JP2002125091A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002125091A
JP2002125091A JP2000311414A JP2000311414A JP2002125091A JP 2002125091 A JP2002125091 A JP 2002125091A JP 2000311414 A JP2000311414 A JP 2000311414A JP 2000311414 A JP2000311414 A JP 2000311414A JP 2002125091 A JP2002125091 A JP 2002125091A
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JP2000311414A
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Takeshi Kubota
剛 久保田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増やすことなく低コストで読取性
能を高めることができる画像読取装置を提供すること。 【構成】 原稿画像を読み取るための密着型センサー5
5と、原稿束を分離給紙手段(分離片8a、分離給紙ロ
ーラ8b)、搬送手段(搬送ローラ9a、搬送コロ9
b)、排紙手段(排出ローラ10a、排出コロ10b)
とを有する画像読取装置(原稿読取部A)において、前
記密着型センサー55を上原稿ガイド(装置筐体)39
へ固定するCIS固定部材(固定部材)40が少なくと
も前記密着型センサー55の上流又は下流に配置された
搬送手段(搬送ローラ9a、搬送コロ9b)又は排紙手
段(排出ローラ10a、排出コロ10b)の加圧機構の
保持部材(バネ受け)を兼ねるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、複写機、MFP(マルチファンクションプリン
タ)、原稿移動型原稿読取装置(イメージスキャナ)等
の密着型センサーを有する画像読取装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ、複写機、MFP、
原稿移動型イメージスキャナ等の画像読取装置にあって
は、原稿画像を読み取る読取部に所謂密着型センサー
(CIS)を装備した装置が用いられている。
【0003】図9に従来の画像読取装置の断面を示す
が、同図において、51は読み取る原稿を載置するため
の原稿載置台、52は原稿載置台51に載置された原稿
の両端を揃えるための原稿幅規制板(スライダー)であ
って、この原稿幅規制板52は前記原稿載置台51の所
定位置に幅方向に移動可能に取り付けられている。
【0004】53はADF(Auto Document Feed)ロー
ラであり、これは図示矢印方向に回転駆動されて原稿を
下流側(図9の左側)に搬送する。54は前記ADFロ
ーラ53に押圧された摩擦片であって、これは複数枚の
原稿を1枚ずつ分離するものである。従って、原稿載置
台51より挿入された複数枚の原稿は、前記摩擦片54
によって1枚ずつ分離されつつADFローラ53によっ
て下流側に搬送される。
【0005】57は図示矢印方向に回転駆動される搬送
ローラ、58は搬送コロであり、搬送コロ58は板バネ
61によって前記搬送ローラ57に強力に押圧されて従
動回転する。そして、画像読取前の原稿は、搬送ローラ
57と搬送コロ58によって狭持されて読取部へ搬送さ
れる。
【0006】55は原稿画像を読み取るための密着型セ
ンサー(CIS)であって、これは光源、短焦点結像レ
ンズ、光電変換素子等を一体的に内臓している。56は
密着型センサー55に対向して設けられた白色ローラで
あって、これは読取位置における原稿の浮きを防止する
ものである。
【0007】59は図示矢印方向に回転駆動される排出
ローラ、60は排出コロであって、排出コロ60は板バ
ネ61によって前記排出ローラ59に強力に押圧されて
従動回転する。そして、画像読取後の原稿は、排出ロー
ラ59と排出コロ60によって狭持されながら排出され
る。
【0008】又、62は原稿搬送ガイドであり、これは
前記密着型センサー(CIS)55、搬送ローラ57、
ADFローラ53等の組付後の原稿搬送面を形成する部
材である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像読取装置においては、画像読取位置の上流と下
流にそれぞれ配置された搬送コロ58と排出コロ60を
これらに対向する搬送ローラ57と排出ローラ59へ押
圧する押圧手段として板バネ61を用いているため、以
下のような問題があった。 (1)搬送コロ58と排出コロ60の各両端部を別々の
板バネ61で押圧する構成を採用しているため、搬送コ
ロ58と排出コロ60に作用するバネ圧の差が大きくな
り、原稿の搬送直進性が悪化する。この問題を解決する
ためにコイルバネを用いるとコイルバネ保持用の部材を
追加する必要があり、コストアップと装置の大型化を招
く可能性がある。 (2)原稿搬送面側からのローラ類の部材を組み込む構
成を採用しているため、原稿搬送面の蓋となる搬送ガイ
ド部材が必要であった。 (3)搬送コロ58及び排出コロ60への加圧力が強力
