JP3368187B2 - シート分離搬送装置、原稿読取装置及び画像記録装置 - Google Patents

シート分離搬送装置、原稿読取装置及び画像記録装置

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JP3368187B2
JP3368187B2 JP26611397A JP26611397A JP3368187B2 JP 3368187 B2 JP3368187 B2 JP 3368187B2 JP 26611397 A JP26611397 A JP 26611397A JP 26611397 A JP26611397 A JP 26611397A JP 3368187 B2 JP3368187 B2 JP 3368187B2
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separating
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separation
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを分離する
ための摩擦分離手段の摩擦を解除する摩擦解除手段を有
し、該摩擦解除手段の作動が外部から認識しやすいよう
にしたシート分離搬送装置、該シート分離搬送装置を利
用する原稿読取装置、及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等の画像記録装
置の原稿読取り部には、複数枚の原稿を原稿台にセット
して原稿を読取るために、自動的に原稿を一枚ずつに分
離して搬送する自動原稿分離搬送機構を備えている。
【0003】この原稿分離搬送機構として、分離片を分
離ローラに接触させて、その分離片をバネ等の弾性体で
押圧する機構を有するものが多い。この機構は原稿の有
無を検出するセンサからの信号により駆動源を制御し、
分離ローラを原稿紙の搬送方向に回転させて、紙同士の
摩擦力、紙と分離片間の摩擦力、紙と分離ローラ間の摩
擦力の違いを利用して、複数枚の紙の内、分離ローラと
接している紙を一枚だけ分離して搬送する機構である。
【0004】ファクシミリ装置で、送信および受信の機
能のほかに、カラーコピーを行う機能、あるいはコンピ
ュータと接続してカラー画像をコンピュータに取り込む
スキャナーとしての機能をもつファクシミリ(マルチフ
ァンクションファクシミリ)の場合には、ファクシミリ
送信時での紙とは異なった紙が原稿として使用される。
【0005】例えば、新聞の切り抜き、カラー写真、雑
誌のカラーページ、名刺などが考えられる。新聞、雑誌
の切り抜きなどは薄く弱い紙種であり、多くの場合裏面
にも印刷がある。これらを搬送する場合には分離性能よ
りも原稿を破損しないこと、表面と同じく裏面も汚さな
いことが必須である。
【0006】従来のファクシミリ装置のシート搬送部の
分離片には、ゴム、プラスチック等の摩擦係数の高い材
料が用いられている。押圧力を弱くしても、分離片は摩
擦係数が高い為に原稿には傷が付いたり破損する可能性
がある。分離片に使用しているゴム等材料と原稿とのこ
すれにより、裏面に分離片のゴムの跡(ゴムカス)が付
着する可能性がある。また名刺などの厚くかたい紙を原
稿として使用した場合には、押圧力を弱くするだけでは
搬送は困難である。
【0007】以上のことから厚紙(名刺等)を搬送し、
写真および新聞などの原稿を傷つけず、裏面を分離片の
跡を残さずに搬送するためには、分離片を完全に分離ロ
ーラからリリース即ち解除する機構が必要となる。分離
片をリリースする摩擦解除手段として(公開特許公報昭
59−13256)が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら摩擦分離
手段の摩擦解除手段を具備するシート分離搬送装置を有
する画像記録装置を構成する場合、摩擦解除手段を操作
して分離片を解除した後に、摩擦解除手段を解除前の位
置に戻し、摩擦分離手段を元の作動状態に戻す操作を忘
れたりすると、シートの分離が完全に行われなくなって
しまい、シートの重送が発生するなどの不具合が発生す
る可能性があった。
【0009】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、摩擦分離手段の摩擦を解除する摩擦解除手
段の操作状態を外部から認識し易くし、装置の誤動作を
防止してその信頼性を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るシート分離搬送装置は、シート挿入口
から挿入されるシートを搬送する搬送手段と、該搬送手
段に対向して配設され積載されたシートを1枚ずつ分離
するための摩擦分離手段と、該摩擦分離手段を該搬送手
段から離間する摩擦解除手段を有し、シートを1枚ずつ
分離搬送するシート分離搬送装置において、前記摩擦解
除手段は、前記シート挿入口近傍に配設され、シート搬
送面に略平行な面に沿って移動自在な本体部と、該本体
部を移動操作するために該本体部に設けられた操作部
