまり強度が高くない。そのため、読取装置の上のスペースに他のものを乗せたりすることができず、その分スペースが無駄となっていた。
【0010】
一方、フラットベッドタイプの読取装置では、スタッカ等が装置の外側にはみ出すことはなく、装置自体が比較的小型であるため、装置周辺のスペースを有効に利用することはできる。しかし、装置の読取窓に読取原稿をセットする必要があるため、ADFタイプの装置と同様に装置上部のスペースを有効利用することができない。
【0011】
そこで、本出願人は装置が設置されるスペースを有効利用することが可能な読取装置を提案した(特願平6?509826号)。図51はその読取装置を示す図面である。また、図52は図51の装置の側面断面図である。
【0012】
図51、図52の読取装置は外側が箱型となっており、読取原稿215は装置本体210から引き出されるホッパ211内部に収納される。原稿の読取時にはホッパ211を閉じ、装置内部に設けられた読取ユニットによって原稿を読み取り、Uターン用のパス213を通って例えば装置の下部に設けられたスタッカ214に読み取られた原稿が排出される。読取ユニットは例えば発着センサにより構成され、図51の場合には引き出し式のホッパ211内に設けられている(212)。読取ユニットの位置はホッパ内である必要はなく、装置本体に収められていても良い。
【0013】
このように、図51の読取装置はその上部に読取に必要な部材を持っていないため、例えばパソコンなどの装置を読取装置の上に乗せることができ、その分装置設置のための実効的なスペースを少なくすることができる。
【0014】
しかし、この読取装置は図51、図52のような構成であるため、ホッパに設けられている読取ヘッドでは原稿の一面が読み取られるに留まる。
【0015】
近年では原稿の裏表ともに読み取ることができる両面読取装置が望まれるようになっているが、図51、図52の装置では両面読取に対応することができない。
【0016】
また、プリンタ装置の場合にも同様なことが言える。読取ヘッドを印字ヘッドに置き換えて考えると、ホッパ上の印字ヘッドを設けた場合一面に対しては印字か可能であるが、裏面に対する印字を行うことはできない。
【0017】
また、利用者によって両面処理が必要な者と片面処理で充分なものとがいるが、装置を始めから両面処理可能なものとしてしまうと、片面処理のみ必要としている者にとっては余分な機能が装置に搭載されていることになり、コストの増大をもたらす。また、片面処理の機能しか持っていない場合には、両面処理を必要とする者にとってはこの装置は魅力のないものとなってしまう。
【0018】
同時に、装置に両面処理を可能とする機能を持たせた場合、装置が大型化してしまうことは、近年の省スペース化の要望から望ましいものではない。
【0019】
本発明は、このような問題点に鑑み、媒体の両面に対する処理を可能とする媒体搬送装置を実現することを目的とする。
【0020】
本発明は更に、裏面処理部をユニット化し、両面処理用ユニットを取り付けるためのスペースを装置内部に増やすことなく、必要に応じて片面処理・両面処理のいずれかを適宜選択できる媒体搬送装置を実現することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納されるホッパと、前記媒体が搬送される搬送路と、前記搬送路に対して前記ホッパに収納された媒体を給送する給送手段と、前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に搬送される媒体が排出されるスタッカと、前記ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形状がU字状の搬送路と、を備えるとともに、前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパに備え、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドを備え、前記ホッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U字状の搬送路、読み取りヘッドを収める前記装置本体は、上板が平らな箱型形状とし、さらに、前記装置本体の一部に設けられ、前記U字状の搬送路の一部を開放可能に構成する側面カバーとしたことを特徴とする。さらに、引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納されるホッパと、前記媒体が搬送される搬送路と、前記搬送路に対して前記ホッパに収納された媒体を給送する給送手段と、前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に搬送される媒体が排出されるスタッカと、前記ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形状がU字状の搬送路と、を備えるとともに、前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパに備え、前記ホッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U字状の搬送路、読み取りヘッドを収める前記装置本体は、上板が平らな箱型形状とし、前記装置本体の一部を開放可能で前記U字状の搬送路の一部を構成する側面カバーとし、さらに、それぞれの取り付けられた際には前記U字状の搬送路の一部を構成する、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドとダミーのガイド部材とを交換取り付け可能に構成したことを特徴とする。また、前記ダミーのガイド部材は、第二面を読み取る前記読取ヘッドの読み取り位置に対応する位置にローラが設けられたことを特徴とする。引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在でありその内部に媒体が収納されるホッパと、前記原稿が搬送される搬送路と、前記搬送路に対して、前記ホッパに収納された媒体を搬送する給送手段と、前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に給送された媒体が排出されるスタッカとを備えるとともに、前記ホッパに、前記媒体の第一の面読み取る読取ヘッドと、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドが備えられたことを特徴とする。前記媒体搬送装置において、前記ホッパは、前記媒体の第二面を読み取るための前記読取ヘッドが取り付けられる開口部が設けられ、前記媒体の第二面を読み取るための前記読取ヘッドは前記ホッパに対して着脱可能であることを特徴とする。
【0022】
【実施の形態】
図1乃至図3は、本発明の一実施形態による搬送装置が適用される原稿読取装置を示す図面である。図1は原稿読取装置の正面断面図、図2、図3はそれぞれ読取装置の斜視図である。このうち、図2は後述するホッパが閉じられた状態を示し、図3は、ホッパが開かれた状態を示している。以下、原稿読取装置について本発明の実施形態の説明を行うが、読取ヘッドを印字ヘッドに置き換えることにより、本発明は印字装置に適用することも可能であり、またその他の装置に対しても適用することが可能である。
【0023】
図1において、10は読取装置本体である。また、18はホッパであり、引き出し状となっており、読取装置本体10に対して出し入れが可能となっている。読取装置本体10には開口14が設けられており、ホッパ18はこの中に収められている。
