JPS6134527Y2 - - Google Patents
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- JPS6134527Y2 JPS6134527Y2 JP6593080U JP6593080U JPS6134527Y2 JP S6134527 Y2 JPS6134527 Y2 JP S6134527Y2 JP 6593080 U JP6593080 U JP 6593080U JP 6593080 U JP6593080 U JP 6593080U JP S6134527 Y2 JPS6134527 Y2 JP S6134527Y2
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Landscapes
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は筆記適性、印刷適性、印肉適性に優れ
た裏面をもつた印画紙構造体に関するものであ
る。
た裏面をもつた印画紙構造体に関するものであ
る。
近年写真用印画紙の使用量が急激に増加してお
り、現像処理の迅速化の要求から、ポリオレフイ
ン樹脂被覆紙を支持体とするいわゆる耐水印画紙
が開発された。この耐水印画紙は支持体が現像液
を吸収しないため、現像処理後の水洗や乾燥に要
する時間を大巾に短縮でき現像処理が迅速化され
る。
り、現像処理の迅速化の要求から、ポリオレフイ
ン樹脂被覆紙を支持体とするいわゆる耐水印画紙
が開発された。この耐水印画紙は支持体が現像液
を吸収しないため、現像処理後の水洗や乾燥に要
する時間を大巾に短縮でき現像処理が迅速化され
る。
一方写真の裏面に筆記具、印刷、スタンプ等に
より所定の事項を記入して保存したり、葉書とし
てそのまま差し出すことや各種証明書、受験用写
真に所定事項を記入することが従来から行われて
いるが、上記の耐水印画紙は裏面にポリオレフイ
ン樹脂被覆層があるため、筆記適性、印刷適性、
印肉適性に欠け良好な筆記、印刷、印肉ができな
い欠点がある。この欠点を解決するためには、筆
記適性、印刷適性、印肉適性を有したシートを接
着剤や粘着剤を介して現像済み印画紙と貼り合せ
れば良い。しかしながら、たとえばデン紛糊のよ
うな水溶性接着剤を使用すると、ポリオレフイン
樹脂が疎水性を有しているために良好な接着がで
きない。また感圧粘着剤を介して両者を貼り合す
方法もあるが、この方法では離型紙を剥す手間が
必要となり作業性も悪く、経済的にも高価なもの
となる。
より所定の事項を記入して保存したり、葉書とし
てそのまま差し出すことや各種証明書、受験用写
真に所定事項を記入することが従来から行われて
いるが、上記の耐水印画紙は裏面にポリオレフイ
ン樹脂被覆層があるため、筆記適性、印刷適性、
印肉適性に欠け良好な筆記、印刷、印肉ができな
い欠点がある。この欠点を解決するためには、筆
記適性、印刷適性、印肉適性を有したシートを接
着剤や粘着剤を介して現像済み印画紙と貼り合せ
れば良い。しかしながら、たとえばデン紛糊のよ
うな水溶性接着剤を使用すると、ポリオレフイン
樹脂が疎水性を有しているために良好な接着がで
きない。また感圧粘着剤を介して両者を貼り合す
方法もあるが、この方法では離型紙を剥す手間が
必要となり作業性も悪く、経済的にも高価なもの
となる。
また、予めシートに感熱接着剤を塗布してお
き、アイロン等の熱板で印画紙に接着する方法も
検討されたが、この方法では熱により写真面に変
色等の悪影響を与え、また、はり合せ後カールを
起し易く、また印画紙裏面のポリオレフインが収
縮変形するので実用に供し得なかつた。
き、アイロン等の熱板で印画紙に接着する方法も
検討されたが、この方法では熱により写真面に変
色等の悪影響を与え、また、はり合せ後カールを
起し易く、また印画紙裏面のポリオレフインが収
縮変形するので実用に供し得なかつた。
本考案者らはこれらの欠点を解決するために鋭
意研究の結果本考案を達成した。即ち本考案の要
旨は、筆記適性、印刷適性、印肉適性を有したシ
ートをデイレイドタツク型接着剤を介して、現像
済みのポリオレフイン樹脂を被覆した耐水印画紙
に接着することにある。
意研究の結果本考案を達成した。即ち本考案の要
旨は、筆記適性、印刷適性、印肉適性を有したシ
ートをデイレイドタツク型接着剤を介して、現像
済みのポリオレフイン樹脂を被覆した耐水印画紙
に接着することにある。
デイレイドタツク型接着剤とは、常温では粘着
性が無いが、ある温度以上に加熱することにより
粘着性を生じ、(粘着性を有する時の温度を活性
化温度という)冷却後かなり長時間粘着性を持続
するような接着剤を言う。デイレイドタツク型接
着剤中には結晶性の固体可塑剤が含まれており、
この可塑剤は常温ではほとんど可塑化作用は生じ
ないが、高温では溶解して接着剤を構成している
ポリマー中に溶け込み、ポリマーを軟化して粘着
性を付与し、数分〜数時間過冷状態が続くので、
その間は接着剤は粘着性を失わず、その後固化し
て強固な接着力を発揮する。従つて活性化するま
では粘着性がないので剥離紙は不要となる。接着
剤としてはSBR、MBRの如き合成ゴムラテツク