と、前記摩擦分離手段に作用する作用部を有するレバー
部材で構成されていて、前記レバー部材は、装置本体に
シート搬送面に垂直の軸により回動自在に支持され、該
レバー部材の操作部は、摩擦解除方向に回動した際に、
前記シート挿入口の中央部近傍においてレバー部材のカ
バー部材から露出することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、本発明に係る
他のシート分離搬送装置は、シート挿入口から挿入され
るシートを搬送する搬送手段と、該搬送手段に対向して
配設され積載されたシートを1枚ずつ分離するための摩
擦分離手段と、該摩擦分離手段を該搬送手段から離間す
る摩擦解除手段を有し、シートを1枚ずつ分離搬送する
シート分離搬送装置において、前記摩擦解除手段は、前
記シート挿入口近傍に配設され、シート搬送面に略平行
な面に沿って移動自在な本体部と、該本体部を移動操作
するために該本体部に設けられた操作部と、前記摩擦分
離手段に作用する作用部を有するレバー部材で構成され
ていて、前記レバー部材の操作部は、前記レバー本体部
に対しく字状に屈曲形成された板状部を有し、該板状部
は、摩擦分離手段の解除方向に回動した際に、シート挿
入口近傍においてシート搬送方向に対し直交方向に延在
することを特徴とする。 上記目的を達成するために、本
発明に係る更に他のシート分離搬送装置は、シート挿入
口から挿入されるシートを搬送する搬送手段と、該搬送
手段に対向して配設され積載されたシートを1枚ずつ分
離するための摩擦分離手段と、該摩擦分離手段を該搬送
手段から離間する摩擦解除手段を有し、シートを1枚ず
つ分離搬送するシート分離搬送装置において、前記摩擦
解除手段は、前記シート挿入口近傍に配設され、シート
搬送面に略平行な面に沿って移動自在な本体部と、該本
体部を移動操作するために該本体部に設けられた操作部
と、前記摩擦分離手段に作用する作用部を有するレバー
部材で構成されていて、前記レバー部材の作用部は、前
記摩擦分離手段を前記搬送手段から離間させる傾斜部
と、該摩擦分離手段を離間状態に維持する平坦部を有す
ることを特徴とする。
【0012】前記レバー部材の操作部は、摩擦解除動作
前よりも摩擦解除動作後の方が、レバー部材のカバー部
材から大きく露出することができる。
【0013】
【0014】
【0015】記レバー部材は、該レバー部材のカバー
部材及びシートの色と大きく異なる色で着色することが
できる。
【0016】前記摩擦分離手段を間にして、前記摩擦解
除手段の反対側にシートを検出するシート検出手段が配
設されることができる。
【0017】前記搬送手段は分離ローラを有し、前記摩
擦分離手段は、ゴム等の分離片と、該分離片を支持して
シート搬送方向に対する直交方向の枢軸の周りに回動自
在とされたホルダーと、該ホルダーを前記分離ローラに
対し付勢する弾性手段を有することができる。
【0018】前記摩擦分離手段は前記ホルダーの両側に
おいて前記枢軸の周りに回動自在の予備搬送腕部材を有
し、該予備搬送腕部材は前記分離片よりもシート搬送方
向上流において前記分離ローラに弾性付勢されることが
できる。
【0019】本発明に係る原稿読取装置は、上記いずれ
かのシート分離搬送装置と、該シート分離搬送装置によ
り搬送されるシートの画像情報を読取る画像読取手段
と、該画像読取手段のシート搬送方向上流及び下流に配
設されてシートを搬送するシート搬送手段を有すること
を特徴とする。
【0020】前記ホルダー、摩擦解除手段、画像読取手
段及びシート搬送手段を被覆するパネルが配設され、該
パネルから摩擦解除手段の操作部が外部に露出すること
ができる。
【0021】本発明に係る画像記録装置は、上記いずれ
かの原稿読取装置と、該原稿読取装置により読取られた
画像情報に基づきシートに画像を記録する記録手段を有
することを特徴とする。
【0022】前記記録手段は、信号に応じてインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録方式とすることが
できる。
【0023】
【0024】前記画像記録装置は、ファクシミリ装置と
することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像記録装置
の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は
画像記録装置としてのファクシミリ装置の外観斜視図で
ある。
【0026】図1において、カラー読取ファクシミリ装
置1000は、図示のように前後左右の側壁を構成する
筐体内部に、原稿搬送式カラー読取装置であるカラース
キャナ装置800と、記録装置であるシリアル記録式記
録装置とカラー制御基板と電源の夫々が内蔵されてい
る。これらの各構成は、簡単に交換及び着脱できるよう
に個別に構成されている。
【0027】筐体は下側となる第1筐体である下カバー
100と、上側の第2筐体となる上カバー200と、紙
等の記録シート案内のためと電源を覆うための後述する
第3筐体であるリアカバーとから基本的に構成されてい
る。
【0028】また、上カバー200には、原稿シートの
