JPH0750313Y2 - 自動2輪車のラジエタ装置 - Google Patents

自動2輪車のラジエタ装置

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JPH0750313Y2
JPH0750313Y2 JP1988059068U JP5906888U JPH0750313Y2 JP H0750313 Y2 JPH0750313 Y2 JP H0750313Y2 JP 1988059068 U JP1988059068 U JP 1988059068U JP 5906888 U JP5906888 U JP 5906888U JP H0750313 Y2 JPH0750313 Y2 JP H0750313Y2
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JP
Japan
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radiator
crankcase
engine
attached
water
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JP1988059068U
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良輔 石川
千秋 平田
達也 新海
行博 高崎
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、搭載した水冷エンジンの冷却水を冷却させ
る自動2輪車のラジエタ装置に関する。
(従来の技術) 車体中央部に搭載されたエンジンの始動用セルモータ
が、クランクケース前面部に取着けられていると、クラ
ンクケースは総体的に低い位置にあるので、前輪が跳ね
上げた異物が損傷を受けやすい。クランクケースに設置
されたブラケットなどの取着部が破損すると、自動2輪
車を取扱う上で致命的になりかねない。
このようなトラブルを防ぐためには、かなり大きなプロ
テクタが必要となり、エンジンの大型化、コストアップ
につながるという問題がある。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来の自動2輪車で、搭載したエンジンの
クランクケース前面部に始動用セルモータが配置された
ものでは、かなり大きなプロテクタの設置を要するの
で、この考案は、水冷エンジンにはラジエタが配置され
ていることに着目してプロテクタに代ってセルモータの
損傷を防ぐことができるようにした自動2輪車のラジエ
タ装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案の自動2輪車のラジ
エタ装置は、クランクケース前面部に始動用セルモータ
が取着けられた水冷エンジンを車体中央部に搭載し、そ
の前方にラジエタを配設した自動2輪車において、上記
ラジエタは前面にプロテクタを備える一方、ラジエタの
上縁に固着された取着ブラケットを車体フレームの前面
にダンパーを介して取付け、ラジエタの下縁に固着され
た取着ブラケットをクランクケース前面からセルモータ
を挟むように延出された取着ブラケットに取り付け、上
記セルモータの軸心と前輪の接地線を結ぶ面より下に、
ラジエタの下端縁を位置させたものである。
(作用) このように構成したので、ラジエタ上縁の取着ブラケッ
トを車体フレームの前面にダンパを介して取り付け、ラ
ジエタ下縁の取着ブラケットをクランクケース前面から
セルモータを挟むように延出された取着ブラケットに取
り付けたので、ラジエタが水冷エンジンの前方に、エン
ジン振動に伴う相対変位をダンパで吸収してに安定的に
取り付けることができる一方、セルモータはクランクケ
ース前面から延出された取着ブラケットとラジエタとに
より両側方および前面が覆われるので、前輪が後上方へ
跳ね上げた異物がセルモータに直撃する方向に飛んで来
ても、途中ラジエタの下縁に当って下に逸れ、セルモー
タには当らない。
ラジエタにはそれ相応のプロテクタが備えられているの
で、ラジエタ、セルモータが共に異物による損傷を免が
れる。
こうしてセルモータのプロテクタが省略でき、エンジン
の小型化、コストダウンができる。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図において、このエンジンユニット1はフレームの
中枢をなし、上部に結合されたエアクリーナケース兼用
のフレーム2前端のステアリングヘッド3により前輪4
を操舵可能に支持し、後縁部に枢支されたスイングアー
ム5により後輪6を支持する。また前面の前方にラジエ
タ7が取着けられている。
エンジン部分は第3図、第4図に示すように、スクエア
4エンジンで、シリンダ8が前後左右に方形に配置さ
れ、前列のシリンダに属するクランク軸9aと後列のシリ
ンダに属するクランク軸9bが前後に配置される。
各シリンダ8はダブルオーバーヘッドカム(DOHC)型
で、左右共通のカム軸10a,10b,10c,10dが前後に並列し
て備えられる。吸気バルブ11により開閉される吸気通路
12はカム軸10a,10bの間または10c,10dの間を通って上方
から導入されるトップフィールド型になり、キャブレタ
13はヘッドカバー14の上面に装備されて前記フレーム2
内に収容される。排気バルブ15により開閉される排気通
路16はシリンダヘッド17の側面に開口し、排気管18が接
続される。
カム軸10a,10b,10c,10dにはカムドリブンギア19a,19b,1
9c,19dが備えられる。後のクランク軸9bはエンジンユニ
ット1の右側面に突出してカムドライブスプロケットギ
ア20が固定され、シリンダヘッド17に軸装されたカムド
リブンスプロケットギア21との間にカムチェーン22が懸
架される。カムチェーン22は、前記排気管18と干渉しな
いように、シリンダブロック23に軸支されたアイドルス
プロケットギア24によりガイドされる。25はチェーンテ
ンショナである。
カムドリブンスプロケットギア21の支軸26の内端には、
カムドライブギア27が固定され、上記中2つのカムドリ
ブンギア19b,19cと噛合う。外2つのカムドリブンギア1
