JP2002330255A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002330255A
JP2002330255A JP2002077562A JP2002077562A JP2002330255A JP 2002330255 A JP2002330255 A JP 2002330255A JP 2002077562 A JP2002077562 A JP 2002077562A JP 2002077562 A JP2002077562 A JP 2002077562A JP 2002330255 A JP2002330255 A JP 2002330255A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】装置の省スペース化を図りつつ、裏面読み取り
ヘッドをユニット化し、両面読取用ユニットを取り付け
るためのスペースを装置内部に増やすことなく、必要に
応じて片面処理・両面処理のいずれかを適宜選択できる
媒体搬送装置を実現する。 【解決手段】引き出し状に構成され、その内部に原稿2
0が収納されるホッパ18と、原稿の給送手段24、2
8と、原稿が排出されるスタッカ16と、ホッパからス
タッカに至る経路に設けられるU字状の搬送路22とを
備えるとともに、原稿の第一の面を読み取る読取ヘッド
34をホッパに備え、さらに原稿の第二の面を読み取る
読取ヘッド36とを備え、装置本体10は、上板が平ら
な箱型形状とし、U字状の搬送路の一部を開放可能に構
成する側面カバー30とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体面を読み取る読み
取りヘッドを有する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置(以下単に読取装
置)は、大別してADF(オート・ドキュメント・フィ
ーダ)タイプの装置と、フラットベッドタイプとがあ
る。
【0003】ADFタイプの読取装置では、その上面な
どにADFが搭載されている。ADFは読取原稿を一枚
ずつ自動的に給送するものであり、ADFには複数枚の
原稿を一度にセットすることができる。図49は、AD
Fタイプの読取装置の外観を示す図面である。図におい
て、191はホッパであり、読取原稿がセットされるも
の、192は読取部であり給送された原稿上の画像を読
み取るもの、193はスタッカであり読取された原稿が
排出・積載されるものである。また194は原稿が搬送
される搬送路である。ホッパ191に積載された読取原
稿は、ADFによって一枚ずつ読取部192に向けて給
送され読取が行われた後スタッカ193に排出される。
このタイプの読取装置は原稿の自動給送が行われるため
に読取処理の効率が良く、多量の原稿を、短時間に処理
する必要がある場合などに適している。このようなAD
Fは、例えば印刷装置や複写機などにも搭載される例が
ある。
【0004】一方、図50はフラットベッドタイプの読
取装置の外観を示した図面である。
【0005】フラットベッドタイプの読取装置では、装
置上面に読取窓(フラットベッド)201が設けられて
いる。読取窓201の内部には、読取部202が設けら
れている。読取部202は装置内部で図示太矢印方向に
移動可能となっている。
【0006】図50に示される装置の場合には、読取面
201上に読取を行う原稿を乗せ、読取部202を移動
させることによって原稿の読取が行われる。この際、読
取窓201の上には読取カバー203が設けられてお
り、原稿の読取を行うときには読取カバー203を開
く。
【0007】フラットベッドタイプの読取装置の場合に
は、複数枚の原稿を読み取るときには一枚一枚原稿の乗
せ替えをしなければならず、読取処理の効率は高いとは
言いがたい。しかし、構造がADFタイプの装置よりも
簡易であるために比較的安価であり、特に個人用の多量
の原稿読取を必要としない場合に用いられることが多
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらのような装置は
しかし、省スペースの観点からは必ずしも好ましい形態
をしているわけではない。
【0009】例えばADFタイプの読取装置の場合に
は、スタッカ193が装置の外側にはみ出してしまい、
その分装置設置のための余分なスペースを必要とする。
また、ホッパ部191は装置の上方に突き出しており、
更にホッパ部191はその構造上あまり強度が高くな
い。そのため、読取装置の上のスペースに他のものを乗
せたりすることができず、その分スペースが無駄となっ
ていた。
【0010】一方、フラットベッドタイプの読取装置で
は、スタッカ等が装置の外側にはみ出すことはなく、装
置自体が比較的小型であるため、装置周辺のスペースを
有効に利用することはできる。しかし、装置の読取窓に
読取原稿をセットする必要があるため、ADFタイプの
装置と同様に装置上部のスペースを有効利用することが
できない。
【0011】そこで、本出願人は装置が設置されるスペ
ースを有効利用することが可能な読取装置を提案した
(特願平6?509826号)。図51はその読取装置
を示す図面である。また、図52は図51の装置の側面
断面図である。
【0012】図51、図52の読取装置は外側が箱型と
なっており、読取原稿215は装置本体210から引き
出されるホッパ211内部に収納される。原稿の読取時
にはホッパ211を閉じ、装置内部に設けられた読取ユ
ニットによって原稿を読み取り、Uターン用のパス21
3を通って例えば装置の下部に設けられたスタッカ21
4に読み取られた原稿が排出される。読取ユニットは例
えば発着センサにより構成され、図51の場合には引き
出し式のホッパ211内に設けられている(212)。
読取ユニットの位置はホッパ内である必要はなく、装置
本体に収められていても良い。
【0013】このように、図51の読取装置はその上部
に読取に必要な部材を持っていないため、例えばパソコ
ンなどの装置を読取装置の上に乗せることができ、その
分装置設置のための実効的なスペースを少なくすること
ができる。
【0014】しかし、この読取装置は図51、図52の
ような構成であるため、ホッパに設けられている読取ヘ
ッドでは原稿の一面が読み取られるに留まる。
【0015】近年では原稿の裏表ともに読み取ることが
できる両面読取装置が望まれるようになっているが、図
51、図52の装置では両面読取に対応することができ
ない。
【0016】また、プリンタ装置の場合にも同様なこと
が言える。読取ヘッドを印字ヘッドに置き換えて考える
と、ホッパ上の印字ヘッドを設けた場合一面に対しては
印字か可能であるが、裏面に対する印字を行うことはで
きない。
【0017】また、利用者によって両面処理が必要な者
と片面処理で充分なものとがいるが、装置を始めから両
面処理可能なものとしてしまうと、片面処理のみ必要と
している者にとっては余分な機能が装置に搭載されてい
ることになり、コストの増大をもたらす。また、片面処
理の機能しか持っていない場合には、両面処理を必要と
する者にとってはこの装置は魅力のないものとなってし
まう。
【0018】同時に、装置に両面処理を可能とする機能
を持たせた場合、装置が大型化してしまうことは、近年
の省スペース化の要望から望ましいものではない。
【0019】本発明は、このような問題点に鑑み、媒体
の両面に対する処理を可能とする媒体搬送装置を実現す
ることを目的とする。
【0020】本発明は更に、裏面処理部をユニット化
し、両面処理用ユニットを取り付けるためのスペースを
装置内部に増やすことなく、必要に応じて片面処理・両
面処理のいずれかを適宜選択できる媒体搬送装置を実現
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、引き出し状に
構成され、装置本体に対して出し入れ自在であり、その
内部に媒体が収納されるホッパと、前記媒体が搬送され
る搬送路と、前記搬送路に対して前記ホッパに収納され
た媒体を給送する給送手段と、前記ホッパの上部あるい
は下部に設けられ、前記搬送路に搬送される媒体が排出
されるスタッカと、前記ホッパから前記スタッカに至る