幅方向を案内するために幅調節可能なスライダ3であっ
て、片方のみを移動することで中央部位を中心に移動す
るようにしたスライダ3を設けた原稿台2が上カバー2
00に対して後述のように回動可能に支持されており、
記録ヘッドへのアクセスを可能にしている。
【0029】この原稿台2の後方には着脱可能な原稿積
載トレイ4が設けられており、例えばA4サイズの原稿
をカラースキャナ部800に向けて前方に搬送するとき
に、後端が垂れ下がることがないようにしている。
【0030】また、原稿面を下面にして前方に搬送され
た原稿は、カラースキャナ部800の下方から装置10
00の前方に搬送されて、原稿排紙トレイ6の上に置か
れる。この原稿排紙トレイ6は矢印のように装置100
0の前後方向に移動可能である。
【0031】一方、記録装置に対して搬送される記録シ
ートは、装置1000の背面側に配設された記録シート
台401上に設けられた幅調整板9の移動により幅方向
が規制された後に、後述のプリンタ部においてシリアル
記録後にカラースキャナ部800の下方の記録シート台
8に排出される。
【0032】この記録シートのサイズが、その長手方向
が装置の前後方向になるように搬送される場合には、垂
れ下がり防止のために後部の記録シート支持台5と前方
の記録シート支持棒7が設けられている。支持台5は記
録シート台401に内蔵されており、適宜引き出すこと
で図示の位置になるように構成される一方、手前側の記
録シート支持棒7は上記の原稿支持棒と同様に前後方向
に引き出し可能に設けられている。
【0033】また、上カバー200は、図示のようにカ
ラースキャナ部800の回りを取り囲むような形状であ
り、この上カバー200の縁部202に沿うように下カ
バー100から取り外すことで、カラースキャナ部80
0を下カバー100上に残したままの状態にできるよう
にしている。
【0034】カラースキャナ部800にはスキャナ本体
部と、パネル部が、図示しないヒンジを中心として開閉
するように結合されている。またパネル部には液晶表示
部811とダイアルキー810他の操作部が図示のよう
に配設されている。
【0035】図2は、装置1000の立体分解図であ
り、上カバー200を省略している。本図において、す
でに説明済みの構成には同一符号を付して説明を割愛す
ると、底面となる基部と外観面となる側壁と側壁で囲ま
れる開口面を一体形成した下カバー100の内部に原稿
の搬送を行いつつ読み取る原稿搬送式読取装置であるカ
ラースキャナ部800と、記録シートの搬送を行いつつ
シリアル記録を行うシリアル記録紙式記録装置であるプ
リンタ400とこれらに接続されることで所定制御をす
るカラー制御基板と電源600と、初期吐出で不要とな
るインクを吸収するインク吸収体13と、リアカバー1
5と、上記の記録シート台8と、スピーカ(不図示)の
全部が下カバー100に対して工具類を一切使用するこ
となく固定できる構成である。
【0036】さらに、図2において各部の構成を詳細に
説明する。先ず、カラースキャナ部800について説明
する。
【0037】このカラースキャナ部800は、原稿Gに
光を照射してその反射光を電気信号に変換し、この信号
を操作モードに応じて他機に伝送し、または自己のプリ
ンタ部400に伝送するものである。原稿シートGは、
原稿台2上に積載される。
【0038】カラースキャナ本体部800において83
1はカラースキャナ部800のフレームとなり、また、
原稿Gの下側をガイドするスキャナベースであり、下カ
バー100と固定されている。また、スキャナベース8
31には、原稿を繰り出す分離ローラ832、原稿を搬
送する給送ローラ833、原稿を原稿排紙台上に排出さ
せる排紙ローラ834、原稿の画像情報を読取るカラー
コンタクトセンサ835などが設けられている。
【0039】また、パネル部は、図示しない支点によっ
てスキャナベース831と回動自在に取り付けられ、原
稿の上側をガイドする上原稿ガイド836、分離ローラ
832と対向配置押圧される分離片837、給送ローラ
833、給送ローラ83と対向押圧される給送コロ8
38、排紙コロ839、カラーコンタクトセンサ835
と対向押圧され、読取白基準となる読取白地840、厚
手の原稿を搬送するために分離片837の押圧を解除す
る解除レバー841などが設けられている。
【0040】また、842は操作パネルであり、外装の
一部をなし上原稿ガイドに取り付けられていて、操作パ
ネル842には、操作キー843、LCD等の表示部8
44、それらを実装したパネル基板845などが設けら
れている。
【0041】なお、ここで、カラースキャナ部800の
原稿搬送、読取り動作などは、図示しないモータやセン
サ駆動回路などによって行われ、また、これらの制御及
びパネル部801の表示制御などは、カラー制御基板に
より制御される。
【0042】次に、画像形成手段としてのプリンタ40
0について説明する。プリンタ400には給紙部401
が、図示しない支点により中板を支持されており、中板
はバネで押圧を受けている。ベース401はプリンタ本
体部400にネジ止めなどで固定されている。記録紙S
は中板の上に積載され、給紙ベースに伸縮自在に設けら