【0024】
12は読取装置10の上板である。読取装置は箱型の形状をしており、上板12は平らである。このような形状をしているため、図4に図示されるように読取装置10の上にパソコン用のディスプレィ2などを乗せることができる。また、装置の上面を有効に利用できるとともに、装置設置場所は読取装置10一台分だけでよいために、省スペース化を図ることができる。
16はスタッカであり、読取が終了した原稿が排出されるところである。原稿の読取動作については詳細は後述する。また、本実施形態の場合にはスタッカは単なる開口が設けられているだけであるが、ホッパ18と同様に引き出し状となっていても何ら差し支えはない。
また、本実施形態の場合にはホッパ18が上に、スタッカ16が下に配置されているが、この配置が逆になっていても差し支えはない。
【0025】
なお、パソコン等を利用する場合にはキーボードが必要となるが、この際図4のように読取装置本体10の前にキーボード3を置くことが考えられる。このような場合、読取装置10の下側に引き出し上のトレイを設けると、トレイの開閉の度にキーボードをどけなくてはならず、ホッパへの原稿のセットやスタッカからの原稿の取り出しのための操作が煩雑となる。また、スタッカは読み取られた原稿を排出できれば、その後はしばらく放置しておいても、スタッカが一杯にならないかぎりさほど影響はないが、ホッパは原稿を読み取る場合、その都度原稿をセットしなければならず、操作の頻度はスタッカの場合よりも高い。そのために、図1〜図3に図示された読取装置では、ホッパ18を引き出し式にするとともに読取装置10の上段に設けてキーボードなどが邪魔にならないようにし、操作の頻度が低いスタッカ16は読取装置の下段に、しかも原稿の取り出しをキーボード等があっても行いやすいように、単なる開口を持ったものとして配置している。この構成が、図4に図示されるような利用形態には最も適している。
【0026】
再びホッパ18の説明に戻る。読取が行われる原稿20はホッパ18内に収納され、一枚ずつ搬送路に向けて給送された後原稿の読取が行われる。そのため、ホッパ18内には原稿を給送するための機構が設けられている。
【0027】
24はピックアップローラ(給送ローラ)であり、ホッパ18に収納された原稿20を一枚ずつ搬送路に送り込むためのローラである。ピックアップローラはホッパ18の最上部に載置された原稿に接触しており、図示しないモータにより回転駆動され、接触している原稿(ホッパの一番上に載置されたもの)を図1の場合には図示左側に給送する。
【0028】
26はセパレータローラ(分離ローラ)である。ピックアップローラ24は一時に一枚ずつ原稿を給送するように構成されるが、場合によっては複数枚の原稿が重なって給送されてしまう場合がある。このようなときに搬送路に複数の原稿が同時に給送されないように、セパレータローラ26により一番上の原稿のみを分離して搬送路に給送する。
【0029】
セパレータローラ26に対向する位置には図示しない摩擦部材が設けられており、下側の原稿はこの摩擦部材と原稿自体の摩擦力により給送されなくなる。また、セパレータローラ26はピックアップローラ24と同様に図示しないモータにより回転駆動されており、その回転によって上側の原稿が図示左側に給送される。このように、セパレータローラ並びに摩擦部材の作用により、一枚の原稿のみが搬送路に給送されるようにしている。
【0030】
28はフィードローラ(給送ローラ)である。フィードローラ28は、図示しないモータにより回転駆動され、原稿をホッパ18側からスタッカ16側に搬送するものである。フィードローラ28は搬送路を挟んで配置される一組のローラによって構成されている。また、図において28’は特にホッパから原稿を排出するためのローラである。
【0031】
22は搬送路であり、原稿の搬送経路となる。特に32の部分はホッパ18からスタッカ16に原稿をUターンさせるために半円状(U字状)に形成されている。なお、このU字状の搬送路の曲率は、硬めの原稿が搬送されたときに原稿が折れたりしないようにする必要があることから、可能な限り大きな曲率とすることが望ましい。曲率が小さい場合には、特に硬めの原稿に折れ目がついてしまう可能性がある。
【0032】
34、36はそれぞれ読取ヘッドであり、原稿上に記録された画像・文字等を読み取るものである。特に34は第一の読取ヘッドであり、原稿の表面を読み取る。36は第二の読取ヘッドであり、原稿の裏面を読み取る。ここで、原稿の裏表は相対的なものであるが、ここでは便宜的にホッパ18には原稿の表面が上になるようにセットする(裏面はホッパ18の下側を向く)場合を考慮している。第一の読取ヘッド34と第二の読取ヘッド36とは搬送路を挟んで対向する位置に配置されている。
【0033】
第一の読取ヘッド34に対向する位置にはフィードローラ28Aが設けられており、第二の読取ヘッド36に対向する位置にはフィードローラ28Bが設けられている。これらのフィードローラ28A、28Bは、他のフィードローラ28と同様に図示しないモータにより回転駆動されるが、一対のローラにより構成されるものではない。フィードローラ28A、28Bはプラテンとして作用し、読取ヘッド34、36の位置を通過する原稿を読取ヘッド34、36に対して押しつけるように作用するものである。
【0034】
30は側面カバーであり、装置下部の支点を中心に回動可能となっている。詳細は後述するが、側面カバー30を回動させることによって装置側面の搬送路22を開放することができ、例えば搬送路20上に詰まった原稿を排除する場合などに用いられる。
【0035】
ここで、本実施形態による読取装置のホッパ18は、ある程度の原稿を載置できる必要があるとともに、ピックアップローラ24、セパレータローラ26、読取ヘッド34、36等を収容する必要があるため、適当な高さを必要とする。
【0036】
また、ホッパ18内の搬送路の始点(ホッパの下端)は、できるだけ多くの原稿をホッパ18内に載置できるように低い位置に設定される。また、U字状の搬送路32の部分の曲率は、前述の通り硬めの原稿を搬送させた場合に折れ曲がったりすることを防止するためにある程度大きくする必要があるため、ホッパ18の原稿の出口はなるべく高い位置に設定する必要がある。そのために、ホッパ18内の搬送路は斜め、図示左上がりに設定されている。
【0037】
本実施形態による読取装置は、このようなホッパ18内部の形状の特徴となる2点を利用して、搬送路が斜めになることによって生じるホッパ18内のスペースを無駄にすることなく有効的に利用している。即ち、表面用の第一の読取ヘッド34に加えて裏面用の第二の読取ヘッド36をホッパ内に設けてある。
特に、ホッパ18内の搬送路は斜めになっていることから、その上流側と下流側に、ある程度の厚みを持った読取ヘッドを収納できるスペースが生じる。上流側は搬送路の上側にスペースができるため、この位置に第一の読取ヘッド34を配置している。一方、下流側は搬送路の下側にスペースができるため、この位置に第二の読取ヘッド36を配置することができる。
【0038】
図5は、図1に図示された読取装置の変形例である。図2の読取装置10の場合にも、表面用の第一の読取ヘッド34と裏面用の第二の読取ヘッド36Xが設けられている。ここで、第一の読取ヘッド34は表面用であるため、ホッパ18に標準的に装着されているものとする。一方、第二の読取ヘッド36Bは裏面読取用であるが、利用者によっては裏面読取が不要な場合があるため、第二の読取ヘッド36Xは後から追加して取り付けることができるように、ホッパ18からは着脱自在となっている。なお、表面用の第一の読取ヘッド34はホッパ18内に収納された引き出しフタ38に取り付けられ、ユニット化されている。