9a,19dはそれぞれアイドルギア28a,28bを介してカムド
リブンギア19b,19cと噛合う。こうしてカム軸10a,10b,1
0c,10dは同時に同速に駆動され、吸気カム29、排気カム
30により、前記吸気バルブ11、排気バルブ15を所定のタ
イミングで開閉制御する。
前記アイドルスプロケットギア24とは反対側のシリンダ
ブロック23の左側面には、ウォータポンプ31が取着けら
れている。そのインペラ32を固定したインペラ軸33は、
シリンダブロック23を横切ってアイドルスプロケットギ
ア24近くまで延びる。一方、アイドルスプロケットギア
24を固定したアイドル軸34もシリンダブロック23内に侵
入し、上記インペラ軸33と並列する。
アイドル軸34にはドライブギア35が形成され、インペラ
軸33に固定したドリブンギア36と噛合い、アイドル軸34
の回転を減速してインペラ軸33に伝える。ドライブギア
35とドリブンギア36とはシリンダブロック23内に形成し
たギア室37内で噛合う。
ウォータポンプ31の吸入口38は、シリンダブロック23内
のウォータジャケット39に開口し、冷却によって暖めら
れた冷却水を直接吸入する。吐出口40はホース41により
前記ラジエタ7の入水口42に接続され、ラジエタ7の出
水口43はホース44によりシリンダヘッド17のウォータジ
ャケットに接続される。
次に、第1図、第2図において、エンジンユニット1下
部のクランクケース1a部前面には始動用セルモータ45が
装着されている。前記ラジエタ7の下縁7aは、このセル
モータ45の軸心と前輪4の接地点を結ぶ平面より下に位
置するように設定される。
ラジエタ7には上、下縁に取着ブラケット46,47が溶着
され、取着ブラケット46はダンパ48を介してフレーム2
前面に取着けられ、取着ブラケット47は、上記セルモー
タ45を挟むようにクランクケース1a前面から延出された
取着ブラケット49a,49bに結合されて、ラジエタ7をエ
ンジンユニット1前面に取着けている。50はラジエタ7
前面に添えたプロテクタである。
こうして前輪4が巻き上げた異物、ラジエタ下縁7aに遮
られてセルモータ45に直撃することがない。取着ブラケ
ット49a,49bもセルモータ45の側面を保護する。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案に係る自動2輪車のラジエタ装置
は、クランクケース前面部に始動用セルモータが取着け
られた水冷エンジンを車体中央部に搭載し、その前方に
ラジエタを配設した自動2輪車において、上記ラジエタ
は前面にプロテクタを備える一方、ラジエタの上縁に固
着された取着ブラケットを車体フレームの前面にダンパ
ーを介して取付け、ラジエタの下縁に固着された取着ブ
ラケットをクランクケース前面から延出された取着ブラ
ケットに取り付けたので、ラジエタはエンジン振動に伴
う相対変位をダンパで吸収して安定的に取り付けること
ができ、また、ラジエタに備えられたプロテクタにより
異物がラジエタに当たるのを未然に防止でき、特にエン
ジンの前方にダウンチューブ等のフレームが存在しない
車体フレームタイプの自動2輪車にとって効果が大き
い。
さらに、自動2輪車のラジエタ装置は、上記セルモータ
の軸心と前輪の接地線を結ぶ面より下に、ラジエタの下
端縁を位置させ、クランクケース前面からセルモータを
挟むように取着ブラケットが延出されるので、セルモー
タは前面がラジエタにより、両側方が取着ブラケットに
よりガードされ、前輪が跳ね上げた異物がセルモータに
当たるのを未然にかつ確実に防ぎ、セルモータプロテク
タを廃止してエンジンの小型化、コストダウンを図るこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例になるラジエタ装置を備えた
自動2輪車の右側面図、第2図は第1図に示したエンジ
ンユニットの拡大した左側面図、第3図は第1図に示し
たエンジンの要部を示す縦断後面図、第4図は第1図エ
ンジンの動弁機構の伝導系を示す右側面図である。 1……エンジンユニット、1a……クランクケース、4…
…前輪、7……ラジエタ、45……セルモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−185323(JP,A) 実開 昭61−67090(JP,U) 実開 昭61−133420(JP,U) 実開 昭62−79(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケース前面部に始動用セルモータ
    が取着けられた水冷エンジンを車体中央部に搭載し、そ
    の前方にラジエタを配設した自動2輪車において、上記
    ラジエタは前面にプロテクタを備える一方、ラジエタの
    上縁に固着された取着ブラケットを車体フレームの前面
    にダンパーを介して取付け、ラジエタの下縁に固着され
    た取着ブラケットをクランクケース前面からセルモータ
    を挟むように延出された取着ブラケットに取り付け、上
    記セルモータの軸心と前輪の接地線を結ぶ面より下に、
    ラジエタの下端縁を位置させたことを特徴とする自動2
    輪車のラジエタ装置。
JP1988059068U 1988-04-30 1988-04-30 自動2輪車のラジエタ装置 Expired - Lifetime JPH0750313Y2 (ja)

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JP1988059068U JPH0750313Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 自動2輪車のラジエタ装置

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JPH01162886U JPH01162886U (ja) 1989-11-13
JPH0750313Y2 true JPH0750313Y2 (ja) 1995-11-15

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