スや、ポリ酢酸ビニルエマルジヨン、ポリ塩化ビ
ニルエマルジヨンの如き合成樹脂エマルジヨン
や、エチルセルロース、CMCの如きセルロース
誘導体や、石油樹脂、ロジン系樹脂の如き合成若
しくは天然樹脂やPVAなどが使用される。固体
可塑剤としてはフタル酸ジフエニル、フタル酸ジ
ヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシルの如きフタ
ル酸エステル類や、トリ安息香酸グリセリド、ジ
安息香酸エチレングリコールの如き安息香酸エス
テル類や、クエン酸トリシクロヘキシルの如きク
エン酸エステル類などの有機酸エステルが使用さ
れ、N−シクロヘキシル−p−トルエンスルホン
アミドの如きスルホンアミド類なども使用でき
る。
性が無いが、ある温度以上に加熱することにより
粘着性を生じ、(粘着性を有する時の温度を活性
化温度という)冷却後かなり長時間粘着性を持続
するような接着剤を言う。デイレイドタツク型接
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この可塑剤は常温ではほとんど可塑化作用は生じ
ないが、高温では溶解して接着剤を構成している
ポリマー中に溶け込み、ポリマーを軟化して粘着
性を付与し、数分〜数時間過冷状態が続くので、
その間は接着剤は粘着性を失わず、その後固化し
て強固な接着力を発揮する。従つて活性化するま
では粘着性がないので剥離紙は不要となる。接着
剤としてはSBR、MBRの如き合成ゴムラテツク
スや、ポリ酢酸ビニルエマルジヨン、ポリ塩化ビ
ニルエマルジヨンの如き合成樹脂エマルジヨン
や、エチルセルロース、CMCの如きセルロース
誘導体や、石油樹脂、ロジン系樹脂の如き合成若
しくは天然樹脂やPVAなどが使用される。固体
可塑剤としてはフタル酸ジフエニル、フタル酸ジ
ヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシルの如きフタ
ル酸エステル類や、トリ安息香酸グリセリド、ジ
安息香酸エチレングリコールの如き安息香酸エス
テル類や、クエン酸トリシクロヘキシルの如きク
エン酸エステル類などの有機酸エステルが使用さ
れ、N−シクロヘキシル−p−トルエンスルホン
アミドの如きスルホンアミド類なども使用でき
る。
デイレイドタツク型接着剤を調整するのには前
記接着剤、可塑剤のうちから目的に応じて適宜選
択し適当な分散機により分散する。この場合可塑
剤と接着剤を混合してから分散してもよいし可塑
剤を分散してから接着剤を加えてもよい。
記接着剤、可塑剤のうちから目的に応じて適宜選
択し適当な分散機により分散する。この場合可塑
剤と接着剤を混合してから分散してもよいし可塑
剤を分散してから接着剤を加えてもよい。
このデイレイドタツク型接着剤はラベル、テー
プ、包装物のシールなどに使用された例(たとえ
ば特公昭45−440号に記載されている)は有る
が、本考案のような目的に使用されたことは無か
つた。
プ、包装物のシールなどに使用された例(たとえ
ば特公昭45−440号に記載されている)は有る
が、本考案のような目的に使用されたことは無か
つた。
本考案はまずデイレイドタツク型接着剤を上質
紙、アート紙、コート紙、合成紙等公知の筆記適
性、印刷適性、印肉適性を有したシートに公知の
塗工方法を用い通常3〜30g/m2(乾燥重量)塗
布し、該デイレイドタツク接着剤の活性化温度以
下で乾燥する。このようにして製造したシートを
赤外線ヒーターや熱風等の適当な熱源によりデイ
レイドタツク型接着剤の活性化温度以上に加熱し
接着剤を活性化させ、現像済みの耐水印画紙の裏
面に貼付する。この際デイレイドタツク型接着剤
の特性として粘着性がかなり長時間持続している
のでシートが冷却してから耐水印画紙と貼り合す
ことができる。また貼り合せ後のカールを防ぐた
め、活性化したシートを調湿してから耐水印画紙
と貼り合すこともできる。シートと耐水印画紙を
貼り合す場合、耐水印画紙の大きさに合せて予め
シートを切断しておき1枚ずつ貼り合せても良い
し、後で実施例で述べるように連続して貼り合す
こともできる。連続処理の場合は貼り合せ後にロ
ール状に巻取つておき、デイレイドタツク型接着
剤が固化後切断することによりカツターの刃に接
着剤が付着して作業性が悪化することもない。
紙、アート紙、コート紙、合成紙等公知の筆記適
性、印刷適性、印肉適性を有したシートに公知の
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布し、該デイレイドタツク接着剤の活性化温度以
下で乾燥する。このようにして製造したシートを
赤外線ヒーターや熱風等の適当な熱源によりデイ
レイドタツク型接着剤の活性化温度以上に加熱し
接着剤を活性化させ、現像済みの耐水印画紙の裏
面に貼付する。この際デイレイドタツク型接着剤
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のでシートが冷却してから耐水印画紙と貼り合す
ことができる。また貼り合せ後のカールを防ぐた
め、活性化したシートを調湿してから耐水印画紙