【0039】
図6の読取装置は、図5に図示された読取装置を更に変形させたものである。図において、38は表面ユニットであり、第一の読取ヘッド34とフィードローラ28Bとがユニット化されたものである。同様に、40は裏面ユニットであり、第二の読取ヘッド36とフィードローラ28Aとがユニット化されたものである。
【0040】
表面ユニット38、裏面ユニット40ともに、ホッパ18に対して着脱自在であり、裏面読取が不要な場合には裏面ユニット40をホッパ18から取り外すことができる。ただし、裏面ユニット40がないと第一の読取ヘッド34、フィードローラ28Bに対向する位置に原稿の搬送を補助するための部材が無くなってしまい、原稿の搬送が安定しない。そのため、裏面ユニット40を取り外す場合には図示しないローラユニットがホッパ18内に取り付けられる。
【0041】
ローラユニットの外観は、裏面ユニット40と同一の形状とし、第一の読取ヘッド36、フィードローラ28Aに対応する位置にローラが設けられる。これにより裏面ユニット40を取り外した場合でも原稿の搬送に支障を来すことがなくなる。
【0042】
図7は、前述の着脱自在な裏面用の第二の読取ヘッドが取り付けられるホッパの主要部分を示す図面である。なお、図7は第二の読取ヘッドが取り付けられていない状態を図示している。
【0043】
図7に図示されるホッパ18の20の部分には、読取が行われる原稿がセットされる。ホッパにセットされた原稿はピックアップローラ24により上から一枚ずつ繰り出された後、セパレータローラ26により重送が防止され、図示しない第一の読取ヘッド、第二の読取ヘッドにより原稿が読み取られた後、排出ローラ28Cを介してホッパ18の外に排出される。ホッパから排出された原稿は搬送路を介してスタッカに排出される。図7の場合、原稿は図示右側から左側に搬送される。
【0044】
ホッパ18の底板18aには、裏面用の第二の読取ヘッドが取り付けられる開口部18dが設けられている。また、開口部18dの左右端の突片18gにはタップ18hが設けられている。詳細は後述するが、タップ18hには裏面読取用の第二の読取ヘッド、あるいは説明を後述するダミー用の板などを固定するためのネジが差し込まれる。
【0045】
開口部18d内にはコネクタ46aが設けられている。このコネクタ46aには、開口部18dに取り付けられる第二の読取ヘッドに設けられたコネクタが接続され、第二の読取ヘッドから出力される信号がコネクタ46aを介して図示しない処理部に送られる。
【0046】
開口部18dの上流側には開口部18cが設けられており、その内部にはフィードローラ28Aが設けられている。フィードローラ28Aに対向する位置には第一の読取ヘッドが配置されており、フィードローラ28Aは第一の読取ヘッドに対して、搬送される原稿を押しつけるためのプラテンとして作用する。
【0047】
また、ホッパ18の最下流には第一の読取ヘッドが搭載される表面ユニット38をホッパ18に取り付けるための突起18eが設けられている。表面ユニット38の側面38bには小穴38cが設けられており、突起18eにも穴18fが設けられている。これらの穴38c、18fにはピン48が差し込まれ、ホッパ18に表面ユニット38がピン48によって回動可能に取り付けられる。
【0048】
ピックアップローラ24は軸24aに取り付けられている。また、軸24aはアーム42を介して軸42aに取り付けられている。そして軸42aはホッパ18の側面18bに取り付けられている。軸42aが回転するとこれに合わせてアーム42が回動し、ピックアップローラ24が上下方向に移動する。これによって、原稿を給送する場合にはピックアップローラ24を下げて原稿に接触させ、給送が必要ない場合にはピックアップローラ24を持ち上げて原稿の搬送の邪魔にならないようにする。
【0049】
セパレータローラ26は軸26aに取り付けられており、軸26aはホッパ18の側面18bに取り付けられている。軸26aは図示しないモータにより駆動力が伝達されている。
【0050】
軸26aと軸24aとはベルト44により接続されており、軸26aの回転がベルト44を介して軸24aに伝達され、ピックアップローラ24を回転させることができる。
【0051】
ホッパ18の最下流には排出ローラ28Cが設けられている。排出ローラ28cも図示しないモータにより回転駆動され、原稿をホッパ18から排出する。
【0052】
フィードローラ28Aの軸28aと排出ローラ28Cの軸28cにはギヤ28dが取り付けられている。
【0053】
図8は、本実施形態による表面ユニット38を、その下面から見た状態を示す図面である。既に述べた通り、表面ユニット38には第一の読取ヘッド34が搭載されている。そして表面ユニット38は、ホッパに対しては穴38cを支点にしてピンにより回動可能に取り付けられる。また、表面ユニット38には第一の読取ヘッド34とともにローラ28Bが取り付けられている。
【0054】
第一の読取ヘッド34の取付け位置は、図7におけるフィードローラ28Aに対応する位置であり、ローラ28Bの取付け位置は図7における開口部18dに対応する位置となっている。
【0055】
また、表面ユニット38の最下流には、バネなどの弾性部材28h(例えば金属板)を介して上板38aに取り付けられたピンチローラ28c’が設けられている。ピンチローラ28c’は排出ローラ28Cに対向する位置に設けられており、弾性部材28hにより排出ローラ28Cの方向に付勢されている。これによって、ピンチローラ28c’は排出される原稿を排出ローラ28Cに対して押しつけ、原稿の排出動作を向上させる。
【0056】
ローラ28Bは、支点52aを中心に回動可能なアーム52の先端部分に取り付けられている。アーム52の先端には更に突片52bが設けられている。突片52bと上板38aとの間にはバネ53が設けられており、バネ53の作用によりローラ28Bが常に図示下方に付勢されている。これによって、ローラ28Bを第二の読取ヘッドの方向に付勢することができ、搬送される原稿を第二の読取ヘッドに対して押しつけることができ、原稿の搬送能力を向上させている。
【0057】
第一の読取ヘッド34は、表面ユニット38の上板38aに、支点部材50を介して回動可能るに取り付けられている。支点部材50は、第一の読取ヘッド34に対して原稿搬送の上流側に設けられている。また、第一の読取ヘッド34の他端には板34bが設けられている。板34bと上板38aとの間にはバネ51が設けられており、バネ51の作用により第一の読取ヘッド34が図示下方に付勢されている。
【0058】
前述の通り、第一の読取ヘッド34は図7におけるフィードローラ28Aに対向した位置に設けられており、バネ51の作用によって第一の読取ヘッド34がフィードローラ28Aに対して押しつけられ、原稿の密着性を向上させている。なお、第一の読取ヘッド34の左右には突片34aが設けられているが、その先端部分は半円状に切り取られている。この部分は、フィードローラ28Aの軸28aをまたぐ目的で設けられており、軸28aの形状に合わせて突片34aの先端が半円状に形成されている。これによって、第一の読取ヘッド34が軸28aに当たることがなくなるとともに、突片34aの先端部分がホッパの底面に突き当たり、第一の読取ヘッド34の位置を規制する。
【0059】