経路に設けられる形状がU字状の搬送路と、を備えると
ともに、前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前
記ホッパに備え、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘ
ッドを備え、前記ホッパ、搬送路、給送手段、スタッ
カ、U字状の搬送路、読み取りヘッドを収める前記装置
本体は、上板が平らな箱型形状とし、さらに、前記装置
本体の一部に設けられ、前記U字状の搬送路の一部を開
放可能に構成する側面カバーとしたことを特徴とする。
また、本発明は、引き出し状に構成され、装置本体に対
して出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納される
ホッパと、前記媒体が搬送される搬送路と、前記搬送路
に対して前記ホッパに収納された媒体を給送する給送手
段と、前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記
搬送路に搬送される媒体が排出されるスタッカと、前記
ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形状が
U字状の搬送路と、を備えるとともに、前記媒体の第一
の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパに備え、前記ホ
ッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U字状の搬送路、
読み取りヘッドを収める前記装置本体は、上板が平らな
箱型形状とし、前記装置本体の一部を開放可能で前記U
字状の搬送路の一部を構成する側面カバーとし、さら
に、第二の面を読み取る読取ヘッドとダミーのガイド部
材とを交換取り付け可能に構成したことを特徴とする。
本発明は、前記ダミーのガイド部材は、第二面を読み取
る前記読取ヘッドの読み取り位置に対応する位置にロー
ラが設けられたことを特徴とする。さらに、本発明は、
引き出し状に構成され、装置本体に対して出し入れ自在
でありその内部に媒体が収納されるホッパと、前記原稿
が搬送される搬送路と、前記搬送路に対して、前記ホッ
パに収納された媒体を搬送する給送手段と、前記ホッパ
の上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路に給送され
た媒体が排出されるスタッカとを備えるとともに、前記
ホッパに、前記媒体の第一の面に読み取る読取ヘッド
と、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドが備えら
れたことを特徴とする。前記媒体搬送装置において、前
記ホッパは、前記媒体の第二面を読み取るための前記読
取ヘッドが取り付けられる開口部が設けられ、前記媒体
の第二面を読み取るための前記読取ヘッドは前記ホッパ
に対して着脱可能であることを特徴とする。
【0022】
【実施の形態】図1乃至図3は、本発明の一実施形態に
よる搬送装置が適用される原稿読取装置を示す図面であ
る。図1は原稿読取装置の正面断面図、図2、図3はそ
れぞれ読取装置の斜視図である。このうち、図2は後述
するホッパが閉じられた状態を示し、図3は、ホッパが
開かれた状態を示している。以下、原稿読取装置につい
て本発明の実施形態の説明を行うが、読取ヘッドを印字
ヘッドに置き換えることにより、本発明は印字装置に適
用することも可能であり、またその他の装置に対しても
適用することが可能である。
【0023】図1において、10は読取装置本体であ
る。また、18はホッパであり、引き出し状となってお
り、読取装置本体10に対して出し入れが可能となって
いる。読取装置本体10には開口14が設けられてお
り、ホッパ18はこの中に収められている。
【0024】12は読取装置10の上板である。読取装
置は箱型の形状をしており、上板12は平らである。こ
のような形状をしているため、図4に図示されるように
読取装置10の上にパソコン用のディスプレィ2などを
乗せることができる。また、装置の上面を有効に利用で
きるとともに、装置設置場所は読取装置10一台分だけ
でよいために、省スペース化を図ることができる。16
はスタッカであり、読取が終了した原稿が排出されると
ころである。原稿の読取動作については詳細は後述す
る。また、本実施形態の場合にはスタッカは単なる開口
が設けられているだけであるが、ホッパ18と同様に引
き出し状となっていても何ら差し支えはない。また、本
実施形態の場合にはホッパ18が上に、スタッカ16が
下に配置されているが、この配置が逆になっていても差
し支えはない。
【0025】なお、パソコン等を利用する場合にはキー
ボードが必要となるが、この際図4のように読取装置本
体10の前にキーボード3を置くことが考えられる。こ
のような場合、読取装置10の下側に引き出し上のトレ
イを設けると、トレイの開閉の度にキーボードをどけな
くてはならず、ホッパへの原稿のセットやスタッカから
の原稿の取り出しのための操作が煩雑となる。また、ス
タッカは読み取られた原稿を排出できれば、その後はし
ばらく放置しておいても、スタッカが一杯にならないか
ぎりさほど影響はないが、ホッパは原稿を読み取る場
合、その都度原稿をセットしなければならず、操作の頻
度はスタッカの場合よりも高い。そのために、図1〜図
3に図示された読取装置では、ホッパ18を引き出し式
にするとともに読取装置10の上段に設けてキーボード
などが邪魔にならないようにし、操作の頻度が低いスタ
ッカ16は読取装置の下段に、しかも原稿の取り出しを
キーボード等があっても行いやすいように、単なる開口
を持ったものとして配置している。この構成が、図4に
図示されるような利用形態には最も適している。
【0026】再びホッパ18の説明に戻る。読取が行わ
れる原稿20はホッパ18内に収納され、一枚ずつ搬送
路に向けて給送された後原稿の読取が行われる。そのた
め、ホッパ18内には原稿を給送するための機構が設け
られている。
【0027】24はピックアップローラ(給送ローラ)
であり、ホッパ18に収納された原稿20を一枚ずつ搬
送路に送り込むためのローラである。ピックアップロー
ラはホッパ18の最上部に載置された原稿に接触してお
り、図示しないモータにより回転駆動され、接触してい
る原稿(ホッパの一番上に載置されたもの)を図1の場
合には図示左側に給送する。
【0028】26はセパレータローラ(分離ローラ)で
ある。ピックアップローラ24は一時に一枚ずつ原稿を
給送するように構成されるが、場合によっては複数枚の
原稿が重なって給送されてしまう場合がある。このよう
なときに搬送路に複数の原稿が同時に給送されないよう
に、セパレータローラ26により一番上の原稿のみを分
離して搬送路に給送する。
【0029】セパレータローラ26に対向する位置には
図示しない摩擦部材が設けられており、下側の原稿はこ
の摩擦部材と原稿自体の摩擦力により給送されなくな
る。また、セパレータローラ26はピックアップローラ
24と同様に図示しないモータにより回転駆動されてお
り、その回転によって上側の原稿が図示左側に給送され
る。このように、セパレータローラ並びに摩擦部材の作
用により、一枚の原稿のみが搬送路に給送されるように
している。
【0030】28はフィードローラ(給送ローラ)であ
る。フィードローラ28は、図示しないモータにより回
転駆動され、原稿をホッパ18側からスタッカ16側に
搬送するものである。フィードローラ28は搬送路を挟
んで配置される一組のローラによって構成されている。
また、図において28’は特にホッパから原稿を排出す
るためのローラである。
【0031】22は搬送路であり、原稿の搬送経路とな
る。特に32の部分はホッパ18からスタッカ16に原
稿をUターンさせるために半円状(U字状)に形成され
ている。なお、このU字状の搬送路の曲率は、硬めの原
稿が搬送されたときに原稿が折れたりしないようにする
必要があることから、可能な限り大きな曲率とすること
が望ましい。曲率が小さい場合には、特に硬めの原稿に
折れ目がついてしまう可能性がある。
【0032】34、36はそれぞれ読取ヘッドであり、