れた給紙トレイにより裏面を支えられ、また、幅方向の
位置は、中板に可動に設けられたサイドガイドによって
規制される。また、給紙ローラは記録紙を1枚ずつ繰り
出して、プリンタ部400へと送り出す。
【0043】プリンタ本体部400はいわゆる、インク
ジェット記録部であるが、411はプリンタ本体部40
0のフレームとなるプリンタシャーシであり、下カバー
100と固定されている。412は送紙ローラで、対向
配置されたピンチローラの押圧で、給紙部から送られて
きた記録紙Sをさらに下流の印字部へと送り出す。41
4は印字部での記録紙裏面を支持しているプラテンであ
り、記録紙表面では、ガイドシャフト415に支持され
た往復動するキャリッジ416に取り付けられたインク
ヘッド47によって、記録画像が形成される。
【0044】即ち、記録ヘッド417は搬送ローラ41
2及びピンチローラにより搬送された記録シートSにイ
ンク像を記録するものである。この装置における記録手
段としては、記録ヘッドからインクを吐出して記録する
インクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録
ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこ
の液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用
部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生す
るエネルギー発生手段を備えている。
【0045】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0046】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出するインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッド
は、記録用の液滴を吐出して吐出溶液滴を形成するため
の液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することが
できるために高解像度の記録をすることが可能である。
その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用
いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且つ最
近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著
しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用
出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なこと
から有利である。
【0047】また、その後、記録排紙ローラ対418に
よって、記録シートSは、プリンタ部400から排出さ
れ、下カバー100に設けられた記録シート台8上に搬
送積載される。
【0048】なお、ここでプリンタ部400の記録紙搬
送、記録動作などは、図示しないモータやセンサ、ヘッ
ド駆動回路などによって行われ、これらの制御は制御基
板部により制御される。また、基板421は、これらモ
ータやセンサ、ヘッド駆動回路等の信号を中継し、制御
基板部へと転送する記録中継基板である。また、プリン
タ部400でインクの目詰まり防止などの動作の際に生
じる廃インクを吸収する吸収体13は下カバー100に
取り付けられている。
【0049】次に原稿シートGの流れについての説明を
する。図3はカラースキャナ部800の拡大断面図を示
す。原稿シート搬送路は矢印Fで示すとおりである。図
2において、4は原稿積載トレイであり、原稿Gを画像
面を下側にして積載する。原稿積載トレイ4に積載され
た原稿Gは幅方向に移動可能なスライダ3によって位置
決めが行われる。
【0050】906は予備搬送腕であり分離ローラ83
2の対向部に位置している。この予備搬送腕は、後述す
る予備搬送ばね904により分離ローラ832に押圧さ
れている。セットされた原稿シートは予備搬送腕と分離
ローラの協働作用により裁いて予備搬送される。
【0051】837は分離片であり、上方からADFバ
ネ903によって分離ローラ832を押圧し、分離片8
37と分離ローラ832との協働作用により、前記予備
搬送された原稿Gを下側から1枚ずつ分離搬送する。さ
らに分離ローラ832は原稿Gを給送ローラ833まで
搬送させる役割をかねている。
【0052】分離ローラにより搬送された原稿Gは給送
ローラ833によりコンタクトカラーセンサ835の読
み取り位置まで搬送される。カラーコンタクトセンサ8
35は、上記給送ローラで搬送された原稿Gの画像を読
み取る。840は白地板金で上方より白地バネ907に
より前記カラーコンタクトセンサ835の読取ラインに
沿って付勢されており、分離搬送された原稿Gの画像を
読取ラインに密着させている。
【0053】搬送されカラーコンタクトセンサにより読