なお、図7、図8に図示される表面ユニットは、裏面用の読取ユニットがホッパ上に設けられていない装置であっても適用可能であり、始めから読取装置が片面読取のみに対応している場合にも「表面ユニット」はこれらの図面と同様な構成とすればよい。
【0060】
図9は、裏面用の第二の読取ヘッドの一例を図示する図面である。
【0061】
第二の読取ヘッド36の両端には突片36aが設けられており、突片36aにはネジ穴36bが開けられている。ネジ穴36bは、図7に図示されたネジ穴18hに第二の読取ヘッド36を固定するために用いられる。ホッパ18に第二の読取ヘッド36を固定する場合には、第二の読取ヘッド36のネジ穴36bをネジ穴18gの位置に合わせ、ネジを締めつける。
【0062】
また、第二の読取ヘッド36にはコネクタ46bが設けられている。コネクタ46bは図7に図示されるコネクタ46aに接続され、読み取られた画像信号が出力される。
【0063】
ここで、両面読取を行う場合には第二の読取ヘッド36がホッパ18に取り付けられる。しかし、片面読取のみを必要としている場合には、ホッパ内の第二の読取ヘッドを取り付ける必要がない。ただし、ホッパの開口部(図7の18d)を開けたままの状態で放置しておくと、その部分に給送される原稿の先端が入り込んでしまうなど、原稿の搬送に支障を来す。そのため、本実施形態の場合、片面読取のみを行う場合(第二の読取ヘッドが取り外される場合)には、第二の読取ヘッドを取り外したホッパの開口部にダミー板を取り付けるようにする。
【0064】
図10は本実施形態によるダミー板を図示したものである。ダミー板37は例えば金属板を折り曲げて形成したものや樹脂モールドで形成したものであり、その外形は図9の図示される第二の読取ヘッド36と同一形状としている。ダミー板37の左右には突片37aが設けられ、ネジ穴37bが開けられている。これは図9に図示される突片36a、ネジ穴36bに対応するものであり、これを用いて図7に図示される突片18gのネジ穴18hにネジ穴37bを合わせ、ネジを閉めてダミー板37を固定する。
【0065】
ダミー板と第二の読取ヘッドとの外形は同一形状であるため、どちらをホッパに搭載した場合でも搬送路の状態は変わらない。そのため、原稿の搬送性能が悪くなることもなく、片面読取のみに読取装置を対応させた場合にも原稿を安定して搬送させることが可能となる。
【0066】
図11は、第二の実施形態による読取装置の正面断面図である。本実施形態の場合には、裏面用の第二の読取ヘッドはホッパ内に設けられていない。以下、図面を用いて詳細に説明する。なお、図1などと同じ符号の部分は基本的には図11と共通であるため、特に必要がない限り説明を省略する。
【0067】
前述の通り、ホッパ18の内部には第一の読取ヘッド34が設けられているが裏面用の第二の読取ヘッドは設けられていない。その変わりに、本実施形態の場合にはU字状の搬送路32の内側に裏面読取用の第二の読取ヘッド36が設けられる。
【0068】
U字状搬送路32の内側には、もともと何も設けられておらず単に空間があるだけである。しかし、この部分はある意味で無駄なスペースとなっており、このような無駄なスペースを生じるとたとえそれがわずかであっても装置の小型化に影響を及ぼしてしまう。ここで、このU字状搬送路32の内側には読取ヘッドを収納するのには充分がスペースがある。そこで、本実施形態による読取装置ではこのスペースを有効利用して第二の読取ヘッドをこの内部に収容し、他の部分に裏面用の読取ヘッドを設けることによる読取装置の大型化を防止している。
【0069】
第二の読取ヘッド36が設けられている部分は搬送路の内側であるため、丁度原稿の裏側が第二の読取ヘッド36の位置を通過する。これによって原稿の裏面に記録された情報を、例えばスイッチバックなどの機構により原稿の裏表を入れ換えたりすることなく実現することができる。
【0070】
なお、第二の読取ヘッド36に対向する位置には、フィードローラ28Dが設けられている。フィードローラ28Dはプラテンの役割を持っており、搬送される原稿を第二の読取ヘッド36に密着させる。
【0071】
読取装置10の側面には搬送路22を開放させるための側面カバー30が設けられている。図11において、側面カバー30の開放状態は点線で図示されている。側面カバー30の内側は、搬送路22の形状に合わせた形状(30a)に形成されている。また、フィードローラ28Dは側面カバー30側に取り付けられている。
【0072】
前述の通り、側面カバー30を開くことによって搬送路22を開放し、詰まった原稿等を取り出すが、その際フィードローラ28Dが装置本体側に取り付けられていると搬送路の開放が不十分となり、原稿の排出作業などがやりにくくなる。そのため、本実施形態の場合にはフィードローラ28Dを側面カバー30側に取付けている。これによって、側面カバー30を開放したときにフィードローラ28Dが第二の読取ヘッド36から離れるため、搬送路がほぼ完全に開放され、第二の読取ヘッド36とフィードローラ28Dとの間に挟み込まれた原稿の取り出しを容易に行うことができる。
【0073】
図12は、図11の読取装置の変形例である。図12の読取装置でも、図11の読取装置と同様に側面カバー30が設けられており、必要に応じて開放することができる(開放状態は図示点線)。また、図13は側面カバー30を開放した状態の読取装置10の斜視図である。
【0074】
側面カバー30を開放することによって、搬送路32に詰まった原稿を取り除くことができるが、側面カバー30を開放することによって装置10の側面に開口部が形成され、搬送路32が開放される。
【0075】
搬送路32の上部には、一対の排出ローラ54が設けられており、必要に応じてホッパ18から搬送された原稿を、搬送路32側ではなく排出ローラ54側に導く。名刺などのように硬めの紙を読み込ませる場合、搬送路32の曲面部分に原稿を搬送させると原稿が折れ曲がってしまうおそれがあり、このような曲面を持った搬送路にこの種類の原稿を搬送させることは避けたい。そのため、図12の読取装置の場合にはホッパ18の排出口の延長線上に排出ローラ54を設け、これによって読み取られた原稿を側面カバー30を開放することによって生まれた開口部より排出する。つまり、上記説明した原稿のパスは直線状となる。
【0076】
なお、側面カバー30の内側30aは搬送路の一部(22の外側の面に相当)を形成しているため、側面カバー30を開放すると原稿が側面カバー30の内側の面30aにより案内されなくなり、原稿は自然と開口部の方に導かれる。
【0077】
図11、あるいは図12の読取装置における第二の読取ヘッド36も、必要に応じて着脱自在となっている。第二の読取ヘッド36の読取装置10への着脱作業は、側面カバー30を開放することによって行われる。
【0078】
図14は、本実施形態による裏面ユニットを図示する図面である。裏面ユニット40は、前述のUターン用のU字状搬送路の一部を形成するガイド部材32により構成され、その内部には読取ヘッドが設けられている。
【0079】
ガイド部材32の表面は、前述のU字状搬送路に対応した形状の曲面を形成している。また、ガイド部材32の両端には裏面ユニット40を読取装置本体に取り付けるためのネジ穴32cが設けられている。
【0080】
図15は、図14に図示される裏面ユニット40を下面から見た図面である。ガイド部材32の内部には読取ヘッド36が組み込まれている。読取ヘッド36が取り付けられているガイド部材32の下面(図示手前)には読取窓が設けられている。読取窓は透光性の部材により形成されており、例えばガラス、樹脂板などにより構成される。
【0081】