と貼り合すこともできる。シートと耐水印画紙を
貼り合す場合、耐水印画紙の大きさに合せて予め
シートを切断しておき1枚ずつ貼り合せても良い
し、後で実施例で述べるように連続して貼り合す
こともできる。連続処理の場合は貼り合せ後にロ
ール状に巻取つておき、デイレイドタツク型接着
剤が固化後切断することによりカツターの刃に接
着剤が付着して作業性が悪化することもない。
実施例
ポリアクリル酸エステルエマルジヨン
(濃度45%)100重量部 フタル酸ジシクロヘキシル 50 〃 分散剤 適 量 をボールミルで24時間分散して得られた液を、60
g/m2の上質紙にワイヤバー塗工機で10g/m2
(乾燥重量)塗工した。乾燥は50℃で行つた。こ
のようにして得られたデイレイドタツク紙は約80
℃で活性化し数時間粘着性を持続した。第2図は
現像済み印画紙とデイレイドタツク紙をはり合す
装置の一例であつて、ロール状のデイレイドタツ
ク紙6をまず適当な熱源7により活性化温度以上
に加熱し、冷却ロール8、調湿装置9を通じ、現
像済み印画紙10とプレスロール11によりはり
合せたのちロール状12に巻取り、デイレイドタ
ツク型接着剤が固化してから1枚ずつ切り離し
た。得られた印画紙構造体は実用上十分な接着強
度を有し、筆記適性、印刷適性、印肉適性に優れ
たものであつた。
(濃度45%)100重量部 フタル酸ジシクロヘキシル 50 〃 分散剤 適 量 をボールミルで24時間分散して得られた液を、60
g/m2の上質紙にワイヤバー塗工機で10g/m2
(乾燥重量)塗工した。乾燥は50℃で行つた。こ
のようにして得られたデイレイドタツク紙は約80
℃で活性化し数時間粘着性を持続した。第2図は
現像済み印画紙とデイレイドタツク紙をはり合す
装置の一例であつて、ロール状のデイレイドタツ
ク紙6をまず適当な熱源7により活性化温度以上
に加熱し、冷却ロール8、調湿装置9を通じ、現
像済み印画紙10とプレスロール11によりはり
合せたのちロール状12に巻取り、デイレイドタ
ツク型接着剤が固化してから1枚ずつ切り離し
た。得られた印画紙構造体は実用上十分な接着強
度を有し、筆記適性、印刷適性、印肉適性に優れ
たものであつた。
第1図は本考案の印画紙構造体の一部拡大断面
図の一例を示す。 1は筆記適性、印刷適性、印肉適性を有したシ
ート、2はデイレイドタツク型接着剤層、3はポ
リオレフイン樹脂層、4は耐水印画紙、5は印画
紙の乳剤層を示す。 第2図は現像済み印画紙としてデイレイドタツ
ク紙を貼り合す装置の一例を示す。 6はロール状のデイレイドタツク紙、7は適当
な熱源、8は冷却ロール、9は調湿装置、10は
ロール状の現像済み印画紙ロール、11はプレス
ロール、12は巻取り後のロールを示す。
図の一例を示す。 1は筆記適性、印刷適性、印肉適性を有したシ
ート、2はデイレイドタツク型接着剤層、3はポ
リオレフイン樹脂層、4は耐水印画紙、5は印画
紙の乳剤層を示す。 第2図は現像済み印画紙としてデイレイドタツ
ク紙を貼り合す装置の一例を示す。 6はロール状のデイレイドタツク紙、7は適当
な熱源、8は冷却ロール、9は調湿装置、10は
ロール状の現像済み印画紙ロール、11はプレス
ロール、12は巻取り後のロールを示す。
Claims (1)
- 筆記適性、印刷適性、印肉適性を有したシート
1をデイレイドタツク型接着剤2を介して、現像
済みのポリオレフイン樹脂3を被覆した耐水印画
紙4の裏面に接着させた印画紙構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593080U JPS6134527Y2 (ja) | 1980-05-14 | 1980-05-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6593080U JPS6134527Y2 (ja) | 1980-05-14 | 1980-05-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56167342U JPS56167342U (ja) | 1981-12-11 |
JPS6134527Y2 true JPS6134527Y2 (ja) | 1986-10-07 |
Family
ID=29660042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6593080U Expired JPS6134527Y2 (ja) | 1980-05-14 | 1980-05-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134527Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-14 JP JP6593080U patent/JPS6134527Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56167342U (ja) | 1981-12-11 |
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