み取られた原稿シートGは排紙ローラ834により排出
される。6は上記排出された原稿Gを積載する原稿排紙
トレイであり本体に着脱可能な構造になっている。
【0054】次にシート分離搬送部Dについて説明す
る。図4に図2のD部であるシート分離搬送部の拡大斜
視図を示す。本実施形態では分離片の押圧を解除し保持
する分離片解除機構について詳細に説明する。
【0055】図3において836は上原稿ガイド、90
1は下原稿ガイドである。原稿シートはこの上原稿ガイ
ド836と下原稿ガイド901の間に形成される原稿挿
入口M(図6参照)にセットされる。原稿シート挿入口
は、該シートの厚さより高く、該シートの幅即ち主走査
方向長さより大きな幅を有し、原稿シートが通過し得る
開口面積を有している。
【0056】図3および図4において837はゴム、樹
脂等の高摩擦係数の摩擦部材で形成された分離片であ
り、ADF(自動原稿給送)ホルダー905上に取り付
けられ、主として両者により摩擦手段が構成されてい
る。該摩擦手段は、原稿挿入口Mの主走査方向中央部の
シート搬送方向下流部に配設されており(図5参照)、
分離片837には、該分離片の主走査方向幅と略等しい
軸方向長さを有する分離ローラ832が対向する。
【0057】906は予備搬送腕であり比較的摩擦係数
の小さいプラスチック部材で構成されている。ADFホ
ルダー905には突起軸905aが主走査方向に延びて
いる。
【0058】予備搬送腕には凹状部906aが設けら
れ、その凹状部906aのくぼみ部にホルダーの突起軸
906aが取付けられている。予備搬送腕はこの906
aを中心として回転可能である。904は予備搬送押圧
バネであり引張りコイルバネである。この予備搬送押圧
バネ904の両端のうち、片側は予備搬送腕に他方はA
DFホルダーの突起部に取付けられている。
【0059】上原稿ガイド836上には図示しない凹状
部が設けられ、その凹状部のくぼみ部にホルダーの突起
軸905aが取り付けられている。ホルダー905はこ
の905a軸を中心として回動可能である。ADFホル
ダー905は分離ローラと対向した位置にあり、予備搬
送腕906および分離片837が分離ローラ832と接
触するように配置されている。
【0060】ホルダー905の受け面905bにはAD
Fバネ903の一端が係合しており、他端は操作パネル
842に係合している。ADFバネ903は圧縮コイル
バネである。この弾性力によりホルダー905上の分離
片837を分離ローラ832に押圧している。
【0061】ADFバネ90の押圧力が予備搬送バネ
904の引張力よりも大きいため、ADFバネ903の
予備搬送バネ904の作用により、予備搬送押圧腕90
6は分離ローラ823に押圧される。
【0062】841は分離片を解除する摩擦解除手段と
してのレバー部材である。分離片解除レバー841は前
述した分離片と分離ローラの間の隙間を設け、その状態
を保持する部材である。図4においてレバー部材841
の一部には分離片を分離ローラ823から離間する傾斜
部即ちテーパ部841aと、レバー841を離間状態に
維持する平坦部841bと、操作部841cが設けられ
ている(図5参照)。図5(a)は上原稿ガイド上にA
DFホルダー部材および分離片解除レバーを組み込んだ
ときの状態である。レバー841は、装置本体のアッパ
ーガイド上のシート搬送面に略垂直の軸902aに取り
付けられており、操作部841cを操作することによ
り、該レバーは、該軸902aを中心として回転方向に
動作し、シート搬送面に略平行に移動する。レバー84
1の操作部841は、摩擦解除操作前よりも操作後の方
がレバーのカバー部材であるパネル842よりも大きく
外部に露出する。レバーは、回動ではなく摺動自在とし
てシート搬送面に略平行に移動するようにしてもよい。
分離片解除レバー841を回転方向に操作することによ
り、前述した分離片解除レバーの先端のテーパ部は前記
ADFホルダーの係合突起である905cを押し上げ
る。
【0063】また図5(a)に示すように分離片解除レ
バー841は、原稿シート挿入口の主走査方向中央相当
部に位置する分離片837に対して、原稿の有無を検知
するDSセンサ501とDSアクチュエータ502およ
び原稿の前端及び/又は後端を検知するDESセンサ5
04とDESアクチュエータ505の配置された側の逆
側又は反対側に配置されている。センサ501および5
04は例えばフォトセンサであり、シートとの係合によ
り移動するアクチュエータのフォトインタラプタ部によ
り作動されて、信号を発生する。
【0064】このよな配置関係により分離片解除レバー
841を動作させてもセンサ、センサーアクチュエータ
およびセンサからの配線即ちケーブル503,506と
接近することがなく、これらを損傷することがない。
【0065】分離片解除機構の動作について図5、図6
を参照して説明する。図5(a)において分離片解除レ
バー841を矢印Iの方向に操作すると、分離片解除レ
バーの先端の傾斜部841aがホルダー突起905cに
係合する。そのまま矢印Iの方向に操作すると、ホルダ
ー突起905cが分離片解除レバー先端の傾斜により、