図16は、図14に図示される裏面ユニット40の背面を図示する図面である。図16に示されるように、裏面読取ユニット40を構成するガイド部材32の裏面は平らになっている。また、ガイド部材32の裏面には読取装置本体にガイド部材32を取り付ける場合の取付け位置を規制する係合ピン32dがその両端に取り付けられている。装置本体には対応した係合穴が設けられており、係合ピン32dが係合穴と係合することによってガイド部材32が位置決めされる。
【0082】
裏面ユニット40(ガイド部材32)は装置本体に対してネジにより固定される。そのためのネジ穴32cは、係合ピン32dの付近に設けられている。またガイド部材32の裏面32bには、スプリングプッシュタイプのコネクタ56が設けられている。このコネクタ56は、それぞれのピンがスプリングにより外側に付勢されたものである。装置本体のコネクタ56に対向する位置には、装置本体のプリント板から引き出されたコネクタが設けられている。図17は装置本体に設けられるコネクタ58を図示するものである。ガイド部材32が読取装置本体に取り付けられると、コネクタ56のピンが装置本体のコネクタ58に,付き当てられ、コネクタ同士が接続状態となる。ここで、コネクタ56のピンはスプリングにより付勢されているため、コネクタ同士を押しつけるだけでコネクタ同士を確実に接続状態とすることができる。
【0083】
図18は、本実施例による裏面読取ユニットの着脱作業の様子を図示した図面である。既に述べたとおり、裏面ユニットを装置本体に取り付けるためには、装置本体の側面カバー30を開いて搬送路を開放する。
【0084】
図において、12aは装置本体10の上部カバーである。また、装置本体にはプリント板ユニット60が設けられており、装置本体のコネクタ58とケーブル62によりつながれている。側面カバー30を開放することによって、搬送路が開放されるため、このスペースにガイド部材32を取り付ける。その際に、ガイド部材32の両端をネジにより装置本体に固定する。
【0085】
読取ヘッドにより読み取られた画像情報は、コネクタ56?コネクタ58を介して、ケーブル62を通してプリント板ユニット60に送信され、ここで各種の処理が行われる。
【0086】
図19から図22は、裏面ユニット40のその他の例を示す図面である。図19に図示された裏面ユニット40は、樹脂モール度により形成されたものである。
ここで、図19は正面、図20は上面、図21は裏面、図22は側面からみた図面をそれぞれ示している。図22に示されたローマ数字は、それぞれ図19〜図21の図示の方向に対応している。また、特に説明しない構成については、符号は図14〜図16に付されたものと同じ構成である。
【0087】
ガイド部材32の搬送路を形成する面(曲面が形成された面)には、原稿が搬送される方向に延びたリブ32eが形成されている。これらのリブ32eはシートガイドを構成し、搬送路を搬送される原稿と接触して原稿の搬送を補助するものである。ここで、ガイド部材32の搬送路面全体と原稿とが接触する場合、両者の接触面積が大きくなることから摩擦力が大きくなり、原稿の搬送が阻害される。そのため、本実施形態によるガイド部材32の面にリブ32eを設け、原稿とガイド部材32との接触面積を小さくして両者の摩擦力の影響が小さくなるようにする。
【0088】
図20に図示されるように、ガイド部材32の右側の係合ピン32dと左側の係合ピン32dとは、その取付け位置がずれている。右側の係合ピン32dの方が、左側の係合ピン32dの取付け位置よりも図示手前側となっている。同様にガイド部材32のネジ穴32cも、右側のものの方が左側のものよりも手前側に設けられている。
【0089】
読取ヘッドが向いているべき位置は決まっているため、裏面読取ユニットの装置本体への取付け方向は間違わないようにしなければならない。しかし、図20のように、装置本体取付けのために位置規制する部材の取付け位置をガイド部材32の左右で変えることによって、ガイド部材32の読取装置本体への取付け方向を間違わないようにすることができる。
【0090】
ガイド部材32の下面には、密着型の読取ヘッド36が設けられている。読取ヘッド36は、ガイド部材32にネジ36eにより取り付けられる。ネジ36eは読取ヘッド36の両端付近にねじ込まれる。
【0091】
また、読取装置本体の読取ヘッド36に対向する位置には、フィードローラ28d(図11、図12の28Dに対応)が設けられている。フィードローラ28dは搬送される原稿を読取ヘッド36に押しつけるプラテンの作用をなす。これによって、原稿と読取ヘッド36との密着性を高めることができる。
【0092】
図23及び図24は、裏面ユニットが取り付けられる読取装置本体の側面開口部を図示する図面である。図23は開口部を正面からみた図面であり、図24は開口部を上面からみた図面である。それぞれの図面は、側面カバー30が開放された状態を図示している。
【0093】
装置本体10の開口部には、裏面ユニットが固定されるプレート12bが設けられている。プレート12bは例えば金属板により形成されている。プレート12bの両端付近には、裏面ユニットの係合ピンが係合される係合穴12dと、ネジ穴12cとが設けられている。図24に図示されるように、係合穴12d、ネジ穴12cが設けられる位置は、左右非対称となっており、その位置は図19〜22の裏面ユニットの係合ピン、ネジ穴の位置に対応している。図24に図示されるように、図示右側のネジ穴12c、係合ピン12dは図示左側のそれよりも手前側に設けられている。これによって、裏面読取ユニットの取付け方向を間違えることがなくなり、所定の向きに読取ヘッドを位置させることができる。
【0094】
プレート12bには更に、裏面ユニットのコネクタと接続されるコネクタ58が設けられている。また、図23において12e、12fはそれぞれ原稿をガイドする部材であり、U字状搬送路へのホッパからの原稿の排出を補助するためのものである。
【0095】
ここで、裏面読取ユニットは必要に応じて読取装置本体から着脱自在となっており、裏面読取が必要ない場合には裏面読取ユニットを装置本体から取り外すことができる。しかし、裏面読取ユニットは搬送路の一部を形成しているため、裏面読取ユニットを取り外したままにしておくと原稿の搬送に支障を来す。そのため、裏面読取を行わない場合には裏面読取ユニットが取り付けられていた位置にダミーのガイド部材を取り付ける。
【0096】
図25及び図26は、ダミーのガイド部材を図示した図面である。図25は裏面を図示し、図26は側面を図示している。
【0097】
ダミーのガイド部材64は、図14〜図16に図示された裏面読取ユニットに対応したものであり、外形は裏面読取ユニット40のものと全く同一となっている。搬送路を形成する面64aは搬送路の形状に合わせた曲面が形成され、裏面64bには係合ピン64d、ネジ穴64cが設けられている。
【0098】
ここで、裏面読取ユニットの読取ヘッドに対応した位置には、ローラ66が設けられている。前述の通り、裏面読取ユニットの読取ヘッドに対向した位置にはフィードローラが設けられているが、読取ヘッドが無くなることによってこのフィードローラによる原稿搬送が安定して行えなくなる可能性がある。そのため、ガイド部材64では、読取ヘッドに対応する位置にピンチローラ66を設け、このピンチローラ66によって原稿の搬送を補助している。ピンチローラ66と装置本体のフィードローラとの間で原稿を挟み込むことによって、原稿の搬送を安定して行うことができるようにしている。
【0099】