であるため、読取装置の搬送コロ58及び排出コロ60
を保持している筐体を補強する必要があった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、部品点数を増やすことなく低
コストで読取性能を高めることができる画像読取装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原稿画像を読み取るための
密着型センサーと、原稿束を分離給紙、搬送、排紙する
それぞれの手段とを有する画像読取装置において、前記
密着型センサーを装置筐体へ固定する固定部材が少なく
とも前記密着型センサーの上流又は下流に配置された搬
送手段又は排紙手段の加圧機構の保持部材を兼ねるよう
構成したことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記密着型センサーの固定部材を導通性を
有する材料で構成したことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記密着型センサーの固定部材を高
剛性材料で構成し、該固定部材が前記密着型センサーを
固定保持する筐体の強度部材を兼ねるよう構成したこと
を特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記密着型センサーを固定保持
する筐体に密着型センサーよりも大きな抜き孔を設け、
該抜き孔を塞ぐように前記密着型センサーを挿入配置
し、前記密着型センサーの固定部材で前記筐体を補強固
定したことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記密着型センサーと前記分離
給紙、搬送、排紙手段のうち少なくとも1つのニップを
開放するワニ口構成を有し、前記密着型センサーを前記
筐体の原稿非通紙面側から配置することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1〜4又は
5記載の発明において、原稿読取装置は画像情報に応じ
て被記録材に画像を形成するための記録手段を有するこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】<実施の形態1>図1はマルチファンクシ
ョンプリンタ(以下、MFPと略称する)の外観構成を
示す斜視図、図2は同MFPの概略構成を示す断面図、
図3は装置の制御系を示すブロック図、図4は原稿読取
部の構成を示す断面図、図5は原稿読取部のワニ口構成
を示す断面図。図6は密着型センサーの取付状態を示す
断面図である。
【0019】[外観構成]本実施の形態に係るMFP
は、原稿画像を読み取る原稿読取部Aと画像情報に応じ
て被記録材である記録シートSに記録を行う記録部Bを
装置本体1内に組み込んで構成されている(図2参
照)。
【0020】而して、図1に示すように、本MFPは机
上に縦置きに載置され、操作性を確保するために装置本
体1の上面1aの前方縁部に操作パネル2が設けられて
いる。ここで、操作パネル2にはテンキー等のキー2a
とディスプレイ2bが設けられている。
【0021】上記装置本体1の上面1aの一部には複数
枚の原稿を載置可能な原稿台3が設けられており、この
原稿台3の両端部には、原稿の両端をカイドするための
ガイド部材3bが幅方向に移動可能に設けられている。
【0022】又、装置本体1の前方側面1bには、画像
読取後の原稿を排出するための原稿排出口5が形成され
ており、図1及び図2に矢印Cにて示すように、前記原
稿台3に載置された原稿は後述の原稿読取部Aを経て原
稿排出口5から機外に排出される。
【0023】更に、装置本体1の前方側面1bには、画
像記録後の記録シートSを排出するための記録シート排
出口6が設けられている。そして、記録シート載置トレ
イ4に積載された記録シートSは、図1及び図2に矢印
Dにて示すように記録部Bを経て記録シート排出口6か
ら機外に排出される。
【0024】以下、MFPの各部の概略構成について説
明する。
【0025】[原稿読取部A]図2に示すように、操作
パネル2の下部には原稿読取部Aが配置されている。原
稿台3上に原稿をその画像面を上向きにして載置し、ガ
イド部材3bによって幅方向の位置決めをして原稿をセ
ットし、操作パネル2又はパソコン31(図3参照)を
操作して読取動作が開始される。以下、各部の構成につ
いて詳述する。 (原稿搬送手段)前記原稿台3にセットした複数枚の原
稿は、分離片8a及び分離給紙ローラ8bによって最上
位のものから1枚ずつ分離搬送される。そして、分離さ
れた原稿は、搬送ローラ9a及び搬送コロ9bによって
原稿読取位置に搬送される。 (原稿読取手段)上記原稿読取位置に搬送された原稿
は、光源、短焦点結像レンズ(レンズは無くても良
い)、光電変換素子等を内蔵した密着型センサー(CI
S)55によって画像が読み取られ、読み取られた画像
情報は電気信号に変換される。そして、コピーモードの
場合には画像情報は自己の記録部Bに転送され、ファク
シミリモードの場合には他機の記録部に送信され、スキ
ャナモードの場合には接続されたパソコン31へ伝送さ
れる。
【0026】前記密着型センサー(CIS)55の原稿
搬送方向下流側には排出ローラ10a及び排出コロ10
bが設けられており、これらは画像読取後の原稿を前記
原稿排出口5から機外へ排出する。