ホルダー905は905a軸を中心として上方に回転し
ていく。さらに突起部905cが分離片解除レバー先端
の平坦部841bにきたところで、ホルダーの突起が持
ち上げられた状態で保持される。これが図5(b)の状
態である。
【0066】図6は分離片解除レバー841を操作し、
ホルダー先端を持ち上げて保持したときの断面図であ
る。Hは分離片解除レバーを図5(a)の矢印の方向に
操作することにより、分離片と分離ローラの間に生じた
隙間である。
【0067】ADFバネ903がADFホルダー905
を押圧する力が強いため、予備搬送腕906は予備搬送
バネ904の弾性力により分離ローラに押圧される。そ
のため分離片解除レバーを操作したときも予備搬送腕は
分離ローラに押圧された状態を保つ。予備搬送腕の押圧
位置は分離片を離間していないときと同一である。
【0068】解除レバー841により上記のようにホル
ダー905を上昇させた状態では、分離片837と原稿
シート間に摩擦力が働かないため、複数枚シートの分離
機能は若干低下する代わりに、厚紙の1枚送りが可能と
なる。加えて原稿裏面に分離片のゴム跡が付着すること
および分離片との摩擦による傷が生じることがない。以
上説明したように、使用者が装置を分離するといった作
業をすることなく分離片解除レバーを操作することによ
り分離片を分離ローラからリリースすることが出来る構
成となっている。
【0069】次に、分離片を解除したときの装置外観の
解除レバーの状態を説明する。図7に操作パネルと分離
片解除レバーを配置した図を示す。図7(a)が通常の
状態(押圧力を強く設定している)時、図7(b)が分
離片を分離ローラからリリースしたときの状態である。
【0070】図7(a)では、解除レバー841のシー
ト搬送方向上流側又は後端に位置する操作部841cが
装置外にでている部分は大変少なく、使用者からわずか
に見える程度である。この状態から分離片解除レバー8
41の操作部841cを矢印I方向に操作することによ
り、分離片を分離ローラから離間すると同時に、レバー
の操作部841cが原稿挿入口の中央部から突き出した
状態、即ち図7(b)の状態となる。
【0071】分離片が解除された状態であれば、原稿挿
入口のほぼ中央にレバー部材の後端の操作部841c
が、レバー部材のカバー部材としての操作パネル外に突
出即ち露出した状態となっているため、使用者が原稿束
をシート挿入口に入れてセットしようとしたとき、その
外観(レバー後端の突出した状態)から、分離片が解除
された状態であることが認識し易い。そのため分離片を
リリースした状態で原稿束を一度にセットするというミ
スがなくなる。
【0072】以上のように、使用者が装置を分解すると
いった作業をすることなく外部からレバーを操作するこ
とにより分離片を分離ローラから解除することが出来る
構成となっていると同時に、使用者がその外観から現在
の分離片の押圧状態を知ることが出来る。
【0073】図7における分離片解除レバー841では
操作部841cを細い形状として示したが、これは材料
が少ない利点があるが、分離片解除レバー841の操作
部の幅は広くすることにより、分離圧の状態を認識し易
いなどの利点を得ることができる。また一例として図8
のように幅を広くし、さらに操作部の841dの様に
“く”の字形状にすることにより分離片解除時にその状
態を認識し易くなる。
【0074】図9(a),(b)に上記構成の分離片解
除レバー841を取り付けた時の装置の外観図を示す。
図9(a)が分離片解除前の通常の状態、図9(b)が
分離片を分離ローラから離間し分離解除したときの状態
である。
【0075】このように分離片を解除した状態で、使用
者が原稿束を一度にセットしようとした場合に、分離片
の操作部が細い直線状部材である時よりも、幅広のく字
状屈曲形状として、主走査方向に長くわたっている方が
使用者が認識し易い。そのため原稿セット時に、操作部
が細い形状である時以上に、原稿束の挿入による重送を
防ぐことができる。
【0076】また解除レバーの操作部841c、841
dの色を、操作パネル842や原稿とは異なった色にす
ることにより、使用者が分離片の作動状態を認識し易く
なる。原稿裏面は一般に白に近い色が多く、またファク
シミリ装置の操作パネル部が白に近い色の場合、例えば
操作部を赤、緑、あるいは濃いグレーなどといった色に
すれば、分離片を解除した状態のときに、操作レバーが
原稿や操作パネルより目立ち、使用者が分離片の状態を
認識し易くなる。
【0077】また分離片を解除したときに操作パネルの
外に突出するレバー上にメッセージを記すことにより使
用者が認識し易くなる。図10に一例として分離片を解
除したときの操作レバーの状態を示す。レバー上に、S
heets cannotbe separated等
の文章あるいは A Thick Sheet あるい
は ADF OFF等の単語を表示することにより現在
の分離部の状態を表すことができる。
【0078】以上の実施形態によれば、解除レバーを移
動操作するだけで分離片を解除することができるため、
分離片の解除が容易であり、分離片を解除した場合、厚
紙や裏面に印字のあるシートの搬送が可能となる。そし