このように、原稿読取装置を片面読取に対応するようにしていても、原稿の搬送を安定して行うことができる。また、読取装置購入時には片面読取のみが可能となるように、読取装置にダミーのガイド部材を取り付けておき、利用者が両面読取の必要性を感じた場合に裏面読取ユニットを追加購入して、裏面読取ユニットをダミーガイド部材と交換すれば、両面読取を行うことができるようになる。両面読取は全ての利用者が必要としているわけではないため、始めの状態ではダミーのガイド部材を読取装置に取り付けておくことによって、利用者は無駄な出費を強いられることがなくなる。
【0100】
図27、図28はその他のダミーガイド部材の例を図示したものである。図27、図28のガイド部材64では、図25、図26のピンチローラ66の代わりに金属板などで形成されるプレート67が設けられている。このプレート67は弾性により図示下面に付勢されており、この付勢力によって搬送される原稿を対向する位置に設けられたフィードローラに対して押しつける。これによって、ピンチローラを設けた場合と同様に、原稿の安定搬送を実現することができる。
【0101】
なお、原稿の搬送方向は図28の図示左から右になる。そのため、プレート67の先端は原稿搬送方向の下流側(図示右側)に向けることによって、搬送される原稿の先端がプレート67に引っ掛かることによる、原稿のジャムや損傷が発生することを防止できる。
【0102】
図29は裏面読取ユニットのその他の例を図示した図面である。図29の裏面読取ユニットは、図14に図示されたものとコネクタの形状が異なる。
【0103】
図29に図示される裏面読取ユニット(ガイド部材)32には、その先端にコネクタ56が接続されたフレキシブルケーブル57が設けられている。フレキシブルケーブル57はその中間位置で折り曲げられている。
【0104】
図29の裏面読取ユニットを読取装置本体に取り付ける場合には、先にコネクタ56を読取装置本体のコネクタと接続し、その後に裏面読取ユニットをネジ止めする。
【0105】
ここで、フレキシブルケーブル57は図30に図示されるように、図示X方向には折り曲げが自在であるが、図示Y方向には折り曲げにくくなっている。そのため、本実施形態によるフレキシブルケーブル57は、裏面読取ユニット32に対して縦方向に取り付けられており、フレキシブルケーブル57の垂れ下がりを防止して、コネクタ同士の接続をやりやすくしている。また、フレキシブルケーブル57をその中間位置で折り曲げることによって、フレキシブルケーブル57の垂れ下がり防止をより効果的に行うことができる。
【0106】
これによって、裏面読取ユニットを読取装置本体に取り付ける際に、フレキシブルケーブル57を読取装置本体と裏面読取ユニット32との間で挟み込んでしまい、フレキシブルケーブル57が損傷することを防止可能となる。
【0107】
図31〜図43は、読取ヘッド・印字ヘッドの装置本体への取付け方のバリエーションを図示した図面である。図において、Aは読取ヘッドを、Bは印字ヘッドをそれぞれ示している。
【0108】
これらの図面に図示されるように、印字ヘッドと読取ヘッドとを一つの装置内に収納することが可能であり、例えば読取が済んだ原稿に対して読取済を示すマークを印字ヘッドを用いて印字することができる。これによって、読取済の原稿と読み取られていない原稿との区別をつけることができ、例えば重送などによって一部の原稿が読み取られないでスタッカに排出された場合でも、どの原稿を再読取すればよいかを一目で確認することができる。
【0109】
また、一つの装置に読取装置と印字装置との別個の機能を併せ持たせることができ、従来のように読取装置と印字装置とを別々に準備する必要がなくなる。
【0110】
印字ヘッド・読取ヘッドを搬送路の両側に割り振ることによって、片面処理・両面処理を適宜選ぶことができる。
【0111】
以下の図面では、搬送路の外側を「表面側」、内側を「裏面側」と称する。
【0112】
図31の装置の場合には、ホッパの上流側には原稿の表面を読み取る読取ヘッドが設けられ、下流側には原稿の裏面に印字を行う印字ヘッドが取り付けられている。図31に図示されるようにホッパ内の搬送路は斜めになっており、搬送路の上流側と下流側にそれぞれ表面・裏面処理用のヘッドを取り付けるスペースを取りやすい。そこで、図31の例では表面側、裏面側に読取ヘッド・印字ヘッドをそれぞれ設けている。
【0113】
印字ヘッドとしては例えばサーマルヘッド、インクジェットヘッドなどのように、小型化が容易なヘッドを使用することが望ましい。
【0114】
なお、表面・裏面とは相対的なものであり、ホッパへの原稿・印字用紙のセットの仕方に応じて裏表の関係は変わってくる。例えば、原稿読取時には原稿面を図示上側にしてホッパにセットし、印字時には印字面を下側にしてホッパに用紙をセットすればよい。
【0115】
図32の場合には、ホッパ内の搬送路の表面側に読取ヘッドと印字ヘッドとを設け、裏面側に裏面読取用の読取ヘッドを設けている。表面側の読取ヘッド・印字ヘッドは、それぞれ別々のユニットとしても良いし、必要に応じて一体化されたユニットとしても全く差し支えはない。
【0116】
図32に図示された装置の場合には、原稿の両面読取が可能となる。また、読取ヘッドの下流側に印字ヘッドが設けられているため、読取が終了した原稿に対する読取済マークの印字ができる。
【0117】
図33の装置の場合には、ホッパの表面側に読取ヘッドを設け、裏面側に裏面読取用の読取ヘッドと印字ヘッドとを設けている。図33の装置も、図32に図示された装置と同様の効果を得ることができる。
【0118】
図34の装置では、ホッパ内の表面側に表面読取用の読取ヘッドを設け、装置側面搬送路22の裏面側に印字ヘッドを設けている。この装置は図11等に図示された装置と同一の思想に基づく装置であり、装置のデッドスペースを有効利用したものであり、裏面用の読取ヘッドを印字ヘッドに置き換えたものとなっている。
【0119】
図35の装置の場合には、ホッパの表面側に読取ヘッドが設けられ、搬送路22の表面側には印字ヘッドが設けられている。この場合には、ホッパ内にはヘッドが一つしか設けられていないため、ホッパ部を大型化することがなくなる。また、印字ヘッドは装置本体側に設けられているため、装置側面を開放することによって装置内から簡単に露出させることができる。従って、例えばインクジェットヘッドを使用している場合にはインクの交換を容易に行うことができる。
【0120】
図36の装置の場合には、ホッパの表面・裏面のそれぞれに表面・裏面用の読取ヘッド・印字ヘッドが取り付けられている。各ヘッドの配置順は、上流側より表面用読取ヘッド・裏面用読取ヘッド・表面用印字ヘッド・裏面用印字ヘッドの順となっている。印字ヘッドを読取済マーク印字に使用する場合には、印字ヘッドは読取ヘッドの下流の位置している必要がある。
【0121】
なお、図36の装置では4つのヘッドがホッパ内に設けられているためホッパ部自体は大型化してしまうが、全てのヘッドをホッパ内に収納していることからヘッドの保守などが容易になるというメリットがある。
【0122】
図37に図示される装置では、ホッパ内に表面用の読取ヘッド・印字ヘッドが設けられ、搬送路22の裏面側には裏面用の読取ヘッド・印字ヘッドが設けられている。この場合にも、図36の装置と同様に表面・裏面それぞれへの印字・読取処理が可能となる。なお、図37の装置はホッパ内には表面用のヘッドしか搭載されていないため、図36に図示される装置のホッパよりもホッパは小型化させることができる。
【0123】