【0027】[記録部B]記録部Bは、前述の原稿読取
部Aの下部に配置された電子写真式画像形成装置で構成
されている。 (シート積載部材)前記記録シート載置トレイ4の下方
にはシート載置台11が設けられており、このシート載
置台11はシート載置トレイ4と共に記録シートSを供
給可能に積載する。シート載置トレイ4及びシート載置
台11は装置本体1に対して斜め方向に設けられてお
り、記録シートSに対して無理な変形が生じないように
取り付けられている。そして、シート載置台11上に積
載された記録シートSは、最上位のものから給紙ローラ
12によって矢印D方向に給送される。 (搬送手段)上記給紙ローラ12によって給送された記
録シートSは、搬送ガイド13によってガイドされて搬
送される。
【0028】上記給紙ローラ12よりシート搬送方向下
流側には画像転写部を構成する感光ドラム14と転写ロ
ーラ15が設けられ、感光ドラム14上に形成された画
像は転写ローラ15によって記録シートS上へ転写され
る。尚、感光ドラム14と転写ローラ15は、不図示の
駆動手段によって回転駆動されて記録シートSとの摩擦
によって該記録シートSを搬送する。
【0029】而して、画像が転写された記録シートS
は、定着器16を通過する過程で画像の定着を受けた
後、排紙ローラ17と排紙コロ18に狭持されて搬送さ
れ、前記記録シート排出口6から機外へと排出される。 (原稿、記録シート搬送動作)当該MFPにおける記録
シートSと原稿の搬送動作について説明すると、複数枚
の記録シートSをシート載置台11に収容し、複数枚の
原稿を原稿台3に収容する。そして、ファクシミリ送信
時には図示矢印C方向に原稿が送り出され、ファクシミ
リ受信時には給紙ローラ12等の駆動によって記録シー
トSが1枚ずつ搬送ガイド13と感光ドラム14との間
に送り出され、続いて記録シートSは搬送ガイド13か
ら感光ドラム14と転写ローラ15との間で挟持され、
その後、記録シートSは図2の矢印G方向にステップ送
りされつつ所定ドット分の1列分の記録が行われ、1シ
ート分の記録終了後に記録シート排出口6から機外に排
出される。 (制御手段)図3はMFPに内蔵された制御系の構成を
示すブロック図である。
【0030】図3において、24は制御基板であって、
図3には該制御基板24に実装される部品が機能別に表
示されている。
【0031】図3に示すように、回線25に接続される
網制御部NCU26には電話機27が接続されており、
ファクシミリ受信モードか電話受信モードであるか否か
の自動判別が行われる。この網制御部NCU26は、モ
デムMOD28に接続されており、主制御部CPU29
に所定信号を送受信する。そして、主制御部CPU29
には密着型センサー(CIS)55と記録部(LBP)
Bが接続されており、該主制御部CPU29は原稿の読
み取り及び記録シートSの記録を行う。
【0032】上記記録部Bは、信号線30を介してパソ
コン31の主基板32に接続されており、パソコン31
の出力端末として独立使用可能に構成されている。
【0033】而して、当該MFPをパソコン31の出力
端末として用いる場合には、記録シートSを1枚ずつに
供給できると種々のフォームを任意にセットできるため
に便利である。又、図3に鎖線にて示すように、信号線
33を密着センサー(CIS)55に直接接続して画像
読み取り用に使用することも可能である。 (原稿読取部Aの構成)ここで、前記原稿読取部Aの構
成の詳細を図4に基づいて説明する。
【0034】前述のように、原稿台3より原稿搬送方向
下流側の原稿排出口5に向かって分離片8a及び分離給
紙ローラ8b、搬送ローラ9a及び搬送コロ9b、密着
型センサー(CIS)55、排出ローラ10a及び排出
コロ10bが順次設けられている。
【0035】上記密着型センサー(CIS)55は、原
稿の原稿面に直接密着して画像を読み取るものであっ
て、その対向側には原稿を読み取る際の基準となる白色
シート34が設けられている。ここで、上記白色シート
34は、原稿搬送方向上流側が下原稿台38に固定され
ており、原稿搬送方向下流側先端はフリーになってい
る。そして、この白色シート34はその裏面側より押圧
部材である押圧板35に両面テープによって貼着されて
密着型センサー55の読取ラインを押圧している。押圧
板35は、その一端が下原稿台38に回動可能に軸支さ
れており、他端(回動先端部)は押圧バネ37によって
上方に押圧されている。従って、押圧バネ37の押圧力
によって白色シート34は押圧板35を介して密着型セ
ンサー55の読取ラインを押圧するよう構成されてい
る。尚、白色シート34としてはPETシート等の弾性
部材が用いられる。
【0036】ところで、密着型センサー55は、上原稿
ガイド39にCIS固定部材40を介して設置固定され
ている。又、上原稿ガイド39は下原稿台38に対して
ワニ口状に開くよう構成されており(図5参照)、該上
原稿ガイド39には、密着型センサー55の他に分離給
紙ローラ8b、搬送コロ9b、排出コロ10bが備えら
れている。
【0037】又、上記上原稿ガイド39の密着型センサ
ー55が配置される部位には、密着型センサー55より
も大きな抜き孔39aが設けられており、この上原稿ガ
イド39の抜き孔39aに前記CIS固定部材40に固
定された密着型センサー55が上原稿ガイド39の裏側