て分離片解除時には、解除レバーの操作部は、分離片解
除前よりも装置外に大きく露出するとともに、シート挿
入口の略中央に露出した状態となるため、弾性ばねの設
定状態即ち分離片の状態を操作レバーの位置あるいは外
観より容易に認識でき、解除レバーの操作忘れをするこ
とがない。
【0079】また解除レバーは、シート搬送面に略平行
に移動するため、装置を厚くすることなく、大きな変位
量を確保することができ、この大きな変位量により分離
片の状態を認識し易い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
置を厚くすることなく摩擦解除手段の大きな変位量を
確保することができ、しかも摩擦解除手段のレバー部材
の操作部を摩擦解除前より解除後のカバー部材からの露
出量を大きくしたり、該操作部を摩擦解除後にシート挿
入口中央部に位置するようにすることにより、摩擦分離
手段の状態即ちレバー部材の操作状態を外部から確実に
認識でき、装置の誤動作を防止することができる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の1実施形態である
ファクシミリ装置の斜視図。
【図2】図1に示す装置の側断面図。
【図3】図1に示す装置のシート搬送部の拡大側断面
図。
【図4】図1に示す装置の分離片解除機構の構成を示す
立体斜視図。
【図5】図1に示す装置の分離片解除機構の上原稿ガイ
ド上の配置を示す図で、(a)は通常時、(b)は分離
片解除時を示す。
【図6】図1に示す装置の分離片解除時のシート搬送部
の拡大側断面図。
【図7】図1に示す装置の分離片解除レバーを備えたシ
ート搬送部(操作部)の外観図で、(a)は通常時、
(b)は分離片解除時を示す。
【図8】分離片解除レバーの変形例を示す図。
【図9】図8に示した分離片解除レバーを備えたシート
搬送部(操作部)の外観図で、(a)は通常時、(b)
は分離片解除時を示す。
【図10】操作部にメッセージを表記したときの分離片
解除時のシート搬送部(操作部)を示す図。
【符号の説明】
1000…ファクシミリ装置 3…スライダ 4…原稿積載トレイ 5…原稿排紙トレイ 100…下カバー 200…上カバー 501…DSセンサ 502、505…アクチュエータ 503、506…配線 504…DESセンサ 800…カラースキャナ部 831…スキャナベース 832…分離ローラ 833…給送ローラ 834…排紙ローラ 835…カラーコンタクトセンサ 836…上原稿ガイド 837…分離片 838…給送コロ 839…排紙コロ 840…読取白地 841…分離片解除レバー 841a…傾斜部 841b…平坦部 841c、841d…操作部 842…操作パネル 843…操作キー 844…LCD表示部 845…パネル基板 901…下原稿ガイド 903…バネ 904…予備搬送バネ 905…ホルダー 906…予備搬送腕 907…白地バネ D…シート分離搬送部 F…原稿搬送路 G…原稿 M…シート挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西ノ原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−30675(JP,A) 特開 平7−330177(JP,A) 特開 平8−277047(JP,A) 特開 平5−124740(JP,A) 特開 昭59−13256(JP,A) 実開 平5−12429(JP,U) 実開 昭64−9930(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/52 310 B41J 13/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート挿入口から挿入されるシートを搬
    送する搬送手段と、該搬送手段に対向して配設され積載
    されたシートを1枚ずつ分離するための摩擦分離手段
    と、該摩擦分離手段を該搬送手段から離間する摩擦解除
    手段を有し、シートを1枚ずつ分離搬送するシート分離
    搬送装置において、 前記摩擦解除手段は、前記シート挿入口近傍に配設さ
    れ、シート搬送面に略平行な面に沿って移動自在な本体
    部と、該本体部を移動操作するために該本体部に設けら
    れた操作部と、前記摩擦分離手段に作用する作用部を有
    するレバー部材で構成されていて、前記レバー部材は、
    装置本体にシート搬送面に垂直の軸により回動自在に支
    持され、該レバー部材の操作部は、摩擦解除方向に回動
    した際に、前記シート挿入口の中央部近傍においてレバ
    ー部材のカバー部材から露出することを特徴とするシー
    ト分離搬送装置。
  2. 【請求項2】 シート挿入口から挿入されるシートを搬
    送する搬送手段と、該搬送手段に対向して配設され積載
    されたシートを1枚ずつ分離するための摩擦分離手段
    と、該摩擦分離手段を該搬送手段から離間する摩擦解除
    手段を有し、シートを1枚ずつ分離搬送するシート分離