原稿上に記録された画像・文字等を読み取るものであ
る。特に34は第一の読取ヘッドであり、原稿の表面を
読み取る。36は第二の読取ヘッドであり、原稿の裏面
を読み取る。ここで、原稿の裏表は相対的なものである
が、ここでは便宜的にホッパ18には原稿の表面が上に
なるようにセットする(裏面はホッパ18の下側を向
く)場合を考慮している。第一の読取ヘッド34と第二
の読取ヘッド36とは搬送路を挟んで対向する位置に配
置されている。
【0033】第一の読取ヘッド34に対向する位置には
フィードローラ28Aが設けられており、第二の読取ヘ
ッド36に対向する位置にはフィードローラ28Bが設
けられている。これらのフィードローラ28A、28B
は、他のフィードローラ28と同様に図示しないモータ
により回転駆動されるが、一対のローラにより構成され
るものではない。フィードローラ28A、28Bはプラ
テンとして作用し、読取ヘッド34、36の位置を通過
する原稿を読取ヘッド34、36に対して押しつけるよ
うに作用するものである。
【0034】30は側面カバーであり、装置下部の支点
を中心に回動可能となっている。詳細は後述するが、側
面カバー30を回動させることによって装置側面の搬送
路22を開放することができ、例えば搬送路20上に詰
まった原稿を排除する場合などに用いられる。
【0035】ここで、本実施形態による読取装置のホッ
パ18は、ある程度の原稿を載置できる必要があるとと
もに、ピックアップローラ24、セパレータローラ2
6、読取ヘッド34、36等を収容する必要があるた
め、適当な高さを必要とする。
【0036】また、ホッパ18内の搬送路の始点(ホッ
パの下端)は、できるだけ多くの原稿をホッパ18内に
載置できるように低い位置に設定される。また、U字状
の搬送路32の部分の曲率は、前述の通り硬めの原稿を
搬送させた場合に折れ曲がったりすることを防止するた
めにある程度大きくする必要があるため、ホッパ18の
原稿の出口はなるべく高い位置に設定する必要がある。
そのために、ホッパ18内の搬送路は斜め、図示左上が
りに設定されている。
【0037】本実施形態による読取装置は、このような
ホッパ18内部の形状の特徴となる2点を利用して、搬
送路が斜めになることによって生じるホッパ18内のス
ペースを無駄にすることなく有効的に利用している。即
ち、表面用の第一の読取ヘッド34に加えて裏面用の第
二の読取ヘッド36をホッパ内に設けてある。特に、ホ
ッパ18内の搬送路は斜めになっていることから、その
上流側と下流側に、ある程度の厚みを持った読取ヘッド
を収納できるスペースが生じる。上流側は搬送路の上側
にスペースができるため、この位置に第一の読取ヘッド
34を配置している。一方、下流側は搬送路の下側にス
ペースができるため、この位置に第二の読取ヘッド36
を配置することができる。
【0038】図5は、図1に図示された読取装置の変形
例である。図2の読取装置10の場合にも、表面用の第
一の読取ヘッド34と裏面用の第二の読取ヘッド36X
が設けられている。ここで、第一の読取ヘッド34は表
面用であるため、ホッパ18に標準的に装着されている
ものとする。一方、第二の読取ヘッド36Bは裏面読取
用であるが、利用者によっては裏面読取が不要な場合が
あるため、第二の読取ヘッド36Xは後から追加して取
り付けることができるように、ホッパ18からは着脱自
在となっている。なお、表面用の第一の読取ヘッド34
はホッパ18内に収納された引き出しフタ38に取り付
けられ、ユニット化されている。
【0039】図6の読取装置は、図5に図示された読取
装置を更に変形させたものである。図において、38は
表面ユニットであり、第一の読取ヘッド34とフィード
ローラ28Bとがユニット化されたものである。同様
に、40は裏面ユニットであり、第二の読取ヘッド36
とフィードローラ28Aとがユニット化されたものであ
る。
【0040】表面ユニット38、裏面ユニット40とも
に、ホッパ18に対して着脱自在であり、裏面読取が不
要な場合には裏面ユニット40をホッパ18から取り外
すことができる。ただし、裏面ユニット40がないと第
一の読取ヘッド34、フィードローラ28Bに対向する
位置に原稿の搬送を補助するための部材が無くなってし
まい、原稿の搬送が安定しない。そのため、裏面ユニッ
ト40を取り外す場合には図示しないローラユニットが
ホッパ18内に取り付けられる。
【0041】ローラユニットの外観は、裏面ユニット4
0と同一の形状とし、第一の読取ヘッド36、フィード
ローラ28Aに対応する位置にローラが設けられる。こ
れにより裏面ユニット40を取り外した場合でも原稿の
搬送に支障を来すことがなくなる。
【0042】図7は、前述の着脱自在な裏面用の第二の
読取ヘッドが取り付けられるホッパの主要部分を示す図
面である。なお、図7は第二の読取ヘッドが取り付けら
れていない状態を図示している。
【0043】図7に図示されるホッパ18の20の部分
には、読取が行われる原稿がセットされる。ホッパにセ
ットされた原稿はピックアップローラ24により上から
一枚ずつ繰り出された後、セパレータローラ26により
重送が防止され、図示しない第一の読取ヘッド、第二の
読取ヘッドにより原稿が読み取られた後、排出ローラ2
8Cを介してホッパ18の外に排出される。ホッパから
排出された原稿は搬送路を介してスタッカに排出され
る。図7の場合、原稿は図示右側から左側に搬送され
る。
【0044】ホッパ18の底板18aには、裏面用の第
二の読取ヘッドが取り付けられる開口部18dが設けら
れている。また、開口部18dの左右端の突片18gに
はタップ18hが設けられている。詳細は後述するが、
タップ18hには裏面読取用の第二の読取ヘッド、ある
いは説明を後述するダミー用の板などを固定するための
ネジが差し込まれる。
【0045】開口部18d内にはコネクタ46aが設け
られている。このコネクタ46aには、開口部18dに
取り付けられる第二の読取ヘッドに設けられたコネクタ
が接続され、第二の読取ヘッドから出力される信号がコ
ネクタ46aを介して図示しない処理部に送られる。
【0046】開口部18dの上流側には開口部18cが
設けられており、その内部にはフィードローラ28Aが
設けられている。フィードローラ28Aに対向する位置
には第一の読取ヘッドが配置されており、フィードロー
ラ28Aは第一の読取ヘッドに対して、搬送される原稿
を押しつけるためのプラテンとして作用する。
【0047】また、ホッパ18の最下流には第一の読取
ヘッドが搭載される表面ユニット38をホッパ18に取
り付けるための突起18eが設けられている。表面ユニ
ット38の側面38bには小穴38cが設けられてお
り、突起18eにも穴18fが設けられている。これら
の穴38c、18fにはピン48が差し込まれ、ホッパ
18に表面ユニット38がピン48によって回動可能に
取り付けられる。
【0048】ピックアップローラ24は軸24aに取り
付けられている。また、軸24aはアーム42を介して
軸42aに取り付けられている。そして軸42aはホッ
パ18の側面18bに取り付けられている。軸42aが
回転するとこれに合わせてアーム42が回動し、ピック
アップローラ24が上下方向に移動する。これによっ
て、原稿を給送する場合にはピックアップローラ24を
下げて原稿に接触させ、給送が必要ない場合にはピック
アップローラ24を持ち上げて原稿の搬送の邪魔になら
ないようにする。
【0049】セパレータローラ26は軸26aに取り付
けられており、軸26aはホッパ18の側面18bに取
り付けられている。軸26aは図示しないモータにより
駆動力が伝達されている。
【0050】軸26aと軸24aとはベルト44により
接続されており、軸26aの回転がベルト44を介して
軸24aに伝達され、ピックアップローラ24を回転さ
せることができる。
【0051】ホッパ18の最下流には排出ローラ28C
が設けられている。排出ローラ28cも図示しないモー
タにより回転駆動され、原稿をホッパ18から排出す
る。
【0052】フィードローラ28Aの軸28aと排出ロ
ーラ28Cの軸28cにはギヤ28dが取り付けられて
いる。
【0053】図8は、本実施形態による表面ユニット3