(原稿非通紙面側)からCIS読取表面が原稿ガイド3
9の通紙表面に沿うように挿入されて配置固定される
(図6参照)。そして、上原稿ガイド39の裏側(非原
稿通紙面側)から密着型センサー55の信号線33の這
い回し等の処理が行われる。
【0038】前記CIS固定部材40は、密着型センサ
ー55を上原稿ガイド39へ固定する手段として機能す
るばかりでなく、密着型センサー55の上流と下流に配
置された搬送コロ9b、排出コロ10bの加圧用コイル
スプリング41の受けをも兼ねている。
【0039】即ち、搬送コロ9bの搬送コロ軸9cと排
出コロ10bの排出コロ軸10cを上原稿ガイド39で
受け、それぞれのコロ9b,10bの両端部近傍のそれ
ぞれの軸9c,10c上に直接コイルスプリング41を
配置し、コイルスプリング41の他端を例えばガラス入
り樹脂製のCIS固定部材40の一部に固定するか、収
まる形状を設けて収める。そして、密着型センサー55
を取り付けて成るCIS固定部材40を上原稿ガイド3
9へ固定すると、コイルスプリング41によってコロ軸
9c,10cが加圧されて搬送コロ9bと排出コロ10
bに従来の板バネ方式よりも安定した加圧力を発生させ
ることができる。
【0040】尚、本実施の形態では、搬送コロ軸9cと
排出コロ軸10cの両端部にコイルスプリング41を掛
け、その全ての他端をCIS固定部材40で受ける構成
を採用したが、搬送コロ軸9c又は排出コロ軸10cの
何れか一方だけにコイルスプリング41を掛ける構成を
採用しても良い。
【0041】又、CIS固定部材40は、密着型センサ
ー55を上原稿ガイド39へ固定する手段として機能す
るばかりでなく、上原稿ガイド39の一部の構造体とし
ても機能するため、このCIS固定部材40を上原稿ガ
イド39に確実に強化固定することによって上原稿ガイ
ド39がCIS固定部材40によって補強される。
【0042】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0043】ここでは、原稿読取部Aの他の構成を図7
に基づいて説明する。尚、原稿読取部Aの概略構成は前
記実施の形態1と同様であるため、図7においては図6
に示した要素と同一のものには同一符号を付しており、
以下、特徴部分についてのみ説明する。
【0044】本実施の形態では、搬送コロ軸9c及び排
出コロ軸10cの材料をコイルスプリング41から受け
る加圧力に負けないように金属で構成した。
【0045】又、CIS固定部材40の構成材料を例え
ば鋼板等の表面導通性を有する材料で構成した。この場
合、コイルスプリング41の加圧力に負けない金属材料
を選定する必要がある。
【0046】而して、上記構成によれば、金属製の搬送
コロ軸9c及び排出コロ軸10c〜コイルスプリング4
1〜CIS固定部材40〜装置本体のフレームグランド
(不図示)と容易に接地経路を確保できるため、原稿の
持つ静電気に対して強い装置構成となり、密着型センサ
ー55の静電気による破壊に対して高い信頼性を得るこ
とができる。
【0047】又、実施の形態1と同様に、上原稿ガイド
39の一部の構造体を構成する鋼板製のCIS固定部材
40を上原稿ガイド39に確実に強化固定することによ
り、前記実施の形態1以上に上原稿ガイド39を補強す
ることができ、上原稿ガイド39を閉じた際の片締りを
容易に防ぐことができた。
【0048】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図8に基づいて説明する。尚、図8は原稿読取部
の他の構成を示す断面図であり、本図においては実施の
形態1,2と同様の要素には同一符号を付しており、以
下、特徴部分についてのみ説明する。
【0049】本実施の形態では、搬送コロ軸9c及び排
出コロ軸10cと加圧手段としてのコイルスプリング4
1の間にコロホルダー42を設け、このコロホルダー4
2とCIS固定部材40の間に1本のコイルスプリング
41を配置した。又、コロホルダー42はCIS固定部
材40に対して自在にイコライズ動作が可能な構成とし
た。
【0050】上記構成によれば、搬送コロ9b及び排出
コロ10bをそれぞれ1本のコイルスプリング41で加
圧することによって、それぞれのコロ圧とコロ圧の左右
差をより安定させることができ、原稿搬送性の安定化が
容易に図られて読取精度が高められる。
【0051】尚、画像読取装置の形態としては、コンピ
ュータ等の情報処理機器の画像入出力端末として用いら
れるものの他、複写装置の形態を採るもの等であっても
良い。
【0052】又、以上は記録手段として電子写真記録方
式を用いた形態について説明したが、記録方式としては
電子写真記録方式に限定する必要はなく、他にもインク
ジェット記録方式、熱転写記録方式や感熱記録方式、更
にはワイヤードット記録方式等のインパクト記録方式以
外の記録方式を採用し得る。更に、シリアル記録方式に
限定する必要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良
い。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、原稿画像を読み取るための密着型センサーと、
原稿束を分離給紙、搬送、排紙するそれぞれの手段とを
有する画像読取装置において、前記密着型センサーを装
置筐体へ固定する固定部材が少なくとも前記密着型セン