図38に図示される装置の場合には、ホッパ内には表面・裏面用の読取ヘッドが設けられ、側面の搬送路22に表面・裏面用の印字ヘッドが搭載されている。図38の装置では、ホッパ内の搬送路が斜めになっていることを利用してそのスペースに表面・裏面用の読取ヘッドを搭載している。また、印字ヘッドについては側面搬送路22のスペースを有効利用して表面・裏面用の印字ヘッドを搭載している。
【0124】
図39の装置では、ホッパ内には表面用の読取ヘッドが搭載されている。そして、側面搬送路22の裏面側に裏面処理用の読取ヘッド・印字ヘッドを搭載している。この場合、ホッパの大きさをあまり大きくしなくても済む。
【0125】
図40の装置の場合には、ホッパ内に表面読取用の読取ヘッドが搭載されている。また、側面搬送路22には、裏面読取用の読取ヘッドと表面印字用の印字ヘッドとが搭載されている。この場合も、図39の装置と同様な効果を得ることができる。
【0126】
図41は、ホッパ内に表面読取用の読取ヘッドと裏面読取用の読取ヘッドとが搭載され、側面搬送路22に表面印字用の印字ヘッドが搭載された装置を図示している。また、図42はホッパ内に表面・裏面用の読取ヘッドを、側面搬送路22に裏面印字用の印字ヘッドを搭載した装置を図示しており、図43はホッパ内に表面・裏面読取用の読取ヘッドと表面印字用の印字ヘッドを、側面搬送路22に裏面印字用の印字ヘッドを搭載した装置を図示している。
【0127】
ここで、裏面読取ユニット(印字ヘッド等も含む)を装置本体に対して着脱可能とすることによって、装置を片面読取・両面読取の双方に対応可能とすることができる。これに応じて、読み取られた画像情報に対して処理を施すプリント板ユニットも交換可能とする必要がでてくる。
【0128】
プリント板ユニットを始めから両面読取に対応できるものとしておくと、片面読取のみを必要としている利用者にとっては過剰な機能となってしまい、あまり好ましいものではない。一方、プリント板ユニットが片面読取のみに対応したものとしておくと、そのままでは裏面読取ユニットを後付けしても裏面に対する処理を行うことができない。
【0129】
このような不都合を解消するために、本実施形態による読取装置では利用者が必要としている形態に応じた機能を装置に設定するために、プリント板ユニットを交換可能としている。
【0130】
図44は、プリント板ユニットが取り付けられた読取装置本位を図示した図面である。読取装置本体10には、プリント板ユニット60Aが設けられている。ここで、プリント板ユニット60Aは片面読取に対応したものである。図44の装置では、装置側面にはダミー用のガイド部材64が設けられている。また、プリント板ユニット60Aとコネクタ58とはケーブルにより接続されているが、信号のやりとりがあるわけではない。
【0131】
図45はプリント板ユニットを交換する作業手順を説明するための図面である。図45では、片面用プリント板ユニット60Aを両面用プリント板ユニット60Bに交換する作業が図示されている。
【0132】
プリント板ユニットを交換する場合には、装置本体10から上部カバー12aを取り外し、読取装置本体の上部を開放する。この状態で、片面用のプリント板ユニット60Aを装置本体10から取り外し、両面用のプリント板ユニット60Bを装置本体10に取り付ける。同時に、側面カバー30を開放してダミーのガイド部材64を装置本体10から取り外し、裏面読取ユニット32を装置側面に取り付ける。これによって、読取装置は両面読取が可能な状態となる。あとは、上部カバー12aを装置本体10に取り付ければよい。
【0133】
図46は図44の変形例を示す図面である。図において、68はコネクタであり60cは読取処理の機能を備えたプリント板ユニットである。また、60pはプリント板ユニット60cの端子である。
【0134】
図46に図示された読取装置本体10の背面には開口12gが設けられ、この開口12gからプリント板ユニット60cを出し入れすることができる。ここで、プリント板ユニット60cは片面読取用に対応したものと両面読取用に対応したものとのうち必要な処理に対応したものを用意し、開口12gから読取装置本体10に差し入れ、プリント板ユニット60cの端子60pとコネクタ68とを接続することによって、読取装置本体10に所望の機能を持ったプリント板ユニットを装着することができる。
【0135】
図46の装置の場合には、読取装置の上面カバー等を取り外す必要が全くないため、プリント板ユニットの交換作業が非常に容易となる。
【0136】
図47および図48はその他の例を図示する図面である。図47はプリント板ユニットの構成を、図48は図47に図示されたプリント板ユニットが読取装置本体に搭載された状態を図示している。
【0137】
図47において、60Dは片面読取用のプリント板ユニットであり、直結されるコネクタ68が設けられている。プリント板ユニット60Dは、始めから読取装置内に搭載されているものであり、読取装置の基本的な機能を司るものである。また、60cは裏面読取処理に対応する機能をもつプリント板ユニットでありその一端に端子60pが設けられている。
【0138】
両面読取を行う場合には、コネクタ68を介してプリント板ユニット60Dにプリント板ユニット60cを追加接続する。
【0139】
図48は、読取装置本体にプリント板ユニット60Dが搭載された状態を示している。ここで、コネクタ69はプリント板ユニット60Dに取り付けられたコネクタであり、例えば外部の装置に読み取られた画像情報を出力する場合などに用いられるものである。
【0140】
装置本体10の背面には、図46の装置と同様に開口12gが設けられており裏面用のプリント板ユニット60cはこの開口12gから読取装置本体10の内部に差し込まれる。両面読取が必要な場合には、このように開口12gから裏面読取処理用のプリント板ユニット60cを差し込んでプリント板ユニット60Dと接続することで、読取装置は両面読取に対応することができるようになる。
【0141】
図48の例では、もともと読取装置が必要としている機能をもったプリント板ユニット60Dを読取装置内に始めから取り付けてあるため、片面読取処理を含む基本機能は初期の状態で実現できる。また、裏面読取については始めは対応していないが、追加のプリント板ユニット60cを取り付けることによって裏面読取(両面読取)を行うことができ、しかもプリント板ユニットの取付作業は非常に簡単である。
【0142】
追加すべきプリント板ユニット60cには、片面読取のための機能等は備えられていないため、裏面読取に必要最小限な機能だけを持たせた分裏面読取機能を追加する際のコストを最小限なものとすることができる。
【0143】
また、付加される裏面読取機能を備えたプリント板ユニットを装置本体に搭載されているプリント板ユニットに取り付ける場合には、装置本体の上部カバーを取り外すことによって交換作業を行ってもよく、図48のように装置本体の裏面にスリットを設けなくても対応可能となる。
【0144】
【発明の効果】
以上述べたとおり、本発明では装置上部にパソコン用ディスプレイなどを乗せることができるため、装置上面を有効に利用することができ、装置設置場所を省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による原稿読取装置(正面断面図)
【図2】本発明の一実施形態による原稿読取装置(斜視図・ホッパ閉)
【図3】本発明の一実施形態による原稿読取装置(斜視図・ホッパ開)
【図4】本実施形態による読取装置の利用形態例
【図5】読取装置の変形例
【図6】読取装置の更なる変形例
【図7】ホッパの主要部(第二の読取ヘッド収納部)
【図8】表面ユニットの例