8を、その下面から見た状態を示す図面である。既に述
べた通り、表面ユニット38には第一の読取ヘッド34
が搭載されている。そして表面ユニット38は、ホッパ
に対しては穴38cを支点にしてピンにより回動可能に
取り付けられる。また、表面ユニット38には第一の読
取ヘッド34とともにローラ28Bが取り付けられてい
る。
【0054】第一の読取ヘッド34の取付け位置は、図
7におけるフィードローラ28Aに対応する位置であ
り、ローラ28Bの取付け位置は図7における開口部1
8dに対応する位置となっている。
【0055】また、表面ユニット38の最下流には、バ
ネなどの弾性部材28h(例えば金属板)を介して上板
38aに取り付けられたピンチローラ28c’が設けら
れている。ピンチローラ28c’は排出ローラ28Cに
対向する位置に設けられており、弾性部材28hにより
排出ローラ28Cの方向に付勢されている。これによっ
て、ピンチローラ28c’は排出される原稿を排出ロー
ラ28Cに対して押しつけ、原稿の排出動作を向上させ
る。
【0056】ローラ28Bは、支点52aを中心に回動
可能なアーム52の先端部分に取り付けられている。ア
ーム52の先端には更に突片52bが設けられている。
突片52bと上板38aとの間にはバネ53が設けられ
ており、バネ53の作用によりローラ28Bが常に図示
下方に付勢されている。これによって、ローラ28Bを
第二の読取ヘッドの方向に付勢することができ、搬送さ
れる原稿を第二の読取ヘッドに対して押しつけることが
でき、原稿の搬送能力を向上させている。
【0057】第一の読取ヘッド34は、表面ユニット3
8の上板38aに、支点部材50を介して回動可能るに
取り付けられている。支点部材50は、第一の読取ヘッ
ド34に対して原稿搬送の上流側に設けられている。ま
た、第一の読取ヘッド34の他端には板34bが設けら
れている。板34bと上板38aとの間にはバネ51が
設けられており、バネ51の作用により第一の読取ヘッ
ド34が図示下方に付勢されている。
【0058】前述の通り、第一の読取ヘッド34は図7
におけるフィードローラ28Aに対向した位置に設けら
れており、バネ51の作用によって第一の読取ヘッド3
4がフィードローラ28Aに対して押しつけられ、原稿
の密着性を向上させている。なお、第一の読取ヘッド3
4の左右には突片34aが設けられているが、その先端
部分は半円状に切り取られている。この部分は、フィー
ドローラ28Aの軸28aをまたぐ目的で設けられてお
り、軸28aの形状に合わせて突片34aの先端が半円
状に形成されている。これによって、第一の読取ヘッド
34が軸28aに当たることがなくなるとともに、突片
34aの先端部分がホッパの底面に突き当たり、第一の
読取ヘッド34の位置を規制する。
【0059】なお、図7、図8に図示される表面ユニッ
トは、裏面用の読取ユニットがホッパ上に設けられてい
ない装置であっても適用可能であり、始めから読取装置
が片面読取のみに対応している場合にも「表面ユニッ
ト」はこれらの図面と同様な構成とすればよい。
【0060】図9は、裏面用の第二の読取ヘッドの一例
を図示する図面である。
【0061】第二の読取ヘッド36の両端には突片36
aが設けられており、突片36aにはネジ穴36bが開
けられている。ネジ穴36bは、図7に図示されたネジ
穴18hに第二の読取ヘッド36を固定するために用い
られる。ホッパ18に第二の読取ヘッド36を固定する
場合には、第二の読取ヘッド36のネジ穴36bをネジ
穴18gの位置に合わせ、ネジを締めつける。
【0062】また、第二の読取ヘッド36にはコネクタ
46bが設けられている。コネクタ46bは図7に図示
されるコネクタ46aに接続され、読み取られた画像信
号が出力される。
【0063】ここで、両面読取を行う場合には第二の読
取ヘッド36がホッパ18に取り付けられる。しかし、
片面読取のみを必要としている場合には、ホッパ内の第
二の読取ヘッドを取り付ける必要がない。ただし、ホッ
パの開口部(図7の18d)を開けたままの状態で放置
しておくと、その部分に給送される原稿の先端が入り込
んでしまうなど、原稿の搬送に支障を来す。そのため、
本実施形態の場合、片面読取のみを行う場合(第二の読
取ヘッドが取り外される場合)には、第二の読取ヘッド
を取り外したホッパの開口部にダミー板を取り付けるよ
うにする。
【0064】図10は本実施形態によるダミー板を図示
したものである。ダミー板37は例えば金属板を折り曲
げて形成したものや樹脂モールドで形成したものであ
り、その外形は図9の図示される第二の読取ヘッド36
と同一形状としている。ダミー板37の左右には突片3
7aが設けられ、ネジ穴37bが開けられている。これ
は図9に図示される突片36a、ネジ穴36bに対応す
るものであり、これを用いて図7に図示される突片18
gのネジ穴18hにネジ穴37bを合わせ、ネジを閉め
てダミー板37を固定する。
【0065】ダミー板と第二の読取ヘッドとの外形は同
一形状であるため、どちらをホッパに搭載した場合でも
搬送路の状態は変わらない。そのため、原稿の搬送性能
が悪くなることもなく、片面読取のみに読取装置を対応
させた場合にも原稿を安定して搬送させることが可能と
なる。
【0066】図11は、第二の実施形態による読取装置
の正面断面図である。本実施形態の場合には、裏面用の
第二の読取ヘッドはホッパ内に設けられていない。以
下、図面を用いて詳細に説明する。なお、図1などと同
じ符号の部分は基本的には図11と共通であるため、特
に必要がない限り説明を省略する。
【0067】前述の通り、ホッパ18の内部には第一の
読取ヘッド34が設けられているが裏面用の第二の読取
ヘッドは設けられていない。その変わりに、本実施形態
の場合にはU字状の搬送路32の内側に裏面読取用の第
二の読取ヘッド36が設けられる。
【0068】U字状搬送路32の内側には、もともと何
も設けられておらず単に空間があるだけである。しか
し、この部分はある意味で無駄なスペースとなってお
り、このような無駄なスペースを生じるとたとえそれが
わずかであっても装置の小型化に影響を及ぼしてしま
う。ここで、このU字状搬送路32の内側には読取ヘッ
ドを収納するのには充分がスペースがある。そこで、本
実施形態による読取装置ではこのスペースを有効利用し
て第二の読取ヘッドをこの内部に収容し、他の部分に裏
面用の読取ヘッドを設けることによる読取装置の大型化
を防止している。
【0069】第二の読取ヘッド36が設けられている部
分は搬送路の内側であるため、丁度原稿の裏側が第二の
読取ヘッド36の位置を通過する。これによって原稿の
裏面に記録された情報を、例えばスイッチバックなどの
機構により原稿の裏表を入れ換えたりすることなく実現
することができる。
【0070】なお、第二の読取ヘッド36に対向する位
置には、フィードローラ28Dが設けられている。フィ
ードローラ28Dはプラテンの役割を持っており、搬送
される原稿を第二の読取ヘッド36に密着させる。
【0071】読取装置10の側面には搬送路22を開放
させるための側面カバー30が設けられている。図11
において、側面カバー30の開放状態は点線で図示され
ている。側面カバー30の内側は、搬送路22の形状に
合わせた形状(30a)に形成されている。また、フィ
ードローラ28Dは側面カバー30側に取り付けられて
いる。
【0072】前述の通り、側面カバー30を開くことに
よって搬送路22を開放し、詰まった原稿等を取り出す
が、その際フィードローラ28Dが装置本体側に取り付
けられていると搬送路の開放が不十分となり、原稿の排
出作業などがやりにくくなる。そのため、本実施形態の
場合にはフィードローラ28Dを側面カバー30側に取
付けている。これによって、側面カバー30を開放した
ときにフィードローラ28Dが第二の読取ヘッド36か
ら離れるため、搬送路がほぼ完全に開放され、第二の読
取ヘッド36とフィードローラ28Dとの間に挟み込ま
れた原稿の取り出しを容易に行うことができる。
【0073】図12は、図11の読取装置の変形例であ
る。図12の読取装置でも、図11の読取装置と同様に
側面カバー30が設けられており、必要に応じて開放す
ることができる(開放状態は図示点線)。また、図13