サーの上流又は下流に配置された搬送手段又は排紙手段
の加圧機構の保持部材を兼ねるよう構成したため、部品
点数を増やすことなく低コストで読取性能を高めること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置を備
えるマルチファンクションプリンタ(MFP)の斜視図
である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置を備
えるマルチファンクションプリンタ(MFP)の断面図
である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置を備
えるマルチファンクションプリンタ(MFP)の制御系
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の原
稿読取部の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の原
稿読取部のワニ口構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の密
着型センサー取付状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る画像読取装置の断
面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る画像読取装置の加
圧機構部分の断面図である。
【図9】従来の画像読取装置の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A 原稿読取部(画像読取装置) B 記録部(記録手段) S 記録シート(被記録材) 8a 分離片(分離給紙手段) 8b 分離給紙ローラ(分離給紙手段) 9a 搬送ローラ(搬送手段) 9b 搬送コロ(搬送手段) 10a 排出ローラ(排紙手段) 10b 排出コロ(排紙コロ) 38 下原稿台(筐体) 39 上原稿ガイド(筐体) 39a 抜き孔 40 CIS固定部材(固定部材) 41 コイルスプリング(加圧機構) 55 密着型センサー(CIS)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取るための密着型センサ
    ーと、原稿束を分離給紙、搬送、排紙するそれぞれの手
    段とを有する画像読取装置において、 前記密着型センサーを装置筐体へ固定する固定部材が少
    なくとも前記密着型センサーの上流又は下流に配置され
    た搬送手段又は排紙手段の加圧機構の保持部材を兼ねる
    よう構成したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記密着型センサーの固定部材を導通性
    を有する材料で構成したことを特徴とする請求項1記載
    の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記密着型センサーの固定部材を高剛性
    材料で構成し、該固定部材が前記密着型センサーを固定
    保持する筐体の強度部材を兼ねるよう構成したことを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記密着型センサーを固定保持する筐体
    に密着型センサーよりも大きな抜き孔を設け、該抜き孔
    を塞ぐように前記密着型センサーを挿入配置し、前記密
    着型センサーの固定部材で前記筐体を補強固定したこと
    を特徴とする請求項1,2又は3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記密着型センサーと前記分離給紙、搬
    送、排紙手段のうち少なくとも1つのニップを開放する
    ワニ口構成を有し、前記密着型センサーを前記筐体の原
    稿非通紙面側から配置することを特徴とする請求項1〜
    3又は4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 画像情報に応じて被記録材に画像を形成
    するための記録手段を有することを特徴とする請求項1
    〜4又は5記載の画像読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7518765B2 (en) 2003-09-02 2009-04-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and multi-functional apparatus having grounded pressing plate
US7599104B2 (en) 2003-09-02 2009-10-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and multi-functional apparatus having a plate-like pressing member
JP2010114498A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像読取装置

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