JPS6135730Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイのエンジンスターター
モータ保護装置に関する。

オートバイ用のエンジンでは、中型以上のもの
では、キツクレバーによる始動では、重くて操作
が容易でないので、スターターモータを装着す
る。オートバイ用のエンジンは、軽量でできるだ
けコンパクトに作られているので、スターターモ
ータを収容する場所にも苦慮している。スタータ
ーモータをエンジンケースの上面に抱かせること
もあるが、この場合、気化器に接近して、場所が
不足することがある。その場合には、エンジンケ
ースの前面に横長に配置する。この場所は、前輸
で跳上げた泥や石が当り易く、汚れたり故障した
り破損する原因になる。

この考案は、かかることがないように改善した
もので、以下図面に示す本考案の実施例について
説明する。

車体１の縦パイプ２に連結し、エンジン３の前
端を締着するブラケツト４に、断面が円弧状にな
るように曲げ成形した横長の保護板５を溶着によ
つて固着する。エンジン３には、前端に、横長に
スターターモータ６が配置されていて、エンジン
３の前端を、ブラケツト４に締着して懸架させる
と、スターターモータ６が、保護板５の後側に位
置し、スターターモータ６の前面が、保護板５で
覆われるようになる。

しかして、スターターモータ６は、前面が保護
板５で覆われて保護され前輸で跳上げた泥水や石
が当るのを防げ、故障や破損の危険を少くでき
る。又、保護板５はブラケツト４に溶着して固着
されるので、取付け片や取付けビスが不要で部品
点数を少く安価に装着できる。そして、ブラケツ
ト４は、保護板５の溶着によつて剛性を高めるこ
とができて一石二鳥である。

以上説明したように、この考案は、車体の縦パ
イプに連結し、エンジンの前端を締着するブラケ
ツトに、断面円弧状で横長の保護板を固着し、該
保護板の後側にエンジン前端に横長に突出したス
ターターモータを位置させたので、スターターモ
ータの前面が保護板で覆われ、前輸で跳上げた泥
水や石がスターターモータに当るのを防ぐことが
でき、スターターモータの故障や破損を少くでき
る。又、保護板はブラケツトに固着されて、取付
け片や取付けビス等が不要で、部品点数が少く安
価に製作できると共に、ブラケツトも保護板の固
着によつて剛性アツプを図れて好都合である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面
図、第２図は要部を拡大した斜視図である。 １……車体、２……縦パイプ、３……エンジ
ン、４……ブラケツト、５……保護板、６……ス
ターターモータ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体の縦パイプに連結し、エンジンの前端を締
   着するブラケツトに、断面円弧状で横長の保護板
   を固着し、該保護板の後側にエンジン前端に横長
   に突出したスターターモータを位置させたことを
   特徴とするオートバイのエンジンスターターモー
   タ保護装置。