は側面カバー30を開放した状態の読取装置10の斜視
図である。
【0074】側面カバー30を開放することによって、
搬送路32に詰まった原稿を取り除くことができるが、
側面カバー30を開放することによって装置10の側面
に開口部が形成され、搬送路32が開放される。
【0075】搬送路32の上部には、一対の排出ローラ
54が設けられており、必要に応じてホッパ18から搬
送された原稿を、搬送路32側ではなく排出ローラ54
側に導く。名刺などのように硬めの紙を読み込ませる場
合、搬送路32の曲面部分に原稿を搬送させると原稿が
折れ曲がってしまうおそれがあり、このような曲面を持
った搬送路にこの種類の原稿を搬送させることは避けた
い。そのため、図12の読取装置の場合にはホッパ18
の排出口の延長線上に排出ローラ54を設け、これによ
って読み取られた原稿を側面カバー30を開放すること
によって生まれた開口部より排出する。つまり、上記説
明した原稿のパスは直線状となる。
【0076】なお、側面カバー30の内側30aは搬送
路の一部(22の外側の面に相当)を形成しているた
め、側面カバー30を開放すると原稿が側面カバー30
の内側の面30aにより案内されなくなり、原稿は自然
と開口部の方に導かれる。
【0077】図11、あるいは図12の読取装置におけ
る第二の読取ヘッド36も、必要に応じて着脱自在とな
っている。第二の読取ヘッド36の読取装置10への着
脱作業は、側面カバー30を開放することによって行わ
れる。
【0078】図14は、本実施形態による裏面ユニット
を図示する図面である。裏面ユニット40は、前述のU
ターン用のU字状搬送路の一部を形成するガイド部材3
2により構成され、その内部には読取ヘッドが設けられ
ている。
【0079】ガイド部材32の表面は、前述のU字状搬
送路に対応した形状の曲面を形成している。また、ガイ
ド部材32の両端には裏面ユニット40を読取装置本体
に取り付けるためのネジ穴32cが設けられている。
【0080】図15は、図14に図示される裏面ユニッ
ト40を下面から見た図面である。ガイド部材32の内
部には読取ヘッド36が組み込まれている。読取ヘッド
36が取り付けられているガイド部材32の下面(図示
手前)には読取窓が設けられている。読取窓は透光性の
部材により形成されており、例えばガラス、樹脂板など
により構成される。
【0081】図16は、図14に図示される裏面ユニッ
ト40の背面を図示する図面である。図16に示される
ように、裏面読取ユニット40を構成するガイド部材3
2の裏面は平らになっている。また、ガイド部材32の
裏面には読取装置本体にガイド部材32を取り付ける場
合の取付け位置を規制する係合ピン32dがその両端に
取り付けられている。装置本体には対応した係合穴が設
けられており、係合ピン32dが係合穴と係合すること
によってガイド部材32が位置決めされる。
【0082】裏面ユニット40(ガイド部材32)は装
置本体に対してネジにより固定される。そのためのネジ
穴32cは、係合ピン32dの付近に設けられている。
またガイド部材32の裏面32bには、スプリングプッ
シュタイプのコネクタ56が設けられている。このコネ
クタ56は、それぞれのピンがスプリングにより外側に
付勢されたものである。装置本体のコネクタ56に対向
する位置には、装置本体のプリント板から引き出された
コネクタが設けられている。図17は装置本体に設けら
れるコネクタ58を図示するものである。ガイド部材3
2が読取装置本体に取り付けられると、コネクタ56の
ピンが装置本体のコネクタ58に,付き当てられ、コネ
クタ同士が接続状態となる。ここで、コネクタ56のピ
ンはスプリングにより付勢されているため、コネクタ同
士を押しつけるだけでコネクタ同士を確実に接続状態と
することができる。
【0083】図18は、本実施例による裏面読取ユニッ
トの着脱作業の様子を図示した図面である。既に述べた
とおり、裏面ユニットを装置本体に取り付けるために
は、装置本体の側面カバー30を開いて搬送路を開放す
る。
【0084】図において、12aは装置本体10の上部
カバーである。また、装置本体にはプリント板ユニット
60が設けられており、装置本体のコネクタ58とケー
ブル62によりつながれている。側面カバー30を開放
することによって、搬送路が開放されるため、このスペ
ースにガイド部材32を取り付ける。その際に、ガイド
部材32の両端をネジにより装置本体に固定する。
【0085】読取ヘッドにより読み取られた画像情報
は、コネクタ56?コネクタ58を介して、ケーブル6
2を通してプリント板ユニット60に送信され、ここで
各種の処理が行われる。
【0086】図19から図22は、裏面ユニット40の
その他の例を示す図面である。図19に図示された裏面
ユニット40は、樹脂モール度により形成されたもので
ある。ここで、図19は正面、図20は上面、図21は
裏面、図22は側面からみた図面をそれぞれ示してい
る。図22に示されたローマ数字は、それぞれ図19〜
図21の図示の方向に対応している。また、特に説明し
ない構成については、符号は図14〜図16に付された
ものと同じ構成である。
【0087】ガイド部材32の搬送路を形成する面(曲
面が形成された面)には、原稿が搬送される方向に延び
たリブ32eが形成されている。これらのリブ32eは
シートガイドを構成し、搬送路を搬送される原稿と接触
して原稿の搬送を補助するものである。ここで、ガイド
部材32の搬送路面全体と原稿とが接触する場合、両者
の接触面積が大きくなることから摩擦力が大きくなり、
原稿の搬送が阻害される。そのため、本実施形態による
ガイド部材32の面にリブ32eを設け、原稿とガイド
部材32との接触面積を小さくして両者の摩擦力の影響
が小さくなるようにする。
【0088】図20に図示されるように、ガイド部材3
2の右側の係合ピン32dと左側の係合ピン32dと
は、その取付け位置がずれている。右側の係合ピン32
dの方が、左側の係合ピン32dの取付け位置よりも図
示手前側となっている。同様にガイド部材32のネジ穴
32cも、右側のものの方が左側のものよりも手前側に
設けられている。
【0089】読取ヘッドが向いているべき位置は決まっ
ているため、裏面読取ユニットの装置本体への取付け方
向は間違わないようにしなければならない。しかし、図
20のように、装置本体取付けのために位置規制する部
材の取付け位置をガイド部材32の左右で変えることに
よって、ガイド部材32の読取装置本体への取付け方向
を間違わないようにすることができる。
【0090】ガイド部材32の下面には、密着型の読取
ヘッド36が設けられている。読取ヘッド36は、ガイ
ド部材32にネジ36eにより取り付けられる。ネジ3
6eは読取ヘッド36の両端付近にねじ込まれる。
【0091】また、読取装置本体の読取ヘッド36に対
向する位置には、フィードローラ28d(図11、図1
2の28Dに対応)が設けられている。フィードローラ
28dは搬送される原稿を読取ヘッド36に押しつける
プラテンの作用をなす。これによって、原稿と読取ヘッ
ド36との密着性を高めることができる。
【0092】図23及び図24は、裏面ユニットが取り
付けられる読取装置本体の側面開口部を図示する図面で
ある。図23は開口部を正面からみた図面であり、図2
4は開口部を上面からみた図面である。それぞれの図面
は、側面カバー30が開放された状態を図示している。
【0093】装置本体10の開口部には、裏面ユニット
が固定されるプレート12bが設けられている。プレー
ト12bは例えば金属板により形成されている。プレー
ト12bの両端付近には、裏面ユニットの係合ピンが係
合される係合穴12dと、ネジ穴12cとが設けられて
いる。図24に図示されるように、係合穴12d、ネジ
穴12cが設けられる位置は、左右非対称となってお
り、その位置は図19〜22の裏面ユニットの係合ピ
ン、ネジ穴の位置に対応している。図24に図示される
ように、図示右側のネジ穴12c、係合ピン12dは図
示左側のそれよりも手前側に設けられている。これによ
って、裏面読取ユニットの取付け方向を間違えることが
なくなり、所定の向きに読取ヘッドを位置させることが
できる。