【図9】第二の読取ヘッドの例
【図10】ダミー板
【図11】第二の実施形態による読取装置の正面断面図
【図12】読取装置の変形例
【図13】側面カバーを開放した状態
【図14】裏面ユニットの例
【図15】裏面ユニットの例
【図16】裏面ユニットの例
【図17】装置本体のコネクタ
【図18】裏面読取ユニット着脱作業の説明図
【図19】裏面読取ユニットの変形例
【図20】裏面読取ユニットの変形例
【図21】裏面読取ユニットの変形例
【図22】裏面読取ユニットの変形例
【図23】裏面読取ユニットが取り付けられる読取装置本体の開口部
【図24】裏面読取ユニットが取り付けられる読取装置本体の開口部
【図25】ダミーのガイド部材例
【図26】ダミーのガイド部材例
【図27】ダミーのガイド部材変形例
【図28】ダミーのガイド部材変形例
【図29】裏面読取ユニットのその他の例
【図30】フレキシブルケーブル
【図31】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図32】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図33】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図34】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図35】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図36】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図37】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図38】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図39】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図40】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図41】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図42】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図43】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形態
【図44】プリント板ユニットが取り付けられる読取装置本体
【図45】プリント板ユニット交換手順の説明図
【図46】プリント板ユニット交換可能な読取装置の変形例
【図47】プリント板ユニットを追加接続する場合の説明図
【図48】プリント板ユニットを追加接続する場合の説明図(装置背面図)
【図49】ADFタイプの読取装置
【図50】フラットベッドタイプの読取装置
【図51】箱型読取装置
【図52】箱型読取装置

Claims (5)

  1. 引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納されるホッパと、
    前記媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に対して前記ホッパに収納された媒体を給送する給送手段と、
    前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に搬送される媒体が排出されるスタッカと、
    前記ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形状がU字状の搬送路と、を備えるとともに、
    前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパに備え、
    前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドを備え、
    前記ホッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U字状の搬送路、読み取りヘッドを収める前記装置本体は、上板が平らな箱型形状とし、
    さらに、前記装置本体の一部に設けられ、前記U字状の搬送路の一部を開放可能に構成する側面カバーとしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納されるホッパと、
    前記媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に対して前記ホッパに収納された媒体を給送する給送手段と、
    前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に搬送される媒体が排出されるスタッカと、
    前記ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形状がU字状の搬送路と、を備えるとともに、
    前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパに備え、
    前記ホッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U字状の搬送路、読み取りヘッドを収める
    前記装置本体は、上板が平らな箱型形状とし、
    前記装置本体の一部を開放可能で前記U字状の搬送路の一部を構成する側面カバーとし、
    さらに、それぞれの取り付けられた際には前記U字状の搬送路の一部を構成する、前記媒
    体の第二の面を読み取る読取ヘッドとダミーのガイド部材とを交換取り付け可能に構成した
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記ダミーのガイド部材は、第二面を読み取る前記読取ヘッドの読み取り位置に対応する位置にローラが設けられたことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在でありその内部に媒体が収納されるホッパと、
    前記媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に対して、前記ホッパに収納された媒体を搬送する給送手段と、
    前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に給送された媒体が排出されるスタッカとを備えるとともに、
    前記ホッパに、前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドと、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドが備えられたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記画像読取装置において、
    前記ホッパは、前記媒体の第二面を読み取るための前記読取ヘッドが取り付けられる開口部が設けられ、
    前記媒体の第二面を読み取るための前記読取ヘッドは前記ホッパに対して着脱可能であることを特徴とする、
    請求項4記載の画像読取装置。
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