    搬送装置において、 前記摩擦解除手段は、前記シート挿入口近傍に配設さ
    れ、シート搬送面に略平行な面に沿って移動自在な本体
    部と、該本体部を移動操作するために該本体部に設けら
    れた操作部と、前記摩擦分離手段に作用する作用部を有
    するレバー部材で構成されていて、前記レバー部材の操
    作部は、前記レバー本体部に対しく字状に屈曲形成され
    た板状部を有し、該板状部は、摩擦分離手段の解除方向
    に回動した際に、シート挿入口近傍においてシート搬送
    方向に対し直交方向に延在する ことを特徴とするシート
    分離搬送装置。
  3. 【請求項3】 シート挿入口から挿入されるシートを搬
    送する搬送手段と、該搬送手段に対向して配設され積載
    されたシートを1枚ずつ分離するための摩擦分離手段
    と、該摩擦分離手段を該搬送手段から離間する摩擦解除
    手段を有し、シートを1枚ずつ分離搬送するシート分離
    搬送装置において、 前記摩擦解除手段は、前記シート挿入口近傍に配設さ
    れ、シート搬送面に略平行な面に沿って移動自在な本体
    部と、該本体部を移動操作するために該本体部に 設けら
    れた操作部と、前記摩擦分離手段に作用する作用部を有
    するレバー部材で構成されていて、前記レバー部材の作
    用部は、前記摩擦分離手段を前記搬送手段から離間させ
    る傾斜部と、該摩擦分離手段を離間状態に維持する平坦
    部を有する ことを特徴とするシート分離搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
    記レバー部材の操作部は、摩擦解除動作前よりも摩擦解
    除動作後の方が、レバー部材のカバー部材から大きく露
    出することを特徴とするシート分離搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項乃至のいずれかにおいて、前
    記レバー部材は、該レバー部材のカバー部材及びシート
    の色と大きく異なる色で着色されていることを特徴とす
    るシート分離搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至のいずれかにおいて、前
    記摩擦分離手段を間にして、前記摩擦解除手段の反対側
    にシートを検出するシート検出手段が配設されているこ
    とを特徴とするシート分離搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至のいずれかにおいて、前
    記搬送手段は分離ローラを有し、前記摩擦分離手段は、
    ゴム等の分離片と、該分離片を支持してシート搬送方向
    に対する直交方向の枢軸の周りに回動自在とされたホル
    ダーと、該ホルダーを前記分離ローラに対し付勢する弾
    性手段を有することを特徴とするシート分離搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項において、前記摩擦分離手段は
    前記ホルダーの両側において前記枢軸の周りに回動自在
    の予備搬送腕部材を有し、該予備搬送腕部材は前記分離
    片よりもシート搬送方向上流において前記分離ローラに
    弾性付勢されることを特徴とするシート分離搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至のいずれかのシート分離
    搬送装置と、該シート分離搬送装置により搬送されるシ
    ートの画像情報を読取る画像読取手段と、該画像読取手
    段のシート搬送方向上流及び下流に配設されてシートを
    搬送するシート搬送手段を有することを特徴とする原稿
    読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記ホルダー、摩
    擦解除手段、画像読取手段及びシート搬送手段を被覆す
    るパネルが配設され、該パネルから摩擦解除手段の操作
    部が外部に露出していることを特徴とする原稿読取装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項又は10の原稿読取装置と、
    該原稿読取装置により読取られた画像情報に基づきシー
    トに画像を記録する記録手段を有することを特徴とする
    画像記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記記録手段
    は、信号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジ
    ェット記録方式であることを特徴とする画像記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12において、前記画
    像記録装置は、ファクシミリ装置であることを特徴とす
    る画像記録装置。
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