【0094】プレート12bには更に、裏面ユニットの
コネクタと接続されるコネクタ58が設けられている。
また、図23において12e、12fはそれぞれ原稿を
ガイドする部材であり、U字状搬送路へのホッパからの
原稿の排出を補助するためのものである。
【0095】ここで、裏面読取ユニットは必要に応じて
読取装置本体から着脱自在となっており、裏面読取が必
要ない場合には裏面読取ユニットを装置本体から取り外
すことができる。しかし、裏面読取ユニットは搬送路の
一部を形成しているため、裏面読取ユニットを取り外し
たままにしておくと原稿の搬送に支障を来す。そのた
め、裏面読取を行わない場合には裏面読取ユニットが取
り付けられていた位置にダミーのガイド部材を取り付け
る。
【0096】図25及び図26は、ダミーのガイド部材
を図示した図面である。図25は裏面を図示し、図26
は側面を図示している。
【0097】ダミーのガイド部材64は、図14〜図1
6に図示された裏面読取ユニットに対応したものであ
り、外形は裏面読取ユニット40のものと全く同一とな
っている。搬送路を形成する面64aは搬送路の形状に
合わせた曲面が形成され、裏面64bには係合ピン64
d、ネジ穴64cが設けられている。
【0098】ここで、裏面読取ユニットの読取ヘッドに
対応した位置には、ローラ66が設けられている。前述
の通り、裏面読取ユニットの読取ヘッドに対向した位置
にはフィードローラが設けられているが、読取ヘッドが
無くなることによってこのフィードローラによる原稿搬
送が安定して行えなくなる可能性がある。そのため、ガ
イド部材64では、読取ヘッドに対応する位置にピンチ
ローラ66を設け、このピンチローラ66によって原稿
の搬送を補助している。ピンチローラ66と装置本体の
フィードローラとの間で原稿を挟み込むことによって、
原稿の搬送を安定して行うことができるようにしてい
る。
【0099】このように、原稿読取装置を片面読取に対
応するようにしていても、原稿の搬送を安定して行うこ
とができる。また、読取装置購入時には片面読取のみが
可能となるように、読取装置にダミーのガイド部材を取
り付けておき、利用者が両面読取の必要性を感じた場合
に裏面読取ユニットを追加購入して、裏面読取ユニット
をダミーガイド部材と交換すれば、両面読取を行うこと
ができるようになる。両面読取は全ての利用者が必要と
しているわけではないため、始めの状態ではダミーのガ
イド部材を読取装置に取り付けておくことによって、利
用者は無駄な出費を強いられることがなくなる。
【0100】図27、図28はその他のダミーガイド部
材の例を図示したものである。図27、図28のガイド
部材64では、図25、図26のピンチローラ66の代
わりに金属板などで形成されるプレート67が設けられ
ている。このプレート67は弾性により図示下面に付勢
されており、この付勢力によって搬送される原稿を対向
する位置に設けられたフィードローラに対して押しつけ
る。これによって、ピンチローラを設けた場合と同様
に、原稿の安定搬送を実現することができる。
【0101】なお、原稿の搬送方向は図28の図示左か
ら右になる。そのため、プレート67の先端は原稿搬送
方向の下流側(図示右側)に向けることによって、搬送
される原稿の先端がプレート67に引っ掛かることによ
る、原稿のジャムや損傷が発生することを防止できる。
【0102】図29は裏面読取ユニットのその他の例を
図示した図面である。図29の裏面読取ユニットは、図
14に図示されたものとコネクタの形状が異なる。
【0103】図29に図示される裏面読取ユニット(ガ
イド部材)32には、その先端にコネクタ56が接続さ
れたフレキシブルケーブル57が設けられている。フレ
キシブルケーブル57はその中間位置で折り曲げられて
いる。
【0104】図29の裏面読取ユニットを読取装置本体
に取り付ける場合には、先にコネクタ56を読取装置本
体のコネクタと接続し、その後に裏面読取ユニットをネ
ジ止めする。
【0105】ここで、フレキシブルケーブル57は図3
0に図示されるように、図示X方向には折り曲げが自在
であるが、図示Y方向には折り曲げにくくなっている。
そのため、本実施形態によるフレキシブルケーブル57
は、裏面読取ユニット32に対して縦方向に取り付けら
れており、フレキシブルケーブル57の垂れ下がりを防止
して、コネクタ同士の接続をやりやすくしている。ま
た、フレキシブルケーブル57をその中間位置で折り曲
げることによって、フレキシブルケーブル57の垂れ下
がり防止をより効果的に行うことができる。
【0106】これによって、裏面読取ユニットを読取装
置本体に取り付ける際に、フレキシブルケーブル57を
読取装置本体と裏面読取ユニット32との間で挟み込ん
でしまい、フレキシブルケーブル57が損傷することを
防止可能となる。
【0107】図31〜図43は、読取ヘッド・印字ヘッ
ドの装置本体への取付け方のバリエーションを図示した
図面である。図において、Aは読取ヘッドを、Bは印字
ヘッドをそれぞれ示している。
【0108】これらの図面に図示されるように、印字ヘ
ッドと読取ヘッドとを一つの装置内に収納することが可
能であり、例えば読取が済んだ原稿に対して読取済を示
すマークを印字ヘッドを用いて印字することができる。
これによって、読取済の原稿と読み取られていない原稿
との区別をつけることができ、例えば重送などによって
一部の原稿が読み取られないでスタッカに排出された場
合でも、どの原稿を再読取すればよいかを一目で確認す
ることができる。
【0109】また、一つの装置に読取装置と印字装置と
の別個の機能を併せ持たせることができ、従来のように
読取装置と印字装置とを別々に準備する必要がなくな
る。
【0110】印字ヘッド・読取ヘッドを搬送路の両側に
割り振ることによって、片面処理・両面処理を適宜選ぶ
ことができる。
【0111】以下の図面では、搬送路の外側を「表面
側」、内側を「裏面側」と称する。
【0112】図31の装置の場合には、ホッパの上流側
には原稿の表面を読み取る読取ヘッドが設けられ、下流
側には原稿の裏面に印字を行う印字ヘッドが取り付けら
れている。図31に図示されるようにホッパ内の搬送路
は斜めになっており、搬送路の上流側と下流側にそれぞ
れ表面・裏面処理用のヘッドを取り付けるスペースを取
りやすい。そこで、図31の例では表面側、裏面側に読
取ヘッド・印字ヘッドをそれぞれ設けている。
【0113】印字ヘッドとしては例えばサーマルヘッ
ド、インクジェットヘッドなどのように、小型化が容易
なヘッドを使用することが望ましい。
【0114】なお、表面・裏面とは相対的なものであ
り、ホッパへの原稿・印字用紙のセットの仕方に応じて
裏表の関係は変わってくる。例えば、原稿読取時には原
稿面を図示上側にしてホッパにセットし、印字時には印
字面を下側にしてホッパに用紙をセットすればよい。
【0115】図32の場合には、ホッパ内の搬送路の表
面側に読取ヘッドと印字ヘッドとを設け、裏面側に裏面
読取用の読取ヘッドを設けている。表面側の読取ヘッド
・印字ヘッドは、それぞれ別々のユニットとしても良い
し、必要に応じて一体化されたユニットとしても全く差
し支えはない。
【0116】図32に図示された装置の場合には、原稿
の両面読取が可能となる。また、読取ヘッドの下流側に
印字ヘッドが設けられているため、読取が終了した原稿
に対する読取済マークの印字ができる。
【0117】図33の装置の場合には、ホッパの表面側
に読取ヘッドを設け、裏面側に裏面読取用の読取ヘッド
と印字ヘッドとを設けている。図33の装置も、図32
に図示された装置と同様の効果を得ることができる。
【0118】図34の装置では、ホッパ内の表面側に表
面読取用の読取ヘッドを設け、装置側面搬送路22の裏
面側に印字ヘッドを設けている。この装置は図11等に
図示された装置と同一の思想に基づく装置であり、装置
のデッドスペースを有効利用したものであり、裏面用の
読取ヘッドを印字ヘッドに置き換えたものとなってい
る。
【0119】図35の装置の場合には、ホッパの表面側
に読取ヘッドが設けられ、搬送路22の表面側には印字
ヘッドが設けられている。この場合には、ホッパ内には
ヘッドが一つしか設けられていないため、ホッパ部を大
型化することがなくなる。また、印字ヘッドは装置本体
側に設けられているため、装置側面を開放することによ
って装置内から簡単に露出させることができる。従っ
て、例えばインクジェットヘッドを使用している場合に
はインクの交換を容易に行うことができる。
【0120】図36の装置の場合には、ホッパの表面・
裏面のそれぞれに表面・裏面用の読取ヘッド・印字ヘッ
ドが取り付けられている。各ヘッドの配置順は、上流側
より表面用読取ヘッド・裏面用読取ヘッド・表面用印字
ヘッド・裏面用印字ヘッドの順となっている。印字ヘッ
ドを読取済マーク印字に使用する場合には、印字ヘッド
は読取ヘッドの下流の位置している必要がある。
【0121】なお、図36の装置では4つのヘッドがホ
ッパ内に設けられているためホッパ部自体は大型化して
しまうが、全てのヘッドをホッパ内に収納していること
からヘッドの保守などが容易になるというメリットがあ
る。
【0122】図37に図示される装置では、ホッパ内に
表面用の読取ヘッド・印字ヘッドが設けられ、搬送路2
2の裏面側には裏面用の読取ヘッド・印字ヘッドが設け
られている。この場合にも、図36の装置と同様に表面
・裏面それぞれへの印字・読取処理が可能となる。な
お、図37の装置はホッパ内には表面用のヘッドしか搭
載されていないため、図36に図示される装置のホッパ
よりもホッパは小型化させることができる。
【0123】図38に図示される装置の場合には、ホッ
パ内には表面・裏面用の読取ヘッドが設けられ、側面の
搬送路22に表面・裏面用の印字ヘッドが搭載されてい
る。図38の装置では、ホッパ内の搬送路が斜めになっ
ていることを利用してそのスペースに表面・裏面用の読
取ヘッドを搭載している。また、印字ヘッドについては
側面搬送路22のスペースを有効利用して表面・裏面用
の印字ヘッドを搭載している。
【0124】図39の装置では、ホッパ内には表面用の
読取ヘッドが搭載されている。そして、側面搬送路22
の裏面側に裏面処理用の読取ヘッド・印字ヘッドを搭載
している。この場合、ホッパの大きさをあまり大きくし
なくても済む。
【0125】図40の装置の場合には、ホッパ内に表面
読取用の読取ヘッドが搭載されている。また、側面搬送
路22には、裏面読取用の読取ヘッドと表面印字用の印
字ヘッドとが搭載されている。この場合も、図39の装
置と同様な効果を得ることができる。
【0126】図41は、ホッパ内に表面読取用の読取ヘ
ッドと裏面読取用の読取ヘッドとが搭載され、側面搬送
路22に表面印字用の印字ヘッドが搭載された装置を図
示している。また、図42はホッパ内に表面・裏面用の
読取ヘッドを、側面搬送路22に裏面印字用の印字ヘッ
ドを搭載した装置を図示しており、図43はホッパ内に
表面・裏面読取用の読取ヘッドと表面印字用の印字ヘッ
ドを、側面搬送路22に裏面印字用の印字ヘッドを搭載
した装置を図示している。
【0127】ここで、裏面読取ユニット(印字ヘッド等
も含む)を装置本体に対して着脱可能とすることによっ
て、装置を片面読取・両面読取の双方に対応可能とする
ことができる。これに応じて、読み取られた画像情報に
対して処理を施すプリント板ユニットも交換可能とする
必要がでてくる。
【0128】プリント板ユニットを始めから両面読取に
対応できるものとしておくと、片面読取のみを必要とし
ている利用者にとっては過剰な機能となってしまい、あ
まり好ましいものではない。一方、プリント板ユニット
が片面読取のみに対応したものとしておくと、そのまま
では裏面読取ユニットを後付けしても裏面に対する処理
を行うことができない。
【0129】このような不都合を解消するために、本実
施形態による読取装置では利用者が必要としている形態
に応じた機能を装置に設定するために、プリント板ユニ
ットを交換可能としている。
【0130】図44は、プリント板ユニットが取り付け
られた読取装置本位を図示した図面である。読取装置本
体10には、プリント板ユニット60Aが設けられてい
る。ここで、プリント板ユニット60Aは片面読取に対
応したものである。図44の装置では、装置側面にはダ
ミー用のガイド部材64が設けられている。また、プリ
ント板ユニット60Aとコネクタ58とはケーブルによ
り接続されているが、信号のやりとりがあるわけではな
い。
【0131】図45はプリント板ユニットを交換する作
業手順を説明するための図面である。図45では、片面
用プリント板ユニット60Aを両面用プリント板ユニッ
ト60Bに交換する作業が図示されている。
【0132】プリント板ユニットを交換する場合には、
装置本体10から上部カバー12aを取り外し、読取装
置本体の上部を開放する。この状態で、片面用のプリン
ト板ユニット60Aを装置本体10から取り外し、両面
用のプリント板ユニット60Bを装置本体10に取り付
ける。同時に、側面カバー30を開放してダミーのガイ
ド部材64を装置本体10から取り外し、裏面読取ユニ
ット32を装置側面に取り付ける。これによって、読取
装置は両面読取が可能な状態となる。あとは、上部カバ
ー12aを装置本体10に取り付ければよい。
【0133】図46は図44の変形例を示す図面であ
る。図において、68はコネクタであり60cは読取処
理の機能を備えたプリント板ユニットである。また、6
0pはプリント板ユニット60cの端子である。
【0134】図46に図示された読取装置本体10の背
面には開口12gが設けられ、この開口12gからプリ
ント板ユニット60cを出し入れすることができる。こ
こで、プリント板ユニット60cは片面読取用に対応し
たものと両面読取用に対応したものとのうち必要な処理
に対応したものを用意し、開口12gから読取装置本体
10に差し入れ、プリント板ユニット60cの端子60
pとコネクタ68とを接続することによって、読取装置
本体10に所望の機能を持ったプリント板ユニットを装
着することができる。
【0135】図46の装置の場合には、読取装置の上面
カバー等を取り外す必要が全くないため、プリント板ユ
ニットの交換作業が非常に容易となる。
【0136】図47および図48はその他の例を図示す
る図面である。図47はプリント板ユニットの構成を、
図48は図47に図示されたプリント板ユニットが読取
装置本体に搭載された状態を図示している。
【0137】図47において、60Dは片面読取用のプ
リント板ユニットであり、直結されるコネクタ68が設
けられている。プリント板ユニット60Dは、始めから
読取装置内に搭載されているものであり、読取装置の基
本的な機能を司るものである。また、60cは裏面読取
処理に対応する機能をもつプリント板ユニットでありそ
の一端に端子60pが設けられている。
【0138】両面読取を行う場合には、コネクタ68を
介してプリント板ユニット60Dにプリント板ユニット
60cを追加接続する。
【0139】図48は、読取装置本体にプリント板ユニ
ット60Dが搭載された状態を示している。ここで、コ
ネクタ69はプリント板ユニット60Dに取り付けられ
たコネクタであり、例えば外部の装置に読み取られた画
像情報を出力する場合などに用いられるものである。
【0140】装置本体10の背面には、図46の装置と
同様に開口12gが設けられており裏面用のプリント板
ユニット60cはこの開口12gから読取装置本体10
の内部に差し込まれる。両面読取が必要な場合には、こ
のように開口12gから裏面読取処理用のプリント板ユ
ニット60cを差し込んでプリント板ユニット60Dと
接続することで、読取装置は両面読取に対応することが
できるようになる。
【0141】図48の例では、もともと読取装置が必要
としている機能をもったプリント板ユニット60Dを読
取装置内に始めから取り付けてあるため、片面読取処理
を含む基本機能は初期の状態で実現できる。また、裏面
読取については始めは対応していないが、追加のプリン
ト板ユニット60cを取り付けることによって裏面読取
(両面読取)を行うことができ、しかもプリント板ユニ
ットの取付作業は非常に簡単である。
【0142】追加すべきプリント板ユニット60cに
は、片面読取のための機能等は備えられていないため、
裏面読取に必要最小限な機能だけを持たせた分裏面読取
機能を追加する際のコストを最小限なものとすることが
できる。
【0143】また、付加される裏面読取機能を備えたプ
リント板ユニットを装置本体に搭載されているプリント
板ユニットに取り付ける場合には、装置本体の上部カバ
ーを取り外すことによって交換作業を行ってもよく、図
48のように装置本体の裏面にスリットを設けなくても
対応可能となる。
【0144】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明では装置上部
にパソコン用ディスプレイなどを乗せることができるた
め、装置上面を有効に利用することができ、装置設置場
所を省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による原稿読取装置(正
面断面図)
【図2】 本発明の一実施形態による原稿読取装置(斜
視図・ホッパ閉)
【図3】 本発明の一実施形態による原稿読取装置(斜
視図・ホッパ開)
【図4】 本実施形態による読取装置の利用形態例
【図5】 読取装置の変形例
【図6】 読取装置の更なる変形例
【図7】 ホッパの主要部(第二の読取ヘッド収納部)
【図8】 表面ユニットの例
【図9】 第二の読取ヘッドの例
【図10】ダミー板
【図11】第二の実施形態による読取装置の正面断面図
【図12】読取装置の変形例
【図13】側面カバーを開放した状態
【図14】裏面ユニットの例
【図15】裏面ユニットの例
【図16】裏面ユニットの例
【図17】装置本体のコネクタ
【図18】裏面読取ユニット着脱作業の説明図
【図19】裏面読取ユニットの変形例
【図20】裏面読取ユニットの変形例
【図21】裏面読取ユニットの変形例
【図22】裏面読取ユニットの変形例
【図23】裏面読取ユニットが取り付けられる読取装置
本体の開口部
【図24】裏面読取ユニットが取り付けられる読取装置
本体の開口部
【図25】ダミーのガイド部材例
【図26】ダミーのガイド部材例
【図27】ダミーのガイド部材変形例
【図28】ダミーのガイド部材変形例
【図29】裏面読取ユニットのその他の例
【図30】フレキシブルケーブル
【図31】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図32】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図33】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図34】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図35】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図36】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図37】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図38】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図39】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図40】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図41】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図42】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図43】本発明による媒体搬送装置のその他の実施形
【図44】プリント板ユニットが取り付けられる読取装
置本体
【図45】プリント板ユニット交換手順の説明図
【図46】プリント板ユニット交換可能な読取装置の変
形例
【図47】プリント板ユニットを追加接続する場合の説
明図
【図48】プリント板ユニットを追加接続する場合の説
明図(装置背面図)
【図49】ADFタイプの読取装置
【図50】フラットベッドタイプの読取装置
【図51】箱型読取装置
【図52】箱型読取装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引き出し状に構成され、装置本体に対して
    出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納されるホッ
    パと、 前記媒体が搬送される搬送路と、 前記搬送路に対して前記ホッパに収納された媒体を給送
    する給送手段と、 前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路
    に搬送される媒体が排出されるスタッカと、 前記ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形
    状がU字状の搬送路と、を備えるとともに、 前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパ
    に備え、 前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドを備え、前記
    ホッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U字状の搬送
    路、読み取りヘッドを収める前記装置本体は、上板が平
    らな箱型形状とし、さらに、前記装置本体の一部に設け
    られ、前記U字状の搬送路の一部を開放可能に構成する
    側面カバーとしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】引き出し状に構成され、装置本体に対して
    出し入れ自在であり、その内部に媒体が収納されるホッ
    パと、 前記媒体が搬送される搬送路と、 前記搬送路に対して前記ホッパに収納された媒体を給送
    する給送手段と、 前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路
    に搬送される媒体が排出されるスタッカと、 前記ホッパから前記スタッカに至る経路に設けられる形
    状がU字状の搬送路と、を備えるとともに、 前記媒体の第一の面を読み取る読取ヘッドを前記ホッパ
    に備え、前記ホッパ、搬送路、給送手段、スタッカ、U
    字状の搬送路、読み取りヘッドを収める前記装置本体
    は、上板が平らな箱型形状とし、前記装置本体の一部を
    開放可能で前記U字状の搬送路の一部を構成する側面カ
    バーとし、さらに、第二の面を読み取る読取ヘッドとダ
    ミーのガイド部材とを交換取り付け可能に構成したこと
    を特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記ダミーのガイド部材は、第二面を読み
    取る前記読取ヘッドの読み取り位置に対応する位置にロ
    ーラが設けられたことを特徴とする請求項2記載の画像
    読取装置。
  4. 【請求項4】引き出し状に構成され、装置本体に対して
    出し入れ自在でありその内部に媒体が収納されるホッパ
    と、 前記原稿が搬送される搬送路と、 前記搬送路に対して、前記ホッパに収納された媒体を搬
    送する給送手段と、 前記ホッパの上部あるいは下部に設けられ、前記搬送路
    に給送された媒体が排出されるスタッカとを備えるとと
    もに、 前記ホッパに、前記媒体の第一の面に読み取る読取ヘッ
    ドと、前記媒体の第二の面を読み取る読取ヘッドが備え
    られたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記媒体搬送装置において、 前記ホッパは、前記媒体の第二面を読み取るための前記
    読取ヘッドが取り付けられる開口部が設けられ、 前記媒体の第二面を読み取るための前記読取ヘッドは前
    記ホッパに対して着脱可能であることを特徴とする、請
    求項4記載の媒体搬送装置。
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